JPH06186813A - 複写機 - Google Patents

複写機

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JPH06186813A
JPH06186813A JP5050666A JP5066693A JPH06186813A JP H06186813 A JPH06186813 A JP H06186813A JP 5050666 A JP5050666 A JP 5050666A JP 5066693 A JP5066693 A JP 5066693A JP H06186813 A JPH06186813 A JP H06186813A
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Application number
JP5050666A
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English (en)
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Yukio Nakai
由紀夫 中井
Yuji Okamoto
裕次 岡本
Manabu Matsumoto
学 松本
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原稿カ−ルによるジャムによるロスタイムを
阻止し、コピイ効率を向上し得る自動原稿循環装置を備
えた複写機を提供することにある。 【構成】 露光すべき原稿を収容する原稿収容部(63)、
原稿が露光される原稿露光部(2) 、及び搬送路を介して
原稿を原稿収容部(63)から原稿露光部(2) を経て原稿収
容部(63)へと循環させる搬送手段を備えた自動原稿循環
装置(3) と、予備給紙を行うか否かを判別し、該判別結
果に応じて予備給紙を行うモ−ド及び1枚給紙を行うモ
−ドのいずれか一方を選択して原稿を給送するように搬
送手段の作動を制御する制御手段(74 〜80) とを含むこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機に係り、詳細には
自動原稿循環装置を備えた複写機に係る。本発明は更に
プリンタ−にも利用し得る。
【0002】
【従来の技術】図24(a) 、(b) は一般的な自動原稿循環
装置(以下RDH という) の動作を説明する図である。図
24(a) に示すようにコピイ中、原稿D1を露光する原稿露
光部2において露光中次の原稿D2はジヨブスピ−ドアッ
プのために予備給紙位置(図24(a) の位置S1に次の原稿
の先端が停止する位置)にて待機している。しかしなが
ら原稿D1のコピイ時に給紙トレイ内の用紙不足が生じた
とき原稿D2はそのまま位置Pに待機するか、又は図24
(b) のようにD1に引き続きこの原稿を位置S1から原稿収
容部63へ排出している。この場合、トナ−の定着温度が
低下しているときコピイモ−ドに入っている場合コピイ
スピ−ドを落とすために予備給紙位置での待ち時間が長
くなることがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、一般的な
装置においては、トナ−不足や、給紙トレイ内の用紙不
足が生じたとき、又はコピイのグル−プモ−ド(同一原
稿1頁の複数枚コピイを1回の原稿循環で達成するモ−
ド)において原稿D1の露光時間が長いため(原稿D1に関
してコピイ枚数が多いため)原稿D2を予備給紙位置に残
したまま停止したとき、トナ−補給、用紙補給に時間が
かかるか又は露光時間が長いために予備給紙位置での待
ち時間が長くなり、この結果予備給紙位置での待ち時間
が長くなり原稿D2にカ−ル等が生じ原稿ダメ−ジが大き
くなり原稿ジャムの原因となっていた。又、原稿D2を原
稿収容部63へ戻した場合、用紙補給のリカバリ−におい
て、原稿下取りのとき、原稿D2を露光位置、すなわち原
稿露光部2へ再給紙するまで無駄な時間を要し原稿D2の
余分な空送り動作をしなければならなかった。
【0004】本発明の目的は、原稿カ−ル等による原稿
ダメ−ジ、原稿ジャムを防止するとともにこれらに起因
するロスタイムを阻止し、正確なコピ−ワ−クによりコ
ピイ効率を向上し得る自動原稿循環装置を備えた複写機
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は露光すべき原稿
を収容する原稿収容部、原稿が露光される原稿露光部、
及び搬送路を介して原稿を原稿収容部から原稿露光部を
経て原稿収容部へと循環させる搬送手段を備えた自動原
稿循環装置と、予備給紙を行うか否かを判別し、該判別
結果に応じて予備給紙を行うモ−ド及び1枚給紙を行う
モ−ドのいずれか一方を選択して原稿を給送するように
搬送手段の作動を制御する制御手段とを含むことを特徴
とする。
【0006】
【作用】制御手段が予備給紙を行うか否かを判別し、該
判別結果に応じて予備給紙を行うモ−ド及び1枚給紙を
行うモ−ドのいずれか一方を選択して原稿を給送するよ
うに搬送手段の作動を制御するので、原稿の空送りによ
るロスタイムを防止し得るとともに次に露光すべき原稿
の搬送路上での待機に起因するカ−ルによるダメ−ジを
阻止しでき、かつコピイジョブの効率を向上し得る。
【0007】
【実施例】図1は自動原稿循環装置を有する本発明の複
写機の実施例の断面図である。本実施例に係る複写機は
図1に示すように、複写機構の要部である後述する複写
プロセス部22等を内蔵する複写機本体1を備えている。
【0008】複写機本体1の上部には原稿露光部2とRD
H 3とが設けられている。原稿露光部2は原稿を光走査
する領域を形成するものであり、透明なガラスを含む。
RDH3は原稿を原稿露光部2に給送したのちにセットさ
れたもとの位置に変換するように構成されており、使用
時に原稿露光部2を覆うように用紙に関して回動自在に
設けられている。
【0009】原稿露光部2の下方にはミラ−4〜9、ズ
−ムレンズ10からなる光学系11が配置されている。光学
系11はコピイランプ12の出射光を原稿に照射して光走査
を行うとともに、原稿からの反射光を取り込んで、光学
系11の下方に配置されている感光体ドラム13に導くよう
になっている。
【0010】感光体ドラム13には後述するメインモ−タ
47により回転駆動される。すなわち、メインモ−タ47に
は負荷として感光体ドラム13が接続されておりこの感光
体ドラム13の周辺には帯電器(メインチャ−ジャ−)1
4、トナ−濃度センサ−を備えた現像装置(現像槽)1
5、転写器(転写チャ−ジャ−)16、剥離器(剥離チャ
−ジャ−)17、感光体ドラム13に圧接するクリ−ニング
装置18、除電器(除電ランプ)19、等が配設されてい
る。又、剥離器17の近傍には、搬送装置20、定着装置21
が配設されている。クリ−ニング装置18は感光体ドラム
13に接触して残留トナ−をかき落とすクリ−ニングブレ
−ド18a を備えている。
【0011】図中130 は図示しないトナ−残量検知セン
サ−によってトナ−貯蔵量が検出されるトナ−ホッパ−
であり、現像装置15には感光体13上に形成されるトナ−
像のトナ−濃度を検出するトナ−濃度センサ−が備えら
れている。
【0012】感光体ドラム13を含む上記の部品により複
写プロセス部22が構成されており、この複写プロセス部
22は光学系11からの光により感光体ドラム13に形成され
た静電潜像をトナ−像として現像し、後述する給紙トレ
イ23〜25等から供給される用紙に、上記トナ−像を転写
するようになっている。複写プロセス部22は、剥離器17
により剥離された用紙を搬送装置20により定着装置21ま
で搬送し、定着装置21で用紙上のトナ−像を加熱及び加
圧して定着させるように構成されている。
【0013】現像装置15の下方には給紙トレイ23が配置
される一方、給紙トレイ23に隣接して給紙トレイ24、25
が配置されている。各給紙トレイ23、24、25には図示し
ない用紙残量検出可能な機構が配置されており、表示部
には各トレイ23、24、25の用紙残量を表示する。又、複
写機本体1の現像装置15側の側部には、手差給紙部26が
配されている。給紙トレイ部23〜25は複写に供される用
紙を複数枚収容可能であり、夫々出紙側に設けられた給
紙ベルト27〜29により用紙を最上端のものから順次給送
するようになっている。一方手差給紙部26は、異なるサ
イズの用紙を受け入れて1枚ずつ給紙することが可能で
ある。
【0014】給紙トレイ23と給紙トレイ24、25との間に
形成される空間から上方へ感光体ドラム13の近傍まで、
搬送路30が設けられている。搬送路30は給紙トレイ23〜
25、手差トレイ部26及び後述する中間トレイ38から給送
された用紙を感光体ドラム13に導くように配置されてい
る。この搬送路30の転写器16近傍に開口する端部には、
用紙を所定のタイミングで供給するレジストロ−ラ31が
設けられている。
【0015】定着装置21の出紙側には搬送切換部32が設
けられている。搬送切換部32は、片面複写を行う場合、
用紙をフィニッシャ33へ導く一方、両面複写を行う場
合、用紙を搬送路34へ導くように用紙の進路を切換える
ゲ−トフラッパ35が設けられている。フィニッシャ33
は、用紙を排出トレイ36に排出する他、必要に応じて用
紙に対しステ−プルにより綴じ込み処理を施すようにな
っている。排紙トレイ36はフィニッシャ33により綴じ込
み処理が施された用紙を複数部受けることができるよう
に上下に駆動される構造とされている。
【0016】搬送路34は搬送切換部32から定着装置21及
び搬送装置20の下方を通り、感光体ドラム13の下方まで
延びており、用紙を中間トレイ38へ導く。中間トレイ38
は、定着装置21の下方に配されており、搬送路34により
搬送されてきた用紙を受け入れる。中間トレイ37は出紙
側に設けられた搬送ベルト38により裏面が反転した用紙
を給送するように構成されている。
【0017】図2はRDH 3の1実施例の断面を示す側面
図である。RDH 3は下取り上戻し方式の循環式原稿送給
モ−ド(以下RDH モ−ドという)、手差による1枚毎セ
ット方式の個別式原稿送給モ−ド(以下SDF モ−ドとい
う)との切換えが可能な装置に形成されている。原稿収
容部63は収容した原稿の送出を検出する検出装置59を有
しており、RDH モ−ドの場合は原稿を収納する原稿収容
部63に積み重ねて収容された原稿D は、後述する一対の
送り出しロ−ラ46,46 、搬送路47、搬送ロ−ラ48、搬送
ベルト50、モ−タ55、56、61、ロ−ラ53、57、58、給紙
ロ−ラ51及び搬送路52とともに搬送手段を構成し、かつ
原稿収容部63の直下位置に設けられた送り出しベルト45
によって最下位置の原稿D から順に送りだされ、送り出
しベルト45の下流側に設けられる一対の送り出しロ−ラ
46,46 間を通過して搬送路47を経て、搬送ロ−ラ48によ
って搬送された後、読取り位置で実現される処理位置で
原稿露光部2に至って搬送ベルト50により透明板54に押
し付けられその間に光源19による露光領域で露光されて
搬送ベルト50により搬送され、給紙ロ−ラ51により反転
搬送されたのち返送用搬送路52、一対の返送ロ−ラ53、
53を経て原稿収容部63における最上位置の原稿D 上に戻
される。
【0018】搬送ロ−ラ48は送り出しロ−ラ46,46 の下
流側に設けられる搬送路47の直下方に位置させて配置さ
れ、軸を連結したモ−タ55によって回転駆動されて原稿
D を反転させながら原稿露光部2に搬送するように構成
されている。この搬送ロ−ラ48を挟んで原稿露光部2と
反対側の位置、すなわち搬送ロ−ラ48の搬送方向を基準
として上流側の位置には、例えば手差で原稿D を1枚ず
つ載置することができる原稿載置部44が設けられてい
る。この原稿載置部44はSDF モ−ドの送給時に用いら
れ、原稿載置部44に載置された1枚の原稿D は、搬送ロ
−ラ48によって搬送されて、以後はRDH モ−ドの場合と
同様の経路を巡って原稿収容部63に搬送され、搬送ロ−
ラ48はRDH モ−ドの場合は原稿搬送の役割りをなし、SD
F モ−ドの場合は原稿引き込みの役割をなし、共用のロ
−ラとして機能している。尚、60は手差し原稿を検出す
る装置である。
【0019】搬送ベルト50はモ−タ56によって回転駆動
される駆動ロ−ラ57と、この駆動ロ−ラ57に対向して設
けられる従動ロ−ラ58との間に無端状に張架されており
モ−タ56の駆動によって矢符の方向に回転される。この
搬送ベルト50には多数の通気孔が設けられておりロ−ラ
57、58間の搬送ベルト50によって挟まれる空間部に配設
される図示しない空気吸引ダクトに臨んでおり、該ダク
トの吸引口が下側を走行する搬送ベルト50に上部から接
するように開口することによって、空気吸引ダクトの吸
引作用を受けながら搬送ベルト50は走行し、搬送ロ−ラ
48によって搬送される原稿D を吸着して滑りの無い状態
の下で給紙ロ−ラ51側に搬送することができる。
【0020】図3は検出手段の検出したトナ−像の濃度
によって搬送手段の作動が制御される動作を説明するフ
ロ−チャ−トであり、図4、図5は図3のRDH 処理動作
を説明する図である。図2と同じ装置には同一の番号を
付している。
【0021】トナ−濃度センサ−の検出したトナ−像の
トナ−濃度が所定値以上の場合には次に露光すべき原稿
D2は図4のセンサが設けられたS1位置まで給紙され、ト
ナ−像のトナ−濃度が所定値未満の場合には次に露光す
べき原稿D2は給紙されない(予備給紙は行なわれず次に
露光すべき原稿D2は原稿収容部63に収容されたままであ
る、図5参照)。すなわち、図3において、プリンタボ
タンが押されコピイがスタ−トすると原稿は露光位置に
給紙される(3-1) 。トナ−濃度が所定値(x)未満の場
合にはトナ−濃度が低下しているため予備給紙を行なわ
ない(3-2) 。そうでないときは次原稿D2は図4のS1位置
まで給紙され(3-3) 、所定回数分露光が完了すると(3-
4) 原稿は露光位置2から排出されコピイが終了してい
なければ(3-5) 更に原稿が露光位置へ給紙される(3-5,
3-1)。ここで図3におけるxとはジョブスピ−ドと原稿
カ−ルによって決定される値である。
【0022】図6(a) 、(b) は図2のRDH 3によるRDH
処理パタ−ンを説明する図である。図2と同じ装置には
同一の番号を付している。
【0023】一般的な装置の有する問題点を解決するた
めにコピイ中の使用トレイの用紙残量がある程度少なく
なったとき、次の原稿D2の予備給紙を止め、原稿D1のみ
原稿台上で露光されるようにする。この時、コピイ中の
使用トレイの用紙不足で停止したときは図6(b) のよう
になり、用紙補給後のリカバリ−では原稿D2から原稿台
に引き込みコピイ開始となるため余分な空送りタイムロ
スを防止できる。
【0024】図7は給紙トレイの用紙残量に関するRDH
の原稿露光動作を説明するフロ−チャ−トである。ま
ず、プリントボタンが押され原稿D を露光位置、すなわ
ち原稿露光部2まで送り(7-1) コピイ開始となる。(7-
1) ステップでは使用トレイの用紙残量がX より多いと
き(X は残量検知の精度によって定まる単位)、ステッ
プ(7-3) にて次原稿を図6(a) のS1位置まで予備給紙す
る。又、X より多くないとき、用紙切れが真近のため次
の原稿は予備給紙しない。ステップ(7- 3)では、原稿露
光部2での原稿1頁の必要数の露光が完了し(7-4) 、原
稿露光部2からの原稿排出後、コピイが終了していなけ
れば(7-5) 、次原稿を露光位置へ給紙する(7-1) 。次原
稿のS1位置までの予備給紙を行わないときは原稿収容部
63に収容されている原稿を除いてRDH 内には露光中の原
稿のみ存在する状態とし、用紙をトレイへ補給後次原稿
のS1位置までの予備給紙を行う。
【0025】図8はグル−プモ−ドに関するRDH の第1
原稿露光動作を説明するフロ−チャ−トである。まず、
プリントボタンが押され原稿D を露光位置、すなわち原
稿露光部2まで送り(8-1) コピイ開始となる。原稿コピ
イがグル−プモ−ドではない場合、すなわち原稿を頁単
位で単数露光する場合には原稿露光部2での原稿の露光
完了前に次原稿を図6(a) のS1位置まで予備給紙する(8
-2、8-3)。原稿露光部2での原稿1頁の露光が完了して
から予備給紙した原稿を原稿露光部2へ給紙して露光す
る。原稿コピイがグル−プモ−ドの場合、すなわち原稿
を頁単位で複数枚露光する場合には原稿露光部2での原
稿の露光がすべて完了するまで次原稿のS1位置までの予
備給紙を行わず原稿収容部63に収容されている原稿を除
いてRDH内には露光中の原稿のみ存在する状態とする(8-
2、8-4)。そして露光が完了しコピイが終了していなけ
れば(8-5) 、原稿露光部63からの原稿排出後、次原稿を
露光位置まで給紙する(8-1) 。
【0026】図9はグル−プモ−ドに関するRDH の第2
原稿露光動作を説明するフロ−チャ−トである。まず、
プリントボタンが押され原稿D を露光位置、すなわち原
稿露光部2まで送り(9-1) コピイ開始となる。原稿コピ
イがグル−プモ−ドではない場合、すなわち原稿を頁単
位で第1の枚数(例えば単数)の場合には原稿露光部2
での原稿の露光完了前に次原稿を図6(a) のS1位置まで
予備給紙する(9-2、9-3)。原稿露光部2での原稿の露光
が完了してから予備給紙した原稿を原稿露光部2へ給紙
して露光する。原稿コピイがグル−プモ−ドの場合、す
なわち原稿を頁単位で第1の枚数より多い第2の枚数
(例えば複数)の場合には原稿露光部2での原稿1頁の
必要数の露光がすべて完了するまで次原稿のS1位置まで
の予備給紙を行わず原稿収容部63に収容されている原稿
を除いてRDH 内には露光中の原稿のみ存在する状態とす
る(9-2、9-4)。そして露光が完了し原稿露光部2からの
原稿排出後、次原稿を原稿露光部2まで給紙する(9-1)
。又、原稿露光中にコピイ停止条件が発生した場合(9-
5) 、例えば用紙づまり等の場合には次原稿に関して予
備給紙状態を判断し(9-6) 、予備給紙状態であれば原稿
露光部2の原稿及びS1位置の次原稿を排出し(9-6、9-
7)、予備給紙をしていなければ原稿露光部2に原稿を残
したままコピイを停止する(9-8) 。
【0027】図10はグル−プモ−ドに関するRDH の第3
原稿露光動作を説明するフロ−チャ−トである。まず、
プリントボタンが押され原稿D を露光位置、すなわち原
稿露光部2まで送り(10-1) コピイ開始となる。原稿コ
ピイがグル−プモ−ドではない場合あるいはグル−プモ
−ドであっても原稿1頁のコピイ枚数(すなわち露光回
数)が設定値より少ない場合には原稿露光部2での原稿
露光完了前に次原稿をS1位置まで予備給紙する(10-2 、
10-3 、10-4) 。原稿露光部2での原稿1頁の必要数の
露光が完了してから予備給紙した原稿を原稿露光部2へ
給紙して露光する。原稿コピイがグル−プモ−ドの場合
であってかつ原稿1頁のコピイ枚数(すなわち露光数)
が設定値より多い場合には原稿露光部2での原稿1頁の
必要数の露光がすべて完了するまで次原稿のS1位置まで
の予備給紙を行わず原稿収容部63に収容されている原稿
を除いてRDH 内には露光中の原稿のみ存在する状態とす
る(10-5) 。そして露光が完了し原稿露光部2からの原
稿排出後、コピイが終了していなければ(10-6)、次原稿
を露光位置まで給紙する(10-1)。
【0028】図11は定着装置21の要部を示す平面図、図
12は定着装置21の要部の断面図である。定着装置21は図
示しない左右のフレ−ムに軸支されるヒ−トロ−ラ(上
側ロ−ラ)と定着ロ−ラ(下側ロ−ラ)と図示しない剥
離爪とを含む。ヒ−トロ−ラは中空円筒状でありヒ−ト
ロ−ラの本体65の内部にヒ−タ68を収容している。この
ヒ−タ68がヒ−トロ−ラの本体65を加熱して用紙S 上の
トナ−を加熱溶融し用紙S にトナ−を定着させる。
【0029】ヒ−トロ−ラの本体65の両端部に設けられ
ている軸部69は図示しない左右のフレ−ムの軸受部に軸
支されヒ−トロ−ラの本体65を下方の定着ロ−ラの本体
66に圧接させている。定着ロ−ラは定着ロ−ラの本体66
と回転軸70,73 とからなりこの回転軸70,73 の両端部が
図示しない左右のフレ−ムの軸受部に軸支されることに
より、定着ロ−ラの本体66がフレ−ムの間に配置され
る。ヒ−トロ−ラの本体65の表面には温度検知センサ67
が接触しておりヒ−トロ−ラの表面温度を検知する。
【0030】更にヒ−トロ−ラは左側の軸部69が図示し
ない駆動系に連結され駆動系からの駆動力の伝達によっ
てヒ−トロ−ラの本体65を回転させている。
【0031】複写機の作動を制御するマイクロコンピュ
−タにより温度検知センサ67により検出された温度が低
下するとコピイスピ−ドがダウンする。それによって予
備給紙された原稿は予備給紙位置で待ち時間が長くなる
が、図6(b)に示すRDH のごとく原稿露光中は次原稿をD2
を原稿収容部63に残したままとし予備給紙は行わない。
これにより予備給紙位置での露光待ち時間が長くなるこ
とによる原稿ダメ−ジをなくすことができるので、正確
なコピイワ−クが可能となる。
【0032】図13は定着装置の温度制御に関するRDH の
動作を説明するフロ−チャ−トである。まず、プリント
ボタンが押されコピイ動作がスタ−トするとRDH は原稿
D1を原稿露光部2に給紙する(13-1)。定着温度が低下し
ているか否かが判断され(13-2)低下していれば次原稿D2
は予備給紙されないで原稿D1の露光が完了するまで原稿
収容部63に収容されている原稿を除いてRDH 内には露光
中の原稿のみ存在する状態とする(13-4)。温度が低下し
ていなければ原稿露光部2での原稿露光完了前に次原稿
を図6(a) のS1位置まで予備給紙する(13-2 、13-3) 。
所定の露光が完了するとコピイが終了していなければ(1
3-5)次原稿を露光位置へ給紙する(13-1)。
【0033】図14は温度制御に関する定着装置の動作を
説明するフロ−チャ−トである。まず定着制御温度(TC)
と定着温度(TH)とを比較し(14-1)、TH≧TCであれば温度
低下モ−ドフラッグをリセットし(図13のステップ13-2
の判断に利用される) ヒ−タランプをオフする(14-8)。
TH<TC であれば定着温度低下モ−ド判断温度(TD)とTHと
を比較し(14-2)、TD≦THなら温度低下モ−ドフラッグを
リセット後(14-4)、ヒ−タランプをオンする(14 6)。TD
>TH であれば定着コントロ−ルトラブル温度TTとTHとを
比較し(14-3)、TT≦THならば温度低下モ−ドとなったこ
とを示すフラッグをセットし(14-5) ヒ−タランプをオ
ンする(14-6)。TT>TH ならば定着ヒ−タランプのトラブ
ル処理(14-7)を行う(マシン停止、負荷オフ等)。
【0034】図15は複写機の制御系のブロック図であ
る。マイクロコンピュ−タ(CPU) 74は、ROM 75に予め記
憶されている制御用プログラムにしたがって制御を行
う。RAM76はバッファ用メモリや複写制御等に必要とな
るフラグその他の演算用領域として使用される。符号79
はキイスイッチや複写用紙スイッチ等による検知信号等
の信号入力装置であって、インタ−フェ−ス回路77を介
して上記CPU 74へ信号を転送している。すなわち複写機
本体においては、用紙の搬送位置の検知信号、感光体の
位置検知の信号等がインタ−フェ−ス回路77を介してCP
U 74へ送られる。又、符号80は、複写倍率の表示やその
他の表示回路及び複写機本体の各負荷を制御するドライ
バ−アレイであり、符号78はそのインタ−フェ−ス回路
であってCPU74 からの制御信号をドライバ−アレイ80に
転送している。それ故に、複写機本体の駆動はCPU 74に
よって互いに関連されて駆動制御される。
【0035】図25は複写機、レ−ザビ−ムプリンタ、印
刷機等の画像形成装置に用いられる一般的なシ−トレジ
スト装置を説明する図である。一般に複写機、レ−ザビ
−ムプリンタ、印刷機等の画像形成装置においては、画
像を記録するための用紙Sが斜行しないように搬送ロ−
ラ対62の下流において用紙Sにル−プ120 を形成してル
−プ120 の進入力により用紙Sの先端をレジストロ−ラ
対64のニップ部に当接させるように構成されている。し
かしレジストロ−ラ対64の上流で用紙Sにル−プ120 を
形成しても、用紙Sが復元力により搬送ロ−ラ対62の方
向に戻ってル−プがすぐ消滅してしまい、用紙Sが斜行
したり用紙Sを画像形成装置に同期して送り出すことが
できないという問題点があった。
【0036】そこで更に効率的にコピイを行うべくRDH
を有する複写機に備えられており画像の形成速度や用紙
の種類にかかわらず用紙の斜行を防止することができる
シ−トレジスト装置について説明する。
【0037】図16はシ−トレジスト装置の構成を説明す
る図である。同図において、図1と同一の構成は同一の
番号を付してある。電子写真プロセスによる画像形成動
作の中心となる感光体ドラム13は時計回り方向に回転
し、感光体ドラム13の周囲にはその回転方向に沿って順
次、画像の露光前に感光体ドラム13に帯電する帯電器1
4、露光後の感光体ドラム13上の静電潜像をトナ−によ
り可視像化する磁気ブラシ現像ロ−ラ81、感光体ドラム
13上のトナ−を用紙S上に転写する転写器16、用紙Sを
感光体ドラム13から剥離する剥離器17および剥離爪18a
と感光体ドラム13上の残存トナ−を除去するクリ−ニン
グ装置18が配置されている。帯電器14と現像ロ−ラ81の
間において露光光学系により原稿画像の光像が感光体ド
ラム13上に露光されその静電潜像が感光体ドラム13上に
形成される。符号23は用紙Sを1枚毎に順次転写位置に
送り出すための給紙トレイ23が設けられている。給紙ト
レイ23上に積み上げられた用紙S は最上部から1枚ずつ
給紙ベルト27により取り込まれ、上下のシ−トガイド8
5,86 により第1の回転手段としての搬送ロ−ラ対84の
間に案内される。
【0038】搬送ロ−ラ対84により挟持された用紙Sは
第2の回転手段としてのレジストロ−ラ対31の方向に送
り出される。レジストロ−ラ対31の上流には用紙Sの先
端を検出する検出手段としてのセンサ82が設けられてい
る。上側シ−トガイド85は用紙Sの先端にル−プを形成
するための空間83を形成している。レジストロ−ラ対31
は用紙Sを転写器16の転写位置において感光体ドラム13
上のトナ−像に同期するように送り出し、トナ−像が転
写された用紙Sは剥離器17により感光体ドラム13から剥
離されて後、搬送ベルト20により定着装置21(図1)に
搬送される。
【0039】図17は搬送ロ−ラ84を駆動するための第1
の駆動手段およびレジストロ−ラ対31を駆動するための
第2の駆動手段から構成された駆動機構を示す上面図で
ある。
【0040】図示上方に示すレジストロ−ラ対31の回転
軸90の一端(図示左側)は画像形成装置本体のフロント
側フレ−ム91a の軸受け(ベアリング)92を介して制止
用電磁クラッチ93に連結されている。制止用電磁クラッ
チ93はフロント側フレ−ム91a に固定されており、回転
軸90は制止用電磁クラッチ93がオフ状態で自由に回転し
制止用電磁クラッチ93がオン状態でフロント側フレ−ム
91a に固定される。
【0041】レジストロ−ラ31の回転軸90の他端(図示
右側)は、装置本体のリヤ側フレ−ム91b の軸受け(ベ
アリング)94を介して駆動用電磁クラッチ95に連結され
ている。駆動用電磁クラッチ95はアイドルギヤ96を介し
て駆動ギヤ97に連結されており、駆動ギヤ97はモ−タ98
により常時駆動されている。
【0042】すなわち、モ−タ98から回転軸90に対する
回転駆動力は駆動用電磁クラッチ95がオフの状態では伝
達されず、駆動用電磁クラッチ95がオンの状態で伝達さ
れるように構成されている。
【0043】図示下方に示す搬送ロ−ラ対84の回転軸99
の一端(図示左側)は、フロント側フレ−ム91a の軸受
け100 を介して制動手段101 に連結されている。制動手
段101 は、回転軸99に固定されたカラ−101a、回転軸99
が貫通した金属等のリング状摩擦部材101b、同じく摩擦
部材101c(例えばポリプラスチック株式会社、製品名:
ジュラコン)、カラ−101aと摩擦部材101cとの間に配置
されて摩擦部材101b及び101cを所定の圧力でフレ−ム91
a の面に押圧するスプリング101dとにより構成されてい
る。
【0044】搬送ロ−ラ対84の回転軸99の他端(図示右
側)は、レジストロ−ラ対31と同様に、リヤ側フレ−ム
91b の軸受け(ベヤリング)102 を介して電磁クラッチ
103に連結されている。また、電磁クラッチ103 はアイ
ドルギヤ104 を介して駆動ギヤ105 に連結されており、
駆動ギヤ105 はモ−タ(M) 106 により常時駆動されてい
る。
【0045】したがって、レジストロ−ラ対31と同様
に、モ−タ(M) 106 から回転軸99に対する回転駆動力
は、電磁クラッチ103 がオフの状態では伝達されず、電
磁クラッチ103 がオンの状態で伝達される。
【0046】図18は制御手段としての制御部の構成を示
す。モ−タ(M)98 、106 (図17参照)はモ−タドライバ
110 に接続されており、電磁クラッチ(CLT)93 、95、10
3 (図17参照)はクラッチドライバ111 に接続されてい
る。モ−タドライバ110 はクラッチドライバ111 及びセ
ンサ82(図16参照)は、入出力(I/O) ユニット112 に接
続されている。
【0047】入出力(I/O) ユニット112 は中央処理装置
(CPU)113 に接続されており、センサ82の検出信号がCP
U 113 に取り組まれると共に、CPU113がモ−タドライバ
110及びクラッチドライバ111 を介してモ−タ(M)98 、1
06 及び電磁クラッチ(CLT)93、95、103 を制御する。
【0048】CPU 113 の制御用プログラムは予めリ−ド
オンリメモリ(ROM)114に記憶され、またランダムアクセ
スメモリ(RAM) 115 は、バッファ用メモリや複写制御等
に必要なフラグ、カウンタ、タイマ等の演算領域を有す
る。
【0049】I/O ユニット112 は操作パネル116 (後述
する図19参照)のオペレ−タ操作用キ−(Key)117、及び
表示ドライバ118 に接続されている。表示ドライバ118
は表示装置119 に接続されている。
【0050】操作パネル116 は、図19に示すように、複
写枚数を設定するためのテンキ−116a、設定枚数をクリ
アするためのクリアキ−116b、複写開始用のプリントス
イッチ116c、設定枚数等を表示するためのセット表示部
119a、及び現在の複写枚数等を表示するためのカウント
表示部119b等を備えている。
【0051】CPU 113 はテンキ−116aを介して設定され
た複写枚数がセット表示部119aに表示されるように表示
ドライバ118 を制御し、次いでプリントスイッチ116cが
押下されると、図16、17に示すような機構を制御して複
写制御を行い、現在の複写枚数をカウントしてカウント
表示部119bに表示させる。また、設定枚数とカウント枚
数とが一致するとカウント表示部119bに「0」表示させ
る。
【0052】図20はCPU 113 がモ−タ(M)98 、106 と電
磁クラッチ(CLT)93 、95、103 を介して搬送ロ−ラ対84
とレジストロ−ラ対31を制御するタイミングを示す図、
図21はシ−トレジスト装置の第1の動作を説明するフロ
−チャ−ト、図23(a) 、(b)、(c) は用紙Sの給紙状態
を示す図である。
【0053】図20、図23(a) 、(b) 、(c) 及び図21のフ
ロ−チャ−トを参照して図16に示すシ−トレジスト装置
の動作を説明する。
【0054】図21に示すようにまずテンキ−116aを介し
て複写枚数が設定され、プリントスイッチ116cが押下さ
れてオンする(21-1)と、CPU 113 は図16に示す静電プロ
セス装置を始動するとともに、搬送ロ−ラ対84の電磁ク
ラッチ103 及びレジストロ−ラム対31の制止用電磁クラ
ッチ93,103をオンにする(21-2)。給紙トレイ23上の最上
部の用紙S が給紙ベルト27により取り込まれ、上下のシ
−トガイド85、86により搬送ロ−ラ対84の間に案内さ
れ、搬送ロ−ラ対84により挟持されてレジストロ−ラ対
31の方向に搬送される(21-3)。
【0055】センサ82は用紙Sの先端を検出すると(時
刻t1) オンになり(21-4)、電磁クラッチ103 をオフにし
て(21-5)、図23(a) に示すように用紙Sの先端がレジス
トロ−ラ対31のニップ部に当接する前に搬送ロ−ラ対84
を停止させる。
【0056】この停止制御は図17に示すような制動手段
101 により行われ、制動手段101 の搬送ロ−ラ対84に対
する制動摩擦力は、駆動源(モ−タ)106 の搬送ロ−ラ
対84に対する駆動力より小さく設定されている。
【0057】続く時刻t2では、レジストロ−ラ対31の回
転開始の準備のために制止用電磁クラッチ93を継続して
オンにするとともに駆動用電磁クラッチ95をオンにする
(21-6)。すなわち、レジストロ−ラ対31は制止用電磁ク
ラッチ93により未だ回転を開始していない。
【0058】ついで、時刻t3が図16に示す静電プロセス
装置の転写タイミングT(=t4)より所定の時間tms 前であ
るか否かをチェックし(21-7 、時刻t3が転写タイミング
T(=t4) より所定の時間tms 前になるまでステップ21-7
を繰り返す。
【0059】ステップ21-7で時刻t3が転写タイミングT
(=t4)より所定の時間tms 前であれば、搬送ロ−ラ対84
の電磁クラッチ103 をオンにする信号を出力して、電磁
クラッチ103 をオンにする(21-8)。
【0060】その結果、図23(b) に示すように用紙S
は、先端がレジストロ−ラ対31のニップ部に当接し、ル
−プが形成されて斜行が除去される。
【0061】時刻t3から所定の時間tms を経過した時刻
t4(=T)であるか否かをチェックし(21-9)、時刻t4(=T)に
なるまでステップ21-9を繰り返す。
【0062】所定の時間tms の経過後の時刻t4(=T)にお
いて、レジストロ−ラ対31の制止用電磁クラッチ93をオ
フにする(21-10) 。
【0063】この場合、前述したように搬送ロ−ラ対84
の電磁クラッチ103 がオンであり、レジストロ−ラ対31
の駆動用電磁クラッチ95がオンであるので、用紙Sは図
23(c) に示すようにレジストロ−ラ対31と搬送ロ−ラ対
84により転写位置への転送が開始される。
【0064】上記の搬送の開始後は、次のように行われ
る。まず、用紙Sの後端がセンサ82を通過したか否かを
センサ82の状態により検知し(21-11) 、センサ82がオフ
になるまですなわち、用紙Sの後端がセンサ82を通過す
るまでステップ(21-11) を繰り返す。
【0065】ステップ21-11 の結果、センサ82がオフに
なっているならば用紙S の後端がセンサ82を通過してか
らさらにレジストロ−ラ対31を通過するまでに必要な時
間をタイマ−に時間T1としてセットし(21-12) タイマ−
が時間T1の経過をチェックし(21-13) 、ステップ13で時
間T1が経過したと判別されたならば、用紙S の後端がレ
ジストロ−ラ対31を通過したものとして搬送ロ−ラ対84
及びレジストロ−ラ対31を停止させるとともに、タイマ
−の時間T1をリセット停止する(21-14) 。
【0066】このように転写タイミングT(=t4)より所定
の時間tms 前の時刻t3において、搬送ロ−ラ対84の電磁
クラッチ103 をオンにして用紙S の先端にル−プを形成
する。
【0067】図21はシ−トレジスト装置の第2の動作を
説明するフロ−チャ−トである。
【0068】図21に示すようにステップ21-7は図22の22
-7〜22-9に示すように設定してもよい。すなわち、タイ
ミング(所定の時間)tms を用紙S の特性に応じて切り
換える場合、用紙Sの特性を自動検出して、オペレ−タ
があらかじめ設定した用紙デ−タをRAM 115 上より読み
だし(22-7)、RAM115から読み出された用紙デ−タに基づ
いて適切なタイミングtms を設定する(22-8)。時刻がタ
イミングT よりも設定されたタイミングtms 前であるか
否かをチェックして、時刻がタイミングT よりもタイミ
ングtms 前であれば電磁クラッチ93をオフにするための
信号を出力する(22-9)。
【0069】図22に示すテップでは所定の時間tms は、
搬送ロ−ラ対84の回転手段の材質、用紙Sの種類及び性
質等の関係により異なるので、画像形成装置本体の出荷
時に装置毎に調整して平均的な用紙に応じた基準時間t
を所定の時間tms としてRAM115に記憶するようにしても
よく、また用紙の種類毎の基準時間t をあらかじめRAM1
15に記憶して操作パネル116 から紙質を選択するように
してもよく、さらに例えば上下のシ−トガイド85、86間
を通過する用紙S の光透過率、抵抗率、静電容量等によ
り紙質を自動的に判断して所定の時間tms を自動的に設
定してもよい。
【0070】したがって、転写タイミングT(=t4)より所
定の時間tms 前の時刻t3において、搬送ロ−ラ対84の電
磁クラッチ103 をオンして用紙S の先端にル−プを形成
するので用紙毎の基準時間t を設定することにより用紙
の斜行を防止することができる。所定の時間tms は、変
更手段により変更して設定できるようにしてもよい。
【0071】
【発明の効果】制御手段が予備給紙を行うか否かを判別
し、該判別結果に応じて予備給紙を行うモ−ド及び1枚
給紙を行うモ−ドのいずれか一方を選択して原稿を給送
するように搬送手段の作動を制御するので、原稿の空送
りによるロスタイムを防止し得るとともに次に露光すべ
き原稿の搬送路上での待機に起因するカ−ルによるダメ
−ジを阻止しでき、かつコピイジョブの効率を向上し得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複写機の実施例の断面図である。
【図2】自動原稿循環装置の実施例の断面を示す側面図
である。
【図3】検出手段の検出したトナ−像の濃度によって搬
送手段の作動が制御される動作を説明するフロ−チャ−
トである。
【図4】図3のRDH 処理動作を説明する図である。
【図5】図3の他のRDH 処理動作を説明する図である。
【図6】自動原稿循環装置の処理パタ−ンを説明する図
である。
【図7】自動原稿循環装置の原稿露光動作を説明するフ
ロ−チャ−トである。
【図8】グル−プモ−ドに関する自動原稿循環装置の第
1動作を説明するフロ−チャ−トである。
【図9】グル−プモ−ドに関する自動原稿循環装置の第
2動作を説明するフロ−チャ−トである。
【図10】グル−プモ−ドに関する自動原稿循環装置の
第3動作を説明するフロ−チャ−トである。
【図11】定着装置の要部を示す平面図である。
【図12】定着装置の要部を示す断面図である。
【図13】定着装置の温度制御に関する自動原稿循環装
置の動作を説明するフロ−チャ−トである。
【図14】温度制御に関する定着装置の動作を説明する
フロ−チャ−トである。
【図15】複写機の実施例の制御系のブロック図であ
る。
【図16】シ−トレジスト装置の構成を説明する図であ
る。
【図17】第1の駆動手段及び第2の駆動手段から構成
された駆動機構を示す上面図である。
【図18】複写機の実施例の制御部の構成を示す図であ
る。
【図19】複写機の実施例の操作パネルを説明する図で
ある。
【図20】搬送ロ−ラ対とレジストロ−ラ対とを制御す
るタイミングを示す図である。
【図21】シ−トレジスト装置の第1の動作を説明する
フロ−チャ−トである。
【図22】シ−トレジスト装置の第2の動作を説明する
フロ−チャ−トである。
【図23】用紙の給紙状態を示す図である。
【図24】一般的な自動原稿循環装置の動作を説明する
図である。
【図25】一般的なシ−トレジスト装置を説明する図で
ある。
【符号の説明】
1 複写機 2 原稿露光部 3 自動原稿循環装置 23〜 25 給紙トレイ 63 原稿収容部 74〜80 制御系 130 トナ−ホッパ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光すべき原稿を収容する原稿収容部、
    原稿が露光される原稿露光部、及び搬送路を介して原稿
    を前記原稿収容部から前記原稿露光部を経て前記原稿収
    容部へと循環させる搬送手段を備えた自動原稿循環装置
    と、予備給紙を行うか否かを判別し、該判別結果に応じ
    て予備給紙を行うモ−ド及び1枚給紙を行うモ−ドのい
    ずれか一方を選択して原稿を給送するように前記搬送手
    段の作動を制御する制御手段とを含むことを特徴とする
    複写機。
  2. 【請求項2】 原稿コピイ用の用紙を収容する給紙トレ
    イと、露光された原稿に関して静電潛像を形成する感光
    体と、前記感光体に形成された静電潛像に関して前記感
    光体上にトナ−像を形成するようにトナ−を前記感光体
    に供給するトナ−供給手段と、前記感光体上に形成され
    たトナ−像の濃度を検出する検出手段とを備えており、
    前記制御手段は前記検出手段の検出したトナ−像の濃度
    が所定値以上の場合には前記原稿露光部で原稿の露光が
    終了する前に次に露光すべき原稿を前記搬送路の前記原
    稿露光部の上流の所定の位置に待機させ、前記検出手段
    の検出したトナ−像の濃度が所定値未満の場合には次に
    露光すべき原稿を前記原稿収容部から搬送しないように
    前記搬送手段の作動を制御することを特徴とする請求項
    1に記載の複写機。
  3. 【請求項3】 原稿コピ−用の用紙を収容する給紙トレ
    イを備えており、前記制御手段は前記給紙トレイに収容
    された用紙が所定数より多い場合には前記原稿露光部で
    原稿の露光が終了する前に次に露光すべき原稿を前記搬
    送路の前記原稿露光部の上流の所定の位置に待機させ、
    前記給紙トレイに収容された用紙が所定数以下の場合に
    は前記給紙トレイに用紙が所定数より多くなるように補
    給されるまで次に露光すべき原稿を前記原稿収容部から
    搬送しないように前記搬送手段の作動を制御することを
    特徴とする請求項1に記載の複写機。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は一つの原稿の一つの面の
    露光回数が設定数以下の場合には次に露光すべき原稿を
    前記搬送路の前記原稿露光部の上流の所定の位置に待機
    させ、一つの原稿の一つの面の露光回数が前記設定数よ
    り多い場合には次に露光すべき原稿を前記原稿露光部で
    の原稿の露光が終了するまで前記原稿収容部から搬送し
    ないように前記搬送手段の作動を制御することを特徴と
    する請求項1に記載の複写機。
  5. 【請求項5】 前記設定数が単数であることを特徴とす
    る請求項4に記載の複写機。
  6. 【請求項6】 原稿の露光を中断するときは次に露光す
    べき原稿が前記搬送路の前記所定の位置に待機している
    場合にはすべての原稿を前記原稿収容部へ収容し、次に
    露光すべき原稿が前記所定の位置に待機していない場合
    には前記原稿露光部に原稿をそのまま待機させることを
    特徴とする請求項4又は5に記載の複写機。
  7. 【請求項7】 トナ−像を用紙に定着する定着装置の定
    着温度に応じて次に露光すべき原稿を前記搬送路の前記
    所定の位置に待機させることを特徴とする請求項4から
    6のいずれか一項に記載の複写機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6874775B2 (en) 2001-11-16 2005-04-05 Nisca Corporation Document transfer device and image reading apparatus

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US6874775B2 (en) 2001-11-16 2005-04-05 Nisca Corporation Document transfer device and image reading apparatus

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