JP2514841Y2 - プッシュオン式スイッチ - Google Patents

プッシュオン式スイッチ

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JP2514841Y2
JP2514841Y2 JP1991074048U JP7404891U JP2514841Y2 JP 2514841 Y2 JP2514841 Y2 JP 2514841Y2 JP 1991074048 U JP1991074048 U JP 1991074048U JP 7404891 U JP7404891 U JP 7404891U JP 2514841 Y2 JP2514841 Y2 JP 2514841Y2
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JP
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contact
movable contact
stopper
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central
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JP1991074048U
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JPH0525630U (ja
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守男 多田
信治 津田
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Hokuriku Electric Industry Co Ltd
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Hokuriku Electric Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、プッシュオン式スイッ
チに関するものである。
【0002】
【従来の技術】実公平3−38744号公報には、従来
のプッシュオン式スイッチの一例が示されている。プッ
シュオン式スイッチは、中央部接点と端部接点とを備え
た絶縁基体と、端縁部が端部接点と接触し中央部分が中
央部接点の上方側に突出するように湾曲した反転動作可
能な可動接点と、操作されると可動接点の中央部分と中
央部接点とを接触させるように変位する操作部材とを具
備している。そして操作部材には可動接点の中央部分と
接触する凸状部が設けられている。操作部材は、ABS
樹脂等の合成樹脂材料によって一体成形されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来のプッシュオン式
スイッチは、操作部材が許容限度内の操作力で操作され
ることを前提にして設計されている。許容限度の操作力
とは、操作部材の凸状部が塑性変形を起こさない限界の
力である。しかながらプッシュオン式スイッチを備えた
機器の上に誤って重いものが落ちたりして、許容限度以
上の力がスイッチの操作部材に加わることがある。この
ような事態が発生すると、一般的に凸状部は高さが減っ
て凸状部の先端の幅が広がった形状に変形してしまう。
その結果、凸状部の高さが減った分だけスイッチの操作
部材の取付状態にガタが発生することになり、また凸状
部の先端の幅が広がると、凸状部によって押えられる可
動接点の中央部分の面積が大きくなって、良好なクリッ
ク感が得られなくなったり、可動接点の反転動作が不可
能になったりする事態が発生するおそれがある。
【0004】本考案の目的は、許容限度以上の力が操作
部材に加わった場合でも、操作部材の凸状部の塑性変形
を阻止することができるプッシュオン式スイッチを提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案が改良の対象とす
るプッシュオン式スイッチは、中央部接点と端部接点と
を備えた絶縁基体と、端縁部が前記端部接点と接触し中
央部分が中央部接点の上方側に突出するように湾曲した
反転動作可能な可動接点と、操作されると可動接点の中
央部分と前記中央部接点とを接触させるように変位する
操作部材とを具備し、操作部材が可動接点の中央部分と
接触する凸状部を有し、少なくとも凸状部が合成樹脂材
料によって形成された可塑性を有するものである。本考
においては、可動接点の変形を阻害しないようにして
凸状部の塑性変形を阻止するストッパ部を操作部材に設
ける。そしてストッパ部を、ストッパ機能を発揮すると
きに、可動接点の端縁部を端部接点に押圧する位置に突
設する
【0006】
【作用】本考案において、許容限度より小さい力が操作
部材に加わっている間は、ストッパ部は実質的なストッ
パ機能を果さない。許容限度以上の力が操作部材に加わ
ると、ストッッパ部が対向する部材と当接して、許容限
度以上の力を凸状部とストッパ部とで分散して受ける。
そのため操作部材に許容限度以上の力が加わった際で
も、凸状部にその力が集中することが無いので、凸状部
の塑性変形を阻止することができる。なお実際には、ス
トッパ部が機能を発揮する条件を安全側に緩かにする
(実際に凸状部が塑性変形を起こす力よりもある程度小
さい力でストッパ部の機能を発揮させる)ことにより、
凸状部の塑性変形を確実に阻止する。凸状部及びストッ
パ部の両方が塑性変形を起こしてしまうほど大きな力が
加わった場合には、本考案が効果を発揮しないのは当然
である。
【0007】特に、可動接点の端縁部を端部接点に押圧
するような位置にストッパ部を設けると、ストッパ部を
設けても電気的な接続を確実なものとすることができ
る。
【0008】
【実施例】以下図面を参照して、本考案の実施例を詳細
に説明する。
【0009】図1(A)は本考案の第1の実施例の縦断
面図であり、図1(B)は操作部材の底面図である。な
おこの実施例の構成は、操作部材の形状が異なる点及び
固定用板を固定するための固定用突起を図示していない
点を除いては、実公平3−38744号公報に開示され
たプッシュオン式スイッチと同じであるため、簡単に説
明する。
【0010】10は絶縁性材料により形成され外形が四
角柱状を呈した絶縁ケース本体であり、ケース本体10
には上方に開口する凹部10aが形成されている。凹部
10aの内面には、それぞれ90度の間隔を開けて四方
に突出する平坦な面を有する凹所10b1 乃至10b4
[図1(A)には符号10b1 と10b3 とは図示して
いない。]が形成されている。ケース本体10の凹部1
0aの底面には、中央部接点12aと1対の端部接点1
2b1 及び12b2 とが接触端面を凹部10aの底面に
露出させるようにして埋設固定されている。これら接点
は、スイッチの出力端子17a乃至17d[図1(A)
には符号17aと17bとは図示していない。]に接続
されている。13は弾性を有する導電性金属板から形成
された反転動作可能な可動接点であり、可動接点13は
中央部分が凹部10aの開口部側に向かって突出するよ
うに湾曲した円盤状を呈している。可動接点13の円形
状の端縁部は、端部接点12b1 及び12b2 と常時接
触するように凹部10a内に収容されている。可動接点
13の中央部分には周縁部の形状が略円形を呈する孔部
14が形成されている。
【0011】15は、可動接点13の上部に配置され、
凹部10aの底面側に向かって移動するように操作され
ると可動接点13を変形させる操作部材である。この操
作部材15は、ABS樹脂によって一体成形されてお
り、下面側の中央部に可動接点13の孔部14を囲むこ
とのできる内径を有する管状の凸状部15aと、該凸状
部15aに環状の溝部を介して対向する環状のフランジ
部15bと、フランジ部15bの下側端部から下方に向
かって突出する環状のストッパ部15c[図1(B)参
照]と、操作者の指が触れる操作部15dとから構成さ
れる。ストッパ部15cは、ストッパ機能を発揮すると
きに、可動接点13の端縁部を端部接点12b1 及び1
2b2 に押圧することができる位置に突設されている。
そしてストッパ部15cの突出寸法は、操作部材15に
加えられる力が許容限度の範囲内にあるときには、実質
的にストッパ機能を果さず、許容限度以上の力が操作部
材15に加わったときにストッパ機能を発揮して凸状部
15aの塑性変形を阻止できる寸法に定められている。
なお具体的な実施例では、操作部材15が操作されて可
動接点13が中央接点部12aに充分に接触したとき
に、ストッパ部15cの端面が可動接点13の端縁部に
接触するように、ストッパ部15cの突出寸法を定めて
いる。本実施例では、ストッパ部15cを連続した環状
形状としているが、複数の突起部を周方向に所定の間隔
をあけて配置することによりストッパ部を形成してもよ
い。
【0012】16は、凹部10aの開口部側の端面を塞
ぐようにして設けられた固定用板である。この固定用板
16の中央部には、操作部材15の操作部15dが遊嵌
する円形の貫通孔16aが形成されている。固定用板1
6は、ケース本体10の上面の4隅に設けた固定用突起
を、固定用板16の対応位置に設けた図示しない取付孔
に挿入した後、固定用突起を溶着することにより固定さ
れる。
【0013】本実施例によれば、操作部材15側にのみ
ストッパ部15cを設ければよく、僅かな改良で凸状部
15aの塑性変形を防止できる。具体的には、通常の操
作において操作部材15に加わる力が平均で3kgfで
あるとして設計した上記実施例の構造のスイッチに対し
て、15kgfの力を操作部材15に印加したが、凸状
部15aに塑性変形は発生しなかった。なお、従来のス
イッチでは、3kgfの押圧力で操作部材が変形するこ
とがあった。
【0014】
【考案の効果】本考案によれば、許容限度以上の力が操
作部材に加わると、ストッパ部が対向する部材と当接し
て、許容限度以上の力を凸状部とストッパ部とで分散し
て受けるため、操作部材に許容限度以上の力が加わった
際でも、凸状部にその力が集中することが無く、凸状部
の塑性変形を阻止することができる。特にストッパ部
を、ストッパ機能を発揮するときに、可動接点の端縁部
を端部接点に押圧する位置に突設すると、ストッパ部を
設けても電気的な接続を確実なものとすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は考案の実施例の縦断面図であり、
(B)は操作部材の底面図である。
【符号の説明】10 ケース本体 10a 凹部 12b1 ,12b2 端部接点 13 可動接点 14 孔部 15 操作部材 15a 凸状部 15b フランジ部 15c ストッパ部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央部接点と端部接点とを備えた絶縁基体
    と、端縁部が前記端部接点と接触し中央部分が前記中央
    部接点の上方側に突出するように湾曲した反転動作可能
    な可動接点と、操作されると前記可動接点の前記中央部
    分と前記中央部接点とを接触させるように変位する操作
    部材とを具備し、 前記操作部材には前記可動接点の前記中央部分と接触す
    る凸状部が設けられ、少なくとも前記凸状部が合成樹脂
    材料によって形成されて可塑性を有するプッシュオン式
    スイッチにおいて、 前記操作部材には前記可動接点の変形を阻害しないよう
    にして前記凸状部の塑性変形を阻止するストッパ部が設
    けられており、 前記ストッパ部は、ストッパ機能を発揮するときに、前
    記可動接点の端縁部を前記端部接点に押圧する位置に突
    設されている ことを特徴とするプッシュオン式スイッ
    チ。
JP1991074048U 1991-09-13 1991-09-13 プッシュオン式スイッチ Expired - Lifetime JP2514841Y2 (ja)

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JPH0525630U JPH0525630U (ja) 1993-04-02
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS54125831A (en) * 1978-03-23 1979-09-29 Showa Yuken Kk Panel for concrete flask and its preparation
JPS60101727A (ja) * 1984-06-04 1985-06-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 磁気記録媒体の製造方法

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