JPH0219134Y2 - - Google Patents

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JPH0219134Y2
JPH0219134Y2 JP6530384U JP6530384U JPH0219134Y2 JP H0219134 Y2 JPH0219134 Y2 JP H0219134Y2 JP 6530384 U JP6530384 U JP 6530384U JP 6530384 U JP6530384 U JP 6530384U JP H0219134 Y2 JPH0219134 Y2 JP H0219134Y2
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wheelchair
trolley
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steps
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JP6530384U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は車椅子利用者がエスカレータを使用
する時に用いるエスカレータ用の車椅子補助台車
に関するものである。
〔考案の技術的背景と、その問題点〕
交通機関の発達に伴なつて、鉄道駅舎のホーム
等が地上より高い所又は低い所に設置されるよう
になり、これに伴ない乗客の便を計るためエスカ
レータ設置する駅が増えてきた。
しかし、車椅子利用者がエスカレータを利用す
ることは極めて困難であり、仮に付添い者がいて
エスカレータに乗り込んだとしても、エスカレー
タの踏段一段の上に車椅子を水平状態のまま載せ
ることはできず、踏段2段に跨がり車椅子を傾け
て利用せざるを得ないので、車椅子が落下する可
能性が高く非常に危険である。
又、車椅子と一般乗客の両方を乗せる特殊構造
の兼用エスカレータは駅舎等の構造上設置不能な
場合が多く、一方車椅子専用のエスカレータが設
置されている所もあるが、一般利用者用エスカレ
ータとは別に設置しなければならないという欠点
がある。
そこで、本出願人は前記のような問題を解消す
るために第10図、第11図に示すような構造の
エスカレータ用車椅子補助台車を、この考案とは
別に特許出願している。
以下、この別件出願に係わる台車構造を第10
図、第11図の図面に従い説明すると、図中1は
車椅子利用者Aが乗つた車椅子Bを載せる台車本
体で、車椅子Bの載る床板2と、この床板の左右
両側に立設固定した付添い者Cが手で持つて押し
動かすことができる台車操作把手3(後部両側取
手杆3aと前部両側取手杆3bからなる)を備
え、この台車本体1の前部両側と後部両側には前
車輪4と、回転自在なキヤスタからなる後車輪5
がエスカレータ踏段Sの3段の踏段面に跨がる軸
間距離をもつて軸着されている。6は車椅子Bを
載せた台車本体1をエスカレータの踏段水平部
SLからの第11図のような階段形成運動、或い
はその逆の踏段階段部SKからの踏段水平形成運
動に合わせて、後車輪側上昇及び後車輪側下降さ
せ、常に水平状態に維持させる装置であつて、こ
の台車水平維持装置6は台車本体1の後車輪側に
縦向きの状態で取付られた踏段方向にピストン作
動する油圧シリンダ7と、この油圧シリンダのピ
ストンロツド7aの下端部に前後傾動可能に枢支
ピン8で取付られた踏段接床体9と、前記台車本
体1に搭載され前記油圧シリンダ7を付添い者C
のスイツチ操作によつて作動させる油圧パワーユ
ニツト10(ポンプ、モータ、油タンク)及びそ
の作動電源用のバツテリー11とから構成され
る。なお、前記油圧シリンダ7を動作させる操作
スイツチ12は後部取手杆3aの付添い者Cが手
で把持する柄部分に設けられている。
而して、前記のように構成された別件出願に係
わる補助台車の利用法について述べると、先ず車
椅子Bを押してきた付添い者Cがエスカレータ乗
降口の近くで車椅子Bをいつたん停止させ、ここ
で用意されている前記補助台車に利用者乗り込み
の車椅子Bを載せ、該車椅子搭載の補助台車をエ
スカレータ乗降口(以下、下階乗降口の場合につ
いて述べる)まで押して行き、ここでエスカレー
タ運転者がエスカレータ停止させるのを待つて、
エスカレータ踏段Sの下階踏段水平部SLに前記
台車を第11図左下方図の如く位置決めした状態
に乗り込み停止させる。この台車乗り込み後にエ
スカレータを起動し、前記台車がエスカレータの
上階踏段水平部SHに至つた時にエスカレータを
停止させるという手動或いは自動のエスカレータ
運転を行なう。この場合、付添い者Cはエスカレ
ータの下階踏段水平部SLから踏段形成運動に合
せてスイツチ操作することにより油圧シリンダ7
を下降動作させ、ピストンロツド7a下端の踏段
接床体9を踏段面に接床させて、その接床押し上
げ作用により車椅子Bを載せた台車本体1を、前
車輪4を支点として第11図中間図の状態の如く
後輪側上昇させ、常に水平状態を維持させるよう
にしながら上昇移動させる。そして、エスカレー
タ踏段Sが階段部SKから上階踏段水平部SHに移
行停止する直前に於いて、前記操作スイツチ12
を再び操作して、階段階段部SKからの踏段水平
形成運動に合せて前記油圧シリンダ7、及び該シ
リンダロツド7aの下端の踏段接床体9を上昇作
動させるようにする。このようにすると、車椅子
搭載の補助台車をエスカレータ下階乗降口から上
階乗降口まで常に水平に維持した状態で上昇させ
ることができ、そしてエスカレータの上階踏段水
平部SHに第10図及び第11図右上方図のよう
に搬送停止された車椅子搭載の補助台車は油圧シ
リンダ7を上昇作動させ中間車輪13と前車輪4
が接床した状態として、そのままエスカレータ上
階乗降口の床面側に簡単に押し出すことができ
る。
前記別件出願に係わる車椅子補助台車の構造と
作用は以上述べたようなのであるが、この補助台
車は前記の如き台車水平維持装置6を設けなけれ
ばならず、構造が複雑になること、エスカレータ
踏段の階段形成運動に合わせて台車水平維持装置
6を操作しなければならず、その操作が面倒であ
るばかりか、誤操作による台車転落等の危険性も
あること等の問題が提起され、このような問題の
ない車椅子補助台車の提供が要望されるに至つ
た。
〔考案の目的〕
この考案は前記別件出願の前述の如き問題点を
解消するためになされたもので、その目的は車椅
子搭載の補助台車を別件出願の如き台車水平維持
装置なしで、安全にエスカレータ搬送させること
ができる簡易な構造で且つ付添い者一人で操作可
能なエスカレータ用の車椅子補助台車を提供する
ことにある。
〔考案の概要〕
この考案は前記の目的を達成するために、車椅
子を載せる台車本体に付添い者が台車操作するた
めの把手を設けた、車椅子利用者が付添い者を伴
つてエスカレータを利用するための車椅子補助台
車において、エスカレータ踏段に接地する前後車
輪を備えた台車本体の車椅子設置支持台を、エス
カレータ踏段の少なくとも2段の踏段上に跨がつ
た状態で昇降移動し得る山形状に屈折した形状に
構成し、且つ台車本体に載せた車椅子を水平面に
おいては車椅子利用者が鉛直線に対し仰向き傾斜
姿勢となり、エスカレータ踏段階段部においては
鉛直線一致姿勢となる状態に台車固定するための
車椅子固定装置を設けて、台車水平維持装置なし
でエスカレータ移動できるようにしたことを特徴
とすものである。
〔考案の実施例〕
以下、この考案の一実施例を第1図乃至第9図
の図面に従い説明すると、このエスカレータ用の
車椅子補助台車は車椅子Bを載せる台車本体1に
付添い者Cが台車操作するための把手3(後部両
側把手杆3a前部両側把手杆3bとからなる)を
設けた、車椅子利用者Aが付添い者Cを伴なつて
エスカレータを利用するための車椅子補助台車に
おいて、エスカレータ踏段Sに接地す前後車輪
4,5を備えた台車本体1の車椅子設置支持台2
1を、エスカレータ踏段Sの少なくとも2段の踏
段s1,s2上に跨がつた状態で昇降移動し得る
山形状に屈折した形状に構成し、且つ台車本体1
(前記支持台21上)に載せた車椅子Bを水平面
においては車椅子利用者Aが鉛直線に対し略30
度の仰向け角度αで傾く第3図のような仰向き傾
斜姿勢となり、エスカレータ踏段階段部SKにお
いては鉛直線に一致する第5図のような姿勢と
なるように台車固定するための車椅子固定装置2
2を設けて、第10図に示すような台車水平維持
装置6がなくても、車椅子搭載の補助台車を安全
にエスカレータ移動できるようにしたことを特徴
とする。
なお、前記の車椅子固定装置22は台車操作把
手3(前部両側把手杆3b)に設けられ車椅子B
の移動用把手杆部を第2図の如く固定する固定具
22′で構成されている。また、前記台車本体1
の車椅子設置支持台21は、エスカレータ踏段階
段部SKでの搬送状態(第5図に示す状態)で前
車輪接地踏段s1面と平行になる前輪側フレーム
部23aと、エスカレータ踏段階段部SKでの搬
送状態で後車輪接地踏段s2の方向に第5図の如
く傾斜する後輪側フレーム部23bとからなる山
形状の両側フレーム23を備え、この両側フレー
ム23の前輪側フレーム部23aの下側に摩擦係
数の大きいゴム板等の滑り止め部材24が取付け
られていると共に、後輪側フレーム部23bの下
側に複数個の案内輪25に掛装された無端ベルト
26が設けられている。この無端ベルト26はエ
スカレータの略30度に傾斜する踏段階段部SKに
おいては、この階段傾斜角と第5図の如く一致し
て踏段に接触しないようになつており、また下り
運転の場合のエスカレータへの乗り込みに際する
踏段S,s1,s2と台車の位置関係が第8図の
ようになつている場合(車椅子搭載の補助台車を
正しい踏段位置に乗り込ませた場合)も同様に踏
段接触すことはないが、前記踏段と台車の位置関
係が第9図のようになつた場合(前車輪4が踏段
s1のエツジ部分に載つた状態の場合)に、踏段
s2の先端エツジ部と無端ベルト26が第9図の
如く接触して、該ベルト26が回転し、台車全体
が踏段s2のエツジ部に沿つて少し前に移動し
て、前車輪4が踏段s1,s2の小段差部を乗り
越えて次の踏段s2に滑らかに接地すると共に、
後車輪5が次の踏段s3に滑らかに接地するよう
になる。
なお、第1図に示す符号27はエスカレータ上
昇運転時における下階踏段水平部SLへの台車乗
込み位置を第4図のように位置決めする前端スト
ツパ車輪、28は車椅子設置支持台21に設けら
れた車椅子乗込み用の案内板である。
〔考案の効果〕
この考案のエスカレータ用の車椅子補助台車は
エスカレータ踏段に接地する前後車輪を備えた台
車本体の車椅子設置支持台を、エスカレータ踏段
の少なくとも2段の踏段上に跨がつた状態で昇降
移動し得る山形状に屈折した形状に構成し、且つ
台車本体に載せた車椅子を水平面においては車椅
子利用者が鉛直線に対し仰向き姿勢となり、エス
カレータ踏段階段部においては鉛直線一致姿勢と
なる状態に台車固定するための車椅子固定装置を
設けたものであるから、別件出願のような台車水
平維持装置を有しない簡単な台車構造でありなが
ら、車椅子を安全に、しかも付添い者一人でもつ
て容易にエスカレータ移動させることができる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例による車椅子補助
台車の斜視図、第2図は第1図の補助台車に車椅
子を載せた状態を模式的に示した斜視図、第3図
は車椅子搭載の補助台車を水平面(床面)接地走
行時の状態で示した作用説明図、第4図は前記補
助台車のエスカレータ下階踏段部への乗込み状態
を示す作用説明図、第5図は同補助台車のエスカ
レータ踏段階段部での動作状態図、第6図及び第
7図は同補助台車のエスカレータ上階到達状態と
押出し状態を示す作用説明図、第8図及び第9図
はエスカレータ下降運転に際する車椅子補助台車
のエスカレータ上階踏段部への乗込み状態を無端
ベルトが踏段接触しない状態と踏段接触する状態
で示した作用説明図、第10図は本出願人の別件
出願に係わるエスカレータ用の車椅子補助台車を
エスカレータ上階搬送状態で示した側面図、第1
1図は同補助台車のエスカレータ使用状態を示す
動作説明図である。 A……車椅子利用者、B……車椅子、C……付
添い者、S,s1,s2,S3……エスカレータ
踏段、SL……下階踏段水平部、SK……踏段階段
部、SH……上階踏段水平部、1……台車本体、
3……台車操作把手、3a,3b……後部及び前
部の取手杆、4……前車輪、5……後車輪、6…
…台車水平維持装置、21……車椅子設置支持
台、22……車椅子固定装置、22′……車椅子
固定具、23……両側フレーム、23a……前輪
側フレーム部、23b……後輪側フレーム部、2
4……滑り止め部材、25……案内輪、26……
無端ベルト、……鉛直線。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 車椅子を載せる台車本体に付添い者が台車操
    作するための把手を設けた、車椅子利用者が付
    添い者を伴つてエスカレータを利用するための
    車椅子補助台車において、エスカレータ踏段に
    接地する前後車輪を備えた台車本体の車椅子設
    置支持台を、エスカレータ踏段の少なくとも2
    段の踏段上に跨がつた状態で昇降移動し得る山
    形状に屈折した形状に構成し、且つ台車本体に
    載せた車椅子を水平面においては車椅子利用者
    が鉛直線に対し仰向き傾斜姿勢となり、エスカ
    レータ踏段階段部においては鉛直線一致姿勢と
    なる状態に台車固定するための車椅子固定装置
    を設けて、台車水平維持装置なしでエスカレー
    タ移動できるようにしたことを特徴とするエス
    カレータ用の車椅子補助台車。 (2) 車椅子固定装置が台車操作把手に設けられ車
    椅子の移動用把手杆部を固定する固定具である
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項に記載のエスカレータ用の車椅子補助台車。 (3) 台車本体の車椅子設置支持台は、エスカレー
    タ踏段階段部での搬送状態で前車輪接地踏段面
    と平行になる前輪側フレーム部と、エスカレー
    タ踏段階段部での搬送状態で後車輪接地踏段の
    方向に傾斜する後輪側フレーム部とからなる山
    形状の両側フレームを備え、この両側フレーム
    の前輪側フレーム部の下側に摩擦係数の大きい
    ゴム板等の滑り止め部材が取付けられていると
    共に、後輪側フレーム部の下側に複数個の案内
    輪に掛装された無端ベルトが設けられているこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    に記載のエスカレータ用の車椅子補助台車。
JP6530384U 1984-05-02 1984-05-02 エスカレ−タ用の車椅子補助台車 Granted JPS60177832U (ja)

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JP6530384U JPS60177832U (ja) 1984-05-02 1984-05-02 エスカレ−タ用の車椅子補助台車

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JPS60177832U JPS60177832U (ja) 1985-11-26
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JP6530384U Granted JPS60177832U (ja) 1984-05-02 1984-05-02 エスカレ−タ用の車椅子補助台車

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09240482A (ja) * 1996-03-07 1997-09-16 Toshio Morita 搬送台車

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH09240482A (ja) * 1996-03-07 1997-09-16 Toshio Morita 搬送台車

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JPS60177832U (ja) 1985-11-26

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