JPH02191580A - 自動車ボディの塗装方法 - Google Patents

自動車ボディの塗装方法

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JPH02191580A
JPH02191580A JP889789A JP889789A JPH02191580A JP H02191580 A JPH02191580 A JP H02191580A JP 889789 A JP889789 A JP 889789A JP 889789 A JP889789 A JP 889789A JP H02191580 A JPH02191580 A JP H02191580A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は、プラスチック部品を備えた自動車ボディの塗
装方法に関する。
〔従来技術〕
一般に、自動車の塗装工程は、前処理、下塗り、中塗り
、上塗りの4工程から基本的に構成され、前処理では車
体に付着した油類の脱脂が行われ、下塗りでは防錆のた
めの電着塗装が施され、中塗りでは耐食性塗膜の形成と
表面調整のため静電塗装及びその焼付は乾燥が施され、
上塗りでは各所定のカラーによる美観付与と耐久性向上
のための静電塗装及びその焼付は乾燥が施されている。
近年、自動車の軽量化のため、ボンネット、バンパ、フ
ェンダ等をプラスチック部品で構成する傾向があるが、
通常プラスチック部品はその表面抵抗率が101o〜1
020ΩcI11の範囲によって表面抵抗率が鋼板部品
よりも格段に高く、しかも従来のプラスチック材料は耐
熱性があまり良くなかったので、車体に組付けた状態で
車体とともに塗装することが困難であった。
このため、プラスチック部品は車体の塗装工程とは別個
の塗装工程で、前処理として脱脂を行い、導電性プライ
マを塗装して表面抵抗率を小さくし、上塗りとして静電
塗装を施し、塗装完了後の車体に組付けていた。
しかし、上記のようにプラスチック部品を車体の塗装工
程と別個の塗装工程で塗装する場合には、塗装工程が複
雑化するとともに、車体とプラスチック部品間に僅かな
色の差が生じることがあり、カラーマツチングの面で好
ましくなかった。
一方、近年のプラスチック材料の耐熱性の改善により、
下塗り工程を終えた車体にプラスチック部品を組付けて
車体とともに中塗り及び上塗りを施し、車体とプラスチ
ック部品間のカラーマツチングを良好にするとともに、
プラスチック部品の塗装工程を簡単化する技術が実用化
されている。
そこで、所定の割合でカーボンを混入してなるプラスチ
ック材料で、表面抵抗率10’Ωcm以下のプラスチッ
ク部品を成形し、プラスチック部品を車体に組付けた後
、車体塗装工程において車体とプラスチック部品とに下
塗りと中塗りと上塗りとに亙って同一の塗装を施す技術
も知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記プラスチック部品の表面抵抗率を下げてプラスチッ
ク部品と車体に同一の塗装を施す塗装方法では、車体塗
装工程においてプラスチック部品に塗装を施せるので、
プラスチック部品の塗装工程を省略することが出来ると
ともに、プラスチック部品と車体とのカラーマツチング
も良好になるが、プラスチック部品には電着塗装を施す
必要がないにも拘らず、プラスチック部品の表面抵抗率
が101Ωcm以下なので、防錆用の高価な電着塗料が
プラスチック部品に析出してその消費量が増加するとい
う問題がある。
しかも、プラスチック材料には表1に示すように、電着
塗料との密着性の悪いものもあり、プラスチック部品に
使用するプラスチック材料の選択範囲が大幅に制限され
るという問題がある。
表1 (PA:ボリアミド、PBT:ポリブチレンテレフタレ
ート、PP:ポリプロピレン) 本発明の目的は、車体塗装工程において車体とプラスチ
ック部品とに同一の塗装を施すことが出来且つプラスチ
ック部品に電着塗料が析出するのを防止し得るような自
動車ボディの塗装方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る自動車ボディの塗装方法は、カーボンを混
入してなるプラスチック材料で、表面抵抗率5X10”
〜lXl0’Ω律の自動車用プラスチック部品を成形し
、上記プラスチック部品を車体に組付けた後、車体塗装
工程において下塗りと中塗りと上塗りとに亙って車体と
プラスチック部品とに同一条件で塗装を施すものである
〔作用〕
本発明に係る自動車ボディの塗装方法においては、自動
車用プラスチック部品を車体に組付けた後、車体塗装工
程において下塗りと中塗りと上塗りとに亙って車体とプ
ラスチック部品とに同一条件で塗装を施すことになるが
、プラスチック部品は、その表面抵抗率が5X10”〜
lXl06Ωcmの範囲になるように、所定の割合でカ
ーボンを混入してなるプラスチック材料で成形しである
ので、下塗りの際電着塗料はプラスチック部品の表面に
析出せず、中塗りと上塗りの際に静電塗料だけが良好に
付着する。
上記のように、プラスチック部品を車体に組付けた状態
で、車体とともに塗装出来るので、プラスチック部品用
の塗装設備と塗装工程とを省略して塗装コストを大幅に
節減出来る。しかも、車体塗装工程において車体と同一
条件で塗装を施すので、車体とプラスチック部品間のカ
ラーマツチング性が良い。
更に、防錆のために施す電着塗料がプラスチック部品の
表面に析出しないので、高価な電着塗料の消費量を節減
出来るとともに、プラスチック部品と電着塗料との密着
性を考慮する必要がな(、プラスチック材料の選択範囲
が大幅に拡大する。
〔発明の効果〕
本発明に係る自動車ボディの塗装方法によれば、上記〔
作用〕の項で記載したように、プラスチック部品用の塗
装設備と塗装工程を省略して塗装コストを大幅に節減出
来ること、車体とプラスチック部品間のカラーマツチン
グ性が良いこと、高価な電着塗料の消費量を節減出来る
こと、プラスチック材料の選択範囲が大幅に拡大するこ
となどの効果が得られる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基いて説明する。
本実施例は、自動車の組立ラインにおける自動車ボディ
の塗装方法に本発明を適用した場合のものである。
先ず、自動車組立ラインについて第1図に基いて説明す
る。
プレス工程では、種々のプレス成形装置により鋼板部材
プレス成形することにより、種々の銅板部品を製作する
車体組立工程では、プレス成形された複数の鋼板部品を
溶接して車体を組立゛てる。
一方、プラスチック部品成形工程では、射出成形装置に
より、所定の割合でカーボンを混入してなる例えばポリ
アミド系のプラスチック材料で、表面抵抗率5X10”
〜1×10&Ω0のプラスチック部品(例えば、バンパ
ーやボンネットなど)を所定の形状に成形する。
プラスチック部品組付工程では、車体にプラスチック部
品を組付ける。
前処理工程では、プラスチック部品を組付けた車体に対
して、例えばアルカリ脱脂剤にて脱脂処理した後、リン
酸亜鉛系の化成被膜を成形し、その後充分に水洗する。
下塗り工程では、エポキシ系電着塗料を収容した塗料槽
内に車体を浸漬し、200〜400■の電圧を車体を陰
極として印加してカチオン電着塗装を施し、電着塗装後
充分に水洗を行い、その後180°Cで25分間焼付は
乾燥する。尚、電着塗装時、プラスチック部品にも電圧
が印加されるが、プラスチック部品の表面抵抗率が比較
的低く設定されているので、後述の実験例に示すように
、プラスチック部品の表面には電着塗料が析出しない。
中塗り工程では、車体を接地するとともに例えばエポキ
シエステル系の塗料を−60〜−90に■に帯電させて
静電塗装を施し、塗装後5〜10分のセツティングをお
いて溶剤を蒸発させ、その後140〜150°Cで20
〜25分間焼付は乾燥する。この時、後述の実験例に示
すように、高圧に帯電した塗料が、プラスチック部品に
も充分に付着する。
上塗り工程では、車体を接地するとともに例えばメラミ
ン・アルキッド樹脂又はアクリル樹脂系の塗料を−60
〜−90kVに帯電させて静電塗装を施し、塗装後5〜
10分のセツティングをおいて溶剤を蒸発させ、その後
140〜150°Cで約25分間焼付は乾燥する。この
上塗り塗料も上記中塗り塗料と同様にプラスチック部品
に充分に付着する。
車両組立工程では、車体への種々の議装品の組付け、サ
スペンション装置などの足回り部品の組付は等を行って
自動車を組立てる。
次に、上記プラスチック部品の表面抵抗率を決定する為
に行なった実験例について説明する。
〈実験例1〉 ポリアミド(PA)系樹脂からなるプラスチック材料に
、第2図に示す割合でカーボンを混入し、表面抵抗率5
゜0XIO’、5.0X10”  1.0X10’、1
.0X10’  1.0X10”  1.0X1010
Ωcmの6つの試験片を複数組み射出成形した。
尚、成形された試験片の表面抵抗率が所定の値であるか
否かを検査するため、JIS規格のに6911に基いて
、その表面抵抗率を測定した。
そして、各試験片に対して車体塗装工程と同一条件で、
前処理、下塗り、中塗り、上塗りを施し、電着塗膜の膜
厚、静電塗料の塗着効率、塗膜の密着性を測定し、表2
に示す結果を得た。
(来夏以下余白) 表2 した。
そして、各試験片に対して車体塗装工程と同一条件で、
前処理、下塗り、中塗り、上塗りを施し、電着塗膜の膜
厚、静電塗料の塗着効率、塗膜の密着性を測定して、表
3に示す結果を得た。
この実験結果より、表面抵抗率が5.0X10”〜1.
0X10’Ωcmの範囲では電着塗膜が形成されず、し
かも静電塗料の塗着効率が45〜40%と比較的高く、
塗膜のプラスチック部品に対する密着性も良好であるこ
とが分かる。
く実験例2〉 ポリブチレンテレフタレート(PBT)系樹脂に所定の
割合でカーボンを混入し、上記実験例1と同様に表面抵
抗率5.0X10’ 、5.0X10”1.0X10’
  1.0X10’、1.0X10”1.0XlO”Ω
lの6つの試験片を複数組み成形この実験は電着塗膜と
プラスチック部品間の密着性が悪い場合であるが、表面
抵抗率5. OX 102〜1. OX l 06Ωa
の範囲では電着塗膜が形成されないので、塗膜のプラス
チック部品に対する密着性が良好となり、しかも静電塗
料の塗着効率が45〜40%と比較的高くなる。
以上のように、プラスチック部品の表面抵抗率を5.0
xlO” 〜1.0xlOhΩcmの範囲にすることに
より、下塗りと中塗りと上塗りとに亙ってプラスチック
部品に車体と同一条件で塗装を施すことが可能となるう
え、防錆のために施す電着塗料がプラスチック部品の表
面に析出しないので、高価な電着塗料の消費量を節減出
来るとともに、プラスチック部品と電着塗料との密着性
を考慮する必要がなく、プラスチック材料の選択範囲が
大幅に拡大する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例に係るもので、第1図は自動車組
立ラインの概略工程説明図、第2図はカーボン含有率と
ポリアミド系プラスチック部品の表面抵抗率との関係を
示す線図である。 特 許 出 劇 人  マツダ株式会社第 図 第2図 カーボン含有率(%)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)カーボンを混入してなるプラスチック材料で、表
    面抵抗率5×10^2〜1×10^6Ωcmの自動車用
    プラスチック部品を成形し、 上記プラスチック部品を車体に組付けた後、車体塗装工
    程において下塗りと中塗りと上塗りとに亙って車体とプ
    ラスチック部品とに同一条件で塗装を施すことを特徴と
    する自動車ボディの塗装方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106269442A (zh) * 2016-09-05 2017-01-04 上海瑞尔实业有限公司 塑料电镀件表面无时效性高性能涂层的制备方法
CN115106267A (zh) * 2021-03-23 2022-09-27 本田技研工业株式会社 涂装方法和汽车的车身

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