JPH0218806Y2 - - Google Patents

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JPH0218806Y2
JPH0218806Y2 JP1985127111U JP12711185U JPH0218806Y2 JP H0218806 Y2 JPH0218806 Y2 JP H0218806Y2 JP 1985127111 U JP1985127111 U JP 1985127111U JP 12711185 U JP12711185 U JP 12711185U JP H0218806 Y2 JPH0218806 Y2 JP H0218806Y2
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fitting
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tube
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、合成樹脂製継手片に係り、特に構造
用パイプ又はロツドの継合わせに用いられる継手
を構成する継手片に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の継手片としては、例えば合成樹
脂製の短い部材から形成され、管状部材に嵌挿さ
れる比較的細い嵌挿部と、嵌挿部に連設して比較
的太く形成され、かつその端部側を嵌挿部の中心
線を含む平面で切欠いて斜めの段部を設けた枢止
部とからなるフエンス等の管状部材の屈折部継手
片が知られている(実開昭53−89728号公報)。
しかして、この継手片は、1対の継手片相互の
枢止部の斜めの段部を重ね合わせ、ボルト、ナツ
ト等により枢止して屈折部継手を構成するもので
ある。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来の合成樹脂製継手片に
おいては、継手の構成にボルト等を必要とするた
め、部品点数が増える問題がある一方、継手の構
成がボルト等による枢止によつてなされるため、
フエンス等を組み立てる場合には、継手に外力が
加わらないので、その交叉角が変わらないもの
の、物品棚、台車等を組み立てる場合には、継手
に加わる外力によつてその交叉角が変化するおそ
れがある。
又、施工上、管状部材を継手片の嵌挿部の長手
方向からこれと嵌合する場合のみならず、嵌挿部
の木口方向からこれと嵌合する必要があるもの
の、この木口方向からの嵌合が不可能であつた。
そこで、本考案は、継手を構成する際に、他の
部材を必要としないと共に、継手片相互の接合強
度を高め得、かつ継手片に対する構造用パイプ等
の嵌合を長手方向のみならず、木口方向からもな
し得る合成樹脂製継手片の提供を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
前記課題を解決するため、本考案の合成樹脂製
継手片は、嵌合筒の外周に、該嵌合筒と同一外径
を有し、かつその外径の略半分の長さを有して直
交する筒状の軸台部を、その一端面が嵌合筒の中
心線を含む平面に略一致するように設け、この軸
台部の一端部に、上記嵌合筒の内径と略同一の外
径を有し、かつ軸台部と略同一の長さを有する連
結軸を同軸的に建設し、前記嵌合筒の外周に、軸
台部の外周に沿つて湾曲した接合面を設ける一
方、この接合面に連なり、軸台部の中心線を含む
平面に略一致する角度制限面を嵌合筒の一端部に
設け、かつ、嵌合筒に、軸台部の接合部を避けて
約1/4周の幅を有する切欠きを軸方向の全長に亘
つて設けてなるものである。
〔作用〕
上記手段において、この継手片は、その嵌合筒
と同一内外径を有する嵌合筒に、該嵌合筒と同一
内外径を有し、かつその外径の略半分の長さを有
して直交する連結筒を、その一端面が嵌合筒の中
心線を含む平面に略一致するように設け、又、嵌
合筒に、連結筒の外周に沿つて湾曲する接合面を
設ける一方、この接合面に連なり、連結筒の中心
線を含む平面に略一致する角度制限面を設けてな
る他の合成樹脂製継手片と組み合わせて用いら
れ、この継手片の連結軸に、他の継手片の連結筒
を両者の一端面同志が当接するように嵌合し、両
継手片を連結軸及び連結筒を中心として相対的に
回動することにより、両継手片の嵌合筒のなす交
叉角が任意となる。
又、上記状態の連結軸の外周と連結筒の内周、
軸台部と連結筒の一端面同志、相互の湾曲した接
合面と連結筒又は軸台部の外周、及び角度制限面
同志の接着剤による接着が可能となり、このよう
な接着をすることにより、継手片同志が直接に接
合される。
更に、この継手片の嵌合筒の弾性変形によつ
て、構造用パイプ等が切欠きを通過可能となる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面と共に説明す
る。
第1図,第2図,第3図及び第4図は本考案に
係る合成樹脂製継手片の正面図,平面図,背面図
及び断面図である。
この継手片1は、ABS樹脂、AAS樹脂又は塩
化ビニル樹脂等の合成樹脂を射出成形して形成さ
れ、後述の構造材が嵌合される嵌合孔2を設け、
かつ軸方向の全長に亘つて約1/4周の幅を有する
切欠き3を設けて構造材の木口方向からの嵌合を
可能とした横断面C字状の嵌合筒4を備えてい
る。この嵌合筒4は、外径と同程度の長さを有し
ている。
嵌合筒4の切欠き3を避けた外周には、この嵌
合筒4と同一内外径を有し、かつその外径の略半
分の長さを有して直交する短円筒状の軸台部5
が、その一端面6を嵌合筒4の中心線を含む平面
に略一致するように、嵌合筒4の外周に一体に設
けたブロツク状の接合部を介して設けられてい
る。そして、軸台部5の一端部には、嵌合筒4の
内径と略同一の外径を有し、かつ軸台部5と略同
一の長さを有する短円筒状の連結軸7が同軸的に
連設されており、連結軸7の先端は、蓋板8によ
り閉塞されている。
又、嵌合筒4の外周には、軸台部5の外周に沿
つて湾曲した接合面9が設けられている一方、こ
の接合面9に連なり、かつ軸台部5の中心線を含
む平面に略一致する角度制限面10が、嵌合筒4
の一端部に設けられている。角度制限面10は、
この継手片1と、これと共に継手を構成する後述
の他の継手片とのなす交叉角を制限するもので、
実施例では、嵌合筒4の中心線に対し略45゜をな
している。
上記構成の継手片1は、例えば第5図に示すよ
うに、他の継手片11と組み合わされて継手を構
成するものであり、この他の継手片11は、第6
図〜第9図に示すように、後述の構造材が嵌合さ
れる嵌合孔12を設け、かつ一端を閉塞した有底
円筒状の嵌合筒13を備えている。この嵌合筒1
3は、その内外径を前記継手片1の嵌合筒4の内
外径と同一に設けられ、又、外径と長さを同程度
に設けられている。
嵌合筒13の一端部、すなわち底部外側には、
この嵌合筒13と同一内外径を有し、かつその外
径の略半分の長さを有して直交し、前記継手片1
の連結軸7が嵌挿される貫通孔14を設けた短円
筒状の連結筒15が、その一端面16を嵌合筒1
3の中心線を含む平面に略一致するように設けら
れている。
又、嵌合筒13の底部外側には、連結筒15の
外周に沿つて湾曲した接合面17が設けられてい
る一方、この接合面17に連なり、かつ連結筒1
5の中心線を含む平面に略一致する角度制限面1
8が設けられている。角度制限面18は、前記継
手片1の角度制限面10と同様、嵌合筒13の中
心線に対し略45゜をなしている。
前記継手片1と他の継手片11により継手を構
成するには、第5図に示すように、継手片1の連
結軸7に、他の継手片11の連結筒15を両者の
一端面6,16同志が当接するように嵌合し、両
継手片1,11を連結軸7及び連結筒15を中心
として相対的に回動して両者の嵌合筒4,13の
なす交叉角を所望の角度(実施例においては90゜)
に設定する。
ついで、上記状態の連結軸7の外周と連結筒1
5の内周、軸台部5と連結筒15の一端面6,1
6同志、相互の湾曲した接合面9,17と連結筒
15又は軸台部5の外周を接着剤により接着し
て、両継手片1同志を直接に接合して継手を構成
する。
従つて、継手片1,11相互を接合する接着面
積が極めて大きくなり、継手を構成する継手片
1,11相互の接合強度が極めて高くなる。
上述したように継手を構成した後、継手片1,
11の嵌合筒4,13に、ABS等の合成樹脂製
又は外周にABS等の合成樹脂被覆を施した鋼鉄
製のパイプ又はロツドの如き構造材19をそれぞ
れ長手方向から嵌挿し、それぞれ接着剤により接
着することによつて構造材19同志が継合わさ
れ、構造物が組立てられる。継手片1の嵌合筒4
に対する構造材19の長手方向からの嵌挿が困難
な場合は、構造材19を嵌合筒4の切欠き3にあ
てがつて木口方向から押し込むと、嵌合筒4の弾
性変形によつて構造材19の嵌合筒4との嵌合が
なされる。
なお、他の継手片は、連結筒、接合面及び角度
制限面を嵌合筒の一端に設ける場合に限らず、こ
れらを嵌合筒の外周に設けるようにしてもよい。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、この継手片は、
その嵌合筒と同一内外径を有する嵌合筒に、該嵌
合筒と同一内外径を有し、かつその外径の略半分
の長さを有して直交する連結筒を、その一端面が
嵌合筒の中心線を含む平面に略一致するように設
け、又、嵌合筒に、連結筒の外周に沿つて湾曲す
る接合面を設ける一方、この連合面に連なり、連
結筒の中心線を含む平面に略一致する角度制限面
を設けてなる他の合成樹脂製継手片と組み合わせ
て用いられ、この継手片の連結軸に、他の継手片
の連結筒を軸台部と連結筒の一端面同志が当接す
るように嵌合し、両継手片を連結軸及び連結筒を
中心として相対的に回動することにより、両継手
片の嵌合筒のなす交叉角が任意となるので、継手
の交叉角を任意に設定できる。
又、上記状態の連結軸の外周と連結筒の内周、
軸台部と連結筒の一端面同志、相互の湾曲した接
合面と連結筒又は軸台部の外周、及び角度制限面
同志の接着剤による接着が可能となり、このよう
な接着をすることにより、継手片同志が直接に接
合されるので、従来のようにボルト、ナツト等の
他の部材を必要とすることなく継手を構成するこ
とができると共に、継手片相互を接合する接着面
積が極めて大きくなり、継手を構成する際の継手
片相互の接合強度を、従来に比して大幅に高める
ことができ、ひいては物品棚、台車等のように外
力が加わるものを組み立てる場合の継手とするこ
とができる。
更に、継手片の嵌合筒の弾性変形によつて、構
造用パイプ等が切欠きを通過可能となるので、嵌
合筒に対するパイプ等の嵌合を長手方向のみなら
ず、木口方向からも行うことができ、パイプ等の
枠組みをした後であつても、筋交い等の補強材の
取付けを容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示し、第1図,第2図
及び第3図は本考案に係る継手片の正面図,平面
図及び背面図、第4図は第2図における−線
断面図、第5図は上記継手片を用いた継手の斜視
図、第6図,第7図及び第8図は上記継手を構成
する他の継手片の正面図,平面図及び背面図、第
9図は第7図における−線断面図である。 3……切欠き、4……嵌合筒、5……軸台部、
6……一端面、7……連結軸、9……接合面、1
0……角度制限面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 嵌合筒の外周に、該嵌合筒と同一外径を有し、
    かつその外径の略半分の長さを有して直交する筒
    状の軸台部を、その一端面が嵌合筒の中心線を含
    む平面に略一致するように設け、この軸台部の一
    端部に、上記嵌合筒の内径と略同一の外径を有
    し、かつ軸台部と略同一の長さを有する連結軸を
    同軸的に連設し、前記嵌合筒の外周に、軸台部の
    外周に沿つて湾曲した接合面を設ける一方、この
    接合面に連なり、軸台部の中心線を含む平面に略
    一致する角度制限面を嵌合筒の一端部に設け、か
    つ、嵌合筒に、軸台部の接合部を避けて約1/4周
    の幅を有する切欠きを軸方向の全長に亘つて設け
    てなる合成樹脂製継手片。
JP1985127111U 1985-08-20 1985-08-20 Expired JPH0218806Y2 (ja)

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