JPH02193361A - ディジタル信号再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、例えば光ディスク等の記録媒体から再生さ
れたり、あるいは各種の伝送路を経てきて歪んだディジ
タル信号を２値化して波形整形するディジタル信号再生
装置に関する。

従来の技術 光ディスクの記録信号の変調方式には、マーク長記録（
ビットエツジ記録）とマーク間記録（ピットポジション
記録）があシ、前者のマーク長記録は復調回路が複雑に
なる反面、記録密度を高くできるという特徴を有する。

マーク長記録方式のなかには、例えばコンパクトディス
クに採用されているＥＦＭ方式のように変調信号に直流
成分をほとんど含まない方式、例えば１−７ＲＬＬ方式
や２−７ＲＬＬ方式のように変調信号に直流成分を含む
方式とがある。後者の変調方式で記録されたディジタル
信号を再生する場合、再生信号（歪んだディジタル信号
）の直流成分に追従したしきい値を生成し、その変動す
るしきい値で再生信号を２値化するか（浮動２値化とい
う）、再生信号の２値変化点を検出して整形信号を生成
する微分方式の再生装置を用いている。

第３図と第４図に浮動２値化のようすを例示している。

図において、Ｓｌは原信号（記録信号）、Ｓ２は波形歪
みを含んだ再生信号、Ｓ３は再生信号Ｓ２の直流成分に
追従して変化するように作られたしきい値、Ｓ４は再生
信号Ｓ２をしきい値Ｓ３で２値化した整形信号である。

第３図の例では再生信号Ｓ２の波形歪みが比較的少なく
、原信号Ｓ１とほとんど等しい整形信号Ｓ４が得られて
いる。しかし第４図の例では再生信号Ｓ２の歪みが大き
く、その歪みにしきい値Ｓ３が振られてしまい、整形信
号Ｓ４が原信号Ｓ１と等しくなくなる。

第５図には微分方式のようすを例示している。

Ｓｌは原信号、Ｓ２は波形歪みを含んだ再生信号、Ｓ５
は再生信号Ｓ２の微分信号、Ｓ６は微分信号Ｓ５を一定
のしきい値Ｓ７で２値化した信号、Ｓ８は信号Ｓ６のパ
ルスに応答して反転する信号であシ、この信号Ｓ８が再
生信号Ｓ２の整形出力信号である。この方式においても
、再生信号Ｓ２の波形歪みによって偽の微分信号パルス
を生じ、そのパルスの振幅がしきい値Ｓ７を越える場合
には、整形出力信号Ｓ８は原信号Ｓ１と異なったものに
なる。

発明が解決しようとする課題 前述したように、浮動２値化方式および微分方式のいず
れの再生装置においても、入力信号（前記再生信号Ｓ２
）の波形歪み、とくに振幅歪みが大きくなると、原信号
を正しく再現（復調）することができなかった。本発明
はこの問題に鑑みなされたもので、入力信号の波形歪み
の影響を受けにくくシたディジタル信号再生装置を提供
することを目的とする。

課題を解決するだめの手段 この発明のディジタル信号再生装置は、ディジタル入力
信号の２値変化点を検出するだめの微分回路と、この微
分回路の出力を所定のしきい値と比較して２値化する第
１の比較器と、前記入力信号の直流成分に追従して変化
するしきい値を発生するしきい値発生回路と、前記入力
信号を前記しきい値発生回路の出力とを比較して２値化
する第２の比較器と、第１の比較器の出力と第２の比較
器の出力の論理積をとるゲート回路と、このゲート回路
から信号が出力されるごとに出力を反転する反転回路と
を備えたものである。

作用 前記の構成において、微分回路、第１の比較器、ゲート
回路および反転回路の系は、前述した従来技術の微分方
式と基本的に同じであるが、前記ゲート回路にもう一方
の入力を与える前記しきい値発生回路および第２の比較
器が付加されている。

第１の比較器から前述した偽の微分パルスが出力される
とき、第２の比較器の出力によって偽の微分パルスは前
記ゲート回路で遮断され、前記反転回路には入力されな
い。

実施例 第１図は本発明の一実施例によるディジタル信号再生装
置の構成を示し、第２図はその動作例の波形図である。

ディジタル入力信号Ｓ２（前述のように光ディスクから
再生された歪みのあるディジタル信号）は、微分回路１
、第２の比較器６、直流分検出回路７にそれぞれ入力さ
れる。

微分回路１では入力信号Ｓ２の２値変化点が検出され、
その微分出力Ｓ５は、第１の比較器２において設定器３
による一定のしきい値Ｓ７と比較されて２値化される。

この２値化機分信号Ｓ６には、入力信号Ｓ２の真の２値
変化点に対応したパルスの他に、入力信号Ｓ２の歪に起
因する偽のパルスａ、ｂが生じる。

また、入力信号Ｓ２の直流成分が直流分検出回路７で検
出され、その出力と設定器９による一定のオフセット値
とが加算器８で加算される。これによって加算器８から
は入力信号Ｓ２の直流成分に追従して変化するしきい値
Ｓ９が出力される。

第２の比較器６では、入力信号Ｓ２がしきい値Ｓ９と比
較されて２値化されている。なお、Ｓ２〉Ｓ９の区間で
比較器６の出力ＳＩＯが“Ｌ”になり、Ｓ２＜８９の区
間で出力ＳＩＯが“Ｈ”になる。

第１の比較器２の出力Ｓ６の微分パルスは、第２の比較
器６の出力ＳＩＯが“Ｈ”のときにアンドゲート回路４
を通過して反転回路５に入力される。

第２の比較器６の出力ＳＩＯが“Ｌ”のときは第１の比
較器２の出力Ｓ６の微分パルスはゲート回路４で阻止さ
れて反転回路５には達しない。したがって第２図に示し
た偽の微分パルスａ＋ｂは反転回路５に入力されない。

反転回路５は７リツプフロツプからなり、パルスが入力
されるごとに出力Ｓ１２を反転させる。この出力８１２
が入力信号Ｓ２を２値化した整形出力信号である。なお
、第２図におけるＳｌは入力信号Ｓ２の原信号（記録信
号）である。

発明の効果 以上詳細に説明したように、この発明に係るディジタル
信号再生装置は、歪みの影響を比較的受けにくい前記微
分方式を基本とし、入力信号の大きな歪みに起因する偽
の微分パルスによる誤動作を浮動２値化方式を応用した
回路で防止するものであるから、原信号に対する忠実度
の高い再生信号を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例によるディジタル信号再生装
置の構成図、第２図は同装置の動作例を示す波形図、第
３図および第４図は従来の浮動２値化方式の動作例の波
形図、第５図は従来の微分方式の動作例の波形図である
。 １・・・微分回路、２・・・第１の比較器、４・・・ゲ
ート回路、５・・・反転回路、６・・・第２の比較器、
７・・・直流分検出回路、８・・・加算器。 代理人の氏名　弁理士　粟　野　重　孝　ほか１名第２
図 第 図 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ディジタル入力信号の２値変化点を検出する微分回路と
   、前記微分回路の出力を所定のしきい値と比較して２値
   化する第１の比較器と、前記入力信号の直流成分に追従
   して変化するしきい値を発生するしきい値発生回路と、
   前記入力信号を前記しきい値発生回路の出力と比較して
   ２値化する第２の比較器と、前記第１の比較器の出力と
   前記第２の比較器の出力の論理積をとるゲート回路と、
   前記ゲート回路から信号が出力されるごとに出力を反転
   する反転回路とを備えたディジタル信号再生装置。