JPH02188396A - 昇降装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の背景］ 本発明は、交叉リンクを利用して人や荷物を昇降させる
装置に関する。

一般に高所作業架台は、標準的には自走式の車輪基台と
、この基台に対して交叉リンクアームにより上昇または
下降するであろう作業架台とを備えている。典型的には
、これらの交叉リンクアームは水圧駆動により折り畳ま
れた低位置と伸長した上昇位置との間を移動し、作業架
台の高さは操作者による要求に応じて様々な高さを採る
。

上昇位置と低位置の作業架台に充分な水圧を供給するに
は、リフトシリンダの装備が必要である。

このシリンダはアームに駆動力を加えるように駆動され
、それによりアームが折り畳みと伸長との状態の間で運
動する。

作業架台の全高さに対して充分な水圧を供給するに際し
ての制約は、アームが基台上に折り畏まれているときで
ある。限られた入口通路を持つ区域に装置を出入り可能
とするには、できる限り低い高さが望ましい。ここで、
垂直に取り付けられたリフトシリンダは、明らかに最も
能率的な機械的利点を提供する。このような配置は、本
発明の譲受人に譲渡された米国特許第４．１９４，７２
３号に示されている。しかしながら高さの制約に起因し
て、この種の垂直に方向付けされたシリンダは常に満足
すべき乃至は望ましきものとは限らない。そこで代替策
として、通常はシリンダをアームに対して成る程度の角
度を持って取り付け、折り畳まれた作業架台についての
垂直高さ全体を減少させている。ところが、このような
角度取付けの結果、折り畳みアームとシリンダを非常に
小さい鋭角関係をなすように連結させることに起因して
、挺作用の機械的利点の損失がもたらされる。

事実、リフトアームが収縮したときはシリンダとアーム
は頻繁に殆ど平行となる。このことは、作業架台を上昇
させるために大きな水圧を要求する。

ここで、アームが部分的に伸び、且つシリンダが更に垂
直位置へ回転した後は、挺作用の問題点は減少する。

この問題を克服する一つの試みは、米国特許第４．１１
４，８５４号に開示されている。上述した昇降作業架台
において、シリンダは旋回アームをリフトアームに向か
って上方に移動させる。旋回アームは交叉リフトアーム
に連結したカムと協働する。この合力は、シリンダを旋
回アームに直接接続するのに勝る僅かな機械的利点をも
たらすものの、垂直力成分は要求される大きさには維持
されない。

上記に例示した典型的な制約は、この種の昇降機構に存
在するものとして公知である。それ故、交叉昇降設備の
ための更に効率的な昇降装置を提供することは有益であ
ると認められ、本発明は係る要請を満足させるものであ
る。

［従来の技術］ 第１図には、米国特許第４．１９４，７２３号に開示さ
れ、本発明の背景の関連を与えるために簡単に上述した
作業架台が示されている。概括的に符号１０で示される
作業架台は、車輪１２を持つ基台または車台１１に搭載
されている。従来のモーター及びポンプ手段が、装備品
の駆動とアームの上昇のために備えられている。これら
は当業者に良く知られたものであるから、その説明は省
略する。ガードレール１４を備えたデツキ１３は、最上
部のリフトアーム１６．１７の上端に取り付けられてい
る。リフトアームは１組用意され、アーム１７が外側ア
ーム１６の間に位置する。アーム１６．１７は、それら
の中央部でピン２１により、一方、それらの端部でピン
２２により、それぞれ枢軸に互いに連結されている。

水圧モーター２５は車台中に搭載され、ピストン２６．
２７はモーターにより駆動される。ピストン２７は、リ
フトアームを上側及び下側中央リンク２０ａ、２０ｃと
共に上昇させるために、最下層の中央ピン連結部２１に
係合している。ここでリンク２０ａ、２０ｃはアーム１
６．１７の上方と下方への均等な移動を保証するように
備えられている。

第１図の従来配置によるリフトシリンダの垂直方向付け
は最高の昇降効率を与えるが、このような方向付けは、
完全に収縮したときの作業架台の全高に対して実施上の
制約となる相当な高さと空間を必要とする。更に、一対
のリフトアーム１６゜１７の使用は、その結果として側
方への相当なかさばりをもたらす。

［発明の概要］ 主として本発明は、リフトアーム（または交叉アーム）
が収縮したときに非常に低い高さを持つことにより特徴
付けられる。これは、最低位置にあるリフトアームの完
全に下に位置する単一のリフトシリンダの使用により提
示される好適な形式により達成される。この非常に低い
外形は、装置の機動性を大いに増加させる。事実、収縮
したときの装置は、標準的な扉口高さ、即ち８０インチ
の入口通路を作業架台のレールを外すことなく通過可能
である。

更なる目的は、作業架台昇降装置のリフトアームとリフ
トシリンダの間の機械的利点をなす昇降配置を、この種
の標準的な形式の公知の昇降配置に対して拡大させるこ
とである。機械的利点は、一本の最下層リフトアームの
一端にカム板を取り付けると共に、この板を、装置の基
台または車輪基台上で回転するように取付けられた旋回
アーム組立体の一端にカムローラーの送りにより係合わ
せることにより得られる。

初期上昇がリフ）・アームに第２垂直揚力成分を与える
間にカムローラーはカム板に係合し、反対側の端部はリ
フトシリンダのピストンに直接結合する。このリフトア
ーム上の二点における初期揚力は、単一のリフトシリン
ダの使用を可能とする。

リフトアームが垂直方向の予め定められた距離を移動し
たとき、カム板はカムローラーから離れる。

しかしながら、移動中のその地点において、リフトアー
ムは単一のリフトシリンダにより困難性なく更に上昇で
きる。カムローラーが垂直移動カム板から離れる地点に
おいて、リフトシリンダのローラーに対する圧力と、ロ
ーラーの隣接部がローラーとの結合から離れるときの隣
接部に対する。圧力とは殆ど同じであるため、リフトア
ームの如何なる傾きまたは突発的な動きは排除される。

本発明の更なる利点は、リフトアームの横寸法の小型化
である。単一のリフトシリンダの使用は、側部に外側ア
ームが相互に連結した単一の内側アームの使用を可能と
する。リフトシリンダのピストンの端部はそのような内
側アームに取り付けられ、そのままカム板がカムローラ
ーにより結合する。この内側アーム及びその周囲の一対
の外側アームの使用は、揚力の犠牲を伴わずに装置全体
の幅を充分に減少させる。

これらと他の目的は、特に図面を参照して進める以下の
説明により明らかになるであろう。

［実施例］ 本発明を構成する改良点は第２図乃至第４図に示されて
おり、従来技術第１図に示した構成要素に対応する構成
要素には同様の参照符号を付して示す。第２図において
、リンクアーム若しくはリフトアーム１６，１７は、最
下位置、即ち収縮状態で図示されている。図示を明瞭に
するために、車台に対する下段側リンクアームの取り付
けについては図示を省略するが、平面Ｘを通って延在す
る輔を有する最下部の軸止ピン２２は、フレームに取り
付けられ、しかも直角に固定されていることが理解され
よう。従ってリンクリフト機構の垂直運動は、第３図に
明らかなように二つの固定軸止ピン２２の周囲で生じる
。同様に、第２図及び第３図に示される最上部の軸止ピ
ン２２は、図示しない作業架台に強固に固着されている
。

第４図に示されるように、リフトアーム１６゜１７はそ
の端部において、アーム１６．１７に形成された孔を貫
通して延在するベアリングスリーブ２３内に位置するピ
ン２２に回転自在に取り付けられている。幅狭の外側ア
ーム１６は単一の内側アーム１７の両側面に位置してい
る。符号２４により概括的に示されているカラーとピン
アッセンブリは、上記ピンとスリーブを保持している。

単一の内側管またはアーム１７のみがリフトアームアッ
センブリの幅を減縮するために使用される。

好適実施例においては、装置の幅は約３３インチであっ
て、この幅と装置の収縮状態の高さとにより、装置を標
準的な扉口を通過させることができる。

第３図及び第４図を参照すると、単一のリフトシリンダ
が設けられ、その一端（図示では最左端）は旋回アーム
アッセンブリ３４に取り付けられたピン３３に連結され
ている。ピストン３５はシリンダ３２の他端から延出し
、このピストン３５は、ピン３７に端部を取り付けられ
たＵリンクを送り出す。ピン３７は、最下層の内側アー
ム１７に留められた取付はプレート３８の間隔をおいた
両側壁を貫いて延在している。ボルト閉め保持部材３９
は、ピン３３．３７の各々の取付は状態で非回転で保持
するように、ピン３３．３７の外側端部の周囲に位置し
ている。ここで、ピン３３．　３７の軸はシリンダ３２
の長手軸Ａと同軸上にある。

旋回アームアッセンブリ３４は、ウェブ４０により相互
に連結する同一形状の二本の離隔アームを有している。

このアームは、長手部分４１及びこの部分４１に対して
鈍角を成して延在する比較的短い部分４２を有している
。このアームは、装置の基台に留められた固定ピン４８
の回りで旋回する。固定ビン４８には同様に保持部材４
９が設けられている。停止部材５０もまた基台１１に取
り付けられ、その成る程度の作用については後述する。

第３図に最も詳細に示されるように、カム面５９を有す
るカム板５８は、リフトシリンダのピストン３５に連結
するピンを支持する取付は板３８と同様に、内側アーム
１７に取り付けられている。

第２図に示されるように、カム板５８と板３８は、中央
ピン連結部２１に対して反対側に位置すると共に、リフ
トシリンダ３２の上方に位置している。

カムローラ５４は離隔アーム部分４１の外端部の間に取
り付けられている。

第２図に関し、作業架台が完全に収縮した状態にあると
き、旋回アームアッセンブリ３４の部分４２は停止部材
５０から離れ、カムローラ５４は外端に近いカム面５９
に接触する。この収縮状態では、最下層の外側アーム１
６は少なくとも一部分がカム板５８の下に延在している
。

作業架台の上昇を望む場合、リフトシリンダ３２が本発
明の構成要素ではない典型的な手段により起動され、そ
の結果、ピストンロッド３５が伸びる。同時に旋回アー
ムアッセンブリ３４がピン４８の回りに時計方向に回転
される。カムローラ５４はカム面５９に対して垂直に動
き、その反対側端部の下層アーム１７とピストンロッド
３５との連結部において、下層アーム１７への付加的な
上昇運動を与える。従って、最下層アーム１７は固定ピ
ボット２２の回りを旋回して上昇し、それによって昇降
部材全体の上昇が遂行される。カムローラによる最初の
助力は初期起動時の負荷を実質的に減少させ、単一のリ
フトシリンダの使用を可能とする。

ピストンロッド３５が更に伸びると、旋回アームアッセ
ンブリ３４はピン４８を通る軸回りの時計方向回転を、
アーム部分４２の前面が停止部材５０の面と係合するま
で続ける。そのような係合が起きると、第３図に見られ
る如くカムローラ５４は本質的にカム面５９の全距離を
通過する。ピストンロッド３５が更に伸びると、最下層
内側アーム１７はその上昇運動を続け、カム板５８はカ
ムローラ５４が面５９から離れるように上方へ動く。

カム面５９の形状は、カム板がローラから自由に上昇し
ても作業架台に傾きが生じないように、また収縮工程中
にカム板がローラと係合っても傾きが少しも生じないよ
うに設計されている。初期上昇の間、カムローラ５４か
ら面５９に向かって加えられる力ベクトルは、所望の付
加的な上昇現象を達成するために最初は垂直である。カ
ムローラ５４が面５９に沿って移動するにつれてアーム
が上昇し、リフトシリンダの圧縮は、カム面の湾曲部に
よりアームの上昇をその点で減少させるように要求され
る。カムローラ５４の係る状態は第３図に示されており
、シリンダ上昇圧縮は、ローラがカム面から離れるのと
ほぼ同様である。従って、アームの上昇を続けながらカ
ムローラが離脱する間、円滑な推移が起こり、同様に収
縮中にはカムローラとカム面の円滑な離脱が起きる。

第２図を参照すると、構造も作用も従来の安全支柱６０
は、１本のピン２２の周囲に回転可能に昇降アッセンブ
リに取り付けられている。支柱は、アームが部分的に上
昇したときに、公知の方式により垂直支持状態で回転可
能である。

以上のように本発明は、従来技術のこの種の標準的な形
式の交叉リンク昇降機構を越える注目に値する利点を与
える。下層側リフトアームに沿って一定の間隔をおいた
各位置において与えられる上昇によれば、揚力を相当に
減少させることが可能であり、そのために単一のリフト
シリンダによる作業架台の上昇を可能とする。リフトシ
リンダは、リフトアームが収縮したときにおいてもアー
ムの下に取り付けられており、単一の内側アームに接続
可能となる。これはリフトアームの幅の他に、完全に収
縮したアッセンブリの高さをも充分に減少させることを
可能とする。

上述の説明には単一のリフトアームが最も好適であるが
、旋回アームアッセンブリにより与えられる付加的な上
昇は、リフトアームアッセンブリの与える上昇と対を成
して役立てられる。しかしながら、カム板に対して適当
な支持を与える必要があり、このような配置は幅減少の
重要な利点を損なう。

上述したところは本発明の好適実施例の説明であって、
添付の請求項により定められる発明の対象を逸脱しない
限り、種々の変更を当業者に示唆するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の昇降装置をリフトアームが上昇位置にあ
る状態で示す側面図、 第２図は本発明に係わる昇降装置における下部側リフト
アームを収縮状態で示す側面図、第３図は前回の下部側
リフトアームを伸長状態で示す側面図、 第４図は第２図の４−４方向矢視側面図である。 １６・・・・・・外側アーム、１７・・・・・・内側ア
ーム、３２・・・リフトシリンダ（作動リフトシリンダ
）、３４・・・・・・旋回アームアッセンブリ（旋回ア
ーム手段）、 ３５・・・ピストンロッド（シリンダピストン）４１・
・・・・・長手部分（伸長部分）、４２・・・・・・短
手部分、 ５０・・・・・・停止部材（停止手段）、５４・・・・
・・カムローラー、５８・・団・カム板、５９・・・・
・・カム面。 代理人　弁理士　鈴　江　武　彦

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）基台と、完全に収縮した位置と上昇した位置との
   間で垂直移動可能な架台とを備えた作業用架台のための
   昇降装置において、 中央部及び端部に枢軸連結点を有する相互に連結した複
   数のリフトアームを備え、特定の下側の前記リフトアー
   ムが枢軸結合で基台に取り付けられ、且つ特定の上側の
   前記リフトアームが枢軸結合で架台に取り付けられ、 前記リフトアームが完全に収縮した状態において、前記
   アームの完全に下側に取り付けられた作動リフトシリン
   ダを備え、このシリンダは、一本の前記下側リフトアー
   ムに一端が枢軸結合された伸長自在のピストンを備え、 前記一本の下側リフトアームの前記中央部相互連結点に
   対して反対側の一点に連結されたカム板を備え、このカ
   ム板はカム面を有し、 水平固定軸回りに回転するように取り付けられた旋回ア
   ーム手段を備え、この旋回アーム手段の一端が、前記ピ
   ストンの反対側における前記リフトシリンダの端部に作
   動可能に連結され、且つ前記旋回アーム手段の他方の端
   部には、前記リフトアームが収縮したとき及びこの収縮
   状態からの前記アームの初期上昇移動期間中に前記カム
   面と係合するためのカムローラが取り付けられ、このカ
   ムローラーと前記カム面は前記駆動用リフトシリンダが
   駆動したときに前記一本の下側リフトアームに垂直揚力
   を与えるように方向付けられ、前記アームと架台とを持
   ち上げるための前記リフトシリンダの駆動により、前記
   旋回アーム手段が旋回し、且つ前記カムローラが上昇し
   、前記一本の下側リフトアームが、そのシリンダピスト
   ンとの連結点及び前記カム面とカムローラーとの間の係
   合点の両点において持ち上げられることを特徴とする昇
   降装置。
2. （２）前記リフトアームが、外側アームに両側面を位置
   決めされた単一の内側アームを含むと共に、前記シリン
   ダが前記内側アームに枢軸結合され、且つ前記カム板が
   前記内側アームの反対側端部に取り付けられていること
   を特徴とする請求項（１）に記載の昇降装置。
3. （３）前記旋回アーム手段が、間隔を持って相互に連結
   された一対の旋回アームを含み、前記カムローラーが、
   前記カム板に接する延長接触面を与えるように各々のア
   ームの間で伸長していることを特徴とする請求項（１）
   に記載の昇降装置。
4. （４）各々の前記旋回アームが、比較的に伸長した部分
   を含み、その外側端部が、その上に取り付けられた前記
   カムローラーを備えると共に、比較的に短手の部分が、
   前記伸長部分に対して鈍角をなして延在し、且つ前記シ
   リンダに作動可能に連結され、前記伸長部分と短部分と
   の軸が前記旋回アーム取り付けのための固定軸に対して
   交差していることを特徴とする請求項（３）に記載の昇
   降装置。
5. （５）前記カム面は、前記リフトアームが完全に収縮し
   たときにカムローラに沿つて係合する外側端部における
   傾斜が水平より小さくされると共に、前記リフトアーム
   の初期上昇後にカムローラに沿って係合する反対側端部
   近辺で更に充分に傾けられていることを特徴とする請求
   項（１）に記載の昇降装置。
6. （６）前記基台上に固着された停止手段を備え、前記旋
   回アーム手段が、前記旋回アーム手段の回転及び前記カ
   ムローラーと前記カム面との係合に起因する必然的な付
   加的上昇作用を止めるために前記停止手段に接触するよ
   うにしたことを特徴とする請求項（１）に記載の昇降装
   置。