JPH0218869Y2 - - Google Patents

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JPH0218869Y2
JPH0218869Y2 JP1984167342U JP16734284U JPH0218869Y2 JP H0218869 Y2 JPH0218869 Y2 JP H0218869Y2 JP 1984167342 U JP1984167342 U JP 1984167342U JP 16734284 U JP16734284 U JP 16734284U JP H0218869 Y2 JPH0218869 Y2 JP H0218869Y2
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JP
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spherical
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JP1984167342U
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Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は、流体の導管、特に工作機械による工
作物の加工の際に用いられるクーラントの導管に
関する。
(従来技術) 工作機械による加工の際、クーラントを工具の
刃先に向けて供給するための導管が工作機械に取
り付けられる。
従来、クーラントの導管として撓み金属管が用
いられている。工作機械に取り付けられた撓み金
属管から成る導管は、これが加工時に操作者の邪
魔にならないように、また、クーラントを適正な
位置に向けて放出するために、適当に湾曲させて
使用される。
ところが、湾曲された撓み金属管は螺線状に巻
かれたばね鋼製の丸針金で構成されているため
に、時間の経過とともに、徐々に湾曲度が小さく
なるという性質がある。このため、加工中に湾曲
度を修正しなければならず、加工作業の能率が低
下するという問題がある。
さらに、工作物の大きさ、直径の大きさ等によ
つては、導管の長さを長くしあるいは短くするこ
とが望ましいのであるが、前記従来の導管は、実
質的に、その長さを調整することができない。
(考案の目的) 本考案の目的は、一旦設定した湾曲度を長時間
維持することができる導管を提供することにあ
る。
(考案の構成) 本考案に係る導管は相互に接続された複数のユ
ニツトを含み、各ユニツトが、弾性材料で一体に
形成されかつ中央を流路が貫通する雄部および雌
部から成り、隣接する二つのユニツトの一方のユ
ニツトの雄部と他方のユニツトの雌部とが球面対
偶をなし、前記雄部の球面の半径が該球面に接す
る前記雌部の球面の半径より大きいことを特徴と
する。
(考案の作用および効果) 本考案によれば、各ユニツトを弾性材料で形成
し、かつ、互いに球面対偶をなす雄部および雌部
を前記雄部の球面の半径が前記雌部の球面の半径
より大きいようにした結果、前記雄部と前記雌部
とはこれらの球面の半径方向に互いに弾性変形し
かつこれらの球面において密接する。これによ
り、両ユニツト間の液密性すなわち導管の液密性
が維持され、また、両ユニツトの軸線の交差角度
すなわち接続角度が長時間維持される。
また、導管を工作機械に取り付けた後でも、適
当数のユニツトを付け足しあるいは取り外すこと
ができ、これにより、必要に応じて容易に導管の
長さを変えることができる。
(実施例) 本考案が特徴とするところは、図示の実施例に
ついての以下の説明により、さらに明らかとなろ
う。
第1図および第2図に示すように、本考案に係
る導管10は、互いに接続された複数のユニツト
12を含む。
各ユニツト12は、第3図ないし第5図に示す
ように、一体に形成されたプラスチツク製の雄部
14および雌部16から成り、両者の中央を流路
18が貫通している。弾性材料であるプラスチツ
ク材料としては、例えば、アセタールがある。
雄部14と雌部16とは共通の軸線を有する。
雄部14は、前記軸線上に中心を有する円弧を前
記軸線の回りに回転させたときに生じる球面14
aと該球面から雌部16に向けて伸びる円筒面1
4bとで構成される外周面を有する。他方、雌部
16は、直径が、その開口端面16aから雄部1
4に向けて漸増し、引続き漸減して雄部14の円
周面14bに連なる外周面を有する。雄部14お
よび雌部16の境界におけるこれらの外径は同一
であり、また、雌部16の最大外径は雄部14の
最大外径より大きい。
また、クーラントのような液体の流路18を規
定する雄部14の内周面は、雄部14の開口端面
14cから雌部16に向けて伸びる大径の円筒面
と、該円筒面から順次に雌部16に向けて伸びる
截頭円錐面および小径の円筒面とから成る。他
方、雌部16の内周面は、雄部14の前記小径の
円筒面に連なりかつ開口端面16aへ向けて直径
が漸増する截頭円錐面および該截頭円錐面に連な
る、雄部14の外周面と同様の球面16bとから
成る。
隣接する二つのユニツト12は、一方のユニツ
トの雄部14と、他方のユニツトの雌部16とが
球面対偶をなして接続されている。このことか
ら、軸線が共に一直線上にある両ユニツト12
(第1図参照)をこれらの軸線が互いに角度をな
すように、互いに他の一方に対して枢動させるこ
とができる。言うまでもなく、この逆も可能であ
る。両ユニツト12の前記枢動は、雌部16の開
口端面16aが雄部14の円周面14bに当接す
るまで可能である(第2図参照)。
また、各ユニツトの雄部14の外周面の一部を
構成する球面14aの半径は、各ユニツトの雌部
16の内周面の一部を構成する球面16bの半径
より大きい。このことから、互いに球面対偶をな
す雄部14と雌部16とはこれらの球面の半径方
向に互いに弾性変形しかつこれらの球面において
密接する。これにより、両ユニツト12間の液密
性すなわち導管10の液密性を実現しかつ維持す
ることができ、また、両ユニツト12の軸線の交
差角度すなわち接続角度を長時間にわたつて不変
に維持することができる。
第1,2図に示すように、相互に接続された複
数のユニツト12のうち一方の最先端に位置する
ユニツト12Aには、例えば導管10を工作機械
(図示せず)に取り付けるための接続ユニツト2
0が接続され、また、他方の最先端に位置するユ
ニツト12Bには、前記工作機械の工具の刃先
(図示せず)および前記工作機械に固定された工
作物(図示せず)に向けてクーラントのような液
体を噴出するためのノズル22が接続されてい
る。
接続ユニツト20は、その一端に、導管10が
取り付けられる工作機械に設けられた螺合手段に
螺合可能のねじ部24を有し、また、その他端に
接続部26を有する。ねじ部24と接続部26と
の間には、ねじ部24を締め付けまたは緩めるた
めの六角部28が設けられている。これらのねじ
部24、六角部28および接続部26は同一の軸
線を有し、プラスチツク材料により一体に形成さ
れ、また、これらの中央を流路(図示せず)が貫
通している。
接続ユニツト20の接続部26は、ユニツト1
2の雄部14の球面14aと同一半径の球面26
aと、該球面に連なる円筒面26bとから成る外
周面とを有し、接続部26とユニツト12Aの雌
部16とはこれらの球面において互いに弾性変形
した状態で球面対偶をなしている。これにより、
前記ユニツト12相互間におけると同様、接続ユ
ニツト20およびユニツト12Aを互いに枢動可
能とし、また、これらの間に液密性を付与するこ
とができる。この枢動は、ユニツト12Aの雌部
16の開口端面16aが前記接続部の円筒面26
bに当接するまで可能であり、枢動後における両
ユニツト12A,20の位置関係(接続角度)を
長時間維持することができる。
第1図および第2図を参照すると、ユニツト1
2Bに接続されたノズル22はプラスチツク材料
で形成され、ユニツト12Bの雄部14と球面対
偶をなす接続部30と、該接続部30と一体に形
成された先細部32とを有する。したがつて、ユ
ニツト12相互間、および、ユニツト12Aおよ
び接続ユニツト20間におけると同様、ユニツト
12とノズル22とを相互に枢動させることがで
きる。
接続部30は、ユニツト12の雌部16の内周
面と同様の内周面を有する。したがつて、接続部
30の内周面の一部をなす球面の半径はユニツト
12Bの雄部14の球面の半径より小さい。この
ことから、ユニツト12Bの雄部14とノズル2
2の接続部30とは、ユニツト12相互における
と同様、球面対偶をなす両球面が互いに他の一方
を押し合う状態で接し、これにより両者間の液密
性を維持することができ、また、枢動後における
両者の接続角度を長時間維持することができる。
先細部32には接続部30と連通する噴口32
aが設けられており、該噴口から前記クーラント
のような液体が噴出される。ノズル22の先細部
32は、これをその外径が接続部30との境界か
ら噴口32aの側に向けて漸減する截頭円錐状と
する第1図および第2図の例に代えて、第6図お
よび第7図に示すように、噴口32aの側に向け
て、全体に、厚さ寸法が漸減しかつ幅寸法が漸増
する形状とすることができる。この例では、噴口
32aは丸孔ではなく前記幅方向に長い孔で構成
することができる。なお、噴口32aは、ノズル
の製作時に形成することもできるが、製作時には
形成しないで、これを使用する前に、用途に合わ
せて形成することもできる。
また、接続ユニツト20の接続部26はユニツ
ト12の雄部14におけると同一の球面を、ま
た、ノズル22の接続部30はユニツト12の雌
部16におけると同一の球面をそれぞれ有するこ
とから、第6図および第7図に示すように、接続
ユニツト20とノズル22とを球面対偶をなすよ
うに連結することができる。なお、接続ユニツト
20およびノズル22を形成するためのプラスチ
ツク材料は、ユニツト12と同様、アセタールと
することができる。
このように、ユニツト12、接続ユニツト20
およびノズル22相互間においてこれらを液密状
態で接続することができ、また、これらを枢動さ
せることによつて接続角度を変えることができ、
これにより所望の形状に湾曲させることができ
る。しかも、前記接続角度したがつて前記湾曲状
態を長時日に亘つて維持することができる。ま
た、接続されるユニツト12の数量を増しあるい
は減らすことにより、導管10の長さを、用途、
使用目的等に応じて容易に変えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図本考案に係る導管の側面図、第2図は湾
曲させた導管の斜視図、第3図は導管を構成する
ユニツトの正面図、第4図は第3図の線4−4に
沿つて得た断面図、第5図はユニツトの右側面
図、第6図および第7図はノズルの変形例を示す
側面図および平面図である。 10……導管、12……ユニツト、12A,1
2B……最先端に位置するユニツト、14,16
……雄部および雌部、18……流路、20……接
続ユニツト、22……ノズル、24……接続ユニ
ツトのねじ部、26……接続ユニツトの接続部、
30……ノズルの接続部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 相互に接続された複数のユニツトを含み、各ユ
    ニツトが、弾性材料で一体に形成されかつ中央を
    流路が貫通する雄部および雌部から成り、隣接す
    る二つのユニツトの一方のユニツトの雄部と他方
    のユニツトの雌部とが球面対偶をなし、前記雄部
    の球面の半径が該球面に接する前記雌部の球面の
    半径より大きい、導管。
JP16734284U 1984-05-02 1984-11-02 導管 Granted JPS60175981U (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US60445684A 1984-05-02 1984-05-02
US604456 1984-05-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60175981U JPS60175981U (ja) 1985-11-21
JPH0218869Y2 true JPH0218869Y2 (ja) 1990-05-25

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16734384U Granted JPS60175982U (ja) 1984-05-02 1984-11-02 導管
JP16734284U Granted JPS60175981U (ja) 1984-05-02 1984-11-02 導管
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JP6351891B1 (ja) 2017-09-08 2018-07-04 株式会社塩 ノズル、ノズル固定構造、及びノズルアセンブリー
KR101943258B1 (ko) 2017-09-08 2019-01-30 시오 컴퍼니 리미티드 노즐, 노즐 고정 구조 및 노즐 조립체
JP6433034B1 (ja) 2017-12-12 2018-12-05 株式会社塩 ノズル、ノズルモジュール及びこれを備える工作機械

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JPS5197820A (ja) * 1975-02-26 1976-08-28

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JPS60185783U (ja) 1985-12-09
JPH0218871Y2 (ja) 1990-05-25
JPS60175981U (ja) 1985-11-21
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JPS60175982U (ja) 1985-11-21

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