JPH0218092B2 - - Google Patents
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- JPH0218092B2 JPH0218092B2 JP59018898A JP1889884A JPH0218092B2 JP H0218092 B2 JPH0218092 B2 JP H0218092B2 JP 59018898 A JP59018898 A JP 59018898A JP 1889884 A JP1889884 A JP 1889884A JP H0218092 B2 JPH0218092 B2 JP H0218092B2
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- envelope
- arm
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- rotating arm
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
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- 101100298219 Arabidopsis thaliana POT1B gene Proteins 0.000 description 4
- 101100298224 Arabidopsis thaliana POT2 gene Proteins 0.000 description 4
- 101000741885 Homo sapiens Protection of telomeres protein 1 Proteins 0.000 description 4
- 102100038745 Protection of telomeres protein 1 Human genes 0.000 description 4
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- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、パノラマX線撮影装置、特に歯科
用包絡可変型全顎X線撮影装置の改良に関する。
用包絡可変型全顎X線撮影装置の改良に関する。
歯科診断のための全顎X線撮影装置は人体の歯
列弓が近似だ円弧となつていることから、X線撮
影時にX線源並びにX線フイルムホルダーを、そ
の運動軌跡が近似だ円弧状となるように旋回アー
ムによつて相対的に移動させる。この際、X線束
の回転中心の移動軌跡が第1図に示す包絡線Aを
描く。尚、歯科パノラマX線装置におけるX線束
の回転中心の動きをとらえた軌跡形状を本発明の
理解を助ける意味で、以下本発明では歯列弓に対
するX線束の包絡線として定義する。
列弓が近似だ円弧となつていることから、X線撮
影時にX線源並びにX線フイルムホルダーを、そ
の運動軌跡が近似だ円弧状となるように旋回アー
ムによつて相対的に移動させる。この際、X線束
の回転中心の移動軌跡が第1図に示す包絡線Aを
描く。尚、歯科パノラマX線装置におけるX線束
の回転中心の動きをとらえた軌跡形状を本発明の
理解を助ける意味で、以下本発明では歯列弓に対
するX線束の包絡線として定義する。
ところが従来のX線撮影装置における包絡線A
の形状(軌跡)は一定であつて、固定された包絡
線Aを患者の前歯位置に応じ破線の如く前後に平
行移動させ、かつ断層を平行移動させるものにす
ぎず、これでは拡大率一定のだ円弧状の軌跡が大
小に変化するに過ぎなかつた。そのため下記する
二点で問題を生じている。
の形状(軌跡)は一定であつて、固定された包絡
線Aを患者の前歯位置に応じ破線の如く前後に平
行移動させ、かつ断層を平行移動させるものにす
ぎず、これでは拡大率一定のだ円弧状の軌跡が大
小に変化するに過ぎなかつた。そのため下記する
二点で問題を生じている。
歯科診断のための最適画像を得るためには、
X線Bが歯列弓Cに対し直角に照射される必要
があるが、この条件が満たされるように、たと
えば成人男性を目的とした包絡線Aを選定した
場合、成人女性および子供にあつては、歯列弓
Cが小さなものであるから、上記条件が満足さ
れず、歯牙の重複撮影が発生する。
X線Bが歯列弓Cに対し直角に照射される必要
があるが、この条件が満たされるように、たと
えば成人男性を目的とした包絡線Aを選定した
場合、成人女性および子供にあつては、歯列弓
Cが小さなものであるから、上記条件が満足さ
れず、歯牙の重複撮影が発生する。
成人の場合、子供に比べ第1図に示すように
下顎枝Dが発達しているため、X線の上記直角
照射状態で臼歯部C1を撮影する時、包絡線A
上のX線束の回転中心は、たとえばA′点にあ
り、X線Bは下顎枝Dを透過してのち臼歯部
C1に照射され、下顎枝の陰影障害がX線フイ
ルム側に生じる。
下顎枝Dが発達しているため、X線の上記直角
照射状態で臼歯部C1を撮影する時、包絡線A
上のX線束の回転中心は、たとえばA′点にあ
り、X線Bは下顎枝Dを透過してのち臼歯部
C1に照射され、下顎枝の陰影障害がX線フイ
ルム側に生じる。
これを解消するためには、第2図および第3図
のように包絡線Aの形態を変化させればよい。
のように包絡線Aの形態を変化させればよい。
即ち、第1図に示すように包絡線Aは、人体の
正中線O−Oにおいて歯列弓Cの前歯部C2に向
かい突出する頂点aを境として臼歯部両外側に向
けて左右対称に、かつ曲線を描いて後退するもの
で、頂点aと左右後退限界点b,bとの間にわた
る略三角形状(もしくは山形)の軌跡を有する。
この場合に撮影目的に応じ、第2図の如く頂点a
と前歯部C2との距離rを一定とする時に、頂点
aから後退限界点b1,b2,b3までの正中線O−O
上の直線距離lをl1,l2,l3のように可変すれば
段階的もしくは連続的に包絡線の形態をA1,A2,
A3のように変化させることができる。これを換
言すれば、包絡線Aの後退限界点bを基準として
考えるならば、第3図のように正中線O−O上に
おいて後退限界点bから頂点a1,a2,a3までの直
線距離lを可変するということになる。
正中線O−Oにおいて歯列弓Cの前歯部C2に向
かい突出する頂点aを境として臼歯部両外側に向
けて左右対称に、かつ曲線を描いて後退するもの
で、頂点aと左右後退限界点b,bとの間にわた
る略三角形状(もしくは山形)の軌跡を有する。
この場合に撮影目的に応じ、第2図の如く頂点a
と前歯部C2との距離rを一定とする時に、頂点
aから後退限界点b1,b2,b3までの正中線O−O
上の直線距離lをl1,l2,l3のように可変すれば
段階的もしくは連続的に包絡線の形態をA1,A2,
A3のように変化させることができる。これを換
言すれば、包絡線Aの後退限界点bを基準として
考えるならば、第3図のように正中線O−O上に
おいて後退限界点bから頂点a1,a2,a3までの直
線距離lを可変するということになる。
このような包絡線軌跡可変型では、第1図に示
す歯列弓Cが成人男性のものであつて、この歯列
弓Cにおいて歯牙に対しX線を直角に照射できる
時の包絡線軌跡がAであるとすると、成人男性よ
りも小さな歯列弓を有する成人女性および子供に
あつてはX線が直角照射されない事態が生じる
が、包絡線を第2図または第3図のようにA1,
A2,A3と可変することで歯牙に対するX線入射
角をφ1,φ2と変化させて、同じく直角照射を得
ることができる。
す歯列弓Cが成人男性のものであつて、この歯列
弓Cにおいて歯牙に対しX線を直角に照射できる
時の包絡線軌跡がAであるとすると、成人男性よ
りも小さな歯列弓を有する成人女性および子供に
あつてはX線が直角照射されない事態が生じる
が、包絡線を第2図または第3図のようにA1,
A2,A3と可変することで歯牙に対するX線入射
角をφ1,φ2と変化させて、同じく直角照射を得
ることができる。
また、同様に第1図に示す歯列弓Cが成人男性
のものであるとして、歯牙に対し包絡線軌跡Aな
る形状を選択してX線撮影を実施すると、包絡線
軌跡Aが下顎枝Dに重なり、かつ照射X線が下顎
枝Dを透過するため陰影障害が発生する。この
時、包絡線軌跡を第2図および第3図のA1,A2
のように選択することで、照射X線の下顎枝Dの
透過をなくすることができる。
のものであるとして、歯牙に対し包絡線軌跡Aな
る形状を選択してX線撮影を実施すると、包絡線
軌跡Aが下顎枝Dに重なり、かつ照射X線が下顎
枝Dを透過するため陰影障害が発生する。この
時、包絡線軌跡を第2図および第3図のA1,A2
のように選択することで、照射X線の下顎枝Dの
透過をなくすることができる。
ところで、第2図および第3図のように包絡線
軌跡を変えると、X線束の回転中心が変化し、歯
列弓あるいは断層軌道との相対関係が崩れてしま
う。このような相対関係の崩れをなくするために
は、上記包絡線軌跡の変化に対応して、X線フイ
ルムの送り速度も変化させる必要がある。つま
り、フイルム送り速度が一定であると、X線束の
回転中心からの距離によつて断層軌道までの距離
が固定されるので、包絡線軌跡が変化すると、目
的外のところに断層軌道がむすばれ、X線撮影に
役立たない。そこで、包絡線軌跡の可変とむすび
ついたフイルム送り速度の可変が必要となる。し
かし、包絡線軌跡とX線フイルム速度との間には
関数的な対応関係がないためにアナログ的にフイ
ルム送り速度を追従変化させることができない。
軌跡を変えると、X線束の回転中心が変化し、歯
列弓あるいは断層軌道との相対関係が崩れてしま
う。このような相対関係の崩れをなくするために
は、上記包絡線軌跡の変化に対応して、X線フイ
ルムの送り速度も変化させる必要がある。つま
り、フイルム送り速度が一定であると、X線束の
回転中心からの距離によつて断層軌道までの距離
が固定されるので、包絡線軌跡が変化すると、目
的外のところに断層軌道がむすばれ、X線撮影に
役立たない。そこで、包絡線軌跡の可変とむすび
ついたフイルム送り速度の可変が必要となる。し
かし、包絡線軌跡とX線フイルム速度との間には
関数的な対応関係がないためにアナログ的にフイ
ルム送り速度を追従変化させることができない。
この発明はかかる点に艦みてなされたもので、
包絡線軌跡を患者の個的性状等に応じて任意に可
変して歯牙の重複撮影や陰影障害を回避できるも
のでありながら、その可変した包絡線軌跡に対応
して常に適正なフイルム送り速度ならびに適確な
タイミングでのX線照射を可能にして明確鮮明な
X線撮影を実現できるパノラマX線撮影装置を提
供することを目的とする。
包絡線軌跡を患者の個的性状等に応じて任意に可
変して歯牙の重複撮影や陰影障害を回避できるも
のでありながら、その可変した包絡線軌跡に対応
して常に適正なフイルム送り速度ならびに適確な
タイミングでのX線照射を可能にして明確鮮明な
X線撮影を実現できるパノラマX線撮影装置を提
供することを目的とする。
以下、この発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
る。
第4図において、可変抵抗器POT1は、図示
省略した水平旋回アームの回転角度を電気信号と
して取出すもので、第5図のように水平旋回アー
ムと一体に回転するカム板1によつて出力信号が
制御される。第6図はこのカム角度θと出力電圧
との関係を示す。可変抵抗器POT2は、包絡線
軌跡を段階的もしくは連続的に設定変更可能とす
るもので、これにより可変設定される包絡線軌跡
に応じた情報を電気信号に変換して出力する。
省略した水平旋回アームの回転角度を電気信号と
して取出すもので、第5図のように水平旋回アー
ムと一体に回転するカム板1によつて出力信号が
制御される。第6図はこのカム角度θと出力電圧
との関係を示す。可変抵抗器POT2は、包絡線
軌跡を段階的もしくは連続的に設定変更可能とす
るもので、これにより可変設定される包絡線軌跡
に応じた情報を電気信号に変換して出力する。
TG1はアームの回転角速度情報を取出すタコ
ジエネレータの如きアームスピード検出器であ
る。即ち、アームの角度を読み出してフイルム送
り速度を制御している際、なんらかの不測の障害
でアームの回転スピードが変化すると、フイルム
送り速度はこの変化がないものとして速度データ
により正常に制御されているため、アームとフイ
ルムとの間に位置ずれを生じ、適正な行なえなく
なる。このアーム速度の検出という要素は、この
ような場合にアーム速度の不測の変化に対応して
フイルム送り速度に補償を加えるように働くので
ある。
ジエネレータの如きアームスピード検出器であ
る。即ち、アームの角度を読み出してフイルム送
り速度を制御している際、なんらかの不測の障害
でアームの回転スピードが変化すると、フイルム
送り速度はこの変化がないものとして速度データ
により正常に制御されているため、アームとフイ
ルムとの間に位置ずれを生じ、適正な行なえなく
なる。このアーム速度の検出という要素は、この
ような場合にアーム速度の不測の変化に対応して
フイルム送り速度に補償を加えるように働くので
ある。
記憶回路2には段階的もしくは連続的に設定変
更される包絡線軌跡にそれぞれ対応する、フイル
ム送り速度データ、フイルム送りの起動・停止の
タイミングデータ、X線照射の開始・終了のタイ
ミングデータを演算するプログラムが記憶されて
おり、前記アーム回転角度およびアーム角速度を
入力データとして、前記のフイルム速度及び各タ
イミングを演算出力する。
更される包絡線軌跡にそれぞれ対応する、フイル
ム送り速度データ、フイルム送りの起動・停止の
タイミングデータ、X線照射の開始・終了のタイ
ミングデータを演算するプログラムが記憶されて
おり、前記アーム回転角度およびアーム角速度を
入力データとして、前記のフイルム速度及び各タ
イミングを演算出力する。
まず、X線撮影に先立つて患者の個的性状およ
び撮影目的などに応じて任意の包絡線軌跡を設定
すると、その情報は可変抵抗器POT2により電
気信号に変換され、さらにA/D変換器3によ設
定された包絡線軌跡に対応する二進デジタル信号
に変換され、中央情報処理回路CPUに入力され
る。一方、水平旋回アームが回転を開始すると、
アーム角度θが可変抵抗器POT1により電気信
号として取出され、A/D変換器4により二進デ
ジタル信号に変換されて、上記中央情報処理回路
CUPに入力されると共に、タコジエネレータTG
1によつて取出されたアームスピードが処理回路
5、A/D変換器6を経て中央情報処理回路
CPUに入力される。中央情報処理回路CPUにあ
つては、これら三種類の情報量に応じ記憶回路2
に格納されている演算プログラムおよび参照デー
タのうちから、上記設定された包絡線軌跡に対応
した a フイルム送り速度制御信号 b フイルム送りの起動・停止のタイミング制御
信号 c X線照射の開始・終了タイミングの制御信号 を演算し、これを出力する。この場合、中央情報
処理回路CPUは設定された同一の包絡線軌跡に
あつても、入力されるアーム角度情報、アームス
ピード情報が異なれば、これらの情報信号に応じ
て演算し、制御信号a,b,cを適切に変化させ
ることは勿論である。しかして、これらの制御信
号のうち、フイルム送り速度制御信号aは第4図
のようにD/A変換器7、V/F変換器8および
パルスモータドライブ回路9を介し、フイルム送
り用のパルスモータ10に送られ、かつタイミン
グ制御信号bがパルスモータドライブ回路9に送
られてパルスモータ10が両制御信号a,bによ
り回転制御される一方、制御信号cがX線制御回
路11に送られ、以下の動作を主要的に行なう。
び撮影目的などに応じて任意の包絡線軌跡を設定
すると、その情報は可変抵抗器POT2により電
気信号に変換され、さらにA/D変換器3によ設
定された包絡線軌跡に対応する二進デジタル信号
に変換され、中央情報処理回路CPUに入力され
る。一方、水平旋回アームが回転を開始すると、
アーム角度θが可変抵抗器POT1により電気信
号として取出され、A/D変換器4により二進デ
ジタル信号に変換されて、上記中央情報処理回路
CUPに入力されると共に、タコジエネレータTG
1によつて取出されたアームスピードが処理回路
5、A/D変換器6を経て中央情報処理回路
CPUに入力される。中央情報処理回路CPUにあ
つては、これら三種類の情報量に応じ記憶回路2
に格納されている演算プログラムおよび参照デー
タのうちから、上記設定された包絡線軌跡に対応
した a フイルム送り速度制御信号 b フイルム送りの起動・停止のタイミング制御
信号 c X線照射の開始・終了タイミングの制御信号 を演算し、これを出力する。この場合、中央情報
処理回路CPUは設定された同一の包絡線軌跡に
あつても、入力されるアーム角度情報、アームス
ピード情報が異なれば、これらの情報信号に応じ
て演算し、制御信号a,b,cを適切に変化させ
ることは勿論である。しかして、これらの制御信
号のうち、フイルム送り速度制御信号aは第4図
のようにD/A変換器7、V/F変換器8および
パルスモータドライブ回路9を介し、フイルム送
り用のパルスモータ10に送られ、かつタイミン
グ制御信号bがパルスモータドライブ回路9に送
られてパルスモータ10が両制御信号a,bによ
り回転制御される一方、制御信号cがX線制御回
路11に送られ、以下の動作を主要的に行なう。
○イ アーム角度がフイルム送り起動位置にきた
時、パルスモータドライブ回路9をオンする。
時、パルスモータドライブ回路9をオンする。
○ロ アームがX線照射開始位置にきた時、X線制
御回路11をオンする。
御回路11をオンする。
○ハ アームがフイルム送り停止位置にくると、パ
ルスモータドライブ回路9をオフし、フイルム
送りを停止させる。
ルスモータドライブ回路9をオフし、フイルム
送りを停止させる。
○ニ アームがX線照射終了位置にくるとX線制御
信号をオフする。
信号をオフする。
ためにパルスモータドライブ回路9にあつては、
速度信号aが該回路9に入力されている状態にお
いて、タイミング信号が入力されるに伴いパルス
モータ10が駆動される。
速度信号aが該回路9に入力されている状態にお
いて、タイミング信号が入力されるに伴いパルス
モータ10が駆動される。
このようにしてX線撮影に先立ち、患者の個的
性状および撮影目的などに応じて包絡線軌跡を任
意に設定すると、その設定された包絡線軌跡に対
応して中央情報処理回路CPUは包絡線軌跡に対
応するパルスモータの速度制御信号aおよびその
タイミング制御信号bさらにはX線制御信号cを
演算して出力し、これら各制御信号に応じ、パル
スモータドライブ回路9およびX線制御回路11
を制御する。そして水平旋回アームの回転に伴い
アーム角度に応じ、フイルムの送り開始、各アー
ム角度における選択された包絡線軌跡に対応する
フイルム送り速度制御およびフイルム送り停止と
共に、X線の照射開始時期および停止時期が自動
的にコントロールされる。
性状および撮影目的などに応じて包絡線軌跡を任
意に設定すると、その設定された包絡線軌跡に対
応して中央情報処理回路CPUは包絡線軌跡に対
応するパルスモータの速度制御信号aおよびその
タイミング制御信号bさらにはX線制御信号cを
演算して出力し、これら各制御信号に応じ、パル
スモータドライブ回路9およびX線制御回路11
を制御する。そして水平旋回アームの回転に伴い
アーム角度に応じ、フイルムの送り開始、各アー
ム角度における選択された包絡線軌跡に対応する
フイルム送り速度制御およびフイルム送り停止と
共に、X線の照射開始時期および停止時期が自動
的にコントロールされる。
なお、アーム角度検出は、可変抵抗器POT1
とカム板1の組合わせに代えて、第7図のように
アーム12の回転中心軸P1に直接回転型可変抵
抗器POT3に取付けるようにしても良い。
とカム板1の組合わせに代えて、第7図のように
アーム12の回転中心軸P1に直接回転型可変抵
抗器POT3に取付けるようにしても良い。
また、包絡線軌跡設定部の可変抵抗器POT2
とA/D変換器3との組合わせに代えて、第8図
の如くパルスエンコーダ等のパルス発生器13と
カウンタ14を用い、直接デジタル信号を得ても
良い。図ではパルスエンコーダは光学式である
が、他に磁気方式、接触方式等が考えられる。な
お、13aはエンコーダ板等のパルス発生器13
bは光学センサーである。このパルスエンコーダ
方式は第9図のようなアーム角度検出に利用する
こともできる。15aはエンコーダ板等のパルス
発生器、15bは光学センサー、16はカウンタ
である。また、タコジエネレータTG1について
も、上記と同様にパルス発生器とカウンタで処理
しても良い。従つて、本発明はアナログでもデイ
ジタルでもどちらで検出しても良い。
とA/D変換器3との組合わせに代えて、第8図
の如くパルスエンコーダ等のパルス発生器13と
カウンタ14を用い、直接デジタル信号を得ても
良い。図ではパルスエンコーダは光学式である
が、他に磁気方式、接触方式等が考えられる。な
お、13aはエンコーダ板等のパルス発生器13
bは光学センサーである。このパルスエンコーダ
方式は第9図のようなアーム角度検出に利用する
こともできる。15aはエンコーダ板等のパルス
発生器、15bは光学センサー、16はカウンタ
である。また、タコジエネレータTG1について
も、上記と同様にパルス発生器とカウンタで処理
しても良い。従つて、本発明はアナログでもデイ
ジタルでもどちらで検出しても良い。
前記実施例で述べているパルスモータ10の起
動と停止は前記タイミング制御信号bを使うこと
なく、リミツトスイツチで代替させることもでき
る。
動と停止は前記タイミング制御信号bを使うこと
なく、リミツトスイツチで代替させることもでき
る。
以上のように、この発明によれば、包絡線軌跡
自身を患者の個的性状や撮影目的等に応じて任意
に可変設定することができて、歯牙の重複撮影や
下顎枝の発達度合の違いによる陰影障害を回避で
きるばかりでなく、このような包絡線軌跡の可変
に連動して、記憶回路に記憶されているところの
段階的もしくは連続的に可変される包絡線軌跡に
対応するフイルム送り速度データとX線照射の開
始・終了のタイミングデータと演算プログラムお
よび参照データとの演算により、フイルム送り速
度制御信号およびX線照射の開始・終了タイミン
グ制御信号を手動操作や機械的に複雑な構成に頼
ることなく出力させることができる。従つて、包
絡線軌跡を患者の個的性状や撮影目的等に応じて
任意に可変設定するだけの簡単な操作により、そ
の設定された包絡線軌跡に対して常に適正なフイ
ルム送り速度ならびに適確なタイミングでのX線
射の開始・終了を実行することができる。
自身を患者の個的性状や撮影目的等に応じて任意
に可変設定することができて、歯牙の重複撮影や
下顎枝の発達度合の違いによる陰影障害を回避で
きるばかりでなく、このような包絡線軌跡の可変
に連動して、記憶回路に記憶されているところの
段階的もしくは連続的に可変される包絡線軌跡に
対応するフイルム送り速度データとX線照射の開
始・終了のタイミングデータと演算プログラムお
よび参照データとの演算により、フイルム送り速
度制御信号およびX線照射の開始・終了タイミン
グ制御信号を手動操作や機械的に複雑な構成に頼
ることなく出力させることができる。従つて、包
絡線軌跡を患者の個的性状や撮影目的等に応じて
任意に可変設定するだけの簡単な操作により、そ
の設定された包絡線軌跡に対して常に適正なフイ
ルム送り速度ならびに適確なタイミングでのX線
射の開始・終了を実行することができる。
特に、上記記憶回路と中央情報処理回路との併
用により、1つの定格パノラマX線撮影装置によ
る撮影可能範囲、つまりダイナミツクレンジの拡
大を図ることができるに至つた。
用により、1つの定格パノラマX線撮影装置によ
る撮影可能範囲、つまりダイナミツクレンジの拡
大を図ることができるに至つた。
第1図は歯列弓と包絡線軌跡の関係を示す図、
第2図および第3図は包絡線軌跡を可変する装置
の原理説明図、第4図はこの発明の一実施例を示
す回路図、第5図はカム板を用いたアーム角度の
読み出し構成の一例を示す概略図、第6図はカム
角度と出力電圧の関係を示す図、第7図はアーム
角度読み出し構成の変形例を示す図、第8図は包
絡線軌跡の読み出しをデジタル化した構成図、第
9図は同じくアーム角度の読み出しをデジタル化
した構成図である。 (符号の説明) POT1,POT2,POT3…
…可変抵抗器、CPU……中央情報処理回路、TG
1……タコジエネレータ、2……記憶回路、3,
4,6……A/D変換器、7……D/A変換器、
8……F/V変換器、9……パルスモータドライ
ブ回路、10……パルスモータ、11……X線制
御回路。
第2図および第3図は包絡線軌跡を可変する装置
の原理説明図、第4図はこの発明の一実施例を示
す回路図、第5図はカム板を用いたアーム角度の
読み出し構成の一例を示す概略図、第6図はカム
角度と出力電圧の関係を示す図、第7図はアーム
角度読み出し構成の変形例を示す図、第8図は包
絡線軌跡の読み出しをデジタル化した構成図、第
9図は同じくアーム角度の読み出しをデジタル化
した構成図である。 (符号の説明) POT1,POT2,POT3…
…可変抵抗器、CPU……中央情報処理回路、TG
1……タコジエネレータ、2……記憶回路、3,
4,6……A/D変換器、7……D/A変換器、
8……F/V変換器、9……パルスモータドライ
ブ回路、10……パルスモータ、11……X線制
御回路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一端にX線源を、かつ他端にX線フイルムホ
ルダーを互いに一直線上に対向させて振分け装備
した旋回アームを有し、この旋回アームの見かけ
上の回転中心を該アームの回転に連動して移動さ
せることにより、上記X線源からX線フイルムホ
ルダーに照射されるX線束の回転中心の移動軌跡
が歯列弓の前歯部に向いて突出する頂点を境とし
て左右対称な略三角形状の包絡線軌跡を描くよう
に構成したパノラマX線撮影装置において、上記
包絡線軌跡を段階的もしくは連続的に設定変更可
能な手段と、該手段により設定された1つの包絡
線軌跡を読み出す手段と、上記旋回アームの回転
角度を読み出す手段と、段階的もしくは連続的に
可変設定される包絡線軌跡のそれぞれに対応する
X線フイルム送り速度データ、X線照射の開始・
終了のタイミングデータ、演算プログラムおよび
参照データを記憶する記憶回路と、上記各手段か
ら読み出された包絡線軌跡およびアームの回転角
度を入力として上記記憶回路に記憶されている演
算プログラムに従つて、上記各入力情報に対応す
るX線フイルム送り速度の制御信号およびX線照
射の開始・終了タイミングの制御信号を演算し出
力する中央情報処理回路とを具備したことを特徴
とするパノラマX線撮影装置。 2 上記旋回アームの角速度を読み出すととも
に、その読み出した旋回アームの角速度を上記中
央情報処理回路に演算用情報因子として入力する
アームの角速度読み出し手段を付加したことを特
徴とする特許請求の範囲第1項記載のパノラマX
線撮影装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59018898A JPS60163642A (ja) | 1984-02-03 | 1984-02-03 | パノラマx線撮影装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59018898A JPS60163642A (ja) | 1984-02-03 | 1984-02-03 | パノラマx線撮影装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60163642A JPS60163642A (ja) | 1985-08-26 |
JPH0218092B2 true JPH0218092B2 (ja) | 1990-04-24 |
Family
ID=11984398
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59018898A Granted JPS60163642A (ja) | 1984-02-03 | 1984-02-03 | パノラマx線撮影装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60163642A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3291406B2 (ja) * | 1995-02-09 | 2002-06-10 | 株式会社モリタ製作所 | パノラマx線撮影装置 |
JP6291006B1 (ja) | 2016-10-05 | 2018-03-14 | レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド | スイッチ装置及び電子機器 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51131285A (en) * | 1975-04-25 | 1976-11-15 | Siemens Ag | Dental xxray diagnostic device |
JPS551053A (en) * | 1978-06-19 | 1980-01-07 | Daido Steel Co Ltd | Electrode gripper for arc furnace |
JPS5645644A (en) * | 1979-09-20 | 1981-04-25 | Morita Mfg | Xxray photography apparatus of dental total jaw |
-
1984
- 1984-02-03 JP JP59018898A patent/JPS60163642A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51131285A (en) * | 1975-04-25 | 1976-11-15 | Siemens Ag | Dental xxray diagnostic device |
JPS551053A (en) * | 1978-06-19 | 1980-01-07 | Daido Steel Co Ltd | Electrode gripper for arc furnace |
JPS5645644A (en) * | 1979-09-20 | 1981-04-25 | Morita Mfg | Xxray photography apparatus of dental total jaw |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60163642A (ja) | 1985-08-26 |
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