JPH0218892Y2 - - Google Patents

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JPH0218892Y2
JPH0218892Y2 JP1983121430U JP12143083U JPH0218892Y2 JP H0218892 Y2 JPH0218892 Y2 JP H0218892Y2 JP 1983121430 U JP1983121430 U JP 1983121430U JP 12143083 U JP12143083 U JP 12143083U JP H0218892 Y2 JPH0218892 Y2 JP H0218892Y2
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JP
Japan
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key
spring piece
case
switch
spring
Prior art date
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JP1983121430U
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JPS6029327U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はキースイツチ、特にその操作感触を
向上させたキースイツチに関するものである。
各種の表示が付された操作部がキーの端部に取
り付けられ、この操作部の操作でキーを押し込む
ことにより、スイツチ動作が行なわれ、このスイ
ツチ動作によつて押し込まれたキーの表示に対応
する信号が送出されるキースイツチは各種の電気
装置の操作盤部分に広く使用されている。
この種のキースイツチにおいては、装置のオペ
レータがキーを押し込み操作することにより明確
且つ円滑な操作感触が所謂タクト感或はクリツタ
感として感じ取られることが必要である。この操
作感触が操作指に対する触感で得られないと、オ
ペレータは正確な操作を行なつたかどうか心理的
に不安となり、その度ごとに表示装置で自らの操
作を確認したりすることになり、疲労の原因とな
つて装置の操作能率が低下する。
この要請に応じて従来から操作感触が得られる
各種のキースイツチが提案されている。しかし、
従来提案されているものは、充分な操作感触が得
られてもその構造が複雑となつたり、或はキース
イツチに要求される極めて多数回の繰返し操作に
耐えることができず故障を生じ易い構造のもので
あつた。
この考案は従来提案されているこの種のキース
イツチでの難点を解決し、構造が簡単でありなが
ら、明確且つ円滑な操作感触が得られ、且つ確実
なスイツチ動作が行なわれると共に、多数回の繰
返し操作にも耐え、その動作寿命をも延長するこ
とが可能なキースイツチを提供するものである。
この考案ではキースイツチのケースがキーの操
作方向において第1及び第2の半体に分割され、
これら第1及び第2の半体内にそれぞれ一体に一
対の挾持片が互に対向して突出形成されている。
これらの一対の挾持片の遊端部はケース内で互に
係合され、この係合部分に互に対向して三角状切
込みが形成されている。この三角状切込みにはば
ね片の両端がそれぞれ挿入係止され、係止された
状態でばね片はキーの突出方向に凸に彎曲して取
り付けられている。
キーを操作してケース内に押し込むと、キーに
設けられた押圧部がばね片と係合してばね片がキ
ーの突出方向に凹になる方向移動し、この移動に
伴つてケース内で互に対向して配設されている弾
性を有する挾持片の間隔が広がつて行く。キーの
押し込みの端部位置ではばね片が反転し、このば
ね片の反転が押圧部を通じてオペレータの操作指
に伝達されて明確且つ円滑な操作感触が得られ
る。
以下、この考案のキースイツチをその実施例に
基づき図面を使用して詳細に説明する。
第1図及び第2図はこの考案のキースイツチの
実施例の構成を示す断面図で、キースイツチのケ
ース11はキー12の操作方向で第1及び第2の
の半体13,14に分割されている。実施例では
ほゞ筒状長方体の例えば合成樹脂材のケース11
がキー12の操作方向のほゞ中央位置でキー12
の操作方向に直角に二分割された例である。
図示していないが第1及び第2の半体13,1
4を例えば接着の手段で互に固定する固定手段が
設けられている。第1の半体13の上板面のほゞ
中央に取付孔15が設けられ、この取付孔15の
内径よりも僅かに小さな外径のステム部16を有
するキー12がこのステム部16を取付孔15に
挿通してケース11に対して取り付けられる。キ
ー12はステム部16に連続して取付孔15の内
径よりも外周径の大きな台部17がケース11内
に位置するようにして形成されている。
この台部17には挿入孔18が形成され、この
挿入孔18内にコイルばね19が配設され、この
コイルばね19の挿入孔18よりの突出端は第2
の半体14の底板に固定される。又台部17の側
面がキー12の操作方向に直角に一体に突出成形
されて棒状に押圧部20が形成されている。
キー12に操作力を印加しない状態ではステム
部16と台部17との境界位置の段部21が第1
の半体13の上板面と対接し、コイルばね19の
偏倚力によつてキー12はケース11から突出し
た状態で配設される。
さらに、第1及び第2の半体13,14に一体
にケース11の一側板22側に柱状の一対の挾持
片23及び24が側板22に平行に形成されてい
る。一対の挾持片23及び24はそれぞれの端部
位置で互に係合可能なように形成され、この係合
部分に三角状切込み31が互に対向して形成され
ている。これら一対の挾持片23及び24はキー
12の押し込み方向に直角な方向に弾性的に偏倚
可能に形成される。
例えば鋼材よりなり、0.1mm厚程度のばね片3
5がこの三角状切込み31間にその両端をそれぞ
れ挿入係止するようにして取り付けられる。この
挿入係止に際してばね片35の両端を折り返して
端部に彎曲部を形成しておくと、係止時にばね片
35が三角状切込み31に食い込んで一対の挾持
片23及び24を傷付けることがない。ばね片3
5は予め一方に彎曲した形状に形成され、操作力
が印加されない係止状態においては、ばね片35
はキー12の突出方向に凸に彎曲して配設され
る。ばね片35はその両端が三角状切込み31内
に保持されていて飛び出し抜け落ちることはな
い。
一方、ケース11内において、側板22と対向
する板面37側において、第2の半体14の底板
にスイツチユニツト38が取り付けられている。
このスイツチユニツト38にはばね体40が上部
から被われるようにして取り付けられ、このばね
体40の半体14の底板側の端部はスイツチユニ
ツト38の側面に突出配設されたスイツチ突体4
1に近接してこれを被うように配設される。
キースイツチの操作時に図示していない操作部
を押してキー12に対して押し込み力を印加する
と、押圧部20がばね片35方向に移動し、ばね
片35とほゞその中央位置で接触し、更にキー1
2を押し込むとばね片35は第2の半体14の底
板側に押し込まれるようにして移動する。この移
動により、ばね片35のキー12の突出方向への
彎曲の度合が減少して行き、これに伴つてばね片
35は両端部で一対の挾持片23及び24を互に
その間隔を広めるように両外側に押しつける。
挾持片23及び24は弾性変形して相互の間隔
を広め、キー12の突出方向への彎曲が消失した
状態からばね片35は反転して第2の半体14の
底板側に凸に彎曲し、押し込みの終端において第
3図に示す状態となる。ばね片35はこの反転時
においても両端が三角状切込み31で保持されて
いて抜け落ちることはない。
このばね片35の反転によつて明確な操作感触
がキー12を介してキー12に取り付けられてい
る図示していない操作部に置かれている操作指に
感じ取られる。キー12が押し込まれると台部1
7がばね体40を偏倚移動させ、ばね体40がス
イツチ突体41と接触してこれを押し込むので、
スイツチユニツト38でスイツチ動作が行なわれ
る。
キー12に対する押し込み操作力を解除する
と、コイルばね19の偏倚力によりキー12はケ
ース11から突出した状態に復帰し、ばね片35
は自らのばね力により反転してキー12の突出方
向に凸に彎曲した状態に復帰する。
この考案のキースイツチはケース11を二分割
し、それぞれにケース11をそのまま利用して一
体に形成した弾性挾持片23,24をそれらの端
部で係合させ、この係合部に形成した三角状切込
みにばね片35をその両端で係止させ、このばね
片35をキー12の押し込みで反転させる構造と
なつている。この構造は構成上部品点数が少なく
簡単堅固な構造であり、その組立て作業も容易に
行なわれる。特にこの考案のキースイツチではキ
ー12の押し込み操作によつて直接反転するばね
片35によりオペレータに対して明確な操作感触
が得られると共に円滑確実なスイツチ動作が実現
可能でさらに構造上多くの繰返し操作にも耐え得
る。しかも、キー12を押し込んでばね片35に
力を加えたとき挾持片23及び24が弾性変形に
よつて外側に動くので、操作感触が良くなるとと
もに、キー12の操作時に挾持片23及び24か
らばね片35に加わる力が低減してばね片35の
寿命が向上する。
以上詳細に説明したように、この考案によると
キーの操作が円滑に行なわれると共にオペレータ
に対して明確な操作感触が得られ、且つ堅固で部
品点数の少ない簡単な構造で多数回の繰返し操作
にも耐えることができるキースイツチを提供する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はこの考案のキースイツチの
実施例の非操作時における構成を示す断面図、第
3図はこの考案のキースイツチの実施例の操作時
における構成を示す断面図である。 11:ケース、12:キー、13:第1の半
体、14:第2の半体、15:取付孔、16:ス
テム部、17:台部、18:挿入孔、19:コイ
ルばね、20:押圧部、21:段部、23,2
4:挾持片、31:三角状切込み、35:ばね
片、38:スイツチユニツト、40:ばね体、4
1:スイツチ突体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. キースイツチのケースがキーの操作方向におい
    て第1及び第2の半体に分割され、これら第1及
    び第2の半体内にそれぞれ一体に一対の挾持片が
    対向して突出形成され、これら一対の挾持片の遊
    端部は互に係合され、この係合部に三角状切込み
    が互に対向して形成され、この三角状切込みにば
    ね片の両端がそれぞれ挿入係止され、この係止状
    態で前記ばね片は前記キーの突出方向に凸に彎曲
    して取り付けられ、前記キーを前記ケース内に押
    し込むと、前記キーが前記ばね片と係合してばね
    片を反転させる押圧部が前記キーに設けられ、前
    記ばね片の反転時に前記ケース内で互に対向して
    配設されている挾持片の間隔が拡がるように前記
    挾持片に弾性が与えられてなるキースイツチ。
JP12143083U 1983-08-03 1983-08-03 キ−スイツチ Granted JPS6029327U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12143083U JPS6029327U (ja) 1983-08-03 1983-08-03 キ−スイツチ

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JP12143083U JPS6029327U (ja) 1983-08-03 1983-08-03 キ−スイツチ

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Publication Number Publication Date
JPS6029327U JPS6029327U (ja) 1985-02-27
JPH0218892Y2 true JPH0218892Y2 (ja) 1990-05-25

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ID=30277928

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JP12143083U Granted JPS6029327U (ja) 1983-08-03 1983-08-03 キ−スイツチ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2904899A1 (de) * 1978-02-22 1979-08-23 Mec As Elektrischer schalter

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DE2904899A1 (de) * 1978-02-22 1979-08-23 Mec As Elektrischer schalter

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