JPH02193603A - ネックレス用繋糸 - Google Patents

ネックレス用繋糸

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JPH02193603A
JPH02193603A JP1464389A JP1464389A JPH02193603A JP H02193603 A JPH02193603 A JP H02193603A JP 1464389 A JP1464389 A JP 1464389A JP 1464389 A JP1464389 A JP 1464389A JP H02193603 A JPH02193603 A JP H02193603A
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JP
Japan
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necklace
core
polyester
polyamide
component
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JP1464389A
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Chikara Honda
主税 本田
Takuji Sato
卓治 佐藤
Akira Ogura
小椋 彬
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Toray Industries Inc
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  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はネックレス用語系に関するものであり、詳しく
は真珠、琥珀、べっ甲、めのう、金、銀、ビーズなどの
貴金属や宝石類などを繋ぎ合せてネックレスとする際に
用いる繋糸に関するものである。
[従来の技術] 従来のネックレス用語系は綿糸、麻等の天然繊維からな
るもの、あるいはポリエステル、ナイロン等の合成繊維
を用いたもの等がある。
しかしながら、近年綿糸、麻等の天然繊維は強度面での
脆さ、又、熱に対する収縮が大きく、水分に対する膨潤
が大きいことから需要が減少し、代ってポリエステル、
ポリアミド等の合成繊維が多く用いられるようになった
特殊な合成1tilIとしては、実開昭63−6048
0号公報には超高分子量ポリエチレン樹脂を延伸後撚糸
し、得られた糸条をネックレス用語系に使用する技術が
記載されている。
[発明が解決しようとする問題点] 一般に使われているポリエステル繊維からなるネックレ
ス用語系は、熱に対する収縮および吸水に対する寸法安
定性に優れるものの、強靭性、対摩耗性、および柔軟性
が劣り、ネックレスの繋糸とした場合、貴金属や宝石類
との摺接により摩耗および切断し、貴金属や宝石類を散
乱させてしまうという課題を有し、また、柔軟性に欠け
ることから装着した時に全体が1つの輪になった状態で
左右に振り子の様な動きを呈し、滑らかな曲線を描きな
がら揺動するという形態の変化に乏しいという課題を有
していた。
一方、ポリアミド繊維からなるネックレス用語系は、強
靭性、耐摩耗性、および柔軟性が渋れているものの、熱
収縮および吸水伸長に対する寸法安定性が劣り、ネック
レス用語系が伸びて貴金属や宝石の間から繋糸が露見さ
れる状態となり、特にネックレスを装着した時に首の後
ろ側で繋糸が露見され、装着者にはまったく目に入らな
い部分であって、気付かないまま周囲の人に曝すことが
あり、品位を低下させてしまうという課題を有していた
前記実開昭63−60480号公報に記載された超高分
子量ポリエチレン繊維の場合、撚糸した後も撚固定が困
難であり各単糸が無秩序に広がったり、毛羽状に飛びだ
すものがある。したがって、集束性を改善するために撚
糸糸状にポリエステル樹脂をコーティングした繋糸を用
いている。
しかしながら、ポリエステル樹脂をコーティングした繋
糸の場合、耐摩耗性に劣り、貴金属や宝石類との摺接に
より摩耗しやすく、芯に用いられているポリエチレン繊
維が露出し、該繊維の単糸が毛羽状に飛びだすという課
題を有し、またコーティングするポリエステル樹脂を多
くすると柔軟性に欠け、ネックレスを装着した時に全体
が1つの輪になった状態で左右に振り子の用な動きを呈
し、滑らかな曲線を描きながら揺動するという形態の変
化に乏しいという課題を有していた。ざらに繋糸を製造
する場合にコーティング工程を要し、生産性が低いとい
う課題を有する。
本発明の目的は前記従来技術における課題を解消し熱収
縮性、吸水伸長に対する寸法安定性、強靭性、耐摩耗性
、柔軟性に優れたネックレス用語系を提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段および作用]本発明の構成
は、 (1)ネックレス用語系において、該繋糸は内層部がエ
チレンテ、レフタレート単位を主成分とするポリエステ
ル、外層部がポリアミドからなる芯鞘型複合繊維からな
り、 A、前記内層部を形成するポリエステル成分は極限粘度
〔η〕が0.6以上、複屈折が150X 10−3〜1
90X 10−3、密度が1.39g/cm3以上の特
性を有し、芯鞘型複合繊維に占めるポリエステル成分の
割合が30〜90重量%であり、 B、前記外層部を形成するポリアミド成分は硫酸相対粘
度ηrが2.6以上、複屈折が50X10−3以上であ
り、芯鞘型複合a維全体に占めるポリアミ9ド成分の割
合が70〜10重量%であり、 C9前記芯鞘型複合w&維は20℃、65%RHの温室
度調節室に24時間放置した後、デニール当たりIgの
荷重をかけた状態で48時間維持した後測定したクリー
プ率(CR)が2.0%以下であり、20℃、65%R
Hの温室度調節室に24時間放置した後、デニール当た
り0゜1gの荷重をかけて得た一定長の試料を無緊張状
態で20℃の水中に30分浸漬し、得られた試料に再度
デニール当たり0.1g/dの荷重をかけて測定した吸
水伸長率(%)が1゜0%以下である。
ことを特徴とするネックレス用語系。
(2)ネックレス用語系において、芯鞘型複合a維の強
度が6.0g/デニール以上、初期引張り抵抗度が50
g/デニール以上、150°C乾熱収縮率 (Δ5zs
o)が6%以下であることを特徴とする前記(1)項記
載のネックレス用語系。
にある。
本発明に係るネックレス用語系は前記の構成かりなるが
、ポリエステル繊維からなるネックレス用語系の特徴と
、ポリアミド繊維からなるネックレス用語系の特徴を兼
備したネックレス用語系とすることによって、高強力で
かつ軽量性、耐薬品性、熱収縮性および吸水伸長に対す
る寸法安定性に優れ、かつ耐摩耗性、および柔軟性に優
れた複合繊維からなるネックレス用語系を得ることであ
る。そのためには芯鞘複合界面における剥離耐久性の改
良された複合繊維を用いることによって達せられる。即
ち、芯鞘複合界面の剥離耐久性の改良なしには前記の各
特性に優れた本発明に係るネックレス用語系を得ること
はできない。
以下に本発明を構成する各要素の内容とその作用効果に
ついて詳述する。
本発明に係る複合繊維からなるネックレス用語系は吸水
伸長率が1.0%以下、通常は0゜8%以下と、ポリア
ミド繊維からなるネックレス用語系に比較して著しく低
く、ポリエステル1]11:IIIからなるネックレス
用語系と同様、はとんど吸水時に伸長しない。
また本発明に係る複合繊維からなるネックレス用語系は
クリープ特性にも優れ、デニール当たり1gの荷重下、
20℃の温度で測定した48時間後のクリープ率(CR
)が2.0%以下である。
ナイロン66の20℃でのクリープ率が約5%であるの
に対し、本発明に係わるネックレス用語系のクリープ率
は複合比率に拘らず約1゜5%である。この値はほとん
どポリエステル繊維からなるネックレス用語系と同レベ
ルである。
本発明に係る複合繊維からなるネックレス用語系は総当
量のポリアミド繊維を含むにも拘らず、上記吸水伸長性
、クリープ特性ともにポリアミド成分の存在を感じさせ
ないレベルであることが特徴である。以上の吸水伸長及
びクリープ挙動は、従来のポリエステル繊維とポリアミ
ドIaIi唯のそれぞれの特性を複合比率に従って換算
した値とは全く異なるもので、両成分ポリマを新規な方
法によって複合させたことによって発現した特異な現象
である。
芯鞘型複合i維における芯成分は実質的にエチレンテレ
フタレート単位を主成分とするポリエステルからなる。
ポリエチレンテレフタレートポリマの物理的、化学的特
性を実質的に低下させない程度、例えば10%未満の共
重合成分を含んでも良い。共重合成分としてはイソフタ
ル酸、ナフタレンジカルボン酸、ジフェニルジカルボン
酸等のジカルボン酸、及びプロピレングリコール、ブチ
レングリコール等のジオール成分やエチレンオキサイド
等を用いることもできる。そして本発明ネックレス用語
系に係わる複合繊維の強度6.0g/d以上を得るため
には芯成分のポリエチレンテレフタレート繊維は極限粘
度〔η〕が0.6以上、好ましくは0゜7以上と高粘度
であることが好ましい。
芯鞘型複合繊維における鞘成分ポリアミドは。
ポリカブラミド、ポリヘキサメチレンアジパミド、ポリ
テトラメチレンアジパミド、ポリへキサメチレンドデカ
ミド、ポリへキサメチレンドデカミド等の通常のポリア
ミドからなり、上記ポリマをブレンドまたは一部共重合
したポリマでもよいが、特にポリヘキサメチレンアジパ
ミドが好ましい。ポリアミド鞘成分ポリマも本発明に係
るネックレス用語系として用いる複合繊維を得るために
は比較的高重合度であることが必要であり、硫酸相対粘
度ηrで2.6以上、好ましくは2.8以上である。
本発明に係るネックレス用語系として用いる複合繊維の
芯成分の割合は30〜90重量%である。芯成分が30
重量%未満では目的とするネックレス用語系としての熱
収縮及び吸水伸長に対する寸法安定性を十分改良するこ
とが困難である。一方、ポリエステル芯成分が90重量
%を越えると耐摩耗性、柔軟性を十分改良することがで
きない。
本発明に係るネックレス用語系として用いる複合繊維は
ポリエステル芯成分繊維とポリアミド鞘成分*維いずれ
も高度に配向、結晶化していることが特徴である。即ち
ポリエステル芯成分繊維の複屈折は150X10−3〜
190X10−3である。150X10−3未満では複
合繊維ネックレス用語系の強度6.0g/d以上、初期
引張り抵抗度を50g/d以上とすることができない。
一方、190X10−3を越えていると熱収縮に対する
寸法安定性の改良が十分達せられない。後述する本発明
ネックレス用語系に係る複合繊維の新規な製造方法によ
れば通常複屈折は190X10−3を越えない。
一方、鞘を構成するポリアミド成分繊維の複屈折は50
X10−3以上、通常は55X10−3以上と高配向で
ある。複屈折が50X10−3未満では高強度で高い初
期引張り抵抗度を有する複合繊維は得られない。
本発明に係るネックレス用語系として用いる複合繊維の
密度は芯の主成分であるポリエステルが1.39g/c
m3以上と比較的高く、高度に結晶化している。密度が
上記特定の値以上にないと本発明のネックレス用語系の
熱収縮及び吸水伸長に対する寸法安定性、対摩耗性が十
分改良されない。また鞘部の主成分であるポリアミド鞘
成分の密度は1.14g/cm3以上である。
上記によって特徴づけられる本発明に係るネックレス用
語系は6.0g/d以上の高強度、50g/d以上の初
期引張り抵抗度を有し150℃で測定した乾熱収縮率(
Δ5150)が6%以下の特性を示す。より好ましいネ
ックレス用語系の特性は強度7.0g/d以上、初期引
張り抵抗度60g/d以上、乾熱収縮率(Δ5150)
が6%以下であり、これは前記t!A維構造パラメータ
ーを適正に組合せることによって達せられる。
以上の特性を有する本発明に係るネックレス用語系は以
下に示す新規な方法によって製造される。
本発明ネックレス用語系に係る複合繊維を構成する芯部
のポリエステル成分ポリマは、極限粘度〔η〕が0.6
以上、通常は0.7以上の実質的にポリエチレンテレフ
タレートからなるポリマを用いる。
鞘成分として用いるボアミドポリマは硫酸相対粘度で2
.6以上、通常は2.8以上の比較的高重合度のポリマ
を用いる。
複合繊維の溶融紡糸は2基のエクストルダー型紡糸機を
用いることが好ましい。一方のエクストルダーで溶融さ
れた芯成分用のポリエステル及び他方のエクストルダー
で溶融された鞘成分ポリアミドポリマを複合紡糸バック
に導き、複合紡糸用口金を通して芯部にポリエステルを
、鞘部にポリアミドを配した複合繊維として紡糸する。
紡速は1500m/分以上、好ましくは2000m/分
以上の高速とする。紡糸口金直下には10cm以上、1
m以内にわたって150℃以上、好ましくは200℃以
上の高温雰囲気とし、該高温雰囲気は保温筒、加熱筒等
を設けることによってなされる。紡出糸条は上記高温雰
囲気中を通過したのち冷風で急冷固化され、次いで油剤
を付与した後紡糸速度を制御する引取ロールで引取られ
る。引取られた未延伸糸は通常−旦巻き取ることなく連
続して延伸するか、−旦巻き取った後別工程で延伸する
こともできる。
前記引取ロール上を通過させた直後の未延伸糸の複屈折
は鞘部のポリアミドが1581O−3〜45X10−3
、芯部のポリエステル*維の複屈折は20X10−3〜
70X10−3であり、比較的高度に配向している。
本発明に係るネックレス用語系として用いる複合繊維の
製造乙こおける高速紡糸法の採用は、芯鞘界面の剥離耐
久性の改良に効果的である。
この芯鞘界面の剥離耐久性は従来の低速紡糸法によって
得られる複合ia紺の場合、未延伸段階でやや結晶化の
進んだポリアミド成分と非晶状態のポリエステル成分と
によって形成されているのに対しノ、紡速150011
1/分以上の高速紡糸法では紡糸段階でポリアミド成分
、ポリエステル成分ともに配向結晶化が進んだ状態とな
り、加えて紡糸後の延伸倍率が低倍率であることが寄与
しているものと考えられる。
次に前記未延伸糸は160℃以上、好ましくは180℃
〜240℃の温度で熱延伸される。
延伸は好ましくは2段以上の多段で行ない、延伸倍率は
1.4〜4.0倍、好ましくは1.8〜3.5倍の範囲
である。
かくして得られたa維は前記本発明に係るネックlメス
用伸糸としての特性を備えた複合繊維となる。
前記複合繊維の繊度は50〜500デニールで、またそ
の単糸繊度は6デニール以下、特に4デニール以下の細
繊度とすることが好ましい。
またI!維断面形状は特に限定されず、必要に応じ丸、
3葉、または4葉以上の多葉、中空およびそれらを組合
せたものとすることができる。
本発明に係るネックレス用語系を製造する過程で、前記
複合wA紺の紡糸、延伸条件以外、例えば撚糸加工など
の後工程は必要に応じ適宜選択され適用される。
次に実施例に基づいて説明するが、本発明明細書本文、
及び実施例中に記載した繊維及びネックレス用語系の定
義、及び測定法は次の通りである。
★ポリエステル芯成分繊維の特性 複合繊維におけるポリアミド鞘成分を蟻酸で溶解除去し
、ポリエステル芯成分を取り出して試料とし、測定に供
した。
(イ)極限粘度〔η〕 : 試料をオルソクロロフェノール溶液に溶解し、オストワ
ルド粘度計を用いて25℃で測定した。
(ロ)複屈折: 通常のベリツクコンベンセーター法により、光源にナト
リウム−D線を用いて測定した。
(ハ>vE度: 四塩化炭素を重液、n−へブタンを軽液として調整した
密度勾配管を用い、25℃で測定した。
★ ポリアミド鞘成分繊維の特性 (ニ)硫酸相対粘度(ηr): 複合繊維におけるポリアミド成分を蟻酸に溶解させ、溶
解部分を常法により再沈殿させ、洗浄、乾燥させて取り
出して試料とし測定に供した。
試料1gを98%硫酸25ccに溶解し、オストワルド
粘度計を用いて25℃で測定した。
(ホ)複屈折: カールツアイスイエナ社(東独)製透過定量型干渉顕微
鏡を用いて、干渉縞法によって繊維の側面から中心方向
に2μ間隔でポリアミド鞘部分のみを測定し、平均値を
求めた。
(へ)密度: 複合繊維およびポリエステル芯成分の密度を測定し、複
合比率を用いてボリアミド鞘成分の密度を算出した。
★複合糸およびネックレス用語系の特性=(ト)強度、
伸度、初期引張り抵抗度:初期引張り抵抗度はJIS−
L1017に従って測定した。
引張り試験の具体的な条件は次の通りである。
複合繊維を絽状に取り、20℃、65%RHの温湿度調
節室に24時間以上放置後、“テンシロン UTL−4
L”型引張り試験機(オリエンチック(株)製)を用い
、試長25cm、引張速度30cm/分で測定した。
(チ)乾熱収縮率(ΔSts口): 複合繊維をそのまま試料とし、該試料を絽状に取り、2
0℃、65%RHの温湿度調節室に24時間以上放置後
、試料にデニール当たり0.1gの荷重をかけた状態で
測定した長さ(Lo)の試料を無緊張状態で150℃の
オーブン中で30分加熱処理し、加熱処理後の試料を風
乾し、さらに前記温湿度調節室で24時間以上放置し、
再び前記と同様試料にデニール当たり0.1gの荷重を
かけて測定した長さ(L +−)から次式によって算出
した。
ΔS 5so(%) =  ((Lo−Lt)/Lo)
xio。
(す)吸水伸長率: 複合繊維をそのまま試料とし、該試料を絽状に巻き取っ
た後絽から開放し、20℃、65%RHの温湿度調節室
に24時間放置した後、試料にデニール当たり0.13
/dの荷重をかけて得た一定長(Lo)の試料を無緊張
状態で20℃の水中に30分浸漬して取り出し、直ちに
該試料に再度デニール当たり0.1gの荷重をかけて測
定した長さ(Ll)とから次式によって算出した。
吸水伸長率(%)= ((Lt−Lo)/L口〕×10
0 (ヌ)クリープ率(CR): 複合繊維をそのまま試料とし、該試料を絽状に巻き取っ
た後絽から開放し、20°C165%RHの温湿度調整
室に24時間放置した後、試料にデニール当たりIgの
荷重をかけた状態で測定した一定長さくLo)と、さら
に前記の荷重をかけた状態で48時間維持した後に測定
した長さ(Ll)を測定し、クリープ率(CR)を次式
から求めた。
CR(%) = ((Ll−Lo)/Lo)×100 [実施例コ 実施例1〜3、比較例1.2 極限粘度[η]0.90、カルボキシル末端基濃度10
.5eq/106gのポリエチレンテレフタレート(P
ET)を芯成分とし、ナイロン66(N66:硫酸相対
粘度ηr3.2)ポリマを鞘成分として、それぞれを3
0φ工クストルダー型紡糸機で溶融した後、複合バック
に導き、芯鞘複合紡糸口金より芯部にPET、鞘部にN
66ボリマからなる複合繊維として紡出した。芯成分及
び鞘成分の割合は第1表のように変化させた0口金は孔
径0.4mmφ、孔数72ホールを用いた。ポリマ温度
は芯部のPETを290℃、鞘部のN6Bを285℃で
それぞれ溶融し、紡糸パック温度を290℃として紡糸
した。口金直下には15cmの加熱筒を取り付け、加熱
筒内の雰囲気温度を280℃となるように加熱した。雰
囲気温度は口金面より10cm下の位置で、且つ最外周
糸条より1cm離れた位置で測定した温度である。加熱
筒の下には長さ20cm直径25cmの環状型チムニを
取り付け、糸条に円周方向から糸条の中心方向に向け、
20℃の冷風を40m/分の速度で吹きつけ、急冷した
。ついで油剤を付与した後、第1表に示した速度で回転
する引取ロールで糸条の速度を制御した後、−旦巻き取
ることなく連続して延伸した。延伸は3対のネルソン型
ロールによって2段延伸した後3%のリラックスを与え
て弛緩熱処理して巻き取った。延伸条件は、引取ロール
温度を60°C1第1延伸ロ一ル温度を110℃、第2
延伸ロール温度を220℃、延伸後の張力調整ロールは
非加熱とし、1段延伸倍率は全延伸倍率の70%として
延伸した。紡糸速度、全延伸倍率等を変化させて製糸し
たが、延伸糸の繊度が約250デニールとなるよう紡糸
速度、延伸倍率に対応させて吐出量を変化させた。
製糸条件を第1表に、得られた延伸糸特性、及び繊維構
造パラメーターは第2表における実施例1〜3に示す通
りであった。また比較例として市販のネックレス用語系
として用いられているポリエステル繊維(250D−7
2f i り(比較例1)、およびナイロン66繊維(
210D−72f i 1)(比較例2)を用いた。
次に上記繊維にそれぞれ40T/10cm(S方向)の
下撚をかけ、それを2本合わせ42T/10cm(Z方
向)の上撚をかけてネックレス用語系とした。このネ・
ンクレス用語系の特性を第2表に示した。
本発明に係る複合繊維からなるネックレス用語系(実施
例1〜3)は多量のN16成分を含むにも拘らずポリエ
ステル繊維に近似した吸水伸長率、クリープ率を有する
ことがわかる。
また本発明に係るネックレス用語系を真珠用ネックレス
繋糸として使用した結果、捩れ、曲り等の発生が皆無で
非常に柔軟な繋糸であった。
さらに前記の複合繊維からなるネックレス用語系を使用
した真珠ネックレスを、180日問屋外に放置したが、
ネックレス用語系の伸び、縮みによる真珠の玉ずれ、捩
れ、曲りの発生は皆無であった。
前記の結果から本発明に係る複合繊維ネックレス用語系
はネックレス用語系として非常に優れているものであっ
た。
(以下余白) 第1表 第2表 [発明の効果] 本発明に係るネックレス用語系は、耐熱収縮性、吸水伸
長に対する寸法安定性、強靭性、耐摩耗性および柔軟性
に優れる。
また、ネックレスを装着した時、滑らかな曲線を描きな
がら揺動するとともに、首の後ろ側に繋糸が露出するこ
となく、貴金属あるいは宝石類からなるネックレスの美
しさをさらに引き立たせることができる、等の効果を有
する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ネックレス用繋糸において、該繋糸は内層部がエ
    チレンテレフタレート単位を主成分とするポリエステル
    、外層部がポリアミドからなる芯鞘型複合繊維からなり
    、 A、前記内層部を形成するポリエステル成分は極限粘度
    〔η〕が0.6以上、複屈折が 150×10^−^3〜190×10^−^3、密度が
    1.39g/cm^3以上の特性を有し、芯鞘型複合繊
    維に占めるポリエステル成分の 割合が30〜90重量%であり、 B、前記外層部を形成するポリアミド成分は硫酸相対粘
    度ηrが2.6以上、複屈折が 50×10^−^3以上であり、芯鞘型複合繊維全体に
    占めるポリアミド成分の割合が70 〜10重量%であり、 C、前記芯鞘型複合繊維は20℃、65%RHの温室度
    調節室に24時間放置した後、 デニール当たり1gの荷重をかけた状態で 48時間維持した後測定したクリープ率 (CR)が2.0%以下であり、20℃、 65%RHの温室度調節室に24時間放置 した後、デニール当たり0.1gの荷重を かけて得た一定長の試料を無緊張状態で2 0℃の水中に30分浸漬し、得られた試料 に再度デニール当たり0.1g/dの荷重 をかけて測定した吸水伸長率(%)が1. 0%以下である。 ことを特徴とするネックレス用繋糸。
  2. (2)ネックレス用繋糸において、芯鞘型複合繊維の強
    度が6.0g/デニール以上、初期引張り抵抗度が50
    g/デニール以上、150℃乾熱収縮率(ΔS_1_5
    _0)が6%以下であることを特徴とする特許請求範囲
    第(1)項記載のネックレス用繋糸。
JP1464389A 1989-01-23 1989-01-23 ネックレス用繋糸 Pending JPH02193603A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103014911A (zh) * 2011-09-23 2013-04-03 新光合成纤维股份有限公司 皮蕊型复合纤维及其制造方法以及织物

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CN103014911A (zh) * 2011-09-23 2013-04-03 新光合成纤维股份有限公司 皮蕊型复合纤维及其制造方法以及织物
CN103014911B (zh) * 2011-09-23 2015-05-27 新光合成纤维股份有限公司 皮蕊型复合纤维及其制造方法以及织物

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