JPH02190310A - 板状物切削方法及び切削ブレード - Google Patents

板状物切削方法及び切削ブレード

Info

Publication number
JPH02190310A
JPH02190310A JP1010869A JP1086989A JPH02190310A JP H02190310 A JPH02190310 A JP H02190310A JP 1010869 A JP1010869 A JP 1010869A JP 1086989 A JP1086989 A JP 1086989A JP H02190310 A JPH02190310 A JP H02190310A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
cut
spindle
blades
spindles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1010869A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryuji Dobashi
土橋 隆二
Isao Yugawa
功 湯川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Disco Corp
Original Assignee
Disco Abrasive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Disco Abrasive Systems Ltd filed Critical Disco Abrasive Systems Ltd
Priority to JP1010869A priority Critical patent/JPH02190310A/ja
Publication of JPH02190310A publication Critical patent/JPH02190310A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
  • Dicing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、半導体ウェーハ、ガラス、セラミックスなど
の板状を呈する被加工物、即ち板状物を所定形状のチッ
プに切削する方法及び切削ブレードに関する。
【従来技術1 一般にこの種の被加工物を複数の所定形状のチップに切
削する装置としては、ダイシング装置が広く使用されて
いる。このダイシング装置は1本のスピンドルと少なく
とも1つのチャックテーブルとを具備しており、前記ス
ピンドルの先端には被加工物を切削するために1枚のブ
レードが装着されている。前記チャックテーブル上には
所定位置に被加工物が吸引保持され、該被加工物を前記
ブレードによって所定形状の複数のチップに切削するよ
うに構成されている。 そして、前記切削においては、スピンドルを回転駆動す
ることにより、その先端に装着されているブレードを回
転させ、スピンドルとチャックテーブル、即ちブレード
と被加工物とを切削方向において相対的に移動させると
共に、切削する方向と直交する方向、即ち割り出し方向
にも順次相対的に移動させることによって所定の切削が
なされる。又、前記チャックテーブルは、切削方向又は
割り出し方向に対して所要角度、例えば90’回転でき
るように構成されており、吸着保持された被加工物を2
以上の方向に切削して、所要形状の複数のチップに切削
することができるようになっている。 【発明が解決しようとする課題】 前記従来例においては、1つのスピンドルを有するダイ
シング装置を用い、1枚のブレードで被加工物を切削す
るようにしているので、ブレードと被加工物とが相対的
に移動するにしても、切削効率が低く、生産性の向上が
望めなかった。そこで・1つのスピンドルに対して2枚
又はそれ以上のブレードを装備させ、それによって切削
効率を向上させる工夫又は提案がなされている。 しかしながら、このような工夫又は提案は、切削しよう
とするチップ形状が、正方形のような全ての辺の長さが
等しい場合には、比較的有効に機能するものであるが、
例えば長方形のような辺の長さが異なるチップを切削す
る場合には全く機能しなくなる。つまり、切削しようと
するチップの辺の長さが異なることによって、1つのス
ピンドルに取り付けられた2枚又はそれ以上のブレード
の取り付は間隔を、一方向の切削終了後毎にチップの長
辺又は短辺の長さに対応して、変更及び調整しなければ
ならず、その作業が煩わしく却って作業性が悪くなるば
かりでなく、それ以上にブレードの脱着を行う際に、被
加工物の切削すべき領域と、ブレードの取付位置とが微
妙にズレる虞があって、高精度な切削が極めて困難にな
ると云う問題点も有している。 又、1つのスピンドルに対して2枚又はそれ以上のブレ
ードを装備させるには、単一のブレードを隣設状態に配
設するか又は所定の間隔をもつようにスペーサ等を介し
て取り付けているため、ブレード間又はブレードとスペ
ーサ間に塵埃等の異物が介在することが比較的多く、特
に切削途中においてブレードの間隔を変更するような時
には更に異物の介在が多くなる。このような場合には、
各ブレード間の間隔が不均一となるばかりでなく平行度
が失われ、切削にバラツキが生じて切削されたチップの
品質が低下すると云う問題点も有している。 要するに、この種業界においては、チップ形状が異なる
場合でも切削の作業性向上と、高精度の切削及び品質の
安定化向上に課題を有しているのである。 [iJ題を解決するための手段] 前記従来例における多くの課題を一挙に解決したのが本
発明であって、その具体的手段として、ブレードが取り
付けられる第1及び第2のスピンドルと、板状の被加工
物をセットする少なくとも1つのチャックテーブルとを
具備し、前記第1及び第2のスピンドルには夫々複数の
ブレードが切削しようとするチップ形状に対応した所定
間隔をもって装着され、前記第1及び第2のスピンドル
を同時に又は交互に駆動し、これ等スピンドルと前記チ
ャックテーブルとを相対的に切削方向に移動することに
より、前記複数のブレードで前記被加工物を切削するこ
とを特徴とする板状物切削方法を提供するものであり、
前記第1及び第2のスピンドルを同時に駆動するときに
は、同一の切削ラインに沿って、複数条の切削が同時に
なされて正方形のチップが切削され、前記第1及び第2
のスピンドルを交互に駆動するときには、夫々が異なる
切削ラインに沿って、複数条の切削がなされて長方形の
チップが切削され、切削されるチップ形状によって、前
記第1及び第2のスピンドルの駆動を選択すれば、効率
の良い切削がなされるのである。
【実施例】
次に本発明を図示の実施例により更に詳しく説明する。 第1図には本発明の方法を実施する一例の切削装@1の
要部のみが示されており、該切削装@1は第1のスピン
ドル2と、第2のスピンドル3と、少なくとも1つのチ
ャックテーブル4とを具備している。そして、前記第1
のスピンドル2及び第2のスピンドル3は、切削装@1
に装儀されているスピンドル保持枠5に夫々回転自在で
且つ平行に保持され、その各先端部が前記チャックテー
ブル4側にその突出長さを異にして突出させ、夫々の突
出先端にブレード6がit脱自在に装着しである。尚。 前記第1のスピンドル2と第2のスピンドル3とは、そ
の突出長さが同じ場合もある。 前記第1のスピンドル2及び第2のスピンドル3は、矢
印へで示した割り出し方向と矢印Bで示した垂直方向と
に夫々−括して又は個別に移動可能であり、前記スピン
ドル保持枠5は前記第1のスピンドル2及び第2のスピ
ンドル3とを保持した状態で前記割り出し方向Aと、必
要があれば矢印Cで示した切削方向とに移動可能に構成
されている。 前記チャックテーブル4には、半導体ウェーハ等の板状
を呈する被加工物7が載置され、該被加工物7を所定位
置において吸引保持するために、適宜の吸引手段(図示
せず)に連通させである。 実際には被加工物7は所定のフレームにフィルム材を介
して搭載されており、該フレームと共に吸引作用により
保持され、適切な位置に適切な方向性をもってセットさ
れる。このように被加工物7がセットされたチャックテ
ーブル4は、切削方向Cに移動可能に構成されており、
前記被加工物7が前記ブレード6によって切削作用を受
けるようになっている。 前記被加工物7としては、ガラス又はフェライト等のよ
うに、特に切削ラインがその表面に形成されていないも
のと、第2図に示したように、半導体ウェーへのような
切削ラインがプリントされたものとがあり、特に半導体
ウェーへのような被加工物は^精度の切削が必要である
ので、その切削について説明する。 第2図に示した半導体ウェーへのような被加工物7は、
その表面に格子状に縦横の切削ラインDがプリンhされ
ており、横の切削ラインd1が一定のピッチ間隔Xをも
って等間隔に形成され、縦の切削ラインd2も一定のピ
ッチ間隔yをもって等間隔に形成されている。そして、
横の切削ラインd1のピッチ間隔Xと縦の切削ラインd
2のピッチ間隔yとが一致している正方形のチップに切
削する場合と、一致していない長方形のチップに切削す
る場合とが有る。 先ず、ピッチ間隔x1yが一致している正方形のチップ
に切削する場合について説明すると、第3図に示したよ
うに、第1及び第2のスピンドル2.3の各端部に装着
されたブレード6は、例えば同一形状で同一大きさの4
枚のブレード単体6aが夫々隣設状態に且つ等間隔で装
着固定された構成になっている。そして、第1のスピン
ドル2と第2のスピンドル3とは切削が重複しないよう
に切削ラインDの4ピッチ分だけ割り出し方向へにずら
して位置させである。この場合には、4枚のブレード単
体6aが取り付けられているので4ピッチ分のずらしが
必要であるが、これが例えば2枚の場合は2ピッチ分で
、3枚の場合は3ピッチ分だけずらす必要がある。この
ように取り付けられるブレード単体6aの枚数に対応し
て精度良くずらすことで、第1及び第2のスピンドル2
゜3に取り付けられた8枚のブレード単体6aは、実質
的に等間隔で配設されることになる。 この状態でチャックテーブル4上にセットされた被加工
物7を切削する場合に、第1のスピンドル2と第2のス
ピンドル3が同時に駆動されるようにすると共に、同一
レベルに位置するように精度良く調整され、それによっ
て8枚のブレ−ド単体6aが同一レベルに位置し切削深
さが調整されている。そして、被加工物7の表面に設け
た切削ラインDと各ブレード単体6aとの精密な位置合
せ(横の切削ラインd、と縦の切削ラインd2との位置
合わせ)、即ちアライメント操作の終了後、第1及び第
2のスピンドル2.3を駆動してブレード単体6aを回
転させ、チャックテーブル4を切削方向Cに移動させて
一方向つまり横の切削ラインd1に沿う切削を行う。こ
の場合に一回目の工程で8本の切削ラインに沿う切削が
なされるので、次の工程においては、第1及び第2のス
ピンドル2.3は、スピンドル保持枠5の割り出し方向
Aへの移動によって夫々8ピッチ分移動し、前記同様に
して二回目、更に三回目と順次の切削がなされる。そし
て、横の切削ラインd1に沿う切削が全て終了した後に
、チャックテーブル4を90°回転させ、他方向即ち縦
の切削ラインd2に沿って前記同様に順次の切削を行う
のである。このように切削することで被加工物7を効率
良く正方形のチップに切削できるのである。 次に、ピッチ間隔x、yが異なっている長方形のチップ
に切削する場合について説明すると、第4〜5図に示し
たように、第1及び第2のスピンドル2.3の各端部に
装着されたブレード6は、例えば同一直径で4枚のブレ
ード単体が夫々隣設状態に且つ等間隔で装着固定されて
いる。つまり、第2のスピンドル3には前記実施例と同
様に横の切削ラインd1のピッチfiJ隔×に対応した
間隔でブレード単体6aが取り付けられ、第1のスピン
ドル2には縦の切削ラインd2のピッチ間隔yに対応し
た間隔でブレード単体6bが取り付けられた構成になっ
ている。この場合に、ブレード単体の胴部の厚みが異な
るだけで、その刃先部分は略同様に形成されているので
ある。そして、第2のスピンドル3が横の切削ラインd
1の切削に専従し、第1のスピンドル2が縦の切削ライ
ンd2の切削に専従するのである。 従って、横の切削ラインd1に沿って切削する場合には
、第2のスピンドル3を作用位置に位置させ、第1のス
ピンドル2は不作用位置に位置させ、逆に縦の切削ライ
ンd2に沿って切削する場合には、第1のスピンドル2
を作用位置に位置させ、第2のスピンドル3は不作用位
置に位置させるのである。即ち、第2のスピンドル3が
作用位置にあるとき、第1のスピンドル2は垂直方向B
に沿って上方に移動し、又第1のスピンドル2が作用位
置にあるとき、第2のスピンドル3は垂直方向Bに沿っ
て上方に移動するのであり、いずれも上方に移動した時
には被加工物7に作用しない位置であり、回転駆動もし
ないのである。 そこで、横の切削ラインd1に沿って切削する場合には
、第4図に示したように、第2のスピンドル3が作用位
置にあって、そのブレード6aを被加工物7の表面に設
けた横の切削ラインd1と精密なアライメント操作した
後、第2のスピンドル3を駆動してブレード単体6aを
回転させ、チャックテーブル4を切削方向Cに移動させ
て横の切削ラインd1に沿う切削を行う。この場合に一
回目の工程で4本の切削ラインに沿う切削がなされるの
で、次の工程においては、第2のスピンドル3がスピン
ドル保持枠5の割り出し方向Aへの移動によって、ピッ
チ門wAxに対応する4ピッチ分移動し、前記同様にし
て二回目、更に三回目と順次の切削がなされる。そして
、横の切削ラインd1に沿う切削が全て終了した後に、
チャックテ−プル4を90°回転させ、次の工程で縦の
切削ラインd2に沿って第1のスピンドル2により切削
を行う。 この操作は、横の切削ラインd1に沿う切削が終了した
後のチャックテーブル4の90°の回転に同期して、第
2のスピンドル3が上方に移動して不作用位置に位置し
、第1のスピンドル2が下降して作用位置に自動的に来
るようになっているのである。そして、第5図に示した
ように、第1のスピンドル2のブレード6bと被加工物
7の表面に設けた縦の切削ラインd2とを前記同様にア
ライメント操作した後、第1のスピンドル2を駆動して
ブレード単体6bを回転させ、チャックテーブル4を切
削方向Cに移動させて前記同様に縦の切削ラインd2に
沿う順次の切削を行う。この場合にも一回目の工程で4
本の切削ラインに沿う切削がなされるので、次の工程に
おいては、第1のスピンドル2がスピンドル保持枠5の
vlり出し方向Aへの移動によって、ピッチ間隔yに対
応する4ピッチ分ずつ移動するのである。このように切
削することで被加工物7を効率良く辺の長さが異なる長
方形のチップに切削できるのである。いずれにしても、
ピッチ間隔x、yが異なっている長方形のチップを切削
する場合には、いずれか−方のスピンドルを先に駆動し
て切削を行った後に、被加工物7をセットしたチャック
テーブル4を回転させる動作に同期して、他方のスピン
ドルが駆動できるように連動しており、同時に駆動され
るスピンドルに対応して、スピンドル保持枠5が切削の
ための適切なピッチ間隔に移動できるように構成されて
いるのである。 以上の説明は、被加工物7の表面に切削ラインDが形成
されている半導体ウェー八についてなされたものである
が、これに限定されることなく、切削ラインが形成され
ていない、例えばガラス、フェライト、セラミックス等
の梯々の脆質部材の切削加工においても適用できること
は勿論である。 又、前記実施例においては、チャックテーブルを90’
回転させることで正方形又は長方形のチップに切削して
いるが、これに限定されるものではなく、例えば菱形等
の種々の形状に切削する場合にも適用できることは勿論
である。 更に、ブレード6として2枚以上のブレード単体6a、
6bをスピンドル2.3に装着するに当たり、スペーサ
ー等を介して等間隔に装着しても良く、又後述するよう
に、予め所定の間隔に設定した複数枚の刃先を一体の基
台に突出形成した一体型ブレードを用いても良い。 本発明の切削方法に有効に使用できる一体型ブレードに
関し、第6〜10図に暴き説明する。 先ず第6図に示したものは一体型ブレードを構成する基
台10であり、該基台10はアルミニウム等の金属材料
からなる円筒状の軸11にフランジ部12が等間隔をも
って複数枚一体向に形成され、これ等各フランジ部12
は平坦部13とテーパ一部14とで形成され、隣設状態
にある各平坦部13は高い精度で一定の間隔をもって形
成させである。例えば第2図に示した半導体ウェーハ7
の表面に形成された切削ラインDのピッチ間隔X又はy
のいずれかに一致する間隔をもって形成されている。そ
して、前記平坦部13上にダイヤモンド等の砥粒が電着
固定されて刃部となる砥粒層が形成される。この場合の
基台10は加工容易性の点からアルミニウムが適してい
るが、これに限定されることなく、例えばアルミニウム
の各種合金、その他の金属合金、若しくは他の金属の単
独使用など電着可能な金属であれば適用できる。 前記電着加工について、第7図に畢き説明すると、電解
槽20内に硫酸ニッケル等の電解液と共にダイヤモンド
等の砥粒を収納しておく。この電解槽20に前記基台1
0とニッケル棒21とを浸漬し、基台10に負の電位を
印加し、ニッケル棒21に正の電位を印加してIIを行
う。この場合に、前記基台10には平坦部13にのみ刃
部となる砥粒層15を形成させれば良いので、その平坦
部13を残して他の部分は絶縁層22で被覆してしまう
。このような状態で基台10とニッケル棒21とに所定
の電位を印加すると、絶縁されていない平坦部13上に
砥粒がニッケルの析出により電着固定され砥粒層15が
成長形成される。そして、その砥粒層が所望の厚さに成
長した後、基台10e ml解槽20から搬出すると共
に全ての絶縁層22を剥離することにより、第8図に示
したような一体型ブレード素材が形成される。 このままの状態、即ち砥粒1i15が7ランク部12と
同じ^さでは、ブレードとして機能を発揮できないので
、砥粒I!15を7ランク部12から突出した状態にし
なければならない。そのためには7ランク部12の外周
面をエツチングして除去し、砥粒層15を残して突出さ
せる。この場合のエツチングは、例えばニッケルを溶解
せず、アルミニウムのみを溶解する20%カセイソーダ
水が使用される。このエツチング工程においても、エツ
チングすべき部分だけを残し、他の軸11及びテーパ一
部14などの全てを耐食性の部材で被覆し、前記カセイ
ソーダ水中に浸漬して所定のエツチングをする。このエ
ツチング工程が終了した後に、耐食性の部材を剥離して
、第9図に示したような一体型ブレード16が得られる
。尚、軸11における孔11aは、使用時においてスピ
ンドルに装着させるためのものであり、予め形成されて
いることが望ましいが、−体型ブレード16を形成した
後に、例えば旋盤などを用いて穿設しても良い。 以上説鳴した一体型ブレードは、単一の基台に複数枚の
刃部、即ち砥粒層15を設けたちのであって、寸法11
1![の点から好ましいものであるが、体型ブレードと
してはこれに限定されない。 例えば、第10図に示した構成の積層型のものも含むこ
とは勿論である。即ち、複数枚のブレード単体6aを接
着剤23により積層状態に接着して一体型ブレード16
aを形成できるのである。この場合に、各ブレード単体
の本体部24はその厚み、即ち上下面25.213間の
寸法が統一された高l!度に形成されると共に、各上下
面25.26には夫々溝部27、28が形成されており
、該溝部に前記接着剤23を充填して接着し、積層され
る各ブレード単体が相互に上下面25.26により精度
良く面当接した状態で積層接着されるのである。従って
、各ブレード単体の上下当接面には、接着剤23が介在
しないので、積層によって一体型ブレードを形成しても
接着剤23による厚みのバラツキがなく、砥粒層15の
間隔が不均一にならず、高精度の一体型ブレードが形成
できるのである。 【発明の効果] 以上説明したように本発明に係る板状物切削方法は、ブ
レードが取り付けられる第1及び第2のスピンドルに、
夫々複数のブレードが切削しようとするチップ形状に対
応した所定間隔をもって装着され、前記第1及び第2の
スピンドルを同時に又は交互に駆動し、これ等スピンド
ルと被加工物をセットしたチャックテーブルとを相対的
に切削方向に移動することにより、前記複数のブレード
で前記被加工物を切削するようにしたものであり、特に
前記第1及び第2のスピンドルを同時に駆動するときに
は、同一の切削ラインに沿って、複数条の切削が同時に
なされて正方形のチップが効率良く切削され、又前記第
1及び第2のスピンドルを交互に駆動するときには、夫
々が異なる切削ラインに沿って、複数条の切削がなされ
て長方形のチップが効率良く切削されるのであり、いず
れにしても切削されるチップ形状によって、前記第1及
び第2のスピンドルの駆動を選択すれば良いのであって
、従来例のように作業途中においてブレードを取り替え
たりすることがなく、しかもブレードの脱着による不都
合が一挙に解決され、効率の良い切削が行えると云う種
々の優れた効果を奏する。 又、本発明に係る一体型ブレードは、基台に対して複数
のブレードが所定の間隔をもって一体に形成するか、又
はブレード単体を複数枚積層状態に接着して一体にした
ものであり、この一体型ブレードをスピンドルに取り付
ける際に、従来例のように、スペーサなどを介し且つ寸
法精度をチエツクしながら取り付ける必要がなく、その
取り付は作業が著しく容易になるばかりでなく、ブレー
ド間又はブレードとスペーサ簡に塵埃などが介在する虞
が全くなく、常に適正な状態で寸法精度良く取り付ける
ことができるなどの種々の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法を実施するダイシング装置の要部
のみを略示的に示した斜視図、第2図は同方法で切削さ
れる半導体ウェーへの一部を示す斜視図、第3図は同方
法によって半導体ウェーへの一例の切削情況を示す説明
図、第4〜5図は同方法によって半導体ウェーへの他の
例の切削情況を夫々示す説明図、第6図は同方法に用い
て好都合な一体型ブレードの基台の斜視図、第7図は同
基台を用いて一体型ブレードを製造する過程の説明図、
第8図は同製造過程で得られた一体型ブレード素材の側
面図、第9図は同製造過程を経て得られた本発明の一体
型ブレードの側面図、第10図は他の例を示す一体型ブ
レードの一部を断面で示した側面図である。 1・・・・・・ダイシングt412.3・・・スピンド
ル4・・・・・・チャックテーブル 5・・・・・・スピンドル保持枠 6・・・・・・ブレ
ード6a、6b・・・ブレード単体 7・・・・・・半導体ウェーハ 10・・・・・・基台     11・・・・・・軸1
1a・・・孔      12・・・・・・フランジ部
13・・・・・・平坦部    14・・・・・・テー
パ一部15・・・・・・砥粒層 16、168・・・一体型ブレード 20・・・・・・電解槽    21・・・・・・ニッ
ケル棒22・・・・・・絶縁II     23・・・
・・・接着剤24・・・・・・本体部    25.2
6・・・上下面27、28・・・溝部 特許出願人  株式会社ディスコ 第6図 第7図 第8図

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ブレードが取り付けられる第1及び第2のスピン
    ドルと、板状の被加工物をセットする少なくとも1つの
    チャックテーブルとを具備し、前記第1及び第2のスピ
    ンドルには夫々複数のブレードが切削しようとするチッ
    プ形状に対応した所定間隔をもって装着され、前記第1
    及び第2のスピンドルを同時に又は交互に駆動し、これ
    等スピンドルと前記チャックテーブルとを相対的に切削
    方向に移動することにより、前記複数のブレードで前記
    被加工物を切削することを特徴とする板状物切削方法。
  2. (2)スピンドルとチャックテーブルとは、切削方向に
    直交する割り出し方向に相対的に移動するようにした請
    求項(1)記載の板状物切削方法。
  3. (3)チャックテーブルは、切削方向又は割り出し方向
    に対して所定角度回転し、該チャックテーブルにセット
    された被加工物に2方向以上の切削がなされて、所定形
    状の複数のチップに切削される請求項(1)又は(2)
    記載の板状物切削方法。
  4. (4)第1のスピンドルに装着された2以上のブレード
    の間隔と、第2のスピンドルに装着された2以上のブレ
    ードの間隔とが相違する請求項(3)記載の板状物切削
    方法。
  5. (5)チャックテーブルの回転に同期して、第1のスピ
    ンドルと第2のスピンドルが交互に作用位置と不作用位
    置とに位置するようにした請求項(3)又は(4)記載
    の板状物切削方法。
  6. (6)被加工物には、切削すべき切削ラインが形成され
    、該切削ラインに対応して第1及び第2のスピンドルに
    装着された複数のブレードの間隔を設定する請求項(1
    )、(2)、(3)、(4)又は(5)記載の板状物切
    削方法。
  7. (7)基台に対して複数のブレードが所定の間隔をもっ
    て一体に形成された一体型の切削ブレード。
  8. (8)ブレード単体を複数枚積層状態に接着して一体に
    した請求項(1)記載の一体型の切削ブレード。
JP1010869A 1989-01-19 1989-01-19 板状物切削方法及び切削ブレード Pending JPH02190310A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1010869A JPH02190310A (ja) 1989-01-19 1989-01-19 板状物切削方法及び切削ブレード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1010869A JPH02190310A (ja) 1989-01-19 1989-01-19 板状物切削方法及び切削ブレード

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02190310A true JPH02190310A (ja) 1990-07-26

Family

ID=11762349

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1010869A Pending JPH02190310A (ja) 1989-01-19 1989-01-19 板状物切削方法及び切削ブレード

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02190310A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016219764A (ja) * 2015-05-22 2016-12-22 久元電子股▲ふん▼有限公司 円形分割方法
KR102019683B1 (ko) * 2019-04-16 2019-11-04 이두재 길이방향의 결무늬를 형성할 수 있는 소켓펀치 가공장치 및 이를 이용한 가공방법

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51126760A (en) * 1975-04-25 1976-11-05 Seiko Epson Corp Dicing unit
JPS5384280A (en) * 1976-12-29 1978-07-25 Daiichi Seitoshiyo Kk Cutting method and cutting device
JPS6253804A (ja) * 1984-12-27 1987-03-09 株式会社 デイスコ 半導体ウエ−ハダイシング装置
JPS63156710U (ja) * 1987-03-31 1988-10-14

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51126760A (en) * 1975-04-25 1976-11-05 Seiko Epson Corp Dicing unit
JPS5384280A (en) * 1976-12-29 1978-07-25 Daiichi Seitoshiyo Kk Cutting method and cutting device
JPS6253804A (ja) * 1984-12-27 1987-03-09 株式会社 デイスコ 半導体ウエ−ハダイシング装置
JPS63156710U (ja) * 1987-03-31 1988-10-14

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016219764A (ja) * 2015-05-22 2016-12-22 久元電子股▲ふん▼有限公司 円形分割方法
KR102019683B1 (ko) * 2019-04-16 2019-11-04 이두재 길이방향의 결무늬를 형성할 수 있는 소켓펀치 가공장치 및 이를 이용한 가공방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3691707A (en) Semiconductor material cutting apparatus and method of making the same
US7338345B2 (en) Cutting machine
JP2002237472A (ja) 被加工物の切削方法
KR100948444B1 (ko) 절삭 공구에 의해 작업물을 가공하기 위한 방법 및 장치
JP4532895B2 (ja) 板状物の切削装置
JP2012081556A (ja) 加工装置
US3674004A (en) Precision cutting apparatus and method of operation therefor
JP2014183310A (ja) ウェハー製造工程の切断方法
US6107163A (en) Method of manufacturing a semiconductor chip
JPH02190310A (ja) 板状物切削方法及び切削ブレード
JPH04141396A (ja) 切削方法及び切削装置
JP7108429B2 (ja) 板状物の加工方法
JP2007245280A (ja) マルチ式ワイヤソー及びワイヤソーによる加工方法
JP2014176909A (ja) 高効率精密加工用研磨砥粒、それを用いた工具及びそれらの製法
JP4447299B2 (ja) 板状物の切削装置
TW202335985A (zh) 對稱式不等周節刀輪加工設備及方法
JP7368204B2 (ja) ドレス方法、及び、ドレスユニット
JP2003334751A (ja) 切削方法
CH664919A5 (de) Anwendung des plan-seiten-querschleifverfahrens.
JP2013058653A (ja) 板状物の分割方法
CN211589317U (zh) 一种用于机械加工的旋转夹持装置
JP2002052447A (ja) 半導体ウェーハのノッチ研削装置及びノッチ溝の面取り方法
JP6478794B2 (ja) 角度付き切削ブレードの製造方法
JP2001162426A (ja) 曲面切削装置及び曲面切削方法
KR20130036426A (ko) 피삭물 회전중심 자동 가변 선반장치