JPH02181309A - 自己融着性集合電線 - Google Patents

自己融着性集合電線

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JPH02181309A
JPH02181309A JP33419188A JP33419188A JPH02181309A JP H02181309 A JPH02181309 A JP H02181309A JP 33419188 A JP33419188 A JP 33419188A JP 33419188 A JP33419188 A JP 33419188A JP H02181309 A JPH02181309 A JP H02181309A
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JP
Japan
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self
fusing
wire
bonding
layer
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Pending
Application number
JP33419188A
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English (en)
Inventor
Shigemi Takahashi
重美 高橋
Keiji Nakano
恵司 中野
Sueji Chabata
茶畑 末治
Akira Tanaka
明 田中
Keiji Kozuki
上月 圭司
Shinji Otsu
大津 信二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ISHIZUE DENSEN KK
Fujikura Ltd
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
ISHIZUE DENSEN KK
Fujikura Ltd
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by ISHIZUE DENSEN KK, Fujikura Ltd, Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical ISHIZUE DENSEN KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、高周波トランスや偏向ヨークなどに好適な
自己融着性集合電線に関する。
〔従来の技術〕
従来、このような高周波コイル用の巻線には、自己融着
性リッツ線が使用されることがある。第6図および第7
図は、この自己融着性リップ線の例を示すものである。
第6図に示した自己融着性リッツ線lは、導体2上に絶
縁層3を設けた絶縁素線4にさらに自己融着層5を形成
し、この自己融着115を有する絶縁素線4を複数本撚
り合わせたものである。また、第7図に示した自己融着
性リッツ線lは、複数本の絶縁素線4を撚り合わせたの
ち、これの全体に自己融着層6を形成したものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、第6図に示した自己融着性リップ緯にあ
っては、これを巻回してコイル化する際に、捩れが加わ
って撚りが戻り、加ニストレスを受けやすく、場合によ
っては絶縁層3が変形し、コイルの眉間短絡(レヤーシ
ッート)が生じるなどの不都合がある。
一方、第7図に示した自己融着性リッツ線では、撚りの
戻りはないものの被覆層全体の厚さが厚(なるため、可
撓性が減少し、取扱性が低下するとともに端末のハンダ
付は性も悪くなる。また、製造時においては自己融着層
6を形成する際、撚り合わせの微少部分に残留する空気
によって自己融着層6が発泡してしまう欠点がある。
さらに、いずれの自己融着性リッツ線にあっても、撚線
であることから、単位条長当たりの電気抵抗が大きくな
る問題点もある。
〔課題を解決するための手段〕
この発明では、自己融着層を有する絶縁素線を襟数本束
ね合せたのち、これらの各絶縁素線を長手方向に断続的
に固着することにより、上記課題を解決するようにした
〔作用〕
各絶縁素線が固着されているため、絶縁素線のコイル化
の際に束ねが解かれることが防止され、しかも可撓性が
極めて優れる。また、被覆厚さが厚くなることがなく口
出し性がよい。さらに、単位条長当たりの電気抵抗も撚
りがないため低くなる。
以下、この発明の詳細な説明する。
第1図ないし第3図は、この発明の自己融着性集合電線
の一例を示すもので、図中符号11は自己融着性集合電
線である。この自己融着性集合電1i111は、銅、銅
合金、アルミニウム、アルミニウム合金などの導体12
1にポリウレタン、ポリビニルホルマール、ポリエステ
ル、ポリエステルイミド、ポリヒダントイン、ポリアミ
ドイミド。
ポリエステルアミドイミド、ポリヒダントインエステル
、ポリエステルアミドなとの樹脂からなる絶縁層13と
この絶縁fila上にポリアミド、ポリビニルブチラー
ル、ポリスルホン、ポリスルホンエーテル、エポキシ樹
脂、フェノキシ樹脂などの熱可塑性樹脂からなる自己融
着層14を形成した絶縁素線15を断面形状がほぼ円形
となるように束ね合わせたのち、各絶縁素線15の自己
融着層14をその長平方向に断続的に融着して絶縁素線
15・・・を断続的に固着してなるものである。すなわ
ち、第1図に示すように、自己融着性集合電線11の長
手方向には、融着部16・・と非融着部17・・・とが
交互に形成されている。1つの融着部16の長さは束ね
た集合電線の外径をD霞−とすると、0.5D以上好ま
しくは0.5D〜20D−膳程度とされ、また1つの非
融着部17の長さは300D以下、好ましくはD〜50
D−一程度とされる。1本の自己融着性集合電線11に
おいて、その全長にわたって各融着部16および各非融
着部17の長さは必ずしも一定である必要はな(、これ
らの長さを適宜変化させてもよい。第2図は、この自己
融着性集合?4#1A11の融着部16の縦断面を示す
もので、各絶縁素線15・・・の自己融着層14が相互
に融着し固着しており、3本の絶縁素線15・・・が隣
接する部分には断面形状が概略三角形状の微少な空洞1
8・・・が形成されている。また、第3図は、非融着部
17の縦断面を示すもので、自己融着層14を有する絶
縁素線15・・が単に束ね合わされた状態となっている
。また、前記自己融1117114を構成する樹脂とし
ては、上記熱可塑性樹脂に限定されることはなく、上記
熱可塑性樹脂にインシアネート化合物やフェノール樹脂
、アミン系化合物、酸無水物等を加えた熱硬化性樹脂を
用いて耐熱性、コイル巻回後の接着性の向上を計ること
もでき、自己融着性集合電線の耐熱性、融着条件、ハン
ダ付は性の有無等を勘案して適宜選ぶことができる。
次に、このような自己融着性集合14線の製造方法につ
いて説明する。
まず、通常の塗布焼付法や押出被覆法などによって、導
体12上に絶縁層13および自己融着層14を設け、絶
縁素線15を製造する。ついで、この絶縁素線15を複
数本束ね合わせて集合状態とし、これの自己融着層14
・・・を長手方向に断続的に融着させる。自己融着層1
4・・・の断続的な融着には二つの方法がある。
第4図はこの融着の第1の方法の一例を示すものである
。複数のボビン19・・・から送り出された複数本の絶
縁素線15・・・はガイドプーリー20・・・を経て集
合ダイス21に送り込まれ、ここで束ね合わされて集合
線とされる。この集合線は連続的に融着用ヒータードラ
ム22.22’ に送られる。
融着用ヒータードラム22.22’ は、ドラム周面が
凹溝となっており、かつその周面の一部に融着用ヒータ
ー22.22’ が埋設されており、その回転によって
ドラム周面に接して走行する集合線がその長手方向に間
欠的に加熱されるようになっている。そして、この融着
用ヒータードラム22.22’に送られた集合線は、こ
こで間欠的に加熱され、その自己融着層14・・・が間
欠的に溶融固着して、絶縁素線15・・・が長手方向に
断続的に固着されて目的とする自己融着性集合電線とさ
れ、巻取りボビン24に巻きとられる。融着用ヒーター
ドラム22.22’での加熱条件は、自己融着層14を
構成する樹脂によって適宜法められるが、熱硬化性樹脂
を併用したものでは半硬化状態として熱溶融性を残して
おく必要があり、コイル巻回後の加熱において完全に硬
化して線間接着あるいは層間接着が完了するようにせね
ばならない。
第5図は融着の第2の方法の例を示すもので、第4図に
示すものとは、融着用ヒータードラム22.22’ に
代えて溶剤槽25と間欠ポンプ26とを用いたところが
異なるのみである。すなわち、溶剤槽25からの溶剤を
適量間欠ポンプ26で間欠的に走行する集合線に滴下し
て塗布し、これによって自己融着層14・・・を溶解、
膨潤させて間欠的に融着するものである。ここで用いら
れる溶剤としでは、自己融着層14を構成する樹脂を溶
解、膨潤するものであれば、いかなるものでもよいが、
樹脂によって選択される溶剤が異なり、たと゛えば自己
融着層14を構成する樹脂がポリビニルブチラールであ
れば溶剤としてメチルアルコール、エチルアルコールな
どが用いられ、フェノキシ樹脂に対してはシククヘキサ
ノンなどが用いられる。
なお、第4図および第5図に示した装置は熟による融着
および溶剤による融着のそれぞれ一例を示すもので、こ
れらに限定されるものではない。
このような自己融着性集合電線にあっては、第2〜3図
に示すようにその外周に自己融着層14が存在し、かつ
その自己融側14が十分な熱溶融性を具備しているため
、この集合電線をコイルに巻回したのち、加熱すれば自
己融着層14が再び溶融し、コイルの線間および層間の
融着を行うことができる。 そして、このような自己融
着性集合電線は、高周波特性が良く、特にCRT表示装
置の水平偏向コイルなどの高周波用フィルに好適である
〔実施例〕
・tMO,12m−の導体にポリエステルを塗布、焼き
付け、外径0.16m−の絶縁素綿(素線Aと言う。)
を作成した。
・素線Aに自己融着層としてフェノキシ樹脂を被覆し、
仕上径0.19vaの自己融着性絶縁素線(素線Bと言
う。)を作成した。
・素線Aに自己融着層としてポリビニルブチラールを被
覆し、仕上径0.19m−の自己融着性絶縁素線(素線
Cと言う。)を作成した。
(実施例1) 素waBを7本第4図に示した装置を用い束ね合わせた
のち、温度200℃で加熱融着して自己融着性集合電線
とした。融着部の長さはl−、非融着部の長さは3−−
とした。
(実施例2) 素線Cを7本第5図に示した装置を用い束ね合わせたの
ち、エタノールを滴下塗布し、乾燥して自己融着性集合
電線とした。融着部の長さはl am。
非融着部の長さは3鴎1とした。
(比較例1) 素線Aを7本撚り合わせりlラミ線とした。
(比較例2) 素vABを7本撚り合わせ自己融着性り・、電線とした
(比較例3) 素線Aを7本撚り合わせ、その上全体に7エ/キシ樹脂
を全長にわたって被覆して自己融着性りy電線とした。
(比較例4) 素線Aを7本束ね合わせて集合電線とした。
(比較例5) 素線Aを7本束ね合わせ、その上全体にフェノキシ樹脂
を全長にわたって被覆して自己融着性集合電線とした。
これらの実施例および比較例で得られた集合電線および
リッツ線について、■自己融着性■口出し性■可撓性0
粂長1km当たりの電気抵抗を評価した。自己融着性は
、集合電線あるいはりラミ線をコイルに巻回し、このコ
イルを170°Cで15分間加熱し融着するか否かで判
定した。口出し性はハンダ(460℃、2秒)がのるこ
とで判定した。可撓性はBosch法によって比較例1
のリッツ線を1.0としたときの相対値で表した。電気
抵抗はIKm当りの直流抵抗で表した。これらの結果を
第1表に示す。
第1表から明らかなように、この発明の自己融着性集合
電線は口出し性、可撓性に優れ、単位条長当たりの電気
抵抗も低いことがわかる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明の自己融着性集合電線は
、自己融着層を有する絶縁素線を複数本長手方向に束ね
合わせ、絶縁素線をその長手方向に断続的に固着したも
のであるので、コイル巻回時などに際して、絶縁素線が
ばらけることがなく、また、可撓性も極めて良好で、口
出し性も優れている。また、リッツ線などの撚線ではな
いため、単位条艮当たりの電気抵抗が小さくなる。さら
に、製造に際しては撚線工程が不要となり製造が簡単と
なるなどの効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの発明の自己融着性集合電線を
示すもので、第1図は斜視図、第2図は第1図の■−■
線断面図、第3図は第1図の■■線断面図、第4図およ
び第5図はいずれもこの発明の自己融着性集合電線を製
造する製造装置の例を示す概略構成図、第6図および第
7図はいずれも従来の自己融着性リッツ線を示す縦断面
図である。 11・・自己融着性集合電線、 14・・・自己融着層、 15・・・絶縁素線、 16・・融着部、 17・・非融着部。 第1図 第6図 第2図 第3図 第7図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  自己融着層を有する絶縁素線が複数本長手方向に束ね
    合わされた集合電線であって、絶縁素線がその長手方向
    において断続的に固着されていることを特徴とする自己
    融着性集合電線。
JP33419188A 1988-12-29 1988-12-29 自己融着性集合電線 Pending JPH02181309A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33419188A JPH02181309A (ja) 1988-12-29 1988-12-29 自己融着性集合電線

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JP33419188A JPH02181309A (ja) 1988-12-29 1988-12-29 自己融着性集合電線

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JP33419188A Pending JPH02181309A (ja) 1988-12-29 1988-12-29 自己融着性集合電線

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