JPH0218463Y2 - - Google Patents

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JPH0218463Y2
JPH0218463Y2 JP16024682U JP16024682U JPH0218463Y2 JP H0218463 Y2 JPH0218463 Y2 JP H0218463Y2 JP 16024682 U JP16024682 U JP 16024682U JP 16024682 U JP16024682 U JP 16024682U JP H0218463 Y2 JPH0218463 Y2 JP H0218463Y2
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compressor
timer
super heat
refrigerant
time
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JP16024682U
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、冷房サイクル内の冷媒量不足を検知
し、コンプレツサの焼付け等を防止する自動車用
空気調和装置のコンプレツサの保護装置に関す
る。
(従来の技術) 従来のコンプレツサ保護装置には、第1図に示
すように、周知の冷房サイクル系のエバポレータ
1の出口側に冷媒の圧力及び温度を検知して所定
の動作をする、いわゆるスーパーヒートスイツチ
2が設けられている。このスーパーヒートスイツ
チ2は、冷房サイクル系内の冷媒が漏洩等により
減少し、コンプレツサ3が焼付を起こす虞が生じ
たときに、エンジンによつてベルトを介して回転
するプーリ4と前記コンプレツサ3との間に設け
られた電磁クラツチ5への給電を断つことによ
り、コンプレツサ3の回転を停止したり、警報を
発したりするものである。
なお、第1図中「6」はコンデンサ、「7」は
リキツドタンク、「8」は膨張弁、「9」は電源、
「10」はコントロールスイツチ、「20」はタイマ、
「18」はリレー、「19」はリレー18の常閉接点で
ある。
さらに詳述すれば、このスーパーヒートスイツ
チ2は、第2図に示すように、冷房サイクル系中
を流通する冷媒が導かれるケーシング11を有
し、このケーシング11内には検知部12の膜動
体13が設けられており、また該検知部12の他
端感温部14は、エバポレータ1の出口側管内に
装着されている。この膜動体13の頂部には接点
15が設けられ、該接点15は作動部材16の下
端に設けられた接点17と接し、これら両接点1
5,17が接触したときから一定時間後にタイマ
20が出力し、このときに常閉リレー18が開く
ようになつている。
すなわち、冷房サイクル系内が冷媒ガス不足と
なると、エバポレータ1への冷媒供給が充分なさ
れず、このエバポレータ1や流出する冷媒のスー
パーヒート量が増加し温度は高くなる。このと
き、この温度を感温部14が検知し、封入した冷
媒ガスが膨張する。これにより、前記膜動体13
が前記ケーシング11内に導入された冷媒管内の
圧力に抗して膨張し、前記両接点15,17が接
触し、電源9から電流がコントロールスイツチ1
0、接点15,17、作動部材16、の経路で流
れ、タイマ20が起動される。その後、一定時間
後にリレー18のコイルが通電され、常閉リレー
18の接点19がオフし、電磁クラツチ5が切断
される。これにより冷媒ガス不足時においては、
コンプレツサ3は停止することになつて、焼付き
が防止される。
第3図は、前記従来例におけるタイマ20を含
む回路を具体的に示したものである。まずタイマ
20とスーパーヒートスイツチ2とが直列に接続
され、そのタイマ20と並列にツエナーダイオー
ド30が接続されている。
抵抗21とコンデンサ22とによつて一定の時
定数が定められる。この抵抗21とコンデンサ2
2との接続点にダーリントントランジスタ23の
ベースが接続され、コレクタ抵抗24とエミツタ
抵抗25とが設けられている。また電源9とダー
リントントランジスタ23のエミツタとの間には
分圧抵抗26が接続されている。
さらに、電源9とスーパーヒートスイツチ2と
の間には、出力トランジスタ40と表示ランプ5
0と常閉リレー18とが接続されている。この表
示ランプ50は、冷媒の不足を表示するものであ
る。またクラツチ5と直列に常閉リレー18の接
点が接続されている。
上記第3図の動作について説明すると、冷媒不
足の場合に、スーパーヒートスイツチ2がオンに
なる。このオンになつてから一定時間(たとえば
60秒)後にダーリントントランジスタ23がオン
する。すなわち、スーパーヒートスイツチ2がオ
ンすると、抵抗21を介してコンデンサ22が充
電され始め、ダーリントントランジスタ23のベ
ース電位が次第に上昇する。そして一定時間経過
すると、ダーリントントランジスタ23がオンす
る。これによつて、出力トランジスタ40もオン
するので、表示ランプ50が点灯して、乗員に冷
媒の不足を知らせることができる。またこれと同
時にリレー18がオフするので、クラツチ5を介
してコンプレツサ3が停止する。これにより、コ
ンプレツサ3の焼付きが防止されることになる。
(考案が解決しようとする課題) しかし、上述した従来例にあつては、スーパー
ヒートスイツチ2がオンしてから、常に一定の時
間後に表示ランプ50を表示したり、また、コン
プレツサ3を停止するようになつているために、
冷媒が正規の封入量あつても、冷媒不足として表
示したり、あるいはコンプレツサ3を停止してし
まうことがある。たとえば、夏季であつて屋外に
自動車を放置した後に冷房回路を作動させるため
コンプレツサ3を始動すると、熱負荷が大きいた
め、過渡的にスーパーヒートスイツチ2がオンし
てしまうことがあり、この場合に表示ランプ50
が冷媒不足を表示したり、コンプレツサ3を停止
してしまう。そして、この過渡時間は、車室内温
度に依存するという性質があることが実験的に確
認され、その車室内温度が高い程、過渡時間が長
くなる。
本考案は、上記の問題点に着目してなされたも
ので、車室内温度が高い場合にあつても冷媒不足
警報の表示部材が誤動作することなく、またその
ような場合にコンプレツサを停止させないように
し得るコンプレツサの保護装置を提供することを
目的とするものである。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するための本考案は、車室内温
度を測定する温度センサと、エバポレータ出口側
の冷媒の温度および圧力を検知し、スーパヒート
の量が所定値より大きいときに作動するスーパヒ
ートスイツチと、車室内温度が高くなるにしたが
つてタイマ時間が長くなり、しかも前記タイマ時
間中、前記スーパヒートスイツチが継続して作動
した後に作動するタイマと、このタイマが作動し
たときにコンプレツサを停止させる手段とを有す
ることを特徴とする自動車用空気調和装置のコン
プレツサ保護装置である。
(作用) このように構成した本考案にあつては、夏季等
において車室内温度が高くなつた場合には、温度
センサによつて検知された車室内温度が高くなる
にしたがつてタイマのタイマ時間も長くなること
から、車室内温度が高くなることによつて、相関
的に過渡時間が長くなつても、その過渡時間以上
にタイマ時間が長くなるので、コンプレツサの誤
停止を防止することができる。
(実施例) 以下、添付図面に示す実施例に基づいて本考案
を詳述する。第4図は本考案の一実施例を示す回
路図であり、第1〜3図に示す部材と同一の部材
については同一の符号を使用し、その説明を省略
する。
本実施例が、第3図の従来例と異なるところ
は、抵抗26の代りに抵抗27を設け、抵抗27
と並列に、温度センサとしてのサーミスタ28を
接続してある点である。また常温における抵抗2
7とサーミスタ28との合成抵抗値は、第3図に
示す抵抗26と同じに設定してある。尚、第4図
中のタイマを符号「20a」で示してある。この他
は第3図の回路構成と同様である。
次に本実施例の動作について説明する。
まず、秋または春のように車室内温度が余り高
くない場合には、抵抗27とサーミスタ28との
合成抵抗値が、第3図の抵抗26と同様なので、
タイマ時間(スーパーヒートスイツチ2がオンし
てから表示ランプ50が点灯したり、コンプレツ
サ3が停止したりするまでの時間)も従来と同様
である。このように秋または春には、スーパーヒ
ート量が所定値以上になつていまいスーパーヒー
トスイツチがONしてしまう、いわゆる過渡時間
が余り長くならないので、表示ランプ50の異常
表示またはコンプレツサ3の停止は生じない。
ところが、夏季等において炎天下に放置してお
いた自動車の車室内温度は非常に高くなり、この
場合には、サーミスタ28の抵抗値が小さくな
る。
したがつて、トランジスタ23のエミツタの電
圧が高くなるので、トランジスタ23がオンする
ためのベース電圧も高くなる。このことは、スー
パーヒートスイツチ2がオンしてからトランジス
タ23がオンするまでの時間が長くなるというこ
とであり、タイマ時間が長くなることを意味す
る。
このために、車室内温度が高くなることによつ
て、前記過渡時間が長くなつても、その過渡時間
以上にタイマ時間が長くなるので、従来の欠点で
あつた表示ランプ50の誤表示または、コンプレ
ツサ3の誤停止は生じなくなる。
本考案は、上記実施例に限定されることなく、
次の変形例を使用してもよい。すなわち、サーミ
スタ28を削除し、トランジスタ23のベースに
サーミスタ28を挿入してもよく、また、サーミ
スタ28の代りに他の温度センサを使用してもよ
い。さらに、表示ランプ50以外の表示素子を使
用してもよく、またその表示素子かコンプレツサ
3の停止手段かいずれか一方を使用するようにし
てもよい。
さらに、タイマ20aとしては、車室内温度が
高くなるに従つて作動時間が長くなり、しかもス
ーパーヒートスイツチ2が作動して設定時間後に
作動するものであれば、他の部材を使用してもよ
い。
[考案の効果] 以上述べたように本考案によれば、車室内温度
が高い場合でも、コンプレツサが誤つて停止する
ことはなく、コンプレツサの焼付きを防止するこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の自動車用空気調和装置における
コンプレツサ保護装置を示す回路図、第2図は第
1図におけるスーパーヒートスイツチを中心とす
る説明図、第3図は上記従来例におけるタイマを
含む回路図、第4図は本考案の一実施例を示す回
路図である。 1……エバポレータ、2……スーパーヒートス
イツチ、3……コンプレツサ、5……電磁クラツ
チ、20,20a……タイマ、28……サーミス
タ、50……表示ランプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車室内温度を測定する温度センサ28と、エバ
    ポレータ1出口側の冷媒の温度および圧力を検知
    し、スーパヒートの量が所定値より大きいときに
    作動するスーパヒートスイツチ2と、車室内温度
    が高くなるにしたがつてタイマ時間が長くなり、
    しかも前記タイマ時間中、前記スーパヒートスイ
    ツチ2が継続して作動した後に作動するタイマ2
    0aと、このタイマ20aが作動したときにコン
    プレツサ3を停止させる手段5とを有することを
    特徴とする自動車用空気調和装置のコンプレツサ
    保護装置。
JP16024682U 1982-10-25 1982-10-25 自動車用空気調和装置のコンプレツサ保護装置 Granted JPS5964315U (ja)

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JP16024682U JPS5964315U (ja) 1982-10-25 1982-10-25 自動車用空気調和装置のコンプレツサ保護装置

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JP16024682U JPS5964315U (ja) 1982-10-25 1982-10-25 自動車用空気調和装置のコンプレツサ保護装置

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JPS5964315U JPS5964315U (ja) 1984-04-27
JPH0218463Y2 true JPH0218463Y2 (ja) 1990-05-23

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ID=30352509

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JP16024682U Granted JPS5964315U (ja) 1982-10-25 1982-10-25 自動車用空気調和装置のコンプレツサ保護装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9283056B2 (en) 2010-03-29 2016-03-15 Biomet 3I, Llc Titanium nano-scale etching on an implant surface

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9283056B2 (en) 2010-03-29 2016-03-15 Biomet 3I, Llc Titanium nano-scale etching on an implant surface

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JPS5964315U (ja) 1984-04-27

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