JPH0219373B2 - - Google Patents

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JPH0219373B2
JPH0219373B2 JP11075281A JP11075281A JPH0219373B2 JP H0219373 B2 JPH0219373 B2 JP H0219373B2 JP 11075281 A JP11075281 A JP 11075281A JP 11075281 A JP11075281 A JP 11075281A JP H0219373 B2 JPH0219373 B2 JP H0219373B2
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JP
Japan
Prior art keywords
lime
cake
dehydrated
fluidized bed
concentration
Prior art date
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Expired
Application number
JP11075281A
Other languages
English (en)
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JPS5812927A (ja
Inventor
Kunio Kishigami
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Babcock Hitachi KK
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Publication date
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Priority to JP11075281A priority Critical patent/JPS5812927A/ja
Publication of JPS5812927A publication Critical patent/JPS5812927A/ja
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Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23GCREMATION FURNACES; CONSUMING WASTE PRODUCTS BY COMBUSTION
    • F23G5/00Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor
    • F23G5/30Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor having a fluidised bed

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Incineration Of Waste (AREA)
  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は汚泥の脱水ケーキを焼却処理する方
法に係り、特に焼却処理の際に生ずる公害物質の
生成量を大幅に減少できる方法に関する。
大都市においては生活排水等を処理する下水処
理場を複数個所に分散して設置するのが普通であ
り、各処理場から排出される脱水ケーキの種類も
多い。ここで脱水ケーキとは下水処理場で発生し
た汚泥を種々の方法で含有する水分を相当量除去
したものをいう。脱水ケーキの種類としては消石
灰〔Ca(OH)2〕と塩化第2鉄から成る凝集剤で
真空脱水したもの、高分子凝集剤で遠心脱水もし
くはベルトプレス脱水したもの、消石灰と塩化第
2鉄で加圧脱水したもの等がある。
通常これらの脱水ケーキを焼却処理する場合に
は各脱水ケーキを一個所に集合しこれをそのまま
焼却炉に投入処理している。この場合、排ガス
(燃焼ガス)中に大気汚染物質の一つである硫黄
酸化物(SOx)が相当量含まれ、また場合によつ
ては塩化水素(HCl)等も含まれるという問題が
ある。これらは汚泥の可燃分中に含まれる硫黄分
あるいは塩素分が酸化され生成されるものであ
り、一部は助燃料として使用される重油の燃焼か
らも生じる。このためこれらの有害ガスは苛性ソ
ーダ水溶液を用いてスクラバ等の装置により水洗
除去する必要があり設備費が高価となるという問
題がある。さらにスクラバ排液自体が公害物質を
大量に含有しているため、この排液の再処理も必
要となる。
この発明の目的は上述した問題点を除去し、脱
水ケーキの焼却処理の過程で公害物質の除去を行
ない、スクラバ等の特別な装置を使用しなくても
公害物質の排出量を大幅に減少できる方法を提供
することにある。
要するにこの発明は消石灰により脱水した脱水
ケーキにあつてはこの消石灰が燃焼過程で脱硫も
しくは脱塩作用を営むことに着目し、消石灰を含
有する脱水ケーキを他の脱水ケーキと分離して貯
蔵し、他の脱水ケーキに対して消石灰を含有する
脱水ケーキを所定量混合することにより燃焼過程
で脱硫、脱塩化作用を効率良く営むようにした方
法である。
以下この発明に係る方法を図面により説明す
る。
第1図において、各下水処理場で生成された脱
水ケーキはトラツク等の輸送手段で汚泥焼却所の
汚泥ピツトに搬入される。この場合、消石灰を含
有する脱水ケーキ(以下「石灰ケーキ」と称す
る)1は他の脱水ケーキと区別され汚泥ピツト1
aに投入する。他の脱水ケーキ、つまり高分子凝
集剤もしくは熱処理等により脱水され、石灰を含
有しない脱水ケーキ(以下「無石灰ケーキ」と称
する)2は別のピツト2aに投入する。各々のピ
ツトに投入された脱水ケーキはバケツトクレーン
3,3′によりホツパ4および5に投入される。
各ホツパの底部には各々定量フイーダ6および7
が配置してあり、後述する比率により石灰ケーキ
1および2が定量的に抜き出され、管路13およ
び14により混練器8に供給され汚泥中に石灰が
均一に分散するよう混練される。混練された汚泥
は管路9を経て流動層炉10の流動層11内に供
給され焼却される。
流動層炉10での燃焼過程において、含有する
消石灰〔Ca(OH)2〕と硫黄分(S)もしくは塩
素分(Cl)が反応し、夫々硫酸カルシウム
(CaSO4)、塩化カルシウム(CaCl2)とし、Sや
ClがSOxもしくはHClとして排ガスと共に大気中
に放散するのを防止する。
15は記憶と指令信号を発する制御箱であり、
定量フイーダ6およびモータM1およびM2はこの
制御箱15に対し指令信号回路により接続してい
る。次に16および17は石灰ケーキ1を供給す
る管路13および無石灰ケーキを供給する管路1
4に各々設けた流量検知器、18は流動層炉10
に接続する排ガス管路に設けたSOx濃度検知器、
同様に19はHCl濃度検知器である。これら1
6,17,18,19は検知信号回路により制御
箱15に接続している。
制御箱15はSOx濃度検知器18およびHCl濃
度検知器19により排ガス中のSOx濃度および
HCl濃度を常時検知し、SOx濃度およびHCl濃度
が常時設定値以内となるように制御する。すなわ
ち、SOx濃度およびHCl濃度が上昇傾向にある場
合にはモータM1に指令信号を発して石灰ケーキ
1の供給量を増加し、炉内での硫酸カルシウム、
塩化カルシウムの生成反応を活発化させる。なお
この場合制御箱15に対しては流動層炉10の負
荷を信号Lとして入力しておき脱水ケーキ全体の
供給量が流動層炉10の負荷を越えないようにす
る。つまり上述の場合、石灰ケーキ1の供給量増
加により過負荷となる場合にあつてはモータM2
に指令信号を発して無石灰ケーキ2の供給量を減
少させ、相対的に石灰ケーキ1の混合比率を高め
るようにする。なお各脱水ケーキの供給量はモー
タM1およびM2の回転数を検知することにより間
接的に検知することができるが、流量検知器1
6,17により実際の流量を検知し、これを制御
箱15に対して補正値として入力すればより精密
な制御を行なうことができる。
その混練された状態と混練による効果を第2図
により説明する。
符号Aは石灰ケーキの小粒子状のもの、符号B
は無石灰ケーキの小粒子状のもの、符号Cは石灰
ケーキ中の消石灰の粉状物を示す。図面における
AとBとの粒子数の比率は排ガス中のSOx、HCl
の含有率の信号により制御されたA,B夫々の供
給比率を示すものである。図示の如くA,Bが混
練により交互に位置しているときは、燃焼に際し
A粒子はB粒子によりヘだてられ離れて位置して
いるので結合して小塊に成長することなく小粒子
の灰となり流動層内に残留し流動媒体の一部を構
成することゝなる。
またCaは汚泥の焼却に際しCaSO4となりSOx
の捕捉、CaCl2となりHClの補捉をするものであ
る。即ち排ガス中のSOx、HCl含有量に応じ前記
A,Bの比率を定めることとA,Bの混練を行な
うことは流動層炉の運転で小塊形成による流動化
を悪化させることの防止に対し極めて効果あるも
のとなる。
この発明を実施することにより脱水ケーキの燃
焼によつて生じるSOx、HCl等の公害物質の生成
量を大幅に減少させることができるのでスクラバ
等の公害物質除去装置を設置する必要がなく、従
つて二次公害の虞れもない。
またSOx、HCl防止のために脱硫剤等の特別な
薬剤を添加する必要もないので経済的である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る方法を実施するための
脱水ケーキ燃焼系統図、第2図は混練後の汚泥中
の石灰ケーキ粒子と無石灰ケーキ粒子の分布を模
式に示す拡大図である。 1……石灰ケーキ、2……無石灰ケーキ、6,
7……定量フイーダ、10……流動層炉、15…
…制御箱、16,17……流量検知器、18……
硫黄酸化物濃度検知器、19……塩化水素濃度検
知器、A……石灰ケーキの粒子、B……無石灰ケ
ーキの粒子、C……粉状の消石灰。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 異なる脱水工程により生成された汚泥の脱水
    ケーキを流動層炉を用いて焼却処理する方法にお
    いて、消石灰を用いて脱水した石灰ケーキと、こ
    れ以外の工程で脱水した無石灰ケーキとを各々分
    離して貯留し、流動層焼却炉から排出される排ガ
    ス中の硫黄酸化物濃度および塩化水素濃度を夫々
    の検知器で検知してその数値を記憶と指令信号を
    出す制御箱に送り、該制御箱からの指令信号によ
    り石灰ケーキの定量フイーダと無石灰ケーキの定
    量フイーダを制御して前記流動層焼却炉に対する
    石灰ケーキと無石灰ケーキの供給比率を制御し、
    排ガス中の硫黄酸化物および塩化水素濃度を低減
    させることを特徴とする汚泥焼却方法。
JP11075281A 1981-07-17 1981-07-17 汚泥焼却方法 Granted JPS5812927A (ja)

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JP11075281A JPS5812927A (ja) 1981-07-17 1981-07-17 汚泥焼却方法

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JPS5812927A JPS5812927A (ja) 1983-01-25
JPH0219373B2 true JPH0219373B2 (ja) 1990-05-01

Family

ID=14543655

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Families Citing this family (6)

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