JPH0218239B2 - - Google Patents
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- JPH0218239B2 JPH0218239B2 JP58006597A JP659783A JPH0218239B2 JP H0218239 B2 JPH0218239 B2 JP H0218239B2 JP 58006597 A JP58006597 A JP 58006597A JP 659783 A JP659783 A JP 659783A JP H0218239 B2 JPH0218239 B2 JP H0218239B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- board
- gypsum board
- forming
- raw material
- green
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- 229910052602 gypsum Inorganic materials 0.000 claims description 44
- 239000010440 gypsum Substances 0.000 claims description 44
- 238000012937 correction Methods 0.000 claims description 36
- 239000002994 raw material Substances 0.000 claims description 22
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 14
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 4
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- 239000002002 slurry Substances 0.000 description 1
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 1
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は石膏ボードの平面度及び厚さを高精度
に制御し得る方法に関し、これによつて製品の均
一化及び歩留りの向上を企図したものである。
に制御し得る方法に関し、これによつて製品の均
一化及び歩留りの向上を企図したものである。
従来の石膏ボードの製造方法の一つとして最も
一般的なものにロール式ボード成形方法がある。
このロール式ボード成形方法は、上紙と下紙との
間にスラリー状の石膏ボード原料を介在させ、製
造されるボードの厚みに対応して間隔を調整した
上下一対の成形ロールにこれらを通してグリーン
ボードとし、硬化度に一定長毎に切断するように
したものである。この場合、石膏ボードの平面度
は成形ロールの回転むらやその軸受の精度或いは
成形ロールの偏心状態、更にスラリー状の石膏ボ
ード原料の供給量やその軟度等で大きく左右され
ることが判明している。このため、従来の石膏ボ
ードにおいてはスラリー状の石膏ボード原料の供
給量やその性状変化等によつてボードの幅方向及
び長手方向に沿つて厚さのばらつきが生じ、平面
度が余り良好ではなくて品質むらを小さくするこ
とができなかつた。
一般的なものにロール式ボード成形方法がある。
このロール式ボード成形方法は、上紙と下紙との
間にスラリー状の石膏ボード原料を介在させ、製
造されるボードの厚みに対応して間隔を調整した
上下一対の成形ロールにこれらを通してグリーン
ボードとし、硬化度に一定長毎に切断するように
したものである。この場合、石膏ボードの平面度
は成形ロールの回転むらやその軸受の精度或いは
成形ロールの偏心状態、更にスラリー状の石膏ボ
ード原料の供給量やその軟度等で大きく左右され
ることが判明している。このため、従来の石膏ボ
ードにおいてはスラリー状の石膏ボード原料の供
給量やその性状変化等によつてボードの幅方向及
び長手方向に沿つて厚さのばらつきが生じ、平面
度が余り良好ではなくて品質むらを小さくするこ
とができなかつた。
ところで、一部で行なわれている石膏ボードの
プレート成形方法は、製造されるボードの厚さに
対応して間隔が調整された上下一対の成形プレー
トにスラリー状の石膏ボード原料を上紙及び下紙
と共に通してグリーンボードとするものであり、
石膏ボードの平面度に関しては前述したロール式
のものよりも比較的優れている。しかし、石膏ボ
ード原料中にボードの厚さよりも厚い固形物が混
入していると、成形プレートには成形ロールのよ
うな破砕能力が全くないため、成形プレートに引
掛かつて上紙や下紙を破いてしまい、製造ライン
の停止及び製品歩留りの低下を招来してしまう欠
点があつた。
プレート成形方法は、製造されるボードの厚さに
対応して間隔が調整された上下一対の成形プレー
トにスラリー状の石膏ボード原料を上紙及び下紙
と共に通してグリーンボードとするものであり、
石膏ボードの平面度に関しては前述したロール式
のものよりも比較的優れている。しかし、石膏ボ
ード原料中にボードの厚さよりも厚い固形物が混
入していると、成形プレートには成形ロールのよ
うな破砕能力が全くないため、成形プレートに引
掛かつて上紙や下紙を破いてしまい、製造ライン
の停止及び製品歩留りの低下を招来してしまう欠
点があつた。
本発明は上述した石膏ボードの製造に際して従
来方法の欠点を改善し、成形ロールによる方法の
長所と成形プレートによる方法の長所とを巧みに
組み合わせて平面度が良好で厚さも均一な石膏ボ
ードを高歩留りで製造し得る方法を提供すること
を目的とする。
来方法の欠点を改善し、成形ロールによる方法の
長所と成形プレートによる方法の長所とを巧みに
組み合わせて平面度が良好で厚さも均一な石膏ボ
ードを高歩留りで製造し得る方法を提供すること
を目的とする。
この目的を達成する第1番目の本発明の石膏ボ
ードの寸法形状制御方法にかかる構成は、上紙と
下紙との間にスラリー状の石膏ボード原料が介在
させ、これらを上下一対の成形ロールに通して所
定厚のグリーンボードとしたのち、このグリーン
ボードを前記成形ロールの後方に設置された上下
一対の修正プレートの間を通し、当該グリーンボ
ートの平面度を向上させるようにしたことを特徴
とするものである。又、第二番目の本発明の石膏
ボードの寸法形状制御方法にかかる構成は、上紙
と下紙との間にスラリー状の石膏ボード原料を介
在させ、これらを上下一対の成形ロールに通して
グリーンボードとしたのち、このグリーンボード
を前記成形ロールの後方に一定間隔で固設された
上下一対の修正プレートの間を通す一方、前記修
正プレートに負荷する抵抗を一定の範囲に収めて
前記グリーンボードの厚さが一定となるようにし
たことを特徴とするものである。
ードの寸法形状制御方法にかかる構成は、上紙と
下紙との間にスラリー状の石膏ボード原料が介在
させ、これらを上下一対の成形ロールに通して所
定厚のグリーンボードとしたのち、このグリーン
ボードを前記成形ロールの後方に設置された上下
一対の修正プレートの間を通し、当該グリーンボ
ートの平面度を向上させるようにしたことを特徴
とするものである。又、第二番目の本発明の石膏
ボードの寸法形状制御方法にかかる構成は、上紙
と下紙との間にスラリー状の石膏ボード原料を介
在させ、これらを上下一対の成形ロールに通して
グリーンボードとしたのち、このグリーンボード
を前記成形ロールの後方に一定間隔で固設された
上下一対の修正プレートの間を通す一方、前記修
正プレートに負荷する抵抗を一定の範囲に収めて
前記グリーンボードの厚さが一定となるようにし
たことを特徴とするものである。
以下、本発明による石膏ボードの寸法形状制御
方法の一実施例についてその主要部の概略を表す
第1図及びグリーンボードの厚さ検出手段を表す
第2図を参照しながら詳細に説明する。上紙11
及び下紙12及びこれらの間に介在するスラリー
状の石膏ボード原料13を送り込まれる上下一対
の成形ロール14,15の後方には、この成形ロ
ール14,15によつて所定厚さに成形されたグ
リーンボード16を硬化させる成形ベルトコンベ
ヤ17が配置されており、この成形ベルトコンベ
ヤ17と成形ロール14,15との間にグリーン
ボード16の平面度を一定に保持する上下一対の
修正プレート18,19が配置されている。な
お、修正プレート18,19は成形ベルトコンベ
ヤ17を挾んで対向するように設置しても良い
し、成形ベルトコンベヤ17が複数ある場合には
成形ロール14,15側の成形ベルトコンベヤ1
7の後方に設けることも可能である。下側の成形
ロール14及び修正プレート18の上端面は成形
ベルトコンベヤ17の上端面と面一となるように
位置決めされており、上端の成形ロール15及び
修正プレート18は製造される石膏ボードの厚さ
に対応して昇降可能となつているが、上側の成形
ロール15は図示しない制御装置によつて作動を
制御される駆動モータ20により石膏ボードの製
造中であつても任意に下側の成形ロール14に対
して接近離反自在となる。又、上側の修正プレー
ト19の下面前部はテーパ状に開口し、上紙11
が修正プレート19に引掛かつて破損してしまわ
ないようになつている。本実施例では、修正プレ
ート18,19とグリーンボード16との接触状
態を検知するため、図示しない空気供給源に接続
する空気供給路21が上側の修正プレート19を
貫通するように形成され、更にこの空気供給路2
1から分岐してこの空気供給路21内の空気圧を
検出する圧力計22が当該空気供給路21に付設
されている。前述した制御装置はこの圧力計22
からの信号に応じてこの値があらかじめ設定され
た値となるように前記駆動モータ20の作動を制
御するようになつている。つまり、圧縮空気を空
気供給路21からグリーンボード16の表面に吹
き付けて空気背圧を測定する一方、成形ロール1
4,15の間隔を調整することにより、この空気
背圧が一定の設定値内に収まるようになつてい
る。なお、空気背圧の変動が大きい場合には、こ
の成形ロール14,15の間隔の調整の他にスラ
リー状の石膏ボード原料13の供給量やその軟度
或いは成形ロール14,15が同期回転する成形
ベルトコンベヤ17の搬送速度を単独或いはこれ
らを組み合わせて調整すると良い。このように、
本実施例では修正プレート18,19に負荷する
抵抗を検知する手段として上側の修正プレート1
9とグリーンボード16との間に圧縮空気を送
り、この圧縮空気の圧力変動を測定するようにし
たが、成形ロール14,15やその前後或いは修
正プレート18,19又はその後方にスラリーの
石膏ボード原料13の供給量や性状或いは修正プ
レート18,19に負荷する荷重変化やグリーン
ボード17と修正プレート19間の隙間の変化、
更には形成されたボードの厚さの変化等を検出す
る装置を設置し、この石膏ボード原料13の供給
量や性状から間接的に修正プレート18,19に
負荷する抵抗を検知するようにしても良く、具体
的には例えば成形ロール14,15或いは修正プ
レート18,19に作用する反力の変動をロード
セル等で検出したり、成形ロール14,15の前
方でのスラリー状の石膏ボード原料13の供給貯
蔵量を検出したりすることにより、成形ロール1
4,15の間隔又は石膏ボード原料13の供給量
又はその軟度或いは成形ベルトコンベヤ17の搬
送速度をそれぞれ単独か或いは任意に組み合わせ
て修正プレート18,19に負荷する抵抗を一定
の範囲に収める。なお、本実施例の実験による
と、製品となる石膏ボードの厚さの目標値を9.0
ミリメートルとした時、圧力計22の読みで100cm
Ag〜130mmAgの範囲を維持することにより、そ
の厚さを8.96ミリメートル〜9.04ミリメートルの
範囲に収めることができた。なお、これ以下の圧
力では上側の修正プレート19とグリーンボード
16との間に隙間が形成されてしまい、厚さが薄
くなつてしまうと共にその平面度も低下する。
又、130mmAgより圧力が高いと厚さが目標値より
厚くなつてしまうと共にグリーンボード16の両
端から石膏ボード原料13が洩出してしまうこと
が判明した。更に、石膏ボード一枚当りの幅方向
(図中、紙面に対して垂直な方向)の厚さのばら
つきの変化を従来の成形ロールのみを用いた場合
の0.09ミリメートルから0.04ミリメートル以下に
まで小さくすることができた。
方法の一実施例についてその主要部の概略を表す
第1図及びグリーンボードの厚さ検出手段を表す
第2図を参照しながら詳細に説明する。上紙11
及び下紙12及びこれらの間に介在するスラリー
状の石膏ボード原料13を送り込まれる上下一対
の成形ロール14,15の後方には、この成形ロ
ール14,15によつて所定厚さに成形されたグ
リーンボード16を硬化させる成形ベルトコンベ
ヤ17が配置されており、この成形ベルトコンベ
ヤ17と成形ロール14,15との間にグリーン
ボード16の平面度を一定に保持する上下一対の
修正プレート18,19が配置されている。な
お、修正プレート18,19は成形ベルトコンベ
ヤ17を挾んで対向するように設置しても良い
し、成形ベルトコンベヤ17が複数ある場合には
成形ロール14,15側の成形ベルトコンベヤ1
7の後方に設けることも可能である。下側の成形
ロール14及び修正プレート18の上端面は成形
ベルトコンベヤ17の上端面と面一となるように
位置決めされており、上端の成形ロール15及び
修正プレート18は製造される石膏ボードの厚さ
に対応して昇降可能となつているが、上側の成形
ロール15は図示しない制御装置によつて作動を
制御される駆動モータ20により石膏ボードの製
造中であつても任意に下側の成形ロール14に対
して接近離反自在となる。又、上側の修正プレー
ト19の下面前部はテーパ状に開口し、上紙11
が修正プレート19に引掛かつて破損してしまわ
ないようになつている。本実施例では、修正プレ
ート18,19とグリーンボード16との接触状
態を検知するため、図示しない空気供給源に接続
する空気供給路21が上側の修正プレート19を
貫通するように形成され、更にこの空気供給路2
1から分岐してこの空気供給路21内の空気圧を
検出する圧力計22が当該空気供給路21に付設
されている。前述した制御装置はこの圧力計22
からの信号に応じてこの値があらかじめ設定され
た値となるように前記駆動モータ20の作動を制
御するようになつている。つまり、圧縮空気を空
気供給路21からグリーンボード16の表面に吹
き付けて空気背圧を測定する一方、成形ロール1
4,15の間隔を調整することにより、この空気
背圧が一定の設定値内に収まるようになつてい
る。なお、空気背圧の変動が大きい場合には、こ
の成形ロール14,15の間隔の調整の他にスラ
リー状の石膏ボード原料13の供給量やその軟度
或いは成形ロール14,15が同期回転する成形
ベルトコンベヤ17の搬送速度を単独或いはこれ
らを組み合わせて調整すると良い。このように、
本実施例では修正プレート18,19に負荷する
抵抗を検知する手段として上側の修正プレート1
9とグリーンボード16との間に圧縮空気を送
り、この圧縮空気の圧力変動を測定するようにし
たが、成形ロール14,15やその前後或いは修
正プレート18,19又はその後方にスラリーの
石膏ボード原料13の供給量や性状或いは修正プ
レート18,19に負荷する荷重変化やグリーン
ボード17と修正プレート19間の隙間の変化、
更には形成されたボードの厚さの変化等を検出す
る装置を設置し、この石膏ボード原料13の供給
量や性状から間接的に修正プレート18,19に
負荷する抵抗を検知するようにしても良く、具体
的には例えば成形ロール14,15或いは修正プ
レート18,19に作用する反力の変動をロード
セル等で検出したり、成形ロール14,15の前
方でのスラリー状の石膏ボード原料13の供給貯
蔵量を検出したりすることにより、成形ロール1
4,15の間隔又は石膏ボード原料13の供給量
又はその軟度或いは成形ベルトコンベヤ17の搬
送速度をそれぞれ単独か或いは任意に組み合わせ
て修正プレート18,19に負荷する抵抗を一定
の範囲に収める。なお、本実施例の実験による
と、製品となる石膏ボードの厚さの目標値を9.0
ミリメートルとした時、圧力計22の読みで100cm
Ag〜130mmAgの範囲を維持することにより、そ
の厚さを8.96ミリメートル〜9.04ミリメートルの
範囲に収めることができた。なお、これ以下の圧
力では上側の修正プレート19とグリーンボード
16との間に隙間が形成されてしまい、厚さが薄
くなつてしまうと共にその平面度も低下する。
又、130mmAgより圧力が高いと厚さが目標値より
厚くなつてしまうと共にグリーンボード16の両
端から石膏ボード原料13が洩出してしまうこと
が判明した。更に、石膏ボード一枚当りの幅方向
(図中、紙面に対して垂直な方向)の厚さのばら
つきの変化を従来の成形ロールのみを用いた場合
の0.09ミリメートルから0.04ミリメートル以下に
まで小さくすることができた。
従つて、製品となる石膏ボードの厚さに対応し
て上側の修正プレート19の昇降位置を固定して
おき、この時の圧力計22の許容範囲をあらかじ
め制御装置に入力しておいたのち、圧縮空気を空
気供給路21からグリーンボード16と上側の修
正プレート19との間に送給すると共に成形ロー
ル14,15を駆動回転してグリーンボード16
を形成する。この時、スラリー状の石膏ボード原
料13内に混入した固形物は成形ロール14,1
5により粉砕圧縮されてしまうため、修正プレー
ト18,19に固形物が引掛かつて上紙11或い
は下紙12を破損してしまう虞がない。グリーン
ボード16は修正プレート18,19の間を通過
しながらその平面度が修正されて上紙11が下紙
12と平行になるが、圧力計22の検出値が常に
一定となるように駆動モータ20が上側の成形ロ
ール15を常時昇降させ、厚さの調整を行なつて
いる。
て上側の修正プレート19の昇降位置を固定して
おき、この時の圧力計22の許容範囲をあらかじ
め制御装置に入力しておいたのち、圧縮空気を空
気供給路21からグリーンボード16と上側の修
正プレート19との間に送給すると共に成形ロー
ル14,15を駆動回転してグリーンボード16
を形成する。この時、スラリー状の石膏ボード原
料13内に混入した固形物は成形ロール14,1
5により粉砕圧縮されてしまうため、修正プレー
ト18,19に固形物が引掛かつて上紙11或い
は下紙12を破損してしまう虞がない。グリーン
ボード16は修正プレート18,19の間を通過
しながらその平面度が修正されて上紙11が下紙
12と平行になるが、圧力計22の検出値が常に
一定となるように駆動モータ20が上側の成形ロ
ール15を常時昇降させ、厚さの調整を行なつて
いる。
なお、本実施例ではグリーンボード16と修正
プレート19との接触状態を検出して上側の成形
ロール15を昇降させるようにしているが、スラ
リー状の石膏ボード原料13の供給量や性状がほ
ぼ一定の場合には、製品となる石膏ボードの厚さ
に対応してあらかじめ成形ロール14,15の間
隔及び修正プレート18,19の間隔を設定して
おくだけでも厚さ及び平面度の良好な石膏ボード
を製造することができる。
プレート19との接触状態を検出して上側の成形
ロール15を昇降させるようにしているが、スラ
リー状の石膏ボード原料13の供給量や性状がほ
ぼ一定の場合には、製品となる石膏ボードの厚さ
に対応してあらかじめ成形ロール14,15の間
隔及び修正プレート18,19の間隔を設定して
おくだけでも厚さ及び平面度の良好な石膏ボード
を製造することができる。
このように本発明の石膏ボードの寸法形状制御
方法によると、成形ロールの後方に修正プレート
を配置したので、スラリー状の石膏ボード原料中
に混入している固形物が引掛かつて上紙或いは下
紙が破損してしまう虞がなくなり、しかも修正プ
レートによつてグリーンボードの平面度が大幅に
改善される。又、修正プレートに負荷する抵抗が
一定の範囲に収まるように成形ロールの間隔を調
整するようにしたので、グリーンボードの厚さを
均一にすることが可能となり、この結果、均一な
品質の良好な石膏ボードを連続的に大量生産する
ことができる。
方法によると、成形ロールの後方に修正プレート
を配置したので、スラリー状の石膏ボード原料中
に混入している固形物が引掛かつて上紙或いは下
紙が破損してしまう虞がなくなり、しかも修正プ
レートによつてグリーンボードの平面度が大幅に
改善される。又、修正プレートに負荷する抵抗が
一定の範囲に収まるように成形ロールの間隔を調
整するようにしたので、グリーンボードの厚さを
均一にすることが可能となり、この結果、均一な
品質の良好な石膏ボードを連続的に大量生産する
ことができる。
第1図は本発明による石膏ボードの寸法形状制
御方法の一実施例の概略構成を表す概念図、第2
図はそのグリーンボードと修正プレートとの接触
状態の検知手段を表す拡大図であり、図中の符号
で、 11は上紙、12は下紙、13はスラリー状の
石膏ボード原料、14,15は成形ロール、16
はグリーンボード、18,19は修正プレート、
20は駆動モータ、21は空気供給路、22に圧
力計である。
御方法の一実施例の概略構成を表す概念図、第2
図はそのグリーンボードと修正プレートとの接触
状態の検知手段を表す拡大図であり、図中の符号
で、 11は上紙、12は下紙、13はスラリー状の
石膏ボード原料、14,15は成形ロール、16
はグリーンボード、18,19は修正プレート、
20は駆動モータ、21は空気供給路、22に圧
力計である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 上紙と下紙との間にスラリー状の石膏ボード
原料を介在させ、これらを上下一対の成形ロール
に通して所定厚のグリーンボードとしたのち、こ
のグリーンボードを前記成形ロールの後方に設置
された上下一対の修正プレートの間を通し、当該
グリーンボードの平面度を向上させるようにした
ことを特徴とする石膏ボードの寸法形状制御方
法。 2 上紙と下紙との間にスラリー状の石膏ボード
原料を介在させ、これらを上下一対の成形ロール
に通してグリーンボードとしたのち、このグリー
ンボードを前記成形ロールの後方に一定間隔で設
置された上下一対の修正プレートの間を通す一
方、前記修正プレートに負荷する抵抗を一定の範
囲に収めて前記グリーンボードの厚さが一定とな
るようにしたことを特徴とする石膏ボードの寸法
形状制御方法。 3 成形ロールの間隔又はスラリー状の石膏ボー
ド原料の供給量又はこのスラリー状の石膏ボード
原料の軟度或いは前記成形ロールの後方に設置さ
れてこの成形ロールが同期回転する成形ベルトコ
ンベヤの搬送速度をそれぞれ単独か或いは組み合
わせて制御することにより、修正プレートに負荷
する抵抗を一定の範囲に収めるようにしたことを
特徴とする特許請求の範囲第2項に記載した石膏
ボードの寸法形状制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58006597A JPS59133052A (ja) | 1983-01-20 | 1983-01-20 | 石膏ボ−ドの寸法形状制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58006597A JPS59133052A (ja) | 1983-01-20 | 1983-01-20 | 石膏ボ−ドの寸法形状制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59133052A JPS59133052A (ja) | 1984-07-31 |
JPH0218239B2 true JPH0218239B2 (ja) | 1990-04-24 |
Family
ID=11642735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58006597A Granted JPS59133052A (ja) | 1983-01-20 | 1983-01-20 | 石膏ボ−ドの寸法形状制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59133052A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4537717B2 (ja) * | 2004-01-22 | 2010-09-08 | 株式会社三協システム | 包装形態の安定化自動圧縮装置 |
JP5412020B2 (ja) * | 2007-06-02 | 2014-02-12 | 吉野石膏株式会社 | 石膏ボード成形装置及び石膏ボード製造方法 |
JP2017160013A (ja) * | 2016-03-09 | 2017-09-14 | 株式会社三鈴エリー | 石膏ボードの用紙貼着装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB769414A (en) * | 1953-05-13 | 1957-03-06 | Saint Gobain | A process for the manufacture of boards of plaster or like material by continuous rolling or pressing |
-
1983
- 1983-01-20 JP JP58006597A patent/JPS59133052A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB769414A (en) * | 1953-05-13 | 1957-03-06 | Saint Gobain | A process for the manufacture of boards of plaster or like material by continuous rolling or pressing |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59133052A (ja) | 1984-07-31 |
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