JPH02186327A - 波長変換光学素子 - Google Patents

波長変換光学素子

Info

Publication number
JPH02186327A
JPH02186327A JP622489A JP622489A JPH02186327A JP H02186327 A JPH02186327 A JP H02186327A JP 622489 A JP622489 A JP 622489A JP 622489 A JP622489 A JP 622489A JP H02186327 A JPH02186327 A JP H02186327A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
waveguide
harmonic
optical waveguide
face
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP622489A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2878701B2 (ja
Inventor
Genichi Hatagoshi
玄一 波多腰
Masasue Okajima
岡島 正季
Kazutaka Terajima
一高 寺嶋
Yutaka Uematsu
豊 植松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP1006224A priority Critical patent/JP2878701B2/ja
Priority to US07/451,234 priority patent/US5377291A/en
Priority to DE68925809T priority patent/DE68925809T2/de
Priority to EP89313380A priority patent/EP0377988B1/en
Publication of JPH02186327A publication Critical patent/JPH02186327A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2878701B2 publication Critical patent/JP2878701B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Filters (AREA)
  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
  • Optical Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、光情報処理や光計Δ11等に用いる短波長の
光源を得るための波長変換光学素子に係わり、特にチェ
レンコフ放射方式を利用した波長変換光学素子に関する
(従来の技術) 近年、高密度光ディスクシステム、計測及び表示システ
ム等への応用を目的として、短波長のコヒーレント光源
の開発が進められている。
光デイスクシステムでは、ディスク面上に絞られる光の
スポット径が光源の波長に比例するため、高密度化を実
現するには短波長の光Rが必須である。
短波長の光源としての半導体レーザは、小型。
軽量且つ低消費電力という利点を持つため、新しい材料
を用いた、より短波長のレーザの開発が進められており
、既に0.6μm帯(赤色)に発振波長を持つI nに
aA I P系半導体レーザは実用化のレベルに至って
いる。しかしながら、さらに短波長の緑色或いは青色の
半導体レーザについては研究は行われているものの、室
温で連続発振するレーザは得られておらず、実用化の見
通しは未だついていない。
一方、短波長の光源を実現する他の手段として、非線形
光学結晶を用いた光第2高調波発生(SHG)があり、
従来より多くの研究が行われている。特に、小型、低消
費電力を実現させるため、基本波光源として半導体レー
ザを用い、非線形光学結晶を導波路化する試みが行われ
ている。そして、第22図に示す如く、 L i N b O*基板91上に導波部92を形成し
たプロトン交換LiNb0.導波路を用いることにより
、基本波(λl)の80m Wの半導体レーザ光に対し
、第2高調波として1mWの青色光(λ2)が得られて
いる(昭和82年秋季応用物理学会、 19p−ZG−
4(19g?)) 、この方式は、チェレンコフ放射に
より光第2高調波を導波路基板内へ放射させるもので、
従来のSHGに比べ、角度1り御や温度制御等による位
相整合が不要であるという利点を持つ。
しかしながら、このような波長変換光学素子を短波長光
源としての実用に供するためには、少なくとも数mWの
光出力が必要であり、そのためには基本波として100
rrx W以上の出力が必要とされる。半導体レーザは
高出力になるほど、熱の影響及びCOD等による劣化が
起こり易く、長時間の寿命を確保するのが困難になるた
め、これがSHG方式による短波長光源の実用化の上で
大きな制約となる。
バルクのSHGでは、光第2高調波への変換効率を上げ
る手段として、外部共振器方式が考えられており、これ
により例えば基本波の先出力52.8m Wに対して2
9.7m Wの光第2高調波が得られた例が報告されて
いる( IEP、E J、QuanLusElecLr
on、、QE−24,No、8.pp、913−919
(1918))  。
但し、半導体レーザ励起のYAGレーザを基本波として
用いたものであり、励起用半導体レーザの光出力は50
0m Wが必要とされる。一方、光導波路においても、
共振器型SHGの報告例があり、Arレーザ光を基本波
として、光第2高調波への変換効率0 、196が得ら
れている(R,Reg!ner eL al、:EC0
C’86(19116)) 、  しかし、光導波路に
おける共振器型SHGは共振条件と位相整合条件の両方
を満たすようにしなければならないため、厳しい温度制
御精度が要求され、やはり実用化の上で大きな制約とな
る。
また、前記第22図に示す構成では、出射ビームは導波
路面に垂直方向の面内では平行光、それと直交する市内
では場所によりビームウェスト位置の異なる発散光とな
っており、軸対称性を持っていない。このため、コリメ
ート或いは集光を行うには特殊な光学系を必要とし、ビ
ームを回折限界のスポット径にまで絞ることは困難であ
る。
これに対し、同じチェレンコフ放射方式を用いたものと
して、非線形材料の単結晶ファイバによるSHGが報告
されている(昭和61年秋季応用物理学会、 29p−
X−2(198B) ) o第23図に示したように、
コア93の周囲をクラッド94で被覆した同軸構造とな
っており、この方式では光第2高調波がクラッド94内
で光軸に対して一定の角度θCの方向に進むチェレンコ
フ放射光となり、ファイバ端面から出射されるビームは
光軸に対し角度θ0 (但し、角度θ。−θo = 5
in−’ (n 2 sln θc)+nzは光第2高
調波に対するクラッドの屈折率)の方向に広がるリング
状のビームとなる。この出射ビームは軸対称性はあるが
、やはりこのままではコリメート或いは集光させること
はできない。
(発明が解決しようとする課題) このように従来、小型化のために光導波路を用いたSH
Gでは、鹿換効率が未だ十分ではなく、基本波として1
00m W以上の光出力が必要とされる。また、高効率
化のため共振器型導波路を用いたものでは、位MJ整合
のために温度制御精度が厳しく、実用化は困難である。
また、位相整合が不要のチェレンコフ放射を利用するS
HGでは、出射ビームをコリメート或いは集光させるこ
とが困難である。さらに、軸対称性のあるビームが得ら
れるファイバ方式においても、出射ビームをそのままで
はコリメートできず、特殊な光学系を用いてコリメート
する場合でも、光学素子の厳密な加工f1?度が要求さ
れるという問題がある。
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、その目
的とするところは、位相整合が不要で変換効率の高い波
長変換光学素子を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、特殊な光学系を用いること
なく、チェレンコフ放射による光第2高調波ビームをコ
リメート或いは集光させることができる波長変換光学素
子を提供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明の骨子は、光導波路の端面に反射膜を設けること
により、基本波からの光第2高調波への変換効率を高め
ることにある。さらに、光導波路の光出射端面に、円錘
波を平面波や球面波等に変換する波面変換素子を設け、
光導波路の光出射端面から出射される光第2高調波ビー
ムをコリメート或いは集光することにある。
即ち本発明(27求項1又は2)は、導波部及びクラッ
ド部の少なくとも一方を非線形光学材料で構成した光導
波路からなり、光導波路の一方の端面から導波部に入射
された基本波をチェレンコフ放射により光第2高調波に
変換してクラ゛ツド部に放射し、クラッド部に放射され
た光第2高調波を光導波路の他方の端面から出射する波
長変換光学素子において、少なくとも前記光導波路の光
第2高調波出射端面に、導波モードの基本波に対して高
反射、光第2高調波に対して低反射となる反射膜を設け
るようにしたものである。
また本発明(請求項3)は、チェレンコフ放射を利用し
た波長変換光学素子において、導波部及びクラッド部の
少なくとも一方を非線形光学材料で構成した光導波路か
らなり、光導波路の一方の端面から導波部に入射された
基本波をチェレンコフ放射により光第2高調波に変換し
てクラッド部に放射し、クラッド部に放射された光第2
高調波を光導波路の他方の端面から出射する波長変換部
と、この波長変換部の光第2?iII:A波出射端面に
接して設けられ、該出射端面から出射される円錘波を平
面波1球面波又は広がり角の異なる円錘波に変換する波
面変換部とを設け、光第2高調波ビームをコリメート或
いは集光するようにしたものである。
(作用) 本発明(請求項1.2)によれば、チェレンコフ放射方
式による光導波路型SHGにおいて、光導波路端面に上
記のような反射膜を設けることにより、π導波路内での
光パワーを高めることができ、これにより基本波からの
光第2高調波への変換効率を高めることが可能となる。
また本発明(請求項3)によれば、光導波路の端面に接
して上記のような波面変換素子を設けることにより、平
面波(平行光)或いは球面波(収束先又は発散光)とし
ての光第2高調波が得られ、光第2高調波ビームを有効
利用することが可能となる。さらに、ファイバ型光導波
路の光出射端面に設ける波面変換素子として同心円回折
格子を用いることにより、作成が容易で位置合わせも容
易な波面変換素子を備えた波長変換光学素子の実現が可
能となる。また、回折格子断面形状を上記のように鋸歯
状波とすることにより、回折効率の高い波面変換素子を
備えた波長変換光学素子の実現が可能となる。
(実施fN) 以下、本発明の詳細を図示の実施例によって説明する。
TS1図は本発明の第1の実施例に係わる波長変換光学
素子の概略構成を示す断面図である。
図中11は非線形材料からなる断面円形のコア(光導波
部)であり、このコア11の周囲はガラスクラッド12
により被覆されている。これらコア11及びクラッド1
2からなる光導波路は、前記第23図と同様に、軸対称
のファイバ型光導波路となっている。光導波路の両端面
には、本発明の特徴である反射WA13.14がそれぞ
れ披むされている。そして、反射膜(第2の反射111
!I)13を設けた端面からコア11内に基本波15が
入射され、クラッド12中に伝搬したチェレンコフ放射
光(光第25調波)16が反射H(第1の反射膜)14
を設けた端面から出射されるものとなっている。
ここで、基本波15の波長λ1及び光第2高調波16の
波長λ、(−λ、/2)に対するクラッド12の屈折率
をそれぞれn l +  02とすると、 nl <ngpp <n2       −−−ci)
を満たすようにクラッド12の材料が選択されている。
但し、nFIPPはコア11及びクラッド12からなる
ファイバ型光導波路の基本波に対する実効hII折率で
ある。
波長λ1の基本波15がこのファイバ型光導波路に入射
すると、非線形光学材料からなるコア11によって、こ
の光がλ1/2の光第2高調波に変換され、コア11に
対しθCの角度を持ったチェレンコフ放射光16として
クラッド12中を伝搬する。θCはnl、及びn2と次
の関係にある。
n 2 eO5θc −n gpp        −
(2)第1の反射膜14は、導波モードである基本波に
対して高反射、チェレンコフ放射光の光第2高調波に対
して低反射となるように設計されている。さらに、第2
の反射膜13は、導波モードである基本波に対して、以
下に述べるような最適の反射率となるように設計されて
いる。
ここで、反射813及び反射膜14の基本波(導波そ−
ド)に対する反射率をそれぞれr l r「2とする。
また、入射基本波のパワーをP1光導波路への結合効率
をη、光導波路入射直後の導波モードのパワーをP C
sチェレンコフ放射光への変換効率をγSl+PCsそ
れ以外の導波モード損失により失われるパワー(導波路
長しに対して)の比をa、光第2高調波として外部に出
射するパワーをP2とする。従来のチェレンコフ放射に
よる光第2高調波発生の場合、即ち反射813.14が
ない場合には、端面での反射を無囚すると、上記のパラ
メータの間には次の関係がある。
Pc−ηP、            ・・・(3)p
 、 mγ1iHPc”−4271MP+”・・・(4
)一方、第1図のように反射1![13,14が存在す
る場合には、共振条件の下で、p、、p。
は次式で与えられる(11シlEC1,Quantum
EIactron、、QE−24,8,pp、913−
919(19gB> ) 。
P2 sat、  γSNP C2・” (8)ここで
、t2は反射膜14の光第2高調波に対する透過率、ま
たtはPcの関数で、次式で表わされる。
t−(1−a)(1−γsoP c )  ・” (7
)また、入射波に対する共振器のインピーダンス整合条
件は、 rl mr3 t2         ・・・(8)で
与えられる。
例として、n =0.5 、 7 su”0.4/W 
、  P l=100mW 、  L = 5 mm、
導波路損失a −1dB/cs(a〜0.1)の場合を
考える。このパラメータで、反射膜がない場合には、 
(4)式より、光第2高調波出力として1mWが得られ
ることになる。一方、反射膜が存在する構成で、「2−
1とすると、(5)、(7)、(8)式よりインピーダ
ンス整合条件を満たす反射111i13の反射率はf、
m047となる。t2−1とすると、(5)、(8)式
より、光第2高調波の先出力は、11.4m Wとなり
、反射膜がない場合に比べると、1桁大きい光第2高調
波パワーが得られることになる。なお、上記のような反
射膜の反射率設定は、誘電体多層膜を用いることにより
可能である。
上記の例では、約lO%の変換効率が得られている。入
射波のパワー foom Wの残り9096の内訳は5
0%が光導波路に結合しない光、3096が導波路損失
で失われる光、1096が反対側に伝搬する光第2高調
波である。光導波路への結合効率を上げ、導波路損失を
小さくすると、さらに光第2高調波への変換効率の高い
波長変換光学素子が実現できる。導波路損失を小さくす
るには、jJi位長さ当りの損失を小さくするか、或い
は導波路長を短くすればよい。上記の例では、例えば導
波路損失を0.5d13/e−にするのと、導波路長を
2.5msにするのとは等価である。この場合のインピ
ーダンス整合条件はr、mO,75となる。
また、このとき、光第2高調波パワーとして10.4m
 Wが得られる。
このように共振器型のSHGでは高い変換効率が得られ
るので、入射波のパワーはもっと小さくてもよい。αL
 −0,25dBの場合、入射波のパワーを30m W
とすると、インピーダンス整合条件はr +−0,83
、光第2高調波パワーは3.1mWとなる。即ち、基本
波パワーが30m Wで、光導波路への結合効率が50
%の場合でも、10%の変換効率が得られることになる
。30rn Wという光出力は、現在追記型ディスク用
光源として用いられているにaA IAsレーザでは一
般的な値であり、十分に実現可能である。
かくして本実施例によれば、ファイバ型光導波路の両端
面に反射膜13.14を設けて共振器を形成しているの
で、光導波路内での導波モードパワーが高められ、光導
波路内で基本波をチェレンコフ放射光に有効に変換する
ことができ、1桁程度の変換効率の大幅な向上をはかり
得る。このため、大引パワーを小さくすることができ、
現在実用化されている半導体レーザを用いても、数mW
の光出力の短波長光鯨として十分な機能を発揮させるこ
とができる。また、光導波路の両端面に反射膜13.1
4を彼青するのみの、極めて間尺な構成で実現し得る等
の利点がある。
なお、この実施例では光導波路の両端面に反射膜を設け
て共振器を形成しているが、出射端色にのみ反射膜を設
けた場合でも変換効率向上の効果はある。この場合には
、基本波として例えば゛ト導体レーザを用い、反射膜1
4がこの半導体レーザの外部共振器として働く。
第2図は本発明の第2の実施例の概略構成を示す断面図
であり、第1図と同一部分には同一符号を付している。
この実施例は、構造的には先に説明した第1の実施例と
同じであるが、第2の反射823の作用が異なる。即ち
、第1の実施例ではチェレンコフ放射により発生した光
第2高調波のうち半分は反対側へ伝搬し無駄になってい
る。これに対し本実施例では、反対側へ伝搬している光
第2高調波を反射123で折り返し、同じ方向に伝搬さ
せている。
このようにすると、第1図の場合の2倍、例えば30m
 Wの基本波に対して6mW以上の光第2高調波出力が
得られる。この場合、反射!I23の反射率は、基本波
の導波モードに対しては第1の実施例と同じ値、チェレ
ンコフ放射光としての光第2高調波に対しては100%
の反射率に設定しておけばよい。上記の最後の例につい
て、各反射率の理想的な値をまとめると、となる。ここ
で、(ω)及び(2ω)はそれぞれ、基本波及び光第2
高調波に対する反射率を表わしている。次頁の第1表に
、この仕様に対する反射膜(誘電体多層膜)の設計例を
示す。
第   1 (a)反射膜23の構造 波長λ。−0,57 表 (b)反射11114の構造 波長λ。−1,0 この表で、中心波長λ。は基本波の波長で規格化した値
である。H,Lは、光学的厚さがλ、/4の高屈折率層
及び低屈折率層を表わしており、それぞれの実際の厚さ
i11+!Lは次式で与えられる。
ここで、nH+nLは各層の屈折率、またθ□。
θLはチェレンコフ放射角θCに対して次の関係にある
n2sln   θ c”’nn5In   θ 1イ
” n i、 sinθL    ・”(11)前記第
1表に示した誘電体多層膜は、それぞれ帯域通過フィル
タ及び短波長通過フィルタを基本構造としたものである
。n+1”2.3(T 102 ) s nL=1.4
8 (S i 02)としたときの、この誘電体多層膜
の波長特性を第3図に示す。この図で(a)、 (b)
はそれぞれ第1表の (a)、 (b)の誘電体多層膜
に対応している。
第3図の横軸は基本波の波長λ1で規格化したときの値
である。λ/λ1−1が基本波(ω)、λ/λ、−0,
5が光第2高調波(2ω)に対応している。(9)式の
仕様に対する実際の誘電体多層膜の反射率は、以下の値
となっている。
(9)、(ffi2)式を比較して判るように、殆ど仕
様通りの反射率特性となるように多層膜、の設計ができ
る。なお、ここではθCが小さいとして、垂直入射の場
合の計r1例を示したが、入射角を考慮し、且つ放射モ
ード(光第2高調波)と導波モード(基本波)との違い
を考慮した反射率の設計は勿論可能である。
なお、第1図及び第2図の例では光導波路として、軸対
称性を持つ構造(ファイバ型光導波路)の場合を示した
が、光導波路として拡散型或いはりフジストライプ型等
の3次元光導波路を用いることも可能である。また、第
1図或いは第2図の例で光導波路端面から出射される光
第2高調波は円錘波となっており、このままではコリメ
ート或いは収束させることはできないが、後述する如き
光学索子(波面変換索f)を用いれば、平面波或いは球
面波に変換することもできる。
第4図は本発明の第3の実施例の概略構成を示す断面図
である。なお、第1図と同一部分には同一符号を付して
、その詳しい説明は省略する。図中10は非線形材料か
らなるコア(導波部)11をガラスクラッド12により
被覆したファイバ型の光導波路(波長変換部)である。
この光導波路10の光第2高調波出射端面には、波面変
換素子として作用する同心円回折格子からなるレンズ板
(波面変換部)31が接触して配置されている。クラッ
ド12の屈折率n。
n2と光導波路10の基本波に対する実効屈折率nεp
pとの関係は、前記(1)式のように選ばれている。さ
らに、チェレンコフ放射光16のコア11に対する放射
角θ。は前記(2)式のようになっている。
本実施例では、光導波路10から放出される光第2高調
波16は、レンズ板31によって平行光17に変換され
る。この平行光17はリング状に広がる光とは異なり、
通常の凸レンズで回折限界のスポット径にまで絞ること
が可能である。
レンズ板31は、等間隔の同心円回折格子からなってお
り、その格子間隔Δは A=mλz/(n2sinθc)   −(18)を満
たすように設定されている。ここで、mは正の整数であ
る。この場合、ファイバ型光導波路10の端面から出射
される光第2高調波16は、レンズ板31としての同心
円回折格子のm次の回折により、平行光17へと変換さ
れる。
この同心円回折格子の構造例を第5図に示す。
ここでは、回折格子基板31での反射を防ぐため、基板
31に無反射コーティング832を付けである。また、
高い回折効率を得るため、回折格子の断面形状は図のよ
うに鋸歯状としである。この側面状回折格子断面の傾斜
角θはtanθ−c n 5−cosθo)/sinθ
。−(14)となるように設定されている。ここで、n
sは同心円回折格子基板の屈折率、θ0は同心円回折格
子がない場合に、光導波路端面がら放射される光第2高
調波の空気中での伝搬角度で、チェレンコフ放射による
放射角θ。とは以下の関係にある。
n 2 sln El (=sinθo      ・
”(15)(fi4)、<15)式より、第5図におけ
る回折格子の溝の深さtは次式で与えられる。
第5図のような回折格子は同心円であることから、例え
ば計算機制御の旋盤(NC旋盤)を用いて容易に作成可
能である。また、この方法で金属金型を作り、プラスチ
ックレプリカ技術を用いて複製することもできる。前記
(2)式から判るように、クラッドの材料を適当に選ぶ
ことにより、θ。を小さい値にすることがiiJ能であ
り、それにより高い回折効率の得られる1次の回折を用
いる場合(F8子間隔が最も小さくなる場合)でも、格
子間隔へを比較的大きくできるので、NC旋盤のような
機械加工によっても十分精度の高い波面変換素子を実現
可能である。
第6図はこの同心円回折格子の他の製法として、ホログ
ラフィック干渉露光力による作製法を示したものである
。図中40は円錐台プリズム、41は回折格子基板、4
2は感光材料である。この図で、円錐台プリズム40の
底面に入射した平面波は、中心部はそのまま直進し、外
側部分はプリズム側面で屈折されて円錘波となる。感光
材料42上にはこの両者の光が到達し、ホログラフィッ
ク干渉により同心円状の回折格子が記録される。記録時
の入射波の波長をλ3、プリズムの屈折率をnpとする
と、第4図の波面変換素子13として用いるためには、
円錐台プリズム40の底角θ、を次のように選べばよい
比較的厚い感光材料を用いて“厚いホログラム″を記録
すれば、回折効率の高い波面変換素子が得られる。さら
に、記録時の入射波波長λ、をλ2に等しくし、且つ1
次の回折(m=1)を用いるようにすると 100%近
い回折効率が得られる。この場合は、(13)式より、
となる。
ここで、円錘波は円錐プリズムを用いて平面波に変換す
ることも可能である。例えば、第7図(a)に示すよう
な円錐プリズム51を用いた光学系で、リング状ビーム
を平面波に変換することも可能である。しかし、この方
法だとプリズム51の底面をファイバ型光導波路10の
端面に密着させたとしても、リング状に広がった光をコ
リメートすることになるため、コリメートされた光はや
はりリング状である。この対策として、第7図(b)に
示すように円錐プリズム52を同図(a)とは逆の方向
に配置する方法が考えられる。この場合には、コリメー
トされた光は中心の抜けたビームとはならないが、光導
波路10の端面に対しプリズム52が1点で接する配置
のため、位置合わせが困難になる欠点がある。また、 
(a)(b)いずれの場合でも、円錐プリズムの側面で
屈折される光の方向が、円錐プリズムの底角で決まるた
め、かなり厳密なプリズム加工精度が必要とされる問題
がある。
これに対し、同心円回折格子からなる波面変換素子は、
ファイバ型光導波路10に密着しておけるため、第7図
(a)に示したように出射光が中央部の抜けたリング状
のビームになることはなく、また同図(b)に示したよ
うな位置合わせの困難も解消される。
第8図は本発明の第4の実施例の概略構成を示す断面図
である。この実施例は先の第2の実施例と第3の実施例
とを組合わせたものである。
即ち、端面に反射膜23.14を設けた光導波路10の
出射端面にレンズ板31が設けられている。
このような構成であれば、先の第2及び第3の実施例の
それぞれの効果、即ち基本波から光第2高調波への変換
効率が高く、光第2高調波をコリメートして出力できる
という効果があり、従って半導体レーザを用いた短波長
光源として極めて有効である。
第9図及びTSl 0図は、それぞれ本発明の第5、の
実施例の概略構成を示す断面図である。第9図の例では
、ファイバ型光導波路10の端面から放射される光第2
高調波を一点に収束させるようにレンズ板(波面変換素
子)33が設計されている。この波面変換素子33にお
ける回折格子の位相Ωは中心からの距#trの関数とし
て次式で表わされる。
Ω (r)=(2g/λ z)IL(r)−Lo+  
rsinθ ol   ・・・(19)ここで、L(「
)は回折格子面上の点から焦点Fまでの光路長で、波面
変換素子基板の厚さt及び屈折率n5を用いて、 L  (r)−sec?H+ns”L//(ns2−1
)see2φ÷1l−(20)で与えられる(Appl
、Opt、、24.4307(1985) )。
但し、ψと「とは以下の関係にある。
r信tanψげ+t/  ns −1tan  ψ+n
s)  ・・・(21)Ω−2nπとなるr1即ち中心
からn番目の格子線半径は、(19)、(20)式をψ
について解き、それを(21)式に代入することによっ
て得られる。
(19)、(20)式からしく「)を消去したものはS
eeψについての4次方程式になるから、解析的に解く
ことが可能である。また1、中心から「の距離における
格子間隔A(r)(=2rnπ/(dΩ/dr)、mは
使用する回折次数)は次式で与えられる。
A (r)=mλ2/(sinθ、 + sinθφ)
−(22)但し、ψは(21)式をL a IIψにつ
いて解くことにより「の関数として与えられる。(21
)式はtanψについての4次り程式であるから、上に
述べたのと同J、1に解析的に解くことができる。
回折格子パターンが基板の出射心細■に形成されている
場合には、(19)〜(22)式でt−0とおけばよい
。この場合には、中心からの0番1118子半径「。は
次式で表わされる(但し1次の回折(m−1)の場合)
r  n  =l(nh)”+2nrλ2+(ff上、
+r)’tan2θ。l 1.2−(nλ2 +r)t
artθ。       ・・・(23)上式でθ。−
0とおいたものは、所謂フレネルゾーンプレートを表わ
す式となる。また、f−閃とおくと、 「。−nλ2/lan θ0      ・・・〈24
)となり、これは前記第4図に示した波面変換索′f3
1の格子線半径を示す式となる。
また、(19)〜(23)式でfの代わりに−rとおく
と、基板出射面反対側fの距離から発散する光に変換す
る波面変換素子を表わすことになる。
この波面変換素子を用いた例が第10図である。
第9図及び第10図における波面変換素子の回折格子パ
ターンを第11図(a) (b)にそれぞれ示した。こ
れらから判るように、いずれの場合も同心円パターンで
あるため、先の第3の実施例の場合と同様にNC旋盤に
よる機械加工が可能である。
第4図、第8図、第9図及び第10図の例では、回折格
子パターンが波面変換素子の入射側に形成されている場
合を示したが、波面変換素子を形成する基板が十分薄い
場合には、出射側にパターンを形成してもよい。第12
図は本発明の第6の実施例を示したもので、波II[i
i換素子35の前記光導波路10の光出射側に同心円回
折格子パターンが形成されている。この場合には、波面
変換索子35の′4也坦面をファイバ型光導波路端面に
接着することが可能である。
以上の例は、ファイバ型光導波路として、軸対称性を持
つ構造の光導波路の場合を示したが、本発明はこの場合
に限定されるものではない。
即ち、ファイバ型光導波路として埋込み型或いはリッジ
ストライプ構造等の3次元光導波路を用いることも可能
である。
第13図は本発明の第7の実施例゛として、前記第22
図と同様の光導波路に波面変換素子を適用した例である
。L i N b Ov jA板61上に導波部62が
形成された光導波路60の光第2高調波出射端面に、波
面変換素子としてのレンズ板36が設置されている。こ
の例では、チェレンコフ放射光としての光第2高調波は
基板61側のみに放射されるが、この場合にも波面は円
錘波の一部であるので、これまでに述べた波面変換素子
により、コリメート或いは収束が可能である。但し、光
導波路基板端面は導波路に垂直に形成されている。こと
が必須である。
第14図にこの波面変換索子36のパターン例を示した
。このパターンは同心円回折格子の一部である。ここで
は、コリメート用のパターンを示しであるが、前記第1
1図と同様のパターンを用いることにより、収束光或い
は発散光に変換する波面変換素子とすることも、勿論+
−+1能である。さらに、第15図に示す如く、光導波
路60の端面に反射膜63.64を設けた構造に適用す
ることもできる。
第16図は本発明の第8の実施例の概略構成を示す斜視
図である。この実施例では、ファイバ型光導波路として
埋込み型3次元導波路を用い、さらに軸幻称性を良くす
るために、基板と同じ材料をカバーとして光導波路上部
に接着しである。図中71はLiNb0i基板、72は
埋込み導波部、73はLiNb0.カバー 37は波面
変換素子をそれぞれ示している。この場合の波面変換素
子37には、先の第3乃至第5の実施例と同様に同心円
回折格子を用いることができる。なお、この例に示した
埋込み型3次元光導波路は、例えばTi拡散とMgO追
拡散を組合わせた方法(昭和61年春季応用物理学会、
 3p−L−11(1980) )等により、作成可能
である。
以上述べたように、チェレンコフ放射方式の波長変換光
学素子において、回折格子を形成した波面変換索子を用
いることにより、ファイバ型光導波路から出射される光
第2高調波ビームのコリメート或いは集光が=1能とな
る。また、t171心円回折格子を採用することにより
、作成が容品で位置合わせも容品な波面変換素子を備え
た波長変換光学素子の実現が可能となる。この同心円回
折格子の格子1■1隔を前記(13)式或いは(22)
式を満たすように設定することにより、平面波(平行光
)或いは球面波(収束光或いは発散光)としての光第2
高調波を得ることができる。また、上記同心円回折格子
の断面形状を鋸歯状のフレーズ化された形状とすること
により、回折効率の高い波面変換素子を備えた波長変換
光学素子の実現が可能となる。
ところで、前記第5図に示す如き波面変換索子の格子間
隔は前記(13)式で与えられるが、高次回折光が現わ
れないように1次の回折光を利用する場合、即ち(]3
)式でm−m lとする場合には、八が非常に小さい値
になることがあり得る。
例えば、λ、−0.42μm、n2m2.3 、  θ
。−151とすると、A−0゜7μmとなる。同心円回
折格子をホログラフィックモル露光により作成する場合
には、この程度の格子間隔は実現可能であるが、プラス
チックレプリカによる量産が。
可能な機械加工による作成方法の場合にはIp m以下
の回折格子を加工することは困難である。
これを解決する手段として、波面変換を1回のみでなく
、2回以上行うことにより、それぞれの波面変換面の格
子間隔を大きくすることができ、波面変換素子の作成を
容易にすることができる。この考えに基づく第9の実施
例を、第17図乃至第21図に示す。
第17図では、波面変換索子81が2つの波面変換面8
1a、81bを持っており、いずれも等間隔の同心円回
折格子からなっている。この格子間隔Δは次式を満たす
ように設定されている。
A−2λz/(n2sln  θc )    −(2
5)即ち、第5図の波面変換素子において(13)式で
m−1とした場合の2倍の格子間隔となり、機械加工に
よっても容易に作成が可能な回折格子とすることができ
る。
第17図では2つの変換面が同一の基板に形成されてい
る場合を示したが、第18図に示すように別々の基板で
も構わない。第18図の例では、波面変換索子82が2
つの基板821゜822で構成されており、それぞれの
基板には(25)式で与えられる格子間隔の同心円回折
格子が形成されている。この例では、全く2うの回し同
心円回折格子を持つ基板を張り合わせるだけでよいので
、作成はより簡単である。
第17図及び第18図は、2つの波面変換面が同一の回
折路1量隔である場合を示したが、必ずしも両者の格子
181隔が等しい必要はない。
2つの波面変換面の格子間隔を、それぞれAI。
A2とすると、 1/Δ、 +1/A2−nx sinθC/λ2−(2
[1>が満たされていれば、第17図の場合と同様に、
出射光を平行光にすることができる。(25)式は(2
6)式の特別な場合(Δ+=Az)である。
なお、第17図及び第18図の例では、2っの波面変換
面が同心円回折格子である場合を示したが、第19図に
示す如く、波面変換素子83を同心円回折格子83aと
円錐プリズム83bとの組合わせで形成してもよい。こ
の場合でも、前記第7図の場合に比較すると、波面変換
素子83を小さくすることができ、また位置合わせも容
易である。
第20図は、等間隔の同心円回折格子84mとフレネル
レンズ型の同心円回折格子84bとを組合わせて波面変
換索子84を形成した例であり、出射光を1点に収束す
る球面波に変換することを可能としたものである。この
場合も、一つの波面変換面のみでこの機能を持たせる場
合に比べると、格子間隔を大きくすることができ、その
作成が容易である。また、第20図の変形として第21
図に示す如く、波面変換素子85の一方を波面変換素子
84と同様に等間隔の同心円回折格子85aとし、もう
片方を球面レンズ或いは非球面レンズ85bとしてもよ
い。
このように、第9の実施例によれば、波面変換素子を2
つ以上の波面変換面を持つように構成することにより、
機械加工が容易な波面変換素子を備えた波長変換光学素
子を実現することができる。
なお、本発明は上述した各実施例に限定されるものでは
なく、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施
することができる。例えば、前記光導波路は必ずしも導
波部が非線形光学材料で形成されている必要はなく、ク
ラ・ソド部が非・線形光学材料で形成されたものであっ
てもよい。さらに、導波部及びクラ・ンド部の両方が非
線形光学材料で形成されたものであってもよい。
また、光導波路及び波面変換素子の各部の材料等は、仕
様に応じて適宜変更可能である。
〔発明の効果〕
以上詳述したように本発明によれば、光導波路の端面に
反射膜を設けることにより、基本波からの光第2高調波
への変換効率を高めることができ、位相整合が不要で変
換効率の高い波長変換光学素子を実現することが可能と
なる。
また、光導波路の光出射端面に、円錘波を平面波や球面
波等に変換する波面変換素子を設けることにより、特殊
な光学系を用いることなく、チェレンコフ放射による光
第2高調波ビームをコリメート或いは集光させることが
できる波長変換光学素子を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例に係わる波長変換光学素
子の概略構成を示す断面図、第2図は本発明の第2の実
施例の概略構成を示す断面図、第3図は規格化波長と反
射率との関係を示す特性図、第4図は本発明の第3の実
施例の概略構成を示す断面図、第5図は第3の実施例に
用いた波面変換素子の構成を示す図、第6図は上記波面
変換索子の形成方法を説明するための模式図、第7図は
波面変換素子としてプリズムを用いた比較例を示す図、
第8図は本発明の第4の実施例の概略構成を示す断面図
、第9図及び第10図はそれぞれ本発明の第5の実施例
の概略構成を示す断面図、第11図は第5の実施例に用
いた波面変換素子の構成を示す図、第12図は本発明の
第6の実施例の概略構成を示す断面図、第13図乃至第
15図はそれぞれ本発明の第7の実施例の概略構成を示
す図、第16図は本発明の第8の実施例の概略構成を示
す斜視図、第17図乃至第21図はそれぞれ本発明の第
9の実施例の概略構成を示す断面図、第22図及び第2
3図はそれぞれ従来の波長変換光学素子の問題点を説明
するための図である。 10・・・光導波路(波長変換部)、11・・・コア(
導波部)、12・・・クラッド、13・・・反射膜(第
2の反射膜)、14・・・反射膜(第1の反射膜)、1
5・・・基本波、16・・・光第2高調波、17・・・
平行光、31.33□〜、37,81.〜85・・・レ
ンズ板(波iIi変換部)。 出願人代理人 弁理士 鈴 江 武 彦第 図 簗 図 第 図 10゜ (a) 第 図 第 図 第 図 第 図 富 図

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)導波部及びクラッド部の少なくとも一方を非線形
    光学材料で構成した光導波路からなり、光導波路の一方
    の端面から導波部に入射された基本波をチェレンコフ放
    射により光第2高調波に変換してクラッド部に放射し、
    クラッド部に放射された光第2高調波を光導波路の他方
    の端面から出射する波長変換光学素子において、 前記光導波路の光第2高調波出射端面に、導波モードの
    基本波に対して高反射、光第2高調波に対して低反射と
    なる反射膜が設けられていることを特徴とする波長変換
    光学素子。
  2. (2)導波部及びクラッド部の少なくとも一方を非線形
    光学材料で構成した光導波路からなり、光導波路の一方
    の端面から導波部に入射された基本波をチェレンコフ放
    射により光第2高調波に変換してクラッド部に放射し、
    クラッド部に放射された光第2高調波を光導波路の他方
    の端面から出射する波長変換光学索子において、 前記光導波路の光第2高調波出射端面に、導波モードの
    基本波に対して高反射、光第2高調波に対して低反射と
    なる第1の反射膜が設けられ、 且つ前記光導波路の基本波入射端面に、光第2高調波に
    対して高反射となる第2の反射膜が設けられていること
    を特徴とする波長変換光学素子。
  3. (3)導波部及びクラッド部の少なくとも一方を非線形
    光学材料で構成した光導波路からなり、光導波路の一方
    の端面から導波部に入射された基本波をチェレンコフ放
    射により光第2高調波に変換してクラッド部に放射し、
    クラッド部に放射された光第2高調波を光導波路の他方
    の端面から出射する波長変換部と、 この波長変換部の光第2高調波出射端面に接して設けら
    れ、該出射端面から出射される円錘波を平面波、球面波
    又は広がり角の異なる円錘波に変換する波面変換部とを
    具備してなることを特徴とする波長変換光学素子。
  4. (4)前記波面変換部は、同心円回折格子からなるもの
    であることを特徴とする請求項3記載の波長変換光学素
    子。
  5. (5)前記同心円回折格子の格子間隔Λは、前記光第2
    高調波の波長をλ_2、クラッド部における放射角をθ
    _c、クラッド部の光第2高調波に対する屈折率をn_
    2としたとき、 Λ=mλ_2/(n_2sinθ_c) を略満たす値に設定されていることを特徴とする請求項
    4記載の波長変換光学素子。但し、mは正の整数である
  6. (6)前記同心円回折格子が、鋸歯状断面形状を持つフ
    レーズ化された回折格子であることを特徴とする請求項
    4記載の波長変換光学素子。
  7. (7)前記波面変換部は、少なくとも2つの波面変換面
    を持つことを特徴とする請求項3記載の波長変換光学素
    子。
JP1006224A 1989-01-13 1989-01-13 波長変換光学素子 Expired - Fee Related JP2878701B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1006224A JP2878701B2 (ja) 1989-01-13 1989-01-13 波長変換光学素子
US07/451,234 US5377291A (en) 1989-01-13 1989-12-15 Wavelength converting optical device
DE68925809T DE68925809T2 (de) 1989-01-13 1989-12-20 Optische Wellenlängenkonverter-Einrichtung
EP89313380A EP0377988B1 (en) 1989-01-13 1989-12-20 Wavelength converting optical device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1006224A JP2878701B2 (ja) 1989-01-13 1989-01-13 波長変換光学素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02186327A true JPH02186327A (ja) 1990-07-20
JP2878701B2 JP2878701B2 (ja) 1999-04-05

Family

ID=11632548

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1006224A Expired - Fee Related JP2878701B2 (ja) 1989-01-13 1989-01-13 波長変換光学素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2878701B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02287519A (ja) * 1989-04-28 1990-11-27 Hamamatsu Photonics Kk 波長変換素子
US5293444A (en) * 1990-12-14 1994-03-08 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Wavelength converter

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6118934A (ja) * 1984-07-05 1986-01-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光波長変換装置
JPS61239231A (ja) * 1985-04-16 1986-10-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光波長変換素子
JPS62212608A (ja) * 1986-03-14 1987-09-18 Mitsubishi Rayon Co Ltd 光フアイバ−用コリメ−タ−素子
JPS6435423U (ja) * 1987-08-27 1989-03-03
JPH01293327A (ja) * 1988-05-20 1989-11-27 Pioneer Electron Corp ファイバー型光波長変換装置
JPH0235424A (ja) * 1988-07-26 1990-02-06 Fuji Photo Film Co Ltd 光波長変換素子
JPH02129622A (ja) * 1988-11-09 1990-05-17 Victor Co Of Japan Ltd 波長変換素子
JPH02153328A (ja) * 1988-12-05 1990-06-13 Sumitomo Electric Ind Ltd 光源装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6118934A (ja) * 1984-07-05 1986-01-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光波長変換装置
JPS61239231A (ja) * 1985-04-16 1986-10-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光波長変換素子
JPS62212608A (ja) * 1986-03-14 1987-09-18 Mitsubishi Rayon Co Ltd 光フアイバ−用コリメ−タ−素子
JPS6435423U (ja) * 1987-08-27 1989-03-03
JPH01293327A (ja) * 1988-05-20 1989-11-27 Pioneer Electron Corp ファイバー型光波長変換装置
JPH0235424A (ja) * 1988-07-26 1990-02-06 Fuji Photo Film Co Ltd 光波長変換素子
JPH02129622A (ja) * 1988-11-09 1990-05-17 Victor Co Of Japan Ltd 波長変換素子
JPH02153328A (ja) * 1988-12-05 1990-06-13 Sumitomo Electric Ind Ltd 光源装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02287519A (ja) * 1989-04-28 1990-11-27 Hamamatsu Photonics Kk 波長変換素子
US5293444A (en) * 1990-12-14 1994-03-08 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Wavelength converter

Also Published As

Publication number Publication date
JP2878701B2 (ja) 1999-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100480786B1 (ko) 커플러를 가지는 집적형 광 헤드
US4896933A (en) Higher harmonic generator
US20140050441A1 (en) Light-trapping sheet and rod, and light-receiving device and light-emitting device using the same
JPH02153328A (ja) 光源装置
US5377291A (en) Wavelength converting optical device
WO2010146856A1 (ja) 導光基板およびこれを備えた光学系
CN115903140A (zh) 光栅耦合器及光学设备
US6999660B2 (en) Highly efficient focusing waveguide grating coupler using leaky mode
JPH02179626A (ja) 光波長変換装置
TW495746B (en) Optical waveguide device, coherent light source, integrated unit, and optical pickup
JPH02267529A (ja) 光波長変換素子およびその製造方法
JPH02186327A (ja) 波長変換光学素子
Laao et al. High-efficiency focusing waveguide grating coupler with parallelogramic groove profiles
US20130208750A1 (en) Semiconductor laser diode having waveguide lens
JP3250346B2 (ja) 光導波装置
JPS62111203A (ja) 形態屈折率双変調型位相格子
JPH02116809A (ja) 光結合器
JPS63269132A (ja) 光集積回路
JP2835087B2 (ja) 波長変換光学素子
US5278930A (en) Fiber type wavelength converter
JPS63269129A (ja) 光集積回路
JP2688102B2 (ja) 光波長変換装置
JPH0820658B2 (ja) 光波長変換素子
JPH0261005B2 (ja)
JPS6397904A (ja) 光学装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees