JPH021967Y2 - - Google Patents

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JPH021967Y2
JPH021967Y2 JP16039784U JP16039784U JPH021967Y2 JP H021967 Y2 JPH021967 Y2 JP H021967Y2 JP 16039784 U JP16039784 U JP 16039784U JP 16039784 U JP16039784 U JP 16039784U JP H021967 Y2 JPH021967 Y2 JP H021967Y2
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shield wall
lid
wall
shield
receiver
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JP16039784U
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JPS6175640U (ja
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  • Structure Of Receivers (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)
  • Radio Relay Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は衛星放送波を受信入力し、これを中間
周波帯信号に変換、増幅して出力するSHF受信
機に関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
第5図に上記この種のSHF受信機の平面図を
示す。図は受信機の内部構造を明らかとするため
これを覆う蓋状体36(第6図参照)を取り外し
た状態におけるSHF受信機を示すものである。
アンテナ(図示せず)により集束された衛星放
送波は、導波管同軸変換部10に導びかれ、スト
リツプ線路伝送モードに変換される。次いでこの
放送波は、マイクロストリツプ線路により構成さ
れる低雑音増幅回路12、周波数変換回路14、
および裏面に配設されている中間周波増幅回路
(図示せず)を順次経て、出力端子16より中間
周波帯信号として出力される。上記周波数変換回
路14は局部発振器15の出力により放送信号を
中間周波帯信号に変換する機能を有する。なお、
上記低雑音増幅器12のバイアスはバイアス回路
18より供給されている。
ここで、上記低雑音増幅回路12、バイアス回
路18はは共に誘電体基板20上に、また周波数
変換回路14は誘電体基板22上に各々配設され
ており、双方の基板20,22は筐体外側壁24
により囲まれた筐体内部のプレート26上に載置
固定されている。さらに伝送信号の不要輻射防
止、周波数特性維持のため上記マイクロストリツ
プ線路回路の近傍には適宜シールド壁が設けられ
ている。
すなわち、低雑音増幅回路12に近接して金属
板からなるシールド壁28が付設されており、周
波数変換回路14の近傍には筐体と一体形成され
たシールド壁30が設けられている。なお、前記
板状シールド壁28の上部にはその一部を折り返
し、板バネ状とした接触部32が設けられてお
り、後述の蓋状体36を取り着けた状態におい
て、上記接触部32を介してシールド壁28と蓋
状体36との接触が確実なものとなるように成さ
れている。
また、蓋状体36が取着された状態では、前記
シールド壁28とこれに対向する右外側壁24R
は実効的には低雑音増幅回路12を囲む導波管の
側壁として作用し、同様に前記シールド壁30と
これに対向する左外側壁24Lは周波数変換回路
14を囲む導波管の側壁として作用する(第6図
参照)。ここで第5図に示したSHF受信機では、
バイアス回路18を中心に主伝送線路がU字状に
配されているため、シールド壁28,30は連結
され、結局前記バイアス回路18はシールド壁2
8,30により囲まれた状態となつている。
第1図に上記シールド壁28,30の連結状態
を示す。シールド壁30の端部には切欠き部34
が設けられており、この切欠き部34シールド壁
28の端部38を屈曲させて挿入する。これによ
り両シールド壁28,30は係合連結される。
第6図は蓋状体36を取着し、内部を気密状態
としたSHF受信機の要部断面を示す。外側壁2
4の上部周縁には、筐体内部を気密状態とするた
め、リング状のガスケツト46が埋設されてお
り、このガスケツト46を挾んで外側壁24と蓋
状体36は図示しないビス等により接合される。
蓋状体36の内側にはシールド壁28,30との
対向位置にリブ42,44が突設されており、前
記シールド壁28,30と蓋状体36の接触が図
られている。
さて、上述してきた筐体は通常アルミダイカス
トにより用意される。このとき工数削減およびコ
スト低減のため、外側壁24と蓋状体36との各
当接面は面加工されず、ダイカスト鋳抜きのまま
とされる。このように面加工を省いたとしてもガ
スケツト46を使用することで、筐体内部の気密
は損われることはない。しかしながら、面加工を
省略すると双方ともアルミダイカストにより形成
されるシールド壁30、およびこれに対向する蓋
状体36のリブ44の当接が確実に行われず、両
者間に隙間48が発生することがある。このよう
にシールド壁30と蓋状体36の接触が確実に行
われないと、伝送信号の高周波漏洩により、回路
特性が劣化する。第7図は上記接触不良を生じた
SHF受信機における電力利得対周波数特性を示
している。図より明らかの如く、周波数特性は
4GHz付近においてデイツプを生じており、急激
な利得の低下を来している。このような特性劣化
を改善するためには上述した面加工を行えばよい
のであるが、高精度の工程を追加することにな
り、ひいては機器のコストを高めるため、採用し
難いものであつた。
〔考案の目的〕
本考案は上述した問題点に鑑み成されたもので
面加工の如き精度を要する工程を経ずして、簡便
に回路特性劣化を防止し得るSHF受信機を提供
することを目的とする。
〔考案の概要〕
本考案に係るSHF受信機は、筐体と一体形成
されたシールド壁およびこれと当接すべき蓋状体
間に導電性板状部材を装着することにより、両者
間の接触を確実なものとしたことを特徴とするも
のである。
〔考案の実施例〕
以下、図面を参照して本考案の一実施例につき
説明する。第1図に上記導電性板状部材40を示
す。板状部材40は略コ字形状を成し、開口部5
0がシールド壁30に嵌合する構造となつてい
る。このとき嵌合装着を容易とするため、開口部
50の端部52は外方に折り曲げられており、開
口部50の大きさがシールド壁30の厚みよりも
大になるようにされている。また、前記端部52
の折り曲げ基部では逆に開口の大きさがシールド
壁30の厚みより狭められており、これにより一
旦装着後は抜け難くしている。さらに、本実施例
では上記板状部材40をシールド壁28,30の
連結部に装着するものとしておりこれに応じ板状
部材40の一部はシールド壁30の切欠き部34
に挿着されるべく折り返されている。この折り返
り部54は装着後の位置ずれを防止するための制
止機能を呈するものである。上記板状部材40を
装着した状態を第2図に示す。また第3図には板
状部材40が装着されたSHF受信機の要部断面
を示す。図より明らかの如く、蓋状体36はリブ
44部分において、導電性板状部材46を介し、
シールド壁30と確実な接触を果している。
〔考案の効果〕
本考案によれば、従来のSHF受信機に導電性
板状部材を装着するのみで、高周波漏洩による回
路特性の劣化を防ぐことができる。第4図はこの
効果を実証した周波数特性図であり、第7図に示
した従来のものと比べ、電力利得特性にデイツプ
がなくなり、良好な特性が保たれている。
以上の如く、本考案によれば、非常に廉価かつ
簡便な方法により、SHF受信機の回路特性の劣
化を防止することができ、実用性に極めて富むも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案のSHF受信機の要部
を示す斜視図、第3図は同じく要部断面図、第4
図は本考案のSHF受信機の電力利得対周波数特
性図、第5図はSHF受信機の平面図、第6図は
従来のSHF受信機の要部断面図、第7図は従来
のSHF受信機の周波数特性図である。 30……シールド壁、36……蓋状体、40…
…導電性板状部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 衛星放送波を受信入力し、これを中間周波帯信
    号に変換、増幅して出力するSHF受信機におい
    て、このSHF受信機の筐体と一体形成され内蔵
    されるマイクロストリツプ線路回路を遮蔽する内
    部シールド壁と、前記筐体の一部を成し前記筐体
    を内部気密型とするため、前記マイクロストリツ
    プ線路回路を覆う蓋状体と、前記内部シールド壁
    と蓋状体間に装着され両者間の接触を確実なもの
    とする導電性板状部材とを有することを特徴とす
    るSHF受信機。
JP16039784U 1984-10-25 1984-10-25 Expired JPH021967Y2 (ja)

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JP16039784U JPH021967Y2 (ja) 1984-10-25 1984-10-25

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Publication Number Publication Date
JPS6175640U JPS6175640U (ja) 1986-05-21
JPH021967Y2 true JPH021967Y2 (ja) 1990-01-18

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