JPH0218324Y2 - - Google Patents

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JPH0218324Y2
JPH0218324Y2 JP1984042497U JP4249784U JPH0218324Y2 JP H0218324 Y2 JPH0218324 Y2 JP H0218324Y2 JP 1984042497 U JP1984042497 U JP 1984042497U JP 4249784 U JP4249784 U JP 4249784U JP H0218324 Y2 JPH0218324 Y2 JP H0218324Y2
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cushion
cylinder
small
piston
cushioning
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JP1984042497U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、空気圧または油圧等流体圧シリン
ダのクツシヨン装置に関する。
従来のこの種クツシヨン装置としては第3図ま
たは第4図に示す構造のものである。即ち第3図
に示すようにピストン1の端面にクツシヨン用小
ピストン部2を突設し、これに対応してシリンダ
カバー3にクツシヨン用小シリンダ部4を穿設
し、かつピストン1の端面に面するシリンダ室5
から前記小シリンダ室4に通ずるクツシヨン用絞
り孔6をシリンダカバー3に貫設し、しかしてピ
ストン1がその移動終端に近づくとその小ピスト
ン部2が小シリンダ部4に嵌合し、シリンダ室5
の流体はパツキン7に阻止されて直接小シリンダ
室4に流入することができなくなるからクツシヨ
ン用絞り孔6を経由してこれに設けられる絞り弁
8によつて調整された単位流量だけ小シリンダ部
4からポート9に流出され、このときの流動抵抗
がピストン1に良好なクツシヨン作用として働
き、これによつてピストン1を円滑に終端位置に
移動させることができるようになつている。とこ
ろがこの装置であると、シリンダカバー3にクツ
シヨン用絞り孔6と絞り量を調整する絞り弁8を
設けなければならないため、小形の流体圧シリン
ダ、たとえばそのシリンダカバーが25〜20φmm以
下の小径の場合には上述のクツシヨン機構を該ク
ツシヨンカバーに設ける余裕がなかつた。そこで
このような小形の流体圧シリンダにあつては、第
4図に示すようにピストン1の端面に対応するシ
リンダカバー3の端面に合成ゴムなどの弾性材か
らなるクツシヨンリング10を取着し、ピストン
1がその移動終端においてクツシヨンリング10
に接当することによつてシリンダカバー3に当た
るときの衝撃をできるだけ緩和しようとするクツ
シヨン装置が提案されているが、この装置ではピ
ストン1がクツシヨンリング10に接当するとき
の一瞬の該リング10の弾性抵抗によつてのみピ
ストン1の推力を減衰しようとするものであるか
ら当然に良好なクツシヨン作用を発揮させること
が困難であつた。
この考案は、上述の難点に注目し、第4図に示
すような小形の流体圧シリンダであつても、これ
に第3図に示すような良好なクツシヨン作用を発
揮することが可能なクツシヨン装置を提供しよう
とするもので、この実施例を第1図および第2図
によつて説明すると、まず第1図に示す実施例に
あつてはシリンダカバー11のクツシヨン用小シ
リンダ部12の内周面に環状凹部13を設け、こ
れにニトリルゴムなどの合成ゴム、その他の弾性
材からなる弾性パツキン14の基部を埋設し、該
パツキンの先端部をクツシヨン用小ピストン部1
5に密接させると共に、該パツキン14に前記小
シリンダ部12とピストン16側のシリンダ室1
7とを連通する軸方向のクツシヨン用絞り孔18
を貫設してなるものである。このクツシヨン用絞
り孔18は、適用する流体圧シリンダに対して適
当なクツシヨン作用が発揮されるような大きさ及
び数量としておけばよく、またクツシヨン作用の
必要度に応じて数種類の弾性パツキンの中から適
宜選択するようにすればよい。
第2図は前記弾性パツキン14だけではその保
形力が不充分な場合に、これを補つて小ピストン
部15の摺動抵抗や流体圧に充分に耐えることが
できるようにした実施例で、弾性パツキン19の
外周に、金属、硬質合成樹脂、その他の硬質材か
らなる断面略L状またはI状(L状保形リング2
0のうち小ピストン側に、即ち径方向に突出する
部分のみからなる)の保形リング20を焼付け接
着等により重層し、弾性パツキン19に軸方向に
貫通して塩化ビニルや金属製チユーブなどの硬質
チユーブ21を埋設すると共に、該チユーブ21
と同心に保形リング20に貫通孔22を設け、上
記硬質チユーブ21と貫通孔22とによつてクツ
シヨン用絞り孔23が形成されてなるものであ
る。この場合において、硬質チユーブ21を省略
して弾性パツキン19に直接穴を設けるようにし
てもよい。
上記各実施例によればピストン16がその移動
終端に近づいてその小ピストン部15がシリンダ
カバー11の小シリンダ部12に嵌合すると、ピ
ストン16に面するシリンダ室17の流体はその
大半が弾性パツキン14または19に阻止され、
わずかに弾性パツキン14または19に貫設した
クツシヨン用絞り孔18または23から小シリン
ダ部12に流出され、このときのシリンダ室17
の流動抵抗がピストン16の推力に即応する正確
な減衰圧として作用し、ピストン16を円滑に終
端位置に移動させることになる。また、ピストン
15を移動終端から逆方向に移動させる場合に
は、シリンダ室17へはクツシヨン用絞り孔1
8,23を介して流体圧が供給されるとともに、
パツキン14,19の特に内周面の形状を適当な
ものにしておくことによつて、パツキン14,1
9の変形により小ピストン部15との間からも供
給されるようにすることが可能である。もちろ
ん、シリンダカバー11または小ピストン部15
に、クツシヨン用小シリンダ部12からシリンダ
室17へのみ流通可能なチエツク流路を設けてお
いてもよい。
以上のようにこの考案によれば、非常に小形の
流体圧シリンダであつてもピストンの推力に即応
する推力減衰オリフイスを形成することができ、
ピストンに対して従来にない良好なクツシヨン作
用を発揮させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す縦断正面
図、第2図は同他の実施例を示す縦断面図、第3
図及び第4図は従来例を示す縦断面図である。 11……シリンダカバー、12……クツシヨン
用小シリンダ部、14……弾性パツキン、15…
…クツシヨン用小ピストン部、16……ピスト
ン、17……シリンダ室、18……クツシヨン用
絞り孔、19……弾性パツキン、20……保形リ
ング、21……硬質チユーブ、23……クツシヨ
ン用絞り孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 一端がシリンダカバーで仕切られたシリンダ
    室の内部をピストンが往復動するようになつて
    おり、ピストン端面に設けたクツシヨン用小ピ
    ストン部がシリンダカバーに設けたクツシヨン
    用小シリンダ部に嵌合してクツシヨン作用を発
    揮するようにした流体圧シリンダにおいて、ク
    ツシヨン用小シリンダ部に、クツシヨン用小ピ
    ストン部に密接する弾性パツキンを埋設すると
    共に、該弾性パツキンにクツシヨン用絞り孔を
    軸方向に貫設してなり、クツシヨン用小ピスト
    ン部がクツシヨン用小シリンダ部に嵌入した時
    シリンダ室からクツシヨン用絞り孔を通つて流
    体がクツシヨン用小シリンダ部に流入するよう
    にしたことを特徴とする流体圧シリンダにおけ
    るクツシヨン装置。 2 前記弾性パツキンはその外周に保形リングが
    重層されてなる実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の流体圧シリンダにおけるクツシヨン装
    置。 3 前記弾性パツキンに貫設されるクツシヨン用
    絞り孔は該パツキンに埋設される硬質チユーブ
    によつて形成される実用新案登録請求の範囲第
    1項または第2項記載の流体圧シリンダにおけ
    るクツシヨン装置。
JP4249784U 1984-03-23 1984-03-23 流体圧シリンダにおけるクツシヨン装置 Granted JPS60154601U (ja)

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JPS60154601U JPS60154601U (ja) 1985-10-15
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JP4113650B2 (ja) * 1999-06-17 2008-07-09 カヤバ工業株式会社 油圧緩衝器の減衰力発生構造
JP5769556B2 (ja) * 2011-09-05 2015-08-26 カヤバ工業株式会社 油圧緩衝器
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JPS531516U (ja) * 1976-06-24 1978-01-09

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