JPH02191719A - 複合繊維及び高密度繊維構造物 - Google Patents

複合繊維及び高密度繊維構造物

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JPH02191719A
JPH02191719A JP17600388A JP17600388A JPH02191719A JP H02191719 A JPH02191719 A JP H02191719A JP 17600388 A JP17600388 A JP 17600388A JP 17600388 A JP17600388 A JP 17600388A JP H02191719 A JPH02191719 A JP H02191719A
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JP
Japan
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fiber
polypropylene
polyethylene terephthalate
composite
filter
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JP17600388A
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English (en)
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Hideo Ueda
秀夫 上田
Taro Murata
村田 太郎
Masayuki Hashimoto
正幸 橋本
Takao Yamanaka
敬雄 山中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用針!F) 本発明はポリプロピレンとポリエチレンテレフタレート
共重合体とからなる複合繊維及び、該複合繊維を用いて
得られるフィルター等の高密度繊維構造物に関するもの
である。
(従来の技vrj) 工業用が過操作は古くより行なわれ、近年産業の発達に
つれが過対象が広がると共に、それに応じて濾過装置、
濾過メディアも凍々開発されて来た。
これらの内、湿式濾過においでは炉液回収の場合又は濾
過ケーキ回収の場合も一般に織物濾過布が用いられ、濾
過対象物の性状に応じて綿・毛などの天然縁am物やポ
リエステル・ポリアミド等の合成繊維織物が適宜選択さ
れている。特に加圧が逸機や真空濾過機においては濾過
面に作用する応力に抗して炉布空隙の形の保持や枠洩れ
防止によるが過精度の維持を目的の一つとして、合成繊
維フィラメントより成る織物濾過布が用いられるのが一
般的である。
本発明者らは特開昭61−200880号公報に、ポリ
エステル又はポリオレフィンを芯成分、ポリアミドを鞘
成分とした芯鞘型複合フィラメントが濾過表面の少なく
とも50%を占める濾過布を提案した。
(発明が解決しようとする!’1111)かかる濾過布
は、ケーキの剥離性に優れているが、pH値の極めて低
い溶液の濾過に用いるにはポリアミド成分が侵される為
不適当である。又、極めて微細な粒子を濾過分離するに
は、sI繊度の繊維からなるフィルターを用いるのが望
ましいが。
芯鞘型複合糸で極細化するのは困難である。
この為、耐酸性が強い素材で1寸法安定性に優れ且つ極
細の繊維からなるフィルターが望まれている。一般には
、耐酸性と寸法安定性に優れた素材としてポリオレフィ
ン、特にポリプロピレンがあるが、ポリプロピレンを単
独で0.5d以下に紡糸するのは技術的に困難である。
本発明者らは、かかる状況に鑑み、製造・取扱い容易で
あると共に、耐酸性・耐アルカリ性と寸法安定性に優れ
たwA雑と該繊維を用いた微細粒子を分離濾過可能な湿
式フィルターを工業的に有利な方法で得るべく鋭意研究
の結果、本発明に到達したのである。
(!IIIを解決するための手段) 本発明は2種の繊維形成性ポリマーが接合されてなる複
合繊維であって、該ポリマーの一つは繊度0.5デニー
ル以下の複数のセグメントをなすポリプロピレンであり
%該ポリマーの他の一つは複合繊維外周面の4割以上を
占めるポリエチレンテレフタレート共重合体であること
を特徴とする複合m維及び、単糸繊度0.5デニール以
下のポリプロピレン成分維よりなる繊維構造物であって
、該ポリプロピレン繊維の断面は扇形状で弧の終端部に
曲面を有することを特徴とする高密度線維0!造物であ
る。
本複合繊維で用いる繊維形成性ポリマーの一つはポリプ
ロピレンである。同じポリオレフィン系ポリマーとして
、ポリエチレンやポリブテンが知られ、耐酸性・耐アル
カリ性や寸法安定性等に優れるが、複合紡糸濁度の選定
が困難でtl)す1本発明ではポリプロピレンを用いる
また1mm影形成性ポリマー他の一つはポリエチレンテ
レフタレート共重合体即ち、アルカリ等に易溶解のポリ
エステルである。かかるポリエステル共重合体としては
、ポリエチレングリコール、ポリアルキレングリコール
や6・ソジュームスルホイソフタル酸等を共重合したポ
リエチレンテレフタレートが埜げられる。かかるポリエ
チレンテレフタレート共重合体成分は複合mM外外方面
4割以上を占めていることが必要である。同成分が4割
以下、即ち、ポリプロピレンが複合繊維外周面の6割を
越えて露出すると、紡糸・延伸工程で複合糸の糸切れ等
の問題が生じ易い。ただ、ポリエチレンテレフタレート
共重合は、以后のアルカリ処理によって溶出してしまう
ため、複合糸全体に対する容積比は1以下とすることが
好ましく。
外周面の占有比から1/6〜1程度の容積比が好ましい
次に複合繊維の断面形態について図面を用いて説明する
。第1〜4図は本複合Ia紬の横断面の形状を示す説明
図であり、Aはポリプロピレンセグメント、Bはポリエ
チレンテレフタレート共重体成分を示す。本複合繊維は
、勿論、同図に示されたものだけに限定されることはな
いが、少容積のポリエチレンテレフタレート共重合体成
分で、ポリプロピレン成分を多分割するには、第1図又
は第2図の如き形態が好ましい。即ち、繊維横断面に於
てポリエチレンテレフタレート共重合体成分は断面円ま
で伸びる少なくとも4本の放射状部を有する1個のセグ
メントであり、且つ放射状部の先端はラッパ状に広がっ
ており、ポリプロピレン成分は該放射状部を補完してい
る形態である。この様な形態は、第5図、第6図の如き
口金を使用して複合紡糸する際に、ポリエチレンテレフ
タレート共重合体の溶融粘度をポリプロピレンの溶融粘
度より100−500ボイズ程度低くすることにより簡
単1ζ得ることが出来る。両図中、1はポリプロピレン
用内部オリフィスを、2はポリエチレンテレフタレート
共重合体の流路を示す。
ポリプロピレンの各セグメントはMA113:0.5デ
ニール以下となすことが必要で、0.8デニール以下と
すればより好ましい。本復合spaを用いてフィルター
をなした際%微細な粒子を濾過する為には繊維間空隙を
小さくすることが必要であり、その為には単繊維繊度を
小さくすることが必要だからである。
かかる複合m維はフィラメントのままwA囚物となした
り、ステープルで不織布となしたりした後。
ポリエチレンテレフタレート共重合体をアルカリ溶解す
ることによりフィルターとなすことができる。
幸フィルターで用いる復合#iA維は前記のものの中で
も第1〜8図に示されたもの特に第1,2図に示された
ものがよい。即ち、前記した如く、ポリエチレンテレフ
タレート共重合体の表面積がより大きくなる第1〜8図
の如き形状は、フィルター等の高密度化され、m絶間の
摩擦が製造中に発生し易い用途に特に好ましいからであ
る。更に。
同形状は溶出成分が比較的少ないため、高密度繊維構造
物には好適である。かかる複合繊維のポリエチレンテレ
フタレート共重合体を溶出した後に残留するポリプロピ
レン成分は、繊維横断面に於いて、扇形状の形状を有す
ると共に、その弧の終端部に溶出したポリエチレンテレ
フタレート共重合体成分がラッパ状に広がって接合して
いたため開部は曲面状となりでいる。
尚、複合繊維は出来るだけ密に細繊、不織布化すること
が好ましく1通常、織物の場合、インチ当りの打込本数
×νm(デニール)で示される経緯のカバーファクター
の和が1600程度以上に1編物の場合、平方インチ当
りの編目密度が4500程度以上となすことが好ましい
。又、かかるmla構造物を片面に用い、他面にポリオ
レフィンの太繊度糸使用織物を用いて21構造となし、
強度を向上させることも可能であり、又、表面にシミリ
ーカレンダー等の加工を施して更に高密度化を行っても
よい。
かかるフィルターの通気度は、JIS −L−1079
フラジール形試験機によって測定すると0、2〜10.
0 cc /cm2/see程度となる。
(実施例) 実施例1 チッソ社製ポリプロピレン(品番:5XO−222)を
260℃の押出しスクリューで溶顧押し出しし、又5・
ソジュウムスルホインフタル酸を2.5モル%共重合し
たポリエチレンテレフタレート(以下共重合PETと略
記)を別の押出しスクリューで800℃で溶融押出しし
て、295℃に設定した第6図及び第6図の口金に導き
、容積比ポリプロピレン:共重合PET=2:1で複合
し紡糸した。この時紡出糸を2本のローラー間で延伸し
、いわゆるスピンドロ一方式で巻き取った。
得られた複合繊維は150 d150 fで、その断面
は第7図の如く、共重合PETの断面高に占める割合は
5割であり、ポリプロピレンセグメントの繊度は0.2
2 dであった。又、紡糸・巻取中に張力変動ははとん
どなく操業性は良好であった。
比較の偽に、上記と同じポリマー組み合せで紡糸するに
際しポリプロピレンの溶融押出し温度を250°C1共
重合PETの溶融押出し温度を290℃口金温度を28
5 ”Cとして紡糸した。複合糸断面は第8図の如きで
あり、共重合PETの断面高に占める割合は8割であっ
た。又、ボビンに巻き付ける際に張力変動が太き(1種
々の油剤を用いたが、いずれもゴデツトローラーに糸が
取られて糸切れし易く、操業性はr極めて不良であった
実施例2 実施例1で得られた第7図の断面の複合繊維を4本引き
揃えて、200T/Mの撚を付与したものを経糸に、1
50 T/Mの撚を付与したものを緯糸に用い、経緯と
も打込本数80本/1nch(カバーファクター196
0)で2/2綾織物を製織した。次に、得られた織物を
2%のNaOH水溶液に浸漬し100°Cで80分間処
理し共重合PETを溶解除去した。織物の横断面を観察
したところ、該織物は扇形状で弧の終端部に曲面を有し
た0、 22 d程度のポリプロピレン極細繊維からな
っていた。
かかるフィルターを加圧濾過機に用いて、有機質浮遊物
を含む塩酸懸濁液のが過を行ったところ、フィルターが
腐食することもなく繰り返し使用することができた。又
、フィルターの枠取付部の変形もなかった。
(発明の効果) 本発明の複合繊維は、紡糸・延伸工程が安定して操業出
来、且つアルカリ水溶液処理という簡便な方法で極細繊
維にすることが出来る。更に本発明の複合繊維を高密度
繊維構造物にし、アルカリ水溶液で処理することにより
、酸性溶液に浸されず極めて微細な粒子を濾過すること
が可能で且つ寸法安定性良好なフィルターにすることが
出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の複合繊維の断面図の例を示す
説明図、第5図、第6図は第2図の断面を有する複合繊
維を製造する偽の口金の説明図である。又、第7図は本
発明の複合繊維の断面、第8図は本発明外の複合la雑
の断面を示す模式図である。 第 図 愼 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 手 続 補 正  書 昭和63年9月6日 昭和63年特許願第176003号 発明の名称 複合繊維及び高密度繊維構造物 5、補正をする者 事件との関係  特許出願人 住所 東京都墨田区墨田五丁目17tfJ号〒634 
大阪市部島区友淵町1丁巨6番90号鐘紡株式会社特許
部 電話(06)921−1251 補正命令の日付 6、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 1蒲正の内容 (1)  明細書第5゛頁下より第8〜1行の「複合糸
全体に対する」を「ポリプロピレンに対する」と補正す
る。 el>  同書第5頁下より第6行の「外周面の占有比
」ヲ「ポリエチレンテレフタレート共重合体の外周面に
対する占有比」と補正する。 以  上

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)2種の繊維形成性ポリマーが接合されてなる複合
    繊維であって、該ポリマーの一つは繊度0.5デニール
    以下の複数のセグメントをなすポリプロピレンであり、
    該ポリマーの他の一つは複合繊維外周面の4割以上を占
    めるポリエチレンテレフタレート共重合体であることを
    特徴とする複合繊維。
  2. (2)単糸繊度0.5デニール以下のポリプロピレン繊
    維よりなる繊維構造物であって、該ポリプロピレン繊維
    の断面は扇形状で弧の終端部に曲面を有することを特徴
    とする高密度繊維構造物。
JP17600388A 1988-07-13 1988-07-13 複合繊維及び高密度繊維構造物 Pending JPH02191719A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011194083A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Kaneka Corp ポリエステル不織布の処理方法および該処理された不織布からなる白血球除去フィルター。

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6278213A (ja) * 1985-09-26 1987-04-10 Toray Ind Inc ポリエステル複合繊維
JPS62149963A (ja) * 1985-12-18 1987-07-03 東レ株式会社 フロツク加工用パイルおよびフロツク加工品の製造方法

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