JPH0219751B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0219751B2 JPH0219751B2 JP25667884A JP25667884A JPH0219751B2 JP H0219751 B2 JPH0219751 B2 JP H0219751B2 JP 25667884 A JP25667884 A JP 25667884A JP 25667884 A JP25667884 A JP 25667884A JP H0219751 B2 JPH0219751 B2 JP H0219751B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diameter
- flange
- hole
- shaft
- lining material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 5
- 238000005304 joining Methods 0.000 claims description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 20
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 8
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 6
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 5
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 5
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 5
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Forging (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は鋼板等の金属板へのライニング材の装
着用として主に使用されるスタツドの製造方法に
関する。
着用として主に使用されるスタツドの製造方法に
関する。
(従来の技術)
上記種類のスタツドは、第3図に例示したよう
に、径大の鍔部11の両側に軸部12と頭部13
を各別に備えると共に鍔部11と頭部13との間
に括れ部14を有しており、軸部12が母材、例
えばライニングの施される鋼板に溶接される。そ
して、ライニング材は鍔部11と上記鋼板とによ
つて挟持される。また、頭部13は上記溶接後に
括れ部14から過きちぎられる。括れ部14はこ
のための脆弱部を構成している。
に、径大の鍔部11の両側に軸部12と頭部13
を各別に備えると共に鍔部11と頭部13との間
に括れ部14を有しており、軸部12が母材、例
えばライニングの施される鋼板に溶接される。そ
して、ライニング材は鍔部11と上記鋼板とによ
つて挟持される。また、頭部13は上記溶接後に
括れ部14から過きちぎられる。括れ部14はこ
のための脆弱部を構成している。
ところが、従来のスタツド1は鍔部11と軸部
12と頭部13と括れ部14とを同時に形成させ
た一体鍛造品であつたので、第3図に示した軸部
12の直径D1に比べて鍔部11の直径D2のあま
り大きいものができなかつた。実際上、D1=10
mmであればD2=24mm程度になるように鍛造され
ていた。他方、第4図に示したように、軸部12
の溶接のためにライニング材200に穿設される
孔210の直径d1は、溶接作業上の便宜及びライ
ニング材200の熱伸縮を軸部12と該孔210
の壁面との間隔Aで吸収させること等の便宜か
ら、軸部12の直径D1の2倍程度にすることが
普通とされている。そのため、上記のようにD1
=10mmであればライニング材200の孔210の
直径をd1=20mm程度にしておけば溶接作業をしや
すくなり、かつ上記熱伸縮の吸収作用を十分に発
揮させ得るようになる。しかしこの場合は、上記
孔210に対して軸部12の心合わせが正確にな
されているとしても、同図から明らかなように、
鍔部11とライニング材200との引つ掛かり幅
Lが2mmに過ぎなくなり、十分な引つ掛かり幅L
を確保できなくなる。また、この場合は上記心合
わせが正確になされていなければ鍔部11の一部
がライニング材200から外れてしまい、ライニ
ング材200の剥がれの要因になることがある。
そこで、上記孔210の直径を16mm程度に小さく
することが試みられている。そのようにすると、
上記心合わせが正確になされていれば上記引つ掛
かり幅Lが4mmに広がるが、その分だけ上記間隔
Aが狭くなり(A=2mm)、ライニング材200
の熱伸縮を確実に吸収させ得なくなるおそれがあ
る。しかし、上記心合わせには熟練を必要とする
ので、実際上は、孔210の偏心箇所に軸部12
が設定されることが多く、その場合は、上記引つ
掛かり幅Lの不十分な箇所ができ、極端な場合を
考えると、第5図のように軸部12が孔210の
壁面の一箇所に接触して最小の引つ掛かり幅Lnio
が1mmとなり、この箇所では鍔部11と鋼板10
0とによるライニング材200の挟持がほとんど
なされていない状態になる。
12と頭部13と括れ部14とを同時に形成させ
た一体鍛造品であつたので、第3図に示した軸部
12の直径D1に比べて鍔部11の直径D2のあま
り大きいものができなかつた。実際上、D1=10
mmであればD2=24mm程度になるように鍛造され
ていた。他方、第4図に示したように、軸部12
の溶接のためにライニング材200に穿設される
孔210の直径d1は、溶接作業上の便宜及びライ
ニング材200の熱伸縮を軸部12と該孔210
の壁面との間隔Aで吸収させること等の便宜か
ら、軸部12の直径D1の2倍程度にすることが
普通とされている。そのため、上記のようにD1
=10mmであればライニング材200の孔210の
直径をd1=20mm程度にしておけば溶接作業をしや
すくなり、かつ上記熱伸縮の吸収作用を十分に発
揮させ得るようになる。しかしこの場合は、上記
孔210に対して軸部12の心合わせが正確にな
されているとしても、同図から明らかなように、
鍔部11とライニング材200との引つ掛かり幅
Lが2mmに過ぎなくなり、十分な引つ掛かり幅L
を確保できなくなる。また、この場合は上記心合
わせが正確になされていなければ鍔部11の一部
がライニング材200から外れてしまい、ライニ
ング材200の剥がれの要因になることがある。
そこで、上記孔210の直径を16mm程度に小さく
することが試みられている。そのようにすると、
上記心合わせが正確になされていれば上記引つ掛
かり幅Lが4mmに広がるが、その分だけ上記間隔
Aが狭くなり(A=2mm)、ライニング材200
の熱伸縮を確実に吸収させ得なくなるおそれがあ
る。しかし、上記心合わせには熟練を必要とする
ので、実際上は、孔210の偏心箇所に軸部12
が設定されることが多く、その場合は、上記引つ
掛かり幅Lの不十分な箇所ができ、極端な場合を
考えると、第5図のように軸部12が孔210の
壁面の一箇所に接触して最小の引つ掛かり幅Lnio
が1mmとなり、この箇所では鍔部11と鋼板10
0とによるライニング材200の挟持がほとんど
なされていない状態になる。
(発明が解決しようとする問題点)
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、上
記の場合に心合わせが正確でなくても十分な引つ
掛かり幅と十分な熱伸縮吸収作用を確保できるよ
うにすることを解決すべき問題点としている。
記の場合に心合わせが正確でなくても十分な引つ
掛かり幅と十分な熱伸縮吸収作用を確保できるよ
うにすることを解決すべき問題点としている。
(問題点を解決するための手段)
上記問題点を解決するため、本発明は、鍔部と
頭部と括れ部との一体鍛造品と軸部鍛造品とを接
合することを要旨としている。
頭部と括れ部との一体鍛造品と軸部鍛造品とを接
合することを要旨としている。
(作用)
上記手段によると、鍔部と頭部とが各別の鍛造
品を接合することによつて構成されるので、鍔部
の直径を軸部の直径とは無関係に定めることがで
きる。そのため、鍔部の直径を軸部の直径に比べ
て大きくすることに制限が無くなる。言い換えれ
ば、鍔部の直径に比べて軸部の直径を極端に小さ
くでき、それに伴つてライニング材の孔の直径を
小さくしても軸部と孔の壁面との間隔により上記
した十分な熱伸縮吸収作用を確保できるようにな
る。加えて、上記した引つ掛かり幅も十分に確保
できるようになる。
品を接合することによつて構成されるので、鍔部
の直径を軸部の直径とは無関係に定めることがで
きる。そのため、鍔部の直径を軸部の直径に比べ
て大きくすることに制限が無くなる。言い換えれ
ば、鍔部の直径に比べて軸部の直径を極端に小さ
くでき、それに伴つてライニング材の孔の直径を
小さくしても軸部と孔の壁面との間隔により上記
した十分な熱伸縮吸収作用を確保できるようにな
る。加えて、上記した引つ掛かり幅も十分に確保
できるようになる。
(実施例)
第1図イは型鍛造された鍔部11と頭部13と
括れ部14との一体鍛造品を示し、また、同図ロ
は軸部12のみからなる軸部鍛造品を示してい
る。本発明は上記の一体鍛造品と軸部鍛造品とを
接合することによつて同図ハのようなスタツド1
を得るものである。接合はスタツド溶接等の適宜
手段による。
括れ部14との一体鍛造品を示し、また、同図ロ
は軸部12のみからなる軸部鍛造品を示してい
る。本発明は上記の一体鍛造品と軸部鍛造品とを
接合することによつて同図ハのようなスタツド1
を得るものである。接合はスタツド溶接等の適宜
手段による。
このようなスタツド1では軸部12の直径D3
と鍔部11の直径D4とがスタツド1の製造時に
互いに影響を及ぼさないので、軸部12の直径
D3に比べて鍔部11の直径D4を十分に大きくと
れる。従つて、このようなスタツド1をライニン
グ材の装着用として使用すると、ライニング材の
孔部の直径を大きくして軸部12と孔部の壁面と
の間隔を十分にとつても十分な引つ掛かり幅Lが
確保される。そのためライニング材200の剥が
れを生じず、十分な熱伸縮吸収作用が確保される
ようになる。
と鍔部11の直径D4とがスタツド1の製造時に
互いに影響を及ぼさないので、軸部12の直径
D3に比べて鍔部11の直径D4を十分に大きくと
れる。従つて、このようなスタツド1をライニン
グ材の装着用として使用すると、ライニング材の
孔部の直径を大きくして軸部12と孔部の壁面と
の間隔を十分にとつても十分な引つ掛かり幅Lが
確保される。そのためライニング材200の剥が
れを生じず、十分な熱伸縮吸収作用が確保される
ようになる。
例えば、第1図ハに示した軸部12の直径D3
を8mm、鍔部11の直径D4を30mmとし、第2図
に示したライニング材200の孔210の直径d3
をD3の2倍の16mmとした場合は、同図のように
孔210に対して軸部12が偏心して孔210の
壁面に接触しても最小の引つ掛かり幅Lnioは3mm
となり、この程度の引つ掛かり幅があれば鍔部1
1と鋼板100とによる挟持作用が十分に果たさ
れる。また、孔210に対する軸部12の心合わ
せが正確になされている場合は、軸部12と孔部
210の壁面との間隔が4mmになり上記の熱伸縮
吸収作用が十分に確保されるようになる。このこ
とから、ライニング材200の孔210の直径d3
を軸部12の直径D3の2倍とした場合は鍔部1
1の直径D4をD3の3倍以上程度にしておけば十
分な引つ掛かり幅Lと熱伸縮吸収作用が確保され
るといえる。
を8mm、鍔部11の直径D4を30mmとし、第2図
に示したライニング材200の孔210の直径d3
をD3の2倍の16mmとした場合は、同図のように
孔210に対して軸部12が偏心して孔210の
壁面に接触しても最小の引つ掛かり幅Lnioは3mm
となり、この程度の引つ掛かり幅があれば鍔部1
1と鋼板100とによる挟持作用が十分に果たさ
れる。また、孔210に対する軸部12の心合わ
せが正確になされている場合は、軸部12と孔部
210の壁面との間隔が4mmになり上記の熱伸縮
吸収作用が十分に確保されるようになる。このこ
とから、ライニング材200の孔210の直径d3
を軸部12の直径D3の2倍とした場合は鍔部1
1の直径D4をD3の3倍以上程度にしておけば十
分な引つ掛かり幅Lと熱伸縮吸収作用が確保され
るといえる。
(発明の効果)
以上詳述したように、本発明によると、軸部の
直径に比べて鍔部の直径が十分に大きなスタツド
を製造できるようになるので、ライニング材の装
着用として好適に使用できるスタツドが容易に得
られる。なお、本発明によつて製造されたスタツ
ドの用途はライニング材装着用のみに限るもので
はない。
直径に比べて鍔部の直径が十分に大きなスタツド
を製造できるようになるので、ライニング材の装
着用として好適に使用できるスタツドが容易に得
られる。なお、本発明によつて製造されたスタツ
ドの用途はライニング材装着用のみに限るもので
はない。
第1図イは鍔部と頭部と括れ部との一体鍛造品
を示す側面図、同図ロは軸部鍛造品を示す側面
図、同図ハは本発明によつて製造されたスタツド
を示す側面図、第2図は上記スタツドの作用を説
明するための断面図、第3図は従来のスタツドを
示す側面図、第4図及び第5図は第3図のスタツ
ドをライニング材の装着用として使用した場合を
示す断面図である。 1……スタツド、11……鍔部、12……軸
部、13……頭部、14……括れ部。
を示す側面図、同図ロは軸部鍛造品を示す側面
図、同図ハは本発明によつて製造されたスタツド
を示す側面図、第2図は上記スタツドの作用を説
明するための断面図、第3図は従来のスタツドを
示す側面図、第4図及び第5図は第3図のスタツ
ドをライニング材の装着用として使用した場合を
示す断面図である。 1……スタツド、11……鍔部、12……軸
部、13……頭部、14……括れ部。
Claims (1)
- 1 鍔部の両側に軸部と頭部を各別に備えると共
に鍔部と頭部との間に括れ部を有するスタツドの
製造方法であつて、鍔部と頭部と括れ部との一体
鍛造品と軸部鍛造品とを接合することを特徴とす
るスタツドの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25667884A JPS61242767A (ja) | 1984-12-04 | 1984-12-04 | スタツドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25667884A JPS61242767A (ja) | 1984-12-04 | 1984-12-04 | スタツドの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61242767A JPS61242767A (ja) | 1986-10-29 |
JPH0219751B2 true JPH0219751B2 (ja) | 1990-05-02 |
Family
ID=17295945
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25667884A Granted JPS61242767A (ja) | 1984-12-04 | 1984-12-04 | スタツドの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61242767A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0539764U (ja) * | 1991-10-28 | 1993-05-28 | 日鐵建材工業株式会社 | 合成床板におけるデツキプレ−トと梁との接合用金具 |
-
1984
- 1984-12-04 JP JP25667884A patent/JPS61242767A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61242767A (ja) | 1986-10-29 |
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