JPH02192391A - 位相変動補正復調装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、映像信号の色信号が低域に周波数変換され、
且つ、輝度信号が高域に周波数変調されて記録された記
録媒体から色信号を再生するときに用いる位相変動補正
復調装置に関するものである。

従来の技術 従来の民生用ＶＴＲ等では、映像信号の色信号が低域に
周波数変換され、かつ、輝度信号が高域に周波数変調さ
れて、ビデオテープ等の記録媒体に記録されている。再
生時には、低域に周波数変換された色信号を元のベース
バンド信号に復調する過程で、色信号に含まれる位相変
動（時間軸変動）を同一の位相変動を持つ搬送波を乗算
することで除去し、ＦＭ復調された輝度信号と共にモニ
ターテレビジョン受像器に出力している。これは、民生
用のＶＴＲの記録再生系ではある程度の時間軸変動が発
生し、この時間軸変動により色信号の位相が大幅に変動
するためその位相変動を除去する必要があるためである
。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記従来の、直角２相復調器だけの構成で
は、第３図に示す直角２相復調の応答特性かられかる通
り、ジッタ周波数が高くなるにつれて、位相誤差の改善
度が悪くなり、モニターテレビジョン受像器上で、ジッ
ダ周波数、特にＩＫＨｚ以上でＰＭ性ノイズ（色びきノ
イズ）が発生するなどの課題があった。

本発明は上記従来の課題を解決するもので、ジッタ周波
数が高くなっても、位相誤差の改善度がおちない位相変
動補正復調装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段 この目的を達成するために本発明の位相変動補正復調装
置は、２つの乗算器と、比較器と、基準器と、バースト
ゲート器と、電圧制御発振器と、９０度位相シフト器と
からなる直角２相復調器を具備し、直角２相復調器を構
成するバーストゲート器からの水平同期時間毎の位相誤
差を補間し、１／ｎ水平同期時間（ｎ：正の整数）毎の
位相誤差情報にする補間器と、直角２相復調器からの出
力を遅延する遅延器と、遅延器の出力から前記補間器か
らの出力を減算する２つの減算器とより構成されている
。

作用 本発明は上記した構成により、直角２相復調器でもって
除去できないジッタ周波数の高域成分（残留位相誤差）
を比較器で検出し、残留位相誤差をもとに、残留位相誤
差を捕間し、復調信号から、残留位相誤差を減算するフ
ィードフォワード構成とすることにより前記直角２相復
調器だけでは補正できなかった残留位相誤差を補正する
ことができる。

実施例 以下本発明の一実施例の位相変動補正復調装置について
、図面を参照しながら説明する。

第１図は本発明の実施例における位相変動補正復調装置
の要部ブロック図を示すものである。第１図において、
端子１には、記録媒体から再生された低域変換色信号が
入力され、直角２相復調器１２に出力される。次に、直
角２相復調器１２は、乗算器２，３、ＬＰＦ４，５、比
較器６１基準器７、バーストゲート器８、ＬＰＦ９、電
圧制御発振器１０１９０度位相シフト器１１により構成
される。乗算器２では、端子１から入力された低域変換
色信号と、低域変換色信号と同一の周波数で、同一の位
相変動をもつ電圧制御発振器１０の出力である搬送波と
の乗算を行い、乗算器２の出力をＬＰＦ４で周波数分離
することで、ベースバンド色信号（Ｂ−Ｙ）を出力して
いる。次に９０度位相シフト器１１では、搬送波を９０
度位相シフトし、乗算器３に入力する。乗算器３では、
８０度位相シフト器１１の出力と端子１から入力された
低域変換色信号とを乗算し、ＬＰＦ５によって乗算器３
の出力を周波数分離することでもう一つのベースバンド
色信号（Ｒ−Ｙ）を出力する。

ここで、ＬＰＦ４の出力、ベースバンド色信号（Ｂ−Ｙ
）のバースト期間は、乗算器３で電圧制御発振器１０の
出力である搬送波と乗算されるため、一定レベルとなり
、搬送波と低域変換色信号との間に、残留位相誤差が生
じるとレベル変動となる。よって、比較器６では、残留
位相誤差を、基準器７より出力された基準値と比較する
ことによって検出し、バーストゲート器８ではバースト
信号期間での残留位相誤差のみを取り出す。次に、ＬＰ
Ｆ９では、前記バーストゲート器８の出力から不用成分
をろ波し、電圧制御発振器１０に出力する。次に、電圧
制御発振器１０ではＬＰＦ９の出力である残留位相誤差
に従って、端子１から入力された低域変換色信号と同一
の周波数で同一の位相変動をもつ搬送波を出力する。

ここで、前述したように直角２相復調器１２の応答特性
は、第３図に示す通りであり、ジッタ周波数の高域部（
特に、ｌＫＨ２以上）ではあまり改善されず、残留位相
誤差としてバーストゲート器８より出力されている。よ
って、バーストゲート器８の出力を利用し、以下に述べ
るフィードフォワード構成でジッタ周波数高域部の応答
特性をさらに改善する。

即ち、補間器１５ではバーストゲート器８より出力され
た水平同期時間毎の残留位相誤差をもとに、１／ｎ水平
同期時間毎の残留位相誤差情報を発生する。なぜなら、
第２図に示す如く、残留位相誤差のレベル変動が（Ａ）
のようであったとするならば前記バーストゲート器８゛
からの出力は（Ｂ）に示す如くなり、前記ＣＢ）で補正
すると（Ｃ）に示す残留位相誤差レベルが残る。そこで
例えば補間器１５で、直線補間をおこない、３個残留位
相誤差を補間すれば、（Ｄ）の如くなり、（Ｄ）で補正
すれば（Ｅ）に示す残留位相誤差レベルとなり残留位相
誤差は改善される。次に第１図に戻り、遅延器１３．１
４では前記補間器１５の出力である残留位相誤差情報と
のタイミングが会うように直角２相復調器１２の出力で
あるベースバンド色信号を遅延する。最後に減算器１８
．１７ではベースバンド色信号から補間器１５の残留位
相誤差情報を減算し、残留位相誤差のないベースバンド
色信号を出力する。

さらに、ここでは補間器については直線補間の例につい
て説明したが、コサインロールオフ波形特性等をもちい
てサンプリング変換をおこなえば、本実施例よりも精度
良く補間データを作ることが出来る。

さらにまた、比較器の前に郡遅延のないフィルタを通過
させればさらに精度良く位相誤差を検出できる。

発明の効果 以上のように本発明は、従来の直角２相復調器構成でも
って除去できないジッタ周波数の高域成分（残留位相誤
差）を検出して、減算器でもってベースバンド色信号か
ら減算するフィードフォワード構成を付加するようにな
っているため、従来直角２相復調器だけでは補正できな
かった残留位相誤差を補正でき、モニターテレビジョン
受像器上に映出される色びきノイズを改善できＳＮノイ
ズメタ−のＰＭ値を改善できる。

さらに、位相誤差補間器でもって残留位相誤差を補間し
たデータをもちいて残留位相誤差を補正しているため補
間しない場合に比べ精度良く補正でき、その実用的効果
は非常に大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における位相変動補正復調装
置の要部ブロック図、第２図は補間器の原理波形図、第
３図は従来直角２相復調器の応答特性を示す特性図であ
る。 ２．３・・・乗算器、４，５・・・ＬＰＦ、　　　６・
・・比較器、　　７・・・基準器、　　８・・・バース
トゲート器、１０・・・電圧制御発振器、　　１１・・
・９ｏ度位相シフト器、　　１２・・・直角２相復調器
、　　１３．１４・・・遅延器、　　１５・・・補間器
、　　１８．１７・・・減算器。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 映像信号の色信号が低域に周波数変換され、且つ、輝度
   信号が高域に周波数変調されて記録された記録媒体から
   、再生された色信号をベースバンド信号に変換するとき
   に用いる位相変動補正復調装置であって、 ２つの乗算器と、比較器と、基準器と、バーストゲート
   器と、電圧制御発振器と、９０度位相シフト器とからな
   る直角２相復調器を具備し、前記直角２相復調器を構成
   する前記バーストゲート器からの水平同期時間毎の位相
   誤差を補間し、１／ｎ水平同期時間（ｎ：正の整数）毎
   の位相誤差情報にする補間器と、 前記直角２相復調器からの出力を遅延する遅延器と、 前記遅延器の出力から、前記補間器からの出力を減算す
   る２つの減算器とを備えたことを特徴とする位相変動補
   正復調装置。