JPH02188234A - 傷付き面の補修方法 - Google Patents

傷付き面の補修方法

Info

Publication number
JPH02188234A
JPH02188234A JP1037289A JP1037289A JPH02188234A JP H02188234 A JPH02188234 A JP H02188234A JP 1037289 A JP1037289 A JP 1037289A JP 1037289 A JP1037289 A JP 1037289A JP H02188234 A JPH02188234 A JP H02188234A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermoplastic
coating film
layer
thermoplastic substance
substance layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1037289A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Shiono
塩野 好章
Takumi Murazaki
巧 村崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujicopian Co Ltd
Original Assignee
Fuji Kagakushi Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Kagakushi Kogyo Co Ltd filed Critical Fuji Kagakushi Kogyo Co Ltd
Priority to JP1037289A priority Critical patent/JPH02188234A/ja
Publication of JPH02188234A publication Critical patent/JPH02188234A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、机、キャビネットといった家庭用家具や事務
用家具或は飾り建具等の塗装面に硬質の物品を接当させ
たようなときに生じる傷付き面の補修方法に関する。
〔従来の技術〕
上記傷付き面には、単に塗膜に引掻き傷が生じたり塗膜
が剥離したに過ぎないものや、地肌にまで傷が生じたも
のがあるが、単に塗膜に引掻き傷が生じたり塗膜が剥離
したに過ぎないものは、溶剤を含む塗料を筆やスプレー
で塗布することにより、又、地肌にまで傷が生じている
ものは、単に溶剤を含む塗料を塗布するだけでは塗膜が
地肌の偏形状に沿って凹凸状に形成され易いので、地肌
の傷をパテ等で埋めた後で塗料を塗布することによって
補修していた。
〔発明が解決しようとする課題〕
傷が目立たないように補修するには、傷付き面の表面に
形成されるべき塗膜の外面が滑らかになるように塗料を
塗布して、光の屈折方向の変化率を極力少なくする必要
があるが、−度に多量の塗料を塗布して表面が滑らかな
塗膜を形成しようとしても塗膜に割れが生じ易いので、
塗料を何回にも分けて薄く重ね塗りしなければならず、
作業に手間がかかる問題がある。
殊に、地肌にまで傷が生じている場合には、その傷をパ
テ等で埋めた後に、その表面を元の地肌の面に沿って滑
らかに仕上げておく必要がある。
本発明は、上記問題が、塗布される塗料には溶剤が含ま
れているので、−度に多量の塗料を塗布すると厚い塗膜
が形成されるもののその表面での固化にともなう収縮力
が太き(なって割れが生じることに起因している点に着
目して為されたものであって、補修用の塗膜材料及びそ
の取扱方法を工夫することによって、上記傷付き面を簡
単な作業で目立ちにくく補修できる補修方法を提供する
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕 上記目的を達成する為の本発明による傷付き面の補修方
法は、熱可塑性物質層が所定厚さで基材上に設けられて
成るシートの前記熱可塑性物質層側を傷付き面側に当付
けて覆い、この傷付き面を覆うシートを加熱して前記熱
可塑性物質層を軟化もしくは溶融しつつ当該熱可塑性物
質層を前記傷付き面に加圧接着させて、前記基材を熱可
塑性物質層から剥離し、前記傷付き面に塗膜を形成する
点にある。
前記熱可塑性物質層が、ワックス、熱可塑性樹脂等の、
加熱されて軟化もしくは溶融することによって傷付き面
に対する接着性が現出される熱可塑性物質から形成され
ている場合には、接着剤を別途傷付き面に塗布する必要
がなく、−層簡単な作業で補修できる。
〔作 用〕
従来の溶剤を含む塗料ではなく、熱可塑性物質層を加熱
して軟化もしくは溶融しつつ傷付き面に加圧接着させて
塗膜を形成するから、厚い熱可塑性物質層を接着させて
も、溶剤不使用だから固化にともなう割れが生じにくい
傷付き面に接着した熱可塑性物質層の外面側は基材によ
って滑らかに整えられるから、固化した後の熱可塑性物
l!tNつまり、塗膜外面が滑らかに形成される。
〔発明の効果〕
固化にともなう割れが生じに(いから、厚肉の塗膜を能
率良く形成でき、しかも、基材によって傷付き面に接着
した熱可塑性物質層の外面が滑らかに整えられるから、
全体として、シートを傷付き面に当付けて加熱しながら
加圧接着し、基材を剥離するという簡単な作業で表面が
滑らかな塗膜を能率良(形成して傷付き面を目立ちにく
く補修できる。
殊に、請求項2記載の傷付き面の補修方法は、シートを
傷付き面に当付ける前に、傷付き面に別途接着剤を塗布
するような作業が不要となるから、−II簡単な作業で
傷付き面を補修できる。
〔実施例〕
次に本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図は本発明方法に使用するリボン状のシート(1)
を示し、机やキャビネット等の傷付き面(6)に形成さ
れていた塗膜の色に応じて、無色透明もしくは塗膜と同
様な色彩に着色された5乃至100#−程度の厚さの熱
可塑性物ffJilW(2)を厚さ20μ霧程度の基材
(3)上にシリコーン樹脂あるいはフッ素樹脂等を含有
する剥離層を介して設けて構成されている。
前記基材(3)は、曲面状の表面が傷付いた場合にその
曲面形状に沿って追従性良く覆うことができるように伸
縮性を備えていることが好ましいが、ポリエステル(1
00〜300%)、ポリカーボネート(60〜100%
)、ポリアミド6(25〜320%)、ポリアミド6・
6(60〜300%)、高密度ポリエチレン(15〜1
00%)、変成ポリフェニレンオキサイド(50〜60
%)、ポリスル・ホン(50〜100χ)、ABS樹脂
(5〜25%)等の熱可塑性樹脂(()内は常温で伸び
率を示す、)もしくはこれらの共重合体よりなるフィル
ム或は、これら樹脂に耐熱性や引っ張り強度等を向上す
る為にガラス繊維等を混合した複合フィルム等を条件に
合わせて選択して用いるのが適当である。
また、上記以外の樹脂であっても、必要な性質を有する
ものであれば、用いることは可能である。
前記熱可塑性物質層(2)は、常温で固体であり、加熱
することで熔融もしくは軟化して、被塗装部材表面に接
着力を生じるワックスや熱可塑性樹脂に、必要に応じて
顔料或は染料等の着色材を分散もしくは溶解してなるも
のである。
前記熱可塑性物質層(2)の傷付き面(6)への接着は
、軟化・溶融状態を経過した後の固化段階または固化後
において、熱可塑性物質層(2)の軟化・溶融による傷
付き面(6)表面への接着による接着力が前記基材(3
)への接着力よりも大きい場合に生じる。
このような接着力の差がどの様な現象にて生じるかにつ
いて明確ではないが、熱可塑性物質層(2)と基材(3
)及び傷付き面(6)表面との親和性の相違、或は加熱
による層厚さ方向での温度勾配による、熱可塑性物質層
(2)の軟化・溶融状態が基材(3)側界面と傷付き面
(6)表面側とで相違すること等によるものと推察され
る。
特に基材(3)の熱可塑性物質層(2)を形成する表面
に、シリコーン樹脂あるいはフッ素樹脂等を含有する前
記剥離層を設けることは、熱可塑性物質層(2)の傷付
き面(6)への接着性を向上する上で有効である。
また、熱可塑性物質層(2)の軟化点(環球法)もしく
は融点は、70〜240 ”Cより好ましくは100〜
220℃程度が適当であり、この温度が高すぎると、基
材(3)の選択が困難になり、低すぎると塗膜(2a)
の耐熱性が不十分となる。
そして、このような熱可塑性物質層(2)を構成する熱
可塑性物質としては、以下に示す熱可塑性樹脂のなかか
ら選択して、単独もしくは混合して構成するのが好まし
い。
合成炭化水素系ワックス、合成含金ワックス、酸化パラ
フィンワックス、酸化ポリエチレンワックス等の酸化ワ
ックス、低分子量ポリエチレンワックス、アミドワック
ス、エステルワックス、オーリキュールワックス、オパ
ールワックス、カスターワックス、カーボンワックス、
カルナウバワックス、キャンデリラワックス、カルボワ
ックス、セレシンワックス、サゾールワックス、パラフ
ィンワックス、パラフィンマイクロクリスタリンワック
ス、ビーズワックス、フィッシャートロプシュワックス
、ポリアミドワックス、マイクロクリスタリンワックス
、マイクロワックス誘導体、モンタンワックス、モンク
ンワックス誘導体、ライスワックス、昆虫ロウ、鉱物ロ
ウ、植物ロウ、動物ロウ、鯨ロウ、水添ロジン、白ロウ
、密ロウ、木ロウ、羊毛ロウ、エスパルトロウ、オウリ
キューリロウ、セラフクロウ、ロジンエステル、ロジン
誘導体、ロジンアレイン酸樹脂、ロジンフェノール樹脂
、ロジンマレイン酸樹脂、その他の天然・合成のワック
ス並びにその誘導体。
或は、アルキルスチレンポリマー、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、エチレン−酢酸ビニル−不飽和酸共重合体
、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル
酸エチル共重合体、並びにこれらの部分酸化物や鹸化物
、エリストール脂肪酸エステル、オレイルアミド、オレ
イン酸アミド、カプロン酸アミド、グリセリン脂肪酸エ
ステル、サリチル酸−2−メトキシフェニルエステル、
ジチオオキシアミド、スチレン−P−クロJLiスチレ
ン共重合体、スチレン−プロピレン共重合体、スチレン
−α−クロルメタクリル酸メチル共重合体、スチレン−
アクリル酸共重合体、スチレン−アクリルニトリル共重
合体、スチレン−アクリルニトリル−インデン共重合体
、スチレン−アクリル酸メチル共重合体、スチレン−ア
クリル酸エチル共重合体、スチレン−アクリル酸ブチル
共重合体、スチレン−メタアクリル酸メチル共重合体、
スチレン−メタアクリル酸エチル共重合体、スチレン−
メタアクリル酸ブチル共重合体、スチレン−ビニ)Lt
 ニーJ−/L/ :L−チル共重合体、スチレン−ビ
ニルメチルケトン共重合体、スチレンービニルメチルエ
ーテル共重合体、スチレン−ビニルトルエン共重合体、
スチレン−ビニルナフタレン共重合体、スチレン−マレ
イン酸エステル共重合体、スチレン−マレイン酸共重合
体、ステアリン酸アセトアミド、ソルビタン系脂肪酸エ
ステル、メチル−4−ターシャリ−ブチルフェノール、
パルミチン酸アミド、ビスフェノールA型エポキシアク
リレート、フェノール変性テルペン樹脂、プロピオン酸
アミド、ベヘン酸アミド、ベンズアミド、ポリアクリル
酸、ポリアクリル酸エステル、ポリアミド、ポリアクリ
ルアミド、ポリ−クークロルスチレン、ポリアミドイミ
ド、ポリウレタン、ポリエステルアクリレート、ポリエ
チレングリコールジアクリル酸エステル、ポリエチレン
グリコール脂肪酸エステル、ポリエチレングリコールジ
メタクリル酸エステル、ポリエチレングリコールソルビ
タン脂肪酸エステル等のポリエチレングリコールのモノ
またはジエステル誘導体。
ポリエキシエチレンソルビタンエステル、ポリエキシエ
チレン脂肪酸アミド、ポリエキシエチレン脂肪酸エステ
ルの硫酸塩、ポリエキシエチレン脂肪酸エステル、ポリ
エキシエチレンアルキル(アリル)アミドリン酸塩、ポ
リエキシエチレン脂肪酸エステルのカルボン酸塩、ポリ
エキシエチレンソルビタンエステル、ポリスチレン、ポ
リビニルアルコール、ポリビニルオクタデシルエーテル
、ポリビニルトルエン、ポリビニルピロリドン、ポリビ
ニルブチラール、ポリビニルヘキソルエーテル、 ポリメタアクリル酸エステル、ポリメタアクリル酸メチ
ルエステル、等のメタアクリル樹脂、メチルビニルエー
テル−無水マレイン酸共重合体、 1−(2−ピリジルアゾ)−2−フェノール、l−フェ
ニルアゾ−2−フェノール、2.2−アゾジフェノール
、2−ニトロソ−4−メトキシフェノール、2−ニトロ
ソフェノール、2−ヒドロキシフェニルアゾ−2−フェ
ノール、4−ヒドロキシ安息香酸フェニルエステル、4
−ヒドロキシ安息香酸−2−メトキシフェニルエステル
、 4−ベンゾイルオキシ安息香酸メチルエステル、4−ベ
ンゾイルオキシ安息香酸フェニルエステル、 N、N−ジメチル−ジチオオキシアミド、N−エチルー
p−トルエンスルホンアミド、N−シクロヘキシルステ
アリン酸アミド、N−ステアリルベンズアミド、N−メ
チチルステアリン酸アミド、N−シクロヘキシルステア
リン酸アミド、N−脂肪酸アルキルエステル、 安息香酸アルキルエステル、塩化ビニル−酢酸ビニル共
重合体、 塩化ビニル−酢酸ビニリデン共重合体、上記共重合物の
ポリオキシエチレンエーテルエステル、 高級脂肪酸エステル、高級脂肪酸アミド、酢酸ビニル−
エチレン共重合体、線状飽和ポリエステル樹脂、低分子
量ポリスチレン、低分子量ポリアミド、アクリル変性ポ
リエステル、アクリル変性ポリエーテル、アクリル変性
ポリプロピレングリコール、アクリル変性ポリアクリル
酸アルキルエステル共重合体、アセトアミド、アジピン
酸エステル系樹脂。
前記熱可塑性物質層(2)を基材(3)上に形成する方
法は、例えば、熱可塑性物質に必要に応じて着色材を混
合分散した材料を加熱にて溶融した状態で基材(3)上
に塗布するホットメルトコーテイテング法、或は、前記
熱可塑性物質材料を揮発性溶媒に溶解した溶解液中に着
色材を混合した液状ペイントを、グラビアコータ或はチ
ューブコーター等のコータによって基材(3)上に塗布
するか、スクリーン印刷法を利用して、前記液状ペイー
ントを基材(3)上に乗せて乾燥するいわゆるソルベン
トコート法によるか、熱可塑性物質材料を溶解しない液
体(例えば水)等に分散した懸濁液中に着色材を混合し
たエマルジョンを、前記のようなコーター等を使用して
基材(3)上に設けて、乾燥する等の方法にて形成する
ことが可能である。
次に本発明方法を第1図に基づいて説明する。
第1図(イ)に示すように、机、キャビネットといった
家庭用家具や事務用家具或は飾り建具等の塗装面(4)
が引っかかれて塗膜(4a)に傷(6a)が形成されて
いる傷付き面(6)に沿って前記シー゛) (1)の熱
可塑性物質層(2)側を当付けて覆い、第1図(0)に
示すように、このシート(1)に、耐熱性のスポンジ又
はゴム製のローラ(9a)に加熱装置(9b)を装着し
た加圧用ローラ(9)を当付けて加熱しながら加圧する
と、軟化もしくは溶融した熱可塑性物質層(2)は、傷
付き面(6)側に入り込みながら接着するとともに、そ
の上面は基材(3)に沿って滑らかに整えられる。
前記熱可塑性物質層(2)は、ワックス、熱可塑性樹脂
等の、加熱されて軟化しくは溶融することによって傷付
き面(6)に対する接着性が現出される熱可塑性物質か
ら形成され、この傷付き面(6)に対する接着力が基材
(3)に対する接着力よりも大きくなるように設定され
ている。
次に基材(3)を引張ると熱可塑性物質層(2)から剥
離され、第1図(ハ)に示すように、傷付き面(6)に
表面が滑らかな塗[(2a)が形成され、補修が完了す
る。
基材(3)は熱可塑性物質層(2)が固化する前に剥離
しても良いが、固化した後に剥離することが望ましい。
〔別実施例〕
第3図(イ)に示すように、塗装面(4)が引っかかれ
て塗膜(4a)が剥離し、地肌(5)が露出している傷
付き面(6)の場合、この傷付き面(6)側に、塗膜(
4a)の厚みよりも若干厚い熱可塑性物質層(2)が設
けられている前記シート(1)の熱可塑性物質層(2)
側を当付けて覆い、第3図(D)に示すように、このシ
ート(1)に傷付き面(6)の巾よりも巾広の硬質加熱
面を備えたアイロンのような加熱コテ(7)をその中方
向両端側が基材(3)を介して塗膜(4a)に支持され
る姿勢で当付けて加熱しながら加圧すると、軟化もしく
は溶融した熱可塑性物質層(2)は、傷付き面(6)に
入り込みながら接着してその上面が塗膜(4a)の上面
とほぼ同じ高さに整えられる。
このとき、余分の熱可塑性物質は塗装面(4)上にはみ
出してパリ(8)が形成される。
次に基材(3)を引張ると熱可塑性物質層(2)から剥
離され、第3図(ハ)に示すように、熱可塑性物質層(
2)の固化により、傷付き面(6)に塗膜(2a)が形
成され、バリ(8)を削り取って補修が完了する。
単に塗膜(4a)が剥離しているだけでなく、地肌(5
)に達する傷(6a)が形成されている傷付き面(6)
を補修する場合には、傷付き面(6)に接着した熱可塑
性物質層(2)が固化してから基材(3)を剥離すると
、第4図に示すように、硬質の塗膜(2a)が傷(6a
)の上方を塞ぐ姿勢で形成されるので、従来の溶剤を含
む流動性の高い塗料で補修する場合のように、傷(6a
)をパテで埋めた後、その表面を元の地肌の面に沿って
滑らかに仕上げておくような手間のかかる作業が不要と
なる。
又、この場合、溶融時の流動性が高い熱可塑性物質層(
2)を備えたりシート(1)を用いると、第5図に示す
ように、加熱によって溶融した熱可塑性物質が傷(6a
)の奥にまで入り込んで傷(6a)が埋められ、しかも
、塗膜(2a)と地肌(6)との接着力も増大するので
、−層強固に補修できる。
前記熱可塑性物質層が、加熱によって軟化もしくは溶融
されても傷付き面に対する接着性が充分現出されない熱
可塑性物質から形成されている場合には、予め傷付き面
に接着剤を塗布しておくことによって、本発明方法を実
施できる。
前記熱可塑性物質層が傷の深さに較べて薄い場合には、
本発明方法を繰返して複数の熱可塑性物質層が積層され
て成る塗膜を形成できる。
傷付き面の地肌は、木質、金属質、合成樹脂質であって
も良い。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る傷付き面の補修方法の実施例を示し
、第1図(イ)乃至(ハ)は本発明方法を示す要部断面
図、第2図は本発明方法に使用するシートの斜視図、第
3図(イ)乃至(ハ)、第4図、第5図は夫々、本発明
方法の別実施例を示す要部断面図である。 (1)・・・・・・シート、(2)・・・・・・熱可塑
性物質層、(2a)・・・・・・塗膜、(3)・・・・
・・基材、(6)・・・・・・傷付き面。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、熱可塑性物質層(2)が所定厚さで基材(3)上に
    設けられて成るシート(1)の前記熱可塑性物質層(2
    )側を傷付き面(6)側に当付けて覆い、この傷付き面
    (6)を覆うシート(1)を加熱して前記熱可塑性物質
    層(2)を軟化もしくは溶融しつつ当該熱可塑性物質層
    (2)を前記傷付き面(6)に加圧接着させて、前記基
    材(3)を熱可塑性物質層(2)から剥離し、前記傷付
    き面(6)に塗膜(2a)を形成する傷付き面の補修方
    法。 2、前記熱可塑性物質層(2)が、ワックス、熱可塑性
    樹脂等の、加熱されて軟化もしくは溶融することによっ
    て傷付き面(6)に対する接着性が現出される熱可塑性
    物質から形成されている請求項1記載の傷付き面の補修
    方法。
JP1037289A 1989-01-18 1989-01-18 傷付き面の補修方法 Pending JPH02188234A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1037289A JPH02188234A (ja) 1989-01-18 1989-01-18 傷付き面の補修方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1037289A JPH02188234A (ja) 1989-01-18 1989-01-18 傷付き面の補修方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02188234A true JPH02188234A (ja) 1990-07-24

Family

ID=11748319

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1037289A Pending JPH02188234A (ja) 1989-01-18 1989-01-18 傷付き面の補修方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02188234A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006076183A2 (en) * 2005-01-10 2006-07-20 Ppg Industries Ohio, Inc. Method and apparatus for repairing bed-liner coatings
JP2016002689A (ja) * 2014-06-16 2016-01-12 ヒエン電工株式会社 樹脂成形品の補修方法及びその補修用樹脂材料

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006076183A2 (en) * 2005-01-10 2006-07-20 Ppg Industries Ohio, Inc. Method and apparatus for repairing bed-liner coatings
WO2006076183A3 (en) * 2005-01-10 2006-09-28 Ppg Ind Ohio Inc Method and apparatus for repairing bed-liner coatings
US7387819B2 (en) 2005-01-10 2008-06-17 Ppg Industries Ohio, Inc. Method and apparatus for repairing bed-liner coatings
JP2016002689A (ja) * 2014-06-16 2016-01-12 ヒエン電工株式会社 樹脂成形品の補修方法及びその補修用樹脂材料

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07507986A (ja) ホットメルト接着剤の包装方法
DE68921244T2 (de) Verfahren zum optischen Abtasten einer Informationsfläche und optische Aufzeichnungsträger und Abtasteinrichtungen, die sich zur Anwendung des Verfahrens eignen.
DE3683545D1 (de) Thermofarbband sowie ein verfahren zu dessen herstellung.
JPH02188234A (ja) 傷付き面の補修方法
JPH02180670A (ja) 簡易塗装方法
JPH05249724A (ja) 光沢画像形成方法
JPS62108089A (ja) 熱転写リボン
JPH07276568A (ja) 鏡面光沢化粧シ−ト
JPH0238090A (ja) 画像被覆方法
CN109465172A (zh) 一种仿古木质地板
JP4166897B2 (ja) 保護フィルム
JPH0342594B2 (ja)
JPH01215588A (ja) 被情報記録媒体及びそれを用いた情報記録方法
JPH0415117B2 (ja)
CN207067427U (zh) 一种贴合玻璃或金属的透镜
JPH0636161Y2 (ja) 虹の表れるガラス板建材
JPH0731956Y2 (ja) 研摩パツド
JPS60125700A (ja) 転写方法
JP2728710B2 (ja) 熱転写記録体の製造方法
JPH0313342A (ja) シートの積層方法
JPS58153648A (ja) 表面保護フイルムの剥離方法
JPH02153792A (ja) 感熱転写記録媒体
JP2609210B2 (ja) 成形型の製造方法
JPS6239299A (ja) 転写方法
JPS5874171A (ja) 貼着用被膜の形成方法