JPH0219144B2 - - Google Patents

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JPH0219144B2
JPH0219144B2 JP2782A JP2782A JPH0219144B2 JP H0219144 B2 JPH0219144 B2 JP H0219144B2 JP 2782 A JP2782 A JP 2782A JP 2782 A JP2782 A JP 2782A JP H0219144 B2 JPH0219144 B2 JP H0219144B2
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JP
Japan
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vinyl acetate
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ethylene
acetate copolymer
resin
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JP2782A
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JPS58117234A (ja
Inventor
Kunio Yonahara
Kazuo Fushimi
Shingo Aimoto
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Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Application filed by Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/03Use of materials for the substrate
    • H05K1/0313Organic insulating material
    • H05K1/0353Organic insulating material consisting of two or more materials, e.g. two or more polymers, polymer + filler, + reinforcement
    • H05K1/0373Organic insulating material consisting of two or more materials, e.g. two or more polymers, polymer + filler, + reinforcement containing additives, e.g. fillers

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  • Organic Insulating Materials (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、熱可塑性ポリマーにアルミニウム化
合物を配合混練し、電気絶縁性及び熱伝導性が良
く、配電盤やプリント基板に附属する電子部品な
どの電気絶縁性放熱材料に有用な熱伝導性材料に
関するものである。
従来では、配電盤やプリント基板の放熱用材料
としてシリコン樹脂などの本質的に耐熱性のある
合成樹脂にベリリウムや窒化硼素などの熱伝導性
のよい粉末などを練り込んで放熱性のよい絶縁材
料とし、これをシートやフイルムに成形してパワ
ートランジスタやこれらを応用したプリント基
板、配電盤などに組合せて使用することが行われ
ていた。しかし、このようにして製造した熱伝導
性の良い絶縁材料は、その個々の構成資材が非常
に高価であるため、製品である熱伝導性絶縁材料
も当然高価となり、従つてこれを実際に使用する
場面は自ずと制限されるという利用度の低いもの
であつた。
このため、安価で利用のしやすい熱伝導性のよ
い電気絶縁材料の開発が望まれていた。
配電盤などに使用する熱伝導性でかつ電気絶縁
性の大きい材料は、安価に入手できれば極めて利
用度が高くなることは明らかであるが、その使用
場面の雰囲気を考慮すると可撓性がなくて折損を
起しやすいものであつたり例えば80℃程度以上の
高温度に長時間曝露したとき軟化変形を起すよう
なものであつては不都合である。
本発明者らは、このような要望に応えるべく
種々検討を行ない、酢酸ビニルの含有量が5〜45
重量%であるエチレン−酢酸ビニル共重合体を50
重量%以上含む熱可塑性ポリマーに、該熱可塑性
ポリマーとの混合比率が95〜50重量%となる量の
酸化アルミニウムおよび水酸化アルミニウムから
なるアルミニウム化合物の少なくとも1種が配合
され、シート状に形成されてなる熱伝導性材料に
到達したのである。
熱伝導性でありながら電気絶縁性の大きい熱伝
導性材料の基本的性質は、熱可塑性ポリマーにア
ルミニウム化合物を配合する際の前者対後者の量
的関係を重量比で5〜50:95〜50、より好ましい
範囲として20〜40:80〜60とすることによつて得
られる。このときのアルミニウム化合物の量が、
前記範囲より少ないときには得られる配合物の熱
伝導率が通常の有機絶縁物のそれ(例えば一般的
には1〜4×10-4cal/sec・cm・℃)と大差ない
ものとなるし、一方アルミニウム化合物の配合量
が過多の場合には配合物の混練ないし成形が出来
なくなるという別の問題が派生してくる。
この時に使用する熱可塑性ポリマーは、広い温
度領域に亘つて適度の剛性と可撓性を長時間維持
するものであることが必要である。一般的に熱可
塑性ポリマーの硬質成形物は、室温で利用する限
りにおいてはその適度の可撓性ないしは剛性を長
時間に亘つて維持しその機能が十分に発揮される
ものであることが実証されているが、前述の如き
温度雰囲気中で使用するという条件下で特に可撓
性を維持させるためには熱可塑性ポリマー中にエ
チレン−酢酸ビニル共重合体を50重量%以上含有
させることが必要である。尚、熱可塑性ポリマー
としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイ
ロンなどのほか、ニトリルゴム、ブタジエンゴ
ム、NBR及びABSなどの合成ゴムないしは合成
ゴム変性品、天然ゴムなどが使用できる。またこ
こで使用するエチレン−酢酸ビニル共重合体中に
おける酢酸ビニル成分は、5〜45重量%好ましく
は30〜45重量%のものが特に好結果をもたらすこ
とが多い。共重合体中の酢酸ビニル成分が、5重
量%未満であるときは、最終製品形態である熱伝
導材料にしたとき十分な可撓性が得られず、また
45重量%を越えると軟化点が極端に低下しベタツ
キが生じ易くなり成形材料としては使用し難い。
一方、長時間に亘つて例えば80℃程度の温度か
ら120℃程度の温度領域の高温度の熱履歴を受け
ても材料を軟化させないためには、熱可塑性ポリ
マー中にポリマー100重量部に対して1〜5重量
部、好ましくは1〜2重量部の架橋剤を使用して
架橋させておく必要がある。
このために使用する架橋剤としては、一般的に
は過酸化物を使用する。過酸化物の具体例として
は、過酸化ベンゾイル、ジ−t−ブチルパーオキ
サイド、ジクミルパーオキサイド、t−ブチルク
ミルパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5
−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,5
−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキ
シ)ヘキサン−3、α,α′−ビス(t−ブチルパ
ーオキシ)ジイソプロピルベンゼン、1,1−ビ
ス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリ
メチルシクロヘキサンなどがある。
以上の如き各要件からなりたつ本発明を実施す
ることにより、可撓性に富み高温下での使用が可
能で高い熱伝導率と高い電気絶縁性をもつた熱伝
導性材料が安価に製造できるのである。
以下実施例によつて本発明を具体的に説明す
る。
実施例 1 エチレン−酢酸ビニル共重合体(住友化学製、
エバテートK2010、酢酸ビニル含有量25%)200
g、酸化アルミニウム(昭和軽金属製、AL−13)
800g及びジクミルパーオキサイド(日本油脂製、
パークミルD)3gを100℃を超えないように調
節したニーダーにより5分間混練したのち、150
℃15分間の成形条件でシート成形機でシートを作
成した。得られたシートは、可撓性に富み120℃
でも流動性がなかつた。このものの熱伝導率は、
7×10-3cal/sec・cm・℃、体積抵抗率(30℃)
は3×1015cm、絶縁破壊強度は19.5KV/mmで
あつた。
実施例 2 エチレン−酢酸ビニル共重合体(住友化学製、
エバテートR5011、酢酸ビニル含有量32%)150
g、ポリオレフイン系熱可塑性エラストマー(住
友化学製、TPE#1500、比重0.88)100g、水酸
化アルミニウム(昭和電工製、ハイジライト
H41)750g及びジクミルパーオキサイド(前出)
2.5gを、80〜90℃のニーダーで10分間混練し、
160℃で5分間プレスにより厚さ0.3mmのシートを
成形した。このものの特性は次の通りであつた。
熱伝導率 6×10-3cal/sec・cm・℃ 体積抵抗率(30℃) 8×1014・cm 絶縁破壊強度(30℃) 18.2KV/mm 難燃性 L94V−O 実施例 3 本発明1のエチレン−酢酸ビニル共重合体樹
脂、および市販のシリコン樹脂、ポリブタジエン
樹脂を使用して、本発明1と同様な方法によりシ
ートを作製し、可撓性(耐曲げ性試験)について
調べたところの何れの樹脂を使用したものについ
ても大差はなかつた。
次に、高温下での耐久性について調べた。試験
は、80℃の環境下にシートを放置し、所定の時間
毎に耐曲げ性を測定し(時間ごとに取り出す試料
は別々に用意した)、耐曲げ性が一定の範囲に入
つているか否かを調べることによつて行なつた。
その結果、シリコン樹脂を使用したものが、最
も長時間高温下に曝しても、耐曲げ性の変化が少
なかつた。また、ポリブタジエン樹脂を使用した
ものと、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂を使
用したものとを比較すると、ポリブタジエン樹脂
を使用したものは熱老化が著しく、エチレン−酢
酸ビニル共重合体樹脂の1/8程度の時間で、耐曲
げ性が所定の範囲から外れてしまつた。
上記の試験結果から、高温下での耐久性という
点ではシリコン樹脂及びエチレン−酢酸ビニル共
重合体樹脂を使用することができる。しかし、シ
リコン樹脂は、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹
脂に比べて価格が10倍以上高いという欠点があ
る。そこで、本発明では、低コストでかつ高温で
長期間使用しても一定の可撓性を維持できる樹脂
として、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂を使
用するものとした。
実施例 4 ポリオレフイン系熱可塑性樹脂に対するエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体樹脂の配合を変化させ
て、実施例1と同様な方法でシートを作製し、耐
曲げ性について調べた。測定は、JIS.C.2120の耐
曲げ性試験に基づいて行なつた。
この結果を第1図に示す。なお、図中曲げ性は
エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂(EVA樹脂)
含有率10重量%のものを100として表示する。
図に示されるように、EVA樹脂の含有率が高
くなる程耐曲げ性が向上するが、50重量%を越え
るとその割合は緩やかとなる。このため、本発明
ではエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂の含有率
を50重量%以上としている。
実施例 5 エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂(EVA樹
脂)中のエチレン(E成分)と酢酸ビニル
((VA成分)の比率を変化させ、実施例1と同様
にしてシートを作製し、耐曲げ性について調べ
た。測定は実施例4と同一の方法で行なつた。
この結果を第2図に示す。なお、耐曲げ性は5
重量%VA成分含有率の場合の数値を100として
示した。
第2図に示されるように、耐曲げ性はVA成分
が多くなるほど高くなるが、50重量%以上ではシ
ートが柔らかくなりすぎて(VA成分が45重量%
を越えると急激にシートが柔らかくなる)、耐熱
性が保持できず、軟化点も低下する。このため、
プリント配線板等に用いる場合に必要な適度な可
撓性が得られなくなる。本発明のシート状の熱伝
導性材料は、可撓性に富んでいれば良いというも
のではなく、適度の可撓性と剛性が必要である。
そこで、本発明ではエチレン−酢酸ビニル共重合
体樹脂中の酢酸ビニルの含有量を5〜45重量%と
している。
以上の実施例から明らかなように、本発明で
は、酢酸ビニルの含有量が5〜45重量%であるエ
チレン−酢酸ビニル共重合体を50重量%以上含む
熱可塑性ポリマーを用いることによつて、安価
で、かつ高温下で長期間使用しても適度の可撓性
を維持できるシート状の熱伝導性材料を実現して
いる。
【図面の簡単な説明】
第1図は熱可塑性樹脂中のエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体樹脂の配合を変化させた場合の耐曲げ
性を示すグラフ、第2図はエチレン−酢酸ビニル
共重合体樹脂中のエチレンと酢酸ビニルの比率を
変化させた場合の耐曲げ性を示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 酢酸ビニルの含有量が5〜45重量%であるエ
    チレン−酢酸ビニル共重合体を50重量%以上含む
    熱可塑性ポリマーに、該熱可塑性ポリマーとの混
    合比率が95〜50重量%となる量の酸化アルミニウ
    ムおよび水酸化アルミニウムからなるアルミニウ
    ム化合物の少なくとも1種が配合され、シート状
    に形成されてなる熱伝導性材料。 2 過酸化物により架橋させたエチレン−酢酸ビ
    ニル共重合体を使用する特許請求の範囲第1項記
    載に記載の熱伝導性材料。
JP2782A 1982-01-05 1982-01-05 熱伝導性材料 Granted JPS58117234A (ja)

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