JPH02186993A - 生細胞へのレーザー光照射方法 - Google Patents
生細胞へのレーザー光照射方法Info
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- JPH02186993A JPH02186993A JP1005010A JP501089A JPH02186993A JP H02186993 A JPH02186993 A JP H02186993A JP 1005010 A JP1005010 A JP 1005010A JP 501089 A JP501089 A JP 501089A JP H02186993 A JPH02186993 A JP H02186993A
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- cells
- cover glass
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- laser
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Landscapes
- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、生細胞へのレーザー光照射方法に係り、特に
浮遊性の生細胞へのレーザー光照射に好適な生細胞への
レーザー光照射方法に関するものである。
浮遊性の生細胞へのレーザー光照射に好適な生細胞への
レーザー光照射方法に関するものである。
生細胞への遺伝子等の注入方法の中で、すく゛れた機能
を有する方法として、特公昭62−7837号に記載の
ようなレーザー光による穿孔方法がある。
を有する方法として、特公昭62−7837号に記載の
ようなレーザー光による穿孔方法がある。
この方法は遺伝子等を含む液中に生細胞を浸しておき、
生細胞にレーサー光をレンズを通して集光させることに
より細胞膜の透過性を一時的に向上させ、遺伝子等を生
細胞内に取り込ませるものである。
生細胞にレーサー光をレンズを通して集光させることに
より細胞膜の透過性を一時的に向上させ、遺伝子等を生
細胞内に取り込ませるものである。
上記従来技術は、浮遊性の生細胞へのレーザー光照射に
ついて配慮がされておらず、溶液中の細胞がレーザー光
照射時に動き、フォーカスがずれるという不具合や、ま
たレーザー光照射後に処理された細胞を全て回収するこ
とが非常に困難であるという不具合があった。
ついて配慮がされておらず、溶液中の細胞がレーザー光
照射時に動き、フォーカスがずれるという不具合や、ま
たレーザー光照射後に処理された細胞を全て回収するこ
とが非常に困難であるという不具合があった。
本発明の目的は、上記両者の不具合を解決し、フォーカ
スの精度や処理された細胞の回収率等の向上を図る生細
胞へのレーザー光照射方法を提供することにある。
スの精度や処理された細胞の回収率等の向上を図る生細
胞へのレーザー光照射方法を提供することにある。
上記目的は、培養中の浮遊性の生細胞は、無血清培地中
では容器のガラス面に付着するという性質を利用して、
容器内の無血清培地中にレーザー光照射用カバーガラス
を入れておくことで浮遊性の生細胞が旧記カバーガラス
に付着することにより、達成される。
では容器のガラス面に付着するという性質を利用して、
容器内の無血清培地中にレーザー光照射用カバーガラス
を入れておくことで浮遊性の生細胞が旧記カバーガラス
に付着することにより、達成される。
浮遊性の生細胞はカバーガラスに付着しているために、
細胞の動きは止まりレーザー光照射のためのフォーカス
調整が容易となり、誤動作することがない。また細胞の
回収においても細胞が付着しているカバーガラスを培地
中に移すだけなので非常に容易に行なえ、簡略化できる
。
細胞の動きは止まりレーザー光照射のためのフォーカス
調整が容易となり、誤動作することがない。また細胞の
回収においても細胞が付着しているカバーガラスを培地
中に移すだけなので非常に容易に行なえ、簡略化できる
。
イT・1
〔実 施 謂〕
以下本発明の一実施例を第1図〜第4図により説明する
。
。
図において、第1図<a>のようにカバーガラス3を接
着したシャーレ6甲の無血清培地4中に懸濁した浮遊生
細胞lを入れておくと、第1図(b)のように浮遊生細
胞1は沈澱しカバーガラス3上に付着する。その後無血
清培地4を取り除き、カバーガラス3を逆さにしても垂
れない程度のDNA溶液8を浮遊性細胞1に加え、カバ
ーガラス3を上向きにしてレーザー光2を浮遊性細胞l
に照射する。この場合、レーザー光2の照射装置として
王立型の顕微鏡を使用して健るためレーザー光2は上側
から照射される。その(&DNA溶液8を堆り除き、カ
バーガラス3を下にして、選択培地5を加えて、形質発
現を待つ。
着したシャーレ6甲の無血清培地4中に懸濁した浮遊生
細胞lを入れておくと、第1図(b)のように浮遊生細
胞1は沈澱しカバーガラス3上に付着する。その後無血
清培地4を取り除き、カバーガラス3を逆さにしても垂
れない程度のDNA溶液8を浮遊性細胞1に加え、カバ
ーガラス3を上向きにしてレーザー光2を浮遊性細胞l
に照射する。この場合、レーザー光2の照射装置として
王立型の顕微鏡を使用して健るためレーザー光2は上側
から照射される。その(&DNA溶液8を堆り除き、カ
バーガラス3を下にして、選択培地5を加えて、形質発
現を待つ。
第2図は本発明の他の実施例を示すものであり、第2図
は第1図のカバーガラス付シャーレの代りに培養ビン7
を用いた場合を示している。これらの方法によれば、王
立型顕微鏡が使用できる、細胞が付着しているため培地
交換が容易である等の効果がある。
は第1図のカバーガラス付シャーレの代りに培養ビン7
を用いた場合を示している。これらの方法によれば、王
立型顕微鏡が使用できる、細胞が付着しているため培地
交換が容易である等の効果がある。
第3図は本発明の他の実施例を示すものであり、シャー
レ6の中にあらかじめカバーガラス3を入れておき、レ
ーザ2をカバーガラス3上の細胞にのみ照射し〔第3図
(b)〕、レーザ照射後カバーガラス3ごと細胞を選択
培地5中に移すものである。本実施例によれば、レーザ
ーを照射した細胞と照射しない細胞とを容易に分けるこ
とが可能となる。
レ6の中にあらかじめカバーガラス3を入れておき、レ
ーザ2をカバーガラス3上の細胞にのみ照射し〔第3図
(b)〕、レーザ照射後カバーガラス3ごと細胞を選択
培地5中に移すものである。本実施例によれば、レーザ
ーを照射した細胞と照射しない細胞とを容易に分けるこ
とが可能となる。
第4図は本発明の無血清培地中で高密度にカバーガラス
上に付着させた浮遊性細胞lにレーザー光2を走査して
照射する場合である。この場合、細胞が付着しているた
めレーザー光2を照射しても移動しないため、高効率に
レーサー光照射が可能である。なお、上記実施例類は、
選択培地を用いたもので説明したが、選択培地を使用し
ない場合にも本願発明は適用できる。
上に付着させた浮遊性細胞lにレーザー光2を走査して
照射する場合である。この場合、細胞が付着しているた
めレーザー光2を照射しても移動しないため、高効率に
レーサー光照射が可能である。なお、上記実施例類は、
選択培地を用いたもので説明したが、選択培地を使用し
ない場合にも本願発明は適用できる。
本実施例によれば、浮遊性の生細胞へのレーザー光照射
が容易になり、実質効率の向上や安全性の向上が図れる
等の効果がある。
が容易になり、実質効率の向上や安全性の向上が図れる
等の効果がある。
本発明によれば、浮遊性の生細胞へのレーザー光照射が
容易になり、フォーカスの精度や処理された細胞の回収
率等の向上が図れる効果がある。
容易になり、フォーカスの精度や処理された細胞の回収
率等の向上が図れる効果がある。
第1図は本発明の一実施例の浮遊性細胞を付着させる場
合の説明図、第2図は同じ鴫他の実施例の説明図、第3
図は同じくさらに他の実施例の図、第4図は高密度に付
着させた場合のレーザー走査を示す説明図である。 1・・・・・・浮遊性細胞、2・・・・・・レーザー光
、3・・・・・・カバーガラス、4・・・・・・無血清
培地、5・・・・・・選択培地、6・・・・・・シャー
レ、7・・・・・・培地ビン、8・・・・・・DNA溶
液 41図 42図 月3図 イ4 図
合の説明図、第2図は同じ鴫他の実施例の説明図、第3
図は同じくさらに他の実施例の図、第4図は高密度に付
着させた場合のレーザー走査を示す説明図である。 1・・・・・・浮遊性細胞、2・・・・・・レーザー光
、3・・・・・・カバーガラス、4・・・・・・無血清
培地、5・・・・・・選択培地、6・・・・・・シャー
レ、7・・・・・・培地ビン、8・・・・・・DNA溶
液 41図 42図 月3図 イ4 図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、生細胞へのレーザー光照射方法において、浮遊性細
胞を無血清培地中でカバーガラスに付着させ、該カバー
ガラスに付着した浮遊性細胞にレーザー光を照射させる
ことを特徴とする生細胞へのレーザー光照射方法。 2、生細胞へのレーザー光照射方法において、浮遊性細
胞を無血清培地中で沈澱によりカバーガラスに付着させ
た後、前記無血清培地を取り除き、DNA溶液を加えた
状態で前記カバーガラスに付着した浮遊性細胞にレーザ
ー光を照射させることを特徴とする生細胞へのレーザー
光照射方法。 3、生細胞へのレーザー光照射方法において、浮遊生細
胞を容器内の無血清培地中で沈澱によりカバーガラスに
付着させ、前記容器内の無血清培地を取り除き、DNA
溶液を加えた状態で前記カバーガラスに付着した浮遊性
細胞にレーザー光を照射させ、その後容器内のDNAを
取り除き、選択培地を加えることを特徴とする生細胞へ
のレーザー光照射方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1005010A JPH02186993A (ja) | 1989-01-13 | 1989-01-13 | 生細胞へのレーザー光照射方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1005010A JPH02186993A (ja) | 1989-01-13 | 1989-01-13 | 生細胞へのレーザー光照射方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02186993A true JPH02186993A (ja) | 1990-07-23 |
Family
ID=11599579
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1005010A Pending JPH02186993A (ja) | 1989-01-13 | 1989-01-13 | 生細胞へのレーザー光照射方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02186993A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0633499U (ja) * | 1992-10-09 | 1994-05-06 | 住友ベークライト株式会社 | 培養用容器 |
US5720921A (en) * | 1995-03-10 | 1998-02-24 | Entremed, Inc. | Flow electroporation chamber and method |
US6074605A (en) * | 1995-03-10 | 2000-06-13 | Entremed, Inc. | Flow electroporation chamber and method |
US6773669B1 (en) | 1995-03-10 | 2004-08-10 | Maxcyte, Inc. | Flow electroporation chamber and method |
EP1607474A1 (en) * | 2004-06-15 | 2005-12-21 | Fujitsu Limited | Apparatus and method for injecting a substance into a cell |
US7029916B2 (en) | 2001-02-21 | 2006-04-18 | Maxcyte, Inc. | Apparatus and method for flow electroporation of biological samples |
US7141425B2 (en) | 2001-08-22 | 2006-11-28 | Maxcyte, Inc. | Apparatus and method for electroporation of biological samples |
US7771984B2 (en) | 2004-05-12 | 2010-08-10 | Maxcyte, Inc. | Methods and devices related to a regulated flow electroporation chamber |
JP4593857B2 (ja) * | 1999-09-09 | 2010-12-08 | 株式会社東京大学Tlo | 膜の穿孔方法および装置 |
-
1989
- 1989-01-13 JP JP1005010A patent/JPH02186993A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0633499U (ja) * | 1992-10-09 | 1994-05-06 | 住友ベークライト株式会社 | 培養用容器 |
US5720921A (en) * | 1995-03-10 | 1998-02-24 | Entremed, Inc. | Flow electroporation chamber and method |
US6074605A (en) * | 1995-03-10 | 2000-06-13 | Entremed, Inc. | Flow electroporation chamber and method |
US6773669B1 (en) | 1995-03-10 | 2004-08-10 | Maxcyte, Inc. | Flow electroporation chamber and method |
JP4593857B2 (ja) * | 1999-09-09 | 2010-12-08 | 株式会社東京大学Tlo | 膜の穿孔方法および装置 |
US8507258B2 (en) | 1999-09-09 | 2013-08-13 | Akita Prefectural University | Apparatus for perforating membrane |
US7029916B2 (en) | 2001-02-21 | 2006-04-18 | Maxcyte, Inc. | Apparatus and method for flow electroporation of biological samples |
US7141425B2 (en) | 2001-08-22 | 2006-11-28 | Maxcyte, Inc. | Apparatus and method for electroporation of biological samples |
US7186559B2 (en) | 2001-08-22 | 2007-03-06 | Maxcyte, Inc. | Apparatus and method for electroporation of biological samples |
US7771984B2 (en) | 2004-05-12 | 2010-08-10 | Maxcyte, Inc. | Methods and devices related to a regulated flow electroporation chamber |
US9546350B2 (en) | 2004-05-12 | 2017-01-17 | Maxcyte, Inc. | Methods and devices related to a regulated flow electroporation chamber |
US7534598B2 (en) | 2004-06-15 | 2009-05-19 | Fujitsu Limited | Apparatus and method for injecting substance into cell |
EP1607474A1 (en) * | 2004-06-15 | 2005-12-21 | Fujitsu Limited | Apparatus and method for injecting a substance into a cell |
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