JPH02195Y2 - - Google Patents

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JPH02195Y2
JPH02195Y2 JP1985043474U JP4347485U JPH02195Y2 JP H02195 Y2 JPH02195 Y2 JP H02195Y2 JP 1985043474 U JP1985043474 U JP 1985043474U JP 4347485 U JP4347485 U JP 4347485U JP H02195 Y2 JPH02195 Y2 JP H02195Y2
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heat
container
circular hole
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JP1985043474U
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 a 産業上の利用分野 本考案は熱治療具に係り、酸化作用によつて発
熱する発熱組成剤の熱を集熱板によつて集熱し、
これを灸効果を有するモグサと磁気治療効果を有
する磁性片に伝えて、薬物効果と磁気効果及び熱
効果を同時に人体にえて治療することを目的と
し、発熱組成剤の熱を治療効果のある物体のみに
伝えるように、集熱板の人体に触れる部分には両
面粘着テープが延着されているものである。
b 従来の技術 従来より薬物と磁気を併用し、かつ発熱体を用
いて灸構造体とした技術のあることは知られてい
る。例えば扁平な発熱体の片面に薬物を添着し、
更に薬物の外側に磁気物を添着した技術(実開昭
57−134017号公報)、又発熱体の下包材に熱感付
与性物質を含侵させ、更には下包材の外側に磁性
片を添着した技術(特開昭58−10047号公報)な
どである。これ等はいづれも下包材(不織布)、
若しくは発熱体の包材(紙又は不織布)に直接薬
物又は磁性片を添着して成る治療具である。
c 考案が解決しようとする問題点 従来技術によつて成された発熱体利用の灸構造
体は、いづれを考察しても熱エネルギーの大気中
えの放散が大きく、実際に灸として人体に利用さ
れる熱エネルギーは、発熱体の全熱エネルギーの
数パーセントから多くても30%程度である。考案
者が試みたところによると、発熱体の表面積が大
きく、又厚さが薄い程(金属の酸化熱を利用した
発熱体)大気中に放散する熱エネルギーが大であ
ることが判明した。ちなみに発熱体の熱エネルギ
ーが最も効果的に利用される条件を温度25℃の恒
温室中で実験を試みたところ、 q=K×1/A×t×T′/T×Qの関係であ
ることが判明した。qは人体に利用される熱エネ
ルギー量、Qは発熱体の熱エネルギー総量、Kは
発熱体と人体との間の条件によつて定まる係数、
Aは発熱体の表面積、tは発熱体の厚さ、Tは体
表温度、T′は発熱体の大気側表面温度である。
発明の構成 a 問題を解決するための手段 前記q=K×1/A×t×T′/T×Qの式よ
り、同一の発熱体を用いて、最も効果的に熱エネ
ルギーを利用するとすれば、係数Kと温度差
T′/Tを大きくすることである。然るに温度差
T′/Tは人体の置かれる環境により刻々変化す
るのであり一定値を保つことは非常に困難であ
る。一方係数Kは容易に一定値を保つことが出来
る。
本考案はKの値を大きくし、かつT′/Tを出
来る限り大きくして熱エネルギーの伝達が良好な
構造を考案したもので、モグサ及び磁性片に有効
に熱を伝達して効率の良い高性能の治療具を提供
するものである。
以下本考案を図面に基いて詳述すれば、浅皿形
の容器1の外周縁を外方に屈曲延設して鍔縁1′
とし、而して容器1の材質は熱不良導体たる合成
樹脂(発泡材が望ましい)、紙材或いは綿布材、
又はこれ等素材の複合材から成り、また容器1の
底部に多数の通気孔2を穿設すると共に容器1に
酸化作用によつて発熱する発熱組成剤3を充填す
る。容器に発熱組成剤を密封するため蓋を兼ねる
集熱板4を鍔縁1′にわたつて加熱又は接着剤に
よる接着をし、而して集熱板4の材質は熱抵抗が
小さく集熱、熱伝導、放熱等の特性の秀れた金、
銀、銅、アルミニウム、等の金属が望まれ、又こ
れ等の金属と合成樹脂との複合材も充分使用可能
である。発熱はこのような構造を有する集熱板4
に効果的に集熱されるのである。集熱板4が直接
人体に接触しないように、中央に円孔5′を設け
た断熱板を兼ねるモグサ5を適宜な大きさにして
集熱板4に一体的に添着すると共に、円孔5′に
磁性片6を嵌合し、容器1の底部には封緘シール
8を剥離自在に添着、モグサ5の外側には磁性片
6が露出するように、中央に円孔7′を設けた両
面粘着テープ7を、更に外側に剥離自在な円孔
9′を設けた離型紙9を添着した構造を成すもの
である。
b 実施例 厚さ0.6mmの独立発泡(非通気性)のポリエチ
レンシートを用いて、鍔縁1′の直径3.8cm、内径
1.8cm、深さ6mmの容器1を成形し、容器1の底
部に直径0.3mmの通気孔2を30個熱針にて穿設、
更に通気孔2を外側より、アルミニウム箔より成
る封緘シール8を剥離自在に添着したもので、容
器1に鉄粉40、活性炭8、塩化ナトリウム1、
水15(いずれも重量部)より成る発熱組成剤3
を1.8g充填し、更に厚さ0.03mmのポリエチレン
フイルムにアルミニウムを蒸着(厚さ0.02mm)し
た集熱板4をポリエチレンを内側にして、鍔縁
1′にわたり熱接着して密封したものである。一
方集熱板4の表面に、中央に直径7mmの円孔5′
を設けた断熱板を兼用するモグサ5を直径2cmの
大きさに添着し、該円孔5′には更に磁性片6を
嵌合添着した。而して磁性片6の形状は直径が
5.5mm、厚さ2.1mmで磁束密度は870ガウスである。
中央に直径7mmの円孔7′を設けた両面粘着テー
プを直径3.8cmの大きさに成形し、中央の円孔
7′より磁性片6が露出するように、かつモグサ
5及び集熱板4を覆つて添着、更に外側に磁性片
6のみが露出するように剥離自在な円孔9′を設
けた離型紙9を添着して実施した熱治療具であ
る。
発明の効果 以上のように実施された熱治療具の熱伝導性能
を室温25℃の恒温室で試験した結果、20分後に設
定温度(45℃)に達し、その際の磁性片6の表面
温度が45℃、モグサ5の表面温度43℃、一方反対
側の表面温度は32℃を示した。ちなみに従来技術
に基いて試作された灸構造体を試験した結果、設
定温度45℃で治療面の表面温度が36℃で反対側の
表面温度が45℃を示した。このように集熱板を用
いて実施される熱治療具は発熱組成剤の熱エネル
ギーを有効に利用出来しかもモグサによる薬物治
療、磁性片による磁気治療、更には温熱による温
灸治療の三者を、治療具1個で同時に施療出来る
非常に有用な考案である。
【図面の簡単な説明】
第1図は正面図、第2図は同図A−A断面図、 1……容器、1′……鍔縁、2……通気孔、3
……発熱組成剤、4……集熱板、5……モグサ、
5′……円孔、6……磁性片、7……両面粘着テ
ープ、7′……円孔、8……封緘シール、9……
離型紙、9′……円孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 浅皿形の容器1の外周縁を外方え屈曲延設して
    鍔縁1′を成形し且つ容器1の底部に多数の通気
    孔2を穿設すると共に容器1に発熱組成剤3を充
    填し、蓋を兼ねる集熱板4を容器1の開口から鍔
    縁1′にわたり接着して密封し、更に中央部に円
    孔5′を設けた断熱板を兼ねるモグサ5を集熱板
    4に一体的に添着すると共に、円孔5′に磁性片
    6を嵌合し、容器1の底部に封緘シール8を剥離
    自在に添着、断熱板を兼ねるモグサ5の外側には
    磁性片6が露出するように中央に円孔7′を設け
    た両面粘着テープ7を、更に外側に剥離自在に円
    孔9′を設けた離型紙9を添着して成る熱治療具。
JP1985043474U 1985-03-26 1985-03-26 Expired JPH02195Y2 (ja)

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JPS61159942U JPS61159942U (ja) 1986-10-03
JPH02195Y2 true JPH02195Y2 (ja) 1990-01-05

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JPH022361Y2 (ja) * 1984-11-21 1990-01-19

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JPS61159942U (ja) 1986-10-03

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