JPH0218975A - 超伝導回路 - Google Patents
超伝導回路Info
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- JPH0218975A JPH0218975A JP63167650A JP16765088A JPH0218975A JP H0218975 A JPH0218975 A JP H0218975A JP 63167650 A JP63167650 A JP 63167650A JP 16765088 A JP16765088 A JP 16765088A JP H0218975 A JPH0218975 A JP H0218975A
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- gates
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- ground plane
- josephson junction
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Landscapes
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- Logic Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔概 要〕
超伝導回路、特に、デュアルレール方式で多数のジョセ
フソン接合素子を組み合わせることによって所定の論理
を実現するようにした超伝導回路の構成に関し、 チップ上におけるグランドレベルの変動を抑制し、回路
の誤動作を防止することを目的とし、共通の超伝導接地
面を間に挟んでその上下に形成された複数のジョセフソ
ン接合素子がデュアルレール方式で組み合わされて構成
された複数のゲートを有し、該複数のゲートは、真信号
と補信号を発生する一対のゲートが前記超伝導接地面を
間に挟んで対称の位置に配置され、かつ、該一対のゲー
トを駆動する各電流が該超伝導接地面の表裏の対応する
部分に流れ込むように、配置されるように構成する。
フソン接合素子を組み合わせることによって所定の論理
を実現するようにした超伝導回路の構成に関し、 チップ上におけるグランドレベルの変動を抑制し、回路
の誤動作を防止することを目的とし、共通の超伝導接地
面を間に挟んでその上下に形成された複数のジョセフソ
ン接合素子がデュアルレール方式で組み合わされて構成
された複数のゲートを有し、該複数のゲートは、真信号
と補信号を発生する一対のゲートが前記超伝導接地面を
間に挟んで対称の位置に配置され、かつ、該一対のゲー
トを駆動する各電流が該超伝導接地面の表裏の対応する
部分に流れ込むように、配置されるように構成する。
本発明は、ジョセフソン接合素子を用いた超伝導回路に
関し、特に、デュアルレール方式で多数のジョセフソン
接合素子を組み合わせることによって所定の論理を実現
するようにした超伝導回路の構成に関する。
関し、特に、デュアルレール方式で多数のジョセフソン
接合素子を組み合わせることによって所定の論理を実現
するようにした超伝導回路の構成に関する。
近年、ジョセフソン素子としてニオブ・酸化アルミニウ
ム・ニオブ(Nb/Al0K/Nb)接合を用いた集積
回路の高速動作が数多(報告されている。これらの回路
においては、Nb/AIO,/Nb接合の他、二酸化珪
素(S102)の層間絶縁膜、モリブデン(MO)の抵
抗等が用いられているが、更に、バイアススパッタ法に
よるSi口。膜を層間絶縁膜に用いた平坦化技術も進歩
し、2層構造の接合の作製も可能となってきた。
ム・ニオブ(Nb/Al0K/Nb)接合を用いた集積
回路の高速動作が数多(報告されている。これらの回路
においては、Nb/AIO,/Nb接合の他、二酸化珪
素(S102)の層間絶縁膜、モリブデン(MO)の抵
抗等が用いられているが、更に、バイアススパッタ法に
よるSi口。膜を層間絶縁膜に用いた平坦化技術も進歩
し、2層構造の接合の作製も可能となってきた。
ジョセフソン接合素子を用いて論理回路を構成する場合
、従来からデュアルレール(dual railン方式
が採用されている。これは、真(True)信号を発生
するゲートと補(Complementary)信号を
発生するゲート(以下、前者のゲートをTゲート、後者
のゲートをCゲートと称する)を1組として論理回路を
構成するものである。この方式によれば、ゲートの数は
余分に必要とするが、ジョセフソン接合素子で発生し難
い反転信号を、3相電源駆動力式とタイミングパルスに
よって動作する簡易な構成のタイムド・インバータ(t
imed 1nverter)により発生可能としてい
るので、高速論理回路を構成できる利点がある。
、従来からデュアルレール(dual railン方式
が採用されている。これは、真(True)信号を発生
するゲートと補(Complementary)信号を
発生するゲート(以下、前者のゲートをTゲート、後者
のゲートをCゲートと称する)を1組として論理回路を
構成するものである。この方式によれば、ゲートの数は
余分に必要とするが、ジョセフソン接合素子で発生し難
い反転信号を、3相電源駆動力式とタイミングパルスに
よって動作する簡易な構成のタイムド・インバータ(t
imed 1nverter)により発生可能としてい
るので、高速論理回路を構成できる利点がある。
TゲートおよびCゲートはそれぞれ、上述したようにジ
ョセフソン接合素子を組み合わせることにより構成され
る。以下、ジョセフソン接合素子について第4図を参照
しながら説明する。
ョセフソン接合素子を組み合わせることにより構成され
る。以下、ジョセフソン接合素子について第4図を参照
しながら説明する。
同図(a) は磁界結合形ジョセフソン接合素子の構造
を斜視的に表したもので、41はシリコン(Sl)基板
、42はNbの接地面(グランドプレーン)、43はN
bのべ・−スミ極、44はAID、のトンネル絶縁膜、
45はNbの対向電極、4GはNbの入力信号線、Is
はバイアス電流、Icは接合部(43,44,45)
に磁界を与えるための入力端子、をそれぞれ示す。なお
、グランドプレーンとベース電極の間等、超伝導膜間の
絶縁層は省略して描かれている。
を斜視的に表したもので、41はシリコン(Sl)基板
、42はNbの接地面(グランドプレーン)、43はN
bのべ・−スミ極、44はAID、のトンネル絶縁膜、
45はNbの対向電極、4GはNbの入力信号線、Is
はバイアス電流、Icは接合部(43,44,45)
に磁界を与えるための入力端子、をそれぞれ示す。なお
、グランドプレーンとベース電極の間等、超伝導膜間の
絶縁層は省略して描かれている。
第4図(b)および(C) はジョセフソン接合素子を
等価的に表したもので、図中、X印で示されている部分
が接合部(43,44,45)に対応する。また、47
は負荷抵抗であって、同図(a) には図示されてい
ないが、次段に接続されるべきジョセフソン接合素子の
接合部に磁界を与えるための入力端子を流すために用い
られる。
等価的に表したもので、図中、X印で示されている部分
が接合部(43,44,45)に対応する。また、47
は負荷抵抗であって、同図(a) には図示されてい
ないが、次段に接続されるべきジョセフソン接合素子の
接合部に磁界を与えるための入力端子を流すために用い
られる。
同図(b) に示されるように人力信号線46に所定
の入力端子l。を流すと、接合部に磁界が与えられて該
接合の臨界電流が変化し、ジョセフソン接合素子は「電
圧状態」にスイッチする。この結果、バイアス電流I8
のうちごくわずかの電流11が該接合に流れ、大部分の
電流l2()11)は負荷抵抗47の方に分流する。一
方、同図(C) に示されるように入力端子I。がOの
時は、接合部における臨界電流が変化しないので、ジョ
セフソン接合素子は「ゼロ電圧状態」となる。この状態
では、バイアス電流1B は実質的に該接合のみに流れ
(1゜IB)、負荷抵抗47には電流は流れない。
の入力端子l。を流すと、接合部に磁界が与えられて該
接合の臨界電流が変化し、ジョセフソン接合素子は「電
圧状態」にスイッチする。この結果、バイアス電流I8
のうちごくわずかの電流11が該接合に流れ、大部分の
電流l2()11)は負荷抵抗47の方に分流する。一
方、同図(C) に示されるように入力端子I。がOの
時は、接合部における臨界電流が変化しないので、ジョ
セフソン接合素子は「ゼロ電圧状態」となる。この状態
では、バイアス電流1B は実質的に該接合のみに流れ
(1゜IB)、負荷抵抗47には電流は流れない。
第5図にはTゲートとCゲートの組み合わせの一例が等
価的に示される。図中、51および52はそれぞれゲー
トを表しており、該ゲートは、第4図に示されるような
ジョセフソン接合素子をグランドプレーン上で複数個組
み合わせることによって構成され、具体的な、構成例と
して、第6図(a)に示されるようなM V T L
(!、1odified Variable Thre
shold Logic)ORゲート (その等価回路
は第6図(b)に図示)や第6図(C) に示されるよ
うな20R−ANDゲートを意味する。また、第5図に
おいて50はグランドプレーン、53および54はそれ
ぞれ対応のゲートに対する負荷抵抗を示す。
価的に示される。図中、51および52はそれぞれゲー
トを表しており、該ゲートは、第4図に示されるような
ジョセフソン接合素子をグランドプレーン上で複数個組
み合わせることによって構成され、具体的な、構成例と
して、第6図(a)に示されるようなM V T L
(!、1odified Variable Thre
shold Logic)ORゲート (その等価回路
は第6図(b)に図示)や第6図(C) に示されるよ
うな20R−ANDゲートを意味する。また、第5図に
おいて50はグランドプレーン、53および54はそれ
ぞれ対応のゲートに対する負荷抵抗を示す。
第5図(a)はTゲートがスイッチし、Cゲートがスイ
ッチしていない時の状態、第5図(b) はCゲートが
スイッチし、Tゲートがスイッチしていない時の状態を
表している。なお、「ゲートがスイッチしている」とは
、該ゲートを構成するジョセフソン接合素子が電圧状態
にあること(ゲートのオン状態)を意味し、逆に、「ゲ
ートがスイッチしていない」とは、該ゲートを構成する
ジョセフソン接合素子がゼロ電圧状態にあること(ゲー
トのオフ状態)を意味する。
ッチしていない時の状態、第5図(b) はCゲートが
スイッチし、Tゲートがスイッチしていない時の状態を
表している。なお、「ゲートがスイッチしている」とは
、該ゲートを構成するジョセフソン接合素子が電圧状態
にあること(ゲートのオン状態)を意味し、逆に、「ゲ
ートがスイッチしていない」とは、該ゲートを構成する
ジョセフソン接合素子がゼロ電圧状態にあること(ゲー
トのオフ状態)を意味する。
ゲートが電圧状態ヘスイッチすると、バイアス電流(図
示の例では1mA)は、ジョセフソン接合素子の部分5
1(52)と負荷抵抗53(54)の抵抗比の関係から
、その大部分の電流(図示の例では0.−9mA)は負
荷抵抗の方へ流れ込む。逆に、ゲートがゼロ電圧状態の
時は、バイアス電流はすべてジョセフソン接合素子の部
分5H52)に流れ込む。従って、グランドブレーン5
0の各部分に流れ込む電流は、(a)の場合には(Ql
、 Q2. Q3.口、) =(0,1mA、 0.
9mA。
示の例では1mA)は、ジョセフソン接合素子の部分5
1(52)と負荷抵抗53(54)の抵抗比の関係から
、その大部分の電流(図示の例では0.−9mA)は負
荷抵抗の方へ流れ込む。逆に、ゲートがゼロ電圧状態の
時は、バイアス電流はすべてジョセフソン接合素子の部
分5H52)に流れ込む。従って、グランドブレーン5
0の各部分に流れ込む電流は、(a)の場合には(Ql
、 Q2. Q3.口、) =(0,1mA、 0.
9mA。
1.0+t+A、 OmA) となり、(b)の場合
には(Ql、 Q2+ 03゜Q4) = (1,0
mA、 OmA、0.1mA、0.hA) となる。
には(Ql、 Q2+ 03゜Q4) = (1,0
mA、 OmA、0.1mA、0.hA) となる。
つまり、(a) と(b) とでは、グランドプレ
ーン50に流れ込む電流の分布が異なる。
ーン50に流れ込む電流の分布が異なる。
このように、TゲートおよびCゲートのスイッチ状態に
よってグランドプレーンに流れ込む素子電流の分布が変
化すると、グランドプレーンの電位の局部的な変動が避
けられない。これは、グランドブレーン上に形成された
超伝導回路に時として誤動作をひきおこす要因となり得
るので、好ましいとは言えない。
よってグランドプレーンに流れ込む素子電流の分布が変
化すると、グランドプレーンの電位の局部的な変動が避
けられない。これは、グランドブレーン上に形成された
超伝導回路に時として誤動作をひきおこす要因となり得
るので、好ましいとは言えない。
本発明は、かかる従来技術における課題に鑑み創作され
たもので、チップ上におけるグランドレベルの変動を抑
制し、回路の誤動作を防止することができる超伝導回路
を提供することを目的としている。
たもので、チップ上におけるグランドレベルの変動を抑
制し、回路の誤動作を防止することができる超伝導回路
を提供することを目的としている。
上述した従来技術における課題を解決するために、本発
明によれば、第1図の原理図に示されるように、共通の
超伝導接地面GPを間に挟んでその上下に形成された複
数のジョセフソン接合素子がデュアルレール方式で組み
合わされで構成された複数のゲー) T、、T2.
・・・: CI+C2,・・・を有し、該複数のゲート
は、真信号と補信号を発生する一対のゲー) Tt 、
Ctが前記超伝導接地面を間に挟んで対称の位置に配置
され、かつ、該一対のゲートを駆動する各電流IBl+
IB□;In2.I11+が該超伝導接地面の表裏の
対応する部分F’t に流れ込むように、配置されてい
ることを特徴とする超伝導回路が提供される。
明によれば、第1図の原理図に示されるように、共通の
超伝導接地面GPを間に挟んでその上下に形成された複
数のジョセフソン接合素子がデュアルレール方式で組み
合わされで構成された複数のゲー) T、、T2.
・・・: CI+C2,・・・を有し、該複数のゲート
は、真信号と補信号を発生する一対のゲー) Tt 、
Ctが前記超伝導接地面を間に挟んで対称の位置に配置
され、かつ、該一対のゲートを駆動する各電流IBl+
IB□;In2.I11+が該超伝導接地面の表裏の
対応する部分F’t に流れ込むように、配置されてい
ることを特徴とする超伝導回路が提供される。
ゲートがオン状態にある時(ジョセフソン接合素子が電
圧状態にある時)に該ゲートを通して超伝導接地面GP
に流れ込む電流を181とすると、ゲートがオフ状態に
ある時(ジョセフソン接合素子がゼロ電圧状態にある時
)に該ゲートを通して超伝導接地面GPに流れ込む電流
はLa2(> 181) と表される。
圧状態にある時)に該ゲートを通して超伝導接地面GP
に流れ込む電流を181とすると、ゲートがオフ状態に
ある時(ジョセフソン接合素子がゼロ電圧状態にある時
)に該ゲートを通して超伝導接地面GPに流れ込む電流
はLa2(> 181) と表される。
上述した構成によれば、真信号と補信号を発生する一対
のゲートTI、Csは超伝導接地面GPを間に挟んで対
称の位置に配置されているので、該−対のゲートが(T
i 、Ct ) = (オン、オフ)の状態にある時(
第1図(b)参照)、あるいは(Ti +C1)−(オ
フ、オン)の状態にある時(第1図(C)参照)のいず
れの場合でも、該ゲートが配置された超伝導接地面の対
応する部分P1 に流れ込む電流の総和は(1211+
I+z)で、一定の値となる。
のゲートTI、Csは超伝導接地面GPを間に挟んで対
称の位置に配置されているので、該−対のゲートが(T
i 、Ct ) = (オン、オフ)の状態にある時(
第1図(b)参照)、あるいは(Ti +C1)−(オ
フ、オン)の状態にある時(第1図(C)参照)のいず
れの場合でも、該ゲートが配置された超伝導接地面の対
応する部分P1 に流れ込む電流の総和は(1211+
I+z)で、一定の値となる。
このように、ゲートのスイッチ状態の如何に関わらず、
超伝導接地面に流れ込む電沫が一定となるので、該接地
面上の電位レベルの変動を抑制することかできる。これ
は、超伝導接地面上に形成された回路の誤動作を防止す
ることに寄与するものである。
超伝導接地面に流れ込む電沫が一定となるので、該接地
面上の電位レベルの変動を抑制することかできる。これ
は、超伝導接地面上に形成された回路の誤動作を防止す
ることに寄与するものである。
第2図には本発明の一実施例の回路に用いられるジョセ
フソン接合素子の構成が示される。同図(a) は磁界
結合形ジョセフソン接合素子の構造を断面的に示した図
で、(b)はそのジョセフソン接合素子を等価的に表し
た図である。
フソン接合素子の構成が示される。同図(a) は磁界
結合形ジョセフソン接合素子の構造を断面的に示した図
で、(b)はそのジョセフソン接合素子を等価的に表し
た図である。
本実施例に用いられるジョセフソン接合素子は、バイア
ススパッタ法による5lO7膜を層間絶縁膜に用い、共
通のグランドプレーンを間に挟んで表裏の対応する位置
、すなわち対称の位置に形成された2層構造のNb/八
lへX/Nb接合の形態を有している。
ススパッタ法による5lO7膜を層間絶縁膜に用い、共
通のグランドプレーンを間に挟んで表裏の対応する位置
、すなわち対称の位置に形成された2層構造のNb/八
lへX/Nb接合の形態を有している。
第2図(a)において、11はSi基板、12はNbノ
入力信号線、13は5lO7絶縁膜、1.4は第1の接
合J1の一方の電極を構成するNbの対向電極、15は
第1の接合J1のトンネルバリアを構成する厚さ50〜
100人(5〜10nm)の八10Xの酸化膜、16は
第1の接合J1の他方の電極を構成するNbのベース電
極、17はS10□絶縁膜、18はベース電極16に接
続されるNbの導電膜、19は5in2絶縁膜、20は
導電膜18の一部とコンタクトされるように形成された
Nbのグランドプレーン、21は5102絶、縁膜、2
2はグランドブレーン20と導電膜18のコンタクト部
分に対応する位置においてコンタクトされるように形成
された、第2の接合J2の一方の電極を構成するNbの
ベース電極、23は第2の接合J2のトンネルバリアを
構成する厚さ50〜100人(5〜10nm)のAID
、の酸化膜、24は第2の接合j2の他方の電極を構成
するNbの対向電極、25はS10□絶縁膜、26は対
向電極24に接続されるNbの導電膜、27は5in2
絶縁膜、28はNbの人力信号線、をそれぞれ示す。
入力信号線、13は5lO7絶縁膜、1.4は第1の接
合J1の一方の電極を構成するNbの対向電極、15は
第1の接合J1のトンネルバリアを構成する厚さ50〜
100人(5〜10nm)の八10Xの酸化膜、16は
第1の接合J1の他方の電極を構成するNbのベース電
極、17はS10□絶縁膜、18はベース電極16に接
続されるNbの導電膜、19は5in2絶縁膜、20は
導電膜18の一部とコンタクトされるように形成された
Nbのグランドプレーン、21は5102絶、縁膜、2
2はグランドブレーン20と導電膜18のコンタクト部
分に対応する位置においてコンタクトされるように形成
された、第2の接合J2の一方の電極を構成するNbの
ベース電極、23は第2の接合J2のトンネルバリアを
構成する厚さ50〜100人(5〜10nm)のAID
、の酸化膜、24は第2の接合j2の他方の電極を構成
するNbの対向電極、25はS10□絶縁膜、26は対
向電極24に接続されるNbの導電膜、27は5in2
絶縁膜、28はNbの人力信号線、をそれぞれ示す。
また、IB+およびI8□はそれぞれ第1の接合J、、
第2の接合J2に供給されるバイアス電流(第2図(a
)には図示せず)、Ic+およびI。2はそれぞれ第1
の接合J1、第2の接合J2に磁界を与えるための入力
端子、をそれぞれ示す。なお、第2図(b)において、
29および30はそれぞれ第1の接合J1、第2の接合
J2に対応する負荷抵抗を表す。この負荷抵抗には、ジ
ョセフソン接合素子が電圧状態の時に所定の電流が流れ
るようになっており、該電流は、次段に接続されるべき
ゲート (ジョセフソン接合素子)の接合部に磁界を与
えるための入力電流として用いられる。
第2の接合J2に供給されるバイアス電流(第2図(a
)には図示せず)、Ic+およびI。2はそれぞれ第1
の接合J1、第2の接合J2に磁界を与えるための入力
端子、をそれぞれ示す。なお、第2図(b)において、
29および30はそれぞれ第1の接合J1、第2の接合
J2に対応する負荷抵抗を表す。この負荷抵抗には、ジ
ョセフソン接合素子が電圧状態の時に所定の電流が流れ
るようになっており、該電流は、次段に接続されるべき
ゲート (ジョセフソン接合素子)の接合部に磁界を与
えるための入力電流として用いられる。
次に、第2図におけるジョセフソン接合素子を用いて構
成されたゲートの作用について、第3図を参照しながら
説明する。
成されたゲートの作用について、第3図を参照しながら
説明する。
第3図はTゲートとCゲートの組み合わせの一例を等測
的に示すもので、図中、31および32はそれぞれゲー
トを表しており、該ゲートは、第2図に示されるジョセ
フソン接合素子を複数個組み合わせることによって構成
されている。また、33および34はそれぞれ対応のゲ
ートに対する負荷抵抗を示す。同図において、(a)
はTゲートがオン状態(ジョセフソン接合素子が電圧状
態)で、Cゲートがオフ状態(ジョセフソン接合素子が
ゼロ電圧状態)にある時の電流分布、(b) はその逆
の状態にある時の電流分布を表している。
的に示すもので、図中、31および32はそれぞれゲー
トを表しており、該ゲートは、第2図に示されるジョセ
フソン接合素子を複数個組み合わせることによって構成
されている。また、33および34はそれぞれ対応のゲ
ートに対する負荷抵抗を示す。同図において、(a)
はTゲートがオン状態(ジョセフソン接合素子が電圧状
態)で、Cゲートがオフ状態(ジョセフソン接合素子が
ゼロ電圧状態)にある時の電流分布、(b) はその逆
の状態にある時の電流分布を表している。
同図に示されるように、仮にバイアス電流を1mAとす
ると、(a)の場合にはグランドプレーン20のA点に
流れ込む電流は0.1mA+1.0mA =l、1mA
、3点に流れ込む電流は0.9mA 十〇mA=0.9
mAとなる。一方、(b)の場合にも同様に、A点に流
れ込む電流は1、OmA +0.1mA =1.1 m
ASB点に流れ込む電流はOmA+0.9mA =0.
9+mAとなる。つまり、(a) と(b) とで
は、グランドプレーン20に流れ込む電流の分布が同じ
になる。
ると、(a)の場合にはグランドプレーン20のA点に
流れ込む電流は0.1mA+1.0mA =l、1mA
、3点に流れ込む電流は0.9mA 十〇mA=0.9
mAとなる。一方、(b)の場合にも同様に、A点に流
れ込む電流は1、OmA +0.1mA =1.1 m
ASB点に流れ込む電流はOmA+0.9mA =0.
9+mAとなる。つまり、(a) と(b) とで
は、グランドプレーン20に流れ込む電流の分布が同じ
になる。
このように本実施例では、第2図に示されるような構造
を有するジョセフソン接合素子を適宜組み合わせて真信
号を発生するTゲートと補信号を発生するCゲートを構
成し、かつ、一対のTゲートおよびCゲートを、グラン
ドプレーン20を挟んで対称の位置に配置しているので
、該TゲートおよびCゲートのスイッチ状態の如何に関
わらず、グランドプレーンに流れ込む電流の分布を一定
に保つことができる。従って、従来形に見られたような
グランドブレーン内での電流バスの変動に起因するグラ
ンドレベルの変動を抑制することが可能となる。
を有するジョセフソン接合素子を適宜組み合わせて真信
号を発生するTゲートと補信号を発生するCゲートを構
成し、かつ、一対のTゲートおよびCゲートを、グラン
ドプレーン20を挟んで対称の位置に配置しているので
、該TゲートおよびCゲートのスイッチ状態の如何に関
わらず、グランドプレーンに流れ込む電流の分布を一定
に保つことができる。従って、従来形に見られたような
グランドブレーン内での電流バスの変動に起因するグラ
ンドレベルの変動を抑制することが可能となる。
以上説明したように本発明によれば、デュアルレール方
式におけるTゲートおよびCゲートのスイッチ状態の如
何に関わらず、グランドプレーンに流れ込む電流の分布
が一定となるので、グランドブレーン内での電流パスの
変動に起因するグランドレベルの変動を抑え、それによ
って回路の誤動作を防ぐことができる。
式におけるTゲートおよびCゲートのスイッチ状態の如
何に関わらず、グランドプレーンに流れ込む電流の分布
が一定となるので、グランドブレーン内での電流パスの
変動に起因するグランドレベルの変動を抑え、それによ
って回路の誤動作を防ぐことができる。
第1図(a)〜(C)は本発明による超伝導回路の原理
図、 第2図(a)および(b)は本発明の一実施例の回路に
用いられるジョセフソン接合素子の構成を示す図であっ
て、(a) は断面図、(b) は等価回路図、第3図
(a)および(b)は第2図におけるジョセフソン接合
素子を用いて構成されたゲートの作用を説明するための
図、 第4図(a)〜(C)はジョセフソン接合素子の作用を
説明するための図、 第5図(a)および(b) は従来形における問題点を
説明するための図、 第6図(a)〜(C)はジョセフソン接合素子を用いた
ゲートの構成例を示す図、 である。 (符号の説明) TI、T2.・・・・・・+Tj・・・真信号を発生す
るゲート、C2,C2,・・・・・・、CI・・・補信
号を発生するゲート、GP・・・超伝導接地面(グラン
ドプレーン)、IBl+IB□・・・ゲートを駆動する
電流、P、・・・超伝導接地面の表裏の対応する部分。 (a) ダート(Ti、C1)=(オン、オフ)の寺(b) ダート(Ti Ci)=(オフ、オン)の時 代) 本発明による超伝導回路の原理図 第1図 lmA Tゲート Cダート lmA (a) lmA Cゲート 第2図におけるノヨセフノン接合素子を用いて構成され
たデートの作用を説明するだめの図従来形における問題
点を説明するだめの図図 (b) (c) ノヨセフソン接合素子の作用を説明するための図第 41・・・Si基板 42 ・ グランドプレーン 43.45・・ 電極 44・・・ トンネル酸化膜 46 ・・入力信号線
図、 第2図(a)および(b)は本発明の一実施例の回路に
用いられるジョセフソン接合素子の構成を示す図であっ
て、(a) は断面図、(b) は等価回路図、第3図
(a)および(b)は第2図におけるジョセフソン接合
素子を用いて構成されたゲートの作用を説明するための
図、 第4図(a)〜(C)はジョセフソン接合素子の作用を
説明するための図、 第5図(a)および(b) は従来形における問題点を
説明するための図、 第6図(a)〜(C)はジョセフソン接合素子を用いた
ゲートの構成例を示す図、 である。 (符号の説明) TI、T2.・・・・・・+Tj・・・真信号を発生す
るゲート、C2,C2,・・・・・・、CI・・・補信
号を発生するゲート、GP・・・超伝導接地面(グラン
ドプレーン)、IBl+IB□・・・ゲートを駆動する
電流、P、・・・超伝導接地面の表裏の対応する部分。 (a) ダート(Ti、C1)=(オン、オフ)の寺(b) ダート(Ti Ci)=(オフ、オン)の時 代) 本発明による超伝導回路の原理図 第1図 lmA Tゲート Cダート lmA (a) lmA Cゲート 第2図におけるノヨセフノン接合素子を用いて構成され
たデートの作用を説明するだめの図従来形における問題
点を説明するだめの図図 (b) (c) ノヨセフソン接合素子の作用を説明するための図第 41・・・Si基板 42 ・ グランドプレーン 43.45・・ 電極 44・・・ トンネル酸化膜 46 ・・入力信号線
Claims (1)
- 共通の超伝導接地面(GP)を間に挟んでその上下に形
成された複数のジョセフソン接合素子がデュアルレール
方式で組み合わされて構成された複数のゲート(T_1
、T_2、…;C_1、C_2、…)を有し、該複数の
ゲートは、真信号と補信号を発生する一対のゲート(T
_1、C_1)が前記超伝導接地面を間に挟んで対称の
位置に配置され、かつ、該一対のゲートを駆動する各電
流(I_B_1、I_B_2;I_B_2、I_B_1
)が該超伝導接地面の表裏の対応する部分(P_1)に
流れ込むように、配置されていることを特徴とする超伝
導回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63167650A JPH0218975A (ja) | 1988-07-07 | 1988-07-07 | 超伝導回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63167650A JPH0218975A (ja) | 1988-07-07 | 1988-07-07 | 超伝導回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0218975A true JPH0218975A (ja) | 1990-01-23 |
Family
ID=15853696
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63167650A Pending JPH0218975A (ja) | 1988-07-07 | 1988-07-07 | 超伝導回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0218975A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005039244A (ja) * | 2003-06-27 | 2005-02-10 | Hitachi Ltd | 電子デバイスとその多層配線の形成方法 |
-
1988
- 1988-07-07 JP JP63167650A patent/JPH0218975A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005039244A (ja) * | 2003-06-27 | 2005-02-10 | Hitachi Ltd | 電子デバイスとその多層配線の形成方法 |
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