JP2557767Y2 - 配線用ダクト - Google Patents

配線用ダクト

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JP2557767Y2
JP2557767Y2 JP1990100553U JP10055390U JP2557767Y2 JP 2557767 Y2 JP2557767 Y2 JP 2557767Y2 JP 1990100553 U JP1990100553 U JP 1990100553U JP 10055390 U JP10055390 U JP 10055390U JP 2557767 Y2 JP2557767 Y2 JP 2557767Y2
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伸一 田中
馨 津田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は配線用ダクトに関する。
〔従来の技術〕
電線等の線材を配線するのに使われるダクトとして、
従来、以下に述べるように、ダクト本体および同ダクト
本体に接続される付属体とで構成された配線用ダクトが
ある。付属体には、例えば、カップリングがある。
ダクト本体は、第7図にみるように、樋状本体ベース
80とカバー81からなり、カップリング72は、第8図にみ
るように、付属ベース90とカバー91からなる。本体ベー
ス80の底部80a中央には、取付用の真円孔82が長手方向
に沿って2つ明いている。一方、付属ベース90の底部90
a中央には、取付用の真円孔92が1つ明いている。
施工の際には、第11図にみるように、導電性本体ベー
ス80を孔82を通してネジ89で先に固定してから、本体ベ
ース80、80の間に導電性付属ベース90を孔92を通してネ
ジ99で固定し、その後、カバー81、91を被せるようにす
る。
付属ベース90は本体ベース80に臨む側に二つの接触片
90c、90cを有している。施工状態では、第10図および第
11図にみるように、接触片90cが本体ベース80の底部80a
に重なり合って接触し、本体ベース80と付属ベース90が
電気的に結合する。この電気的結合により、配線用ダク
ト全体の接地を効率良く行えるようになる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、前記配線用ダクトの場合、本体ベース
80と付属ベース90の電気的な結合は弱くて、施工ダクト
全域に全体に十分な接地を施せないという問題があっ
た。
この考案は、上記の事情に鑑み、施工ダクト全域にわ
たって十分な接地を施すことができる配線用ダクトを提
供することを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
前記課題を解決するため、この考案にかかる配線用ダ
クトでは、導電性樋状本体ベースと同本体ベースに接続
される導電性付属ベースを備え、前記付属ベースが、本
体ベースに臨む側に本体ベース底部に重なり合って接触
する接触片を有している構成において、前記付属ベース
は、被取付面への取付ネジ用の孔を有する底部と、この
底部の側方に略水平方向に延長された前記接触片とが一
体成形され、前記接触片は、前記本体ベース底部との接
触面となる下面に凸部が膨出成形されていて、前記付属
ベースの取付ネジ用孔を通して前記被取付面に取付ネジ
をねじ込むことにより、付属ベースが被取付面に固定さ
れると同時に前記接触片の凸部が前記本体ベース底部に
圧接される。
この考案の配線用ダクトの場合、導電性を持たせるた
めに金属材を用いるなどして形成される。
付属ベースの接触面にある凸部は、例えば、金属板に
ポンチ加工することにより形成することができる。
付属体としては、例えば、カップリング、スイッチボ
ックス、あるいは、コーナボックス等が挙げられる。
〔作用〕
この考案の配線用ダクトの場合、本体ベースと付属ベ
ースの電気的な結合が従来よりも強い。
これは、第3図(b)、(c)にみるように、この考
案の場合、付属ベース20の接触面20′には凸部が形成さ
れており、本体ベース10と付属ベース10が接続した状態
では、第4図(b)にみるように、付属ベース20の接触
片20cと本体ベース10の底部10aの接触は付属ベース20の
接触面20′の凸部24を中心に局部的になされており、接
触圧が高くて接触抵抗が従来よりも下がるからである。
従来の場合、第9図にみるように、接触片90cにおけ
る接触面90′は平らであるため、第11図にみるように、
付属ベース90の接触片90cと本体ベース80の底部80aの接
触は、面全体でなされており、その結果、接触圧が低く
接触抵抗は結構高い。
しかも、付属ベースは、凸部を有する接触片と付属ベ
ースの本体である底部とが、1枚の金属板等で一体成形
されているので、付属ベースを介して本体ベースを連結
したときに、大きな電気抵抗が生じる可能性があるの
は、前記した凸部と本体ベースとの接触点だけである。
接触片と付属ベースの本体部分とは同じ部材であるか
ら、両者間には、ほとんど電気抵抗は生じない。
したがって、凸部と本体ベースとの接触点での接触抵
抗が下がれば、それ以外に大きな電気抵抗が生じる要因
はないので、連結される本体ベース間の電気抵抗は格段
に低減される。
このように、この考案の場合、接触抵抗が低くなるた
め、施工ダクト全域にわたって十分な接地を施すことが
できるようになる。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を図面を参照しながら詳しく
説明する。
第1図は、実施例にかかる配線用ダクトのダクト本体
の外観をあらわし、第2図は、同配線用ダクトの付属体
であるカップリングの外観をあらわす。
ダクト本体1は、第1図にみるように、メタルモール
の樋状本体ベース10と同本体ベース10に被せられるカバ
ー11からなり、カップリング2は、第2図にみるよう
に、付属ベース20と同付属ベース20に被せられるカバー
21からなる。
本体ベース10は、底部10a中央に長手方向に沿って取
付用の長孔12が2つ明けられている。この長孔12は長手
方向がダクトの長手方向中心線と直角の方向に向くよう
に形成されている。本体ベース10とカバー11の係止は、
例えば、本体ベース外側面10bに凹部を、カバー内側面1
1aに凸部を設けておき、嵌合させることで行えるように
することができる。
付属ベース20は、第3図(a)にみるように、底部20
a中央に取付用の長孔22が一つ明いているとともに、本
体ベース10に臨む側に本体ベース底部10aに重なり合っ
て接触する接触片20cを有している。接触片20cの端縁中
央にはV状切り欠きからなるセンターマーク23が設けら
れており、同マーク23は施工の際の位置合せに使われ
る。付属ベース20とカバー21の係止は、例えば、付属ベ
ース外側面20bに凹部を、カバー内側面21aに凸部を設け
ておき、嵌合させることで行えるようにすることができ
る。
そして、付属ベース20の接触片20cには、第3図
(b)、(c)にみるように、本体ベース10との接触面
20′に、両ベース10、20の電気的な結合を強めるための
凸部(ダボ)24が、ポンチ加工などで膨出成形されてお
り、接触抵抗が下がることは前述の通りである。
なお、本体ベース10、付属ベース20の取付用の長孔1
2、22は円孔であってもよい。
実施例の配線用ダクトの施工の際には、第4図
(a)、(b)にみるように、導電性本体ベース10を孔
12を通してネジ19で先に固定してから、本体ベース10、
10の間に導電性付属ベース20を孔22を通してネジ29で固
定しておいてから、カバー11、21を装着するようにす
る。
実施例の配線用ダクトについて、電圧降下法を利用し
た接続電気抵抗測定法を用い、本体ベース10と付属ベー
ス20の電気的な結合の強さを調べた。
第5図にみるように、電気端子30、30を、本体ベース
10の底部10aに溶接又(半田付でもよい)により取り付
けるとともに、同電気端子30内側のネジ19、19で丸い電
気端子31、31を125mmの間隔lをあけて取り付た。そし
て、電気端子30、30間に直流電源33を接続し電流を流
し、電気端子31、31間に電圧計34を接続して電気端子3
1、31間の降下電圧Vを測定するとともに電流計35で電
流量Iを測定した。
比較のために、付属ベース20を従来の付属ベース90に
換えた他は、全くの構成で同様の測定を行った。
電圧V/電流Iは電気的結合の指標となる接触抵抗であ
り、低いほど結合の程度が強い。測定結果から、実施例
の場合は、接触抵抗が従来の場合に比べてずっと低く、
実施例の配線用ダクトでは、本体ベースと付属ベースの
間の電気的結合が従来よりも強まったことを確認するこ
とができた。
この考案は、上記実施例に限らない。第6図に示す付
属体であるスイッチボックスの付属ベース40の場合に
は、4つの接触片40c…が設けられており、各接触片40c
の接触面(図では接触片40cの裏面である)に凸部(図
示省略)がそれぞれ形成されている。なお、44はセンタ
ーマークである。勿論、施工状態では付属ベース40にカ
バー(図示省略)が装着されることは言うまでもない。
〔考案の効果〕
以上に述べたように、この考案の配線用ダクトは、付
属ベースが前記のような構成を備えており、付属ベース
と本体ベースの間の電気的結合が従来よりも強いため、
施工ダクト全域にわたって十分な接地を施すことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例にかかる配線用ダクトのダクト本体の
外観をあらわす分解斜視図、第2図は、同配線用ダクト
のカップリングの外観をあらわす分解斜視図、第3図
は、同カップリングの付属ベースをあらわす図であっ
て、図(a)は平面図、図(b)は正面図、図(c)は
底面図である。第4図は、実施例の本体ベースと付属ベ
ースの施工状態をあらわす図であって、図(a)は平面
図、図(b)は断面図である。第5図は、実施例の本体
ベースと付属ベースの電気的結合の状態を測定するとき
の様子をあらわす説明図、第6図は、付属体がスイッチ
ボックスである実施例の付属ベースをあらわす斜視図、
第7図は、従来の配線用ダクトのダクト本体の外観をあ
らわす分解斜視図、第8図は、同配線用ダクトのカップ
リングの外観をあらわす分解斜視図、第9図は、同カッ
プリングの付属ベースの正面図、第10図は、従来の配線
用ダクトの本体ベースおよび付属ベースの施工状態をあ
らわす斜視図、第11図は、従来の配線用ダクトの本体ベ
ースおよび付属ベースの施工状態をあらわす断面図であ
る。 10……本体ベース、10a……底部、20、40……付属ベー
ス、20′……接触面、20c、40c……接触片、24……凸部
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭51−106094(JP,U) 実開 昭61−172468(JP,U) 実開 昭63−54268(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性樋状本体ベースと同本体ベースに接
    続される導電性付属ベースとを備え、前記付属ベース
    が、本体ベースに臨む側に本体ベース底部に重なり合っ
    て接触する接触片を有している配線用ダクトにおいて、 前記付属ベースは、被取付面への取付ネジ用の孔を有す
    る底部と、この底部の側方に略水平方向に延長された前
    記接触片とが一体成形され、 前記接触片は、前記本体ベース底部との接触面となる下
    面に凸部が膨出成形されていて、 前記付属ベースの取付ネジ用孔を通して前記被取付面に
    取付ネジをねじ込むことにより、付属ベースが被取付面
    に固定されると同時に前記接触片の凸部が前記本体ベー
    ス底部に圧接される 配線用ダクト。
JP1990100553U 1990-09-25 1990-09-25 配線用ダクト Expired - Lifetime JP2557767Y2 (ja)

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JPH0618454B2 (ja) * 1987-06-26 1994-03-09 耕一 和田 電線レ−スウエイ

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