JPH0218658B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0218658B2 JPH0218658B2 JP59202427A JP20242784A JPH0218658B2 JP H0218658 B2 JPH0218658 B2 JP H0218658B2 JP 59202427 A JP59202427 A JP 59202427A JP 20242784 A JP20242784 A JP 20242784A JP H0218658 B2 JPH0218658 B2 JP H0218658B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- connecting rod
- cap
- forging
- axial direction
- shape
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 33
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 26
- 238000005242 forging Methods 0.000 claims description 23
- 239000000047 product Substances 0.000 description 11
- 239000012467 final product Substances 0.000 description 4
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000009966 trimming Methods 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Forging (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は、内燃機関のコネクテイングロツド
のキヤツプを鍛造成形する方法に関する。
のキヤツプを鍛造成形する方法に関する。
従来の技術
内燃機関のコネクテイングロツドの大端部側に
取り付けられるキヤツプ(ベアリングキヤツプ)
を鍛造成形する方法としていわゆる複数個取りの
鍛造法がある。
取り付けられるキヤツプ(ベアリングキヤツプ)
を鍛造成形する方法としていわゆる複数個取りの
鍛造法がある。
第5図および第6図は縦打ちの鍛造プレスにて
加工する場合の例を示しており、上型1と下型2
との間に長尺の素材Wを供給して加圧成形するも
ので、同図に示すように例えば2個のコネクテイ
ングロツド・キヤツプを長手方向横一連に並設し
たかたちの中間成形品Pが得られる。そして、後
工程において、ばりB等の余肉部をトリミングす
ることで成形品である2個のコネクテイングロツ
ド・キヤツプが同時成形される。
加工する場合の例を示しており、上型1と下型2
との間に長尺の素材Wを供給して加圧成形するも
ので、同図に示すように例えば2個のコネクテイ
ングロツド・キヤツプを長手方向横一連に並設し
たかたちの中間成形品Pが得られる。そして、後
工程において、ばりB等の余肉部をトリミングす
ることで成形品である2個のコネクテイングロツ
ド・キヤツプが同時成形される。
発明が解決しようとする問題点
上記のような複数個取りの方法を基本とした上
で加工能率のすぐれた高速多段鍛造機で鍛造しよ
うとする場合、高速多段鍛造機の特性として、鍛
造機の前段でシヤーカツトされたときの素材の向
きと、型が必要とする素材の向きとが一致せず、
したがつて型に素材を投入する前に該素材を少な
くとも90度反転させて姿勢変更させる必要があ
る。
で加工能率のすぐれた高速多段鍛造機で鍛造しよ
うとする場合、高速多段鍛造機の特性として、鍛
造機の前段でシヤーカツトされたときの素材の向
きと、型が必要とする素材の向きとが一致せず、
したがつて型に素材を投入する前に該素材を少な
くとも90度反転させて姿勢変更させる必要があ
る。
また、第5図に示したように横一連形式の中間
成形品Pを得るためには素材が長くなりすぎ、鍛
造機そのものが大がかりなものとなるほか、余肉
となる部分が大きく材料歩留まりが悪いという問
題がある。
成形品Pを得るためには素材が長くなりすぎ、鍛
造機そのものが大がかりなものとなるほか、余肉
となる部分が大きく材料歩留まりが悪いという問
題がある。
本発明は、上記のような素材の反転操作や鍛造
機の大型化を招くことなく、材料歩留まりのよい
コネクテイングロツド・キヤツプの複数個取りの
鍛造を可能とした方法を提供しようとするもので
ある。
機の大型化を招くことなく、材料歩留まりのよい
コネクテイングロツド・キヤツプの複数個取りの
鍛造を可能とした方法を提供しようとするもので
ある。
問題点を解決するための手段
本発明においては、円柱状の素材を軸方向に押
しつぶして、円周方向4箇所に肉厚方向に突出す
る隆起部を有する略偏平円形素材を成形する工程
と、略偏平円形素材を軸方向に押しつぶして略偏
平方形状に成形する工程と、前記略偏平方形状の
素材を密閉鍛造して、前記コネクテイングロツ
ド・キヤツプをキヤツプ軸受面の軸方向に2個並
設した形状の中間成形品を成形する工程と、中間
成形品を2個のコネクテイングロツド・キヤツプ
に切離する工程とを含んでいる。
しつぶして、円周方向4箇所に肉厚方向に突出す
る隆起部を有する略偏平円形素材を成形する工程
と、略偏平円形素材を軸方向に押しつぶして略偏
平方形状に成形する工程と、前記略偏平方形状の
素材を密閉鍛造して、前記コネクテイングロツ
ド・キヤツプをキヤツプ軸受面の軸方向に2個並
設した形状の中間成形品を成形する工程と、中間
成形品を2個のコネクテイングロツド・キヤツプ
に切離する工程とを含んでいる。
この場合、中間成形品は、コネクテイングロツ
ド・キヤツプをその肉厚方向すなわちキヤツプ軸
受面の軸方向に2個並設した形状であるから、そ
の連設部にはわずかな余肉部が生ずるが、この余
肉部は2個のコネクテイングロツド・キヤツプに
切離する際にトリミングされる。
ド・キヤツプをその肉厚方向すなわちキヤツプ軸
受面の軸方向に2個並設した形状であるから、そ
の連設部にはわずかな余肉部が生ずるが、この余
肉部は2個のコネクテイングロツド・キヤツプに
切離する際にトリミングされる。
作 用
本発明によれば、素材を軸方向に押しつぶすこ
とを基本として、素材が円柱状から略偏平円形
状、略偏平方形状さらにはコネクテイングロツド
の2個並設形状へと変化することで最終製品形状
が得られるものであるから、高速多段鍛造機で鍛
造する場合において、いわゆる2個取りでありな
がら素材の長尺化ひいては鍛造機の大型化を招か
ないで済み、また素材の反転作業も必要としな
い。
とを基本として、素材が円柱状から略偏平円形
状、略偏平方形状さらにはコネクテイングロツド
の2個並設形状へと変化することで最終製品形状
が得られるものであるから、高速多段鍛造機で鍛
造する場合において、いわゆる2個取りでありな
がら素材の長尺化ひいては鍛造機の大型化を招か
ないで済み、また素材の反転作業も必要としな
い。
実施例
第1図A〜Eは本発明方法の一実施例を示す工
程説明図である。
程説明図である。
第1図Bに示す第1工程の押しつぶし工程で
は、前工程でシヤーカツトされた円柱状の素材W
(第2図A)をその軸方向から加圧して略偏平円
形状に押しつぶす(アプセツト)。このとき、後
工程での素材Wの肉流れを考慮し欠肉の発生を防
止するために第2図Bに示すように円周方向4箇
所に肉厚方向に突出する隆起部Rを形成する。
は、前工程でシヤーカツトされた円柱状の素材W
(第2図A)をその軸方向から加圧して略偏平円
形状に押しつぶす(アプセツト)。このとき、後
工程での素材Wの肉流れを考慮し欠肉の発生を防
止するために第2図Bに示すように円周方向4箇
所に肉厚方向に突出する隆起部Rを形成する。
第1図Cに示す第2工程の予備成形工程では、
前工程で略偏平円形状に成形された素材Wをさら
に略偏平方形状に押しつぶす一方、最終製品形状
に近付けるべく第2図Cに示すように所定の曲率
を持つた形状に予備成形する。この予備成形工程
での具体的方法としては、第3図に示すようにパ
ンチ3とダイス4とで画成される密閉空間に素材
Wを封じ込んで加圧する密閉鍛造法による。この
段階でコネクテイングロツド・キヤツプの2個の
概略形状がつくり出される。
前工程で略偏平円形状に成形された素材Wをさら
に略偏平方形状に押しつぶす一方、最終製品形状
に近付けるべく第2図Cに示すように所定の曲率
を持つた形状に予備成形する。この予備成形工程
での具体的方法としては、第3図に示すようにパ
ンチ3とダイス4とで画成される密閉空間に素材
Wを封じ込んで加圧する密閉鍛造法による。この
段階でコネクテイングロツド・キヤツプの2個の
概略形状がつくり出される。
第1図Dに示す第3工程の仕上成形工程では、
予備成形された略偏平方形状の素材Wを仕上成形
して最終製品形状に忠実な中間成形品Pをつくり
出す。この中間成形品Pの形状は同図にも示すよ
うに、最終成形品であるコネクテイングロツド・
キヤツプをその肉厚方向すなわちキヤツプ軸受面
bの軸方向に2個並設した形状とする。
予備成形された略偏平方形状の素材Wを仕上成形
して最終製品形状に忠実な中間成形品Pをつくり
出す。この中間成形品Pの形状は同図にも示すよ
うに、最終成形品であるコネクテイングロツド・
キヤツプをその肉厚方向すなわちキヤツプ軸受面
bの軸方向に2個並設した形状とする。
また、この仕上成形工程での具体的方法として
は、第4図に示すようにパンチ5とダイス6とで
画成される密閉空間に素材Wを封じ込んで加圧す
る密閉鍛造法による。
は、第4図に示すようにパンチ5とダイス6とで
画成される密閉空間に素材Wを封じ込んで加圧す
る密閉鍛造法による。
続いて、第1図Eに示す最終工程のトリミング
工程では、中間成形品Pを3ブロツクにせん断・
分割して、連設部に生じた余肉部Bをトリミング
する。その結果、成形品である2個のコネクテイ
ングロツド・キヤツプC1,C2が同時に得られる。
工程では、中間成形品Pを3ブロツクにせん断・
分割して、連設部に生じた余肉部Bをトリミング
する。その結果、成形品である2個のコネクテイ
ングロツド・キヤツプC1,C2が同時に得られる。
発明の効果
以上のように本発明方法によれば、円柱状の素
材を軸方向に押しつぶす方式であるので、素材を
90度反転することなしに高速多段鍛造機でのいわ
ゆる2個取りの密閉鍛造が可能となり、また略偏
平円形状の素材をさらに軸方向に加圧して略偏平
方形状に押しつぶす方式をとることによつて従来
のように素材が横方向に極端に長くなることがな
く、鍛造機の大型化を招かないで済むほか、最終
的な製品形状は密閉鍛造によつて成形されるので
余肉の発生量が著しく少なく、材料歩留まりの向
上が図れる。
材を軸方向に押しつぶす方式であるので、素材を
90度反転することなしに高速多段鍛造機でのいわ
ゆる2個取りの密閉鍛造が可能となり、また略偏
平円形状の素材をさらに軸方向に加圧して略偏平
方形状に押しつぶす方式をとることによつて従来
のように素材が横方向に極端に長くなることがな
く、鍛造機の大型化を招かないで済むほか、最終
的な製品形状は密閉鍛造によつて成形されるので
余肉の発生量が著しく少なく、材料歩留まりの向
上が図れる。
第1図A,B,C,D,Eは本発明の一実施例
を示す工程説明図、第2図Aは第1図Aの正面
図、第2図Bは第1図Bの−線に沿う断面
図、第2図Cは第1図Cの正面図、第2図Dは第
1図Dの正面図、第3図は第1図Cの型構成を示
す断面図、第4図は第1図Dの型構成を示す断面
図、第5図は従来の複数個取りの鍛造法を示す説
明図、第6図は第5図の−線に沿う断面図で
ある。 W…素材、P…中間成形品、C1,C2…コネク
テイングロツド・キヤツプ、b…キヤツプ軸受
面。
を示す工程説明図、第2図Aは第1図Aの正面
図、第2図Bは第1図Bの−線に沿う断面
図、第2図Cは第1図Cの正面図、第2図Dは第
1図Dの正面図、第3図は第1図Cの型構成を示
す断面図、第4図は第1図Dの型構成を示す断面
図、第5図は従来の複数個取りの鍛造法を示す説
明図、第6図は第5図の−線に沿う断面図で
ある。 W…素材、P…中間成形品、C1,C2…コネク
テイングロツド・キヤツプ、b…キヤツプ軸受
面。
Claims (1)
- 1 成形品である2個のコネクテイングロツド・
キヤツプを同時に鍛造成形する方法であつて、円
柱状の素材を軸方向に押しつぶして、円周方向4
箇所に肉厚方向に突出する隆起部を有する略偏平
円形素材を成形する工程と、略偏平円形素材を軸
方向に押しつぶして略偏平方形状に成形する工程
と、前記略偏平方形状の素材を密閉鍛造して、コ
ネクテイングロツド・キヤツプをキヤツプ軸受面
の軸方向に2個並設した形状の中間成形品を成形
する工程と、中間成形品を2個のコネクテイング
ロツド・キヤツプに切離する工程とを含むことを
特徴とするコネクテイングロツド・キヤツプの鍛
造成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20242784A JPS6178528A (ja) | 1984-09-27 | 1984-09-27 | コネクテイングロツド・キヤツプの鍛造成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20242784A JPS6178528A (ja) | 1984-09-27 | 1984-09-27 | コネクテイングロツド・キヤツプの鍛造成形方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6178528A JPS6178528A (ja) | 1986-04-22 |
JPH0218658B2 true JPH0218658B2 (ja) | 1990-04-26 |
Family
ID=16457328
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20242784A Granted JPS6178528A (ja) | 1984-09-27 | 1984-09-27 | コネクテイングロツド・キヤツプの鍛造成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6178528A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5586636A (en) * | 1978-12-23 | 1980-06-30 | Maruto Hasegawa Kosakusho:Kk | Production of hand tool |
JPS5651853A (en) * | 1979-10-04 | 1981-05-09 | Toshiba Corp | Semiconductor device |
JPS5818985U (ja) * | 1981-07-30 | 1983-02-05 | 東レ株式会社 | 緯糸探知装置 |
-
1984
- 1984-09-27 JP JP20242784A patent/JPS6178528A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5586636A (en) * | 1978-12-23 | 1980-06-30 | Maruto Hasegawa Kosakusho:Kk | Production of hand tool |
JPS5651853A (en) * | 1979-10-04 | 1981-05-09 | Toshiba Corp | Semiconductor device |
JPS5818985U (ja) * | 1981-07-30 | 1983-02-05 | 東レ株式会社 | 緯糸探知装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6178528A (ja) | 1986-04-22 |
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