JPH01268301A - 衛星通信用コンバータ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、放送衛星等により発射されるＳＨＦ帯の電波
（以下、マイクロ波と称する）を受信し、低周波数に変
換するコンバータに関するものである。

（従来の技術） 近年、ニューメディアのひとつとして衛星放送が開始さ
れ、一般家庭に普及しつつある。

衛星放送を受信するためには、パラボラアンテナととも
に用いられる。約１２ＧＨｚ帯で送信されてくるマイク
ロ波を低周波数に変換するコンバータは、−段と高信頼
性、高性能、、量産性が必要となってきた。

この種の従来のコンバータについて、第５図および第６
図により説明する。

第５図はコンバータの断面図で、筐体１の下面に方形あ
るいは円形の断面を有する導波管２が設けられており１
周波数変換回路を形成した回路基板３が筐体１の底面に
ねじ４で装着されている。

上記の導波管２と回路基板３は、上記導波管２に連通す
るように形成された貫通孔５を挿通する導電子６によっ
て接続され、パラボラアンテナで受信したマイクロ波を
上記回路基板３に接続する。

なお、上記の筐体１はねじ４で固定した蓋７で密閉され
ている。

第６図は上記の導波管２の周波数特性図で、導波管２の
断面が方形の場合は縦横の比ｂ　／　ａで、円形の場合
は直径Ｃ寸法でそれぞれ決まるハイバスフィルタの周波
数特性を持ち、コンバータの受信周波数に対しては減衰
度が低く、イメージ周波数に対しては減衰度が高いイメ
ージフィルタの特性が必要である。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、導波管２がわずかな不連続や極めてわず
かな寸法の不揃い２面粗度、汚れの付着等から著しい影
響を受けるため、厳しい加工精度と清浄度が要求される
にかかわらずダイカスト製造がされていたため、第５図
に寸法線ｅ工およびｅ２で示した抜き勾配があって、均
一断面の導波管２が得られず、大きな断面積差は受信周
波数の減衰を増大するので、長い導波管２が得られない
という問題があった。また、導波管２の内壁面に金型の
抜き傷が生じ易く、さらに、内壁面の洗浄が難しく清浄
度が低いため、特性が安定しないという問題もあった。

さらに、金型は導波管２を形成するスライドコアを必要
とするため、構造が複雑となり、高価であるという問題
もあった。

本発明は上記の課題を解決するもので、洗浄が［’ｌで
、精度がよく、安定した特性を有する安価な衛星通信用
コンバータを提供するものである。

（課題を解決するための手段） 上記の課題を解決するため、本発明は、筐体の下面に形
成する導波管を、下面が開放された溝形と導体からなる
板状の蓋で形成するものである。

（作　用） 上記の構成により、金型はスライドコアのない単純な構
造となり、大幅に安くなるのみでなく。

長手方向に均一な断面を有する長い導波管が容易に得ら
れる。また、筐体の導波管部は下面が開放されているの
で、洗浄し易く、清浄な壁面が得られる。

（実施例） 本発明の一実施例を第１図ないし第４図により説明する
。

第１図および第４図は本発明によるコンバータの斜視図
および断面図、第２図は下面から見た一部分解斜視図、
第３図は上面から見た分解斜視図である。

第４図において１本発明による衛星通信用コンバータが
第５図に示した従来例と異なる点は、筐体１の下面に下
方が開放した溝状の導波管部１ａを形成し、これに導電
性の板状蓋８をねじ４で固定して覆い導波管を構成した
点と、筐体１の底面に形成した貫通孔５に、上記の板状
蓋８に達する絶縁性材からなる隔離管９を装着した点で
ある。

そのほかは従来例と変わらないので、同じ構成部品には
同一符号を付して、その説明を省略する。

第２図において、筐体１は、その下面に下方が開放され
た溝状の導波管部１ａが、アルミニウム合金等の導電性
材料でダイカストにより一体成形される。なお、第３図
に示すように、筐体１は上方が開放された箱形で、上記
の導波管部に連通ずる貫通孔５も同時に形成される。成
形後に１箱形の筐体１の四方の角にそれぞれ４箇所のね
じ六１ｂと、第２図に示すように、溝状の導波管部１ａ
を形成する枠１ｃの下面に左右４．箇所ずつ合計８箇所
のねじ穴１ｄと、第３図に戻って、筐体１の底面の四隅
に４箇所のねじ穴１ｅがそれぞれ形成される。

回路基板３は、図に描いてないが表面に周波数変換回路
が形成されており、これと導電子６を電気的に接続する
ため１回路パターン上に上記の貫通孔５に対応する貫通
孔３ａが設けられており、さらに、角部にそれぞれ上記
のねじ穴１ｅに対応する４箇所のボルト穴３ｂが形成さ
れている。

導電子６は、上記の回路基板３に形成された貫通孔３ａ
に挿通し、その回路パターンと接続される端子部６ａが
形成されている。

蓋７は、角部にそれぞれ上記のねじ六１ｂに対応する４
箇所のボルト穴７ａが設けられている。

板状蓋８は、その両側部にそれぞれ上記のねじ穴１ｄに
対応する左右４箇所ずつ合計８箇所のボルト穴８ａが設
けら九ている。

隔離管９は、外径寸法が筐体１の貫通孔５の内径寸法に
わずか締代を持つように仕上げられる。

このような構成部品を組み立てるには、まず、導□電子
６の端子部６ａを回路基板３の下面からその貫通孔３ａ
に挿通した後、配線パターンに半田付けし、機械的、電
気的に接続する。

次に、隔離管９を筐体１の貫通孔゛５に導波管部１ａの
方から嵌合すると、締代があるので取り扱っても脱落し
ないように固定される。

次に、回路基板３をそのボルト穴３ｂと４本のねじ４で
筐体１の底面に固定した後、蓋７をそのボルト穴７ａと
４本のねじ４で筐体の開口部に固定する。

次に、筐体１を裏返し、板状蓋８をそのボルト穴８ａと
８本のねじ４で導波管部１ａの開放面を覆うように固定
し、導波管を形成する。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明によれば、導波管は長手方
向に均一な断面が容易に形成され、しかもその寸法測定
が容易で、高い加工精度を維持できる。また、ダイカス
ト成形後の洗浄工程では、洗浄液の循環が良好なので清
浄度の高い内壁面が得られる。さらに、導波管の長手方
向の断面形状を種々に変化させることもできるので、バ
ンドパスフィルタ、バンドストップフィルタも容易に形
成できる。

また、金型の構造が簡単となるので、鋳造コストが低減
するとともに、加工精度が向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図および第４図は本発明による衛星通信用コンバー
タの斜視図および断面図、第２図はその一部を分解して
示した下方より見た分解斜視図、第３図は上方から見た
分解斜視図、第５図は従来の衛星通信用コンバータの断
面図、第６図はその減衰周波数特性図である。 １・・・筐体、　　１ａ・・・導波管部、ｌｂ、　ｌｄ
。 １ｅ・・・ねじ穴、　ＩＣ・・・枠、　２・・・導波管
、３・・・回路基板、　３ａ、５・・・貫通孔、　３ｂ
。 ７ａ、　８ａ・・・ボルト穴、　４・・・ねじ、　６・
・・導電子、　６ａ・・・端子部、　７・・・蓋、　８
・・・板状蓋、　９・・・隔離管。 特許出願人　松下電器産業株式会社 第１図 １　筐体 第２図　　　１ａ導浪管峠 第３図 第４図 １鷺体　　１ａ導浪管卵 ３　口Ｉ扱　　４　ねじ ５　　貫ｉうＪし　　　　　　　　　　６　・　　導　
電　５７蓋　　８根状１ ９愉皺管 第５図 ３・　日賂蔓檻 ４　ねじ ５　　１１場り　】乙 ６・・導電３へ１ ７・墓

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 周波数変換回路を形成した回路基板を収納する筐体の下
   面に導波管を一体成形し、上記の変換回路に接続された
   導電子を上記の導波管内に配設した衛星通信用コンバー
   タにおいて、筐体の下面に溝状の導波管部を一体成形し
   、これに導電体からなる板状の蓋を固定し導波管とした
   ことを特徴とする衛星通信用コンバータ。