JPH02186358A - 電子写真感光体及びその製造方法 - Google Patents

電子写真感光体及びその製造方法

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JPH02186358A
JPH02186358A JP495089A JP495089A JPH02186358A JP H02186358 A JPH02186358 A JP H02186358A JP 495089 A JP495089 A JP 495089A JP 495089 A JP495089 A JP 495089A JP H02186358 A JPH02186358 A JP H02186358A
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文紀 石川
Kunihiro Tamahashi
邦裕 玉橋
Shigeharu Konuma
重春 小沼
Masatoshi Wakagi
政利 若木
Masanobu Hanazono
雅信 華園
Saburo Shoji
庄司 三良
Takayuki Nakakawaji
孝行 中川路
Yutaka Ito
豊 伊藤
Shigeki Komatsuzaki
小松崎 茂樹
Tomoaki Yamagishi
智明 山岸
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子写真感光体およびその製造方法に係り、
特に高湿下で印刷しても良好な画像を形成することがで
きる水素化アモルファスシリコン系材料よりなる電子写
真感光体、およびその’fII造方法造言法に電子写真
装置に関する。
〔従来の技術〕
電子写真用感光体としては、従来からSe。
CdS、As1Se3などの無機アモルファス光な材料
、もしくはフタロシアニン系顔料に代表されるような有
機光導電材料が用いられている。
これらの材料は、耐電、光応答、光導電等の電子写真特
性が優れている。
しかし1機械的特性においては、硬度が小さく。
耐摩耗性に劣るなどの欠点がある。
これに対して、水素化アモルファスシリコン系材料を用
いた感光体(以下ra−5i:H感光体」と記す。)は
、硬度が大きく、耐摩耗性に優れていることから長寿命
の電子写真用感光体として期待されている。
しかし、a−5i:H感光体も、耐湿性に劣るという欠
点がある。
このため、a −S i C: I−1などを表面保膜
として用いるのが一般的となっているが、十分とはいえ
ない。
電子写真の印字プロセスにおいては、コロナ放電による
*aプロセスが存在するため、印字プロセスの繰り返し
により表面保護層が酸化し、耐湿性が劣化する。
特に、高湿下では画像流れが生じるようになる。
このような耐湿性の劣化を防止するため1表面保護層と
して、例えば特開昭55−70848号公報。
同55−142352号公報に記載されているように熱
可塑性樹脂膜、あるいは特開昭62−206559号公
報に記載されているようにメチルシリコーン樹脂又はフ
ッ素系化合物含有樹脂を含む膜などを用いることが知ら
れている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記の従来技術は、電子写真感光体の表面保護層として
要求される特性、すなわち、耐摩耗性。
クリーニング性などと、耐湿性とが必ずしも並立せず、
各々の特性を十分に満足するには至らなかった。
特に、フッ素系材料を表面保護層に用いる場合には、耐
湿性が大きく向上するものの、耐摩耗性およびクリーニ
ング性が著しく劣化するという欠点があった。
さらに、フッ素系材料は、水素化アモルファスシリコン
との親和性、密着性に乏しく、長時間の印字プロセスの
繰り返し後に画像流れが発生する。
したがって、a−8i:H感光体の欠点を十分に克服で
きなかった。
本発明の目的は、コロナ照射を繰り返した後においても
耐湿性に優れ、かつ耐摩耗性、クリーニング性にも優れ
るa−5i:H感光体およびその製造方法を提供するこ
とにある。
さらに、本発明の目的は1本発明のa−8i:H感光体
を用いた電子写真装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の電子写真感光体は、支持体上に水素化アモルフ
ァスシリコン系材料よりなる光導電層を具備し、光導電
層は、その最表面部に、下記一般式 %式%() (式中、Rxはパーフルオロポリオキシアルキルグルー
プ又はパーフルオロポリオキシアルキレングループ、R
zは−CON H−−COO−−CHtO−1Rzは炭
素数2〜4のアルキレン基、Raは炭素数1〜3のオキ
シアルキル基、mは1〜3を示す、) で表わされる化合物を有する。
また1本発明の電子写真感光体における光導電層は、そ
の最表面部に、パーフルオロポリオキシアルキルグルー
プ又はパーフルオロポリオキシアルキレングループと、
末端にシラノール基を有する非フッ素含有グループとが
結合した構造をもつ化合物を有する。
パーフルオロポリオキシアルキルグループ又はパーフル
オロポリオキシアルキレングループとしては、下記一般
式 %式% (式中、X、Y、Zは1以上の整数、望ましくは又は5
以上、Yは10〜15.Zは10〜5Gである。) で示されるものを用いることが好ましい。
これらのフッ素化合物には、デュポン社から市販されて
いるクライトックス43又はモンテフルオス社から市販
されているホンプリンY、ホンプリンZ等がある。
さらに、パーフルオロポリオキシアルキルグループ又は
パーフルオロポリオキシアルキレングループと、末端に
シラノール基を有する非フッ素含有グループとが結合し
た構造の有機化合物としては、下記一般式 %式%) (式中、R□はパーフルオロポリオキシアルキルグルー
プ又はパーフルオロポリオキシアルキレングループを示
す、) で示されるものを用いることが好ましい。
本発明に用いる有機化合物は、末端のシラノール基が、
感光体表面の無機物と反応し、オキサン結合を形成する
したがって、感光体はプラズマCVD法、スパッタリン
グ法、蒸着法などによって形成でき、本発明に用いる有
機化合物を直接、感光体表面に結合させることができる
感光体の表面は、a−8i :tr、 a−sic:H
,a−5iN:H,a−C:H,a−C:H:Fなど適
宜選定してよい。
また1本発明に用いる有機化合物を含有する有機表面保
護層をa−8i:H感光体の表面層に形成してもよい。
この場合に用いる有機表面保護層は特に限定されないが
、硬化後一部架橋していることが必要であり、硬化温度
300℃以下、望ましくは250℃以下で硬化するもの
が好適である。
具体的な例としては、フェノール硬化型エポキシ樹脂、
スチレン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂、ポ
リアミド樹脂等がある。
次に、a−8i、:H感光体表面に本発明の化合物を結
合させる方法の代表例について示す。
本発明に用いる有機化合物を1例えばフロンソルベント
などの溶剤に適量混合、溶解する。
この溶液を感光体表面に形成する。
形成法は、浸漬法2回転塗布法など適宜選択してよい。
その後、温度100℃〜200℃の状態で、時間0.5
h 〜2h程度の熱処理を施す、これにより、有機化合
物末端のシラノール基が、感光体表面のSi、C,Nな
どとオキサン結合を形成して、有機化合物が感光体表面
に固定される。
本発明に用いる有機化合物を有機表面保護層中に含有さ
せる場合を次に示す。
例えばフロンソルベントなどの溶剤に、本発明に用いる
有機化合物を溶解し、溶液1を作製する。
更に、三次元硬化型バインダー剤又は熱可塑性バインダ
ー剤を、これらが良く溶解する有機溶剤、例えばメチル
エチルケトンと酢酸ブチルセルソルブとを混合したもの
、に溶解し、溶液2を作製する。
その後、溶液1と溶液2とを混合し、塗布液を作製する
この塗布液を、浸漬法9回転塗布法など適宜選択し、感
光体表面に形成する。
その後、温度80℃〜150℃の状態で。時間0.5h
 〜3h程度の前段熱処理を施し、更に。
温度180’c〜300℃の状態で1h〜3h程度の後
段熱処理を施す。
前段熱処理は、主として溶剤の蒸発が、後段熱処理は、
主として有機表面保護層の架橋が、目的である。
有機表面体、1[層中に有機化合物を分散、含有させる
場合、有機表面保護層の厚さは、1μm以下が望ましく
、0.1〜0.5μmがより好適である。
厚すぎると電子写真感光体の残留特性などが悪化する。
厚さが1μm以下であれば上述の有機表面保護層を形成
しても光導電性、帯電特性等に影響を及ぼすことはない
有機表面保護層としてエポキシ樹脂を用いる場合には、
インシアネー(・基を含有するフッ素化合物、例えば下
記−数式で表わされる化合物を、シラノール基を有する
化合物に替えて用いることができる。
R,−R−(R’ )、−(NGO)。
又は (Rj)−(R−(R’ )−−(NCO)−)z(式
中、Rtはパーフルオロポリオキシアルキル基又はパー
フルオロポリオキシアルキレン基、Rハ結合基チー C
ON H−−OCON H−又は−CIhOCONIl
−、R’は2価若しくは3価の飽和脂肪族炭化水1f4
JAで炭素数が5〜20のもの又は2価若しくは3価の
芳香族炭化水素基で チル結合、アミド結合又は−〇 CI4 *露−で繰り
返し毎に違っていても良く、Xは1以上の整数で好まし
くは1〜3.n及びaは1又は2を示す。)含フッ素化
合物の具体的な例を下記に示す。
1、 Rt−CONH−CHx−C(CHa)z−CH
z−CH(CHa)−CHz−CHz−NCO 2、Rt−CONH−(CHz)a−CH−(CHz)
a−NGOCHz−NGO のものが好ましく、mは0以上の整数であり、1が好ま
しく、nは1又は2を表わす、)(式中、Rxはパーフ
ルオロポリオキシアルキル基、又はパーフルオロポリオ
キシアルキレン基、R+は直接結合、アミド結合、−C
I4z−又は−Co−、Rzは直接結合、エーテル結合
、ニス5、(Rr)−(CONHCHzC(CHa)z
−CHzCH(CHs)CHzCHz−NCO)z6、
(Rz)(CONH−(CHz)a−CH−(CHd4
−NGO)zGHz−NGO 9、 Rn CHzOCONH−CI4zC(CHa)
z−CHzCI4(CHs)−CHzCHz−NCO 大中はRtは既に述べたものと同じ、ツク−フルオロポ
リオキシアルキル基である。
これらのイソシアネート基は、フェノール若しくはクレ
ゾール等のフェノール類、第1級アミン類又はアルコー
ル類などでマスクされ、加熱して始めて反応する。
上記の含フッ素化合物を作製する場合には5例えばイソ
シアネート基をマスクしている含フッ素系化合物と、多
官能エポキシ化合物、フェノール化合物、アミン化合物
、ポリアミド化合物などの硬化剤とからなる塗料を作製
するとよい。
塗料の作製に用いる溶剤は、メチルエチルケトン、シク
ロヘキサノン、N、Nジメチルホルムアミド、エチレン
グリコールメチルエーテル等が望ましい。
この塗液に感光体を含浸し塗膜を形成し、加熱すると、
イソシアネート基はマスクが外れて、エポキシ基と反応
し、オキサゾリドン環を介してエポキシ化合物と化学結
合する。
加熱温度2時間などの熱処理条件は前述のものと同様で
よい。
〔作用〕
シラノール基を末端にもつ非フッ素含有グループと、パ
ーフルオロポリオキシアルキルグループ又はパーフルオ
ロポリオキシアルキレングループと、が結合した有機化
合物は、末端のシラノール基がa−8i:H感光体の表
面と反応し1強固な結合を形成して感光体表面に固定さ
れる。
又、有機表面保護層内に有機化合物が含有される場合に
は、有機表面保護層とシラノール基とが反応し、一部の
有機化合物が有機表面保護層内に強固に固定され、他の
有機化合物は表面に固定される。
有機化合物のパーフルオロポリオキシアルキルグループ
又はパーフルオロポリオキシアルキレングループは、感
光体表面を覆い、炭化フッ素の長鎖をもつため、はつ水
性、クリーニング性及び耐摩耗性に効果を及ぼし、a−
3i:H感光体に適用した場合に5画像流れの生じない
高信頼性の長寿命感光体が実現できる。
イソシアネート基を用いる場合も同様である。
〔実施例〕
実施例1 以下、本発明の一実施例を第1図により説明する。
第1図は、本発明によるa−8i:H感光体の膜構造を
示した概略図である。
第1図において、符号101はAQ素管、102は電荷
注入阻止層、103は電荷搬送層、104は電荷発生層
、105は表面保護層、106は有機化合物層、107
は有機化合物、108は非フッ素含有基、109はパー
フルオロポリオキシアルキル基をそれぞれ意味する。
φ120mXQ400mのAQ素管101上に。
■ モノシラン、エチレン、ジボラン及び水素の混合ガ
スを用いて、a −S i C: H: Bの電荷注入
阻止層102を。
■ モノシラン、ジボラン及び水素の混合ガスを用いて
、a−8i:H:Bの電荷搬送層103を。
■ モノシラン、ゲルマン及び水素の混合ガスを用いて
、a−5iGe:Hの電荷発生層104を、 ■ モノシラン、エチレン及び水素の混合ガスを用いて
、a−8iC:Hの表面保護105を。
13.56MHz  の高周波を印加するプラズマ気相
反応装置内で、順次形成した。
各層の膜厚は、電荷注入阻止層102が2μm。
電荷搬送層103が30μm、電荷発生M104が1μ
m1表面保護層105が0.5μmである。
次に、この感光体をプラズマ気相反応装置より取り出し
1本発明になる有機化合物層106を設けた。
有機化合物層106の形成に用いた塗布液は、下記の化
学桔造式 %式%) (式中、RtはFCCF(CFa)−CFzO)n−C
F(CFa)−を示し、nは平均14である。)で示さ
れる有機化合物10gを、フロンソルベント1990g
中に溶解して作製した。
この溶液に、上述した感光体を浸漬して表面に塗膜を形
成した。
この後、大気中、温度150℃の状態で1時間の間熱処
理を施し、有機化合物107の非フッ素含有基108の
末端のシラノール基と表面保護層105のSi又はCと
を反応させ、パーフルオロポリオキシアルキル基109
で覆われた有機化合物層106を作製した。
このようにして得た感光体を感光体特性評価機に装着し
、感光体を静止したままでコロナ照射試験を実施した。
コロナ照射試験後の耐湿性を、水と感光体との接触角に
より評価した。
結果を第3図に示す。
第3図は、コロナ照射時間(h)と接触角(度)との関
係を示したグラフである。
第3図中には比較例として有機化合物層106を設けて
いない感光体の結果も合せて示した。
本発明になる感光体は、コロナ照射40時間後でも接触
角が高く、良好な耐湿性を示した。
また、本発明になる感光体を用いて、波長7800mの
半導体レーザーを光源とし、毎分120頁の印刷スピー
ドを有するプリンターに搭載して印刷試験を行った。
その結果、湿度80%RHの条件下において。
300万頁印刷後でもフィルミングや画像流れなどの問
題が起らず、鮮明な画像が得られた。
更に、画像を低倍率の顕微鏡で観察し、解像度などを調
べた結果、初期の画像品質と変わらず良好であった。
一方、クリーニングブラシによる耐摩耗性を、水と感光
体との接触角により評価した。
結果を第4図に示す。
第4図は、クリーニングブラシによる摩耗時間(h)と
接触角(度)との関係を示したグラフである。
第4図中には比較例として有機化合物層106を設けて
いない感光体の結果も合せて示した。
本発明になる感光体は、クリーニングブラシによる摩耗
時間35時間後でも接触角が高く、良好な耐摩耗性を示
した。
実施例2 以下1本発明の他の実施例を第2図により説明する。
第2図は1本発明によるa−8i:II感光体の膜構造
を示した概略図である。
第2図に示した感光体は、実施例1と同様にAQ素管1
01上に、符号102〜105の膜を積層して4層構造
のa−8i、:H感光体を作製した。
次にこの感光体をプラズマ気相反応装置より取出し1本
発明の有機化合物107を含有する有機表面保護層11
2を塗布した。
塗布液として、実施例1に示したと同様の化学41i造
を有する有機化合物5gを、フロンソルベント995g
中に溶解した溶液1を作製し、次に。
メチルエチルケトン800g、酢酸エチレングリコール
七ノーn−ブチルエーテルloogを混合した溶剤に、
エポキシ樹脂59.5g  、 フェノール樹脂40.
5 g 及びトリエチルアンモニウt1カリボール塩0
.6g を溶解した溶液2を作製し、溶液1と溶液2と
を混合したものを作製した。
この溶液にL述したa −S i、 : H感光体を浸
漬して1表面に有機バインダー層11」及び有機化金物
層106からなる有機表面保護lm112を形成した。
この後、温度100℃の状態で1時間の間前段熱処理を
施し、温度200℃の状態で2時間の間後段熱処理(バ
インダーの加熱硬化)を施し、有機表面保護層112を
完成した。
そしてパーフルオロポリアルキル基109及び末端にシ
ラノール基を有する非フッ素含有基108からなる有機
化合物107は有機バインダJ!111と化学結合し、
有機バインダ層111内部あるいは有機バインダ層11
1表面に固定される。
このようにして得た感光体も実施例1と同様、水と感光
体との接触角が高く、良好な耐湿性を示した。
更に、実施例1と同様、湿度80%RHの条件下におい
て、300万頁印刷後でも画像流れなどの問題は生じず
、鮮明な画像が得られた。
実施例3 実施例1と同様にして4層構造のa−8i:H感光体を
作製した。
次にこの感光体に本発明の含フッ素化合物を含有するエ
ポキシ樹脂よりなる有機表面保護層を塗布法にて形成し
た。
(式中、Rzは、F(CF(CFs)−CzFzO)*
−CF(CFa)−でn+平均14である。)で示され
る化合物4 g pエポキシ樹脂37.9 。
フェノール樹脂62.1g、エポキシ樹脂の硬化促進剤
としてトリエチルアンモニウムカリボール塩0.38 
g  を、メチルエチルケトン1596g。
酢酸エチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル20
0g及びフロンソルベント100gを混合したものに溶
解し、塗布法を作製した。
この溶液に上述のa−5i:H感光体を浸漬し。
表面にエポキシ樹脂よりなる有機表面保護層を形成した
後、温度100℃の状態で1時間の間前段熱処理(予備
加熱処理)を施し、温度200℃の状態で2時間の間後
段熱処理(加熱硬化処理)を施し、有機表面保護層を完
成した。
含フッ素化合物のイソシアネート基は、エポキシ基と化
学結合し、有機バインダ層内部あるいは有機バインダJ
!表面に固定される。
尚、実施例3の膜構造は実施例2の膜もlI造と同様で
ある。
このようにして得た感光体も実施例1と同様、水と感光
体との接触角が高く、良好な耐湿性を示した。
更に、実施例1と同様、湿度80%RT(の条件下にお
いて、300万頁印刷後でも画像流れなどの問題は生じ
ず、鮮明な画像が得られた。
第5図は1本発明の感光体を用いた電子写真装置の構成
図である。
第5図において、符号501はa−5i:H感光ドラム
、502は帯電器、503は光学系。
504は現像器、506は転写器、507はクリーナ、
508は電源・回路部、509はトナー511は用紙、
512はフェードランプ、513はイレーズランプ、5
14はプレヒータ、51Gはヒートロール、517はレ
ーザ光をそれぞれ示す。
感光ドラム501は、帯f!!、器502により′Ir
r1tする。
帯電した感光ドラム501の表面に、光学系503を介
し、レーザ光517が照射し感光ドラム501上に潜像
が形成される。
現像器504は、感光ドラム501との潜像にトナー5
09を付着させ、印字パターンを形成させる。
フェードランプ512は、感光ドラム501上のトナー
を効率よく用紙511に転写するため設置される。
転写器506において、用紙511に感光ドラム上の印
字パターンを転写する。
印字パターンを転写された用紙511は、ブレヒータ5
14.ヒートロール516を通り、トナーが固定される
一方、感光ドラム501上の残ったトナーは。
イレーズランプ513.クリーナ507により取り除か
れる。
こうした装置により、フィルミングや画像流れなどのな
い印刷が可能となる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、長時間繰り返し使用しても耐湿性に優
れ、かつ耐摩耗性、クリーニング性にも優れる長寿命の
電子写真感光体を実現できる。
更に、本発明のa−8i:H感光体を用いた電子写真装
置により、フィルミングや画像流れなどのない鮮明な画
像の電子写真装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例であり、有機化合物をa−
8i:H感光体表面に直接反応させた場合の感光体構造
図、第2図は、本発明の他の実施例であり、有機化合物
を有機バインダ層に含有させた場合の感光体構造図、第
3図は、コロナ照射時間と接触角との関係を示したグラ
フ、第4図は。 クリーニングブラシによる摩耗時間と接触角との関係を
示したグラフ、第5図は、本発明の感光体を用いた電子
写真装置の構成図である。 101・・・AQli4管5102・・・電荷注入阻止
層、103・・・電荷搬送層、104・・・電荷発生層
、105・・・表面保護層、106・・・有機化合物層
、107・・・有機化合物、108・・・非フッ素含有
基、109・・・パーフルオロポリオキシアルキル基、
111・・・有第1図 第  3  図 第2図 コロナ照射時間 (h) 図 第 図 クリーニングプランによる摩耗時間 (h)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、支持体上に水素化アモルファスシリコン系材料より
    なる光導電層を具備する電子写真感光体において、 前記光導電層の最表面部に、下記一般式 R_f−R_1−R_2−Si(R_3)_m(式中、
    R_fはパーフルオロポリオキシアルキルグループ又は
    パーフルオロポリオキシアルキレングループ、R_1は
    −CONH−、−COO−、−CH_2O−、R_2は
    炭素数2〜4のアルキレン基、R_3は炭素数1〜3の
    オキシアルキル基、mは1〜3を示す。) で表わされる化合物を有することを特徴とする電子写真
    感光体。 2、支持体上に水素化アモルファスシリコン系材料より
    なる光導電層を具備する電子写真感光体において、 前記光導電層の最表面部に、パーフルオロポリオキシア
    ルキルグループ又はパーフルオロポリオキシアルキレン
    グループと、末端にシラノール基を有する非フッ素含有
    グループとが結合した構造をもつ化合物を有することを
    特徴とする電子写真感光体。 3、支持体上に水素化アモルファスシリコン系材料から
    なる光導電層と表面保護層とを有する電子写真感光体に
    おいて、 前記表面保護層の最表面部に、下記一般式 R_f−R_1−R_2−Si(R_3)_m(式中、
    R_fはパーフルオロポリオキシアルキルグループ又は
    パーフルオロポリオキシアルキレングループ、R_1は
    −CONH−、−COO−、−CH_2O−、R_2は
    炭素数2〜4のアルキレン基、R_3は炭素数1〜3の
    オキシアルキル基、mは1〜3を示す。) で表わされる化合物を有することを特徴とする電子写真
    感光体。 4、導電性支持体上に、電荷注入阻止層、電荷搬送層、
    電荷発生層及び表面保護層を順次有し、前記電荷搬送層
    と前記電荷発生層とがいずれも水素化アモルファスシリ
    コン系材料からなり、前記両層が光導電層を形成する電
    子写真感光体において、 前記表面保護層の最表面部に、パーフルオロポリオキシ
    アルキルグループ又はパーフルオロポリオキシアルキレ
    ングループと、末端にシラノール基を有する非フッ素含
    有グループとが結合した構造をもつ化合物を有すること
    を特徴とする電子写真感光体。 5、支持体上に水素化アモルファスシリコン系材料より
    なる光導電層を具備する電子写真感光体において、 前記光導電層の最表面に有機表面保護層を有し、該有機
    表面保護層中に、下記一般式 R_f−R_1−R_2−Si(R_3)_m(式中、
    R_fはパーフルオロポリオキシアルキルグループ又は
    パーフルオロポリオキシアルキレングループ、R_1は
    −CONH−、−COO−、−CH_2O−、R_2は
    炭素数2〜4のアルキレン基、R_3は炭素数1〜3の
    オキシアルキル基、mは1〜3を示す。) で表わされる化合物を含むことを特徴とする電子写真感
    光体。 6、支持体上に水素化アモルファスシリコン系材料から
    なる光導電層を具備する電子写真感光体において、 前記光導電層の最表面に有機表面保護層を有し、該有機
    表面保護層中に、パーフルオロポリオキシアルキルグル
    ープ又はパーフルオロポリオキシアルキレングループと
    、末端にシラノール基を有する非フッ素含有グループと
    が結合した構造をもつ化合物を含み、前記パーフルオロ
    ポリオキシアルキルグループ又はパーフルオロポリオキ
    シアルキレングループの一部が、前記有機表面保護層の
    表面上に存在していることを特徴とする電子写真感光体
    。 7、前記有機表面保護層の膜厚が、10〜1000nm
    であることを特徴とする請求項5又は6記載の電子写真
    感光体。 8、請求項2において、前記非フッ素含有グループが、
    下記一般式 −R_1−R_2−Si(R_3)_m (式中、R_は−CONH−、−COO−、−CH_2
    O−、R_2は炭素数2〜4のアルキレン基、R_3は
    炭素数1〜3のオキシアルキル基、mは1〜3を示す。 ) で表わされることを特徴とする電子写真感光体。 9、支持体上に水素化アモルファスシリコン系材料より
    なる光導電層と表面保護層とを具備する電子写真感光体
    において、 前記表面保護層の最表面部に、パーフルオロポリオキシ
    アルキルグループ又はパーフルオロポリオキシアルキレ
    ングループと、末端にシラノール基を有する非フッ素含
    有グループとが結合した構造をもつ化合物を有し、該化
    合物と前記表面保護層とが化学結合していることを特徴
    とする電子写真感光体。 10、前記化学結合が、オキサン結合であることを特徴
    とする請求項9記載の電子写真感光体。 11、ドラム状の支持体上に水素化アモルファスシリコ
    ン系材料よりなる光導電層を有する電子写真用感光体ド
    ラムにおいて、 前記光導電層の最表面部が、下記一般式 R_f−R_1−R_2−Si(R_3)_m(式中、
    R_fはパーフルオロポリオキシアルキルグループ又は
    パーフルオロポリオキシアルキレングループ、R_1は
    −CONH−、−COO−、−CH_2O−、R_2は
    炭素数2〜4のアルキレン基、mは1〜3を示す。) で表わされる化合物を有していることを特徴とする電子
    写真用感光ドラム。 12、水素化アモルファスシリコン系材料よりなる光導
    電層と該光導電層の支持体とを具備する電子写真感光体
    の製造方法において、 前記光導電層の最表面部に、熱処理によつて下記一般式
    、 R_f−R_1−R_2−Si(R_3)_m(式中、
    R_fはパーフルオロポリオキシアルキルグループ又は
    パーフルオロポリオキシアルキレングループ、R_1は
    −CONH−、−COO−、−CH_2O−、R_2は
    炭素数2〜4のアルキレン基、R_3は炭素数1〜3の
    オキシアルキル基、mは1〜3を示す。) となる化合物を形成し、その後熱処理を施して前記化合
    物を形成することを特徴とする電子写真感光体の製造方
    法。 13、支持体上に水素化アモルファスシリコン系材料よ
    りなる光導電層を具備する感光ドラムと該感光ドラムを
    帯電する帯電系と、 前記感光ドラムに潜像を形成する光学系と、潜像を形成
    した前記感光ドラムにトナーを付着させ印字パターンを
    形成する現像系と、 前記感光ドラム上の印字パターンを用紙に転写する転写
    系と、 前記感光ドラム上に残つたトナーを除却するクリーニン
    グ系とを具備する電子写真装置において、 前記感光ドラムの最表面部に、パーフルオロポリオキシ
    アルキルグループ又はパーフルオロポリオキシアルキレ
    ングループと、末端にシラノール基を有する非フッ素含
    有グループとが結合した構造をもつ化合物を有すること
    を特徴とする電子写真装置。 14、支持体上に水素化アモルファスシリコン系材料よ
    りなる光導電層を具備する電子写真感光体において、 前記光導電層の最表面部に、下記一般式 R_f−R_1−R_2−Si(R_3)_m(式中、
    R_fはパーフルオロポリオキシアルキルグループ又は
    パーフルオロポリオキシアルキレングループ、R_1は
    −CONH−、−COO−、−CH_2O−、R_2は
    炭素数2〜4のアルキレン基、R_3は炭素数1〜3の
    オキシアルキル基、mは1〜3を示す。) で表わされる化合物を有し、 該化合物が有機表面物質に覆われていて、前記化合物の
    一部が有機表面物質上に存在していることを特徴とする
    電子写真感光体。 15、支持体上に、水素化アモルファスシリコン系材料
    よりなり、光を照射することにより潜像を形成する光導
    電層を有する電子写真感光体において、 前記光の照射される面に、下記一般式 R_f−R_1−R_2−Si(R_3)_m(式中、
    R_fはパーフルオロポリオキシアルキルグループ又は
    パーフルオロポリオキシアルキレングループ、R_1は
    −CONH−、−COO−、−CH_2O−、R_2は
    炭素数2〜4のアルキレン基、R_3は炭素数1〜3の
    オキシアルキル基、mは1〜3を示す。) で表わされる化合物を有することを特徴とする電子写真
    感光体。 16、支持体に水素化アモルファスシリコン系材料より
    なる光導電層を具備する電子写真感光体において、 前記光導電層の最表面部にエポキシ樹脂を有する表面保
    護層を有し、 該表面保護層中に下記一般式 R_f−R−(R′)_m−(NCO)_n又は {R_f}−{R−(R′)_m−(NCO)_n}_
    2(式中、R_fはパーフルオロポリオキシアルキル基
    又はパーフルオロポリオキシアルキレン基、Rは結合基
    で−CONH−、−OCONH−又は−CH_2OCO
    NH−、R′は2価若しくは3価の飽和脂肪族炭化水素
    基若しくは芳香族炭化水素基、mは0以上の整数、nは
    1又は2を示す。)で表わされるイソシアネート基を有
    するフッ素化合物を含有することを特徴とする電子写真
    感光体。 17、支持体に水素化アモルファスシリコン系材料より
    なる光導電層を具備する電子写真感光体において、 前記光導電層の最表面部にエポキシ樹脂を有する表面保
    護層を有し、 該表面保護層中に下記一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_fはパーフルオロポリオキシアルキル基又
    はパーフルオロポリオキシアルキレン基、R_1は直接
    結合、アミド結合、−CH_2−又は−CO−、R_2
    は直接結合、エーテル結合、エステル結合、アミド結合
    又は−OC_■H_2_■−(繰り返し毎に違つていて
    もよい。)、xは1以上の整数、n及びlは1又は2を
    示す。)で表わされるイソシアネート基を有するフッ素
    化合物を含有することを特徴とする電子写真感光体。 18、前記イソシアネート基を有するフッ素化合物の前
    記イソシアネート基が、フェノール類でマスクされてい
    ることを特徴とする請求項16又は17の電子写真感光
    体。 19、支持体上に、水素化アモルファスシリコン系材料
    よりなりる光導電層を具備する電子写真感光体において
    、 前記光導電層の最表面部が、下記一般式 R_f−R_1−R_2−Si(R_3)_m(式中、
    R_fはパーフルオロポリオキシアルキルグループ又は
    パーフルオロポリオキシアルキレングループ、R_1は
    −CONH−、−COO−、−CH_2O−、R_2は
    炭素数2〜4のアルキレン基、R_3は炭素数1〜3の
    オキシアルキル基、mは1〜3を示す。) で有する化合物で覆われていることを特徴とする電子写
    真感光体。
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