JPH0218579A - 原稿台の駆動装置 - Google Patents

原稿台の駆動装置

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JPH0218579A
JPH0218579A JP16967588A JP16967588A JPH0218579A JP H0218579 A JPH0218579 A JP H0218579A JP 16967588 A JP16967588 A JP 16967588A JP 16967588 A JP16967588 A JP 16967588A JP H0218579 A JPH0218579 A JP H0218579A
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JP
Japan
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document table
torque
sprocket
drive
arrow
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JP16967588A
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English (en)
Inventor
Takeshi Morikawa
森川 猛司
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、複写機において原稿台をスキャン、リターン
させるための駆動装置に関する。
従来の技術とその課題 一般に、原稿台移動式の複写機において、原稿台はホー
ムポジションから一旦露光開始位置までリターンし、そ
の後感光体と同期した一定速度でスキャンし、露光終了
後ホームポジションへリターンする。この様なスキャン
、リターン時において、原稿台は複写機本体から側方に
突出するとととなり、不注意で原稿台の移動領域内に置
かれている物体やオペレータに衝突し、予想以上の過負
荷が生じるおそれを有している。過負荷が生じると、原
稿台駆動系のギヤ、スプロケット等が破損し、動作不良
、不能、ギヤ等の歯面の損傷による同期ずれ、この同期
ずれに起因する画像ノイズが生じる。
従来では、実開昭58−65059号公報に記載の如く
、牽引部材のスプロケットとその駆動軸との間にトルク
リミッタを介在させることが提案されている。
ところで、原稿台はコピースピードを向上させるため、
通常、リターン速度をスキャン速度よりも速く設定して
いる。従って、駆動系保護のために必要とされる機械的
強度及びトルクリミット値はスキャン時よりもリターン
時の方が大きくなる。
しかしながら、トルクリミッタをスキャン側、リターン
側で共用すると、リミット値をいずれか一方に合わせる
必要があり、他方に不都合が発生することとなる。例え
ば、トルクリミット値を小さくて済むスキャン側に合わ
せると、リターン時には不具合を生じない程度の負荷が
加わっても原稿台が停止してしまう。他方、リターン側
に合わせると、スキャン時に破損が生じるおそれがあり
、スキャン側駆動系の強度を必要以上に高めておく必要
が生じる。
そこで、本発明の課題は、スキャン側駆動系とリターン
側駆動系のそれぞれに最適のトルクリミット値を設け、
過負荷に有効に作用し、設計上の自由度の広い原稿台の
駆動装置を提供することにある。
課題を解決するための手段 以上の課題を解決するため、本発明に係る原稿台の駆動
装置は、原稿台をスキャンさせる駆動系とリターンさせ
る駆動系とを備え、スキャン側駆動系とリターン側駆動
系のトルクリミット値を原稿台の移動速度に対応させて
異ならしめたことを特徴とする。
作用 以上の構成において、原稿台は、駆動装置に内蔵されて
いるクラッチ手段を切り換えることにより、スキャン側
駆動系、リターン側駆動系がそれぞれ動作し、スキャン
及びリターンする。各駆動系のトルクリミット値はスキ
ャンスピード、リターンスピード等に適合させた値に設
定されており、それぞれの破損限度に応じた負荷が加わ
るとその移動が停止される。
災施掴 [第1実施例コ まず、第1図に従って複写機の全体的構成について説明
する。
複写機本体(1)の略中央部には矢印(a)方向に回転
駆動可能な感光体ドラム(10)が配設されている。感
光体ドラム(10)はその表面に周知の光導電体層を設
けたもので、その周囲には回転方向に沿って、帯電チャ
ージャ(11)、磁気ブラシ方式の現像装置(12)、
転写チャージ−v(13)、用紙分離チャージャ(14
)、残留トナーのクリーニング装置(15)、残留電荷
のイレーザランプ(16)が配設されている。
光学系(20)は露光ランブク21)、結像レンズとし
て機能するセルフォックレンズアレイ(22)にて構成
されている。原稿台(25)は以下に゛詳述する駆動装
置によって矢印(b)方向にスキャン、矢印(b゛)方
向にリターン可能である。この原稿台(25)は第1図
中実線で示す位置(ホームポジション)で待機し、原稿
が載置され、プリントスイッチがオンされると、まず、
矢印(b′)方向にリターンし、その後、矢印(b)方
向にスキャンする。このスキャン動作にて原稿像が感光
体ドラム(10)上に露光され、露光終了後、原稿台(
25)は元のホームポジションへ復帰する。
一方、複写用の用紙は自動給紙カセット(30)から給
紙ローラ(31)の回転に基づいて1枚ずつ給紙され、
タイミングローラ対(32)にて感光体ドラム(10)
上の画像と同期を取って転写部へ送られる。
転写後は図示しないエアーサクション手段を備えた搬送
ベルト(33)にて定着装置(34)へ送り込まれ、ト
ナーの定着を施された後、排出ローラ対(35)からト
レイ(36)へ排出される。
次に、第2図〜第4図に従って原稿台(25)の駆動装
置について説明する。
本駆動装置は、概略、メインモータ(40)と、駆動チ
ェーン(45)と、スキャン側クラッチ手段(60)と
、リターン側クラッチ手段(80)と、駆動ワイヤ(5
5)とで構成されている。
メインモータ(40)の出力軸(41)にはスプロケッ
ト(42>、 (43)が固定され、スプロケット(4
2)に架は渡された駆動チェーン(45)はクラッチ手
段(60)。
(80)のスプロケット(61)、(81)及びアイド
ルスプロケット(48)、テンションスプロケット(4
9)に架は渡されている。アイドルスプロケット(48
)はテンションレバー(46)の支軸(47)に支持さ
れ、テンションスプロケット(49)はテンションレバ
ー(46)の先端に支持されている。このテンションレ
バー(46)は引張りコイルばね(50)で矢印(C)
方向に付勢され、これにて駆動チェーン(45)に一定
のテンションを付与している。いまひとつのスプロケッ
ト(43)には感光体ドラム(10)、現像装置(12
)、用紙搬送系等を駆動するための駆動チェーン(44
)が架は渡きれている。メインモータ(40)はプリン
トスイッチのオンにて駆動され、矢印(d)方向に回転
する。
方、駆動ワイヤ(55)は支軸(62)に固定した駆動
プーリ(54)と支軸(57)に装着したアイドルブJ
(56)との間に架は渡され、一端は原稿台(25)の
側部に設けたプレート(26)の突片(26a)に係止
され、他端はプレート(26)の突片(26b)にテン
ションスプリング(58)を介して係止されている。駆
動プーリ(54)は以下に説明するクラッチ手段(60
)。
(80)のオン、オフ制御にてスキャン時には矢印(d
)方向に回転駆動され、このとき原稿台(25)は矢印
(b)方向へ移動する。リターン時には矢印(d′)方
向に回転駆動され、このとき原稿台(25)は矢印(b
′)方向へ移動することとなる。
クラッチ手段(60)、 (80)は基本的には両者同
様の構成を有する。従って、スキャン側クラッチ手段(
60)について第3図を参照して詳述する。
前記駆動チェーン(45)が架は渡されたスプロケット
(61)は支軸り62)に回転自在に装着され、該支軸
(62)はフレーム(120)、 (121)間に軸受
(63)、 (64)を介して回転自在に装着されてい
る。支軸(62)にはその端部に前記駆動ブー1バ54
)がピン(53)にて固定されている。また、支軸(6
2)にビス(66)で固定された従動ボス(65)とス
プロケット(61)に固定した主動ボス(67)の外周
面には1木のクラッチスプリング(68)が巻回されて
いる。従動ボス(65)の外径は主動ボス(67)の外
径より若干小さく、クラッチスプリング(68)の内径
は主動ボスク67)の表面に圧着しているのに対し、従
動ボス(65)の表面とは僅かな隙間を有している。ま
た、クラッチスプリング(68)の一端(68a)はソ
レノイド(70)のアマチュア(71)の孔に係止され
ている。
ソレノイド(70)はホルダ(72)にコイル(73)
を巻回し、軸受(63)に固定したもので、ホルダ(7
2)内にアマチュア(71)、ワッシャ(74)を内蔵
している。
さらに、支軸(62)にはギヤ(77)が固定され、リ
ターン側クラッチ手段り80)の支軸(82)に固定し
たギヤ(97)と噛合している。
以上の構成において、ソレノイド<70)、(90) 
;/+(オフされているとき、メインモータ(40)の
回転力は駆動チェーン(45)を介してスプロケット(
61)。
(81)に伝達され、スプロケット(61)、(81)
が矢印(d)方向に回転し、同時に主動ボス(67)、
 (87)に圧着するクラッチスプリング(68)、 
(88)も回転するが、この回転はアマチュア(71)
、(91)を空転させるのみで従動ボス(65)、(8
5) 、支軸(62)、 (82)には伝達されない。
ここで、スキャン側ソレノイド(70)がオンされると
、コイル(73)の磁界にてアマチュア(71)がワッ
シャ(74)に吸引され、回転阻止力が作用する。
これにて、クラッチスプリング(68)が巻き締められ
て従動ボス(65)に圧着し、従動ボス(65)、支軸
(62)をスプロケット(61)と同期して矢印(d)
方向に回転させる。同時に駆動プーリ(54)も矢印(
d)方向に回転し、駆動ワイヤ(55)を介して原稿台
り25)が矢印(b)方向にスキャンすることとなる。
なお、このとき、リターン側クラッチ手段(80)はス
プロケット(81)が矢印(d)方向に回転し、ギヤ(
97)、支軸(82)がギヤ(77)からの回転力にて
矢印(d゛)方向に回転することとなるが、クラッチス
プリング(88)の従動ボス(85)に対する巻締め力
は作用せず、互いに空転する。
一方、スキャン側ソレノイド(70)がオフされ、リタ
ーンイ則ソレノイド(90)がオンされると、アマチュ
ア(91)がワッシャ(94)に吸引されることでクラ
ッチスプリング(88)が従動ボス(85)に圧着し、
スプロケット(81)の回転に同期して支軸(82)、
ギヤ(97)が矢印(d)−J向に回転する。そして、
ギヤ(97)と噛合するギヤ(77)が支軸(62)と
共に矢印(d’)方向に回転する。同時に駆動ブーIバ
54)も矢印(d’)方向に回転し、原稿台(25)が
矢印(b゛)方向にリターンすることとなる。
このリターン時において、ギヤ(77)、 (97)の
直径、歯数の関係でギヤ(77)はスキャン時よりも高
速で回転する。従って、原稿台(25)はリターン時に
おいてスキャン時よりも速く移動する。
なお、このとき、スキャン側クラッチ手段(60)はス
プロケット(61)、支軸(62)が互いに逆方向に回
転することとなるが、クラッチスプリング(68)の従
動ボス(65)に対する巻締め力は作用せず、互いに空
転することはスキャン時におけるリターン側クラッチ手
段(80)と同様である。
ところで、本実施例においては、原稿台(25)の移動
時に生じるトルクとの関係で二つの対策が採用されてい
る。
第1の対策は、原稿台(25)のスキャン時とリターン
時の速度差に対応したトルクリミット値の設定である。
第2の対策は、複写機本体(1)の上部を開放したとき
に生じる原稿台(25)の滑り落下防止である。
第5図は原稿台(25)の移動と駆動装置に加わる負荷
トルクとの関係を示し、領域(A)は原稿台り25)の
露光開始位置(X)(第1図参照)を露光位置(Y)に
合わせるための予備リターン時、領域(B)は原稿露光
中のスキャン時、領域(C)はホームポジションへのリ
ターン時である。実線(、)は原稿台(25)に3kg
の厚物原稿を載せて約IQOmm/sec (7)スキ
ャン速度でコピーを行なったときの負荷トルクの変化、
−点鎖線(b)は前記厚物原稿に対してオペレータが手
で原稿台カバーを押さえながらコピーを行なったときの
負荷トルクの変化を示す。また、二点鎖線(c)は原稿
台(25)が他の物体に当接して強制的に停止されたと
きの負荷トルクを示す。
負荷トルクは相対的に速度の遅いスキャン時の方がリタ
ーン時よりも小さくなる。従って、リターン時の駆動系
破損トルクが細線(d)で示す値であるとすれば、スキ
ャン時の駆動系破損トルクは細線(e)で示す小さい値
となる。従って、この駆動装置にトルクリミット値を設
定するとすれば、リターン側には細線(f)、スキャン
側には細線(g)で示す値が適切である。
ところで、本第1実施例において、トルクリミッタを設
けるには、スキャン側とリターン側とでトルクリミット
値を異ならしめることを考慮すると、スプロケット(6
1)、(81)のボス(67)、 (87)及び支軸(
62)、 (82)に固定したボス(65)、 <85
)とそれらに圧着するクラッチスプリング(6B)、 
(88)をトルクリミッタとして機能させることが好ま
しい。
具体的には、主動ボス(67)、 (87)と従動ボス
(65)。
(85)のいずれの側でもトルクリミッタとして機能さ
せることができるが、異常事態のみとはいえ、常時クラ
ッチ動作としてオン、オフ作用を有する従動ボス(65
)、 (85)をトルクリミッタとして機能させること
は表面の摩耗等を考慮すると、好ましくはない。そこで
、本第1実施例においては主動ボス(67)、 (87
)をトルクリミッタとして機能させることにした。
第6図にクラッチスプリングとそれが圧着するボスとの
伝達トルクの関係を示す。伝達トルクのパラメータとし
ては摩擦係数等様々の条件が存在するが、第6図はボス
に対するクラッチスプリングの巻数(横軸)を変えて行
なわれた実験の結果を示す。この場合、クラッチスプリ
ングは0.8mm角の線材を使用し、その内径を14s
nmとした、ボスの表面摩擦係数は0.1(グリス塗布
)である。第6図中実線(h)はボス外径が14.2m
mのもの、−点鎖線(i)は14.1mmのもの、二点
鎖線(j>は14.05mmのものの伝達トルク特性を
示す。従って、スキャン側の主動ボス(67)の外径及
びクラッチスプリング(68)の巻数、リターン側の主
動ボス(87)の外径+2− 及びクラッチスプリング(88)の巻数をそれぞれの移
動速度に応じた所定の負荷トルクでリミットとなる値に
選択的に設定すればよい。
これにて、原稿台(25)のスキャン時、リターン時そ
れぞれに応じた最適のトルクリミット値を有することが
可能となり、駆動装置の破損、ひいては画像ノイズが解
消され、特にスキャン側駆動系の強度を必要以上に高め
る必要がなくなる。
なお、従動ボス(65)、 (85)の外径は主動ボス
<67)、 (87)の外径よりも小さく設定されてい
るが、従動ボス(65)、 (85)に対してはクラッ
チスプリング(68)、 (88)の巻数を増加させる
ことで主動ボス(67)、 (87)よりも大きい伝達
トルクを得ている。
一方、本第1実施例では、第2の対策として、原稿台(
25)が傾斜した際の滑り落下藺止機能を設けた。
即ち、第7図に示す如く、複写機本体(1)は紙詰まり
処理、トナーの補充、メンテナンス等のため、本体上部
(2)と本体下部(3)とに分割し、本体上部(2)を
支軸(4)を支点として上方に開放可能とし、開放時に
は電源がオフする様に構成されている。従って、不用意
に本体上部(2)を開放するとソレノイド(70)、 
(90)がオフ状態となることから、原稿台(25)が
リターン方向(b’)に滑り落ちる危険性を有する。
そこで、第3図、第4図に示す様に、リターン側クラッ
チ手段(80〉内に摩擦力にて負荷トルクを付与する手
段を設けた。
具体的には、リターン側クラッチ手段(80)のスプロ
ケット(81)とギヤ(97)との間に連結ボス(10
0)を支軸(82)に対して回転自在に設け、連結ボス
(100)の一端に摩擦板(102)を接着したスプリ
ング板(101)を固定し、摩擦板(102)をスプロ
ケット(81)のボス(81a)の内周面に圧着させ、
さらに、ギヤ(97)のボス(97a)と連結ボス(1
00)との外周面にワンウェイスプリング(105)を
矢印(d′)方向に巻回、圧着させた。
以上の構成において、スキャン時、即ち、メインモータ
(40)及びスキャンイ則ソレノイド(70)がオンし
ているとき、スプロケット(81)は矢印(d)方向に
回転し、ギヤ(97)は矢印(d゛)方向にそれぞれ逆
方向に回転する。連結ボス(100)は摩擦板(102
)の圧着力でスプロケット(81)と共に矢印(d)方
向に回転するが矢印(d゛)方向に巻回されているワン
ウェイスプリング(105)は連結ボス(100)及び
ギヤ(97)のボス(97a)に巻締め力を生しること
なく、スプロケット(81)、ギヤ(97)はフリーに
回転する。
リターン時、即ち、メインモータ(40)がオンでンタ
ーンイ則ソレノイド(90)がオンしているとき、スプ
ロケット(81)とギヤ(97)は共に矢印(d)方向
に回転する。
本体上部(2)が開放されたとき、即ち、メインモータ
(40)、クラッチ手段(60)、 (so)がいずれ
もオフされ、原稿台<25)が傾斜して矢印(b゛)方
向に移動させる負荷が作用したとき、連結ボス(100
)は次の作用を行なう。まず、原稿台(25)をリター
ン方向くb゛)に落下させようとする力はギヤ(97)
を矢印(d)方向に回転させる。この回転力にてワンウ
ェイスプリング(105)が巻締められてボス(97a
)、連結ボス(1oO)に圧着し、連結ボス(100)
を矢印(d)方向に回転きせようとする。しかし、摩擦
板(102)がスプリング板(101)のばね力でスプ
ロケット(81)のボス(81a)の内周面に圧着し、
この圧着力が抵抗力となって連結ボス(100)の回転
を阻止する。これにて、原稿台り25〉がリターン方向
(b′)に滑り落ちることが阻止される。
ところで、摩擦板(102)の圧着力は、以上の如ぐ原
稿台(25)が滑り落ちるのを阻止するためには、スプ
ロケット(81)の材質がポリアセタール樹脂からなり
、B4サイズを最大載置可能サイズとする原稿台にあっ
ては、500gf程度でよい。この場合、スプリング板
(101)はリボン鋼材等で容易に作成できる。
換言すれは、500gf以上の外力を作用させれば、オ
ペレータによって原稿台(25)をリターン方向へ自由
に移動させることができる。また、電源が投入されてい
ても、ソレノイド(70)、 (80)がいずれもオフ
されている非コピー時にあっては、原稿台(25)をス
キャン方向(b)へ自由に移動させることもできる。こ
の場合、原稿台(25)のスキャン方向(b)への移動
に伴ってリターン側ギヤ(97〉が矢印(d゛)方向に
回転し、この回転はワンウェイスプリング(105)を
巻き戻す方向に作用させ、摩擦板(102)は回転阻止
力として機能しない。
[第2実施例] この第2実施例は、第8図に示す様に、支軸(62)に
スキャン側駆動ブー1バ54a)を矢印(d)方向にの
み支軸(62)から回転力を伝達されて回転可能に、図
示しないワンウェイクラッチを介して取り付けると共に
、リターン側駆動ブー1バ54b)を矢印(d′〉方向
にのみ支軸(62)から回転力を伝達されて回転可能に
、図示しないワンウェイクラッチを介して取り付けたも
のである。この場合、駆動ワイヤ(55)はプーリ(5
4a)、 (54b)との間でテンションブー1バ11
0)に架は渡され、そのブー1バ110)を支持するテ
ンションレバー(111)を引張リコイルスプリング(
113)で支軸(112)を支点として矢印(e)方向
に付勢することで必要なテンションを得ている。
なお、他の構成は前記第1実施例として示したものと同
様であり、同じ部材には同じ符号を付し、その説明は省
略する。
以上の構成において、スキャン側ソレノイド(70)が
オンされると、支軸(62)が矢印(d)方向に回転す
ると共にスキャン側駆動プーリ(54a)が同方向に回
転し、かつ、リターン側駆動ブー1バ54b)も同方向
に従動回転し、原稿台(25)が矢印(b)方向ヘスキ
ャンする。また、リターン側ソレノイド(90)がオン
されると、前記とは逆に、支軸り62)、リターン側駆
動プーリ(54b)が矢印(d′)方向に回転し、かつ
、スキャン側駆動プーリ(54a)も同方向に従動回転
し、原稿台(25)が矢印(b′)方向ヘリターンする
そして、原稿台(25)の移動時のトルクリミッタとし
ての機能は、駆動ブー1バ54a) 、 (54b)と
駆動ワイヤ(55)とで得る様にしている。即ち、原稿
台(25〉がスキャン時に過負荷が作用したときには、
駆動ワイヤ(55〉とスキャン側駆動ブー1バ54a)
との間で滑りが生じる様に、リターン時に過負荷が作用
したときには、駆動ワイヤ(55)とリターン側駆動プ
ーリ(54b)との間で滑りが生じる様に構成した。
ところで、駆動ワイヤ(55)と駆動プーリ(54a)
(54b)との間の伝達トルク(F)は、μ:摩擦係数 θ:2πn(n:巻数) FO:ワイヤテンション で表わされる。摩擦係数(μ)、巻付は角(θ)、ワイ
ヤテンション(FO)を任意に設定することにより伝達
トルク(F)を決定し、スキャン側とリターン側とで所
定の伝達トルク以上の負荷をカットする。
第9図に駆動ワイヤと駆動ブーりとの伝達トルクの関係
を示す。伝達トルクのパラメータとしては前記0式に示
す種々の条件が存在するが、第9図は駆動ブーりに対す
る駆動ワイヤの巻数(横軸)を変えて行なわれた実験の
結果を示す。この場合、駆動ワイヤにはステンレス線材
を直径1mmに撚り合わせたものを使用し、6kgのテ
ンションを付与し、駆動ブーりには直径30mmのもの
を使用した。
第9図中実線(k)は摩擦係数(μ)が0.2の場合、
−点鎖線(1)は0.1の場合、二点鎖線(m)は0.
05の場合の伝達トルク特性を示す。従って、駆動ワイ
ヤ(55)の巻数をスキャン時、リターン時それぞれの
移動速度に応じた所定の負荷トルクでリミットとなる値
(第5図参照)に選択的に設定すればよい。
なお、以上の構成において、摩擦係数(μ)は−船釣に
は0.1付近であるが、駆動ブー1バ54a)。
(54b)に樹脂コート等を施すと、0.05〜0.2
の範囲で変更可能である。
[他の実施例コ なお、本発明に係る原稿台の駆動装置は以上の各実施例
に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変
更することができる。
例えば、トルクリミッタのリミット値は種々のパラメー
タを有することは前述のとおりであり、スプリングやワ
イヤの巻数等以外に被圧着材であるボス、ブーりの材質
等の変更にて摩擦係数(μ)を任意の値に設定し、トル
クリミット値をスキャン時とリターン時とでそれぞれの
移動速度に対応して異ならしめてもよい。
また、トルクリミッタとして機能する部分は第1実施例
におけるクラッチスプリング(6s)、 (ss)とボ
ス(65)、(85)、(67)、(87) 、第2実
施例における駆動プーリ(54a)、 (54b)と駆
動ワイヤク55)に限らず、スキャン側とリターン側と
に分かれた他の部分であってもよい。
一方、本体上部(2)を第7図とは逆に原稿台(25)
がスキャン方向(b)へ滑り落ちる方向へ開放可能な場
合、原稿台(25)の滑り落下を阻止する一方向クラッ
チ機能を備えた摩擦手段、即ち、ワンウェイスプリング
(105) 、連結ボス(100)、摩擦板(102)
等はスキヤン(ill駆動系に設ければよい。
また、この様な滑り落下阻止手段は、光学系移動力式の
複写機にあっては、光学系の駆動手段に設置してもよい
発明の効果 以上の説明で明らかな様に、本発明によれは、スキャン
側駆動系とリターン側駆動系のトルクリミット値を原稿
台の移動速度に対応させて異ならしめたため、スキャン
時、リターン時それぞれに最適なトルクリミット値に設
定でき、駆動装置の破損を効果的に防止できることは勿
論、特に、通常トルクリミット値が小きくて済むスキャ
ン側駆動系から余分な負担を除去できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図は本発明の第1実施例を示し、第1
図は複写機の概略内部構成図、第2図は原稿台駆動装置
の斜視図、第3図はクラッチ手段の半断面図、第4図は
原稿台の滑り落下阻止手段の分解斜視図、第5図は原稿
台の移動と負荷トルクの関係を示すグラフ、第6図は伝
達トルク特性を示すグラフ、第7図は複写機本体の開放
時を示す概略正面図である。第8図、第9図は本発明の
第2実施例を示し、第8図は原稿台駆動装置の斜視図、
第9図はトルクリミッタの伝達特性を示すグラフである
。 (1)・・・複写機本体、(25)・・・原稿台、(4
0)・・・メインモータ、(45)・・・駆動チェーン
、(54)、 (54a)。 (54b)・・・駆動プーリ、(55)・・・駆動ワイ
ヤ、り60〉・・・スキャン側クラッチ手段、(61)
、(81)・・・スプロケット、(62) 、 (82
)・・・支軸、(65)、 (85)・・・従動ポス、
(67)、 (87)・・・主動ボス、(68)、 (
88)・・・クラッチスプリング、(70)、 (90
)・・・ソレノイド、(80)・・・リターン側クラッ
チ手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、原稿台をスキャンさせる駆動系とリターンさせる駆
    動系とを備え、スキャン側駆動系とリターン側駆動系の
    トルクリミット値を原稿台の移動速度に対応させて異な
    らしめたことを特徴とする原稿台の駆動装置。
JP16967588A 1988-07-06 1988-07-06 原稿台の駆動装置 Pending JPH0218579A (ja)

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JP16967588A JPH0218579A (ja) 1988-07-06 1988-07-06 原稿台の駆動装置

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JP (1) JPH0218579A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0788888A1 (en) * 1995-08-18 1997-08-13 Max Co., Ltd. Thermal printer
JP2014173676A (ja) * 2013-03-11 2014-09-22 Ricoh Co Ltd 駆動伝達装置およびその駆動伝達装置を備えた画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0788888A1 (en) * 1995-08-18 1997-08-13 Max Co., Ltd. Thermal printer
JP2014173676A (ja) * 2013-03-11 2014-09-22 Ricoh Co Ltd 駆動伝達装置およびその駆動伝達装置を備えた画像形成装置

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