JPH10186778A - 画像形成装置の駆動システム - Google Patents

画像形成装置の駆動システム

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JPH10186778A
JPH10186778A JP8355947A JP35594796A JPH10186778A JP H10186778 A JPH10186778 A JP H10186778A JP 8355947 A JP8355947 A JP 8355947A JP 35594796 A JP35594796 A JP 35594796A JP H10186778 A JPH10186778 A JP H10186778A
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image forming
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forming apparatus
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Atsuyuki Kitamura
篤行 北村
Satoru Torimaru
悟 鳥丸
Yoshihiko Mitamura
欣彦 三田村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の像担持ドラムを常時正確に回転同期さ
せ、色ズレのない良好なカラー画像を得る。 【解決手段】 複数の像担持体1(例えば1a〜1d)
が並列配置される画像形成装置において、各像担持体1
を駆動するための駆動手段2と、各像担持体1が互いに
連動するように連結され且つ前記駆動手段2からの駆動
力が各像担持体1に伝達される駆動力伝達手段3と、各
像担持体1の回転動作が相互に拘束され且つ各像担持体
1の回転速度変動成分が調整される速度調整手段4とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式など
を採用した画像形成装置の駆動システムに係り、特に、
複数の像担持体が並列配置されるタイプの画像形成装置
を前提とし、各像担持体を同期駆動させる駆動システム
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来におけるカラー画像形成装置として
は、例えば水平方向に沿う用紙搬送路に対して複数の画
像形成ユニット(例えば電子写真方式を採用)を配設
し、用紙搬送路に沿って移動する用紙に前記各画像形成
ユニットから順次トナー像を転写させ、用紙上のカラー
画像を形成するようにした所謂タンデム型と称されるも
のが知られている。この種のカラー画像形成装置の用紙
搬送方式としては、各画像形成ユニットに像担持用の感
光体ドラムに当接する転写ロールを設け、この感光体ド
ラムと転写ロールとで用紙の搬送作用を行なうようにし
た転写ロール搬送方式(例えば特開平7−319254
号公報参照)や、あるいは、用紙搬送路に沿って循環移
動する用紙搬送ベルトを設け、この用紙搬送ベルトに用
紙を例えば静電吸着保持させるようにしたベルト搬送方
式(例えば特開平5−53412号公報参照)が既に提
案されている。また、この種のカラー画像形成装置の各
画像形成ユニットの配列構造についても、水平方向に沿
う用紙搬送路に対して複数の画像形成ユニットを横方向
に並設する横置きタイプ(例えば特開平5−53412
号公報参照)や、垂直方向に沿う用紙搬送路に対して複
数の画像形成ユニットを縦方向に並設する縦置きタイプ
(例えば特開平7−287455号公報参照)が既に提
案されている。
【0003】更に、この種の感光体ドラムの駆動システ
ムとしては、各感光体ドラム間に回転自在なガイドロー
ラを固定配置し、各感光体ドラムの画像形成領域外の外
周面及びガイドローラに平ベルトを順次掛け渡し、単一
の駆動モータで平ベルトを駆動することにより各感光体
ドラム外周面と平ベルトとの摩擦力にて各感光体ドラム
を同期駆動するようにしたもの(例えば特開平7−31
9254号公報参照)、あるいは、複数の連結されたリ
ンク機構により複数の感光体ドラムを交差連結すること
で同期回転するようにしたもの(例えば特開平8−12
9282号公報参照)が既に提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
感光体ドラムの駆動システム(例えば特開平7−319
254号公報)にあっては、感光体ドラムへの駆動力伝
達は、感光体ドラムの外周面と平ベルトとの間の摩擦力
のみによるため、平ベルトの滑りと伸び(エラステック
スリップ)成分が大きく、その分、負荷変動に伴って感
光体ドラムの回転精度の確保が実現し難い。
【0005】一方、後者の感光体ドラムの駆動システム
(例えば特開平8−129282号公報)にあっては、
あくまで各感光体ドラムの回転数を一致させる技術であ
り、感光体ドラムの表面速度の変動分としては、リンク
軸のガタ、感光体ドラムの軸心のガタとズレ、感光体ド
ラムの外周の円筒度誤差、並びに、リンク機構特有の一
回転中の耐伝達トルク変動が含まれるため、負荷変動に
よる感光体ドラムの表面上の回転精度には限界が存在す
るという技術的課題がある。
【0006】また、所謂タンデム型の画像形成装置を対
象とするものではないが、感光体ドラムの駆動システム
として、例えば駆動源からの駆動力を歯車を介して感光
体ドラムに伝達し、更に、感光体ドラムが摩擦力で駆動
される摩擦ローラを併設することにより歯車の噛み合い
ピッチ誤差に起因する感光体ドラムの回転振動分を低減
させるようにしたもの(例えば特開昭64−88561
号公報参照)も知られている。しかしながら、この方式
は、あくまで単一の感光体ドラムの駆動システムを前提
とし、歯車の噛み合いピッチ誤差を修正したものに過ぎ
ず、この方式を所謂タンデム型の画像形成装置に適用す
るには、各感光体ドラム毎に夫々別個独立の駆動システ
ムを設けなければならないため、各感光体ドラムの表面
周速度の特性は夫々の駆動源の精度に委ねられることに
なり、各感光体ドラムの表面速度を精度良く一致させる
ことは困難である。それゆえ、いずれの方式を採用した
としても、各感光体ドラム上のトナー像の転写具合が不
統一になり易く、その分、カラー画像の色ズレが生じ易
いという技術的課題がある。
【0007】本発明は、以上の技術的課題を解決するた
めになされたものであって、複数の像担持体の表面速度
を常時正確に同期させ、色ズレのない良好なカラー画像
を得ることが可能な画像形成装置の駆動システムを提供
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、図
1に示すように、複数の像担持体1(例えば1a〜1
d)が並列配置される画像形成装置において、各像担持
体1を駆動するための駆動手段2と、各像担持体1が互
いに連動するように連結され且つ前記駆動手段2からの
駆動力が各像担持体1に伝達される駆動力伝達手段3
と、各像担持体1の回転動作が相互に拘束され且つ各像
担持体1の回転速度変動成分が調整される速度調整手段
4とを備えたことを特徴とするものである。
【0009】このような技術的手段において、本発明が
適用される画像形成装置としては、複数の像担持体1が
並列配置されるタイプであれば、用紙搬送方式(転写ロ
ール方式、用紙搬送ベルト方式)や、像担持体1の配列
方向について適宜選定して差し支えない。また、像担持
体1としても、トナー像などの像を担持し得るものであ
ればよく、潜像形成手段の種類に応じて感光体、誘電体
等の適宜材料を選定して差し支えない。
【0010】更に、駆動手段2としては、駆動力伝達手
段3に駆動力を与えるものであれば複数でも差し支えな
いが、異なる駆動手段による非同期成分を回避するとい
う観点からすれば、単一の駆動手段2を採用し、複数の
駆動手段2を採用した際に一次発生する速度バラツキを
小さくし、速度調整手段4の負担分を低減させる点で好
ましい。
【0011】また、駆動力伝達手段3及び速度調整手段
4のいずれか一方は、基準ピッチ間隔毎に配列された歯
付部材を組み合わせた歯付伝達系であることが好まし
い。ここで、歯付伝達系としては、例えば各像担持体1
と同軸に連結若しくは一体的に設けられる歯付駆動部材
(例えば歯車,タイミングプーリ)と、各歯付駆動部材
に噛合して歯付駆動部材を当該歯付駆動部材の歯の基準
ピッチ間隔毎に移動させる歯付伝達部材(例えば歯車,
タイミングベルト)とを備えたものが挙げられる。更
に、駆動力伝達手段3若しくは速度調整手段4の負担分
をより軽減するという観点からすれば、歯付部材の少な
くとも一部を弾性体で構成して噛み合い誤差の高周波成
分を低減するようにしてもよい。更にまた、累積回転の
不一致や過剰負荷による歯付伝達系の干渉を有効に回避
するという観点からすれば、少なくとも一つの像担持体
1以外に過剰負荷を逃がす機構(例えばトルクリミッタ
やクラッチ機構など)を付加することが好ましい。
【0012】また、駆動力伝達手段3及び速度調整手段
4のいずれか一方は、各像担持体1の端部外周面に張架
されたエンドレスベルトであることが好ましい。ここ
で、エンドレスベルトが巻回される像担持体1の端部と
は、像担持体1の外周面(像担持体1の外周面そのもの
以外に、像担持体1外周面を所定のコーティング層で被
覆したものも含む)であってもよいし、あるいは、像担
持体1の回転軸と同軸の円筒体(フランジ)であっても
よいが、像担持体1に別体の円筒体を設けた態様に比べ
て、偏心誤差を影響を全く受けないという点で像担持体
1の外周面自体を利用することが好ましい。更に、エン
ドレスベルトのスリップを有効に抑制するという観点か
らすれば、像担持体1の端部外周面を摩擦抵抗面として
形成したり、エンドレスベルトの像担持体1の端部との
接触面を摩擦抵抗面として形成することが好ましい。
【0013】また、エンドレスベルトの掛け渡し構造と
しては、エンドレスベルトの移動力を各像担持体1に確
実に伝達し得るものであれば適宜選定して差し支えない
が、エンドレスベルトのスリップをより有効に抑制する
という観点からすれば、像担持体1の端部外周面に夫々
対向して配置され且つ揺動可能な回転体を備え、エンド
レスベルトは、各回転体の外周から当該回転体と対向す
る像担持体1の端部との間を通り当該像担持体1の端部
外周面へと順次巻回され、このエンドレスベルトの移動
力により各回転体が像担持体1側へ揺動し、像担持体1
の端部との間でエンドレスベルトを挟持するように像担
持体1側へ押し付けられて像担持体1を移動するように
することが好ましい。
【0014】更に、エンドレスベルトの数としては、一
本のエンドレスベルトを像担持体1の一端部に掛け渡す
ようにしてもよいし、あるいは、複数例えば二本のエン
ドレスベルトを像担持体1の一端部若しくは両端部に掛
け渡すようにしてもよい。ここで、二本のエンドレスベ
ルトを掛け渡す態様において、像担持体1の耐トルク性
を同一にするという観点からすれば、二本のエンドレス
ベルトの一方をプロセス方向の最上流側の像担持体1a
が張り側となるように、他方をプロセス方向の最下流側
の像担持体1dが張り側となるように掛け渡すことが好
ましい。
【0015】また、駆動力伝達手段3と速度調整手段4
とのレイアウトについては適宜選定して差し支えなく、
両者を像担持体1の両端部に分けて配置するようにして
もよいし、あるいは、両者を像担持体1の同一端部側に
配置するようにしてもよい。
【0016】更に、速度調整手段4としては、駆動力を
必ずしも必要とするものではないが、駆動力伝達手段3
の負担を低減するという観点から、速度調整手段4が、
駆動力伝達手段3の駆動手段2と補助駆動力伝達手段5
を介して駆動連結されているようにしてもよいし、ある
いは、速度調整手段4が、駆動力伝達手段3の駆動手段
2と異なる補助駆動手段6に駆動連結されているように
してもよい。
【0017】次に、上述した技術的手段の作用について
説明する。図1において、駆動力伝達手段3は、各像担
持体1が互いに連動するように連結すると共に、駆動手
段2からの駆動力を各像担持体1に伝達する。一方、速
度調整手段4は、各像担持体1の回転動作を相互に拘束
すると共に、各像担持体1の回転速度変動成分を調整す
る。ここで、今、駆動力伝達手段3が歯付伝達系で、速
度調整手段4がエンドレスベルト構成である態様を例に
挙げると、歯付伝達駆動による所定回転数が像担持体1
に同時に与えられ、各像担持体1間で歯付伝達系の噛み
合いピッチ誤差による微量の回転変動成分は速度調整手
段4(エンドレスベルトによる全像担持体1への巻き掛
け構成による相互干渉→相殺あるいは減衰作用)にて抑
制される。逆に、駆動力伝達手段がエンドレスベルト構
成で、速度調整手段4が歯付伝達系である態様では、エ
ンドレスベルト駆動による滑らかな伝達が各像担持体1
に同時に与えられ、速度調整手段4(歯付伝達系を各像
担持体1に係合)は低トルク下においての作用となり、
歯付伝達系の噛み合い誤差を低負荷状態として良好に保
つから、各像担持体1間で微量にスリップする成分は速
度調整手段4(歯付伝達系を各像担持体1に係合)にて
抑制される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づいてこの発明を詳細に説明する。 ◎実施の形態1 図2はこの発明が適用されるカラー画像形成装置の実施
の形態1を示す。同図において、カラー画像形成装置
は、本体ハウジング21内に4つの色(本実施の形態で
はイエロ、マゼンタ、シアン、ブラック)の画像形成ユ
ニット22(具体的には22a〜22d)を縦方向に配
列し、その下方には供給用の用紙が収容される給紙カセ
ット23を配設すると共に、各画像形成ユニット22に
対応した箇所には給紙カセット23からの用紙の搬送路
となる用紙搬送路24を垂直方向に配置したものであ
る。
【0019】本実施の形態において、画像形成ユニット
22(22a〜22d)は、用紙搬送路24の上流側か
ら順に、イエロ用、マゼンタ用、シアン用、ブラック用
のトナー像を形成するものであり、プロセスカートリッ
ジ30と、レーザ露光装置40と、転写ロール50とを
備えたものである。ここで、プロセスカートリッジ30
は、特に図3に示すように、感光体ドラム31と、この
感光体ドラム31を予め帯電する帯電ロール32と、帯
電された感光体ドラム31上に前記レーザ露光装置40
にて露光形成された静電潜像を対応する色トナーで現像
する現像器33と、感光体ドラム31上の残留トナーを
除去するクリーナ34とを一体的にカートリッジ化した
ものである。
【0020】本実施の形態において、現像器33は感光
体ドラム31の下側に配設されており、横方向に延びる
現像ハウジング331を有し、この現像ハウジング33
1内には所定の色トナーが含まれる現像剤(非磁性現像
剤又は磁性現像剤からなる一成分現像剤)を収容すると
共に、現像ハウジング331内には一対の現像剤攪拌部
材332を配設し、また、現像ハウジング331の感光
体ドラム31に対向する開口部位には現像ロール333
を配設すると共に、この現像ロール333の近傍には現
像ハウジング331内の現像剤が現像ロール333側へ
供給される現像剤供給部材334を配設し、更に、現像
ロール333上への現像剤の層厚が規制される現像剤層
厚規制部材335を設けたものである。一方、クリーナ
34は、感光体ドラム31の上側に配設されており、横
方向に延びるクリーナハウジング341を有し、このク
リーナハウジング341の感光体ドラム31に面した箇
所に残留トナー掻き取り用のブレード342を配設した
ものである。
【0021】特に、本実施の形態においては、現像剤が
収容される現像ハウジング331及び残留トナーが回収
されるクリーナハウジング341を横方向に延ばすこと
により、夫々の収容スペースが確保されているため、プ
ロセスカートリッジ30の上下方向寸法が短寸に設定さ
れる。
【0022】また、レーザ露光装置40は、ケース41
内に図示外の半導体レーザ、ポリゴンミラー42、結像
レンズ43及びミラー44,45を格納し、図示外の半
導体レーザからの光をポリゴンミラー42で偏向走査
し、結像レンズ43、ミラー44,45を介して感光体
ドラム31上の露光ポイントに光像を導くようにしたも
のである。本実施の形態においては、前記ケース41は
横方向に延びているため、その上下方向寸法は短寸に設
定されている。
【0023】更に、本実施の形態では、本体ハウジング
21の図中左側は開閉可能な本体カバー21aで覆われ
ており、この本体カバー21a側に転写ロール50がプ
ロセスカートリッジ30とは別に設けられ、本体カバー
21a閉時にプロセスカートリッジ30の感光体ドラム
31に当接し、感光体ドラム31に同期して回転駆動す
るようになっている。そして、転写ロール50には所定
の転写電界が印加されており、感光体ドラム31上のト
ナー像に対して転写ロール50側への転移力を与えるよ
うになっている。
【0024】また、本実施の形態では、図2及び図4に
示すように、給紙カセット23には用紙を所定のタイミ
ングで送出するフィードロール61が設けられており、
フィードロール61と最上流画像形成ユニット22aの
転写部位との間に位置する用紙搬送路24には、入口側
のニップ搬送ロール62が設けられると共に、この下流
側には、光学式の用紙通過センサ63が配設されてい
る。本実施の形態では、用紙通過センサ63は用紙の先
端を検出するものであり、この検出タイミングに基づい
て例えば各画像形成ユニット22のレーザ露光装置40
の静電潜像の書き込みタイミングが制御されるようにな
っている。
【0025】更に、最下流画像形成ユニット22dの下
流側に位置する用紙搬送路24には定着装置64が設け
られる。この定着装置64は、加熱ロール641とこの
加熱ロール641に対して広いニップ域で面接触する加
圧ベルト642とからなるもので、ロール対構成に比べ
て両者のニップ域を多く確保して定着性能を上げたもの
であり、本実施の形態では、この定着装置64が出口側
のニップ搬送ロール65としても機能するようになって
いる。更に、この定着装置64の下流側には用紙排出用
の排出ロール66が設けられ、本体ハウジング21の上
部には形成された収容トレイ67に排出用紙が収容され
るようになっている。
【0026】また、本実施の形態において、図4に示す
ように、入口側ニップ搬送ロール62と出口側ニップ搬
送ロール65との間の距離をL、各画像形成ユニット2
2の用紙搬送路24上の各々の間隔をA、最上流画像形
成ユニット22aと入口側ニップ搬送ロール62との間
隔をB、最下流画像形成ユニット22dと出口側ニップ
搬送ロール65との間隔をC、標準使用サイズ(本実施
の形態ではJIS規格A4判)の用紙(図示せず)の搬
送方向長さをS(図示せず)、最小使用サイズ(本実施
の形態ではJIS規格A6判の葉書サイズ)の用紙の搬
送方向長さをS’(図示せず)とすれば、以下の関係式
が成立する。 S>L=3A+B+C S’>2A,A+B,A+C
【0027】更に、本実施の形態において、最上流画像
形成ユニット22aの手前側、各画像形成ユニット22
a〜22d間、及び、最下流画像形成ユニット22dの
後方には、夫々用紙の移動軌跡を規制する用紙ガイド7
1〜75が配設されている。ここで、各画像形成ユニッ
ト22a〜22dの手前側に位置する用紙ガイド71〜
74には、垂直線に対して僅かに右上がりのテーパガイ
ド面76が形成され、このテーパガイド面76は転写搬
送される用紙の先端を含む裏面が必ず接触する方向に向
かって延び、感光体ドラム31と転写ロール50とのニ
ップ域に向かって用紙が接触しながら移動していき、前
記ニップ域の手前で用紙先端部が感光体ドラム31側に
衝合するように調整されている。また、最下流画像形成
ユニット22dの後方側の用紙ガイド75は本実施の形
態では2つに分割されており、垂直線に対して僅かに左
上がりのテーパガイド面77及びこれに連なって定着装
置64のニップ域に向かう円弧状ガイド面78が形成さ
れ、最下流画像形成ユニット22dを通過した用紙の先
端部がカールすることなく確実に定着装置64のニップ
域に導かれるようになっている。
【0028】次に、本実施の形態に係るカラー画像形成
装置で用いられる感光体ドラムの駆動システムについて
説明する。図5は本実施の形態に係る感光体ドラムの駆
動システムを模式的に示した要部斜視図である。図5に
おいて、感光体ドラムの駆動システムは、各画像形成ユ
ニット22(具体的には22a〜22d)の感光体ドラ
ム31の一端部側に設けられる駆動力伝達機構80と、
感光体ドラム31の他端部側に設けられる速度調整機構
90とで構成されている。
【0029】本実施の形態において、駆動力伝達機構8
0は、特に図5及び図6に示すように、各感光体ドラム
31と同軸に連結されるドラム駆動ギア81〜84と、
ドラム駆動ギア83,84間に介在されて噛合し且つ駆
動モータ85のシャフトに連結される駆動ギア86と、
ドラム駆動ギア81,82及び82,83間に介在され
て噛合するアイドラギア87,88とを備えている。
【0030】また、速度調整機構90は、特に図5及び
図7に示すように、各感光体ドラム31の他端部外周面
(本実施の形態では感光体ドラム31の外周面に相当)
の転写ロール50側に対し対向配置された揺動可能なア
ーム付アイドラ100(具体的には100a〜100
d)を備えている。ここで、アーム付アイドラ100
は、一端を揺動支点102としたアーム101の自由端
側にアイドラプーリ103を回転自在に支承したもので
あるが、本実施の形態では、アーム101の揺動支点1
02は感光体ドラム31の中心とアイドラプーリ103
の回転中心とを結ぶ直線に対して略直交する方向に設定
されている。また、本実施の形態では、アーム付アイド
ラ100が接触する感光体ドラム31の端部外周面には
高摩擦材料の例えばダイヤモンドコートからなるコーテ
ィング層(図示せず)が形成されている。
【0031】そして、前記速度調整機構90は、エンド
レスベルト120を複数の従動プーリ110〜113、
各アーム付アイドラ100及び各感光体ドラム31とに
順次掛け渡すようにしたものである。本実施の形態で
は、エンドレスベルト120としては例えばケプラーを
芯体としたラバー被覆ベルトが用いられており、従動プ
ーリ110の外周面には図示外の高摩擦材料からなるコ
ーティング層(例えばダイヤモンドコート)が形成され
ている。一方、従動プーリ111は従動プーリ110に
接触配置されており、また、従動プーリ112は最下流
側感光体ドラム31(画像形成ユニット22d)の更に
上方に配置されてエンドレスベルト120に所定の張力
を付与するテンションプーリとして機能するものであ
り、更に、従動プーリ113は最上流側感光体ドラム3
1(画像形成ユニット22a)の下方に配置されるもの
である。尚、本実施の形態においては、テンション付与
機構114は、従動プーリ(テンションプーリ)112
を揺動アーム115で揺動支持し、この揺動アーム11
5の揺動支点116と同軸に係合アーム117を突設
し、例えば本体カバー21a閉時に当該本体カバー21
aに形成された係合突片(図示せず)を前記係合アーム
117に衝合させ、揺動アーム115の姿勢を変化さ
せ、エンドレスベルト120に所定の張力を付与するも
のである。
【0032】特に、本実施の形態において、エンドレス
ベルト120は、各アーム付アイドラ100のアイドラ
プーリ103の外周面の略2/3程度巻回された後に、
アイドラプーリ103と感光体ドラム31との間を通
り、当該感光体ドラム31の端部外周面の略2/3程度
巻回されている。
【0033】次に、本実施の形態に係る感光体ドラムの
駆動システム及びカラー画像形成装置の作動について説
明する。本実施の形態において、感光体ドラムの駆動シ
ステムは以下のように作動する。図5において、図示外
の画像形成スタートスイッチをオン操作すると、駆動モ
ータ85が回転し、駆動ギア86を通じてドラム駆動ギ
ア83,84に駆動力が伝達されると共に、ドラム駆動
ギア83に伝達された駆動力がアイドラギア87を介し
てドラム駆動ギア82に、更に、アイドラギア88を介
してドラム駆動ギア81に伝達される。
【0034】これにより、各感光体ドラム31が略同期
回転するが、感光体ドラム31の回転力によって、速度
調整機構90としてのエンドレスベルト120に所定の
駆動力が伝達され、エンドレスベルト120が図中矢印
方向へ循環回転し始める。このとき、エンドレスベルト
120が巻回されたアーム付アイドラ100は図8のよ
うに動作する。すなわち、アーム付アイドラ100のア
イドラプーリ103にはエンドレスベルト120の駆動
力によって夫々F1(|F1|の大きさで図中→方向に働
くベクトルを意味する)、F2(|F2|の大きさで図中
→方向に働くベクトルを意味する)の外力が作用し、ア
イドラプーリ103の中心軸にはF1F2の合力が作用
する。すると、この合力F1F2の分力として、アイド
ラプーリ103には感光体ドラム31の径方向に向かっ
(補助テンション)が働き、アイドラプーリ103
は感光体ドラム31側に押し付けられ、エンドレスベル
ト120を所定圧で挟持する。この状態において、エン
ドレスベルト120は各感光体ドラム31の端部外周面
の略2/3程度広範囲に亘って巻回されているから、エ
ンドレスベルト120と感光体ドラム31との間の摩擦
力は十分に確保され、エンドレスベルト120はスリッ
プすることなく、感光体ドラム31を同期回転させる。
【0035】このような動作過程において、各感光体ド
ラム31の表面速度を調べたところ、図9(b)に示す
ように、各感光体ドラム31の表面速度は滑らかに同期
回転していることが理解される。ここで、比較の形態と
して、速度調整機構90を取り外し、駆動力伝達機構8
0のみを用いた態様で、各感光体ドラム31の表面速度
を調べたところ、図9(a)に示すように、速度変動成
分にギアの噛み合いピッチ誤差が含まれるという結果が
得られた。これらの結果によれば、速度調整機構90が
駆動力伝達機構80によるギアの噛み合いピッチ誤差に
起因する速度変動成分を抑える働きをしていることが理
解される。これは、速度調整機構90であるエンドレス
ベルト120が各感光体ドラム31の回転動作を相互干
渉させ、駆動力伝達機構80のギアの機械的結合力の関
係を弱める、すなわち、低負荷状態での動作となり、ギ
アの噛み合いピッチ誤差に起因する速度変動成分を相殺
若しくは減衰しているものと推測される。
【0036】更に、感光体ドラム31に接触配置されて
いる転写ロール50が感光体ドラム31に追従して回転
する。一方、図示外の画像形成スタートスイッチを押圧
操作すれば、給紙カセット23内の用紙(例えば標準使
用サイズの用紙:搬送方向長さS)がフィードロール6
1で送り出された後にその用紙の先端部が入口側ニップ
搬送ロール62に到達する。すると、用紙は、入口側ニ
ップ搬送ロール62にてニップ搬送され、用紙搬送路2
4の各画像形成ユニット22a〜22dの転写部位へと
順次突入していく。このとき、用紙の搬送速度は入口側
ニップ搬送ロール62にて一定に保たれているため、各
画像形成ユニット22a〜22dの転写部位での用紙の
通過速度は一定に保たれる。しかも、各画像形成ユニッ
ト22a〜22dの転写部位間のスパンA、及び、入口
側ニップ搬送ロール62と最上流画像形成ユニット22
aの転写部位との間のスパンBは標準使用サイズの用紙
に対して充分に短く設定されているため、各画像形成ユ
ニット22a〜22dの転写部位へ突入する用紙の先端
部近傍が入口側ニップ搬送ロール62あるいは手前側の
画像形成ユニット22a〜22cの転写ニップ部(感光
体ドラム31と転写ロール50とのニップ部)で保持さ
れることになり、その分、各画像形成ユニット22a〜
22dの転写部位へ突入する用紙の先端部位置が安定す
る。このため、各画像形成ユニット22a〜22dの転
写部位への用紙(図示せず)の突入タイミングが一定に
保たれることから、各色トナー像の転写位置ズレがなく
なり、カラー画像の色ズレ、色ムラがなくなる。
【0037】そして、用紙の先端部が定着装置64(出
口側ニップ搬送ロール65)に到達してニップされる
と、この段階で用紙(図示せず)は入口側ニップ搬送ロ
ール62及び出口側ニップ搬送ロール65の両方にてニ
ップ搬送される。この後、用紙が搬送されていくと、入
口側ニップ搬送ロール62によるニップ動作が解除され
るが、用紙は出口側ニップ搬送ロール65にてニップ搬
送されることから、依然として一定の搬送速度で移動す
る。このため、各画像形成ユニット22a〜22dの転
写部位での用紙の通過速度は常時一定に保たれる。この
後、用紙が定着装置64を通過し終わると、未定着トナ
ー像が定着された用紙は排出ロール66を通じて収容ト
レイ67(図2参照)へと排出される。このような動作
過程において、標準使用サイズの用紙に対して色ズレ、
色ムラのないカラー画像を得ることが確認される。
【0038】また、本実施の形態では、アーム付アイド
ラ100は揺動支点102を中心として揺動可能である
から、例えば本体ハウジング21の本体カバー21aを
開放した後、アーム付アイドラ100を感光体ドラム3
1から離反する方向へ揺動させるようにすれば、感光体
ドラム31等が組込まれているプロセスカートリッジ3
0を本体カバー21a側の開口から脱着操作することが
可能である。尚、本体カバー21a側の開口にプロセス
カートリッジ30の脱着操作スペースを確保し得ない態
様にあっては、紙面垂直方向に向かってプロセスカート
リッジ30の脱着操作スペースを確保するようにすれば
よい。
【0039】更に、本実施の形態において、駆動力伝達
機構80のドラム駆動ギア81〜84,駆動ギア86,
アイドラギア87,88の一部を弾性体で構成するよう
にすれば、ギア駆動に対する噛み合いピッチ誤差に起因
する速度変動成分の一部がギアの弾性作用にて吸収され
るため、各感光体ドラム31の回転精度がより向上す
る。
【0040】◎実施の形態2 図10は本発明が適用された画像形成装置の駆動システ
ムの実施の形態2を示す。同図において、画像形成装置
の駆動システムは、各画像形成ユニット22(具体的に
は22a〜22d)の感光体ドラム31の一端部側に設
けられる駆動力伝達機構80と、感光体ドラム31の他
端部側に設けられる速度調整機構90とで構成されてい
るが、実施の形態1と異なり、駆動力伝達機構80がエ
ンドレスベルト120を用いた機構で構成され、一方、
速度調整機構90がギア列を用いた機構で構成されてい
る。
【0041】本実施の形態において、駆動力伝達機構8
0は、特に図10及び図11に示すように、各感光体ド
ラム31の一端部外周面(本実施の形態では感光体ドラ
ム31の外周面に相当)の転写ロール50側に対し対向
配置された揺動可能なアーム付アイドラ100(具体的
には100a〜100d)を備え、更に、駆動源として
の駆動モータ200(図10参照)に駆動連結される原
動プーリ210を有し、この原動プーリ210に巻回さ
れるエンドレスベルト120を複数の従動プーリ111
〜113、各アーム付アイドラ100及び各感光体ドラ
ム31とに順次掛け渡すようにしたものである。尚、実
施の形態1と同様な構成要素については実施の形態1と
同様な符号を付してここではその詳細な説明を省略す
る。
【0042】一方、速度調整機構90は、図10及び図
12に示すように、各感光体ドラム31と同軸に連結さ
れるドラム連結ギア91〜94と、ドラム連結ギア9
1,92間、同ギア92,93間及び同ギア93,94
間に介在されて噛合するアイドラギア95,96,97
とを備えている。
【0043】次に、本実施の形態に係る画像形成装置の
駆動システムの作動について説明する。図11におい
て、図示外の画像形成スタートスイッチをオン操作する
と、先ず、駆動力伝達機構80である原動プーリ210
が回転してエンドレスベルト120に所定の駆動力が伝
達され、エンドレスベルト120が図中矢印方向へ循環
回転し始める。このとき、エンドレスベルト120が巻
回されたアーム付アイドラ100の作用によって、アイ
ドラプーリ103は感光体ドラム31側に押し付けら
れ、エンドレスベルト120を所定圧で挟持する。この
状態において、エンドレスベルト120は各感光体ドラ
ム31の端部外周面の略2/3程度広範囲に亘って巻回
されているから、エンドレスベルト120と感光体ドラ
ム31との間の摩擦力は十分に確保され、エンドレスベ
ルト120はほとんどスリップすることなく、感光体ド
ラム31を同期回転させる。
【0044】一方、速度調整機構90は、感光体ドラム
31の回転駆動に伴ってドラム連結ギア91〜94及び
アイドラギア95〜97を相互に拘束しながら移動せし
める。このとき、ドラム連結ギア91〜94及びアイド
ラギア95〜97の噛合によって、各感光体ドラム31
の回転動作はギアのピッチ間隔毎に連動するため、エン
ドレスベルト120による駆動力が仮に各感光体ドラム
31上でスリップしたとしても、各感光体ドラム31の
回転速度が基準速度から低下することはない。
【0045】このような動作過程において、各感光体ド
ラム31の表面速度を調べたところ、図13(b)に示
すように、各感光体ドラム31の表面速度は滑らかに同
期回転していることが理解される。ここで、比較の形態
として、速度調整機構90を取り外し、駆動力伝達機構
80のみを用いた態様で、各感光体ドラム31の表面速
度を調べたところ、図13(a)に示すように、エンド
レスベルト120による駆動だけではスリップによる速
度変動成分(図13(b)に比べて周期が長い速度変動
成分)が含まれるという結果が得られた。これらの結果
によれば、速度調整機構90が駆動力伝達機構80のス
リップによる速度変動成分を抑える働きをしていること
が理解される。これは、速度調整機構90であるギア列
機構は低トルク下で伝達噛み合いピッチ誤差を良好に保
ち、エンドレスベルト120によるスリップ動作を阻止
しているものと推測される。
【0046】このような駆動システムを用いた本実施の
形態の画像形成装置にあっても、実施の形態1と同様
に、色ズレ、色ムラのないカラー画像を得ることが確認
された。
【0047】ここで、本実施の形態の駆動力伝達機構8
0の他の変形形態について図14〜図21を用いて説明
する。尚、この変形形態については、実施の形態1の速
度調整機構90に適用することが可能である。先ず、図
14に示すように、各感光体ドラム31の端部外周面に
対して一対のアーム付アイドラ104(具体的には10
4a〜104d),105(具体的には105a〜10
5d)を対向配置するようにしてもよい。尚、各アーム
付アイドラ104,105は夫々一端を揺動支点102
とするアーム101の自由端にアイドラプーリ103が
回動自在に支承された態様のものである。この態様にお
いては、一対のアーム付アイドラ104,105の各ア
イドラプーリ103を小さくし、かつ、両アイドラプー
リ103を接近配置するようにすれば、一つのアーム付
アイドラ100を用いる態様に比べて、感光体ドラム3
1の端部外周面に対するエンドレスベルト120の巻き
付け角度をより大きく確保することが可能になり、その
分、エンドレスベルト120と感光体ドラム31の端部
外周面との間の接触面積がより多く確保される。また、
一対のアーム付アイドラ104,105はいずれも感光
体ドラム31側に押し付けられることから、一つのアー
ム付アイドラ100を用いる態様に比べて、エンドレス
ベルト120を押圧保持する押圧力も増加する。よっ
て、本変形形態にあっては、一つのアーム付アイドラ1
00を用いる態様に比べて、感光体ドラム31とエンド
レスベルト120との間の摩擦力がより確実に確保され
る。
【0048】また、本実施の形態の他の変形形態として
は、例えば図15に示すように、各感光体ドラム31の
端部外周面のエンドレスベルト120の走行方向上流側
に一つのアーム付アイドラ104(具体的には104a
〜104d)を対向配置すると共に、感光体ドラム31
のエンドレスベルト120の走行方向下流側に固定アイ
ドラ(回転軸位置が固定されたアイドラプーリ)106
(具体的には106a〜106d)を対向配置したもの
である。この態様にあっても、アーム付アイドラ104
のアイドラプーリ103及び固定アイドラ106を小さ
くし、かつ、アイドラプーリ103と固定アイドラ10
6とを接近配置するようにすれば、一つのアーム付アイ
ドラ100を用いる態様に比べて、感光体ドラム31の
端部外周面に対するエンドレスベルト120の巻き付け
角度をより大きく確保することが可能になり、その分、
エンドレスベルト120と感光体ドラム31の端部外周
面との間の接触面積がより多く確保される。よって、本
変形形態にあっては、一つのアーム付アイドラ100を
用いる態様に比べて、感光体ドラム31とエンドレスベ
ルト120との間の摩擦力がより確実に確保され、しか
も、両アーム付アイドラ104,105を用いる形態に
比べて、可動部材が少なくなる分構造が簡略化される。
【0049】更に、本実施の形態の変形形態としては、
図16に示すように、原動プーリ210に接触配置され
た従動プーリ111(図11参照)に代えて、スリップ
抑制機構としてアーム付アイドラ130を用いるように
したものである。このアーム付アイドラ130は、一端
が揺動支点132となるアーム131の自由端にアイド
ラプーリ133を回転自在に支承したもので、原動プー
リ210に対しアイドラプーリ133を接触配置したも
のである。本変形形態によれば、テンションプーリ11
2に矢印方向のテンション力Tを与え、エンドレスベル
ト120を引張すると、アーム付アイドラ130が原動
プーリ210に押し付けられ、原動プーリ210とアー
ム付アイドラ130との間でエンドレスベルト120が
所定の押圧力(図16中Fで示す)で挟持される。この
ため、原動プーリ210とエンドレスベルト120との
間のスリップが有効に抑制される。
【0050】図17は更に異なる変形形態を示す。同図
において、駆動力伝達機構80は、原動プーリ210に
接触配置された従動プーリ111(図11参照)に代え
て、一対のアーム付アイドラ134,135を用いるよ
うにしたものである。一対のアーム付アイドラ134,
135は、一端が揺動支点132となるアーム131の
自由端にアイドラプーリ133を回転自在に支承したも
ので、原動プーリ210に対し夫々のアイドラプーリ1
33を接触接配置したものである。本変形形態によれ
ば、一対のアーム付アイドラ134,135の各アイド
ラプーリ133を小さくし、かつ、両アイドラプーリ1
33を接近配置するようにすれば、一つのアーム付アイ
ドラ130を用いる態様に比べて、原動プーリ210の
外周面に対するエンドレスベルト120の巻き付け角度
をより大きく確保することが可能になり、その分、エン
ドレスベルト120と原動プーリ210の外周面との間
の接触面積がより多く確保される。また、一対のアーム
付アイドラ134,135はいずれも原動プーリ210
側に押し付けられることから、一つのアーム付アイドラ
130を用いる態様に比べて、エンドレスベルト120
を押圧保持する押圧力も増加する。よって、本変形形態
にあっては、一つのアーム付アイドラ130を用いる態
様に比べて、原動プーリ210とエンドレスベルト12
0との間の摩擦力がより確実に確保されることになり、
両者間のスリップはより確実に抑制される。
【0051】図18は更に異なる変形形態を示す。同図
において、駆動力伝達機構80は、駆動源として複数の
原動プーリ211,212を設け、夫々の原動プーリ2
11,212にスリップ抑制機構としてアーム付アイド
ラ130を用いるようにしたものである。本実施の形態
において、原動プーリ211,212には例えば単一の
駆動モータからの駆動力が伝達ギアにて分離伝達される
ようになっている。本変形形態によれば、エンドレスベ
ルト120には二つの原動プーリ211,212からの
駆動力が伝達され、しかも、テンションプーリ112に
矢印方向のテンション力Tを与え、エンドレスベルト1
20を引張すると、アーム付アイドラ130が夫々の原
動プーリ211,212に押し付けられ、原動プーリ2
11,212とアーム付アイドラ130との間でエンド
レスベルト120が所定の押圧力(図18中F1,F2で
示す)で挟持される。このため、原動プーリ211,2
12とエンドレスベルト120との間のスリップが有効
に抑制されることになり、エンドレスベルト120はス
リップすることなく原動プーリ211,212からの駆
動力によって確実に循環回転する。
【0052】図19は更に異なる変形形態を示す。同図
において、駆動力伝達機構80は、エンドレスベルト1
20が巻回される感光体ドラム31の端部外周面は、感
光体ドラム31の外周面ではなく、感光体ドラム31の
外径より大径の円筒状フランジ140で構成されてい
る。この円筒状フランジ140は、特に図20(a)
(b)に示すように、感光体ドラム31の外周面に圧入
されており、円筒状フランジ140の内周縁には断面楔
状の雄リング部141が形成され、この楔状の雄リング
部141が楔状の雌リング142に楔係合し、かつ、ボ
ルト等の止め具143で円筒状フランジ140と雌リン
グ142とが一体的に連結されている。更に、フランジ
140の外周面には高摩擦材料からなるコーティング層
(例えばダイヤモンドコート)144が形成されてい
る。従って、本変形形態にあっては、エンドレスベルト
120は感光体ドラム31外径よりも大径のフランジ外
周面に巻回されているから、感光体ドラム31の外周面
を用いる態様に比べて、エンドレスベルト120の接触
面積が広くなり、しかも、摩擦係数の高いコーティング
層144の存在により摩擦抵抗も大きくなる。このた
め、エンドレスベルト120と感光体ドラム31の端部
外周面との間の摩擦力が大きく確保されることになり、
エンドレスベルト120による感光体ドラム31への駆
動力の伝達がより確実に行われる。更に、本変形形態に
あっては、フランジ140は感光体ドラム31の外径で
位置決めされることから、フランジ140の外周面は感
光体ドラム31と同軸に設定されることになり、フラン
ジ140の外周面に偏心誤差が含まれ難い。
【0053】図21は更に異なる変形形態を示す。同図
において、駆動力伝達機構80は、アーム付アイドラ1
00の代わりに、フレーム170に形成した長孔171
(具体的には171a〜171d)に沿ってアイドラ1
72(具体的には172a〜172d)を揺動させるよ
うにしたものである。本変形形態においても、エンドレ
スベルト120にテンションが作用すると、揺動可能な
アイドラ172が感光体ドラム31側へ押し付けられ、
エンドレスベルト120を感光体ドラム31との間で挟
持するため、エンドレスベルト120によって感光体ド
ラム31が確実に同期回転せしめられる。
【0054】◎実施の形態3 図22は本発明が適用された画像形成装置の駆動システ
ムの実施の形態3を示す。同図において、画像形成装置
の駆動システムは、実施の形態1と同様に、各感光体ド
ラム31の一端側に設けられる駆動力伝達機構80(本
実施の形態ではギア列機構)と、各感光体ドラム31の
他端側に設けられる速度調整機構90(エンドレスベル
ト掛け渡し機構)とを備えているが、実施の形態1と異
なり、駆動モータ85からの駆動力が速度調整機構90
側に伝達される補助駆動力伝達機構220を付加したも
のである。尚、実施の形態1と同様な構成要素について
は実施の形態1と同様な符号を付してここではその詳細
な説明を省略する。
【0055】本実施の形態において、補助駆動力伝達機
構220は、駆動モータ85のシャフトに固着された駆
動プーリ221と、感光体ドラム31と略平行に配置さ
れた回転可能な伝達ロッド222と、この伝達ロッド2
22の両端に固着された伝達プーリ223,224と、
上記速度調整機構90の従動プーリ110と同軸に固着
された伝達プーリ225と、駆動プーリ221と伝達プ
ーリ223との間及び伝達プーリ224,225間に掛
け渡される伝達駆動ベルト226,227とを備えてい
る。
【0056】本実施の形態によれば、実施の形態1と略
同様な作用、効果を奏するものであるが、実施の形態1
と異なり、駆動モータ85からの駆動力が補助駆動力伝
達機構220を通じて速度調整機構90の従動プーリ1
10に伝達され、その分、エンドレスベルト120に補
助駆動力が与えられる。このため、実施の形態1に比べ
て、速度調整機構90の負担分が低減される。
【0057】◎実施の形態4 図23は本発明が適用された画像形成装置の駆動システ
ムの実施の形態4を示す。同図において、画像形成装置
の駆動システムは、実施の形態1と同様に、各感光体ド
ラム31の一端側に設けられる駆動力伝達機構80(本
実施の形態ではギア列機構)と、各感光体ドラム31の
他端側に設けられる速度調整機構90(エンドレスベル
ト掛け渡し機構)とを備えているが、実施の形態1と異
なり、速度調整機構90の例えば従動プーリ110に補
助駆動モータ230を付加したものである。この補助駆
動モータ230は駆動モータ85及び駆動力伝達機構8
0による感光体ドラム31の表面速度と略等しくなるよ
うにエンドレスベルト120を走行させるものである。
尚、実施の形態1と同様な構成要素については実施の形
態1と同様な符号を付してここではその詳細な説明を省
略する。
【0058】本実施の形態にあっては、速度調整機構9
0側でも、駆動力伝達機構80側と略同様な速度を感光
体ドラム31に与えるようにしたので、駆動力伝達機構
80側での本来の負担トルクが大幅に低減することにな
り、その分、高負荷伝達時に発生するギア変形や軸心の
片寄りなどに起因する噛み合いピッチ誤差がより低減さ
れる。
【0059】◎実施の形態5 図24は本発明が適用された画像形成装置の駆動システ
ムの実施の形態5を示す。同図において、画像形成装置
の駆動システムは、実施の形態1と同様に、感光体ドラ
ム31の一端側に設けられる駆動力伝達機構80と、感
光体ドラム31の他端側に設けられる速度調整機構90
とを備えているが、実施の形態1と異なり、駆動力伝達
機構80のドラム駆動ギア81〜83と各画像形成ユニ
ット22a〜22cの感光体ドラム31の回転軸との間
にトルクリミッタ240を介在させたものである。この
トルクリミッタ240は、不必要な高負荷(高トルク)
や累積回転非同期成分がドラム駆動ギア81〜83に伝
達される際にトルク伝達をカットするものである。尚、
実施の形態1と同様な構成要素については実施の形態1
と同様な符号を付してここではその詳細な説明を省略す
る。
【0060】本実施の形態によれば、トルクリミッタ2
40の働きで、駆動力伝達機構80側での本来の負担ト
ルクが大幅に低減することになり、その分、高負荷伝達
時に発生するギア変形などに起因する噛み合いピッチ誤
差がより低減される。
【0061】◎実施の形態6 図25(a)及び図26は本発明が適用された画像形成
装置の駆動システムの実施の形態5を示す。同図におい
て、画像形成装置の駆動システムは、実施の形態2と略
同様に、感光体ドラム31の一端側に設けられる駆動力
伝達機構80と、感光体ドラム31の他端側に設けられ
る速度調整機構90とを備えているが、駆動力伝達機構
80の構成が実施の形態2と異なる。本実施の形態にお
いて、駆動力伝達機構80は、駆動源としての駆動モー
タ(図示せず)に駆動連結される一つの原動プーリ21
0を有し、この原動プーリ210に巻回される二つのエ
ンドレスベルト121,122を複数の複数の従動プー
リ151〜157、各アーム付アイドラ161(具体的
には161a〜161d)、162(具体的には162
a〜162d)及び各感光体ドラム31とに順次掛け渡
すようにしたものである。
【0062】より具体的に述べると、本実施の形態で
は、上記二つのエンドレスベルト121,122は感光
体ドラム31の一端部外周面(本実施の形態では感光体
ドラム31外周面)に並んで掛け渡されており、一方、
原動プーリ210は二つのエンドレスベルト121,1
22の幅寸法の総和以上の幅寸法を有するものであり、
エンドレスベルト121,122が巻回される感光体ド
ラム31の一端部外周面及び原動プーリ210の外周面
には図示外の高摩擦材料からなるコーティング層(例え
ばダイヤモンドコート)が形成されている。一方、従動
プーリ151,154は原動プーリ210の直径で結ん
だ相対向する部位に接触配置されており、また、従動プ
ーリ152,155は最下流側感光体ドラム31(画像
形成ユニット22d)の更に上方に配置され、更に、従
動プーリ153,156,157は最上流側感光体ドラ
ム31(画像形成ユニット22a)の下方に配置される
ものである。尚、本実施の形態においては、従動プーリ
152及び156がテンションプーリとして機能するよ
うになっている。
【0063】また、各感光体ドラム31の直径で結んだ
相対向する部位に夫々アーム付アイドラ161,162
が接触配置されている。これらのアーム付アイドラ16
1,162はいずれも一端が揺動支点102となるアー
ム101の自由端にアイドラプーリ103を回転自在に
支承したものであるが、本実施の形態では、一方のアー
ム付アイドラ161はアイドラプーリ103の上方に揺
動支点102を位置させたものであるのに対し、他方の
アーム付アイドラ162はアイドラプーリ103の下方
に揺動支点102を位置させたものである。
【0064】そして、本実施の形態において、一方のエ
ンドレスベルト121は、原動プーリ210からテンシ
ョンプーリ152を経て各アーム付アイドラ161のア
イドラプーリ103の外周面の略2/3程度巻回された
後に、アイドラプーリ103と感光体ドラム31との間
を通り、当該感光体ドラム31の端部外周面の略2/3
程度巻回され、更に、従動プーリ153,151を経て
原動プーリ210へ循環配設されている。また、他方の
エンドレスベルト122は、原動プーリ210から従動
プーリ157、テンションプーリ156を経て各アーム
付アイドラ162のアイドラプーリ103の外周面の略
2/3程度巻回された後に、アイドラプーリ103と感
光体ドラム31との間を通り、当該感光体ドラム31の
端部外周面の略2/3程度巻回され、更に、従動プーリ
155,154を経て原動プーリ210へ循環配設され
ている。
【0065】特に、本実施の形態では、テンションプー
リ152,156が上下に分かれて配設されており、一
方のエンドレスベルト121はプロセス方向の最下流側
の感光体ドラム31(画像形成ユニット22d)が張り
側になるように、また、他方のエンドレスベルト122
はプロセス方向の最上流側の感光体ドラム31(画像形
成ユニット22a)が張り側になるように掛け渡されて
いる。
【0066】従って、本実施の形態によれば、二つのエ
ンドレスベルト121,122は単一の原動プーリ21
0により駆動されているから、両エンドレスベルト12
1,122の走行速度は同一に保たれる。また、原動プ
ーリ210からの駆動力が夫々のエンドレスベルト12
1,122に伝達されると、各エンドレスベルト12
1,122に巻回されているアーム付アイドラ161,
162が夫々感光体ドラム31に押し付けられ、夫々の
エンドレスベルト121,122が感光体ドラム31に
所定圧で押圧する。このため、エンドレスベルト12
1,122と感光体ドラム31との間の摩擦力は十分に
確保されることになり、エンドレスベルト121,12
2の駆動力により感光体ドラム31は確実に同期回転せ
しめられる。
【0067】更にまた、本実施の形態にあっては、二つ
のエンドレスベルト121,122のうち、一方はプロ
セス方向の最上流側の感光体ドラム31が張り側にな
り、他方はプロセス方向の最下流側の感光体ドラム31
が張り側になるように設定されているため、各画像形成
ユニット22a〜22dの全感光体ドラムの耐トルク性
(耐スリップ性)は略同一に保たれ、一つのエンドレス
ベルトを用いる態様に比べて、転写画像の色ズレをより
少なく抑えることが可能である。
【0068】尚、本実施の形態にあっては、二つのエン
ドレスベルト121,122を感光体ドラム31の一端
部外周面に巻回させているが、これに限られるものでは
なく、例えば図25(b)に示すように、感光体ドラム
31の両端部外周面に夫々巻回させるようにしてもよ
い。この態様にあっては、エンドレスベルト121,1
22へのテンションにより感光体ドラム31に作用する
曲げモーメントが小さくなる。
【0069】◎実施の形態7 図27は本発明が適用された画像形成装置の駆動システ
ムの実施の形態7を示す。同図において、画像形成装置
の駆動システムは、実施の形態1と略同様であるが、実
施の形態1と異なり、速度調整機構90のアーム付アイ
ドラ100のアーム101を揺動支点102を挟んで反
対側へ延長し、この延長部191に巻き上げローラ19
2を設け、アーム付アイドラ100が感光体ドラム31
から退避する際に、巻き上げローラ192でエンドレス
ベルト120を押し下げ、エンドレスベルト120の弛
みを吸収するようにしたものである。本実施の形態に係
る巻き上げローラ192によるエンドレスベルト120
の弛み吸収動作過程を図28に示す。
【0070】本実施の形態によれば、アーム付アイドラ
100(例えば100d)を感光体ドラム31(例えば
画像形成ユニット22d)から退避させる際に、図28
に示すように、巻き上げローラ192でエンドレスベル
ト120の弛みを巻き上げるため、感光体ドラム31に
巻回されているエンドレスベルト120が感光体ドラム
31を積極的に押し出すことになり、感光体ドラム31
等を組み込んだプロセスカートリッジ30の脱着操作が
簡単に実行される。
【0071】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、複数の像担持体に対する駆動システムとして、駆動
力を伝達する機能と、駆動力伝達時に生ずる速度変動成
分を調整する機能とを分離して実現し、複数の像担持体
の同期回転精度を向上させるようにしたので、複数の像
担持体を常時正確に回転同期させ、色ズレのない良好な
カラー画像を得ることができる。特に、本発明によれ
ば、駆動力伝達手段及び速度調整手段のいずれか一方を
歯付伝達系で構成し、他方をエンドレスベルトの掛け渡
し系で構成するようにすれば、歯付伝達系で機械的結合
伝達を担い、エンドレスベルトの掛け渡し系で、歯付伝
達系の噛み合いピッチ誤差に伴う速度変動成分を相互干
渉作用にて抑制することが可能になるため、複数の像担
持体の同期回転精度の向上を簡単に実現することができ
る。
【0072】更に、本発明において、速度調整手段に駆
動力伝達手段側の駆動力を補助的に伝達したり、あるい
は、速度調整手段に補助駆動手段を付加するようにすれ
ば、駆動力伝達手段の負荷負担を軽減することができ、
その分、高負荷伝達時に発生するギア変形などに起因す
る噛み合いピッチ誤差をより低減することが可能にな
り、複数の像担持体の同期回転精度をより向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像形成装置の駆動システムを
示す説明図である。
【図2】 実施の形態1に係るカラー画像形成装置の概
要を示す説明図である。
【図3】 実施の形態1で用いられる画像形成ユニット
の詳細を示す説明図である。
【図4】 実施の形態1で用いられる用紙搬送系の詳細
を示す説明図である。
【図5】 実施の形態1に係る画像形成装置の駆動シス
テムの概要を示す要部斜視図である。
【図6】 実施の形態1で用いられる駆動力伝達機構を
示す説明図である。
【図7】 実施の形態1で用いられる速度調整機構を示
す説明図である。
【図8】 図7の速度調整機構の作用を示す説明図であ
る。
【図9】 (a)は比較の形態に係る速度変動状態を示
す説明図、(b)は実施の形態1に係る速度変動状態を
示す説明図である。
【図10】 実施の形態2に係る画像形成装置の駆動シ
ステムの概要を示す要部斜視図である。
【図11】 実施の形態2で用いられる駆動力伝達機構
を示す説明図である。
【図12】 実施の形態2で用いられる速度調整機構を
示す説明図である。
【図13】 (a)は比較の形態に係る速度変動状態を
示す説明図、(b)は実施の形態2に係る速度変動状態
を示す説明図である。
【図14】 実施の形態2で用いられる駆動力調整機構
の変形形態を示す説明図である。
【図15】 実施の形態2で用いられる駆動力調整機構
の他の変形形態を示す説明図である。
【図16】 実施の形態2で用いられる駆動力調整機構
の更に異なる変形形態を示す説明図である。
【図17】 実施の形態2で用いられる駆動力調整機構
の更に異なる変形形態を示す説明図である。
【図18】 実施の形態2で用いられる駆動力調整機構
の更に異なる変形形態を示す説明図である。
【図19】 実施の形態2で用いられる駆動力調整機構
の更に異なる変形形態を示す説明図である。
【図20】 (a)(b)は実施の形態2で用いられる
駆動力調整機構の更に異なる変形形態を示す説明図であ
る。
【図21】 実施の形態2で用いられる駆動力調整機構
の更に異なる変形形態を示す説明図である。
【図22】 実施の形態3に係る画像形成装置の駆動シ
ステムの概要を示す要部斜視図である。
【図23】 実施の形態4に係る画像形成装置の駆動シ
ステムの概要を示す要部斜視図である。
【図24】 実施の形態5に係る画像形成装置の駆動シ
ステムの概要を示す説明図である。
【図25】 (a)は実施の形態6に係る画像形成装置
の駆動システムの概要を示す説明図、(b)はその変形
形態を示す説明図である。
【図26】 実施の形態6に係る画像形成装置の駆動シ
ステムの概要を示す説明図である。
【図27】 実施の形態7に係る画像形成装置の駆動シ
ステムで用いられる速度調整機構の概要を示す説明図で
ある。
【図28】 実施の形態7に係る画像形成装置の駆動シ
ステムの動作過程を示す説明図である。
【符号の説明】
1(1a〜1d)…像担持体,2…駆動手段,3…駆動
力伝達手段,4…速度調整手段,5…補助駆動力伝達手
段,6…補助駆動手段,22(22a〜22d)…画像
形成ユニット,31…感光体ドラム,80…駆動力伝達
機構,81〜84…ドラム駆動ギア,85…駆動モー
タ,86…駆動ギア,87,88…アイドラギア,90
…速度調整機構,91〜94…ドラム連結ギア,95〜
97…アイドラギア,100,104,105…アーム
付アイドラ,106…固定アイドラ,120,121,
122…エンドレスベルト,130,134,135…
アーム付アイドラ,140…フランジ,171…長孔,
172…アイドラ,200…駆動モータ,210,21
1,212…原動プーリ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の像担持体(1:1a〜1d)が並
    列配置される画像形成装置において、 各像担持体(1)を駆動するための駆動手段(2)と、 各像担持体(1)が互いに連動するように連結され且つ
    前記駆動手段(2)からの駆動力が各像担持体(1)に
    伝達される駆動力伝達手段(3)と、 各像担持体(1)の回転動作が相互に拘束され且つ各像
    担持体(1)の回転速度変動成分が調整される速度調整
    手段(4)とを備えたことを特徴とする画像形成装置の
    駆動システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、駆動手段
    (2)が単一であることを特徴とする画像形成装置の駆
    動システム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のものにおいて、駆動力伝
    達手段(3)及び速度調整手段(4)のいずれか一方
    は、基準ピッチ間隔毎に配列された歯付部材を組み合わ
    せた歯付伝達系であることを特徴とする画像形成装置の
    駆動システム。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のものにおいて、駆動力伝
    達手段(3)及び速度調整手段(4)のいずれか一方を
    構成する歯付伝達系は、各像担持体(1)と同軸に設け
    られる歯付駆動部材と、各歯付駆動部材に噛合して歯付
    駆動部材を当該歯付駆動部材の歯の基準ピッチ間隔毎に
    移動させる歯付伝達部材とを備えたものであることを特
    徴とする画像形成装置の駆動システム。
  5. 【請求項5】 請求項3記載のものにおいて、歯付部材
    の少なくとも一部は弾性体で構成されていることを特徴
    とする画像形成装置の駆動システム。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のものにおいて、駆動力伝
    達手段(3)及び速度調整手段(4)のいずれか一方
    は、各像担持体(1)の端部外周面に張架されたエンド
    レスベルトであることを特徴とする画像形成装置の駆動
    システム。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のものにおいて、エンドレ
    スベルトが巻回される像担持体(1)の端部外周面は像
    担持体(1)自体の外周面であることを特徴とする画像
    形成装置の駆動システム。
  8. 【請求項8】 請求項6記載のものにおいて、 像担持体(1)の端部外周面に夫々対向して配置され且
    つ揺動可能な回転体を備え、駆動力伝達手段(3)及び
    速度調整手段(4)のいずれか一方を構成するエンドレ
    スベルトは、各回転体の外周から当該回転体と対向する
    像担持体(1)の端部との間を通り当該像担持体(1)
    の端部外周面へと順次巻回され、このエンドレスベルト
    の移動力により各回転体が像担持体(1)側へ揺動し、
    像担持体(1)の端部との間でエンドレスベルトを挟持
    するように像担持体(1)側へ押し付けられて像担持体
    (1)を移動することを特徴とする画像形成装置の駆動
    システム。
  9. 【請求項9】 請求項6記載のものにおいて、 駆動力伝達手段(3)及び速度調整手段(4)のいずれ
    か一方を構成するエンドレスベルトが複数設けられてい
    ることを特徴とする画像形成装置の駆動システム。
  10. 【請求項10】 請求項1記載のものにおいて、 駆動力伝達手段(3)と速度調整手段(4)とは像担持
    体(1)の両端部に分かれて配置されていることを特徴
    とする画像形成装置の駆動システム。
  11. 【請求項11】 請求項1記載のものにおいて、 駆動力伝達手段(3)と速度調整手段(4)とは像担持
    体(1)の同一端部側に配置されていることを特徴とす
    る画像形成装置の駆動システム。
  12. 【請求項12】 請求項1記載のものにおいて、 速度調整手段(4)は、駆動力伝達手段(3)の駆動手
    段(2)と補助駆動力伝達手段(5)を介して駆動連結
    されていることを特徴とする画像形成装置の駆動システ
    ム。
  13. 【請求項13】 請求項1記載のものにおいて、 速度調整手段(4)は駆動力伝達手段(3)の駆動手段
    (2)と異なる補助駆動手段(6)に駆動連結されてい
    ることを特徴とする画像形成装置の駆動システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000180750A (ja) * 1998-12-18 2000-06-30 Fuji Xerox Co Ltd 光学走査装置
JP2007153549A (ja) * 2005-12-06 2007-06-21 Noritsu Koki Co Ltd 画像形成装置
US8099021B2 (en) 2006-02-17 2012-01-17 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

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