JPH0834553A - プリンタ - Google Patents
プリンタInfo
- Publication number
- JPH0834553A JPH0834553A JP19199294A JP19199294A JPH0834553A JP H0834553 A JPH0834553 A JP H0834553A JP 19199294 A JP19199294 A JP 19199294A JP 19199294 A JP19199294 A JP 19199294A JP H0834553 A JPH0834553 A JP H0834553A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- sheet
- curl
- printer
- roller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
- Handling Of Sheets (AREA)
- Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 巻き癖が付いた用紙を矯正して掴み易いレシ
ート等を発行するプリンタを提供する。 【構成】 印字した用紙(2)を用紙排出口(6)から
排出するとともに、前記用紙排出口に設けられた切断部
(カッター10)で切断が可能なプリンタであって、前
記用紙排出口に排出される前記用紙の巻き癖を矯正する
巻き癖矯正手段(巻き癖矯正機構32)を備えている。
ート等を発行するプリンタを提供する。 【構成】 印字した用紙(2)を用紙排出口(6)から
排出するとともに、前記用紙排出口に設けられた切断部
(カッター10)で切断が可能なプリンタであって、前
記用紙排出口に排出される前記用紙の巻き癖を矯正する
巻き癖矯正手段(巻き癖矯正機構32)を備えている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロール紙を用いてレシ
ートやチケット等を印字して排出するとともにその用紙
排出口に設けられた切断部で用紙切断が可能なプリンタ
に関する。
ートやチケット等を印字して排出するとともにその用紙
排出口に設けられた切断部で用紙切断が可能なプリンタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レシートやチケット等の発行には
小型プリンタが使用され、図7はその一例を示してい
る。このようなプリンタには、印字された用紙102が
カバー104の用紙排出口106から排出されるととも
に、その用紙排出口106には用紙102を切断するた
めのカッター108が設けられている。
小型プリンタが使用され、図7はその一例を示してい
る。このようなプリンタには、印字された用紙102が
カバー104の用紙排出口106から排出されるととも
に、その用紙排出口106には用紙102を切断するた
めのカッター108が設けられている。
【0003】このプリンタには、図8に示すように、用
紙102としてロール紙110が用いられており、この
ロール紙110は帯状を成す用紙102を巻芯112に
巻回したものである。このロール紙110はカバー10
4の内部に装填され、支持軸114によって支持されて
いる。このロール紙110から巻き戻された用紙102
は、用紙ガイド116を経て搬送ローラ118、120
に挟み込まれて搬送され、印字機構121の印字ヘッド
122とプラテン124の間隔内に導かれる。印字モー
ドでは印字ヘッド122による印字と搬送ローラ11
8、120による搬送は同期して行われ、その場合の用
紙搬送は1行毎に間欠的に行われる。そして、必要な印
字を終了した用紙102は、レシートやチケットとして
の発行のため、用紙排出口106から印字部分が露出す
る長さだけ搬送される。
紙102としてロール紙110が用いられており、この
ロール紙110は帯状を成す用紙102を巻芯112に
巻回したものである。このロール紙110はカバー10
4の内部に装填され、支持軸114によって支持されて
いる。このロール紙110から巻き戻された用紙102
は、用紙ガイド116を経て搬送ローラ118、120
に挟み込まれて搬送され、印字機構121の印字ヘッド
122とプラテン124の間隔内に導かれる。印字モー
ドでは印字ヘッド122による印字と搬送ローラ11
8、120による搬送は同期して行われ、その場合の用
紙搬送は1行毎に間欠的に行われる。そして、必要な印
字を終了した用紙102は、レシートやチケットとして
の発行のため、用紙排出口106から印字部分が露出す
る長さだけ搬送される。
【0004】カッター108は、用紙排出口106の縁
部を成す用紙ガイド126と平行するように配置され、
この用紙ガイド126とカッター108との間の間隔
は、用紙102の通過が可能な大きさである。
部を成す用紙ガイド126と平行するように配置され、
この用紙ガイド126とカッター108との間の間隔
は、用紙102の通過が可能な大きさである。
【0005】そして、この種のプリンタは、用紙102
の切断を自動的に行うものではない。図9に示すよう
に、用紙排出口106から排出された用紙102の先端
を指で摘み、用紙102に適当な張力を加えながら、カ
ッター108の刃先とで角度を成すように張力を加え、
そのエッジ側にカッター108で亀裂を生じさせ、その
亀裂を連続的に幅方向に波及させることで切断すること
ができ、その用紙102がレシートやチケットとして発
行される。
の切断を自動的に行うものではない。図9に示すよう
に、用紙排出口106から排出された用紙102の先端
を指で摘み、用紙102に適当な張力を加えながら、カ
ッター108の刃先とで角度を成すように張力を加え、
そのエッジ側にカッター108で亀裂を生じさせ、その
亀裂を連続的に幅方向に波及させることで切断すること
ができ、その用紙102がレシートやチケットとして発
行される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
プリンタでは、用紙102としてロール紙110が用い
られている。ロール紙110は、巻芯112に巻き込ま
れているため、巻き戻した用紙102には巻き癖が付い
ている。その巻き癖の度合いは、巻芯112に近づく程
に大きい。このようなロール紙110を用いた場合、印
字機構121による印字や搬送途上で若干の矯正が行わ
れるものの、その巻き癖は排出された用紙102に残っ
ている。図9に二点鎖線で示すように、排出された用紙
102は、カバー104の上面に密着するようにカール
して排出されるのである。そのため、極端な巻き癖が付
いている場合には、排出された用紙102が渦巻き状を
成し、その先端が巻き込まれてしまうことがある。この
ような巻き癖を持つ用紙102の先端は掴み難く、その
扱いに手間取るものである。
プリンタでは、用紙102としてロール紙110が用い
られている。ロール紙110は、巻芯112に巻き込ま
れているため、巻き戻した用紙102には巻き癖が付い
ている。その巻き癖の度合いは、巻芯112に近づく程
に大きい。このようなロール紙110を用いた場合、印
字機構121による印字や搬送途上で若干の矯正が行わ
れるものの、その巻き癖は排出された用紙102に残っ
ている。図9に二点鎖線で示すように、排出された用紙
102は、カバー104の上面に密着するようにカール
して排出されるのである。そのため、極端な巻き癖が付
いている場合には、排出された用紙102が渦巻き状を
成し、その先端が巻き込まれてしまうことがある。この
ような巻き癖を持つ用紙102の先端は掴み難く、その
扱いに手間取るものである。
【0007】そこで、本発明は、このような巻き癖が付
いた用紙を矯正して掴み易いレシート等を発行するプリ
ンタを提供することを目的とする。
いた用紙を矯正して掴み易いレシート等を発行するプリ
ンタを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、図1ないし図
6に例示するように、印字した用紙(2)を用紙排出口
(6)から排出するとともに、前記用紙排出口に設けら
れた切断部(カッター10)で切断が可能なプリンタで
あって、前記用紙排出口に排出される前記用紙の巻き癖
を矯正する巻き癖矯正手段(巻き癖矯正機構32)を備
えたことを特徴とする。
6に例示するように、印字した用紙(2)を用紙排出口
(6)から排出するとともに、前記用紙排出口に設けら
れた切断部(カッター10)で切断が可能なプリンタで
あって、前記用紙排出口に排出される前記用紙の巻き癖
を矯正する巻き癖矯正手段(巻き癖矯正機構32)を備
えたことを特徴とする。
【0009】本発明のプリンタにおいては、用紙の排出
を案内する案内手段(用紙ガイド8)と、この案内手段
に形成された凹部(34)と、この凹部側にローラ面が
臨ませられて配置され、前記用紙の一部に溝部を形成す
ることにより前記用紙の巻き癖を矯正する矯正ローラと
を備えたことを特徴とする。
を案内する案内手段(用紙ガイド8)と、この案内手段
に形成された凹部(34)と、この凹部側にローラ面が
臨ませられて配置され、前記用紙の一部に溝部を形成す
ることにより前記用紙の巻き癖を矯正する矯正ローラと
を備えたことを特徴とする。
【0010】また、本発明のプリンタにおいては、矯正
ローラは、案内手段の凹部よりローラ面の幅が狭く、前
記凹部とそのローラ面との間に排出される用紙を挟み込
むことを特徴とする。
ローラは、案内手段の凹部よりローラ面の幅が狭く、前
記凹部とそのローラ面との間に排出される用紙を挟み込
むことを特徴とする。
【0011】また、本発明のプリンタにおいては、矯正
ローラは、弾性支持手段(軸受部46)を以て回転可能
に支持させたことを特徴とする。
ローラは、弾性支持手段(軸受部46)を以て回転可能
に支持させたことを特徴とする。
【0012】
【作用】排出される用紙は、用紙排出口に設けられた巻
き癖矯正手段によって巻き癖が矯正され、平坦化され
る。そして、受取人は、その用紙の端部を掴み、用紙排
出口の切断部で用紙を切断して受け取ることができる。
き癖矯正手段によって巻き癖が矯正され、平坦化され
る。そして、受取人は、その用紙の端部を掴み、用紙排
出口の切断部で用紙を切断して受け取ることができる。
【0013】また、このプリンタにおいては、排出され
る用紙が用紙排出口に設けられた案内手段と矯正ローラ
との間に挟まり、しかも、案内手段にはローラに対応し
て凹部が形成され、その凹部内にローラ面が挿入されて
いることから、凹部と矯正ローラとの間に用紙が案内さ
れると、用紙にはその排出方向に折り皺状の溝が形成さ
れる。この溝は、用紙の巻き癖と直交する方向に形成さ
れる結果、用紙がフラット化されて排出されることにな
る。
る用紙が用紙排出口に設けられた案内手段と矯正ローラ
との間に挟まり、しかも、案内手段にはローラに対応し
て凹部が形成され、その凹部内にローラ面が挿入されて
いることから、凹部と矯正ローラとの間に用紙が案内さ
れると、用紙にはその排出方向に折り皺状の溝が形成さ
れる。この溝は、用紙の巻き癖と直交する方向に形成さ
れる結果、用紙がフラット化されて排出されることにな
る。
【0014】また、矯正ローラは、案内手段の凹部より
幅が狭く設定されており、そのローラ面が凹部に嵌まり
込む形態である。その結果、排出される用紙は矯正ロー
ラの加圧により、案内手段の凹部内に屈曲して入り込
み、しかも、矯正ローラのローラ面に対して用紙は連続
的に搬送されるため、その搬送と矯正ローラの圧接及び
案内手段の凹部により、用紙には連続した折り皺状の溝
が形成される。この溝の形成により、帯状を成す用紙の
巻き癖が矯正される。
幅が狭く設定されており、そのローラ面が凹部に嵌まり
込む形態である。その結果、排出される用紙は矯正ロー
ラの加圧により、案内手段の凹部内に屈曲して入り込
み、しかも、矯正ローラのローラ面に対して用紙は連続
的に搬送されるため、その搬送と矯正ローラの圧接及び
案内手段の凹部により、用紙には連続した折り皺状の溝
が形成される。この溝の形成により、帯状を成す用紙の
巻き癖が矯正される。
【0015】そして、排出された用紙は切断部によって
受取人が切断するが、矯正ローラは弾性支持手段によっ
て支持されているため、その切断の際に、張力が加えら
れた用紙によって矯正ローラが後退し、用紙切断が妨げ
られることはない。
受取人が切断するが、矯正ローラは弾性支持手段によっ
て支持されているため、その切断の際に、張力が加えら
れた用紙によって矯正ローラが後退し、用紙切断が妨げ
られることはない。
【0016】
【実施例】以下、本発明を図面に示した実施例を参照し
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
【0017】図1及び図2は、本発明のプリンタの実施
例を示している。このプリンタは、印字された用紙2の
排出を行うため、上部カバー4に用紙排出口6が形成さ
れている。この用紙排出口6には、排出される用紙2を
案内する案内手段として用紙ガイド8とともに、排出さ
れた用紙2を切断するための切断部としてカッター10
が設けられている。この実施例では、上部カバー4は用
紙ガイド8と一体に合成樹脂の成形体で形成されている
が、用紙ガイド8と別部材として構成してもよく、その
材質も金属板で形成してもよい。
例を示している。このプリンタは、印字された用紙2の
排出を行うため、上部カバー4に用紙排出口6が形成さ
れている。この用紙排出口6には、排出される用紙2を
案内する案内手段として用紙ガイド8とともに、排出さ
れた用紙2を切断するための切断部としてカッター10
が設けられている。この実施例では、上部カバー4は用
紙ガイド8と一体に合成樹脂の成形体で形成されている
が、用紙ガイド8と別部材として構成してもよく、その
材質も金属板で形成してもよい。
【0018】このプリンタは、内部に用紙2としてロー
ル紙14が用いられ、このロール紙14は巻芯16に巻
回されて支持軸18に支持されている。このロール紙1
4から巻き戻された用紙2は、用紙ガイド20を経て一
対の大小の搬送ローラ22、24の間に挟み込まれて搬
送され、印字機構26における印字ヘッド28とプラテ
ン30の間に導かれている。
ル紙14が用いられ、このロール紙14は巻芯16に巻
回されて支持軸18に支持されている。このロール紙1
4から巻き戻された用紙2は、用紙ガイド20を経て一
対の大小の搬送ローラ22、24の間に挟み込まれて搬
送され、印字機構26における印字ヘッド28とプラテ
ン30の間に導かれている。
【0019】用紙2の印字と搬送は同期して行われ、印
字モードでは一行毎に搬送された後、排出モードでは必
要な長さだけ、即ち、少なくとも印字部分と切断に必要
な長さだけ用紙排出口6から排出される。
字モードでは一行毎に搬送された後、排出モードでは必
要な長さだけ、即ち、少なくとも印字部分と切断に必要
な長さだけ用紙排出口6から排出される。
【0020】そして、このプリンタにおいては、用紙排
出口6に排出される用紙2に付いている巻き癖の巻き癖
矯正手段として巻き癖矯正機構32が設けられている。
この実施例では、図3及び図4に示すように、巻き癖矯
正機構32として、排出される用紙2を案内する板状を
成す用紙ガイド8に用紙2の排出方向に沿って凹部34
が形成され、この凹部34の内部にローラ面が挿入ない
し嵌まり込むように形成された矯正ローラ36が設けら
れている。
出口6に排出される用紙2に付いている巻き癖の巻き癖
矯正手段として巻き癖矯正機構32が設けられている。
この実施例では、図3及び図4に示すように、巻き癖矯
正機構32として、排出される用紙2を案内する板状を
成す用紙ガイド8に用紙2の排出方向に沿って凹部34
が形成され、この凹部34の内部にローラ面が挿入ない
し嵌まり込むように形成された矯正ローラ36が設けら
れている。
【0021】カッター10は、用紙2を切断できる程度
の強度を持ち、その先端部には鋸状の刃先が形成されて
いる。そして、このカッター10は、板状で断面がL字
形を成しており、その基端部側が上部カバー4の内面に
突設させた固定部38に固定され、刃先側は用紙排出口
6の縁部に固定されている。
の強度を持ち、その先端部には鋸状の刃先が形成されて
いる。そして、このカッター10は、板状で断面がL字
形を成しており、その基端部側が上部カバー4の内面に
突設させた固定部38に固定され、刃先側は用紙排出口
6の縁部に固定されている。
【0022】また、このカッター10の中間部には、矩
形を成す窓部40が形成されており、矯正ローラ36の
一部がこの窓部40から用紙ガイド8の凹部34に向か
って進退可能に突出している。
形を成す窓部40が形成されており、矯正ローラ36の
一部がこの窓部40から用紙ガイド8の凹部34に向か
って進退可能に突出している。
【0023】また、カッター10の中間部には、用紙2
の排出方向と直交方法を成す平坦部42が形成されてお
り、この平坦部42には、矯正ローラ36の支持軸44
を支持する弾性支持手段として軸受部46が固定され、
この軸受部46により、矯正ローラ36が支持されてい
る。軸受部46は、例えば、バネ材で形成されている。
の排出方向と直交方法を成す平坦部42が形成されてお
り、この平坦部42には、矯正ローラ36の支持軸44
を支持する弾性支持手段として軸受部46が固定され、
この軸受部46により、矯正ローラ36が支持されてい
る。軸受部46は、例えば、バネ材で形成されている。
【0024】そして、矯正ローラ36は、合成樹脂、金
属等の材料で形成され、そのローラ面には、複数の周回
凸部48が形成されている。実施例では、周回凸部48
を形成した場合について示しているが、ローラ面はフラ
ット面としてもよい。
属等の材料で形成され、そのローラ面には、複数の周回
凸部48が形成されている。実施例では、周回凸部48
を形成した場合について示しているが、ローラ面はフラ
ット面としてもよい。
【0025】次に、このプリンタの動作を説明する。
【0026】印字された用紙2は、その印字に応じて間
欠的に排出されるとともに、印字モードから排出モード
に移行したとき、必要な長さだけ用紙排出口6から排出
される。その排出の際、用紙2は、用紙ガイド8によっ
て案内されるとともに、カッター10の窓部40から突
出している矯正ローラ36と用紙ガイド8との間に挟み
込まれて排出される。この場合、矯正ローラ36は、凹
部34に臨ませられているから、用紙2は、その凹部3
4と矯正ローラ36とを以て成形されることになる。
欠的に排出されるとともに、印字モードから排出モード
に移行したとき、必要な長さだけ用紙排出口6から排出
される。その排出の際、用紙2は、用紙ガイド8によっ
て案内されるとともに、カッター10の窓部40から突
出している矯正ローラ36と用紙ガイド8との間に挟み
込まれて排出される。この場合、矯正ローラ36は、凹
部34に臨ませられているから、用紙2は、その凹部3
4と矯正ローラ36とを以て成形されることになる。
【0027】図5は、矢印Q方向に排出される用紙2に
対する矯正ローラ36による溝50の形成を示してい
る。この溝50の形成は、巻き癖が付いている用紙2を
矯正させ、用紙2のフラットな排出が実現される。この
ため、受取人は、その先端を容易に掴むことができる。
対する矯正ローラ36による溝50の形成を示してい
る。この溝50の形成は、巻き癖が付いている用紙2を
矯正させ、用紙2のフラットな排出が実現される。この
ため、受取人は、その先端を容易に掴むことができる。
【0028】そして、排出された用紙2は、図6に示す
ように、切断のために張力を加え、カッター10の刃先
を以て折り曲げるようにすると、用紙2に加えられてい
る張力によって矯正ローラ36は、二点鎖線で示す突出
位置から実線で示す位置に後退することとなる。この結
果、用紙2の切断に対し、矯正ローラ36は全く邪魔に
ならず、しかも、用紙2の排出の妨げになるような変形
も生じさせない。
ように、切断のために張力を加え、カッター10の刃先
を以て折り曲げるようにすると、用紙2に加えられてい
る張力によって矯正ローラ36は、二点鎖線で示す突出
位置から実線で示す位置に後退することとなる。この結
果、用紙2の切断に対し、矯正ローラ36は全く邪魔に
ならず、しかも、用紙2の排出の妨げになるような変形
も生じさせない。
【0029】なお、実施例では、用紙2の巻き癖、即
ち、その凸側に対して巻き癖矯正機構32を設置したの
で、巻き癖を効果的に除き、用紙2を平坦化して排出し
ているが、その変形例として巻き癖の凹部側に巻き癖矯
正機構を設置しても、巻き癖矯正をすることができる。
ち、その凸側に対して巻き癖矯正機構32を設置したの
で、巻き癖を効果的に除き、用紙2を平坦化して排出し
ているが、その変形例として巻き癖の凹部側に巻き癖矯
正機構を設置しても、巻き癖矯正をすることができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次のような効果が得られる。 a.用紙排出口から排出される用紙の巻き癖を取り、フ
ラット化して用紙を排出することができ、切断の把持
等、その扱いを容易化することができる。 b.排出される用紙が案内手段の凹部とローラとの間に
挟み込まれて、用紙の排出方向に溝が形成されることに
より、用紙の巻き癖を取ることができ、フラット化され
た用紙を排出することができる。 c.用紙の巻き癖を取る矯正ローラを弾性支持手段で支
持したことにより、切断のための用紙に加わる負荷を軽
減できるので、用紙切断に手間取ることもなく、また、
用紙排出時のジャム等のトラブル発生を防止できる。
次のような効果が得られる。 a.用紙排出口から排出される用紙の巻き癖を取り、フ
ラット化して用紙を排出することができ、切断の把持
等、その扱いを容易化することができる。 b.排出される用紙が案内手段の凹部とローラとの間に
挟み込まれて、用紙の排出方向に溝が形成されることに
より、用紙の巻き癖を取ることができ、フラット化され
た用紙を排出することができる。 c.用紙の巻き癖を取る矯正ローラを弾性支持手段で支
持したことにより、切断のための用紙に加わる負荷を軽
減できるので、用紙切断に手間取ることもなく、また、
用紙排出時のジャム等のトラブル発生を防止できる。
【図1】本発明のプリンタの実施例を示す斜視図であ
る。
る。
【図2】図1に示したプリンタの縦断面図である。
【図3】図に示したプリンタの巻き癖矯正機構を示す要
部断面図である。
部断面図である。
【図4】図3のIV−IV線切断断面図である。
【図5】巻き癖矯正機構における巻き癖矯正を示す斜視
図である。
図である。
【図6】用紙切断時の矯正ローラの移動を示す要部断面
図である。
図である。
【図7】従来のプリンタを示す斜視図である。
【図8】図7に示したプリンタの縦断面図である。
【図9】図7に示したプリンタにおける用紙切断及び用
紙の巻き癖を示す部分断面図である。
紙の巻き癖を示す部分断面図である。
2 用紙 6 用紙排出口 8 用紙ガイド(案内手段) 10 カッター(切断部) 32 巻き癖矯正機構(巻き癖矯正手段) 34 凹部 36 矯正ローラ 46 軸受部(弾性支持手段)
Claims (4)
- 【請求項1】 印字した用紙を用紙排出口から排出する
とともに、前記用紙排出口に設けられた切断部で切断が
可能なプリンタであって、 前記用紙排出口に排出される前記用紙の巻き癖を矯正す
る巻き癖矯正手段を備えたことを特徴とするプリンタ。 - 【請求項2】 印字した用紙を用紙排出口から排出する
とともに、前記用紙排出口に設けられた切断部で切断が
可能なプリンタであって、 前記用紙の排出を案内する案内手段と、 この案内手段に形成された凹部と、 この凹部側にローラ面が臨ませられて配置され、前記用
紙の一部に溝部を形成することにより前記用紙の巻き癖
を矯正する矯正ローラと、 を備えたことを特徴とするプリンタ。 - 【請求項3】 前記矯正ローラは、前記凹部よりローラ
面の幅が狭く、前記凹部とそのローラ面との間に排出さ
れる用紙を挟み込むことを特徴とする請求項2記載のプ
リンタ。 - 【請求項4】 前記矯正ローラは、弾性支持手段を以て
回転可能に支持させたことを特徴とする請求項2記載の
プリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19199294A JP3502163B2 (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | プリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19199294A JP3502163B2 (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | プリンタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0834553A true JPH0834553A (ja) | 1996-02-06 |
JP3502163B2 JP3502163B2 (ja) | 2004-03-02 |
Family
ID=16283819
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19199294A Expired - Fee Related JP3502163B2 (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | プリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3502163B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006103182A (ja) * | 2004-10-06 | 2006-04-20 | Kowa Co | プリンタ装置 |
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1994
- 1994-07-22 JP JP19199294A patent/JP3502163B2/ja not_active Expired - Fee Related
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