JPH02191748A - リツプル編地 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は視角によって布帛面の色相が異なって見えるア
ンダーウェアやインテリア用素材に適したリップル編地
に関するものである。

（従来の技術） 絹地の表面に色相や柄を付与して変化に富んだものとす
る試みは従来から絶えず検討されており、例えば編成時
に針抜きやタックを利用してブリスターやメツシュ等各
種の変化組織が提案され多用されている。特にリップル
編地は畦纒の変化組織の１種とｊ−てよく知られており
、編地の表面は横畦状のひだが形成され、裏面はフラッ
トに形成された２重組織となっているために表面の変化
に加え絹地の形態安定性もよくアウターウェア用として
広く用いられている。

（発明が解決しようとする練題） しかし、このようなリップル編地もリップル部のコード
巾の大小や、それらの組合せによる形態上の表面変化は
付与し得るものの色相による表面変化の付与は地組織の
編地とリップル部との色相を異色とするか、又はリップ
ル部自体の色相を異色とする程度であり、それ以上の色
相の付与による表面変化はプリントや複雑な編組織の別
の柄との組合せく依存しており、煩雑でコスト高となる
のは避けられない状況にある。

本発明は比較的シンプルな組織で視角釦よって表面の色
相の異なるユニークな表面変化を呈するリップル編地を
提供することを目的とするものである。

（問題点を解決する虎めの手段） 本発明のリップルＩＪｌｉ地はリップル部を特定の構造
とすることによって得られるものであり、その要旨はコ
ース方向に連続したリップル部を有する編地であって、
該リップル部は高リップルと低リップルとからなり、か
つウェル方向に隣接するリップルが異色に形成さｎてお
り、更に高リップルは編成方向をより斜面とする略三角
形状を呈しているリップル編地にある。

第１図及び第２図は本発明のリップル編地の形典を模式
的に示した縦断面であり（１）、（１’）は高リップル
、（２）、　（２’）は低リップル、（５）、（３’）
は裏面をそれぞれ示１．ている。

高リップル（１）と低リップル（２）とは編地に模様を
付与しな込場合は交互に形成されそれぞれ異色に形成さ
れており、高リップル（１）の形状は編成方向（矢印方
向）に向って上ｂｍ斜面を有する略直角三角形状となっ
ており、この形状が後述するように視角による表面模様
の変化をもたらす要因となる。

！２図はりツプルが模様を有する場合の１例であり、地
部分で低リップル（２）を形成していた色相の糸が高リ
ップル（１′）を形成し全視野からの判別が可能となり
遂に他部分で高リップル（２）を形成していた色相の糸
が低リップル（２′）を形成している。又、高リップル
（１）と（１′）との色相の変移点では連続した高リッ
プル（１）、（１’）を形成しているが逆に連続した低
リップル（２）。

（２′）とすることも可能である。

本発明のリップル編地に用いる糸条は一般のリップル編
地に使用可能なものであれば何れも使用が可能であり、
又リップルの幅、高さ等も目的により任意に設定すれば
よく色相等も所望のものとすることができる。

次に本発明のリップル編地の作用を説明する。

第３図は本発明の理解を容易にするための説明図であり
、θ１の視野からは低リップルの頂部Ｃ１Ｃ′が高リッ
プルの頂部Ａ、Ａ’にさえぎられ一層みえず高リップル
の斜面Ｄ−Ａ’のみが識別されること〜なる。又、θ、
の視野からは低リップルの表面（Ｂ−０−Ｄ）と高リッ
プルの表面（Ｄ−Ａ′）が識別される。同様に０１の視
野からは低リップルの表面（Ｃ−Ｄ）と高リップルの表
面（Ａ−Ｂ）が識別される。従って０１の視野からはリ
ップル編地表面全部が高リップル（１）に配された色相
の同一色となって見えるとと−なり、０２及びθ３の視
野からは高リップル（１）の色相と低リップル（２）の
色相のストライブ状と表つてシえること！なる。

又この識別は視野が同一であってもリップル編地の角度
が異なると同様の現象が生ずるため立体状に配置され、
更忙部分変化が加わった際（即ち衣服として着用した場
合等）釦はより一層変化に富んだ表面模様を呈するとと
−なる。

又部分的に高リップルの色相が異なる場合番ではθｌの
視野からは高リップル（１）の色相を地色とし、高リッ
プル（１′）の色相を模様部としたリップル模様となる
。

第４図は本発明のリップル編地をジャガード九編機を用
いた編成法の１例を示しだもので、第１給糸口〜第５給
糸口に白糸（ａ’ｌを、第４給糸口〜第９給糸口に黒糸
（ｂ）を用い白糸をベースとし黒糸で模様形成を施こす
場合を示ｊ〜でいる。

第１給糸口（ｆｌ）のダイヤル針（ｄ１〜ａＳ）及び５
／　ＩＪンダ針（ｃｉ〜Ｏｓ）で地部分が形成され、第
２給糸口（ｆｊ）及び第３給糸口（ｆｓ）のダイヤル針
（ｄｔ−（ｉｓ）で低リツプル部を、又第１給糸口（ｆ
＋）、第２給糸口（ｆ２）及び第３給糸口（ｆ３）のダ
イヤル針（ａＳ以降）で高リップル部をそれぞれ形成す
る。

次に第４給糸口（ｆ４）〜第９給糸口（ｆ９）には黒色
（ｂ）が供給され第４給糸は（ｆ４．）のダイヤル針（
ｃＬ６〜ｄ＋ｏ　）及びシリンダー針（（’ａ　〜Ｏ＋
ｅ　）で地部が形成され第５給糸口（ｆｓ）及び第６給
糸口（ｆ・類ダイヤル針（ｄａ　−ａｎ　）で低リツプ
ル部が第４給糸口（ｆ４）〜第９給糸口（ｆ９）のダイ
ヤル針（ｃＬ＋〜（１％　）で高リップル部がそれぞれ
形成され１コースを完了する。２コース目以降について
Ｆｉ順次縞目をずらせなから１コース目と同様ＶＣ編成
する。

模様部を付与しない大・小リップルの単純組織の場合は
先ず糸（ａ）を用いて、第１給糸口（ｆｌ）から第６給
糸口（ｆりまでのダイヤル針（ｒｉ＋−ｄａ）及びＶリ
ンダ−針（ｃ、〜ａＳ）で小リップル部を形成し、次い
で糸（ｂ＞を用いて、第４給糸口（ｆ４）から第９給糸
口（ｆりまでのダイヤル針（ｃｌｉ　〜ｄ−ｓ）及びシ
リンダー針（（＋”Ｃｓ）で大リップル部を形成するこ
とＫなる。

使用する糸の色相は柄によって又は好みに応じて自由に
選択することができる。

（本発明の効果） 本発明のリップルを有する編地は視る角度によって、色
相や柄模様が異なり、従来のリップル編地では得られな
い表面効果が得られる。更に衣料等に応用した場合は衣
服の部位、屈曲・湾曲及び着用者の動きにより柄が見え
かくれし、立体的で非常に変化に富んだものとなり、そ
の効果は大きい。

又、ジャガード柄のモチーフの選び方や組合せ、糸の配
色組合せ、光沢差の利用等によって多件、多様な効果が
得られる。特にスポーツウェアー　カジュアルウエアー
　子供衣料などに応用できる。

一方、インテリア（リビング用品等）用途でも、例えば
、風の遥れやフレアーの取り方などで柄が浮き沈みする
カーテン類、角度によって柄やイメージの変化するドレ
イパＩＩ−（壁掛類など）、更にはテーブルクロス、椅
子張り、敷物等室内装飾、内装材〈も広く応用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明のりツプル稠地の断面図、第
３図は本発明のリップル編地の作用効果を説明する説明
図、第４図は本発明のリップル編地を形成する為の組織
図である。 （１）、（１’）・・・・・高リップル（２）、　（２
’　）・・・・・低リップル１１図 毛！ｉ区 木２Ｔ：！：Ｊ 奉３Σ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）コース方向に連続したリップル部を有する編地であ
   つて、該リップル部は高リップルと低リップルとからな
   りかつウェル方向に隣接するリップルが異色に形成され
   ており、更に高リップルは編成方向を上り斜面とする略
   直角三角形状を呈していることを特徴とするリップル編
   地。 ２）高リップルと低リップルとの色相が反転している部
   分を有する請求項１記載のリップル編地。