JPH02187954A - Ｖｔｒのテープ走行制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野］ この発明は、ヘリカルスキャン１ｊ式のＶ　’Ｉ’　Ｒ
のように２回転磁気ヘッドなイ１するデーブ案内トラノ
、に磁気テープを巻付けて走行させるように構成された
ｖＴＩ＜のテープ走行制御装置に関するものである。

［従来の技術］ ヘリカルスキＡ！ンｈ式のＶ　’Ｉ’　＋１においては
、磁気テープの走行経路が長く、その途中にテープの走
行を案内する多くのガイドピンがある。また。

磁気テープは回転ヘッドをもつテープ案内ドラムに巻付
けられているために、磁気テープの走１１抵抗が大きく
、その走行抵抗が走行杆路内で人きく変化する。また、
磁気テープの！Ｊｉ類や磁気テープの使用度合などによ
っても走行抵抗にばらつきがあり、さらに周囲の温度や
湿度によっても走行抵抗が変化する。

このように磁気テープの走行抵抗が変化すると、テープ
張力が広範囲に変化する。テープ張力が過大になると、
テープに伸びが一１゛じたり、ガイドピンとのｔ＆触圧
が１ニジ？してテープを損傷させやすくなる。逆に、テ
ープ張力が過小になると、磁気テープと磁気ヘッドとの
接触が不安定となり、適正な出力が得られなくなったり
、磁気テープがたるんでガイドピンから離脱してテープ
の損傷をＩ）えたりする。

Ｌ述のような問題を回避するために、テープ走行駆動中
におけるテープ張力を適正イ直に保つ手段が従来から提
案されている。

第３図は特公昭６３−３０７０３号に開示された従来の
ＶＴＲのテープ走行制御装置の構成を小ずブロック図で
あり、同図において、（１）はテープ案内ドラムで、図
示しない回転磁気ヘッドを有している。（６）は巻取り
側リール、（７）は供給側リールで、この供給側リール
（７）　に巻回された供給テープ（１５ｂｌ　は巻取り
側リール（６）に巻取り済みテープ１１５ａｌ　として
巻取られる。（３６）、（３７）は上記名リール（６）
　、　　（７１を駆動するリールモータである。

（１４）は上記テープリール＋６１　、　（７１を収納
したテープカセット、（１５）は磁気テープで、Ｉ・記
両リール＋６１　、　＋７＋間にまたがって走行するよ
うに、上記テープ案内ドラム（１）に巻付けられて一■
−記回転磁気ヘッドに接融する。（１８）はガイドピン
で、上記磁気テープ（１５）の走行を案内するように、
巻取り側リール（６）とテープ案内ドラム（１）との間
および供給側リール（７）とテープ案内ドラム（１）と
の間にそれぞれ複数本設定されている。

（３２）、（３３）はテープ張力検出器で、レバー機構
やボデンショメータなどで構成されている。（３４）、
（３５）は増幅器で、上記テープ張力検出器（３２）、
（３３）による検出出力を増幅する。（３８）、（３９
）は制御回路で、Ｌ記テープ張力検出器（３２）、（３
３）からのテープ張力検出出力を受けてサーボアンプ＋
４０１．　　（４１１を介し」−記す−ル干−夕［３６
１，１３７）に制御信号を印加する。

つぎに、１．記構成の動作について説明する。

巻取り側のリールモータ（３６）により１巻取り側リー
ル（６）および供給側リール（７）を回転駆動し、供給
テープ　（＋　５ｂｌから引き出された磁気テープ（１
５）をガイドピン（１８）、テープ案内ドラム（１）に
沿って走行させる。上記リール（６）に巻き取るとき、
テープ（１５）の走行抵抗の変化にともなって、そのテ
ープ張力が変化する。このようなテープ張力の変化はテ
ープ張力検出器（３３）により検出される。このテープ
張力の検出出力は増幅器（３５）で増幅されたのち、制
御回路（３９）に入力される。

この制御回路（３９）から出力される制御１８号がサー
ボ７Ｉンブ（４１）を介して供給側リールモータ（３７
）に人力され、巻取り側リールモータ（３６）に対して
供給側リールモータ（３７）が負荷となる方向へトルク
を発生させて、１１標のテープ張力となる制御をおこな
う。また、テープ（１５）の走行方向が上記と逆になっ
た場合、テープ張力検出２″：ｉ　（３２）、増幅器（
３４）、制御回路（３８）が上記と同様に動作して巻取
り側リールモータ（３６）に対し同様な制御をおこなう
。

［発明が解決しようとする課題］ 従来のＶ　’Ｉ’　Ｈのテープ走行制御装置は、以−Ｅ
のように構成されているので、テープ張力を適正値に保
つにあたって、２つのり一ルモータ（３６１，（３７）
やデーブツ１（力検出２Ｆｔ　（３２１、（３３）に使
用するボデンションメータ、複雑な制御回路（３８１，
（３９１などを必要とし、装置ｎ全体が大型化するとと
もに、非常に開鎖となる。また、電気的な制御であるか
ら、巻き取り動作中に停電などが発生ずると、所定どお
りのテープ張力の保持作用が得られないので、デーブツ
■−力の極端な低下により、ガイドピン（Ｉ８）からテ
ープ（１５）が離脱して損傷したり、磁気ヘッドとの接
触が不良となって適１Ｅな出力が得られないなどの問題
点があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、装置全体を小型で安価に構成できるとともに
、停電発生時などにおいても、テープ張力の保持作用を
確保しながら磁気テープの走行を停止させてテープの損
傷や磁気ヘッドとの接触不良のおそれのないＶ　ｉ’　
Ｒのテープ走行制御装置ｎを提供することを［１的とす
る。

［課題を解決するための手段］ この発明にがかるＶ　ｉ”　Ｒのテープ走行制御装置は
、磁気テープに接触してテープ張力を検出するピンと、
支軸の周りの回転によりリール台に作用するブレーキと
、上記ピンにがかるテープ張力の変化に応じてブレーキ
力を増減するように一体化するアームとを設けたことを
特徴とする。

［作用］ この発明によれば、早送りモード、巻戻しモードのいず
れの場合であっても、磁気テープの走行抵抗が変化する
と、磁気テープに接触しているピンにかかるテープ張力
が増減変化する。このテープ張力の増減変化にともなっ
て上記の一体化アームが動作して、リール台に作Ｉｎす
るブレーキ力を自動的に増減し、これによりテープ張力
が適１Ｅ値に保たれる。

［発明の実施例］ 以下、この発明の一実施例を図面にもとづいて説明する
。

第１図はこの発明の一実施例によるＶＴＲのテープ走行
制御装置ａの全体構成図であり、同図において、第３図
で示す従来例と同一の構成部分については、同一の符号
を付してその詳しい説明な省略する。

第１図において、（２）はキャプスタンモータで、ベル
ト（３）、プーリ（４）、アイドラ（５）を介して巻取
り側リール台（８）を回転駆動する。（１０１、（ＩＩ
）はブレーキで、巻取り側リール台（８）および供給側
リール台（９）に対応してそれぞれ設けられている。こ
れら各ブレーキ（＋０１．　１ｌ１１は第２図で明示す
るように、支軸（１６１，（＋７１の周りの回転により
」二記リール台（１１）　、　（９）の外周面に摺接す
るブレーキシュー（ｌ　ｌａｌ　、　　（ｌ　Ｉｂ）を
有するブレーキアーム（＋９）、　　（２０）と、Ｆ記
ブレーキシュー（ｌｌａｌ　、　１ｌｌｂｌがリール台
（８）　、　（９）の外周面に慴接するように上記ブレ
ーキアーム（１９＋、　　＋２０１を一方向に回転付勢
するスプリング（１３）、（１４）とから構成されてい
る。

（２１）、（２２）はテープ張力検出用ピンで、］二記
巻取り側リール台（８）からテープ案内ドラム（１）に
至るテープ走行経路の途中および供給側リール台（９）
からテープ案内ドラム（１）に至るテープ走行経路の途
中に配置されて、それぞれ磁気テープ（１５）に接触す
る。１２３）、　（２４）は一体化アームで、」−記ブ
レーキ＋１０１．　　＋１１）のブレーキアーム（１９
１，＋２０）と一体に構成され、それらの先端に−１−
記ピン（２１１、＋２２１が支持されている。これによ
り、上記ピン（２１）、（２２）にかかるテープ張力の
変化によってブレーキ力を増減するように構成している
。

つぎに、Ｆ記構成の動作のうち早送り動作について説明
する。

磁気テープ（１５）が第２図の矢印ＩＲ１方向に引張ら
れて走行しているとき、供給側において、磁気テープ（
１５）に接触しているピン（２２）は、磁気テープ（１
５）から張力（［１）および（ｒ２）を受ける。その結
果、Ｆ記ピン（２２）に上記張力（目１．（ｆｉｌの合
力（「３）が作用する。この合力（ｒ３）によって支軸
（１７）を中心とする反時計回りのトルク（Ｔｔｌを発
生ずる。

方、スプリング（１３）によりブレーキアーム（２０）
に引張り力（「４）が作用し、この引張り力（［４）に
よって支軸（１７）を中心とする時計回りのトルク１　
’ｒ　ｓ　）を発生し、かつブレーキアーム（２０）の
ブレーキシュー＋ｌｌｂ＋がリール台（９）から受ける
反力（ｒ５）によって［１，；ピ支軸（１７）を中心と
する反時計回りのトルク１Ｔｂ）を発生ずる。

以上の各トルクにより、下記の（１）式が成１γする。

’ｒｔ　　　＋　”ｒ”ｂ＝　　ゴＳ　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・　　　ｉｌ
ｌまた、［−記リール台（９）からブレーキアーム（２
０）のブレーキシュー１１１ｂ＋　への反力（「５）に
よって、ブレーキシュー（ｌｌｂ）からリール台（９）
に対するブレーキトルク（Ｏｂ）を発生するとともに、
供給テープ（＋５ｂｌから磁気テープ（１５）を引き出
す張力（「６）によって供給テープ＋１５ｂｌ　を回す
トルク（ＯＬ）を発生し、これにより、Ｆ記の（２）式
が成立する。

Ｑｂ＝ＱＬ　　　　　　　　　　　　　　　　・・・　
（２）ここで、磁気テープ（１５）の走行抵抗が人きい
場合、ピン（２２）に作用するテープ張力（ＩＩ）、　
Ｔｆ２）の増大にしたがって、それぞれのテープ張力の
合力（［３）が大きくなり、反時計回りのトルク＋ＴＬ
Ｉが増大しようとする。ところが１時計回りのトルク（
ＴＳ）はほとんど変化しないため、−ヒ記（１）式を成
立させようとして反時計回りのトルクｔ’ｒｂ＋が小さ
くなり、それにともなってブレーキトルク（（ｌｂｌが
小さくなる。その結果、供給テープ１１５ｂ）を同すト
ルク（ＯＬ）が小さくなって、テープを引き出す張力（
「６）が小さくなり、ピン（２２）に作用するテープ張
力ｆｆ１ｌ、　ｆｆ２１がほとんど増大せず、それ以降
のガイドピン（１８）やテープ案内ドラム（１）でのテ
ープ張力もほとノυど変化しない。

また、＆Ｉｉ気テープ（１５）の走行抵抗が小さい場合
でも、１゛記と同様に反時λ１回りのトルク（’ｌ’　
Ｌ　）が小さくなろうとするが、反時言１回りのトルク
（Ｔｂｌは大きくなって、ブレーキトルクｔｑｂ）を太
き（し、その結果、供給テープ＋１５ｂ）を回すトルク
（Ｑシ）が大きくなって、テープを引き出す張力（「６
）が人きくなり、ピンに作用するテープ張力ＩＮ）、　
（ｆ２）もほとんど変化せず、（１）式および（２）式
を満たした状態で安定する。

なお、以上までは、＆１１気テープ（１５）の走行抵抗
の大小に対する作用について説明したが１周囲温度、湿
度の変化によって走行抵抗が変化した場合や、ラーーブ
走行速度の変化により磁気テープ（１５）の走行抵抗が
変化した場合でも、１・記の場合とまったく同様に作用
してテープ張力を一定に保持することができる。

さらに、Ｖ　ｉ’　Ｉ？の電源の停電などでテープ走行
１１にキャプスタンモータ（２１などの駆動源の駆動力
が発つ１゛シなくなり、キャプスタンモータ（２）や巻
取り側リール台（８）、供給テープ１１５ｂｌがそれぞ
れ慣性で回転してテープ張力が非常に不安定になり易い
状況士でも、１述のテープ張力を一定にする作用で、テ
ープをたるませることなく２ガイドピン（１８）やテー
プ案内ドラム（１）からのテープ（Ｉ５）の離脱がなく
、このテープ（１５）を円ｄ１に停止１″−させること
ができる。

なお、ト、記実施例では、早送り動作を例にとって説明
したが１巻き戻し動作では、テープ走行方向が逆になる
とともに、キャプスタンモータ（２）が逆方向に回転し
、また、アイドラ（５）が供給側リール台（９）を回転
させて、早送り動作のときと同様に、テープ（１５）の
張力を一定に保つ作用が得られる。

［発明の効果］ 以１．のように、この発明によるテープ走行制御装置は
、テープ張力を検出するピンと、磁気テープを供給する
リールを回転支持するリール台に作用するブレーキを一
体にしてバランスさせるように構を戊したから　１．．
１送り１巻き戻し千−ドのいずれにおいてもテープ張力
を・定に保つ作用が得られ、かつ全体を小型で安価に構
成できる。しかも、停電発生時などにおいても、テープ
をたるませることなく　、　Ｉｌｌ　Ｎ１に停ｄ―させ
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例によるＶ　Ｔ　ｆ？のテー
プ走行制御装置の全体構成図、第２図は第１図の要部の
拡大図、第３図は従来のＶ　Ｔ　１１のデ〜ブ走行制御
装置の構成を示すブロック図である。 （１）・・・テープ案内ドラム、（６）　・・・巻取り
側リール、（７）・・・供給側リール、（８）・・・巻
取り側リール台、（９）・・・供給側リール台、　　ｆ
ｌＯ＋・・・巻取り側ブレーキ、（１１）・・・供給側
ブレーキ、（１５）・・・磁気テープ、　（ｌｆｌ）・
・・ガイドピン、（２１１，＋２２１・・・検出ピン、
（２３１，１２４１・・・一体化アーム。 なお、図中の同−符すは同一または相ｊ’ｉ部分を小す
。 代理人　　　　　人　　岩　　増　　雄第 図 第

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）テープリールを回転自在に支持する巻取り側およ
   び供給側のリール台と、回転磁気ヘッドを有し上記各リ
   ール間にまたがつて走行する磁気テープを上記回転磁気
   ヘッドに接触させるように巻付けるテープ案内ドラムと
   、上記磁気テープの走行を案内する複数のガイドピンと
   を備えたＶＴＲのテープ走行制御装置において、上記磁
   気テープに接触してテープ張力を検出するピンと、支軸
   の周りの回転により上記各リール台に作用するブレーキ
   と、上記検出ピンにかかるテープ張力によりブレーキ力
   を増減するように上記ピンおよびブレーキを一体化する
   アームとを備えたことを特徴とするＶＴＲのテープ走行
   制御装置。