JPH0218658Y2 - - Google Patents

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JPH0218658Y2
JPH0218658Y2 JP660285U JP660285U JPH0218658Y2 JP H0218658 Y2 JPH0218658 Y2 JP H0218658Y2 JP 660285 U JP660285 U JP 660285U JP 660285 U JP660285 U JP 660285U JP H0218658 Y2 JPH0218658 Y2 JP H0218658Y2
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JP660285U
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、マグネツトを円筒形状のマグネツト
ホルダに取付けて構成されるモータのマグネツト
取付装置に関するものである。
[従来技術及び考案が解決しようとする問題点] 一般に、この種モータのなかには、例えば自動
車等の車両における燃料タンク内に組み込まれ、
燃料をエンジン側に強制的に供給するように構成
された所謂モータ式燃料ポンプの如く、ポンプ駆
動用のロータを回動自在に内装せしめた円筒形状
のマグネツトホルダにマグネツトを取付けるよう
にしたものが知られている。しかるにこの様なも
のにおいては、マグネツトホルダに開設した開口
にマグネツトを嵌着せしめただけでは、ガタが生
じてしまう許りでなく、モータの組み込み作業時
にマグネツトがマグネツトホルダから容易に脱落
してしまうという欠点がある。そこで従来、実公
昭52−35521号公報に示す如く、マグネツトホル
ダに穿設した開口にマグネツトを圧入することに
よつて弾持状に取付けたり、あるいは実公昭51−
20407号公報に示す如く、マグネツトホルダに形
成した開口に弾性突起を設け、該突起によつてマ
グネツトを弾持するようにしたものが知られてい
る。しかるに前者のものは、マグネツトを圧入す
るものであるので、マグネツト寸法のバラツキに
よつてはガタが生じたりあるいはマグネツトホル
ダに亀裂が生じたりするという欠点があり、また
後者のものは、マグネツトホルダをモータケース
に嵌装する以前の段階では、マグネツトは手等で
押えていなければマグネツトホルダから脱落して
しまうという欠点があり、さらにいずれのもの
も、一旦組み込んだ後にマグネツトを取り外した
場合、マグネツトホルダは、マグネツトを弾持す
る開口枠や突起が変形してしまつているので再使
用することが最早できないという欠点があり問題
になつていた。
[問題を解決する手段] 本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点
を一掃することができるモータのマグネツト取付
装置を提供することを目的として創案されたもの
であつて、円筒形に形成したマグネツトホルダに
一対の開口を対設し、該両開口をそれぞれ仕切る
仕切部の両端縁外周面側には、周方向開口側に向
けてそれぞれ突出する鍔部を延設して、マグネツ
トの両側縁部が前記鍔部に係合する状態で開口に
対して外側からそれぞれ着脱自在に嵌着できるよ
う構成すると共に、前記一方の仕切部の両端縁内
周面側には、リング状弾機を軸芯方向両側部で嵌
合保持する溝状の保持部を形成し、該前後両保持
部に嵌合保持されているリング状弾機のホルダ周
方向両側の部位を開口側に突出させ、その突出し
た部位を開口にそれぞれ嵌着されたマグネツトの
一方の仕切部側の側縁に押し当てて、マグネツト
を他方の仕切部側に向けて付勢したことを特徴と
するものである。
そして本考案は、この構成によつて、マグネツ
トをマグネツトホルダに仮止めしてマグネツトの
脱落を確実に防止できるうえに、組み付けた際に
おけるマグネツトホルダの変形をなくして、再使
用することができるようにしたものである。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。図面において、1は本考案が実施せしめら
れたモータ式燃料ポンプであつて、該モータ式燃
料ポンプ1は、ポンプ部2付きのモータ3が内装
された円筒形状のマグネツトホルダ4をモータケ
ース5に内嵌せしめることによつて構成されるよ
うになつており、モータ3の駆動によつてポンプ
部3が作動をし、燃料をエンジン(図示せず)側
に強制送りするようになつていることはいずれも
従来通りである。
そして前記マグネツトホルダ4には一対の開口
6,7が対設されており、該開口6,7に後述す
るようにマグネツトホルダ8がそれぞれ嵌着せし
められるようになつているが、両開口6,7を仕
切る仕切部10,11の左右両縁部(マグネツト
ホルダ4の周方向両縁部)の外周面側には、それ
ぞれ周方向開口側に向けて突出する鍔部9が延設
されており、これによつて開口6,7の両縁部は
断面略L字形状になつている。一方、マグネツト
8はその両側縁部が外周面側からテーパ状になつ
ている。そしてマグネツト8は、本実施例ではマ
グネツトホルダ4の軸芯に向く方向に押しやるこ
とによつて、前記テーパ面8aが鍔部9の内面に
接当係止する状態で開口6または7に外側から着
脱自在に嵌着されるようになつている。
一方、前記仕切部のうちの一方の仕切部10の
内面にはリング状弾機(バネ)12を、ホルダ軸
芯方向両側部で嵌合保持する溝状の保持部13が
形成されている。即ちこの保持部13は、仕切部
10の内周面側にリング状弾機12が遊嵌状に装
着されるべく刻設された溝状部13aによつて形
成されるものであるが、この溝状部13aは、仕
切部10の外周面部と、内周面部に形成される保
持片13b,13cとによつて構成され、そして
リング状弾機12の中央部と両端部とを嵌合保持
してリング状弾機12の脱落を防止するようにな
つている。そして該保持部13に嵌合保持せしめ
られたリング状弾機12のホルダ周方向両側部位
は開口6,7側に突出しており、これに前記鍔部
9に接当係止するように嵌着したマグネツト8,
8における一方の仕切部10側の各側縁が押し当
てられ、これによつてマグネツト8は他方の仕切
部11側に向いた周方向に向けて付勢され、マグ
ネツト8,8をそれぞれ開口6,7に仮止め保持
するようになつている。
尚、図中、14はモータ3の整流子に摺接する
刷子を保持する刷子ホルダ、15は該刷子ホルダ
14が取付け支承された支承体、16は支承体1
5に設けられたダンパである。
叙述の如く構成された本考案の実施例におい
て、いまモータ式燃料ポンプ1を組みつけるに際
して、マグネツトホルダ4にマグネツト8を取付
ける必要があるが、これには、予めマグネツトホ
ルダ4の一方の仕切部10に形成した保持部13
にリング状弾機12を係合保持せしめておいて状
態で、マグネツト8をそれぞれの開口6,7に嵌
着せしめることにより、該嵌着されたマグネツト
8は、その両側縁部が鍔部9に係止し、かつリン
グ状弾機12によつて他方の仕切部11側に向け
て付勢されているので、開口6,7にそれぞれ仮
止め保持された状態で取付けられることになる。
従つてマグネツト8は、従来の如く開口にわざわ
ざ圧入しなくてもマグネツトホルダ4から不用意
に脱落してしまうようなことが全くない。そし
て、このようにマグネツト8が仮止めされたマグ
ネツトホルダ4をモータケース5に嵌装してモー
タ式燃料ポンプ1を組み付けた場合、マグネツト
寸法に仮令バラツキがあつたとしても、前記周方
向に付勢するリング状弾機12の存在によつて、
マグネツト8はガタが生じることなく開口6,7
に弾圧状に取付けられることになる。しかもこの
様にマグネツト8を弾圧状に保持するものであり
ながら、マグネツトホルダは何ら変形していない
ので、マグネツト8を取り外した場合において、
該マグネツトを取り外したマグネツトホルダ4を
そのまま再使用することができる。
尚、本考案は上記実施例に限定されるものでな
いことは勿論であつて、例えばリング状弾機にお
いては、マグネツトを周方向に向けて付勢するも
のであればその形状等は特に問わないものである
が、実施例の如くリング状に形成した場合にあつ
ては、マグネツトの弾圧位置が殆ど変化しないと
いう利点があり都合がよい。また、モータとして
はモータ式燃料ポプに限ることなく、マグネツト
をマグネツトホルダに取付けてモータを形成する
ものであればよいものである。
[作用効果] 以上要するに、本考案は、叙述の如く構成され
たものであるから、マグネツトホルダに取付けら
れるマグネツトは、その両端縁が開口側に延びる
鍔部に係止し、かつ一方の仕切部に設けたリング
状弾機によつて他方の仕切部側に向けて付勢弾持
されることになり、従つて、マグネツトは、その
マグネツト寸法のバラツキの如何にかかわらず、
不用意な脱落のない状態で開口に仮止め保持さ
れ、もつてモータ組み付け時における作業性の著
しい向上を計ることができる。しかもマグネツト
ホルダは、マグネツトを一方の仕切部に設けたリ
ング状弾機によつて付勢弾持されることになるの
で、従来の如く開口に圧入したりあるいは弾性突
起で弾持するものの如く組み付けの再にマグネツ
トホルダ自身や弾性突起が変形してしまうような
ことがなく、このため一旦取付けたマグネツトを
取り外したマグネツトホルダをそのまま再使用す
ることができることにもなる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係るモータのマグネツト取付
装置の一実施例を示したものであつて、第1図は
モータ式燃料ポンプの全体断面図、第2図はマグ
ネツトホルダ部の分解斜視図、第3図はマグネツ
トを取付けた状態を示すマグネツトホルダの水平
断面図、第4図は同上縦断面図、第5図はモータ
に嵌装した状態を示す水平断面図である。 図中、1はモータ式燃料ポンプ、4はマグネツ
トホルダ、6,7は開口、8はマグネツト、9は
鍔部、10,11は仕切部、12はリング状弾
機、13は保持部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円筒形に形成したマグネツトホルダ4に一対の
    開口6,7を対設し、該両開口6,7をそれぞれ
    仕切る仕切部10,11の両端縁外周面側には、
    周方向開口側に向けてそれぞれ突出する鍔部9を
    延設して、マグネツト8の両側縁部が前記鍔部9
    に係合する状態で開口6,7に対して外側からそ
    れぞれ着脱自在に嵌着できるよう構成すると共
    に、前記一方の仕切部10または11の両端縁内
    周面側には、リング状弾機12を軸芯方向両側部
    で嵌合保持する溝状の保持部13を形成し、該前
    後両保持部13に嵌合保持されているリング状弾
    機12のホルダ周方向両側の部位を開口側に突出
    させ、その突出した部位を開口6,7にそれぞれ
    嵌着されたマグネツト8の一方の仕切部10また
    は11側の側縁に押し当てて、マグネツト8を他
    方の仕切部11または10側に向けて付勢したこ
    とを特徴とするモータのマグネツト取付装置。
JP660285U 1985-01-21 1985-01-21 Expired JPH0218658Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP660285U JPH0218658Y2 (ja) 1985-01-21 1985-01-21

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JP660285U JPH0218658Y2 (ja) 1985-01-21 1985-01-21

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Publication Number Publication Date
JPS61123676U JPS61123676U (ja) 1986-08-04
JPH0218658Y2 true JPH0218658Y2 (ja) 1990-05-24

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ID=30484197

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JP660285U Expired JPH0218658Y2 (ja) 1985-01-21 1985-01-21

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2935439B2 (ja) * 1990-11-14 1999-08-16 ヤマウチ 株式会社 回転伝達装置

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