JPH0218822Y2 - - Google Patents

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JPH0218822Y2
JPH0218822Y2 JP1984084850U JP8485084U JPH0218822Y2 JP H0218822 Y2 JPH0218822 Y2 JP H0218822Y2 JP 1984084850 U JP1984084850 U JP 1984084850U JP 8485084 U JP8485084 U JP 8485084U JP H0218822 Y2 JPH0218822 Y2 JP H0218822Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、入力回転部材と出力回転部材のい
ずれか一方に一体回動及び軸線方向可動に支持し
たアーマチユアを、他方に磁気吸着することによ
り入力回転部材から出力回転部材へトルクを伝達
する電磁連結装置の前記アーマチユアと、このア
ーマチユアが磁気吸着する前記回転部材との対向
間隙を常に適正に保持する電磁連結装置の間隙自
動調整機構に関する。
「従来の技術」 アーマチユアとこのアーマチユアが磁気吸着す
る回転部材との対向間隙を自動的に調整する機構
は、例えば、実公昭59−5238号公報中に記載され
ている如く、アーマチユアを支持している部材側
に設けた案内孔内に、案内部材を挿入し、この案
内部材にねじ部を固着した有頭のビスの頭部と、
このビスの頚部が貫通する孔をもつた前記アーマ
チユアの孔の周辺部との間に、アーマチユアが必
要とする正しい間隙を保たせてあり、特に前記案
内部材には外周にゴム製Oリング状の摩擦部材を
嵌め合せてあつて、この摩擦部材を前記案内孔の
内周面に摩擦接触させてある。
「考案が解決しようとする問題点」 前記従来技術における案内部材は、摩擦部材の
摩擦力により案内孔内に保持されており、もし、
間隙が増大すれば、磁気吸引されるアーマチユア
に引かれて案内部材が移動し、間隙が自動的に修
正される構造となつているが、Oリング状の摩擦
部材は損傷し易く、摩擦部材が損傷すると間隙調
整機能を保つことができなくなつてしまう点に問
題があつた。
「問題点を解決するための手段」 この考案は、前記問題点を解消する手段とし
て、間隙調整機能を得るためにアーマチユア支持
側回転部材の案内孔内に挿入する部材を、アーマ
チユアから遠い部分が大径となるテーパ壁部をも
ち、案内孔内への圧入を自在とした案内部材とし
た点に特徴がある。
〔実施例〕
つぎに、具体的構成を図面を参照しつつ実施例
により説明する。
第1図にはこの考案の第1実施例の使用状態を
上半部の縦断側面図で示してある。図面に示した
ように、同一軸線上配置のアーマチユアハブであ
る入力回転部材としての入力ハブ1と、回転部材
である出力回転部材としての出力ロータ2は、入
力ハブ1をアーマチユア3の支持部材とし、出力
ロータ2をアーマチユア3が磁気吸着する部材と
してある。
入力ハブ1はアルミダイカスト製品とし、フラ
ンジには3等角度分割位置に軸線と平行の案内孔
4を穿設してある。
案内孔4にはステンレス鋼製のスリーブ5を嵌
合してある。
スリーブ5は出力ロータ2側の端部5Aを所要
寸法だけ案内孔4内から突出させてあり、内部に
案内部材6を軸線方向の摺動を可能に嵌め合せて
ある。
案内部材6は中心位置に入力ハブ1の軸線と平
行の螺孔7を有し、この螺孔には有頭部材8のお
ねじ状脚部8Aを螺合してある。
有頭部材8は所定長の頚下部8Bと頭部8Cを
有し、頚下部8Bの端面と前記案内部材6の端面
とで環状の板ばね9の一部を挾持している。
一方、アーマチユア3には、前記案内孔4と軸
線が合致する孔10と凹部11とを有する。
孔10は有頭部材8の頚下部8Bの外径よりも
やや大寸の内径とし、凹部11は頭部8Cの外径
よりもやや大寸の内径としてある。
凹部11の深さは、出力ロータ2にアーマチユ
ア3が磁気吸着したとき、段部11Aが頭部8C
に当接することができる寸法に定めてあり、この
場合のアーマチユア3の軸線方向移動量が、アー
マチユア非励磁時においてアーマチユア3と出力
ロータ2との間に保たれるべき正規の間隙gに相
当する。
前記有頭部材8と一体の案内部材6が、前記間
隙g増大時においてのみ軸線方向に動けるよう、
この考案の構成に不可欠の部材である抵抗部材1
2をスリーブ5内に圧入してある。
抵抗部材12は有頭部材8の脚部8Aに螺着し
てある前記案内部材6の背側にボルト13により
固着したカツプ状のプレス成形部品であり、案内
部材6の背側端面に当接する底部12Aと、案内
孔4内のスリーブ5の内面に圧接するテーパ壁部
12Bとを有してなる。
前記抵抗部材12はテーパ壁部12Bを、アー
マチユア3から離れるにつれて大径となる方向の
テーパとしてある。
なお、出力ロータ2は入力ハブ1と同一軸線上
配置となる出力ハブ14の外周に嵌装固着してあ
り、出力ハブ14は環状のフイールドコア15に
ベアリング16を介して空転自在に支持してあ
る。
フイールドコア15は機器(図示しない)に固
定する取付板17に背面を固着し、前半部分を出
力ロータ2の背側の環状溝18内に臨ませてあ
る。
さらに出力ロータ2は前面に摩擦部材19を埋
込んであり、摩擦部材19の背面に臨む部分には
同一円周上配列で磁束迂回用弧状孔20を設けて
ある。
前記アーマチユア3はフイールドコア15に内
蔵した電磁コイル21への電圧印加により磁束が
フイールドコア15から出力ロータ2を経て通つ
たとき板ばね9の弾撥的引張力に抗し、出力ロー
タ2に磁気吸着する。
アーマチユア3が出力ロータ2に磁気吸着する
と、入力ハブ1から出力ロータ2と一体の出力ハ
ブ14にトルクが伝達され、出力ハブ14にキー
結合される機器の入力軸(図示しない)が動力回
転されることになる。
前記の構成からなるこの実施例の機構はアーマ
チユア3と出力ロータ2との正規の間隙g寸法が
摩耗等により増大した場合、出力ロータ2に磁気
吸引されるアーマチユア3により摩耗分だけ有頭
部材8が引張られ、案内孔4の内面を形成してい
るスリーブ5の内面を抵抗部材12が摺動する。
アーマチユア3が一度出力ロータ2に磁気吸着
されると、アーマチユア3の解磁時の復帰位置が
前記した有頭部材8の移動量だけ前方に移つてい
るので、爾後、再び摩耗が増大するまで、正規の
間隙gが保たれる。
以上の作用は従来装置においても同様である
が、案内孔4内に圧入する抵抗部材12を、案内
孔4の内面(この実施例ではスリーブ5により案
内孔4の内面を形成してある)に大きく面接触す
るテーパ壁部12Bをもつ部材としたため、長期
の使用に対しても破損の発生は皆無となり、常に
大きな摩擦抵抗力が確保される。
第2図と第3図及び第4図と第5図ならびに第
6図には抵抗部材の変形例を示してある。
即ち、第2図に縦断側面図で示し、第3図に第
2図矢視図で示した抵抗部材12′は、底部1
2′Aとテーパ壁部12′Bをもつ点において第1
図中に示した抵抗部材と同様であるが、テーパ壁
部12′Bの口端部外周面全体にゴム層22を焼
付形成した点において抵抗部材12と異る。
また、第4図に第5図−線視断面図で示
し、第5図に第4図矢視図で示した変形例の抵
抗部材12″はテーパ壁部12″Bに複数のスリツ
ト23を設けてある点において前記抵抗部材12
と異る。
さらに、第6図に示す抵抗部材は、案内部材
6′で兼用とする一例であつて、第1図中に示し
た案内部材6を長く形成し、後端面に開放の凹部
24を形成するとともに、凹部24の周壁部分を
テーパ壁部24Aに形成し、案内部材自体に抵抗
部材の機能をもたせるようにした一例である。
なお、テーパ壁部24Aの形成には凹部24を
形成後、テーパパンチを打込むなどの手段を構じ
ればよい。
第7図には第6図に示した案内部材6′をその
まま抵抗部材として使用した第2実施例の上半部
を縦断側面図で示してある。
この第2実施例は、案内部材6′を抵抗部材と
して使用しているので、第1実施例において使用
したボルト13と抵抗部材12に相当する部材が
不要である点が第1実施例と異る。なお、他部分
については第1実施例におけると同様であるた
め、第1実施例についての説明を援用する。
なお、以上の説明において、電磁クラツチに適
用した実施例を示したが、アーマチユア3を固定
部材であるフイールドコア15に間隙をおいて対
向させる電磁ブレーキにも、この考案は適用され
る。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、この考案の間
隙自動調整機構は、アーマチユア支持側回転部材
に設けた案内孔の内面にカツプ状の抵抗部材のテ
ーパ壁部が大きな接触面積で当接するから、必要
な摩擦抵抗力を常時確保でき、特に、Oリングで
摩擦抵抗力を得る従来の機構に較べて、摩擦力を
喪失するおそれがなく、長期に亘り安定した性能
を保持できるなどの優れた効果をもたらす。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1実施例を上半部のみ示
した縦断側面図、第2図乃至第5図は抵抗部材の
変形例を示し、第2図は縦断側面図、第3図は第
2図矢視図、第4図は第5図−線視断面
図、第5図は第4図矢視図、第6図は抵抗部材
として使用する案内部材の変形例を示す縦断側面
図、第7図は第6図の案内部材を使用した第2実
施例の上半部を示す縦断側面図である。 図面において、1……入力ハブ、2……出力ロ
ータ、3……アーマチユア、4……案内孔、5…
…スリーブ、6,6′……案内部材、8……有頭
部材、8A……脚部、8B……頚下部、8C……
頭部、9……板ばね、12,12′,12″……抵
抗部材、12A,12′A,12″A……底部、1
2B,12′B,12″B……テーパ壁部、13…
…ボルト、24……凹部、24A……テーパ壁
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アーマチユアハブに板ばねを介して支持され、
    回転部材または固定部材と間隙をおいて対向する
    アーマチユアを有し、このアーマチユアが前記部
    材に磁気吸着されることにより前記間隙が調整さ
    れる電磁連結装置の間隙自動調整機構において、
    前記アーマチユアハブのフランジに穿設された軸
    線と平行な案内孔内に嵌合された案内部材と、こ
    の案内部材の前記案内孔より突出した端面に、前
    記アーマチユアに固定された前記板ばねの基部を
    挾持して前記案内部材に螺合される脚部と、この
    脚部が挿入される孔と軸線を合致した前記アーマ
    チユア凹部の段部との間に、前記間隙と同じ間隙
    をおいて対向する頭部とからなる有頭部材とを具
    備してなり、前記案内部材の軸線方向反前記アー
    マチユア側にテーパ壁部を構成し、前記案内部材
    が前記案内孔内に前記テーパ壁部を圧入して嵌合
    されていることを特徴とする電磁連結装置の間隙
    自動調整機構。
JP8485084U 1984-06-07 1984-06-07 電磁連結装置の間隙自動調整機構 Granted JPS61524U (ja)

Priority Applications (1)

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JP8485084U JPS61524U (ja) 1984-06-07 1984-06-07 電磁連結装置の間隙自動調整機構

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JP8485084U JPS61524U (ja) 1984-06-07 1984-06-07 電磁連結装置の間隙自動調整機構

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JPS61524U JPS61524U (ja) 1986-01-06
JPH0218822Y2 true JPH0218822Y2 (ja) 1990-05-25

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ID=30634706

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JP8485084U Granted JPS61524U (ja) 1984-06-07 1984-06-07 電磁連結装置の間隙自動調整機構

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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62243951A (ja) * 1986-04-15 1987-10-24 Walbro Far East Inc 内燃機関のためのダイヤフラム型気化器
JPH087082Y2 (ja) * 1989-04-28 1996-02-28 テイケイ気化器株式会社 エンジンの始動燃料供給装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58203240A (ja) * 1982-05-21 1983-11-26 Fuji Electric Co Ltd 励磁作動形円板ブレ−キ装置
JPS595238U (ja) * 1982-06-29 1984-01-13 ナショナル住宅産業株式会社 クランプ装置

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JPS61524U (ja) 1986-01-06

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