JPH0219763B2 - - Google Patents

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JPH0219763B2
JPH0219763B2 JP5530284A JP5530284A JPH0219763B2 JP H0219763 B2 JPH0219763 B2 JP H0219763B2 JP 5530284 A JP5530284 A JP 5530284A JP 5530284 A JP5530284 A JP 5530284A JP H0219763 B2 JPH0219763 B2 JP H0219763B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
syrup
refractive index
parts
methyl methacrylate
Prior art date
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Expired
Application number
JP5530284A
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English (en)
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JPS60199616A (ja
Inventor
Masao Niki
Shigehiro Yamamoto
Terukuni Hashimoto
Masaaki Kitatani
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Shokubai Co Ltd filed Critical Nippon Shokubai Co Ltd
Priority to JP5530284A priority Critical patent/JPS60199616A/ja
Publication of JPS60199616A publication Critical patent/JPS60199616A/ja
Publication of JPH0219763B2 publication Critical patent/JPH0219763B2/ja
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  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
メチルメタアクリレートの重合性シロツプと水
酸化アルミニウムの混合物を型に注入して固化さ
せた難燃性の物品は建築用装飾材として公知であ
る。このものは美しく光を散乱する大理石調物品
であるが、透明性は極めて小さく、オニツクス調
の外観は表現し難く且つメチルメタアクリレート
の吸水性が大きなために吸湿による耐久劣化が起
る難点がある。本発明はメチルメタアクリレート
の単独重合体よりも吸水率が小であるシクロヘキ
シルメタアクリレート、2−エチルヘキシル(メ
タ)アクリレート、スチレン及びメチルメタアク
リレートの中から選んだ二種以上のモノマーの共
重合性シロツプで固化物の室温における屈折率が
1.51〜1.55になる組成物と水酸化アルミニウムの
特定比率の混合物に硬化剤を加え、型に注入して
固化させたことを特徴とするオニツクス調外観の
透明度と吸水性の小なる耐久性とに優れた物品の
製法に関するものである。 本発明に用いる重合性シロツプは固化物の屈折
率が1.51〜1.55になるように前記モノマー類2種
以上の混合物に少量の重合開始剤と連鎖移動剤を
加え、適当な温度で加熱し溶液が予め定めた粘度
に達したならば同一組成の冷単量体に重合禁止剤
を加えたものを追加して急冷し重合を停止する方
法や、予めモノマー混合物を懸濁重合法などで共
重合しておいて、これを同一組成のモノマー混合
物に溶解するなどの方法で製ることができる。共
重合性シロツプのモノマー配合の割合は例えば2
−エチルヘキシル(メタ)アクリレート10〜40重
量%、MMA30〜60重量%、シクロヘキシルメタ
アクリレート20〜60重量%及びスチレン10〜50重
量%の範囲で選ぶことにより初期の屈折率の目標
に到達することが出来る。屈折率は物品の外観に
大きく影響し、1.51より小になると光線の透過性
が落ちて大理石調になり1.55を越えると透明性が
大になり過ぎて重厚さを失する。従つて屈折率は
1.51〜1.55の範囲でなければ本発明の目的とする
美麗なオニツクス調外観は得難い。モノマーはシ
クロヘキシルメタアクリレートとスチレンの割合
が増えると吸水率は可及的に低下するが硬く脆く
なつたりするし、2−エチルヘキシル(メタ)ア
クリレートは吸水率は小で可撓性を与えるのに役
立つが多過ぎるとTgが低くなるので何れも前記
範囲が望ましい。尚、少量の多官能(メタ)アク
リレートモノマーを上記共重合性シロツプに添加
して用いると固化速度を大にすることができるの
で好都合である。 水酸化アルミニウムは平均粒子径が3〜50ミク
ロンで実質的に有機物を含まないものが良い。粒
子径はこの範囲より小さくなるとシラツプとの混
合粘度が高くなり、透明性も悪くなる。大きいと
分散に不均一を生じ、固化を待たずに沈降する。
粒度分布は可能な限り最密充填が行われるように
なつていることが望ましい。更に、有機物を含む
場合は白色度が落ちるので実質的に含まないこと
が必要である。使用量は難燃性と作業性から20〜
85重量%である。 硬化剤には重合の開始剤と促進剤がある。開始
剤として適当なものは有機過酸化物であつて、ジ
アシルバーオキサイド、バーオキシエステル、ヒ
ドロキシバーオキサイド、ケトンバーオキサイド
などがある。ヒドロキシバーオキサイド、ケトン
バーオキサイドを用いると促進剤と併用して発泡
などの硬化物に悪影響のない温度である60℃以下
の低温で重合を促進することができるが、このよ
うな促進剤としては四級アンモニウム塩類や四級
アンモニウム塩類と可溶性金属塩類との組合せが
着色が少なく好ましいものである。四級アンモニ
ウム塩は一般式としては
【式】で 示される化合物で、X-はCl-、Br-、I-、R1は炭
素数6〜9の直鎖炭化水素基、R2はメチル基、
エチル基、ラウリル基又はステアリル基、R3
R4はそれぞれメチル基、エチル基又はベンジル
基である。金属石けん類にはCu、Mn、Fe、Ni、
Snなどのナフテン酸塩、ヘキソイツク酸塩など
がある。開始剤の使用量はシロツプ100重量部に
対して0.5〜3重量部、促進剤は0.001〜0.05重量
部で有効に作用する。金属塩を組合せた場合の金
属分は0.0001〜0.03重量部程度になるのが適当で
ある。 本発明には更に種々な着色剤が用いられるが、
適当なものは金属の酸化物粉末や水硬化性の粉
体、たとえばアルミナセメントなどがあり、天然
石ようの着色性を発揮する。 実施例 1 スチレンモノマー50重量%およびメチルメタア
クリレートモノマー50重量%よりなるモノマー組
成物100重量部を加熱し、30分間で80〜85℃まで
昇温し、その間に雰囲気をN2、ガス置換した。
所定温度になつた時点でチオグリコール酸0.35重
量部を加え、引続きアゾイソブチロニトリル0.04
重量部を加えて重合を開始し、内温を1〜1.5
℃/分で90℃まで昇温させ、そのまま保持して開
始剤添加後60分後に冷モノマー組成物35重量部を
2分間で加えて冷却して重合を停止させ、不揮発
分28%、粘度5ポイズのスチレン−メチルメタア
クリレートの共重合性シロツプを調製した。この
シロツプの固化物の室温における屈折率は1.54で
あつた。 この共重合性シロツプ1Kgにラウリルトリメチ
ルアンモニウムクロライド(濃度60%)のイソプ
ロパノール溶液10g、ナフテン酸マンガン(Mn
含量6%)0.5gおよびオクテン酸コバルト(Co
含量8%)0.05gを加えてよく溶解した。次いで
シクロヘキサノンパーオキサイド10gを加えて溶
解した。このシロツプ組成物に平均粒子径が6〜
9ミクロンの水酸化アルミニウム1.5Kgを加えて
よく混合し、脱泡後30cm×40cm×1.2cmの型に注
入し、20〜30℃で静置した。内容物は6〜7時間
で発熱を終了した。その後80℃に2時間加熱して
硬化を完了した。固化物は薄いベージユ色でオニ
ツクス調の透明感のある耐炎性で耐汚染性の硬
質・美麗な物品であつた。 実施例 2 シクロヘキシルメタアクリレート40重量%、メ
チルメタアクリレート40重量%およびスチレンモ
ノマー20重量%より成るモノマー組成物について
実施例1のようにして三元共重合性シロツプを調
製した。このシロツプの固化物の室温における屈
折率は1.52であつた。 この共重合性シロツプ1Kgにジメチルアニリン
0.6gとベンゾイルパーオキサイド3gを加えて
よく溶解し、このシロツプ組成物に平均粒子径が
14ミクロンの水酸化アルミニウム1.7Kgを加えて
よく混合し、脱泡後30cm×40cm×1.2cmの型に注
入し、20〜30℃で静置した。内容物は5〜6時間
で発熱を終了した。その後80℃に2時間加熱して
硬化を完了した。固化物は淡黄色のオニツクス調
透明感のある耐炎性で耐汚染性の硬質の美しい物
品である。 実施例 3 メチルメタアクリレート30重量部、2−エチル
ヘキシルメタアクリレート40重量部、およびスチ
レン30重量部より成るモノマー組成物について実
施例1のようにして三元共重合性シロツプを調製
した。このシロツプの硬化物の屈折率は室温で
1.53であつた。このシロツプ1Kgに実施例2の硬
化剤系を加えてよく攪拌し、次いでこのシロツプ
組成物に平均粒子径が6〜9ミクロンの水酸化ア
ルミニウム1.5Kgを加えてよく混合し、脱泡後30
cm×30cm×1.2cmの型に注入し、20〜30℃で静置
した。内容物は7〜8時間で発熱を終了した。そ
の後約100℃で2時間加熱して後硬化を行つた。
固化物は淡いベージユ色でオニツクス調の透明感
のある耐炎性で耐衝撃性もある美麗な物品であつ
た。 比較例 1 メチルメタアクリレートのみを用いて実施例1
のようにしてMMAホモポリマーのシロツプを調
製した。このシロツプはポリメチルメタアクリレ
ートを約30重量%含有し、室温の粘度は約5ポイ
ズで、固化物の室温における屈折率は1.49であつ
た。 このシロツプに実施例2と同じ配合で硬化剤と
水酸化アルミニウムを混合して、同様に固化させ
て難燃性の板を得た。このものは大理石調に光を
散乱するものの、オニツクス調の透明感は示なか
つた。 比較例 2 メチルメタアクリレート30重量部とスチレン70
重量部の共重合性シロツプを調製した。このシロ
ツプの固化物の室温における屈折率は1.56であつ
た。 このシロツプに実施例2と同様にして硬化剤と
水酸化アルミニウムを加え、同じ方法で固化させ
て難燃性の板を得た。このものは透明感が強く、
重厚さに欠け、且つ硬いが脆い欠点があつた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 固化物の屈折率が室温で1.51〜1.55である、
    シクロヘキシルメタアクリレート、メチルメタア
    クリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリ
    レート及びスチレンより選んだ二種以上のモノマ
    ーより成る共重合性シロツプ80〜15重量%と平均
    粒子径が3〜50ミクロンで実質的に有機物を含ま
    ない水酸化アルミニウム20〜85重量%の組成物に
    該組成物の硬化剤を加え、型内に注入して固化し
    一体化することを特徴とするオニツクス調の透明
    外観のある耐水安定性に優れた物品の製法。
JP5530284A 1984-03-24 1984-03-24 オニツクス調外観物品の製法 Granted JPS60199616A (ja)

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JPS60199616A JPS60199616A (ja) 1985-10-09
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