JPH02198459A - 複写機 - Google Patents

複写機

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JPH02198459A
JPH02198459A JP1018013A JP1801389A JPH02198459A JP H02198459 A JPH02198459 A JP H02198459A JP 1018013 A JP1018013 A JP 1018013A JP 1801389 A JP1801389 A JP 1801389A JP H02198459 A JPH02198459 A JP H02198459A
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JP
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paper
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JP1018013A
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English (en)
Inventor
Akiyoshi Jiyoudai
明儀 上代
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)
  • Holders For Sensitive Materials And Originals (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電子写真法による複写機、特に、片面のみに
画像が記録された文書の奇数頁の裏面に偶数頁の画像を
直接複写することのできる複写機に関する。
従来の 術とその課題 近年、両面複写機能を有する複写機が広く普及している
が、それ以前においては、複写物の大半が片面複写であ
った。
かかる片面複写の場合、複写物の裏面は白紙のままで残
され、無駄であるばかりか、書類の量が多くなると保管
のために当然大きなスペースが必要となり、空間の有効
利用の面で問題となっていた。
また、上記片面文書を従来の両面複写機を用いて両面複
写した場合、片面文書枚数と同数回の複写処理と、その
半分の新たな複写紙を必要とした。
そこで、本出願人は、特開昭63−157169号とし
て、片面複写物の奇数頁の裏面に偶数頁の画像を直接複
写できる複写機を提案した。
本発明はこのような複写機の改良に関し、その課題は、
上記複写機で片面複写物を両面複写物に変換する際、そ
の綴じ代の位置を表裏両面で合わせること、例えば元の
片面原稿が横書きで綴じ代が左側に形成されていれば奇
数頁原稿の裏面に複写される偶数頁原稿の綴じ代を右側
に形成可能とすることにある。即ち、結像レンズとミラ
ーとで構成される光学系で画像を露光する場合、結像画
像(複写画像)は原稿画像に対して画像スキャン方向と
直交方向に逆になる。通常の複写では問題になることは
ないが、奇数頁の裏面に直接偶数頁の画像を複写する場
合、綴じ代が逆にできてしまい不都合である。従って、
本発明ではこのような不都合を解決することを課題とす
る。
課題を解決するための手段と作用 以上の課題を解決するため、本発明に係る複写機は、原
稿保持部に保持きれた原稿を原稿露光部に搬送する第1
搬送手段又は原稿保持部に保持された原稿を作像部に搬
送する第2搬送手段内で原稿をその搬送方向と直交する
方向に移動させる移動手段と、原稿が原稿露光部又は作
像部へ到達するまでに上記移動手段を動作させて該原稿
を移動させる制御手段を有する。
本発明に係る複写機では、片面に画像を有する複数枚の
原稿を原稿保持部にセットし、その原稿を第1搬送手段
及び第2搬送手段によって、交互に原稿露光部又は作像
部に送り込み、作像部に送り込まれた原稿の裏面に、原
稿露光部に送り込まれた原稿の画像を複写する。この場
合、予め移動手段が設置された第1搬送手段又は第2搬
送手段のいずれかを搬送される原稿が原稿露光部又は作
像部へ到達するまでにシフトされる。シフト方向は、第
13図に示すように第2搬送手段中でシフトさせる場合
は、第1原稿(Dl〉を作像部の上流側で綴じ代(L)
だけ矢印(X)方向にシフトさせる。
これによって、シフトされずに第1搬送手段で搬送され
る第2原稿(D2)の画像が綴じ代を左右に反転した状
態で第1原稿(Dl)の裏面に複写される。
一方、第14図に示すように、第1搬送手段中でシフト
させる場合は、第2原稿(D2)を画像露光部の上流側
で綴じ代(L)だけ矢印(X)方向にシフトさせる。こ
れによって、シフトされた第2原稿(D2)の画像が綴
じ代を左右に反転した状態でシフトきれていない第1原
稿(Dl〉の裏面に複写される。
実施例 以下、本発明に係る複写機の実施例を添付図面に従って
説明する。
[第1実施例、第1図〜第13図] 第1図は自動原稿搬送装置を備えた複写機システムの構
成を概略的に示し、まずこの図によって複写機の構成及
び動作を説明する。
複写機(100)の本体の略中央部に感光体ドラム(1
)が矢印(a)方向に回転可能に支持きれており、その
周囲には、メインイレーザランプ(2)、帯電チャージ
ャ(3)、機端・像間イレーザ(4)、磁気ブラシ方式
による現像装置(6)、転写チャージャ(7)、紙分離
チャージャ(8)及びブレード方式によるクリーニング
装置(9)等が順次配設されている。感光体ドラム(1
)は表面に感光体層を設けたもので、この感光体層は上
記イレーザランプ(2)及び帯電チャージ−v(3)を
通過することにより均一帯電され、走査光学系(10)
からスリット部(5)を介して画像露光を受け、その表
面に静電潜像が形成される。上記機端・像間イレーザ(
4)は、画像幅方向に配列きれた複数の発光ダイオード
を有し、像形成時に感光体ドラム(1)の表面の不要な
電荷を除去する。
光学系(10)は原稿台ガラス(16)の直下で原稿画
像を走査可能に設置したもので、露光ランプ(17)と
、可動ミラー(11)、 (12)、 (13)と、結
像レンズ(14)と、固定ミラー(15)とから構成さ
れている。
上記露光ランプ(17)と可動ミラー(11)は、感光
体ドラム(1)の周速度(V)(等倍・変倍に拘わらず
一定)に対して(v/m、但しm:複写倍率)の速度で
一体的に矢印(b)方向に移動し、可動ミラ−(12)
、 (13)は(v/2m)の速度で一体的に矢印(b
)方向に移動するように駆動される。
なお、複写倍率の変更に際しては、ステップモータ(M
4)によって結像レンズ(14)が光軸上で移動すると
共にミラー(15)が移動かつ揺動して光路を補正する
動作を伴うが、このような倍率変更機構については、原
理的に既に知られているところであり、詳細な説明を省
略する。また光学系(10)を駆動するDCモータ(M
3)に対して、倍率データに応じてその回転速度を変化
させる制御が行なわれるが、上記と同様の理由により具
体的な制御方式等についての説明は省略する。
複写紙は、複写機(100)の第1図中左側に設けられ
た上下2段のカセット装着部を有する自動給紙機構(2
0)又はその上部に設けられた手差し給紙機構(30)
によって機内に給送され、タイミングローラ(21)に
より一旦停止された後に感光体ドラム(1)上に形成さ
れる像と同期をとって転写部へ送り込まれ、転写チャー
ジャ(7)でトナー像の転写を受け、紙分離チャージャ
(8)によって感光体ドラム(1)の表面から分離され
、搬送ベルh(22)で定着装置(23)へ送り込まれ
、像定着されて排紙トレイ(24)上に排出される。転
写後の感光体ドラム(1)は、クリーニング装置(9)
、メインイレーサランプ(2)によってその表面に残留
するトナー及び電荷を除去され、次の複写工程に備える
自動給紙機構(20)と手差し給紙機構(3o)は、い
ずれか一方が選択的に使用される。
自動給紙の場合、複写機(100)の複写動作をスター
トさせるプリントキー(71)(第5図参照)の操作に
よって感光体ドラム(1)を含む作像系の動作がスター
トし、感光体ドラム(1〉に対する予備駆動時の処理が
終了すると給紙ローラ(25)又は(26)が駆動され
、複写紙が給送される。一方、複写紙の給送に伴って出
力されるスキャン開始信号によって走査光学系(10)
の駆動が開始される。複写紙は2,3枚のものが給紙ロ
ーラ(25)、 (26)の回転によって送り出され、
次段のさばき機構(27)。
(27’)によって最上位の1枚だけが給送さ°れる。
さばき機構<27)、 (27’ )は上ローラが用紙
送り方向に、下ローラが用紙押戻し方向に、それぞれ第
1図に矢印で示すように回転駆動され、給紙ローラ(2
5)、 <26)によって最上位の複写紙と共に送り出
されてくる2枚目以降の複写紙を下ローラによって押し
戻し、最上位の複写紙のみを次段の中間ローラ(zs>
、<zs′)へ向けて送り出す。中間ローラ(28)、
(28’)は後述するように、次段のタイミングローラ
(21)と関連付けられてその駆動を制御される。
これに対して手差し給紙の場合は、複写紙が手差し挿入
口(32)から挿入されてスイッチ(SV40)がこれ
を検出すると、手差し給紙ローラ(33)が回転して複
写紙の給送を開始し、これと同時あるいは若干遅れて、
上述したプリントキー(71)の操作時と同様に、感光
体ドラム(1)の回転が開始される。
そして、手差しされた複写紙の先端がスイッチ(SV4
0)によって検出きれると、手差し給紙ローラ(33)
の駆動が停止し、手差し給紙された複写紙はその位置で
一旦停止した状態で待機する。感光体ドラム(1)の回
転を含む予備駆動の処理が終了すると、手差し給紙ロー
ラ(33)が再び回転し、これによって待機状態にあっ
た複写紙が機内へ送り込まれる。
また、自動給紙機構(20)の各カセット装着部には、
サイズ検出スイッチ(SWII)〜(SV40)及び(
SV40 )〜(SV40)が設けられ、装着きれるカ
セットに設けられた突起あるいは磁石(図示せず)等の
配列によってスイッチの作動状態を変化させ、装填され
た複写紙のサイズを4ビツトの2進コードで判別するよ
うになっている。このように、複写紙を収納したカセッ
トを用いて複写紙サイズを判別するものは既に多く知ら
れており、具体的説明は省略する。
次に自動原稿搬送装置(200) (以下、ADFと記
す)の構成と動作を説明する。
A D F (200)は、原稿保持部として機能する
原稿給紙トレイ(201) 、原稿の搬送方向切換え部
(501) 、原稿を原稿台ガラス(16)へ送り込む
搬送部(601) 、複写後の原稿を排出する排出部(
701)を基本構成としている。より詳細には、原稿給
紙トレイ(201>をも支持する搬送方向切換え部(5
01)には原稿を順次給紙トレイ(201)から送り出
す給送ローラ(202) 、さばきローラ(203) 
、搬送ローラ(204)がそれぞれ設置されている。さ
ばきローラ(203)の上流には原稿検出用光学センサ
(SEI’)が、搬送ローラ(204)の下流には原稿
検出用光学センサ(SE2)がそれぞれ配置きれている
。切換え爪(206)は、図示しないソレノイドのオン
、オフにて第1図中実線位置と一点鎖線位置とにセット
可能ときれ、原稿を原稿台ガラス(16)上へ送り込む
第1搬送経路と、複写機<100>の上記手差し挿入口
(32)を経て作像部へ送り込む第2搬送経路とに切り
換える切換え手段として機能する。第1搬送経路の入口
部には搬送ローラ(205)が、第2搬送経路の入口部
には搬送ローラ(207)、 (208)が原稿の案内
駆動用に設けられている。また、搬送ローラ(205)
の直前には原稿検出用光学センサ(SE3)が配置され
ている。
上記第1搬送経路と連通した原稿台ガラス(16)上へ
原稿を送り込む原稿搬送部<601)には、支持ローラ
(210)、(211) 、テンションローラ(213
)。
(214)、 (215)、 (216)、 (217
)で支持された無端状の搬送ベルト(212)が設置さ
れている。第1搬送経路に沿って送られてきた原稿がこ
のベルト(212)により搬送され、原稿台ガラス(1
6〉の右端部に設けたストッパ(218)に当接するこ
とによって原稿台ガラス(16)上の所定位置にセット
される。原稿搬送部(601)には複写後の原稿排出部
(701)が連接して形成されており、排出用の搬送ロ
ーラ(219)。
(220) 、排紙トレイ(221) 、以下に説明す
る原稿両面複写モード時に選択的に使用きれるロールカ
ッタ(225)及びダストトレイ(226)が設けられ
ている。搬送ローラ(219)、 (220)の間には
切換え爪(223)が設置され、第1図中実線位置にセ
ットされているとき、原稿は排紙トレイ(221)上に
排出きれる。一方、切換え爪(223)が−点鎖線位置
にセットされると、原稿はロールカッタ(225)へ案
内され、ここで裁断きれると共にダストトレイ(226
)へ捕集される。ダストトレイ(226)はこの複写機
(100)に対して着脱自在ときれている。
また、上記切換え爪(223)と搬送ローラ(220)
との間にはマーカ(224)が設置されている。このマ
ーカ(224)は原稿が排出されてくると選択的に一点
鎖線位置へ移動し、原稿の裏面に例えば“済み″の文字
を印字する。
以上の構成において、原稿給紙トレイ(201)上に画
像面を下向きに載置された原稿を光学センサ(SEI)
が検出すると、A D F (200)はスタンバイ状
態となる。オペレータによって片面複写動作のスタート
がかけられると、原稿給紙トレイ(201)に載置され
た原稿の最下位の原稿は給紙ローラ(202)の回転に
より右方向へ繰り出され、さばきローラ(203) (
上側ローラが搬送方向に対する逆転ローラあるいは静止
ローラ、下側ローラが搬送方向に対する正転ローラで構
成されている)によって最下位の原稿1枚に分離きれ、
次いで搬送ローラ(204)に挾持される。この場合、
切換え爪(206)が通常第1図中−点鎖線位置にある
ため、原稿は上記第1搬送経路に沿って右方向へ導かれ
る。搬送ベルト(212)は、ストッパ(218)に原
稿の先端が到達する時間プラスαの時間後駆動が停止さ
れる。その後所定回数の画像露光が終わった後、原稿排
出信号に基づいてストッパ(218)が第1図の一点鎖
線位置C原稿台ガラス(16)表面より下方に退避した
位置)に移動され、搬送ベルト(212)が再駆動され
る。これにより、原稿は搬送ローラ(219)、 (2
20)を経て排紙トレイ(221)上に排出される。こ
の場合、切換え爪(223)は図中実線位置に保持され
ている。
また、原稿両面複写のための搬送複写方法は次の通りで
あり、第2図を併用して説明する。
原稿両面複写モードは奇数頁の原稿の裏面に偶数頁の画
像を直接複写するものであり、第5図に示す複写機(1
00)の操作パネル(70)上に設けられているモード
選択キー(81)がオンされることによって選択きれる
。このモードが選択されると排紙トレイ(221)に排
出される原稿にマーキング処理を行なうモードが優先的
に選択される。また、第5図に示す操作パネル(70)
上のモード選択キー(83)をオンすることによって前
記マーキング処理に代えて原稿をロールカッタ(225
)で裁断するモードまたはこの種の処理を行なわずにス
トレートに排紙トレイ(221)上に排出するモードが
選択可能である。
上記裁断処理は裁断された原稿をそのまま廃棄処理でき
、機密事項が記載された原稿を処理する場合や複写機の
画像処理状態が良好な場合にはオペレータの廃棄手間が
簡略化され便利である。
方、上記マーキング処理は原稿が残されるため、両面文
書に変換された画像の状態が不良であれば再度コピーを
取り直すことが可能である。この点を考慮してマーキン
グ処理においては、画像面側に印字する場合、画像範囲
を外れた個所に印字するとか、螢光インキ、淡いブルー
、イエロー等の電子写真では再現きれにくい着色の印字
を行なうことが好ましい。なお、本実施例ではこれらの
後処理を行なわずにストレートに排紙トレイ(221)
に排出することも可能とされている。
ところで、給紙ローラ(202)で給紙された第1頁目
の原稿(Dl)は、さばきローラ(203)を経て搬送
ローラ(204)に達し、実線位置にセットされた切換
え爪(206)により第2搬送経路である下方の搬送路
に導かれ搬送ローラ(207)、 (208)を経て、
手差し給紙機構(30)の停止状態にある給紙ローラ(
33)に先端を規制されて停止する。このときマイクロ
スイッチ(SW30)はオンした状態に保たれる。
第1頁目の原稿(Dl)が第2搬送経路へ給紙された後
、切換え爪(206)は第1図の実線位置から一点鎖線
位置へ切り換えられる。引き続いて給送される第2頁目
の原稿(D2)は、A D F (200)の通常の動
作と同様に第1搬送経路に沿って原稿台ガラス(16)
上に送り込まれ、ストッパ(218)で先端を規制され
た状態で原稿台ガラス(16〉上の所定位置にセットさ
れる。原稿台ガラス(16〉上での原稿のセットが完了
すると、上記給紙ローラ(33)の駆動が開始され、所
定のタイミングで第1頁目の原稿(Dl)の裏面に第2
頁の原稿(D2)の画像が複写される。複写終了後、第
2頁目の原稿(D2)はマーキング処理モード時にはマ
ーカ(224)で裏面に所定文字が印字され、排紙トレ
イ(221>上に排出され、=15− また裁断モード時にはロールカッタ(225)で裁断さ
れダストトレイ(226)に収容きれる。一方、第2頁
の画像を複写きれた第1頁目の原稿(Dl)は、複写機
(100)の排紙トレイ(24)上に排出される。
続いて第3頁目の原稿(D3)は第2搬送経路へ、第4
頁目の原稿(D4)は第1搬送経路に沿って原稿台ガラ
ス(16)上に搬送され、第1頁目と第2頁目の原稿(
DI)、 (D2)と同様の関係で複写される。また、
原稿の最終頁が奇数頁であれば複写の工程を行なわずに
複写機(100)の排紙トレイ(24)上に排出される
ところで、本実施例の如く結像レンズ、ミラーとで構成
される光学系(10)で画像露光を行なうと、複写画像
は原稿画像に対して画像スキャン方向と直交方向に逆に
形成される。従って、上記原稿両面複写モードでは第2
頁目の原稿(D2)の綴じ代が第1頁目の原稿(Dl)
の裏面にその綴じ代とは反対側に形成される。そこで、
本実施例では奇数頁原稿の裏面に複写きれる偶数頁原稿
の綴じ代を表面と同じ側にシフトさせるため、第13図
に示す如く、第2搬送経路を通過する奇数頁原稿を転写
部へ到る手前側で綴じ代(L)だけ矢印(X)方向に移
動させる様にした。
具体的には、手差し給紙機構(30)の給紙ローラ(3
3)を軸方向にシフトきせることで搬送途中の原稿を矢
印(X)方向に移動きせる。第4図に示すように、手差
し給紙ローラ(33)は平行な上下の軸(33c)、 
(33d)に取り付けられたゴム材からなるローラ(3
3a)、 (33b)にて構成されている。下ローラ(
33a)は軸(33c)に固定され、上ローラ(33b
)は軸(33d)に軸方向を位置決めして回転自在に取
り付けられ、下ローラ(33a)の回転に従って従動回
転する。軸(33c)、 (33d)は固定フレーム(
50a)。
(50b)に軸受(41)を介して回転かつ軸方向に移
動可能に支持され、奥方端部において軸受(42)、 
(43)を介してフレーム(44)で連結されている。
軸(33d)は軸受(42)にてその回転を規制されて
いる。フレーム(44)は固定フレーム(50b) (
7)折曲げ部(50c)に固定したピン(46a)、 
(46b)によって移動を規制され、その範囲でローラ
(33a)、 (33b)が一体的に軸方向に移動可能
である。さらに、軸(33c)には固定フレーム(50
b)と軸受(43〉との間に圧縮スブノング(45)が
装着され、折曲げ部(50c)に取り付けたソレノイド
(SL3’)のプランジャ(54)に連結したレバー(
48)の先端が軸受(43)に奥方から当接している。
レバー(48)はピン(54a)を介してプランジャ(
54)に連結され、ブラケット(47)に設けたピンク
49)を支点として回動自在とされている。
以上の構成において、通常、ソレノイド(SL3)はオ
フ状態とされ、ローラ(33a)、 (33b)は、圧
縮スプリング(45)のばね力でフレーム(44)がピ
ン(46a)に当接した位置にセットされている。この
位置で通常の手差し給紙が行なわれる。ソレノイド(S
L3)がオンきれると、プランジャ(54)が後退スル
と共に、レバー(48)がピン(49)を支点として矢
印(C)方向に回動し、先端が軸受(43)を押圧する
。これにて、ローラ(33a)、 (33b)が矢印(
X)方向に移動する。ソレノイド(SL3)がオンされ
るのは、上記原稿両面複写モード実行時に奇数頁原稿が
第2搬送経路へ送り込まれ、ローラ(33a)、 (3
3b)にて挟着されているときである。これにてローラ
(33a)、 (33b)と共に原稿も矢印<X>方向
にシフトする。シフト量はフレーム(44)がピン(4
6b)に当接することにより規制され、第13図に示す
綴じ代(L)に等しく設定されている。なお、手差し給
紙ローラ(33)のシフトタイミング等の制御について
は後にフローチャートを参照して詳述する。
一方、軸(33c)の他端にはタイミングベルト(53
)が巻回されたタイミングブー1バ51)とクラッチ(
Cl3)が取り付けられている。軸(33c)はタイミ
ングプーリ(51)に対しては回転自在かつ軸方向に相
対移動可能とされ、タイミングプーリ(51〉はクラッ
チ(Cl3)のアマチュアに固定され、該クラッチ(C
l3)をオンすることでタイミングベルト(53)の回
転を軸(33c)に伝達する。クラッチ(Cl3)はブ
ラケット(52)を介して固定フレーム(50a)に対
して固定され、そのロータと軸(33c)は回転方向に
連動し、軸方向には相対移動可能に連結されている。
上記原稿両面複写モードにおいて、奇数頁原稿の裏面に
偶数頁原稿の画像を正しく複写するためには、原稿を給
紙トレイ(201)にセットする際、画像面を下に向け
ると共に画像の天地を正しく、即ち、画像の天を給紙方
向に向けなければならない。そこで、本実施例では、第
3図に示す如く、原稿のセット方向を指示する表示部(
86)を給紙トレイ(201)近傍のA D F (2
00)上に設けた。この表示部(86)は図示の如く“
原稿セット方向″の文字と原稿の絵が表示され、原稿両
面複写モードが選択されたとき点滅表示される。
第5図は複写機(100)の操作パネル(70)を示す
操作パネル(70)には、複写動作及びA D F (
20Q)を始動させるためのプリントキー(71)、割
込み複写を行なうための割込みキー(72)、マルチコ
ピー動作を停止させたり置数を解除するためのクリア・
ストップキー(73)、マルチコピー枚数を設定するた
めのテンキーク74)、コピー枚数や複写機の状態を表
示するための表示部(75)、複写濃度を設定するため
のアップダウンキー(76a)、(76b) 、複写紙
サイズを選択するための用紙選択キー(77)、選択さ
れている複写紙サイズを表示するための用紙サイズ表示
部(78)、複写倍率を選択するための倍率選択キー(
79)、選択されている倍率を表示するための倍率表示
部(80)、片面原稿を1枚ずつ画像転写部と原稿台ガ
ラス(16)上とに振り分けて両面コピーを作成する原
稿両面複写モードを選択するためのキー(81)、その
モードが選択されていることを表示するLED表示器(
82)、原稿両面複写モードが選択された場合に原稿台
ガラス(16)上から排出される原稿の後処理モード選
択キー(83)、後処理モードがマーキングモードであ
ることを表示するLED表示器り84)、裁断モードで
あることを表示するLED表示器(85)等が設けられ
ている。
LED表示器(84)、 (85)はキー(83)を1
回押圧操作するごとに順次選択表示され、この選択動作
はキー(81)にて原稿両面複写モードが選択されてい
る間で可能である。また、キー(81)で該モードを選
択した際には、マーキングモードが優先的に選択される
第4図に複写機(100)とA D F (200)の
制御回路を示す。
CPU(300)において、入力ポート(Pad) 〜
(Pa7)には、プリントキー(71)、割込みキー(
72)、クリア・ストップキー(73)、テンキー(7
4)、濃度アップダウンキー(76g)、(76b) 
、用紙選択キー(77)、倍率選択キー(79)、原稿
両面複写選択キー(81)、用紙検出スイッチ(SW3
0)、(SW31) 、セン+(SEI)、 (Sl2
)、 (Sl3)等が接続されている。表示部(75)
は液晶あるいはLEDないし螢光表示管よりなる7セグ
メント方式の表示部であり、マルチコピーの枚数等が表
示され、デコーダ(303)を介して出カポ−)(Pb
)に接続されている。出力ポート(Pct)にはデコー
ダ(304)を介して用紙サイズ表示部(78)、倍率
表示部(80)、原稿両面複写モード表示器(82)、
原稿後処理モード表示器<84)、 (85)が接続さ
れている。また、出力ポート(Pal)にはパルス発生
器(305)を介して原稿両面複写モード実行時におけ
る原稿セット方向表示部(86)が接続されている。こ
の表示部(86)は原稿両面複写モードが選択されると
点滅し、それ以外は消灯されている。
さらに、出力ポート(PdO)には、A D F (2
00)の各ローラやベルトを駆動するための搬送モータ
、その駆動力を選択的に給紙ローラ(202)に伝達す
る給紙クラッチ、同様にローラ(207)、 (208
)に伝達する下部ローラクラッチ、原稿給紙部に位置す
る切換え爪(206)を回動させるためのソレノイド(
SLl)、ストッパ(218)を回動させるためのソレ
ノイド(Sl2)、手差し給紙ローラ(33)を原稿と
共にシフトさせるためのソレノイド(Sl3) 、原稿
排出部に位置する切換え爪(223)を回動させるため
のソレノイド(Sl4) 、マーカ(224)を選択的
に駆動するためのソレノイド(Sl5) 、手差し給紙
ローラ(33)に回転力を伝達するためのクラッチ(C
l3)、複写機(100)のメインモータ(Ml)等が
接続されている。また、入力ポート(Pe)に電池でバ
ックアップきれたRAM(306)が接続きれている。
その他、感光体ドラム(1)の周囲に配置された各種作
像エレメントもとのCP U (300)に接続されて
制御される。
次に、上記CP U(300)による複写機(100)
、A D F (200)の制御手順について第7図〜
第12図のフローチャートを参照して説明する。
ところで、以下の説明において、オンエツジとはスイッ
チ、センサ、信号等がオフ状態からオン状態に切り換わ
ることを意味し、オフエツジとはスイッチ、センサ、信
号等がオン状態からオフ状態に切り換わることを意味す
る。また、スイッチ、センサは複写紙、原稿の先端を検
出するとオンし、後端の検出でオフするものとする。
第7図はCP U(300)のメインルーチンを示す。
電源が投入されてCP U(300)にリセットが掛か
り、プログラムがスタートすると、まず、ステップ(S
l)でRAM(306)のクリア、各種レジスタのイニ
シャライズ及び各装置を初期モードにするための初期設
定を行なう。次に、ステップ(S2)で内部タイマをス
タートきせる。内部タイマは、このメインルーチンにお
ける1ルーチンの所要時間を定めるもので、その値は予
めステップ(Sl)で設定される。
次に、ステップ(53)、 (54)、 (55)のサ
ブルーチンを順次コールする。ステップ(S3)は原稿
両面複写モードを選択するためのサブルーチン、ステッ
プ(別)はA D F (200)による原稿搬送を処
理するサブルーチン、ステップ(S5)は複写動作を処
理するサブルーチンで、以下に詳述する。
各サブルーチンの処理後、ステップ(S6)で前記内部
タイマの終了を待ってステップ(S2)へ戻る。
この1ルーチンの時間の長さを使って各サブルーチンで
登場する各種タイマのカウントを行なう。
第8図はメインルーチンのステップ(S3)で実行され
るモード設定のサブルーチンを示す。
複写機がコピー動作中でない場合において(ステップ(
511)でYES)、原稿両面複写モード選択キー(8
1)のオンエツジが検出されると(ステップ(512)
でYES)、それ以前の状態が該モードでなかった場合
には(ステップ(513)でYES)、原稿両面複写モ
ードに設定しくステップ(514) )、他方それ以前
の状態が該モードであった場合には(ステップ(513
)でNo)、原稿両面複写モードを解除する(ステップ
(515) )。即ち、ステップ(514)では、原稿
両面複写の実行を指示するモードフラグを1”にセット
し、マーキング処理を指示するモードCフラグを“1”
にセットし、裁断処理を指示するモードCフラグを“0
′”にリセットする。また、原稿両面複写モードLED
表示器(82)及びマーキング処理モードLED表示器
(84)をオンし、裁断処理モードLED表示器(85
)をオフし、かつ、原稿セット方向表示部(86)をオ
ンする。また、複写倍率を1.00(等倍)に設定する
。一方、ステップ(515)では、各フラグを“0”に
リセットし、各表示器(82)、 (83)、 (84
)、表示部(86)をオフする。
次に、コピー動作中でない場合において(ステップ(5
16)でNo)、原稿後処理モード選択キー(83)の
オンエツジが検出されると(ステップ(517)でYE
S)、それ以前の状態がマーキング処理モードであれば
(ステップ(518)でYES)、裁断処理モードに設
定する(ステップ(519) )。即ち、モーIj r
フラグを“0゛にリセットし、モードCフラグを“1”
′にセットし、LED表示器(84)をオフ、LED表
示器(85)をオンする。また、それ以前の状態が裁断
処理モードであれば(ステップ(520)でYES)、
モードCフラグを“0″にリセットすると共にLED表
示器(85)をオフし、原稿をストレートに排紙トレイ
(221)へ排出するモードに設定する。このストレー
ト排出モードであれば(ステップ(520)でNo)、
モードCフラグを“1″にセットすると共にLED表示
器(84)をオンし、マーキング処理モードに設定する
即ち、このサブルーチンでは、モード選択キー(81)
がオンされると、原稿両面複写モードが選択されると共
に、マーキング処理モードが優先的に選択され、その後
選択キー(83)を1回オンするごとに裁断処理→スト
レート排出→マーキング処理の各モードが順次選択され
、選択キー(81)の再度のオンでこれらのモードは全
て解除される。
第9a図〜第9d図はメインルーチンのステップ(S4
〉で実行されるA D F (200)による原稿搬送
のサブルーチンを示す。
原稿両面複写モードが設定されていない場合には(ステ
ップ(531)でNo)、通常原稿を1枚ずつ原稿台ガ
ラス(16)上へ送り込むA D F (200)の一
般的な制御が実行される(ステップ(536) )。
ここでの制御処理はよく知られており、その説明は省略
する。
原稿両面複写モードが設定きれている場合において(ス
テップ(531)でYES)、プリントキー(71)の
オンエツジが検出きれ(ステップ(532)でYES)
、かつ、スタートフラグが未だ“1゛′にセットされて
いない場合(ステップ(S33)でNo)には、スター
トフラグを1″にセットすると共に、原稿の給紙枚数を
カウントするカウンタ(A)をリセットする(ステップ
(534) )。なお、プリントキー(71)のオンエ
ツジが検知きれず(ステップ(532) −CN O)
、かつ、スタートフラグがOIIにリセットされている
場合(ステップ(535)でNO)は、メインルーチン
へ戻る。一方、スタートフラグが“1”にセットきれて
いる場合は(ステップ(533)、 (535)でYE
S、ステップ<534) )、センサ(SEI)のオン
、オフにて給紙トレイ(201)上の原稿の有無を判定
する(ステップ(537) )。
センサ(SEL )により原稿が検知されると(ステッ
プ(537)でYES)、給紙禁止フラグが“0゛にリ
セットされている場合には(ステップ(538)でYE
S)、上記カウンタ(A)をインクリメントし、かつ、
給紙禁止フラグを“1”′にセットする(ステップ(5
39) )。なお、給紙トレイ(201)上で原稿が検
出きれない場合(ステップ(537)でNo)、ステッ
プ(S65)以下へ進む。
次に、カウンタ(A)が奇数である場合には(ステップ
(540)でYES)、給紙された原稿を作像部へ送る
べく、まず、ステップ(541)を実行する。
即ち、搬送モータ、給紙クラッチ、下部ローラクラッチ
及びソレノイド(SLI )をオンし、奇数頁原稿の搬
送を表示するモードCフラグを“1゛′にセットし、タ
イマ(A)をスタートさせる。なお、カウンタ(A)が
偶数である場合は(ステップ(540)でNo)、給紙
された原稿を作像部ではなく原稿台ガラス(16)上へ
送るべく、後述するステップ(571)以下を実行する
また、給紙禁止フラグが“1″にセットされている場合
は(ステップ(538)でNo)、モードAフラグの状
態、さらに偶数頁原稿の搬送を表示するモードBプラグ
の状態を判定する(ステップ(542)、(543) 
)。モードAの場合は後述するステップ(544)へ、
またモードBの場合は後述するステップ(572)へそ
れぞれ進む。
モードAを処理する場合には(ステップ(540)。
(542)でYES)、タイマ(A)のカウント終了タ
イミングで(ステップ(544)でYES)、給紙クラ
ッチをオフしくステップ(545) )、M稿先端が手
差し給紙ローラ(33)へ到達したことがスイッチ(S
W30)によって検出されると(ステップ(546)で
YES)、搬送モータ、下部ローラクラッチ、ソレノイ
ド(SLl)をオフし、モードAフラグ、給紙禁止フラ
グを“0″にリセットし、かつ、奇数頁の原稿の裏面へ
の複写を実行し得るように、手差し給紙フラグを“1”
にセットする(ステップ(547) )。また、上記ス
テップ(540)において、カウンタ(A)の値が偶数
である場合は、原稿を原稿台ガラス(16)上に送るべ
く、ステップ(571)以下が実行される。即ち、搬送
モータ、給紙クラッチをオンし、モードBフラグを“1
”にセットし、タイマ(B)及び(C)をスタートさせ
る(ステップ(571) )。次に、タイマ(B)のカ
ウント終了タイミングにより(ステップ(572)でY
ES)、給紙クラッチをオフしくステップ(573) 
)、また、タイマ(C)のカウント終了タイミングによ
り(ステップ(574)でYES)、搬送モータをオフ
し、かつ、モードBフラグを“0”にリセットしくステ
ップ(575) )、上記ステップ(548)へ進む。
かかる状態でコピー動作の終了が確認されると(ステッ
プ(548)でYES)、ソレノイド(SL2)をオン
してストッパ(218)を退避させ、次回の作像動作等
に備えてコピー終了フラグを“0″にリセットし、さら
に、ADF(200)の動作を終了させるタイマ(D)
をスタートさせる(ステップ(549) )。
次に、マーキング処理モードが選択されていると(ステ
ップ(550)でYES)、搬送モータをオンし、マー
カ(224)を動作させるタイマ(G)をスタートさせ
る。一方、裁断処理モードであれば搬送モータをオンし
、ソレノイド(SL4)をオンして切換え爪(223)
を−点鎖線位置ヘセットする。
次に、マーキング処理モードで給紙禁止プラグが“1”
にセットされている場合(ステップ(553)。
(554)でYES)、タイマ(G)のカウント終了タ
イミングで(ステップ(555)でYES)、ソレノイ
ド(SL5)をオンしてマーカ(224)を動作させ、
排出される原稿に処理済みの印字を行なうと共にタイマ
(G)をリセットする(ステップ(556) )。
また、給紙禁止フラグが“1”′にセットきれていると
(ステップ(557)でYES)、タイマ(D)のカウ
ント終了タイミングで(ステップ(558)でYES)
、搬送モータ、ソレノイド(SL2)、 (SL4)。
(SL5)をオフし、給紙禁止フラグを“θ″にリセッ
トすると共にタイマ(D)をリセットしくステップ(S
59) )、メインルーチンへ戻る。
上記ステップ(S37)において、センサ(SEI )
により原稿が検知されていない場合、即ち、最終厚稿が
給紙トレイ(201)から給紙された場合は、ステップ
(565)以下が実行される。即ち、スタートフラグを
“0”にリセットしくステップ(565) )、手差し
給紙フラグが“1″にセットされているかどうか(手差
し給紙口のみ原稿が存在しているかどうか否か)を判断
しくステップ(566) )、手差し給紙フラグが“1
“′にセットされていれば、その原稿の裏面に複写すべ
き画像が存在しないので、複写機(100)の用紙搬送
動作のみを行なう素通しコピーフラグを“1′′にセッ
トする(ステップ(567) )。続いて、原稿両面複
写モードを解除してモード表示器(82)、原稿の後処
理モード表示器(84)、(85) 、及び原稿セット
方向表示部(86)をオフする(ステップ(568) 
)。
以上のようにして、奇数枚目の原稿を作像部へ送り、偶
数枚目の原稿を原稿台ガラス上に送り、奇数枚目の原稿
の裏面に偶数枚目の原稿画像を複写する処理が実行され
る。また、本実施例では作像部へ搬送される奇数枚目の
原稿を幅方向にシフト許せ、綴じ代を表裏の画像で一致
させる。このような処理は以下の給紙処理サブルーチン
(ステップ(S101)、(5117) )で実行され
る。
第10図はメインルーチンのステップ(S5)で実行さ
れる複写動作のサブルーチンを示す。
このサブルーチンは以下のステップ(5101)〜(5
105)に区分けされたサブルーチンにて構成きれてい
る。ステップ(5101)では給紙方式を選定して給紙
を行ない、ステップ(5102)では感光体ドラム(1
)上へ画像を形成し、ステップ(5103)では用紙上
にトナー像を転写し、ステップ(5104)では用紙上
のトナーを定着し、ステップ(5105)でトラブル発
生時等その他の処理を行なう。
なお、ステップ(5102)〜(5105)での各処理
は従来周知であり、その詳細は省略する。
第11図は上記ステップ(5101)で実行される給紙
処理のサブルーチンを示す。
まず、自動給紙カセットからの給紙方式が選択きれてい
れば(ステップ(5111’)でY、ES)、自動給紙
のサブルーチン(5118)を実行する。手差し給紙口
からの給紙を指示する手差し給紙フラグまたは原稿両面
複写モードの選択を指示するモードフラグが“1”にセ
ットされていれば(ステップ(5112)でNo)、直
ちに手差し給紙のサブルーチンを実行する(ステップ(
5117> )。
一方、手差し受付禁止フラグが“1゛′にセットされて
いれば(ステップ(5114)でNo)、このサブルー
チンを終了し、該フラグが“0゛にリセットされている
場合、用紙の先端がスイッチ(sw30)で検出される
と(ステップ(5115)でYES)、手差し給紙フラ
グを“1′′にセットしくステップ(5116) )、
手差し給紙のサブルーチンを実行する(ステップ<51
17) )。
第12図は上記ステップ(5117)で実行される手差
し給紙口からの給紙処理のサブルーチンを示す。
まず、手差し給紙フラグのオンエツジが検知されると(
ステップ(5121)でY E S 、 (S46)、
 (547)参照)、メインモータ、手差し給紙ローラ
クラッチをオンし、手差し給紙ローラ(33)をシフト
きせるタイミングを決めるタイマ(E)をスタートさせ
、同時に手差し受付禁止フラグを“1′”にセットする
(ステップ(5122) )。これにて、手差し給紙ロ
ーラ(33)で−旦待機していた奇数頁原稿又は複写紙
が作像部へ向かって再度搬送を開始きれる。次に、タイ
マ(E)のカウント終了タイミングにて(ステップ(5
123)でYES)、手差し給紙フラグ及び原稿両面複
写モードフラグが“1′にセットされていれば(ステッ
プ(5124)、 (5125)でYES)、ソレノイ
ド(SL3)をオンして手差し給紙ローラ(33)を原
稿と共に矢印(X)方向にシフトきせる(ステップ(5
126) )。同時に、手差し給紙フラグを“0゛′に
リセットする(ステップ(5127) )。
方、原稿両面複写モードではなく単なる手差し給紙であ
れば(ステップ(5125)でNo)、ステップ(51
26)でのローラシフトは実行せず、ステップ(512
7)で手差し給紙フラグを“0”にリセットする。
次に、スイッチ(SW30)のオフエツジ(原稿又は複
写紙の後端通過)が検知されると(ステップ(5128
)でYES)、タイマ(F)をスタートさせ(ステップ
(5129) ) 、このタイマ(F)のカウント終了
タイミングが検知されると(ステップ(5130)でY
ES)、手差し給紙ローラクラッチ、ソレノイド(SL
3)をオフすると共に、手差し受付禁止フラグを“OI
+にリセットし、このサブルーチンを終了する。
[第2実施例、第14図〜第17図] 本第2実施例は、第14図に示す如く、原稿両面複写モ
ードを実行時に偶数頁原稿(D2)を綴じ代(L)だけ
矢印(X)方向に移動させるようにしたものである。
具体的には、第15図に示すように、ADF(200)
の原稿給紙トレイ(201)を手前側にシフト可能とし
た。第15図は給紙トレイ(201)の底面図であり、
給紙トレイ(201)は搬送方向切換え部(501)の
フレーム(502)に固定された支持板(503)上に
支持され、ガイドブロック(230)がフレーム(50
2)に固定されたガイドレール(504)に係合し、幅
方向にスライド自在とされている。支持板(503)に
はピン(506)を支点としてレバー(505)が回動
自在に装着され、該レバー(505)の先端部に形成し
たスリット(505a)には給紙トレイ(201)の裏
面に固定したピン(231)が係合している。レバー(
505)はソレノイド(SL3’)のプランジャ(50
7)と引張りスプリング(508)とが引き合う状態で
連結され、その回動範囲は支持板(503)に固定した
ピン(510)、 (511)にて規制される。
従って、ソレノイド(SL3’)がオフ状態にあるとき
、レバー(505)は引張りスプリング(508)にて
矢印(d)方向に付勢されてピン(510)で位置規制
され、通常はこの状態で原稿の給紙が行なわれる。
一方、原稿両面複写モード時に偶数頁の原稿を給紙する
際には、ソレノイド(st、3’)がオンされ、プラン
ジャ(507)が後退すると共に、レバー(505)が
ピン(506)を支点として矢印(d)とは逆方向に回
動し、同時に給紙トレイ(201)も矢印(X)方向に
シフトする。このシフトはレバー(505)がピン(5
11)に当接することで規制され、シフト量は第14図
に示した綴じ代(L)に等しい。
また、給紙ローラ(202)は給紙トレイ(201)の
開口(201a)からトレイ表面に僅かに突出しており
、この開口(201a)は給紙トレイ(201)の上記
シフト動作を干渉しないように大きく形成されている。
さらに、給紙ローラ(202)の軸(232)は支持板
(503)の折曲げ片(503a)、 (503a)に
軸受(233)。
(233)を介して回転自在に支持されている。この軸
(232)の他端にはタイミングプーリ(236)と給
紙クラッチ(CLI”)が取り付けられ、タイミングプ
ーリ(236)はクラッチ(CLl)のアマチュアに固
定され、クラッチ(CLI)のロータは軸(232)に
固定されている。従って、給紙クラッチ(CLI)がオ
ンされると、タイミングプーリ(236)と軸(232
)とが連結され、タイミングベルト(237)の回転が
給紙ローラ(202)へ伝達されることになる。
次に、本第2実施例の制御手順を説明する。ここでの制
御手順は前記第1実施例での制御手順と基本的には同様
であり、第16図に示すようにAD F (200)で
の原稿搬送を処理するサブルーチンの一部、第17図に
示すように手差し給紙処理のサブルーチンを変更する。
即ち、ADF搬送処理において、カウンタ(A)の値が
偶数で原稿を原稿台ガラス(16)上に搬送する場合に
は、第16図に示す如く、ソレノイド(SL3 ’ )
をオンしくステップ(570) )、給紙トレイ(20
1)を矢印(X)方向にシフトさせる。この状態で搬送
モータ、給紙クラッチ(CLI)がオンされ(ステップ
(571) )、偶数頁原稿がシフトされた状態で給紙
される。給紙終了と判断すると(ステップ(S72)で
YES)、給紙クラッチ(CLl)、ソレノイド(SL
3’)をオフする(ステップ(S73°))。
これにて、給紙トレイ(201)が元の状態に復帰する
。奇数頁原稿は給紙トレイ(201)が元状に復帰して
いるとき手差し給紙口へ搬送され、第1実施例の如く途
中でシフトされることなく作像部へ搬送される。
第17図に示す手差し給紙のサブルーチンにおいては、
手差し給紙ローラ(33)をシフトさせるための制御が
省略される。上記第12図のフローチャートと比較すれ
ば明らかなように、手差し給紙ローラ(33)をオンす
るためのステップ(5125)。
(5126)が省略され、ステップ(5131’)では
ソレノ4〇− イド(SL3)をオフする制御が省略される。また、ス
テップ(5122’)ではソレノイド(SL3)のオン
時間を制御するタイマ(E)の制御も外され、ステップ
(5123)でのタイマ(E)の状態を判断する処理も
外される。
[他の実施例] なお、本発明に係る複写機は上記実施例に限定されるも
のではなく、その要旨の範囲内で種々に変更することが
できる。
例えば、第1実施例において第2搬送経路へ給紙された
奇数頁原稿をシフトさせる手段は、原稿のサイズが長い
場合には、手差し給紙ローラ(33)のみならずその上
流側の搬送ローラ(208)をも同時にシフトきせる構
成としてもよい。
また、原稿両面複写モードにおいて原稿台ガラス(16
)から排出される原稿の後処理としては、上記マーキン
グ処理、裁断処理以外に、パンチング処理あるいはロー
ルカッタ(225)による処理なしで原稿を直接ダスト
トレイ(226)へ収納する処理を採用することもでき
る。あるいは、原稿後処理として必ずしもマーキング処
理を優先させる必要はない。
発明の効果 以上の説明で明らかなように、本発明によれば、原稿を
露光部に搬送する第1搬送手段又は作像部に搬送する第
2搬送手段内で原稿をその幅方向にシフトさせるように
したため、半数の片面原稿の裏面に他の半数の片面原稿
の画像を直接複写処理できることは勿論、綴じ代の位置
を表裏両面で一方側に合わせて形成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第13図は本発明に係る複写機の第1実施例を
示し、第1図は複写機全体の構成図、第2図は原稿両面
複写モードでの原稿搬送状態の説明図、第3図は原稿セ
ット方向表示部の平面図、第4図は手差し給紙ローラと
その移動手段を示す側面図、第5図は操作パネルの平面
図、第6図は制御回路のブロック図、第7図、第8図、
第9a図、第9b図、第9c図、第9d図、第10図、
第11図、第12図は制御手順を示すフローチャート図
、第13図は第1実施例における原稿シフトの説明用斜
視図である。第14図〜第17図は第2実施例を示し、
第14図はこの第2実施例における原稿シフトの説明用
斜視図、第15図は原稿給紙トレイの底面図、第16図
、第17図は制御手順の一部を示すフローチャート図で
ある。 (1)・・・感光体ドラム、(10)・・・光学系、(
33)・・・手差し給紙ローラ、(45)・・・スプリ
ング、(48)・・・レバ、(100)・・・複写機、
(200)・・・ADF(自動原稿搬送装置)、(20
1)・・・原稿給紙トレイ、(202)・・・給紙ロー
ラ、(206)・・・原稿搬送方向切換え爪、(505
)・・・レバー、(508)・・・スプリング、(SL
3)。 (SL3 ’ )・・・ソレノイド。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、原稿が露光される原稿露光部と、 露光された原稿画像を複写紙上に形成する作像部と、 複写すべき原稿を積載保持する原稿保持部と、上記原稿
    保持部に保持された原稿を上記原稿露光部に搬送する第
    1搬送手段と、 上記原稿保持部に保持された原稿を上記作像部に搬送す
    る第2搬送手段と、 上記第2搬送手段によって作像部に搬送された原稿に、
    上記第1搬送手段によって原稿露光部に搬送された他の
    原稿の画像を形成するように、上記第1搬送手段と第2
    搬送手段並びに作像手段を制御する第1制御手段と、 上記第1搬送手段又は第2搬送手段内で原稿をその搬送
    方向と直交する方向に移動させる移動手段と、 原稿が上記原稿露光部又は作像部へ到達するまでに上記
    移動手段を動作させて該原稿を移動させる第2制御手段
    と、 を備えたことを特徴とする複写機。
JP1018013A 1989-01-27 1989-01-27 複写機 Pending JPH02198459A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1018013A JPH02198459A (ja) 1989-01-27 1989-01-27 複写機

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