JPH0217956Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0217956Y2
JPH0217956Y2 JP1984019616U JP1961684U JPH0217956Y2 JP H0217956 Y2 JPH0217956 Y2 JP H0217956Y2 JP 1984019616 U JP1984019616 U JP 1984019616U JP 1961684 U JP1961684 U JP 1961684U JP H0217956 Y2 JPH0217956 Y2 JP H0217956Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiper
opening
bonnet
wiper cover
cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984019616U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60131451U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1961684U priority Critical patent/JPS60131451U/ja
Publication of JPS60131451U publication Critical patent/JPS60131451U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0217956Y2 publication Critical patent/JPH0217956Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Superstructure Of Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、自動車のフロントガラスとボンネツ
ト後端縁間に形成された開口部に、フロントワイ
パーを収納自在とすると共に、該開口部をワイパ
ーカバーで開閉自在に施蓋するよう構成されたコ
ンシールドワイパー収納装置に関する。
〈従来技術〉 コンシールドワイパー収納装置として、実開昭
57−158553号公報に記載されたものが公知であ
る。この従来技術によれば、ボンネツト後端縁と
フロントガラス間に形成されたワイパー収納用開
口部にワイパーカバーが開閉自在に設けられ、該
ワイパーカバーには開口部の全閉時にモールデイ
ングに接当してモールデイングとカバーとの間隙
を塞ぐリツプが設けられている。このリツプは、
ワイパーカバーが開口部を全閉したとき、カバー
とモールデイング間の間隙を閉塞して開口部内へ
の雪の侵入を防止するものであつた。
しかし、上記従来のものは、モールデイングと
ワイパーカバーとが、リツプを介して接当してい
るため、両者間において雨水等が凍結してカバー
の作動不良を生じさせるおそれがあつた。また、
ボンネツトを閉じるとき、その衝撃力がリツプを
介してワイパーカバーに伝達され、カバーの開閉
装置及び駆動装置を損傷させるおそれがあつた。
〈考案の目的〉 本考案の第1の目的は、ワイパーカバーにレイ
ンレールを設けることにより、開口部内に設けら
れたワイパーカバー開閉装置及びその駆動装置
に、雨水がかからないようにし、それらの装置の
凍結による作動不良を防止することにある。
本考案の第2の目的は、レインレールとボンネ
ツトの接触を防止して、両者間において凍結が生
じないようにし、ワイパーカバーの円滑な作動を
確保することにある。
本考案の第3の目的は、ボンネツト閉塞時のボ
ンネツト落下衝撃力が、ワイパーカバー開閉装置
等に伝達しないようにして、それらの装置の破損
の防止を図ることにある。
〈考案の構成〉 本考案が前記目的を達成するために採用した構
成は、フロントガラスとボンネツト後端縁間に形
成された開口部内にフロントワイパーを収納し、
該開口部をワイパーカバーで開閉自在に施蓋し、
該ワイパーカバーの開閉装置及びその駆動装置を
ボンネツト後端縁下方のワイパーカバー前端部近
傍に配置したコンシールドワイパー収納装置にお
いて、 前記ワイパーカバーの前端部はボンネツト後端
部の下方に位置し、該ワイパーカバーの前端部
に、ボンネツトとワイパーカバー間の間隙から侵
入する雨水が前記ワイパーカバーの開閉装置及び
駆動装置にかかるのを阻止すべく該雨水を受け止
めて左右側方へ排出するレインレールがワイパー
カバーの左右方向にわたつて上方突出状に設けら
れ、該レインレールとボンネツトインナ間は接触
することなく所定間隙が形成されている点にあ
る。
〈考案の作用〉 本考案のコンシールドワイパー収納装置によれ
ば、ワイパーカバーの前端部にその左右方向にわ
たつて上方突出状のレインレールが設けられてい
るので、ボンネツトとワイパーカバー間から侵入
する雨水は、レインレールにより受け止められ、
左右側方に排出される。従つて、ワイパーカバー
の前端部近傍に設けられる該カバーの開閉装置及
び駆動装置に雨水がかかることがない。
上記レインレールとボンネツトインナ間は接触
することなく所定間隙が形成されているので、両
者間において雨水が凍結し、ワイパーカバーの作
動不良を生じることがない。
またレインレールとボンネツトインナとが所定
間隙を有しているので、ボンネツトを閉じるとき
のボンネツトの落下衝撃力がワイパーカバーに作
用することがなくなる。
〈実施例〉 第1〜3図に本考案の実施例を示す。同図にお
いて、1は乗用車のボンネツトであり、該ボンネ
ツト1はエンジンルーム2の上方を開閉自在に被
覆している。ボンネツト1の後端縁とフロントガ
ラス3間には所定間隙を有する開口部4が形成さ
れている。
開口部4下方にはカウルボツクス5が設けら
れ、該カウルボツクス5の後壁6上端に前記フロ
ントガラス3がパツキング7を介して支持されて
いる。この後壁6にはフロントワイパー8の回動
駆動軸等が支持されている。このフロントワイパ
ー8は、前記開口部4から出没自在にフロントガ
ラス3を払拭する。ワイパー不使用時、該フロン
トワイパー8は開口部4からカウルボツクス5内
に収納される。この収納された状態において、前
記開口部4を開閉自在に閉塞するワイパーカバー
9が設けられている。
上記ワイパーカバー9は、ワイパー不使用時は
開口部4を閉じ、雪等がカウルボツクス5内に積
もらないようにし、ワイパー8の凍結による作動
不良を防止するものである。ワイパー使用時は、
開口部4を開き、該開口部4からフロントワイパ
ー8を進退動可能にする。従つて、ワイパーカバ
ー9は開口部4を閉塞できるだけの大きさを有す
るパネルから形成され、かつ開口部閉塞時、その
前端部はボンネツト1の下方に入り込んでいる。
上記ワイパーカバー9の前端部上面に、左右方
向全長にわたり、ゴム等から成るレインレール1
0が上方突出状に設けられている。このレインレ
ール10は、ワイパーカバー9の開口部4閉塞
時、ボンネツト1の後端縁とワイパーカバー9間
の間隙11より侵入してくる雨水を受け止め、左
右側方へ排出するものである。従つて、ワイパー
カバー9とボンネツト1間には所定の間隙11を
有し、かつ、レインレール10とボンネツトイン
ナ1a間にも所定間隙12が形成されている。即
ち、開口部4閉塞時及び開放時いずれであつて
も、ボンネツト1とワイパーカバー9及びボンネ
ツト1とレインレール10間は接触することがな
いよう構成されている。
前記ワイパーカバー9の開閉を行なう開閉装置
13及びその駆動装置14が、ワイパーカバー9
の前端縁近傍に設けられている。
すなわち、カウルボツクス5の前部には一段高
くなつた高台部15が形成され、該高台部15に
ガイドブラケツトベース16が載置固定され、該
ベース16上に開閉装置13、駆動装置14が設
けられている。このベース16の前端部は立壁部
17に形成され、その上端にクツシヨン18が嵌
着され、該クツシヨン18にボンネツトインナ1
aが接離自在に接当している。ガイドブラケツト
ベース16の後端部はコーミング等により立壁部
19に形成され、雨水等がガイドブラケツトベー
ス16に侵入するのを防止している。
前記開閉装置13は、ガイドブラケツトベース
16の左右両側に、前後方向に沿つて平行配置さ
れた左右一対のガイドレール20を有する。ガイ
ドレール20にスライダー21が前後方向移動自
在に嵌合している。スライダー21の前後両端部
の側面にカムピン22が左右外方に向つて突設さ
れている。
一方、前記ワイパーカバー9の下面にはカバー
パネルインナ23が固着され、該インナ23の下
端にブラケツト24を介してカム25が固着され
ている。カム25の前後両端部に一対のカム溝2
6が開設され該カム溝26に前記カムピン22が
相対移動自在に嵌合している。カム溝26は前方
に至るに従い上方に向うよう傾斜した溝に形成さ
れている。
前記ブラケツト24にストツパーピン27が左
右方向に沿つて突設され、該ピン27の前面に、
その後面が係合するストツパー28がガイドレー
ル20に突設されている。ストツパー28はピン
27を垂直方向の所定範囲にわたつて前方移動を
防止する。しかしストツパー28の下端部にはピ
ン27の前方移動を許容する逃し部が設けられて
いる。
29はスライダー21の前方移動限界ストツパ
ーであり、30はカム25の後方移動限界ストツ
パーであり、共にガイドレール20に固着されて
いる。
前記開閉装置13を駆動させる駆動装置14も
ガイドブラケツトベース16上に記けられてい
る。該駆動装置14はモーター31と、モータ3
1により駆動されるウオームホイール32を有
し、該ホイール32にプツシユプルケーブル33
が噛合している。このケーブル33は前記スライ
ダー21に連結されている。
次にワイパーカバー9の開閉動作を説明する。
開口部4の閉塞状態からの開放動作は、まず駆動
装置14によりプツシユプルケーブル33を介し
てスライダー21を前方移動させる。スライダー
21の前方移動により、カムピン22に係合した
カム25も同行して前方移動しようとするが、ス
トツパー28とストツパーピン27の係合により
カム25の前方移動は防止される。従つて、カム
ピン22とカム溝26の相対移動が生じ、カム2
5が下降し、該カム25の下降によりワイパーカ
バー9が下降する。この下降が所定量に達する
と、ストツパー28とストツパーピン27との係
合が解除され、以後カム25はスライダー21に
同行して前方移動する。しかしてワイパーカバー
9も前方移動して開口部4を開放する。
逆にワイパーカバー9を閉じるには、駆動装置
14によりスライダー21を後方へ移動させる
と、カム25も同行して後方へ移動し、後部スト
ツパー30に係合して後方移動が停止するまで移
動する。更にスライダー21を後方移動させれ
ば、カム溝26とカムピン22との相対移動が生
じ、カム25は上昇し、それによりワイパーカバ
ー9は開口部4を閉じる。
上記構成の本考案の実施例によれば、レインレ
ール10により侵入してきた雨水は左右側方へ排
出されるので、ワイパーカバー9の開閉装置13
及び駆動装置14をぬらすことがなく、従つて、
それらの凍結事故も生じない。
レインレール10とボンネツト1とは所定間隔
12を有しているので、両者間において凍結は生
じることがない。更に、上記所定間隙12を設け
ることにより、ボンネツト1の閉じる時の落下衝
撃力がワイパーカバー9に作用することがなく、
開閉装置等を破損するおそれがない。
尚、第4,5図に示すものは、レインレール1
0の変形例を示す。レインレール10の形状はそ
の他任意のものであつてよい。またレインレール
10はワイパーカバー8の左右方向全長にわたつ
て設ける必要がなく、少なくとも、カバーの開閉
装置13及び駆動装置14に雨水がかからないよ
う、それらに対応した位置に左右方向にわたつて
設けられていればよい。
〈考案の効果〉 本考案によれば、ボンネツトとワイパーカバー
の間から侵入する雨水がワイパーカバーの前端部
近傍に位置する開閉装置及びその駆動装置にかか
らないようにワイパーカバー前端部に設けたレイ
ンレールで該雨水を受け止めて左右側方に排出さ
せることにより、前記開閉装置及び駆動装置の凍
結による作動不良を防止できるものであり、且
つ、レインレールとボンネツトインナ間に所定間
隙が形成されていて、ワイパーカバーとボンネツ
ト間の凍結による開閉動作不良を防止できると共
に、ボンネツトを閉める時の衝撃力をワイパーカ
バーの開閉装置及び駆動装置に伝達することによ
るそれらの装置の破損を防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示し、第1図は乗用車の
斜視図、第2図は平面図、第3図は第2図−
線断面図、第4及び5図はレインレールのその他
の形状を示す断面図である。 1……ボンネツト、1a……ボンネツトイン
ナ、3……フロントガラス、4……開口部、8…
…フロントワイパー、9……ワイパーカバー、1
0……レインレール、12……間隙。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 フロントガラスとボンネツト後端縁間に形成さ
    れた開口部内にフロントワイパーを収納し、該開
    口部をワイパーカバーで開閉自在に施蓋し、該ワ
    イパーカバーの開閉装置及びその駆動装置をボン
    ネツト後端縁下方のワイパーカバー前端部近傍に
    配置したコンシールドワイパー収納装置におい
    て、 前記ワイパーカバーの前端部はボンネツト後端
    部の下方に位置し、該ワイパーカバーの前端部
    に、ボンネツトとワイパーカバー間の間隙から侵
    入する雨水が前記ワイパーカバーの開閉装置及び
    駆動装置にかかるのを阻止すべく該雨水を受け止
    めて左右側方へ排出するレインレールがワイパー
    カバーの左右方向にわたつて上方突出状に設けら
    れ、該レインレールとボンネツトインナ間は接触
    することなく所定間隙が形成されていることを特
    徴とするコンシールドワイパー収納装置。
JP1961684U 1984-02-13 1984-02-13 コンシ−ルドワイパ−収納装置 Granted JPS60131451U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1961684U JPS60131451U (ja) 1984-02-13 1984-02-13 コンシ−ルドワイパ−収納装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1961684U JPS60131451U (ja) 1984-02-13 1984-02-13 コンシ−ルドワイパ−収納装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60131451U JPS60131451U (ja) 1985-09-03
JPH0217956Y2 true JPH0217956Y2 (ja) 1990-05-21

Family

ID=30509351

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1961684U Granted JPS60131451U (ja) 1984-02-13 1984-02-13 コンシ−ルドワイパ−収納装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60131451U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5767875U (ja) * 1980-10-13 1982-04-23

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60131451U (ja) 1985-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4763945A (en) Tailgate track mat
JPH0137289Y2 (ja)
US20230061847A1 (en) Vehicle tailgate with integrated collapsible door
JPH0139221Y2 (ja)
JPH0217956Y2 (ja)
JP4101360B2 (ja) 乗り物用オープンルーフ構造
JPH0120087B2 (ja)
JPH04124514U (ja) サンルーフ装置のフレーム構造
US9016776B2 (en) Device for closing off an opening provided in the roof of a motor vehicle and which is capable of being placed in a partially closed off position
JPH0139220Y2 (ja)
CN209904758U (zh) 一种操纵台
JPH0532178A (ja) 移動車輌ルーフの雨滴排出案内装置
JPS6347165Y2 (ja)
JP3810970B2 (ja) サンルーフ装置
JP3830210B2 (ja) サンルーフ装置
JPH0131573Y2 (ja)
JPS603245Y2 (ja) 車輌のスライド式ドア格納装置
JP3810973B2 (ja) サンルーフ装置
JPS6222433Y2 (ja)
JPS6212761Y2 (ja)
JPH0131572Y2 (ja)
CA1141236A (en) Sliding door, especially for train cars and buses
JPH0416784Y2 (ja)
JPH0242483Y2 (ja)
JPS5827891Y2 (ja) トラツク荷台の側煽