JPH021909Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH021909Y2
JPH021909Y2 JP10097084U JP10097084U JPH021909Y2 JP H021909 Y2 JPH021909 Y2 JP H021909Y2 JP 10097084 U JP10097084 U JP 10097084U JP 10097084 U JP10097084 U JP 10097084U JP H021909 Y2 JPH021909 Y2 JP H021909Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
box body
electronic device
storage box
coupling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP10097084U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6115798U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP10097084U priority Critical patent/JPS6115798U/ja
Publication of JPS6115798U publication Critical patent/JPS6115798U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH021909Y2 publication Critical patent/JPH021909Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の属する技術分野〕 本考案は外来電磁波に対して敏感な電子装置を
収納する電子装置収納箱に関する。この種の電子
装置収納箱においては内部に配置された電子装置
を外来電磁波の影響から遮へいするために収納箱
全体が完全に接地されることが必要であるととも
に、前記電子装置などの点検保守の場合に前記収
納箱のカバーを箱本体に対して着脱する際、前記
カバーが収納箱内部の電気回路に接触しても不測
の事故を生ずることのない如くに配慮する必要が
ある。
〔従来技術とその問題点〕
一般に外来電磁波に対して敏感な電子装置は前
記電磁波に影響されて不必要な場合に動作した
り、また必要な場合に動作しなかつたりしてその
信頼性が著しく損なわれる虞れがあるから、第2
図に示す如く通常当該電子装置2を金属製の収納
箱1の箱本体3の内部に収納した上収納箱1全体
を完全に接地して、電子装置2を外来電磁波から
遮へいする如くにする。しかしその場合電子装置
2の点検保守に際して前記収納箱1のカバー4が
裸の金属のままでは、その取手13を持つて収納
箱1の箱本体3に対してカバー4を着脱する際に
前記箱本体3内部の電気回路に接触して不測の事
故を生ずる虞れがあるから、前記カバー4の主体
をなす金属板5の表裏両面に絶縁性樹脂などから
なる被覆6を施し、過まつてカバー4が箱本体3
の内部の電気回路に接触しても事故や危険の生じ
ない如くに配慮するのが一般である。
しかしこの場合には第3図に示す如くカバー4
の4隅に形成された通常のカバー取付穴12を介
し、ボルトと箱本体に形成された取付ねじ穴とで
カバー4を箱本体3に結合してもカバー4の取付
穴12と前記取付ボルトとの間に隙間がある上
に、カバー4は表裏両面ともに絶縁性被覆が施さ
れているため前記取付ボルトとカバー4との間に
十分な接触を期待し得ないから、箱本体3を介し
てカバー4を接地するのに必要な相互の電気的結
合が得られず、収納箱1全体を完全に接地して外
来電磁波から収納電子装置を遮へいするという目
的が達せられない場合の生ずる欠点がある。これ
に対して従来しばしば行なわれている如くカバー
4に導電部分を形成し、リード線を用いて該導電
部分を箱本体3に電気的に結合するなどの外部的
な手段は煩雑な上に信頼性に乏しい欠点があり、
またカバー4の前記取付穴12を箱本体3の取付
ねじ穴と同様にねじ穴にし、ボルトを介してカバ
ー4を箱本体3に結合して直接電気的結合を計る
ことは、工作上甚だ厄介で工数の増大を招くのみ
ならずカバー4が振り替つた場合に取付不能にな
る虞れがある。
〔考案の目的〕
本考案はその表裏両面に絶縁被覆の施されたカ
バーを箱本体と結合する際に従来の電子装置収納
箱の有する前記の如き欠点に鑑み、通常の結合手
段を介して前記箱本体と結合することにより同時
に、該箱本体との間の電気的結合も得られる前記
カバーを備えた電子装置収納箱を提供することを
目的とする。
〔考案の要点〕
前記の目的を達成するために本考案では首記の
電子装置収納箱において、前記電子装置を収納す
る金属製の箱本体と、表裏両面に絶縁性被覆の施
された金属板からなるカバーと、該カバーを前記
箱本体に着脱自在に結合する手段とからなるとと
もに、該結合手段を介して前記カバーを前記箱本
体に機械的に結合することにより、同時に前記両
者の電気的結合が得られる如き導電部を前記カバ
ーの前記結合部に形成することにより、何ら外部
的な手段を講ずることなく容易にかつ確実にカバ
ーと箱本体との間の電気的結合を行ない前記電子
装置収納箱全体を完全に接地し得る如くにするも
のである。
〔考案の実施例〕
次に図面に表わされた実施例にもとづいて本考
案の詳細を説明する。
第2図に示す如く電子装置2を金属製の箱本体
3の内部に収納し、前記電子装置2を点検保守す
る場合前記箱本体3との着脱に際して内部の電気
回路に接触することがあつても不測の事故を生ず
ることのない如くに、第3図に示す如きその表裏
両面に絶縁性被覆6の施された金属板5からなる
カバー4を、この4隅に形成された取付穴とボル
トとを介して前記箱本体3に結合してなる電子装
置収納箱1を接地して、収納電子装置2を外来電
磁波から遮へいする如くにすることは既に説明し
た通りである。
その際本考案の電子装置収納箱1のカバー4に
おいては第1図に示す如く、4隅に設けられる取
付穴8を径の異なる2個の穴が上下に接合しただ
るま形に形成するとともに、前記だるま形取付穴
8の上側の小さい穴の径が取付ボルト7のねじの
部分7aの径より、また下側の大きい穴の径が前
記取付ボルト7の頭の部分7bの径よりそれぞれ
若干大になる如くに形成されており、かつカバー
4の表側の絶縁性被覆6の前記取付ボルト7の頭
部7bが当接する部分のみが前記だるま形取付穴
8の下側の大きい穴と同一径まで削除され、前記
カバー4の主体をなす金属板5の露出した部分9
が形成されている。したがつて前記取付ボルト7
を前記箱本体3のフレーム10に形成された取付
ねじ穴11に予じめねじ込んで仮止めしておき、
前記カバー4をそのだるま形取付穴の下側の部分
で前記取付ボルト7の本例ではローレツト切りの
施された頭7bをくぐらせて前記フレーム10の
面にあてがつた後、取付ボルト7の頭7bの先端
の溝7dを利用してカバー4を箱本体3に締め付
けると、取付ボルト7のねじ部7aと頭部7bと
の境界をなす側面7cがカバー4の前記金属板5
の露出部分9に当接するから、カバー4を箱本体
3に機械的に結合すると同時に前記露出部分9と
取付ボルト7とを介して前記両者の電気的結合が
得られる。したがつて箱本体3を接地することに
よりカバー4も同時に接地されるから前記収納箱
1の内部に収納された電子装置2を外来電磁波に
対して完全に遮へいすることができる。
この場合カバー4のだるま形取付穴8の下側の
穴の部分が取付ボルト7の頭の部分7bを自由に
くぐり抜けることができるから、箱本体3から取
付ボルト7を取外さなくても単に緩めるだけでカ
バー4を容易に着脱できる利点がある。
〔考案の効果〕
本考案は以上に説明した如く外来電磁波に対し
て敏感な電子装置を収納する電子装置収納箱にお
いて、前記電子装置を収納する金属製の箱本体
と、表裏両面に絶縁性被覆の施された金属板から
なるカバーと、該カバーを前記箱本体に着脱自在
に結合する手段とからなるとともに、該結合手段
を介して前記カバーを前記箱本体に機械的に結合
することにより、同時に両者の電気的結合が得ら
れる如き導電部を前記カバーの前記結合部に形成
することにより、リード線の如き外部的な手段を
使用せずして直接にカバーと箱本体との電気的結
合が得られるから、収納箱全体を簡単かつ確実に
接地して外来電磁波に対して収納電子装置を完全
に遮へいできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の電子装置収納箱のカバーの取
付穴と取付ボルト及び箱本体の取付ねじに対する
関係を示す部分斜視図、第2図は一般に電子装置
収納箱の外形を示す斜視図、第3図は従来の電子
装置収納箱のカバーの外形を示す斜視図をそれぞ
れ表わす。 1……電子装置収納箱、2……電子装置、3…
…箱本体、4……カバー、5……金属板、6……
絶縁被覆、7……取付ボルト、7c……取付ボル
トのねじ部と頭部との境界面、8……カバーの取
付穴、9……カバーの取付穴における金属板の露
出面、10……箱本体のフレーム、11……フレ
ームの取付ねじ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 外来電磁波に対して敏感な電子装置を収納す
    る電子装置収納箱において、前記電子装置を収
    納する金属製の箱本体と、表裏両面に絶縁性被
    覆の施された金属板からなるカバーと、該カバ
    ーを前記箱本体に着脱自在に結合する手段とか
    らなるとともに、該結合手段を介して前記カバ
    ーを前記箱本体に機械的に結合することによ
    り、同時に前記両者の電気的結合が得られる如
    き導電部を前記カバーの前記結合部に形成して
    なることを特徴とする電子装置収納箱。 2 実用新案登録請求の範囲第1項に記載の収納
    箱において、前記結合手段が前記箱本体に設け
    られたねじ穴とボルトとからなりかつ前記導電
    部が前記カバーの取付穴の周囲に形成された前
    記金属板の露出部分からなるとともに、前記ボ
    ルトにより前記カバーを前記箱本体に結合した
    際前記ボルトのねじ部と頭部との境界面が前記
    導電部に当接する如くにしてなることを特徴と
    する電子装置収納箱。
JP10097084U 1984-07-04 1984-07-04 電子装置収納箱 Granted JPS6115798U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10097084U JPS6115798U (ja) 1984-07-04 1984-07-04 電子装置収納箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10097084U JPS6115798U (ja) 1984-07-04 1984-07-04 電子装置収納箱

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6115798U JPS6115798U (ja) 1986-01-29
JPH021909Y2 true JPH021909Y2 (ja) 1990-01-17

Family

ID=30660412

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10097084U Granted JPS6115798U (ja) 1984-07-04 1984-07-04 電子装置収納箱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6115798U (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006337973A (ja) * 2005-06-02 2006-12-14 Sharp Corp 表示装置及び表示装置の製造方法
JP2008215236A (ja) * 2007-03-06 2008-09-18 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 車載用電動圧縮機

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6115798U (ja) 1986-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH021909Y2 (ja)
JPS6232582B2 (ja)
JP3313479B2 (ja) コネクタ付ケーブル
JP2587987Y2 (ja) 電子装置における接続シールド線のアース構造
JP3228785B2 (ja) 高周波素子の測定方法及び測定装置
JP2778107B2 (ja) 集積回路のシールド構造
JPS6314479Y2 (ja)
JP2557767Y2 (ja) 配線用ダクト
JPS6020298Y2 (ja) シ−ルド線の接続構造
JPH0129835Y2 (ja)
JPH03127899A (ja) 導電部材の筐体への取り付け構造
JPS6333508Y2 (ja)
JPS5927082Y2 (ja) 電気機器
JPH0440316Y2 (ja)
JPS5847520Y2 (ja) 電子式工業計器の誘導障害軽減装置
JPH0445227Y2 (ja)
JPH0134390Y2 (ja)
JP2000357546A (ja) 端子部材
JPH0229755Y2 (ja)
JPH0337274Y2 (ja)
JPS6021906Y2 (ja) 電気コネクタ用遮蔽カバ−ケ−ス
JP2592761Y2 (ja) 電流検出装置
JPS6010303Y2 (ja) 端子台取付装置
JPH0311815Y2 (ja)
JPH0310656Y2 (ja)