JPH02180370A - 摩擦係合装置用アクチュエータの制御装置 - Google Patents
摩擦係合装置用アクチュエータの制御装置Info
- Publication number
- JPH02180370A JPH02180370A JP33126188A JP33126188A JPH02180370A JP H02180370 A JPH02180370 A JP H02180370A JP 33126188 A JP33126188 A JP 33126188A JP 33126188 A JP33126188 A JP 33126188A JP H02180370 A JPH02180370 A JP H02180370A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- torque
- clutch
- actuator
- neutral position
- spring means
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims abstract description 59
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 claims abstract description 43
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 38
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 12
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 12
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 12
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 abstract description 16
- 230000035939 shock Effects 0.000 abstract description 6
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 abstract 1
- 230000009977 dual effect Effects 0.000 description 8
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 5
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 4
- 230000008859 change Effects 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000008569 process Effects 0.000 description 3
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 2
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 239000000969 carrier Substances 0.000 description 1
- 230000008094 contradictory effect Effects 0.000 description 1
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
- 239000007858 starting material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(イ)産業上の利用分野
本発明は、摩擦クラッチ、摩擦ブレーキ等の摩擦係合装
置を作動するアクチュエータに係り、特に2個の門擦係
合装置の相反する動きにより1つの作用を行う、例えば
前後進切換え装置又は低高速モード切換え装置に用いて
好適なアクチュエータに係り、詳しくはモータ等の駆動
源からの回転力を機械的にスラスト力に変換してなる摩
擦係合装置用アクチュエータに関する。
置を作動するアクチュエータに係り、特に2個の門擦係
合装置の相反する動きにより1つの作用を行う、例えば
前後進切換え装置又は低高速モード切換え装置に用いて
好適なアクチュエータに係り、詳しくはモータ等の駆動
源からの回転力を機械的にスラスト力に変換してなる摩
擦係合装置用アクチュエータに関する。
(ロ)従来の技術
近時、本出願人は、油圧に起因する諸問題を解消すべく
、電気モータ等の電気エネルギをトルクに変換するトル
ク発生機構からのトルクを、ボールネジ装置等のトルク
−スラスト変換機構に伝達し、該トルクースラスト変換
機構によるスラスト力にて摩擦係合装置を操作する摩擦
係合装置用アクチュエータを提案した(特開昭63−2
03958号公報参照) また、本出願人は、前後進切換え装置及び低高速モード
切換え装置等の、相反する作動をなす2個の摩擦係合装
置を上述した1個のトルク−スラスト変換機構にて制御
する摩擦係合装置用アクチュエータを案出した(特願昭
62−330482号;未公開) 該前後進切換え装置用操作装置11aは、第8図に示す
ように、皿ばねからなるばね手段23がその中間部分を
支持部材26にて支持されており、該ばね手段23の先
端部が自然状態においてフォワードクラッチC1を係止
状態に付勢し、かつその基端部がベアリング21及び操
作部材6を介してボールネジ装置9の移動に連動してい
る。
、電気モータ等の電気エネルギをトルクに変換するトル
ク発生機構からのトルクを、ボールネジ装置等のトルク
−スラスト変換機構に伝達し、該トルクースラスト変換
機構によるスラスト力にて摩擦係合装置を操作する摩擦
係合装置用アクチュエータを提案した(特開昭63−2
03958号公報参照) また、本出願人は、前後進切換え装置及び低高速モード
切換え装置等の、相反する作動をなす2個の摩擦係合装
置を上述した1個のトルク−スラスト変換機構にて制御
する摩擦係合装置用アクチュエータを案出した(特願昭
62−330482号;未公開) 該前後進切換え装置用操作装置11aは、第8図に示す
ように、皿ばねからなるばね手段23がその中間部分を
支持部材26にて支持されており、該ばね手段23の先
端部が自然状態においてフォワードクラッチC1を係止
状態に付勢し、かつその基端部がベアリング21及び操
作部材6を介してボールネジ装置9の移動に連動してい
る。
従って、前後進切換え装置用操作装置11aは、電気モ
ータlに通電していない状態において、ばね手段23の
付勢力によりフォワードクラッチC1が係合状態にあり
、電気モータの回転に基づきボールネジ装置9が移動す
ると、ばね手段23の基端に作用する操作力に基づきフ
ォワードクラッチC1が解放し、更に電気モータ1が同
方向に回転してボールネジ装置9か更に移動すると、ブ
レーキ操作部材4によりリバースブレーキB2が係止す
る。
ータlに通電していない状態において、ばね手段23の
付勢力によりフォワードクラッチC1が係合状態にあり
、電気モータの回転に基づきボールネジ装置9が移動す
ると、ばね手段23の基端に作用する操作力に基づきフ
ォワードクラッチC1が解放し、更に電気モータ1が同
方向に回転してボールネジ装置9か更に移動すると、ブ
レーキ操作部材4によりリバースブレーキB2が係止す
る。
また、本出願人は、クラッチ係合用ばね手段23に抗し
かつばね手段より強い付勢力からなる戻し用ばね手段1
9(第1図参照)をクラッチ操作部材6に付勢作用した
摩擦係合装置用アクチュエータを提案した(特願昭63
−291634号;未公開)。
かつばね手段より強い付勢力からなる戻し用ばね手段1
9(第1図参照)をクラッチ操作部材6に付勢作用した
摩擦係合装置用アクチュエータを提案した(特願昭63
−291634号;未公開)。
該摩擦係合装置用アクチュエータは、エンジンを始動し
ていない状態即ち電気モータ1に通電しない状態におい
て、戻し用スプリング19に基づきフォワードクラッチ
C1が解放状態にあると共に、ブレーキB2も解放状態
にあり、例え電気系統が故障した状態にてエンジンが始
動しても、前後進切換え装置3はニュートラル位置にあ
って、車輌を停止状態に維持する。
ていない状態即ち電気モータ1に通電しない状態におい
て、戻し用スプリング19に基づきフォワードクラッチ
C1が解放状態にあると共に、ブレーキB2も解放状態
にあり、例え電気系統が故障した状態にてエンジンが始
動しても、前後進切換え装置3はニュートラル位置にあ
って、車輌を停止状態に維持する。
(ハ)発明が解決しようとする課題
上述エンジン始動時車輌を停止状態に保持する摩擦係合
装置用アクチュエータにおいて、エンジン回転後の作動
状態にあって、中立位置を上述戻しばね手段にて行うと
、該戻しばね手段の荷重のバラツキ、各部の摺動抵抗の
バラツキ等により中立位置にバラツキを生ずる。これに
より、例えばフォワードクラッチC1を接続するに当り
、中立位置から該クラッチ接続点に至るまでに時間がか
かり、制御遅れを生ずることがあると共に、例えばリバ
ースブレーキB2にブレーキ用操作部材4が接触してひ
きずりトルクを発生し、ブレーキ(又はクラッチ)の発
熱及び耐久性の低下更には伝達効率の低下を生ずる虞れ
がある。
装置用アクチュエータにおいて、エンジン回転後の作動
状態にあって、中立位置を上述戻しばね手段にて行うと
、該戻しばね手段の荷重のバラツキ、各部の摺動抵抗の
バラツキ等により中立位置にバラツキを生ずる。これに
より、例えばフォワードクラッチC1を接続するに当り
、中立位置から該クラッチ接続点に至るまでに時間がか
かり、制御遅れを生ずることがあると共に、例えばリバ
ースブレーキB2にブレーキ用操作部材4が接触してひ
きずりトルクを発生し、ブレーキ(又はクラッチ)の発
熱及び耐久性の低下更には伝達効率の低下を生ずる虞れ
がある。
更に、電気モータ1及びボールネジ装置9による機械式
アクチュエータにあっては、摩擦係合装置の接触圧を制
御するオン・オフ以外の中間段階のきめ細かい制御が可
能であるが、上述したように該制御の基準点となる中立
位置にバラツキがあっては、制御精度を大幅に低下して
しまう。
アクチュエータにあっては、摩擦係合装置の接触圧を制
御するオン・オフ以外の中間段階のきめ細かい制御が可
能であるが、上述したように該制御の基準点となる中立
位置にバラツキがあっては、制御精度を大幅に低下して
しまう。
そこで、本発明は、中立状態にて、トルク発生機構にト
ラグトルクを発生し、中立位置を正確に規定することに
より、上述問題点を解消した摩擦係合装置用アクチュエ
ータの制御装置を提供することを目的とするものである
。
ラグトルクを発生し、中立位置を正確に規定することに
より、上述問題点を解消した摩擦係合装置用アクチュエ
ータの制御装置を提供することを目的とするものである
。
(ニ)課題を解決するための手段
本発明は、上述事情に鑑みなされたものであって、例え
ば第1図を参照して示すと、動力伝達装置(3)、(5
)に介在する少なくとも2個の摩擦係合装置(C1,B
2)、(C2,Bl)を、制御部(C)からの電気信号
に基づき制御する摩擦係合装置用アクチュエータ(ll
a)、(11b)であって、電気エネルギをトルクに変
換するトルク発生機構(1)と、該トルク発生機構にて
発生したトルクをスラスト力に変換するトルク−スラス
ト力変換機1(9)、(10)と、該1個のトルク−ス
ラスト力変換機構の異なる方向のスラスト力をそれぞれ
前記別個の摩擦係合装置(C1、B2)、(C2,Bl
)に作用する連結手段(4,8)、(8,7)と、該連
結手段を中立位置に付勢する戻し用はね手段(19)、
(20)と、そして前記トルク発生機構への電気エネル
ギ供給状態における中立状態において、前記戻し用ばね
手段(19)、(20)に抗して前記トルク−スラスト
力変換機構(9)、(10)が所定スラスト力を生じる
ように前記トルク発生機構(1)に所定ドラグトルクを
発生する中立位置制御手段(E)と、を備えてなる、こ
とを特徴とする。
ば第1図を参照して示すと、動力伝達装置(3)、(5
)に介在する少なくとも2個の摩擦係合装置(C1,B
2)、(C2,Bl)を、制御部(C)からの電気信号
に基づき制御する摩擦係合装置用アクチュエータ(ll
a)、(11b)であって、電気エネルギをトルクに変
換するトルク発生機構(1)と、該トルク発生機構にて
発生したトルクをスラスト力に変換するトルク−スラス
ト力変換機1(9)、(10)と、該1個のトルク−ス
ラスト力変換機構の異なる方向のスラスト力をそれぞれ
前記別個の摩擦係合装置(C1、B2)、(C2,Bl
)に作用する連結手段(4,8)、(8,7)と、該連
結手段を中立位置に付勢する戻し用はね手段(19)、
(20)と、そして前記トルク発生機構への電気エネル
ギ供給状態における中立状態において、前記戻し用ばね
手段(19)、(20)に抗して前記トルク−スラスト
力変換機構(9)、(10)が所定スラスト力を生じる
ように前記トルク発生機構(1)に所定ドラグトルクを
発生する中立位置制御手段(E)と、を備えてなる、こ
とを特徴とする。
(ネ)作用
以上構成に基づき、操作装置例えば前後進切換え装置用
操作装置(lla)を中立位置(N)に操作すると、制
御部(C)は中立位置制御手段(E)が所定ドラグトル
ク発生信号を発し、トルク発生機構(1)は、予め設定
されたドラグトルクを発生する。すると、トルク−スラ
スト変換機構(9)は、戻し用ばね手段(19)に抗し
て所定スラスト力を発生し、この状態は、例えば第7図
に沿って示すと、戻し用ばね手段(19)及びクラッチ
押圧用ばね手段(23)の再付勢力の差に基づく操作部
材(6)からのスラスト力(M)に抗して、前記トラグ
トルクに基づく所定スラスト力(G)が作用した状態に
あり、この点をアクチュエータ(lla)の基準点(0
)として、トルク発生機構(1)の回転位置が記憶され
る。
操作装置(lla)を中立位置(N)に操作すると、制
御部(C)は中立位置制御手段(E)が所定ドラグトル
ク発生信号を発し、トルク発生機構(1)は、予め設定
されたドラグトルクを発生する。すると、トルク−スラ
スト変換機構(9)は、戻し用ばね手段(19)に抗し
て所定スラスト力を発生し、この状態は、例えば第7図
に沿って示すと、戻し用ばね手段(19)及びクラッチ
押圧用ばね手段(23)の再付勢力の差に基づく操作部
材(6)からのスラスト力(M)に抗して、前記トラグ
トルクに基づく所定スラスト力(G)が作用した状態に
あり、この点をアクチュエータ(lla)の基準点(0
)として、トルク発生機構(1)の回転位置が記憶され
る。
該基準点(0)は、トルク−スラスト変換機構(9)の
可動部(9b)を戻し用ばね手段(19)に押付けた位
置にあり、該可動部(9b)はリバースブレーキ(B2
)か°ら所定量能れた位置にあると共に、フォワードク
ラッチ(C1)の係合開始前の位置にある。従って、ブ
レーキ(B2)等に引きずりトルクを発生することはな
く、またクラッチ(C1)への作動遅れが生じることは
ない。
可動部(9b)を戻し用ばね手段(19)に押付けた位
置にあり、該可動部(9b)はリバースブレーキ(B2
)か°ら所定量能れた位置にあると共に、フォワードク
ラッチ(C1)の係合開始前の位置にある。従って、ブ
レーキ(B2)等に引きずりトルクを発生することはな
く、またクラッチ(C1)への作動遅れが生じることは
ない。
そして、トルク発生機構(1)が前記基準点から所定方
向に所定量回転すると、トルク−スラスト変換機構(9
)は戻し用ばね手段(19)に抗してD方向に移動し、
更にクラッチ(C1)の係合量始点(J)を越えて、ク
ラッチ押圧用ばね手段(23)に基づきクラッチ(C1
)を係合する。その際、該係合作動状態を、前記基準点
(0)からのトルク発生機構(1)の回転数に基づき、
高精度に制御され、係合時のシフトショック等をコント
ロールし得る。
向に所定量回転すると、トルク−スラスト変換機構(9
)は戻し用ばね手段(19)に抗してD方向に移動し、
更にクラッチ(C1)の係合量始点(J)を越えて、ク
ラッチ押圧用ばね手段(23)に基づきクラッチ(C1
)を係合する。その際、該係合作動状態を、前記基準点
(0)からのトルク発生機構(1)の回転数に基づき、
高精度に制御され、係合時のシフトショック等をコント
ロールし得る。
同様に、トルク発生機構(1)を基準位置から反対方向
に回転して、リバースブレーキ(B2)の係合状態(V
)を適宜制御し得る。
に回転して、リバースブレーキ(B2)の係合状態(V
)を適宜制御し得る。
なお、上述作用の説明は、前後進切換え装置用操作装置
(lla)について説明したか、低高速モード切換え装
置用操作装置(llb)についても同様であり、更に他
の摩擦係合装置用アクチュエータにも同様に適用し得る
ことは勿論である。
(lla)について説明したか、低高速モード切換え装
置用操作装置(llb)についても同様であり、更に他
の摩擦係合装置用アクチュエータにも同様に適用し得る
ことは勿論である。
また、カッコ内の符号は、図面と対照するものであり、
同等構成を限定するものではなく、また同じ符号であっ
ても、特許請求の範囲に対応して上位概念で述べである
関係上、以下に示す実施例のものとは名称の異なるもの
もある。
同等構成を限定するものではなく、また同じ符号であっ
ても、特許請求の範囲に対応して上位概念で述べである
関係上、以下に示す実施例のものとは名称の異なるもの
もある。
(へ)実施例
以下、図面に沿って本発明を車輌用自動無段変速機に適
用した実施例について説明する。
用した実施例について説明する。
まず、第3図に沿って、本自動無段変速機の概略を説明
するに、本自動無段変速機Aは、ベルト式無段変速装置
31、シングルプラネタリギヤ機構40、トランスファ
ー装置80、減速ギヤ装置71等とからなる出力部材7
0、及びデュアルプラネタリギヤ機構からなる前後進切
換え装置3、更に流体継手101、遠心式ロックアツプ
クラッチ102及びスリップクラッチ103からなる発
進装置100を備えている。
するに、本自動無段変速機Aは、ベルト式無段変速装置
31、シングルプラネタリギヤ機構40、トランスファ
ー装置80、減速ギヤ装置71等とからなる出力部材7
0、及びデュアルプラネタリギヤ機構からなる前後進切
換え装置3、更に流体継手101、遠心式ロックアツプ
クラッチ102及びスリップクラッチ103からなる発
進装置100を備えている。
そして、プラネタリギヤ機構40は、そのリンクギヤ4
0Rが無段変速装置31のセカンダリシャフト33に連
動し、かつキャリヤ40Cが出力部材70に連動し、そ
してサンギヤ408がトランスファー装置80を介して
係止手段を構成するローワンウェイクラッチF及びロー
コーストシリバースブレーキB1に連結していると共に
、ハイクラッチC2を介して入力軸60に連結している
。
0Rが無段変速装置31のセカンダリシャフト33に連
動し、かつキャリヤ40Cが出力部材70に連動し、そ
してサンギヤ408がトランスファー装置80を介して
係止手段を構成するローワンウェイクラッチF及びロー
コーストシリバースブレーキB1に連結していると共に
、ハイクラッチC2を介して入力軸60に連結している
。
また、デュアルプラネタリギヤ機構3は、そのサンギヤ
3Sが入力軸60に連結し、かつキャリヤ3Cが無段変
速装置31のプライマリシャフト32に連結すると共に
フォワードクラッチC1を介して入力軸60に連結し、
またリングギヤ3RがリバースブレーキB2に連結して
いる。
3Sが入力軸60に連結し、かつキャリヤ3Cが無段変
速装置31のプライマリシャフト32に連結すると共に
フォワードクラッチC1を介して入力軸60に連結し、
またリングギヤ3RがリバースブレーキB2に連結して
いる。
以上構成に基づき、本自動無段変速機Aにおける各クラ
ッチ、ブレーキ及びワンウェイクラッチは、各ポジショ
ンにおいて第4図に示すように作動する。なお、※はロ
ックアツプクラッチ102が遠心力により適宜作動し得
ることを示す。
ッチ、ブレーキ及びワンウェイクラッチは、各ポジショ
ンにおいて第4図に示すように作動する。なお、※はロ
ックアツプクラッチ102が遠心力により適宜作動し得
ることを示す。
詳述すると、Dレンジにおける低速モードLにおいて、
フォワードクラッチC1が接続している外、ローワンウ
ェイクラッチFが作動する。この状態では、エンジンク
ランク軸の回転は、ロックアツプクラッチ102及びス
リップクラッチ103を介して又は流体継手101を介
して入力軸60に伝達され、更にデュアルプラネタリギ
ヤ装置3のサンギヤ3Sに直接伝達されると共にフォワ
ードクラッチC1を介してキャリヤ3Cに伝達される。
フォワードクラッチC1が接続している外、ローワンウ
ェイクラッチFが作動する。この状態では、エンジンク
ランク軸の回転は、ロックアツプクラッチ102及びス
リップクラッチ103を介して又は流体継手101を介
して入力軸60に伝達され、更にデュアルプラネタリギ
ヤ装置3のサンギヤ3Sに直接伝達されると共にフォワ
ードクラッチC1を介してキャリヤ3Cに伝達される。
従って、該デュアルプラネタリギヤ機構3は入力軸60
と一体に回転し、正回転をベルト式無段変速装置31の
プライマリシャフト32に伝達し、更に該無段変速装置
31にて適宜変速された回転がセカンダリシャフト33
からシングルプラネタリギヤ装置40のリングギヤ40
Rに伝達される。一方、この状態では、反力を受ける反
力支持要素であるサンギヤ40Sはトランスファー装置
80を介してローワンウェイクラッチFにて停止されて
おり、従ってリングギヤ40Rの回転は減速回転として
キャリヤ40Cから取出され、更に減速ギヤ装置71等
を介してアクスル軸73に伝達される。
と一体に回転し、正回転をベルト式無段変速装置31の
プライマリシャフト32に伝達し、更に該無段変速装置
31にて適宜変速された回転がセカンダリシャフト33
からシングルプラネタリギヤ装置40のリングギヤ40
Rに伝達される。一方、この状態では、反力を受ける反
力支持要素であるサンギヤ40Sはトランスファー装置
80を介してローワンウェイクラッチFにて停止されて
おり、従ってリングギヤ40Rの回転は減速回転として
キャリヤ40Cから取出され、更に減速ギヤ装置71等
を介してアクスル軸73に伝達される。
また、Dレンジにおける高速モードHにおいては、フォ
ワードクラッチC1の外、ハイクラッチC2が接続する
。この状態では、前述同様に無段変速装置31にて適宜
変速された正回転がセカンダリシャフト33から取出さ
れてシングルプラネタリギヤ装置40のリングギヤ40
Rに入力される。一方、同時に、入力軸60の回転がハ
イクラッチC2及びトランスファー装置80を介してシ
ングルプラネタリギヤ機構40のサンギヤ403に伝達
され、これにより該プラネタリギヤ機構40にてリング
ギヤ40Rとサンギヤ40Sとのトルクが合成されてキ
ャリヤ40Cから出力される。なおこの際、サンギヤ4
0Sにはトランスファー装置80を介して反力に抗する
回転が伝達されるので、トルク循環が生じることなく、
所定のプラストルクがトランスファー装置80を介して
伝達される。そして、該合成されたキャリヤ40Cから
のトルクは減速ギヤ装置71等を介してアクスル軸73
に伝達される。
ワードクラッチC1の外、ハイクラッチC2が接続する
。この状態では、前述同様に無段変速装置31にて適宜
変速された正回転がセカンダリシャフト33から取出さ
れてシングルプラネタリギヤ装置40のリングギヤ40
Rに入力される。一方、同時に、入力軸60の回転がハ
イクラッチC2及びトランスファー装置80を介してシ
ングルプラネタリギヤ機構40のサンギヤ403に伝達
され、これにより該プラネタリギヤ機構40にてリング
ギヤ40Rとサンギヤ40Sとのトルクが合成されてキ
ャリヤ40Cから出力される。なおこの際、サンギヤ4
0Sにはトランスファー装置80を介して反力に抗する
回転が伝達されるので、トルク循環が生じることなく、
所定のプラストルクがトランスファー装置80を介して
伝達される。そして、該合成されたキャリヤ40Cから
のトルクは減速ギヤ装置71等を介してアクスル軸73
に伝達される。
なお、Dレンジにおける作動では、ワンウェイクラッチ
Fに基づき逆トルク作用時(エンジンブレーキ時)はフ
リーとなるが、Sレンジにおいては、ローワンウェイク
ラッチFに加えてローコーストシリバースブレーキB1
が作動し、逆トルク作用時も動力伝達する。
Fに基づき逆トルク作用時(エンジンブレーキ時)はフ
リーとなるが、Sレンジにおいては、ローワンウェイク
ラッチFに加えてローコーストシリバースブレーキB1
が作動し、逆トルク作用時も動力伝達する。
また、Rレンジにおいてはローコーストシリバースブレ
ーキB1と共にリバースブレーキB2が作動する。この
状態では、入力軸60の回転は、デュアルプラネタリギ
ヤ機構3にてリングギヤ3Rが固定されることに基づき
キャリヤ3Cから逆回転としてベルト式無段変速装置3
1に入力される。一方、ローコーストシリバースブレー
キB1の作動に基づきシンクルプラネタリギヤ装置40
のサンギヤ40Sが固定されており、従って無段変速装
置31からの逆回転はプラネタリギヤ機構40にて減速
され、出力部材70に取出される。
ーキB1と共にリバースブレーキB2が作動する。この
状態では、入力軸60の回転は、デュアルプラネタリギ
ヤ機構3にてリングギヤ3Rが固定されることに基づき
キャリヤ3Cから逆回転としてベルト式無段変速装置3
1に入力される。一方、ローコーストシリバースブレー
キB1の作動に基づきシンクルプラネタリギヤ装置40
のサンギヤ40Sが固定されており、従って無段変速装
置31からの逆回転はプラネタリギヤ機構40にて減速
され、出力部材70に取出される。
ついで、本発明を具体化した実施例を第2図に沿って説
明する。
明する。
本無段変速機Aは、3分割からなるトランスミッション
ケース49を有しており、該ケース49に入力軸60及
び無段変速装置、31のプライマリシャフト32か同軸
上に回転自在に支持されて第1軸を構成していると共に
、無段変速装置31のセカンダリシャフト33とギヤ軸
70aが同軸上に回転自在に支持されて第2軸を構成し
ている。
ケース49を有しており、該ケース49に入力軸60及
び無段変速装置、31のプライマリシャフト32か同軸
上に回転自在に支持されて第1軸を構成していると共に
、無段変速装置31のセカンダリシャフト33とギヤ軸
70aが同軸上に回転自在に支持されて第2軸を構成し
ている。
更に、第1軸上には発進装置100と、フォワードクラ
ッチC1、ハイクラッチC2、ローコーストシリバース
ブレーキB1、リバースブレーキB2、ローワンウェイ
クラッチFからなる操作部50と、前後進切換え装置を
構成するデュアルプラネタリギヤ機構3と、オイルポン
プ61が配設されており、また第2軸上にはシングルプ
ラネタリギヤ機構40が配設されている。
ッチC1、ハイクラッチC2、ローコーストシリバース
ブレーキB1、リバースブレーキB2、ローワンウェイ
クラッチFからなる操作部50と、前後進切換え装置を
構成するデュアルプラネタリギヤ機構3と、オイルポン
プ61が配設されており、また第2軸上にはシングルプ
ラネタリギヤ機構40が配設されている。
発進装置100は、流体継手101、遠心クラッチから
なるロックアツプクラッチ102及びスリップクラッチ
103を有している。そして、スリップクラッチ103
は負荷トルクに対応した軸力な発生するカム機構105
を有しており、該カム機構105はスリップクラッチ1
03のクラッチプレート及びディスクに押圧・作用し、
該スリップクラッチ103のトルク容量を負荷トルクの
増大に対応して増大する。
なるロックアツプクラッチ102及びスリップクラッチ
103を有している。そして、スリップクラッチ103
は負荷トルクに対応した軸力な発生するカム機構105
を有しており、該カム機構105はスリップクラッチ1
03のクラッチプレート及びディスクに押圧・作用し、
該スリップクラッチ103のトルク容量を負荷トルクの
増大に対応して増大する。
また、入力軸60のエンジン側にはケース49から突出
部4’9aが突出しており、該突出部49aにはトラン
スファー装置80の入カスブロケット81がベアリング
を介して支持されている。更に、該スプロケット81の
ハブ部81aはワンウェイクラッチFを介して前記ケー
ス突出部49aに連結しており、かつ該スプロケット8
1から外径方向に向けて延設されているフランジにはそ
の内周面に多板クラッチからなるハイクラッチC2を介
して入力軸60が連結されていると共に、その外周面と
ケース49との間に多板ブレーキからなるローコースト
シリバースブレーキB1が介設されている。
部4’9aが突出しており、該突出部49aにはトラン
スファー装置80の入カスブロケット81がベアリング
を介して支持されている。更に、該スプロケット81の
ハブ部81aはワンウェイクラッチFを介して前記ケー
ス突出部49aに連結しており、かつ該スプロケット8
1から外径方向に向けて延設されているフランジにはそ
の内周面に多板クラッチからなるハイクラッチC2を介
して入力軸60が連結されていると共に、その外周面と
ケース49との間に多板ブレーキからなるローコースト
シリバースブレーキB1が介設されている。
また、入力軸60の先端部分にデュアルプラネタリギヤ
機構3のサンギヤ3S(第3図参照)がスプライン結合
されていると共に、フランジが外径方向に延設されてい
る。また、入力軸60の先端はベルト式無段変速装置3
1のプライマリシャフト32をブツシュを介して被嵌、
整列しており、かつ該シャフト32にキャリヤ3Cがス
プライン結合されている。更に、該キャリヤ3Cには第
1ピニオン3P1及び第2ピニオン3P2か支持される
と共に、連結部材6,7が外径方向に延設されており、
該連結部材6.7の内径側と前記入力軸60からのフラ
ンジ60a(第1図)の外径側との間には多板クラッチ
からなるフォワードクラッチC1が介設されている。ま
た、リングギヤ3Rを固定している支持部材の外周側と
ケース49との間に多板ブレーキからなるリバースブレ
ーキB2が介設されている。そして、前記操作部50に
おける前記ローコーストシリバースブレーキB1及びハ
イクラッチC2と、リバースブレーキB2及びフォワー
ドクラッチC1との間部分には摩擦係合装置用アクチュ
エータユニット11が配設されている。
機構3のサンギヤ3S(第3図参照)がスプライン結合
されていると共に、フランジが外径方向に延設されてい
る。また、入力軸60の先端はベルト式無段変速装置3
1のプライマリシャフト32をブツシュを介して被嵌、
整列しており、かつ該シャフト32にキャリヤ3Cがス
プライン結合されている。更に、該キャリヤ3Cには第
1ピニオン3P1及び第2ピニオン3P2か支持される
と共に、連結部材6,7が外径方向に延設されており、
該連結部材6.7の内径側と前記入力軸60からのフラ
ンジ60a(第1図)の外径側との間には多板クラッチ
からなるフォワードクラッチC1が介設されている。ま
た、リングギヤ3Rを固定している支持部材の外周側と
ケース49との間に多板ブレーキからなるリバースブレ
ーキB2が介設されている。そして、前記操作部50に
おける前記ローコーストシリバースブレーキB1及びハ
イクラッチC2と、リバースブレーキB2及びフォワー
ドクラッチC1との間部分には摩擦係合装置用アクチュ
エータユニット11が配設されている。
そして、該摩擦係合装置用アクチュエータユニット11
は、第1図に示すように、前後進切換え装置用アクチュ
エータllaと、低高速モード切換え装置用アクチュエ
ータllbとからなり、各アクチュエータlla、ll
bは周方向に所定間隔離れて前後進切換え装置用モータ
1及び低高速モード切換え装置用モータ(図示せず)を
有している。これらモータは整流子モータ、ステップモ
ータ等の回転磁界モータ、サーボモータ及び超音波モー
タ等の電気モータからなり、かっモータの所定回転位置
に保持し得るように電磁ブレーキ等の保持手段が設置さ
れており、更に前記モータ1は制御部Cから発せられる
制御信号に基づき回転・停止するように構成されている
。
は、第1図に示すように、前後進切換え装置用アクチュ
エータllaと、低高速モード切換え装置用アクチュエ
ータllbとからなり、各アクチュエータlla、ll
bは周方向に所定間隔離れて前後進切換え装置用モータ
1及び低高速モード切換え装置用モータ(図示せず)を
有している。これらモータは整流子モータ、ステップモ
ータ等の回転磁界モータ、サーボモータ及び超音波モー
タ等の電気モータからなり、かっモータの所定回転位置
に保持し得るように電磁ブレーキ等の保持手段が設置さ
れており、更に前記モータ1は制御部Cから発せられる
制御信号に基づき回転・停止するように構成されている
。
更に、前後進切換え装置用アクチュエータ11aと低高
速モード切換え装置用アクチュエータ11bはそれぞれ
クラッチC1,C2操作用の連結部材6.7が背中合せ
になるように並んで配設されており、かつそれぞれ雌ネ
ジ部9a、10a及び雄ネジ部9b、10bを有するボ
ールネジ装置9.10を備えている。そして、これら両
ボールネジ装置9,10の雌ネジ部9a、10aはケー
ス49に回転及び軸方向移動不能に保持されており、ま
たその中間部分には中央部にてスナップリング59によ
り軸方向移動を阻止された多数の皿ばね19,20が左
右に延びて配設されている。
速モード切換え装置用アクチュエータ11bはそれぞれ
クラッチC1,C2操作用の連結部材6.7が背中合せ
になるように並んで配設されており、かつそれぞれ雌ネ
ジ部9a、10a及び雄ネジ部9b、10bを有するボ
ールネジ装置9.10を備えている。そして、これら両
ボールネジ装置9,10の雌ネジ部9a、10aはケー
ス49に回転及び軸方向移動不能に保持されており、ま
たその中間部分には中央部にてスナップリング59によ
り軸方向移動を阻止された多数の皿ばね19,20が左
右に延びて配設されている。
そして、左方即ち前後進切換え装置側の皿ばね19の先
端にはクラッチC1用の連結部材6か当接しており、ま
た右方即ち低高速モード切換え装置側の皿ばね20の先
端にはクラッチC2用の連結部材7が当接している。更
に、これら連結部材6.7の内径側端はボールベアリン
グ21.22に連結されており、これらベアリングはニ
ードルベアリングを介して入力軸60に回転自在に支持
されていると共に、それぞれクラッチ作動用の皿ばね2
3,24に当接している。また、該皿ばね23.24は
それぞれ支持部材26.27の支端部にてその中間部が
支持されており、連結部材6.7から力が作用しない自
然状態において、前後進切換え装置側の皿ばね23はフ
ォワードクラッチC1を接続するように付勢しており、
かつ低高速モード切換え装置側の皿ばね24はハイクラ
ッチC2を接続するように付勢している。なお、これら
皿ばね23,24より前記連結部材6.7の外径側に位
置している戻し周器ばね19,20の付勢力が大きくな
るように設定されており、従ってボールネジ装置の雄ネ
ジ部9b、10bから戻し周器ばね19,20にスラス
ト力が作用していない無負荷状!!!(ホームポジショ
ン)にあっては、戻し周器ばね19,20が係合用皿ば
ね23.24に打勝って、フォワードクラッチC1及び
ハイクラッチC2は解放状態に保持される。
端にはクラッチC1用の連結部材6か当接しており、ま
た右方即ち低高速モード切換え装置側の皿ばね20の先
端にはクラッチC2用の連結部材7が当接している。更
に、これら連結部材6.7の内径側端はボールベアリン
グ21.22に連結されており、これらベアリングはニ
ードルベアリングを介して入力軸60に回転自在に支持
されていると共に、それぞれクラッチ作動用の皿ばね2
3,24に当接している。また、該皿ばね23.24は
それぞれ支持部材26.27の支端部にてその中間部が
支持されており、連結部材6.7から力が作用しない自
然状態において、前後進切換え装置側の皿ばね23はフ
ォワードクラッチC1を接続するように付勢しており、
かつ低高速モード切換え装置側の皿ばね24はハイクラ
ッチC2を接続するように付勢している。なお、これら
皿ばね23,24より前記連結部材6.7の外径側に位
置している戻し周器ばね19,20の付勢力が大きくな
るように設定されており、従ってボールネジ装置の雄ネ
ジ部9b、10bから戻し周器ばね19,20にスラス
ト力が作用していない無負荷状!!!(ホームポジショ
ン)にあっては、戻し周器ばね19,20が係合用皿ば
ね23.24に打勝って、フォワードクラッチC1及び
ハイクラッチC2は解放状態に保持される。
一方、前記ボールネジ装置9,10の可動部となる雄ネ
ジ部9b、10bにはそれぞれ前記ギヤ15dに噛合す
るギヤ28.29が固定されており、またその内径側に
ボールベアリング30.34を介して連結部材4.8が
連結されている。そして、これら連結部材4.8はそれ
ぞれローコースト及リバースブレーキB2、リバースブ
レーキB1に向けて軸に平行に延びる突出部4a、8a
を有しており、これら突出部4a、8aは雄ネジ部12
.13の軸方向移動に基づき、それぞれブレーキB2.
Blの皿ばね14,18に接触して該ブレーキを係止し
得る。即ち、連結部材4はその一方向の軸方向移動によ
り前記フォワードクラッチC1を係合し、かつ他方向の
軸方向移動により前記リバースブレーキB2を係合し、
また連結部材8はその一方向の軸方向移動によりハイク
ラッチC2を係合し、かつ他方向の軸方向移動により前
記ローコースト&リバースツレーキB1を係合する。
ジ部9b、10bにはそれぞれ前記ギヤ15dに噛合す
るギヤ28.29が固定されており、またその内径側に
ボールベアリング30.34を介して連結部材4.8が
連結されている。そして、これら連結部材4.8はそれ
ぞれローコースト及リバースブレーキB2、リバースブ
レーキB1に向けて軸に平行に延びる突出部4a、8a
を有しており、これら突出部4a、8aは雄ネジ部12
.13の軸方向移動に基づき、それぞれブレーキB2.
Blの皿ばね14,18に接触して該ブレーキを係止し
得る。即ち、連結部材4はその一方向の軸方向移動によ
り前記フォワードクラッチC1を係合し、かつ他方向の
軸方向移動により前記リバースブレーキB2を係合し、
また連結部材8はその一方向の軸方向移動によりハイク
ラッチC2を係合し、かつ他方向の軸方向移動により前
記ローコースト&リバースツレーキB1を係合する。
また、電気モータのホームポジションにあっては、雄ネ
ジ部9b、10bは戻し周器ばね19゜20が戻り位置
になると共に連結部材4.8の突出部4a、8aがブレ
ーキ操作用皿ばね14.18に当接しない位置にあり、
従って前後進切換え装置3は、フォワードクラッチC1
及びリバースブレーキB2が共に解放状態にあるニュー
トラル位置Nにあり、また低高速モード切換え装W5は
、ハイクラッチC2及びローコースト及リバースブレー
キB1が共に解放状態にあって、ローワンウェイクラッ
チFが作動する低速モード位置しにある。また、前記電
気モータ1には該モータを所定位置に保持する電磁ブレ
ーキが付設されておリ、これら電磁ブレーキは電流がオ
フされるとブレーキを解放し、かつ電流がオンされると
ブレーキを作動するように設定されている。
ジ部9b、10bは戻し周器ばね19゜20が戻り位置
になると共に連結部材4.8の突出部4a、8aがブレ
ーキ操作用皿ばね14.18に当接しない位置にあり、
従って前後進切換え装置3は、フォワードクラッチC1
及びリバースブレーキB2が共に解放状態にあるニュー
トラル位置Nにあり、また低高速モード切換え装W5は
、ハイクラッチC2及びローコースト及リバースブレー
キB1が共に解放状態にあって、ローワンウェイクラッ
チFが作動する低速モード位置しにある。また、前記電
気モータ1には該モータを所定位置に保持する電磁ブレ
ーキが付設されておリ、これら電磁ブレーキは電流がオ
フされるとブレーキを解放し、かつ電流がオンされると
ブレーキを作動するように設定されている。
一方、無段変速装置31は、第2図に示すように、プラ
イマリプーリ35、セカンダリプーリ36及びこれら両
プーリに巻掛けられたベルト37からなり、かつ両ブー
りはそれぞれ固定シーブ35a、36a及び可動シーブ
35b、36bからなる。また、ベルト37は金属製の
多数の駒を有してなり、これら駒がプライマリ及びセカ
ンダリの両プーリ35,36に潤滑状態にて接触してト
ルク伝達される。また、調圧カム機構39は、前記プラ
イマリシャフト32にスプライン結合しかつフランジ部
にて軸方向移動を規制されている固定側カム部39aと
、固定シーブ35aにスプライン結合していると共に皿
ばねを介して圧接している可動側カム部39bと、両カ
ム部に介在するローラとからなり、伝達トルクに対応し
た軸力を固定シーブ35bに付与する。そして、固定シ
ーブ35aのボス部は可動シーブ35b側に延びており
、その内周面がプライマリシャフト32に嵌合している
と共に、その外周面には複数列のボールスプライン機構
(リニアボールベアリング)66を介して可動シーブ3
5bのボス部が軸方向のみ移動自在に支持されている。
イマリプーリ35、セカンダリプーリ36及びこれら両
プーリに巻掛けられたベルト37からなり、かつ両ブー
りはそれぞれ固定シーブ35a、36a及び可動シーブ
35b、36bからなる。また、ベルト37は金属製の
多数の駒を有してなり、これら駒がプライマリ及びセカ
ンダリの両プーリ35,36に潤滑状態にて接触してト
ルク伝達される。また、調圧カム機構39は、前記プラ
イマリシャフト32にスプライン結合しかつフランジ部
にて軸方向移動を規制されている固定側カム部39aと
、固定シーブ35aにスプライン結合していると共に皿
ばねを介して圧接している可動側カム部39bと、両カ
ム部に介在するローラとからなり、伝達トルクに対応し
た軸力を固定シーブ35bに付与する。そして、固定シ
ーブ35aのボス部は可動シーブ35b側に延びており
、その内周面がプライマリシャフト32に嵌合している
と共に、その外周面には複数列のボールスプライン機構
(リニアボールベアリング)66を介して可動シーブ3
5bのボス部が軸方向のみ移動自在に支持されている。
即ち、可動シーブ35bは固定シーブボス部にボールの
みを介して摺動摩擦抵抗を受けることなく嵌合している
。また、可動シーブ35bの背部にはボールネジ装置4
2が配設されており、該ボールネジ装置42は雄ネジ部
及び雌ネジ部及びボールからなり、かつボールがリター
ン通路にて循環されるサーキュレットタイプからなる。
みを介して摺動摩擦抵抗を受けることなく嵌合している
。また、可動シーブ35bの背部にはボールネジ装置4
2が配設されており、該ボールネジ装置42は雄ネジ部
及び雌ネジ部及びボールからなり、かつボールがリター
ン通路にて循環されるサーキュレットタイプからなる。
なお、図中50は調節部材である。
また、該ボールネジ装置42の雌ネジ部には自動調芯機
構62が固定されている。更に、プライマリシャフト3
2の先端部にはフランジ部67がネジ結合により固定さ
れており、該フランジ部には自動調芯機構53が連結さ
れている。一方、セカンダリプーリ36はその固定シー
ブ36aがセカンダリシャフト33と一体にケース49
に回転自在に支持されており、更に該可動シーブ36b
の背面にはプライマリ側と同様にボールネジ装置43等
が配設されている。
構62が固定されている。更に、プライマリシャフト3
2の先端部にはフランジ部67がネジ結合により固定さ
れており、該フランジ部には自動調芯機構53が連結さ
れている。一方、セカンダリプーリ36はその固定シー
ブ36aがセカンダリシャフト33と一体にケース49
に回転自在に支持されており、更に該可動シーブ36b
の背面にはプライマリ側と同様にボールネジ装置43等
が配設されている。
そして、ケース49の外部において変速操作用の電気モ
ータ45が固定されており、かつ該電気モータ45は、
前述した操作部50における電気モータと同様に、該モ
ータの非通電時に所定位置にホールドし得る電磁ブレー
キ145を有している。そして、該モータ45の出力歯
車は減速装置143を介して、前述した両ボールネジ装
置を連動するトルク伝達装置63に動力伝達している。
ータ45が固定されており、かつ該電気モータ45は、
前述した操作部50における電気モータと同様に、該モ
ータの非通電時に所定位置にホールドし得る電磁ブレー
キ145を有している。そして、該モータ45の出力歯
車は減速装置143を介して、前述した両ボールネジ装
置を連動するトルク伝達装置63に動力伝達している。
また、シングルプラネタリギヤ機構40は第2軸を構成
するギヤ軸70a上に配設されており、そのリングギヤ
40Rがベルト式無段変速装置31のセカンダリシャフ
ト33のフランジ部46に連結されている。また、ギヤ
軸70aにはサンギヤ40Sと一体にスプロケット82
が回転自在に支持されており、更に該ギヤ軸70aに、
ピニオン40Pを回転自在に支持しているキャリヤ40
Cが固定されている。更に、前記第2軸上のサンギヤ4
O9と一体のスプロケット82と前記ローワンウェイク
ラッチFにて支持されているスプロケット81との間に
はサイレントチェーン83か巻掛けられており、これら
スプロケット及びチェーンにてトランスファー装置80
を構成している。また、前記ギヤ軸70aはギヤ71a
を一体に構成して出力部材70を構成しており、かつギ
ヤ71’aは中間軸72に固定されているギヤ71Cと
噛合している。更に、中間軸72には小ギヤ71dか形
成されており、かつ該ギヤ71dは差動歯車装置75に
固定されているリングギヤ75aと噛合して、減速装置
71を構成している。また、差動装置75から左右フロ
ントアクスル軸73が延びている。
するギヤ軸70a上に配設されており、そのリングギヤ
40Rがベルト式無段変速装置31のセカンダリシャフ
ト33のフランジ部46に連結されている。また、ギヤ
軸70aにはサンギヤ40Sと一体にスプロケット82
が回転自在に支持されており、更に該ギヤ軸70aに、
ピニオン40Pを回転自在に支持しているキャリヤ40
Cが固定されている。更に、前記第2軸上のサンギヤ4
O9と一体のスプロケット82と前記ローワンウェイク
ラッチFにて支持されているスプロケット81との間に
はサイレントチェーン83か巻掛けられており、これら
スプロケット及びチェーンにてトランスファー装置80
を構成している。また、前記ギヤ軸70aはギヤ71a
を一体に構成して出力部材70を構成しており、かつギ
ヤ71’aは中間軸72に固定されているギヤ71Cと
噛合している。更に、中間軸72には小ギヤ71dか形
成されており、かつ該ギヤ71dは差動歯車装置75に
固定されているリングギヤ75aと噛合して、減速装置
71を構成している。また、差動装置75から左右フロ
ントアクスル軸73が延びている。
ついで、前後進切換え装置3、低高速モード切換え装置
5及びベルト式無段変速装置31操作用制御装置につい
て説明するに、第1図において、前後進切換え装置3用
アクチユエータllaにあっては電気モータ1が図示さ
れているのに対し、低高速モード切換え装置5用アクチ
ュエータ11bには電気モータが図示されていないが、
該低高速モード切換え装置用モータについて符号2を付
して説明する。
5及びベルト式無段変速装置31操作用制御装置につい
て説明するに、第1図において、前後進切換え装置3用
アクチユエータllaにあっては電気モータ1が図示さ
れているのに対し、低高速モード切換え装置5用アクチ
ュエータ11bには電気モータが図示されていないが、
該低高速モード切換え装置用モータについて符号2を付
して説明する。
電気制御部Cは、各モータ1,2.45からの回転信号
、スロットル開度、プライマリ回転数、セカンダリ回転
数及びシフトポジション等からの各信号が入力され、現
在のベルト比(ベルト式無段変速装置31のトルク比)
及びシステム比(無段変速機A全体のトルク比)が算出
され、そして目標ベルト比及びシステム比が算出され、
また加速要求及び最良燃費特性又は最大動力特性に基づ
き判断され、そして前後進切換え装置用モータ1、低高
速モード切換え装置用モータ2及び変速操作用モータ4
5に所定指令信号が発せられる。
、スロットル開度、プライマリ回転数、セカンダリ回転
数及びシフトポジション等からの各信号が入力され、現
在のベルト比(ベルト式無段変速装置31のトルク比)
及びシステム比(無段変速機A全体のトルク比)が算出
され、そして目標ベルト比及びシステム比が算出され、
また加速要求及び最良燃費特性又は最大動力特性に基づ
き判断され、そして前後進切換え装置用モータ1、低高
速モード切換え装置用モータ2及び変速操作用モータ4
5に所定指令信号が発せられる。
また、制御部Cは、中立位置制御手段E(第1図参照)
を有しており、該中立位置制御手段は、中立指令状態に
おいて、前後進切換え装置用モータ1及び低高速モード
切換え装置用モータ2に所定方向のドラクトルク発生信
号を発する。これにより、これらモータ1,2は、所定
ドラグトルクを発生し、ボールネジ装置9,10の雄ネ
ジ部9b、10bを戻し周器ばね19,20に抗して所
定スラスト力にて押付ける。そして、該所定トラグトル
ク状態の電気モータ1,2の回転角がエンコーダにて検
知され、該回転角、が、前後進切換え装置用アクチュエ
ータlla及び低高速モード切換え装置用アクチュエー
タllbの中立位置基準点Oとして格納される。
を有しており、該中立位置制御手段は、中立指令状態に
おいて、前後進切換え装置用モータ1及び低高速モード
切換え装置用モータ2に所定方向のドラクトルク発生信
号を発する。これにより、これらモータ1,2は、所定
ドラグトルクを発生し、ボールネジ装置9,10の雄ネ
ジ部9b、10bを戻し周器ばね19,20に抗して所
定スラスト力にて押付ける。そして、該所定トラグトル
ク状態の電気モータ1,2の回転角がエンコーダにて検
知され、該回転角、が、前後進切換え装置用アクチュエ
ータlla及び低高速モード切換え装置用アクチュエー
タllbの中立位置基準点Oとして格納される。
ついで、本実施例の作用を説明する。
操作部50において、エンジン停止時、即ちイグニッシ
ョンスイッチがオフ位置にあって電気モータ1.2が非
通電状態にある場合、電磁ブレーキは解放状態にあって
、ボールネジ装置9,10の雌ネジ部9a、10aが皿
ばね19,14並びに20.18にスラスト力を作用さ
せない状態にある。従って、前後進切換え装置3はニュ
ートラル位置にあり、この状態にあっては、戻し周器ば
ね19の付勢力が作動用皿ばね23の付勢力に打勝って
、フォワードクラッチC1は解放状態にあると共に、連
結部材4の突出部4aは皿ばね14に当接せず、リバー
スブレーキB2も解放状態にある。また、低高速モード
切換え装置5は、同様に、戻し周器ばね20の付勢力が
作動用皿ばね24の付勢力に打勝って、ハイクラッチC
1は解放状態にあると共に、連結部材8はその突出部8
aを皿ばね18に当接せず、ローコーストルリバースブ
レーキB1は解放状態にあり、ローワンウェイクラッチ
Fのみが作動状態にあるDレンジの低速モードし状態に
ある。
ョンスイッチがオフ位置にあって電気モータ1.2が非
通電状態にある場合、電磁ブレーキは解放状態にあって
、ボールネジ装置9,10の雌ネジ部9a、10aが皿
ばね19,14並びに20.18にスラスト力を作用さ
せない状態にある。従って、前後進切換え装置3はニュ
ートラル位置にあり、この状態にあっては、戻し周器ば
ね19の付勢力が作動用皿ばね23の付勢力に打勝って
、フォワードクラッチC1は解放状態にあると共に、連
結部材4の突出部4aは皿ばね14に当接せず、リバー
スブレーキB2も解放状態にある。また、低高速モード
切換え装置5は、同様に、戻し周器ばね20の付勢力が
作動用皿ばね24の付勢力に打勝って、ハイクラッチC
1は解放状態にあると共に、連結部材8はその突出部8
aを皿ばね18に当接せず、ローコーストルリバースブ
レーキB1は解放状態にあり、ローワンウェイクラッチ
Fのみが作動状態にあるDレンジの低速モードし状態に
ある。
この状態でエンジンを始動すると、セルモータによりエ
ンジンが回転すると共に、制御部Cが作動状態となる、 即ち、第5図に示すように、制御部Cに、プライマリプ
ーリ回転センサ等の各センサ及びシフトポジションセン
サ等の信号が読み込まれ(Fl)、また後述する前後進
切換え装置用電気モータ1及び低高速モード切換え装置
用電気モータ2のイニシャル処理がなされ(F2)、更
に実際のベルト比及びシステム比が算出される(F3.
F4)。そして、目標システム比の上限下限等が算出さ
れ(F6) 、低高速モード切換え装置を高速Hモード
又は低速Lモードの選択判断がなされ(F7)、また無
段変速装置31の変速用アクチュエータ(電気モータ4
5)の変速制御がなされる(F8)、更に、後に第6図
に沿って説明する低高速モード切換え装置用モータ(M
2)のイニシャル処理が完了しているか否かが判断され
(F9)、YESの場合、前後進切換え装置用モータ1
(以下前進用モータM1と表記する)の制御がなされ(
FIO)、更に低高速モード切換え装置用モータ2(以
下L/H用モータM2と表記する)の制御がなされる(
Fil)。
ンジンが回転すると共に、制御部Cが作動状態となる、 即ち、第5図に示すように、制御部Cに、プライマリプ
ーリ回転センサ等の各センサ及びシフトポジションセン
サ等の信号が読み込まれ(Fl)、また後述する前後進
切換え装置用電気モータ1及び低高速モード切換え装置
用電気モータ2のイニシャル処理がなされ(F2)、更
に実際のベルト比及びシステム比が算出される(F3.
F4)。そして、目標システム比の上限下限等が算出さ
れ(F6) 、低高速モード切換え装置を高速Hモード
又は低速Lモードの選択判断がなされ(F7)、また無
段変速装置31の変速用アクチュエータ(電気モータ4
5)の変速制御がなされる(F8)、更に、後に第6図
に沿って説明する低高速モード切換え装置用モータ(M
2)のイニシャル処理が完了しているか否かが判断され
(F9)、YESの場合、前後進切換え装置用モータ1
(以下前進用モータM1と表記する)の制御がなされ(
FIO)、更に低高速モード切換え装置用モータ2(以
下L/H用モータM2と表記する)の制御がなされる(
Fil)。
ついで、第6図に沿って、前後進切換え装置用モータM
1及びL/H用モータM2のイニシャル処理について説
明する。
1及びL/H用モータM2のイニシャル処理について説
明する。
イグニッション(IG)スイッチがオンすると(Fl5
)、まずLlH用モータM2のイニシャル処理完了フラ
グBが1か否か制御され(Fl6)、更に前後進用モー
タM1のイニシャル処理完了フラグAが1か否か判断さ
れる(Fl7)。
)、まずLlH用モータM2のイニシャル処理完了フラ
グBが1か否か制御され(Fl6)、更に前後進用モー
タM1のイニシャル処理完了フラグAが1か否か判断さ
れる(Fl7)。
そして、両イニシャル処理が完了していない場合、まず
、前後進用モータM1をフォワードクラッチC1方向即
ち戻し周器ばね19に抗する方向に所定ドラグトルク値
aのトルク指令を一定時間(γ)出力する(F18.F
19.F20)。そして、一定時間経過すると(F19
)、前後進用モータM1は停止され(F21)、該処理
終了時の該モータM1の回転位置カウンターな0クリア
して、該位置を、前後進切換え装置用アクチュエータl
laの中立位置基準点0(第7図参照)とする(F22
)。ついで、L / l−1用モ一タM2をハイクラッ
チC2方向即ち戻し周器ばね20に抗する方向に所定ド
ラクトルク値βのトルク指令を一定時間(δ)出力する
(F22.F23.F24)。そして、一定時間経過す
ると(F23)、L / H用モータM2は停止され(
F25)、該処理終了時の該モータM2の回転位置カウ
ンターを0クリアして、該位置を、低高速モード切換え
装置用アクチュエータllbの中立位置基準点とするC
F26) 以降、前後進用モータM1及びL/H用モ
ータM2は、上述所定トラフトルクα、βに基づく中立
位置を基準点として、所定回転角に基づくクラッチ又は
ブレーキのオン・オフ制御及び中間段階でのスリップ制
御が行われる。
、前後進用モータM1をフォワードクラッチC1方向即
ち戻し周器ばね19に抗する方向に所定ドラグトルク値
aのトルク指令を一定時間(γ)出力する(F18.F
19.F20)。そして、一定時間経過すると(F19
)、前後進用モータM1は停止され(F21)、該処理
終了時の該モータM1の回転位置カウンターな0クリア
して、該位置を、前後進切換え装置用アクチュエータl
laの中立位置基準点0(第7図参照)とする(F22
)。ついで、L / l−1用モ一タM2をハイクラッ
チC2方向即ち戻し周器ばね20に抗する方向に所定ド
ラクトルク値βのトルク指令を一定時間(δ)出力する
(F22.F23.F24)。そして、一定時間経過す
ると(F23)、L / H用モータM2は停止され(
F25)、該処理終了時の該モータM2の回転位置カウ
ンターを0クリアして、該位置を、低高速モード切換え
装置用アクチュエータllbの中立位置基準点とするC
F26) 以降、前後進用モータM1及びL/H用モ
ータM2は、上述所定トラフトルクα、βに基づく中立
位置を基準点として、所定回転角に基づくクラッチ又は
ブレーキのオン・オフ制御及び中間段階でのスリップ制
御が行われる。
例えば、第7図に沿って、前後進切換え装置用アクチュ
エータllaについて説明すると、シフトレバ−がNレ
ンジにある場合、中立位置制御手段Eからの信号に基づ
き電気モータ1は所定ドラグトルク状態にあり、トルク
伝達装置15を介してボールネジ装置9の雄ネジ部9b
を戻し周器ばね19に抗して所定スラスト力Gを発生す
る。この状態が、戻し周器ばね19とクラッチ係合用皿
ばね23の差に基づくスラスト力Mに抗した基準点Oと
なる。そして、シフトレバ−をD(又はS)レンジに操
作し、該操作に基づく制御部Cの信号により前後進切換
え装置用電気モータ1を中立位置基準点0から一方向に
回転すると、トルク伝達装置15を介してボールネジ装
置9の雄ネジ部9bが回転し、該雄ネジ部9bは固定状
態にある雌ネジ部9aに螺合して第1図において右方向
に移動し、これにより該雄ネジ部9bは(他方の連結部
材4を介して)一方の連結部材6を戻し周器ばね19と
作動用皿ばね23の差Mに抗して、連結部材6を右方向
に移動する。そして、所定位置に達すると、作動用皿ば
ね23がフォワードクラッチC1に作用し始め(J)、
その後は作動用皿ばね23は該クラッチC1の係合力を
付与する(Q) この際、制御部Cからの信号により
、電気モータ1を前記基準点Oからの回転角に基づき適
宜制御して、フォワードクラッチC1の係合力Qをスリ
ップ制御し、シフトショックを生ずることなく滑らかに
係合する。更に、雄ネジ部9bが一方向に移動すると、
クラッチC1は完全に係合し、戻し周器ばね19の所定
特性Tに抗するオーバシュート状態となる。そして、D
レンジ(及びSレンジ)にあっては、電気モータ1は該
フォワードクラッチC1の係合状態にて電磁ブレーキが
オンして該状態に保持される。
エータllaについて説明すると、シフトレバ−がNレ
ンジにある場合、中立位置制御手段Eからの信号に基づ
き電気モータ1は所定ドラグトルク状態にあり、トルク
伝達装置15を介してボールネジ装置9の雄ネジ部9b
を戻し周器ばね19に抗して所定スラスト力Gを発生す
る。この状態が、戻し周器ばね19とクラッチ係合用皿
ばね23の差に基づくスラスト力Mに抗した基準点Oと
なる。そして、シフトレバ−をD(又はS)レンジに操
作し、該操作に基づく制御部Cの信号により前後進切換
え装置用電気モータ1を中立位置基準点0から一方向に
回転すると、トルク伝達装置15を介してボールネジ装
置9の雄ネジ部9bが回転し、該雄ネジ部9bは固定状
態にある雌ネジ部9aに螺合して第1図において右方向
に移動し、これにより該雄ネジ部9bは(他方の連結部
材4を介して)一方の連結部材6を戻し周器ばね19と
作動用皿ばね23の差Mに抗して、連結部材6を右方向
に移動する。そして、所定位置に達すると、作動用皿ば
ね23がフォワードクラッチC1に作用し始め(J)、
その後は作動用皿ばね23は該クラッチC1の係合力を
付与する(Q) この際、制御部Cからの信号により
、電気モータ1を前記基準点Oからの回転角に基づき適
宜制御して、フォワードクラッチC1の係合力Qをスリ
ップ制御し、シフトショックを生ずることなく滑らかに
係合する。更に、雄ネジ部9bが一方向に移動すると、
クラッチC1は完全に係合し、戻し周器ばね19の所定
特性Tに抗するオーバシュート状態となる。そして、D
レンジ(及びSレンジ)にあっては、電気モータ1は該
フォワードクラッチC1の係合状態にて電磁ブレーキが
オンして該状態に保持される。
また、シフトレバ−をリバース(R)レンジに操作する
と、該操作に基づく制御部Cの信号により前後進切換え
装置用電気モータ1は所定ドラグトルク状態のニュート
ラル位置Nの基準点0から他方向に回転し、ボールネジ
装置9の雄ネジ部9bが第1図左方向に移動して、連結
部材4の突出部4aがリバースブレーキB2の皿ばね1
4に当接してまずウェーブ部を圧縮しくU)、そして連
結部材4は更に移動し、リバースブレーキB2を係合作
動する(V)。この際も前述した前進時と同様に、基準
点0からの回転角に基づき電気モータ1が適宜制御され
、リバースブレーキB2はスリップ制御を経て係合状態
に制御され、シフトショックを伴うことなく滑らかにシ
フトされる。
と、該操作に基づく制御部Cの信号により前後進切換え
装置用電気モータ1は所定ドラグトルク状態のニュート
ラル位置Nの基準点0から他方向に回転し、ボールネジ
装置9の雄ネジ部9bが第1図左方向に移動して、連結
部材4の突出部4aがリバースブレーキB2の皿ばね1
4に当接してまずウェーブ部を圧縮しくU)、そして連
結部材4は更に移動し、リバースブレーキB2を係合作
動する(V)。この際も前述した前進時と同様に、基準
点0からの回転角に基づき電気モータ1が適宜制御され
、リバースブレーキB2はスリップ制御を経て係合状態
に制御され、シフトショックを伴うことなく滑らかにシ
フトされる。
一方、シフトレバ−がDレンジにあり、かつ車輌が低速
状態にある場合、低高速モード切換え装置用電気モータ
2は、前述と同様に所定トラフトルクを発生し、ボール
ネジ装置10の雄ネジ部10bが戻し周器ばね20に抗
して所定スラスト力を発生した中立位置の基準点にある
。この状態にあっては、ハイクラッチC2及びローコー
ストルリバースブレーキB1は共に解放状態にあり、口
−ワンウェイクラッチFのみが作動状態にある。
状態にある場合、低高速モード切換え装置用電気モータ
2は、前述と同様に所定トラフトルクを発生し、ボール
ネジ装置10の雄ネジ部10bが戻し周器ばね20に抗
して所定スラスト力を発生した中立位置の基準点にある
。この状態にあっては、ハイクラッチC2及びローコー
ストルリバースブレーキB1は共に解放状態にあり、口
−ワンウェイクラッチFのみが作動状態にある。
そして、車輌が所定高速状態になると、制御部Cの信号
により電気モータ2は基準点から一方向に回動して、ボ
ールネジ装置10の雄ネジ部10bを(他方の連結部材
8を介して)一方の連結部材7に当接し、戻し周器ばね
20と作動用皿ばね24との差に抗して該連結部材7を
第1図左方向に移動する。すると、作動用皿ばね24が
ハイクラッチC2に対して作用し、該クラッチC2を係
合する。該クラッチC2が完全に係合した状態にて、電
磁ブレーキがオンして電気モータ2を該位置に保持して
、入力軸60の回転がベルト式無段変速装置31及びト
ランスファー装置80にて出力部材70に伝達される高
速モードHとなる。なお、車輌が低速状態又は加速状態
になると、電気モータ2は電磁クラッチがオフして解放
されると共に逆回転して中立位置基準点に戻る。
により電気モータ2は基準点から一方向に回動して、ボ
ールネジ装置10の雄ネジ部10bを(他方の連結部材
8を介して)一方の連結部材7に当接し、戻し周器ばね
20と作動用皿ばね24との差に抗して該連結部材7を
第1図左方向に移動する。すると、作動用皿ばね24が
ハイクラッチC2に対して作用し、該クラッチC2を係
合する。該クラッチC2が完全に係合した状態にて、電
磁ブレーキがオンして電気モータ2を該位置に保持して
、入力軸60の回転がベルト式無段変速装置31及びト
ランスファー装置80にて出力部材70に伝達される高
速モードHとなる。なお、車輌が低速状態又は加速状態
になると、電気モータ2は電磁クラッチがオフして解放
されると共に逆回転して中立位置基準点に戻る。
また、シフトレバ−をRレンジ(又はSレンジ)に操作
した場合、低高速切換え装置用電気モータ2は中立位置
基準点から他方向に回転し、雄ネジ部10bを第1図右
方向に移動して、連結部材8の突出部8aをローコース
トルリバースブレーキBlの皿ばね18に当接し、該ブ
レーキB1を係止作動する。そして、該ブレーキB1が
完全に係止した状態にて電磁ブレーキをオンして電気モ
ータ2を保持する。
した場合、低高速切換え装置用電気モータ2は中立位置
基準点から他方向に回転し、雄ネジ部10bを第1図右
方向に移動して、連結部材8の突出部8aをローコース
トルリバースブレーキBlの皿ばね18に当接し、該ブ
レーキB1を係止作動する。そして、該ブレーキB1が
完全に係止した状態にて電磁ブレーキをオンして電気モ
ータ2を保持する。
また、シフトレバ−がSレンジ状態にあり、かつ車輌が
所定高速状態になると、電気モータ2は、電磁ブレーキ
を解放すると共に逆方向に回転し、ローコーストルリバ
ースブレーキB1を解放し、更にハイクラッチC1を係
合する。この際も、前述と同様に、電気モータ2は基準
点からの回転角に基づききめ細かく制御され、ローコー
ストルリバースブレーキB1がスリップ制御を経て滑ら
かに制御され、更にハイクラッチC2がスリップ制御さ
れてシフトショックを伴うことなく滑らかに係合する。
所定高速状態になると、電気モータ2は、電磁ブレーキ
を解放すると共に逆方向に回転し、ローコーストルリバ
ースブレーキB1を解放し、更にハイクラッチC1を係
合する。この際も、前述と同様に、電気モータ2は基準
点からの回転角に基づききめ細かく制御され、ローコー
ストルリバースブレーキB1がスリップ制御を経て滑ら
かに制御され、更にハイクラッチC2がスリップ制御さ
れてシフトショックを伴うことなく滑らかに係合する。
また、本実施例は、流体継手101、ベルト式無段変速
装置7、デュアルプラネタリギヤ機構からなる前後進切
換え装置3、及び低高速モード切換え装置を組合わせた
自動無段変速機Aに本発明を適用したものについて説明
したが、これに限らず、流体トルクコンバータ、前後進
切換え装置及びベルト式無段変速装置を組合せた無段変
速機における前後進切換え装置にも同様に適用できるこ
とは勿論であり、更に他の変速機等における摩擦係合装
置用アクチュエータにも適用し得る。
装置7、デュアルプラネタリギヤ機構からなる前後進切
換え装置3、及び低高速モード切換え装置を組合わせた
自動無段変速機Aに本発明を適用したものについて説明
したが、これに限らず、流体トルクコンバータ、前後進
切換え装置及びベルト式無段変速装置を組合せた無段変
速機における前後進切換え装置にも同様に適用できるこ
とは勿論であり、更に他の変速機等における摩擦係合装
置用アクチュエータにも適用し得る。
(ト)発明の詳細
な説明したように、本発明によると、戻し用ばね手段(
19)、(20)に抗してトルク−スラスト変換機構(
9)、(10)が所定スラスト力を生じるようにトルク
発生機構(1)、(2)に所定ドラグトルクを発生する
中立位置制御手段(E)を設けたので、トルク−スラス
ト変換機構(9)、(10)の可動部(9b)、(10
b)を中立位置基準点に安定保持することができ、中立
位置においてブレーキ又はクラッチに引きずりトルクを
生ずることを確実に防止し、摩擦係合装置の発熱を防止
して耐久性を向上すると共に、伝達効率の低下をも防止
でき、更に制御遅れのない安定した制御を行うことがで
きる。
19)、(20)に抗してトルク−スラスト変換機構(
9)、(10)が所定スラスト力を生じるようにトルク
発生機構(1)、(2)に所定ドラグトルクを発生する
中立位置制御手段(E)を設けたので、トルク−スラス
ト変換機構(9)、(10)の可動部(9b)、(10
b)を中立位置基準点に安定保持することができ、中立
位置においてブレーキ又はクラッチに引きずりトルクを
生ずることを確実に防止し、摩擦係合装置の発熱を防止
して耐久性を向上すると共に、伝達効率の低下をも防止
でき、更に制御遅れのない安定した制御を行うことがで
きる。
また、前記ドラグトルクに基づく中立位置を基準点とし
てトルク発生機構(1)、(2)の回転位置を制御する
ので、常に安定した制御位置による精度の高いアクチュ
エータ制御を行うことかでき、摩擦係合装置のスリップ
制御を含むきめ細かい制御が可能となり、シフトショッ
クを減少した滑らかなシフト操作を行うことができる。
てトルク発生機構(1)、(2)の回転位置を制御する
ので、常に安定した制御位置による精度の高いアクチュ
エータ制御を行うことかでき、摩擦係合装置のスリップ
制御を含むきめ細かい制御が可能となり、シフトショッ
クを減少した滑らかなシフト操作を行うことができる。
また、リバースブレーキ(B2)及びフォワードクラッ
チ(C1)を有する前後進切換え装置用アクチュエータ
(lla)に適用すると、フォワードクラッチ(C1)
に作用する戻し用ばね手段(19)に抗した位置に中立
位置を設定でき、使用頻度の高いフォワードクラッチ(
C1)の操作を素早く行うことができる。
チ(C1)を有する前後進切換え装置用アクチュエータ
(lla)に適用すると、フォワードクラッチ(C1)
に作用する戻し用ばね手段(19)に抗した位置に中立
位置を設定でき、使用頻度の高いフォワードクラッチ(
C1)の操作を素早く行うことができる。
また、ローコーストルリバースブレーキ(B1)及びハ
イクラッチ(C2)を有する低高速モード切換え装置に
適用すると、ハイクラッチ(C2)に作用する戻し用ば
ね手段(20)に抗した位置に中立位置を設定でき、使
用頻度の高いハイクラッチ(C2)の操作を素早く行う
ことができる。
イクラッチ(C2)を有する低高速モード切換え装置に
適用すると、ハイクラッチ(C2)に作用する戻し用ば
ね手段(20)に抗した位置に中立位置を設定でき、使
用頻度の高いハイクラッチ(C2)の操作を素早く行う
ことができる。
第1図は本発明に係る摩擦係合装置用アクチュエータを
示す断面図、第2図は該摩擦係合装置用アクチュエータ
を適用した自動無段変速機を示す全体断面図、第3図は
該自動変速機の概略を示す概略図、第4図はその各ポジ
ションにおける各要素の作動を示す図、第5図は無段変
速機のメイン処理を示すフロー図、第6図は前後進切換
え装置用及び低高速モード切換え装置用の電気モータの
イニシャル処理を示すフロー図である。また、第7図は
前後進切換え装置におけるアクチュエータストロークと
発生スラスト力の関係を示す図である。そして、第8図
は本出願人が既に提案(未公開)した摩擦係合装置用ア
クチュエータを示す断面図である。 5・・・動力伝達装置(低高速モード切換え装置)、4
.6,8.7・・・連結手段(連結部材)9.10・・
・トルク−スラスト力変換機構(ボールネジ装置)
9b、10b・・・可動部(雄ネジ部)、 15
・・・トルク伝達装置、 19゜20・・・戻しばね手
段(皿ばね) B2.C1・・・摩擦係合装置(
リバースブレーキ、フォワードクラッチ) Bl
、C2・・・摩擦係合装置(ローコーストルリバースブ
レーキ、ハイクラッチ) C・・・制御部 E
・・・中立位置制御手段
示す断面図、第2図は該摩擦係合装置用アクチュエータ
を適用した自動無段変速機を示す全体断面図、第3図は
該自動変速機の概略を示す概略図、第4図はその各ポジ
ションにおける各要素の作動を示す図、第5図は無段変
速機のメイン処理を示すフロー図、第6図は前後進切換
え装置用及び低高速モード切換え装置用の電気モータの
イニシャル処理を示すフロー図である。また、第7図は
前後進切換え装置におけるアクチュエータストロークと
発生スラスト力の関係を示す図である。そして、第8図
は本出願人が既に提案(未公開)した摩擦係合装置用ア
クチュエータを示す断面図である。 5・・・動力伝達装置(低高速モード切換え装置)、4
.6,8.7・・・連結手段(連結部材)9.10・・
・トルク−スラスト力変換機構(ボールネジ装置)
9b、10b・・・可動部(雄ネジ部)、 15
・・・トルク伝達装置、 19゜20・・・戻しばね手
段(皿ばね) B2.C1・・・摩擦係合装置(
リバースブレーキ、フォワードクラッチ) Bl
、C2・・・摩擦係合装置(ローコーストルリバースブ
レーキ、ハイクラッチ) C・・・制御部 E
・・・中立位置制御手段
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、動力伝達装置に介在する少なくとも2個の摩擦係合
装置を、制御部からの電気信号に基づき制御する摩擦係
合装置用アクチュエータであって、 電気エネルギをトルクに変換するトルク発 生機構と、 該トルク発生機構にて発生したトルクをス ラスト力に変換するトルク−スラスト力変換機構と、 該1個のトルク−スラスト力変換機構の異 なる方向のスラスト力をそれぞれ前記別個の摩擦係合装
置に作用する連結手段と、 該連結手段を中立位置に付勢する戻し用ば ね手段と、 そして前記トルク発生機構への電気エネル ギ供給状態における中立状態において、前記戻し用ばね
手段に抗して前記トルク−スラスト力変換機構が所定ス
ラスト力を生じるように前記トルク発生機構に所定ドラ
グトルクを発生する中立位置制御手段と、を備えてな る、 摩擦係合装置用アクチュエータの制御装 置。 2、前記トルク発生機構が所定ドラグトルクを生じる点
を中立位置と設定し、該中立位置を基準として前記トル
ク発生機構を制御してなる、 請求項1記載の摩擦係合装置用アクチュエ ータの制御装置。 3、前記摩擦係合装置用アクチュエータが、リバースブ
レーキ及びフォワードクラッチを有する前後進切換え装
置であって、 該フォワードクラッチに、該クラッチが係 合する方向に付勢するばね手段を作用し、かつ前記戻し
用ばね手段が該ばね手段に対抗する強い付勢力を有する
、 請求項1記載の摩擦係合装置用アクチュエ ータの制御装置。 4、前記摩擦係合装置用アクチュエータが、ローコース
ト&リバースブレーキ及びハイクラッチを有する低高速
モード切換え装置であって、 該ハイクラッチに、該クラッチが係合する 方向に付勢するばね手段を作用し、かつ前記戻し用ばね
手段が該ばね手段に対抗する強い付勢力を有する、 請求項1記載の摩擦係合装置用アクチュエ ータの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33126188A JP2919844B2 (ja) | 1988-12-30 | 1988-12-30 | 摩擦係合装置用アクチュエータの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33126188A JP2919844B2 (ja) | 1988-12-30 | 1988-12-30 | 摩擦係合装置用アクチュエータの制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02180370A true JPH02180370A (ja) | 1990-07-13 |
JP2919844B2 JP2919844B2 (ja) | 1999-07-19 |
Family
ID=18241712
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33126188A Expired - Fee Related JP2919844B2 (ja) | 1988-12-30 | 1988-12-30 | 摩擦係合装置用アクチュエータの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2919844B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007522421A (ja) * | 2004-02-16 | 2007-08-09 | アヤツ ジュアン ラモン ゴマ | ギア比連続可変型変速機構 |
-
1988
- 1988-12-30 JP JP33126188A patent/JP2919844B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007522421A (ja) * | 2004-02-16 | 2007-08-09 | アヤツ ジュアン ラモン ゴマ | ギア比連続可変型変速機構 |
JP4829129B2 (ja) * | 2004-02-16 | 2011-12-07 | アヤツ ジュアン ラモン ゴマ | ギア比連続可変型変速機構 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2919844B2 (ja) | 1999-07-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2971071B2 (ja) | 摩擦係合装置用アクチュエータ | |
EP1544508B1 (en) | Multi-speed transmission | |
JPH02292570A (ja) | 変速操作装置 | |
KR100196309B1 (ko) | 자동차용 변속장치 | |
US5004082A (en) | Starting device of an automatic transmission for vehicle | |
KR102228710B1 (ko) | 차량을 위한 동력 전달 장치 | |
EP3690284A1 (en) | Vehicle power transmission device | |
JP2020193660A (ja) | 車両用動力伝達装置 | |
JPH02180370A (ja) | 摩擦係合装置用アクチュエータの制御装置 | |
JPH03204443A (ja) | 無段変速機の制御方式 | |
JPH1078052A (ja) | 駆動力制御装置 | |
JP2749089B2 (ja) | 無段変速機 | |
JPH02180375A (ja) | 摩擦係合装置用アクチュエータ | |
JP2020063816A (ja) | 車両用動力伝達装置 | |
JPH02180372A (ja) | 摩擦係合装置用アクチュエータ | |
JP2744038B2 (ja) | ベルト式無段変速装置 | |
JPH02180373A (ja) | 摩擦係合装置用アクチュエータ | |
JP3036761B2 (ja) | 自動変速機 | |
JPH02180374A (ja) | 摩擦係合装置用アクチュエータ | |
JP3002474B2 (ja) | 自動変速機における摩擦クラッチ操作装置 | |
JP3168906B2 (ja) | クラッチ装置 | |
JPH02180336A (ja) | ベルト式無段変速装置 | |
JPH02176243A (ja) | 無段変速機 | |
JP2705027B2 (ja) | 無段変速機 | |
JP4198304B2 (ja) | 自動変速機のクリープ走行制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |