JPH0218819B2 - - Google Patents
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- JPH0218819B2 JPH0218819B2 JP61169414A JP16941486A JPH0218819B2 JP H0218819 B2 JPH0218819 B2 JP H0218819B2 JP 61169414 A JP61169414 A JP 61169414A JP 16941486 A JP16941486 A JP 16941486A JP H0218819 B2 JPH0218819 B2 JP H0218819B2
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- tea
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Landscapes
- Tea And Coffee (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、栽培茶樹から生葉を摘採して製茶仕
上げするまでの製茶工程において用いて製茶の品
質を向上すると共にその保存性を高めるための方
法に関する。
上げするまでの製茶工程において用いて製茶の品
質を向上すると共にその保存性を高めるための方
法に関する。
発明の技術的背景
元来、緑茶は、熱湯（せん茶）または温湯（玉
露）を用いて茶葉から発現する芳香、味及び色等
を味わいながら飲用するものであるから、茶葉の
品質劣化及び緑茶の保存中の変質の防止は極めて
重要である。
露）を用いて茶葉から発現する芳香、味及び色等
を味わいながら飲用するものであるから、茶葉の
品質劣化及び緑茶の保存中の変質の防止は極めて
重要である。
しかしながら、茶樹栽培圃場では、一般に収量
増加の目的で窒素系肥料の多量投与並びに合成農
薬の多用が行われており、その結果、末消化態窒
素分や残留農薬の異物イオン類の茶葉内への混
入、含蓄に起因する味覚劣化等の品質上の問題が
無視できなくなつてきている。なお、上記異物イ
オン類は、緑茶の飲用に際し溶出するため、微量
であつても連用による体内への侵入が避けられな
いという人体健康への亜影響の懸念もある。因
に、最近における我国での緑茶ばなれ乃至は紅茶
やウーロン茶等への嗜好転移も叙上のような緑茶
の味覚劣化が要因となつているとも言われてい
る。
増加の目的で窒素系肥料の多量投与並びに合成農
薬の多用が行われており、その結果、末消化態窒
素分や残留農薬の異物イオン類の茶葉内への混
入、含蓄に起因する味覚劣化等の品質上の問題が
無視できなくなつてきている。なお、上記異物イ
オン類は、緑茶の飲用に際し溶出するため、微量
であつても連用による体内への侵入が避けられな
いという人体健康への亜影響の懸念もある。因
に、最近における我国での緑茶ばなれ乃至は紅茶
やウーロン茶等への嗜好転移も叙上のような緑茶
の味覚劣化が要因となつているとも言われてい
る。
発明が解決しようとする課題
本発明は、上述したごとき状況に鑑みなされた
ものであつて、茶樹の栽培過程での肥培管理及び
病虫害防除上用いられる窒素系肥料及び合成農薬
に因り茶葉に混入含蓄した異物イオン類を製茶工
程で分解又は吸着除去して製茶の品質を向上し、
かつ貯蔵中のかび等による変質防止をするための
製茶の品質改良及び保存方法を提供することを課
題とする。以下本発明を著しく説明する。
ものであつて、茶樹の栽培過程での肥培管理及び
病虫害防除上用いられる窒素系肥料及び合成農薬
に因り茶葉に混入含蓄した異物イオン類を製茶工
程で分解又は吸着除去して製茶の品質を向上し、
かつ貯蔵中のかび等による変質防止をするための
製茶の品質改良及び保存方法を提供することを課
題とする。以下本発明を著しく説明する。
発明の構成
本発明の特徴は、軟質多孔性高度珪化珪酸塩白
土の微細粉末を水で希釈して得られるコロイド状
の上澄液を、製茶工程における蒸し葉段階の生茶
葉に混入することにある。
土の微細粉末を水で希釈して得られるコロイド状
の上澄液を、製茶工程における蒸し葉段階の生茶
葉に混入することにある。
ここでいう“軟質多孔性高度珪化珪酸塩白土
（珪酸白土と略称されることもある）は、主に秋
田県横手で産出される天然産沸石群のうち、珪化
作用が著しく進んだ軟質の多孔質部分を採取した
ものであつて、その分析値を例示すると下記のと
おりである。
（珪酸白土と略称されることもある）は、主に秋
田県横手で産出される天然産沸石群のうち、珪化
作用が著しく進んだ軟質の多孔質部分を採取した
ものであつて、その分析値を例示すると下記のと
おりである。
SiO2 Al2O3 Fe2O3 Ca2O3 MgO Na2O3
（％）
63.21 12.47 1.23 2.50 1.07 1.77
課題を解決するための手段
本発明は、上述の軟質多孔性高度珪化珪酸塩白
土を微細粉末、好ましくは350〜1000メツシユ程
度の粉末もしくはこの粉末を約500倍量の水に撹
拌下に分散させた後、静置して得られる上澄液の
各形態で用いる。
土を微細粉末、好ましくは350〜1000メツシユ程
度の粉末もしくはこの粉末を約500倍量の水に撹
拌下に分散させた後、静置して得られる上澄液の
各形態で用いる。
これらのゼオライト質物質を製茶過程で適用す
るには、茶摘み作業で採集した生葉から混在する
異物などを除くための選別を行つた後の生の原料
葉に上記上澄液（コロイド状を呈する）、例えば
上記珪酸塩白土の微粉末20gを水10に加えて撹
拌した後、静置して得られるものを、製茶工程に
おける生葉の蒸し葉段階で上記上澄液を蒸熱液と
した生葉に吹き付けて茶葉表面に展着させるとよ
い。
るには、茶摘み作業で採集した生葉から混在する
異物などを除くための選別を行つた後の生の原料
葉に上記上澄液（コロイド状を呈する）、例えば
上記珪酸塩白土の微粉末20gを水10に加えて撹
拌した後、静置して得られるものを、製茶工程に
おける生葉の蒸し葉段階で上記上澄液を蒸熱液と
した生葉に吹き付けて茶葉表面に展着させるとよ
い。
すなわち、緑茶の製茶工程は概要的には摘茶―
蒸し葉―揉捻―乾燥―精製の段階を経るものであ
り、したがつて、前記珪酸塩白土の上澄液を上述
のごとく生葉に混入すると蒸し葉段階及びそれに
引き続いて行われる揉捻段階でコロイド状の珪酸
塩白土が茶葉に十分浸透し、該珪酸塩白土本来の
特性である吸着作用、イオン交換作用さらには触
媒的作用により、茶葉に混入して含まれている前
述した異物イオン類は分解もしくは吸着により除
去される。
蒸し葉―揉捻―乾燥―精製の段階を経るものであ
り、したがつて、前記珪酸塩白土の上澄液を上述
のごとく生葉に混入すると蒸し葉段階及びそれに
引き続いて行われる揉捻段階でコロイド状の珪酸
塩白土が茶葉に十分浸透し、該珪酸塩白土本来の
特性である吸着作用、イオン交換作用さらには触
媒的作用により、茶葉に混入して含まれている前
述した異物イオン類は分解もしくは吸着により除
去される。
上述したとおり、製茶の製造工程で蒸し葉段階
前の生葉に、軟質多孔性高度珪化珪酸塩白土のコ
ロイド状上澄液を混入するという簡単な手順で生
葉の品質を改良し得ると共にその保存効果を向上
することができる。
前の生葉に、軟質多孔性高度珪化珪酸塩白土のコ
ロイド状上澄液を混入するという簡単な手順で生
葉の品質を改良し得ると共にその保存効果を向上
することができる。
以下実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例
生の茶葉の蒸し葉工程に用いる水蒸気として、
その原水10に予め珪酸塩白土の微細粉末20gを
加えて撹拌した後、30分〜40分程度静置して得ら
れる上澄液（コロイダル液状）を適用して生茶60
Kgを蒸圧槽内で蒸しあげを行つた。この場合、葉
肉が薄い茶葉では20〜30秒、葉肉が厚い茶葉では
60〜90秒蒸しあげるのが適当である。上述より、
蒸しあげた茶葉は常法に従つて揉捻（粗揉―中揉
―精揉）、乾燥及び精製の工程を行つて緑茶約14
Kgを得た。
その原水10に予め珪酸塩白土の微細粉末20gを
加えて撹拌した後、30分〜40分程度静置して得ら
れる上澄液（コロイダル液状）を適用して生茶60
Kgを蒸圧槽内で蒸しあげを行つた。この場合、葉
肉が薄い茶葉では20〜30秒、葉肉が厚い茶葉では
60〜90秒蒸しあげるのが適当である。上述より、
蒸しあげた茶葉は常法に従つて揉捻（粗揉―中揉
―精揉）、乾燥及び精製の工程を行つて緑茶約14
Kgを得た。
得られる緑茶は上品な芳香と深みを帯びた色調
を呈し、かつ、若干の甘味を感ずる味を示した。
を呈し、かつ、若干の甘味を感ずる味を示した。
また、この緑茶は長時間の貯蔵でも芳香は失わ
れず、変質もみられなかつた。
れず、変質もみられなかつた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 軟質多孔性高度珪化珪酸塩白土の微細粉末を
水で希釈して得られるコロイド状の上澄液を、製
茶工程における蒸し葉段階前の生茶葉に混入する
ことを特徴とする製茶の品質改良及び保存方法。 ２ 上澄液は、350〜1000メツシユの微細粉末を
約500倍量の水で希釈して得られるものである特
許請求の範囲第１項記載の製茶の品質改良及び保
存方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16941486A JPS6324850A (ja) | 1986-07-18 | 1986-07-18 | 製茶の品質改良及び保存方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16941486A JPS6324850A (ja) | 1986-07-18 | 1986-07-18 | 製茶の品質改良及び保存方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6324850A JPS6324850A (ja) | 1988-02-02 |
| JPH0218819B2 true JPH0218819B2 (ja) | 1990-04-26 |
Family
ID=15886156
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16941486A Granted JPS6324850A (ja) | 1986-07-18 | 1986-07-18 | 製茶の品質改良及び保存方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6324850A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997040699A1 (en) * | 1996-04-25 | 1997-11-06 | Unilever Plc | Tea processing with zeolites |
| JP4771180B2 (ja) * | 2008-08-28 | 2011-09-14 | トヨタ自動車株式会社 | 組電池および組電池の制御システム |
| JP2013000625A (ja) * | 2011-06-14 | 2013-01-07 | Kikuchi Takahiro | 水質浄化剤 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5238053A (en) * | 1975-09-16 | 1977-03-24 | Tomita Pharma | Method of maintaining freshness of unripe fruit during storing |
| JPS5860940A (ja) * | 1981-10-08 | 1983-04-11 | Sofuto Shirika Kk | 果実類及び野菜類の鮮度保持剤 |
-
1986
- 1986-07-18 JP JP16941486A patent/JPS6324850A/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5238053A (en) * | 1975-09-16 | 1977-03-24 | Tomita Pharma | Method of maintaining freshness of unripe fruit during storing |
| JPS5860940A (ja) * | 1981-10-08 | 1983-04-11 | Sofuto Shirika Kk | 果実類及び野菜類の鮮度保持剤 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6324850A (ja) | 1988-02-02 |
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Legal Events
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