JPH0217777Y2 - - Google Patents
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- JPH0217777Y2 JPH0217777Y2 JP1981123088U JP12308881U JPH0217777Y2 JP H0217777 Y2 JPH0217777 Y2 JP H0217777Y2 JP 1981123088 U JP1981123088 U JP 1981123088U JP 12308881 U JP12308881 U JP 12308881U JP H0217777 Y2 JPH0217777 Y2 JP H0217777Y2
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Landscapes
- Wire Processing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、0.02〜0.1mm程度の巾寸法を有する
金属繊維であり、家庭用及び工業用の金属タワシ
に用いられるスチールウール又は自動車のブレー
キパツドに使用される石綿の代替品としてのウー
ルフアイバー(スチールウールを細かく切断した
もの)の原料となるスチールウールを製造するス
チールウール切削装置に関する。
金属繊維であり、家庭用及び工業用の金属タワシ
に用いられるスチールウール又は自動車のブレー
キパツドに使用される石綿の代替品としてのウー
ルフアイバー(スチールウールを細かく切断した
もの)の原料となるスチールウールを製造するス
チールウール切削装置に関する。
スチールウールは通常6.4〜8.0mmφの低炭素鋼
線材を3mmφ前後まで伸線加工したのち、波形切
刃を有するバイト装置で繊維状に切削することに
よつて製造される。このようなスチールウール切
削装置としては、第7図乃至第9図に示されるも
のが知られている。
線材を3mmφ前後まで伸線加工したのち、波形切
刃を有するバイト装置で繊維状に切削することに
よつて製造される。このようなスチールウール切
削装置としては、第7図乃至第9図に示されるも
のが知られている。
第7図において、サプライスタンド51から繰
り出される線材52は矯正ローラ53で曲がりや
くせ等が取り除かれる。ついで、線材52は回転
ロール54,55の間を数十回巻回され、第7図
のAA部斜視図である第8図に示すような並走線
材56を形成する。この並走線材56は、第8図
のBB線断面図である第9図に示されるように、
各並走線材56を保持する複数の溝57を有する
固定当金58で支持されている。そして、この固
定当金58の反対側には第9図の拡大図に示され
る多数の切刃71を有する波形切刃59が設けら
れ、並走線材56を切削する。この波形切刃59
を先端に保持するバイト装置60の多数(第7図
示例では13組)が並走線材56の走行方向に沿つ
て直列配置されている。また、この各バイト装置
60には、その波形切刃59の切刃が互いに重な
らないように切削位置がずらされて取付けられて
いる。そして、これらのバイト装置60全体が共
通の可動板61に固定されている。そして、波形
切刃59で繊維状に切削されたスチールウール6
2はスチールウール巻取機63に巻き取られる。
また、削り残りの線材64は送りローラ65を経
てワイヤ巻取機66に巻き取られる。
り出される線材52は矯正ローラ53で曲がりや
くせ等が取り除かれる。ついで、線材52は回転
ロール54,55の間を数十回巻回され、第7図
のAA部斜視図である第8図に示すような並走線
材56を形成する。この並走線材56は、第8図
のBB線断面図である第9図に示されるように、
各並走線材56を保持する複数の溝57を有する
固定当金58で支持されている。そして、この固
定当金58の反対側には第9図の拡大図に示され
る多数の切刃71を有する波形切刃59が設けら
れ、並走線材56を切削する。この波形切刃59
を先端に保持するバイト装置60の多数(第7図
示例では13組)が並走線材56の走行方向に沿つ
て直列配置されている。また、この各バイト装置
60には、その波形切刃59の切刃が互いに重な
らないように切削位置がずらされて取付けられて
いる。そして、これらのバイト装置60全体が共
通の可動板61に固定されている。そして、波形
切刃59で繊維状に切削されたスチールウール6
2はスチールウール巻取機63に巻き取られる。
また、削り残りの線材64は送りローラ65を経
てワイヤ巻取機66に巻き取られる。
ところで、回転ロール54,55は共通駆動源
67からそれぞれ減速機68,70を介して駆動
されており、その軸間距離は一定であつた。した
がつて、並走線材56の張力は主として矯正ロー
ラ53の抵抗と送りローラ65の引つ張りの程度
によつて決まるようになつていた。また、バイト
装置60の削り量は、第8図示のように、波形切
刃59のすくい角α又はバイト装置60への荷重
W等の調整によつて行われる。この荷重Wは、第
7図示のように、共通の可動板61により負荷さ
れるようになつている。なお、バイト装置60に
おける波形切刃59は上下調整が可能となつてい
る(第7図において、並走線材56の切込量に応
じて、回転ロール54側のバイト装置60より回
転ロール55側のバイト装置60を順次下げてお
く必要がある)。さらに、バイト装置60におけ
る波形切刃59はその巾方法に傾斜可能となつて
いる(第9図において、左側の線材は削り残りで
薄く右側は削り始めで厚いので、その差に応じて
波形切刃59を傾斜させておく必要がある)。
67からそれぞれ減速機68,70を介して駆動
されており、その軸間距離は一定であつた。した
がつて、並走線材56の張力は主として矯正ロー
ラ53の抵抗と送りローラ65の引つ張りの程度
によつて決まるようになつていた。また、バイト
装置60の削り量は、第8図示のように、波形切
刃59のすくい角α又はバイト装置60への荷重
W等の調整によつて行われる。この荷重Wは、第
7図示のように、共通の可動板61により負荷さ
れるようになつている。なお、バイト装置60に
おける波形切刃59は上下調整が可能となつてい
る(第7図において、並走線材56の切込量に応
じて、回転ロール54側のバイト装置60より回
転ロール55側のバイト装置60を順次下げてお
く必要がある)。さらに、バイト装置60におけ
る波形切刃59はその巾方法に傾斜可能となつて
いる(第9図において、左側の線材は削り残りで
薄く右側は削り始めで厚いので、その差に応じて
波形切刃59を傾斜させておく必要がある)。
従来のスチールウール切削装置は、送りローラ
65で線材に張力を付与しており、回転ロール5
4,55間の並走線材56の各々に張力のばらつ
きがあるという問題点を有していた。この張力の
ばらつきがあると線材が回転し所定形状のスチー
ルウールにならない。この現象を第5図及び第6
図により説明する。すなわち、スチールウールの
製品としての価値は弾力性であり、この弾力性を
支配する要因としては鋼種を別にすると、スチー
ルウールの断面形状の影響が最も大きい。第5図
に断面形状と弾性度の関係を示す如く、cで示す
断面形状に近いものが最も弾性度がすぐれてい
る。このような断面形状のものは、後に詳述する
第6図示の如く波形切刃の切刃ピツチPが1/2,
1/4とずらされて切削されることにより製造され
る。第6図は、第9図の溝57に保持された一本
の各並走線材56に対する切削過程を示してい
る。第6図は削り始めを示し、第6図→と
切削が進んでいく。なお、削り始めの各並走線材
56の表面は丸いが巨視的に見てフラツトとして
図示されている。すなわち、張力が作用した状態
で走行する各並走線材56に対し第1波形切刃5
9A、第2波形切刃59Bは同一の切込量tが与
えられ、第6図で示すようにまず表層が第1波
形切刃の切刃71により削られ、該第1波形切刃
59Aに対して1/2Pの位相のずれた第2波形切
刃59Bの切刃71より第1波形切刃59Aによ
る削り残し部分を第6図で示すように切削す
る。さらに第3波形切刃59Cは第6図,で
削り残された山状部分56Aを含んで切削するよ
うに、第6図のの状態に対し3/4P位相がずら
されており、切込量2tが付されている。第4波形
切刃59Dは第6図で削り残された部分を切削
するように第6図の状態に対し1/4P位相がず
らされており、切込量は第6図と同一である。
第5波形切刃59Eは第6図の工程と同様であ
るが、切刃の位相は第6図の状態に戻り、切込
量が3t与えられている。かようにして、順次各並
走線材56の表面を切り込んで切削し、第6図の
左に示される断面形状のスチールウールを得る。
ところで、以上の切削過程を維持するためには各
並走線材の姿勢が一定でなければならない。した
がつて、張力が不足する各並走線材においては、
各並走線材が回転して上述の如き切削にならない
(特に切削初期は線材は円形を保つているので回
転し易い)。
65で線材に張力を付与しており、回転ロール5
4,55間の並走線材56の各々に張力のばらつ
きがあるという問題点を有していた。この張力の
ばらつきがあると線材が回転し所定形状のスチー
ルウールにならない。この現象を第5図及び第6
図により説明する。すなわち、スチールウールの
製品としての価値は弾力性であり、この弾力性を
支配する要因としては鋼種を別にすると、スチー
ルウールの断面形状の影響が最も大きい。第5図
に断面形状と弾性度の関係を示す如く、cで示す
断面形状に近いものが最も弾性度がすぐれてい
る。このような断面形状のものは、後に詳述する
第6図示の如く波形切刃の切刃ピツチPが1/2,
1/4とずらされて切削されることにより製造され
る。第6図は、第9図の溝57に保持された一本
の各並走線材56に対する切削過程を示してい
る。第6図は削り始めを示し、第6図→と
切削が進んでいく。なお、削り始めの各並走線材
56の表面は丸いが巨視的に見てフラツトとして
図示されている。すなわち、張力が作用した状態
で走行する各並走線材56に対し第1波形切刃5
9A、第2波形切刃59Bは同一の切込量tが与
えられ、第6図で示すようにまず表層が第1波
形切刃の切刃71により削られ、該第1波形切刃
59Aに対して1/2Pの位相のずれた第2波形切
刃59Bの切刃71より第1波形切刃59Aによ
る削り残し部分を第6図で示すように切削す
る。さらに第3波形切刃59Cは第6図,で
削り残された山状部分56Aを含んで切削するよ
うに、第6図のの状態に対し3/4P位相がずら
されており、切込量2tが付されている。第4波形
切刃59Dは第6図で削り残された部分を切削
するように第6図の状態に対し1/4P位相がず
らされており、切込量は第6図と同一である。
第5波形切刃59Eは第6図の工程と同様であ
るが、切刃の位相は第6図の状態に戻り、切込
量が3t与えられている。かようにして、順次各並
走線材56の表面を切り込んで切削し、第6図の
左に示される断面形状のスチールウールを得る。
ところで、以上の切削過程を維持するためには各
並走線材の姿勢が一定でなければならない。した
がつて、張力が不足する各並走線材においては、
各並走線材が回転して上述の如き切削にならない
(特に切削初期は線材は円形を保つているので回
転し易い)。
さらに、スチールウール切削装置は生産性を上
げるためにバイト装置の数を増やす傾向にある
(第7図示例では13組であるが、多いものはそれ
以上となる)。したがつて、これらのバイト装置
を支持する可動板61も必然的大きくなる。その
結果、可動構造が複雑になり、並走線材に対する
押圧力が均等に作用しないという問題点も有して
いた。
げるためにバイト装置の数を増やす傾向にある
(第7図示例では13組であるが、多いものはそれ
以上となる)。したがつて、これらのバイト装置
を支持する可動板61も必然的大きくなる。その
結果、可動構造が複雑になり、並走線材に対する
押圧力が均等に作用しないという問題点も有して
いた。
本考案は、各並走線材の張力を均一且つ強力に
して、バイト装置に対する押圧力も均一にするこ
とのできるスチールウール切削装置を提供するこ
とを目的としている。
して、バイト装置に対する押圧力も均一にするこ
とのできるスチールウール切削装置を提供するこ
とを目的としている。
上記目的を達成するために、本考案のスチール
ウール切削装置は、軸心が互いに平行な一対の回
転ロール間に線材を二回以上巻回して並走線材を
形成し、該回転ロール間に並走線材を支持する当
金を配置し、該当金の反対側に並走線材の表面を
切削する波形切刃を有するバイト装置の二以上を
その波形切刃の切削位置をずらして直列配置した
スチールウール切削装置において、前記回転ロー
ルの少なくとも一方を軸間方向に移動自在とし、
該一方の回転ロールを離れる方向に移動させる付
勢手段を設け、更に前記当金を昇降自在とし、該
当金を前記波形切刃に対し押し付ける付勢手段を
設けたものである。
ウール切削装置は、軸心が互いに平行な一対の回
転ロール間に線材を二回以上巻回して並走線材を
形成し、該回転ロール間に並走線材を支持する当
金を配置し、該当金の反対側に並走線材の表面を
切削する波形切刃を有するバイト装置の二以上を
その波形切刃の切削位置をずらして直列配置した
スチールウール切削装置において、前記回転ロー
ルの少なくとも一方を軸間方向に移動自在とし、
該一方の回転ロールを離れる方向に移動させる付
勢手段を設け、更に前記当金を昇降自在とし、該
当金を前記波形切刃に対し押し付ける付勢手段を
設けたものである。
回転ロールの少なくとも一方を軸間方向に移動
可能とし、該一方の回転ロールを離れる方向に移
動させる付勢手段は、各並走線材を同一条件で引
つ張ることとなるので、各並走線材間の張力のむ
らが少なくなり各並走線材にぎりぎりの大きさの
張力が付与できる。また、当金を昇降自在とし、
該当金に前記波形切刃に対し押し付ける付勢手段
は、バイト装置全体を昇降させるのに比較して、
均一な押し付けを可能とする。そして、均一な張
力と均一な押し付けの相乗作用によつて、切削中
の各並走線材の回転が少なくなる。
可能とし、該一方の回転ロールを離れる方向に移
動させる付勢手段は、各並走線材を同一条件で引
つ張ることとなるので、各並走線材間の張力のむ
らが少なくなり各並走線材にぎりぎりの大きさの
張力が付与できる。また、当金を昇降自在とし、
該当金に前記波形切刃に対し押し付ける付勢手段
は、バイト装置全体を昇降させるのに比較して、
均一な押し付けを可能とする。そして、均一な張
力と均一な押し付けの相乗作用によつて、切削中
の各並走線材の回転が少なくなる。
以下本考案を図示の実施例に基いて詳細に説明
する。
する。
第1図はスチールウール切削装置の正面図、第
2図は第1図のA−A線断面図、第3図は第1図
のB−B線断面図、第4図はバイト装置を示す図
である。
2図は第1図のA−A線断面図、第3図は第1図
のB−B線断面図、第4図はバイト装置を示す図
である。
第1図において、スチールウール切削装置は、
基台1に軸支された回転ロール3と、基台1に対
して摺動可能なスライド架台4に軸支され回転ロ
ール3と軸心が平行な回転ロール5と、基台1に
立設された固定枠6に設けられた当金7及び当金
7の反対側に配置されたバイト装置8とを主要構
成部品としている。なお、9は線材2を供給する
サプライドラム、10は線材2の曲がりやくせを
矯正する矯正ローラ、11は削り残りの線材12
を巻取る巻取ドラム、13はスチールウール20
の巻取装置である。
基台1に軸支された回転ロール3と、基台1に対
して摺動可能なスライド架台4に軸支され回転ロ
ール3と軸心が平行な回転ロール5と、基台1に
立設された固定枠6に設けられた当金7及び当金
7の反対側に配置されたバイト装置8とを主要構
成部品としている。なお、9は線材2を供給する
サプライドラム、10は線材2の曲がりやくせを
矯正する矯正ローラ、11は削り残りの線材12
を巻取る巻取ドラム、13はスチールウール20
の巻取装置である。
回転ロール3は、第3図示の如く、軸受14で
基台1に軸支された駆動軸21の一端に固定さ
れ、変速モータ16で回転駆動される。駆動軸2
1の他端にはスプロケツト18A,18Bが嵌入
されており、スプロケツト18Aは次に述べる回
転ロール5への動力伝達用であり、スプロケツト
18Bは巻取ドラム11を回転させるものであ
る。回転ロール5は、第2図示の如く、軸受19
でスライド架台4に軸支された従動軸22の一端
に固定されている。従動軸22の他端にはスプロ
ケツト23,24が嵌入されており、スプロケツ
ト23は駆動軸21と同期的に従動軸22を回転
させるものであり、スプロケツト24はサプライ
ドラム9を回転させるものである。なお、スプロ
ケツト18A,23間のチエーンには軸間距離吸
収用の図示されないテンシヨナーが設けられてい
る。そして、第2及び第3図示のように、線材2
はこれらの回転ロール3,5間に巻回されて並走
線材28となる。簡明にするため図示例では4本
であるが実際には40本程度が巻回される。なお、
この並走線材28は、第4図c図示の如く、当金
7の溝29によつて支持される。
基台1に軸支された駆動軸21の一端に固定さ
れ、変速モータ16で回転駆動される。駆動軸2
1の他端にはスプロケツト18A,18Bが嵌入
されており、スプロケツト18Aは次に述べる回
転ロール5への動力伝達用であり、スプロケツト
18Bは巻取ドラム11を回転させるものであ
る。回転ロール5は、第2図示の如く、軸受19
でスライド架台4に軸支された従動軸22の一端
に固定されている。従動軸22の他端にはスプロ
ケツト23,24が嵌入されており、スプロケツ
ト23は駆動軸21と同期的に従動軸22を回転
させるものであり、スプロケツト24はサプライ
ドラム9を回転させるものである。なお、スプロ
ケツト18A,23間のチエーンには軸間距離吸
収用の図示されないテンシヨナーが設けられてい
る。そして、第2及び第3図示のように、線材2
はこれらの回転ロール3,5間に巻回されて並走
線材28となる。簡明にするため図示例では4本
であるが実際には40本程度が巻回される。なお、
この並走線材28は、第4図c図示の如く、当金
7の溝29によつて支持される。
そして、第2図において、回転ロール5を支持
するスライド架台4に基台1のレール25,25
を挟むあり溝26,26が設けられ、回転ロール
5は軸間方向に移動自在となつており、第1図示
の回転ロール3,5間の軸間距離Lが変更可能な
構造になつている。そして、基台1に付勢手段で
ある油圧シリンダ27が設けられ、これによつて
軸間距離Lを広げる方向に付勢するようになつて
いる。すなわち、並走線材28全体に油圧シリン
ダ27の付勢力が作用することとなり、各並走線
材間の張力のばらつきが少なくなる。油圧シリン
ダ27の付勢力は油圧装置30で調整可能であ
る。油圧装置30は、ポンプ31、アキユムレー
タ32、圧力調整弁33,34及び切換弁35,
36を具備する構造となつている。この油圧シリ
ンダ27に対しては圧力調整弁34で設定された
油圧が常時作用し、軸間距離Lが多少変動しても
その油圧シリンダのピストン27aが伸びるだけ
で付勢力は同じである。
するスライド架台4に基台1のレール25,25
を挟むあり溝26,26が設けられ、回転ロール
5は軸間方向に移動自在となつており、第1図示
の回転ロール3,5間の軸間距離Lが変更可能な
構造になつている。そして、基台1に付勢手段で
ある油圧シリンダ27が設けられ、これによつて
軸間距離Lを広げる方向に付勢するようになつて
いる。すなわち、並走線材28全体に油圧シリン
ダ27の付勢力が作用することとなり、各並走線
材間の張力のばらつきが少なくなる。油圧シリン
ダ27の付勢力は油圧装置30で調整可能であ
る。油圧装置30は、ポンプ31、アキユムレー
タ32、圧力調整弁33,34及び切換弁35,
36を具備する構造となつている。この油圧シリ
ンダ27に対しては圧力調整弁34で設定された
油圧が常時作用し、軸間距離Lが多少変動しても
その油圧シリンダのピストン27aが伸びるだけ
で付勢力は同じである。
つぎに、当金7は固定枠6に垂直方向に立設さ
れた案内棒37,37で案内され、付勢手段であ
る油圧シリンダ38,38によつて昇降自在とな
つている。すなわち、油圧シリンダ38,38に
は油圧装置30の圧力調整弁33で設定された常
時油圧が作用して、並走線材28を支持した当金
7は所定の付勢力でバイト装置8の波形切刃59
に押しつけられる(第4図c参照)。なお、ロー
ラ39は当金7の上限位置を規制するものであ
る。
れた案内棒37,37で案内され、付勢手段であ
る油圧シリンダ38,38によつて昇降自在とな
つている。すなわち、油圧シリンダ38,38に
は油圧装置30の圧力調整弁33で設定された常
時油圧が作用して、並走線材28を支持した当金
7は所定の付勢力でバイト装置8の波形切刃59
に押しつけられる(第4図c参照)。なお、ロー
ラ39は当金7の上限位置を規制するものであ
る。
つぎに、前記バイト装置8の構造を第4図に基
づいて説明する。なお、このバイト装置8の構造
は従来の技術で説明したものと同じ機能を有する
ものである。第4図において、波形切刃59は揺
動ホルダー40に保持されており、揺動ホルダー
40は回動プレート41に軸42で揺動自在に軸
支されている。そして、回動プレート41はスラ
イドプレート43にピン44を中心にして回動自
在に取りつけられている。そして、スライドプレ
ート43は固定枠6に固着された固定板45に上
下方向摺動可能に取りつけられている。なお、ハ
ンドル46は揺動ホルダー40の揺動程度を調整
するものであり、ハンドル48はスライドプレー
ト43の上下摺動程度を調整するものである。ま
た、図示されないハンドルによつて回動プレート
41の回動程度も調整される。すなわち、ハンド
ル46によつて揺動ホルダー40を揺動させ、左
側の並走線材は削り残りで薄く右側は削り始めで
厚いので、その程度に応じて波形切刃59を傾斜
させる(第9図参照)。そして、図示されないハ
ンドルによつて回動プレート41を回転させ、波
形切刃59のすくい角を調整する。また、ハンド
ル48によつてスライドプレート43を摺動さ
せ、並走線材の切込量に応じて回転ロール5側の
バイト装置8を回転ロール3側のバイト装置8よ
り順次下げておく(先行するバイト装置8での削
り残し部を順次、後続するバイト8で切削するた
め)。以上のバイト装置8の調整がなされた後は、
当金7の押し付けで切削が可能である。なお、バ
イト装置8は簡略化して3本だけを図示している
が、第7図示のように多数設けられる。
づいて説明する。なお、このバイト装置8の構造
は従来の技術で説明したものと同じ機能を有する
ものである。第4図において、波形切刃59は揺
動ホルダー40に保持されており、揺動ホルダー
40は回動プレート41に軸42で揺動自在に軸
支されている。そして、回動プレート41はスラ
イドプレート43にピン44を中心にして回動自
在に取りつけられている。そして、スライドプレ
ート43は固定枠6に固着された固定板45に上
下方向摺動可能に取りつけられている。なお、ハ
ンドル46は揺動ホルダー40の揺動程度を調整
するものであり、ハンドル48はスライドプレー
ト43の上下摺動程度を調整するものである。ま
た、図示されないハンドルによつて回動プレート
41の回動程度も調整される。すなわち、ハンド
ル46によつて揺動ホルダー40を揺動させ、左
側の並走線材は削り残りで薄く右側は削り始めで
厚いので、その程度に応じて波形切刃59を傾斜
させる(第9図参照)。そして、図示されないハ
ンドルによつて回動プレート41を回転させ、波
形切刃59のすくい角を調整する。また、ハンド
ル48によつてスライドプレート43を摺動さ
せ、並走線材の切込量に応じて回転ロール5側の
バイト装置8を回転ロール3側のバイト装置8よ
り順次下げておく(先行するバイト装置8での削
り残し部を順次、後続するバイト8で切削するた
め)。以上のバイト装置8の調整がなされた後は、
当金7の押し付けで切削が可能である。なお、バ
イト装置8は簡略化して3本だけを図示している
が、第7図示のように多数設けられる。
次に上記構成よりなる本考案装置を用いてスチ
ールウールを製造する過程を第1図及び第6図に
基いて説明する。
ールウールを製造する過程を第1図及び第6図に
基いて説明する。
第1図において、サプライドラム9から供給さ
れ矯正ローラ10により矯正されて回転ロール
5,3を巻回して巻取ドラム11に至る線材2
は、変速モータ16の駆動により走行開始する。
その際、バイト装置8並びに当金7は該当金7を
上昇せしめて並走線材28を挟持する状態になさ
れる。また、起動時においては、回転ロール5を
支持するスライド架台4を油圧シリンダ27で軸
間距離Lが大きくなる方向に付勢し、並走線材2
8全体に張力をかける。そして、第6図で説明し
たものと同様の切削過程により、切削が進行す
る。削り残し線材12は巻取ドラム11に巻き取
られる。一方、それぞれのバイト装置8で削り出
された切屑はスチールウール20となり、それら
は巻取ドラム13に適宜の紡糸手段を介して巻取
られる。以上の切削工程において、付勢手段であ
る油圧シリンダ27の付勢により各並走線材28
には均一で強力な張力を付与しておき、さらに当
金7を波形切刃15に対して均一に押しつけてお
くと、各並走線材28の回転等による切削不良が
軽減される。
れ矯正ローラ10により矯正されて回転ロール
5,3を巻回して巻取ドラム11に至る線材2
は、変速モータ16の駆動により走行開始する。
その際、バイト装置8並びに当金7は該当金7を
上昇せしめて並走線材28を挟持する状態になさ
れる。また、起動時においては、回転ロール5を
支持するスライド架台4を油圧シリンダ27で軸
間距離Lが大きくなる方向に付勢し、並走線材2
8全体に張力をかける。そして、第6図で説明し
たものと同様の切削過程により、切削が進行す
る。削り残し線材12は巻取ドラム11に巻き取
られる。一方、それぞれのバイト装置8で削り出
された切屑はスチールウール20となり、それら
は巻取ドラム13に適宜の紡糸手段を介して巻取
られる。以上の切削工程において、付勢手段であ
る油圧シリンダ27の付勢により各並走線材28
には均一で強力な張力を付与しておき、さらに当
金7を波形切刃15に対して均一に押しつけてお
くと、各並走線材28の回転等による切削不良が
軽減される。
本考案の装置は、回転ロールの少なくとも一方
を軸間方向に移動自在とし、該一方の回転ロール
を離れる方向に移動させる付勢手段を設け、更に
前記当金を昇降自在とし、該当金を前記波形切刃
に対し押し付ける付勢手段を設けたものであり、
各並走線材を同一条件で引つ張つて各並走線材間
の張力のむらを少なくすると共に、当金による均
一な押し付けとしたので、切削中の各並走線材の
回転が少なくなり、一定形状のスチールウールを
得ることができる。
を軸間方向に移動自在とし、該一方の回転ロール
を離れる方向に移動させる付勢手段を設け、更に
前記当金を昇降自在とし、該当金を前記波形切刃
に対し押し付ける付勢手段を設けたものであり、
各並走線材を同一条件で引つ張つて各並走線材間
の張力のむらを少なくすると共に、当金による均
一な押し付けとしたので、切削中の各並走線材の
回転が少なくなり、一定形状のスチールウールを
得ることができる。
第1図はスチールウール切削装置の正面図、第
2図は第1図のA−A線断面図、第3図は第1図
のB−B線断面図、第4図はバイト装置を示す
図、第5図はスチールウールの断面形状と弾性度
の関係を示す説明図、第6図ははスチールウール
の切削過程説明図、第7図は従来のスチールウー
ル切削装置を示す概略図、第8図は第7図のAA
部の斜視図、第9図は第8図のBB−BB線断面
図である。 3,5……回転ロール、7……当金、8……バ
イト装置、28……並走線材、27……油圧シリ
ンダ(付勢手段)、38……油圧シリンダ(付勢
手段)。
2図は第1図のA−A線断面図、第3図は第1図
のB−B線断面図、第4図はバイト装置を示す
図、第5図はスチールウールの断面形状と弾性度
の関係を示す説明図、第6図ははスチールウール
の切削過程説明図、第7図は従来のスチールウー
ル切削装置を示す概略図、第8図は第7図のAA
部の斜視図、第9図は第8図のBB−BB線断面
図である。 3,5……回転ロール、7……当金、8……バ
イト装置、28……並走線材、27……油圧シリ
ンダ(付勢手段)、38……油圧シリンダ(付勢
手段)。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 軸心が互いに平行な一対の回転ロール間に線材
を二回以上巻回して並走線材を形成し、該回転ロ
ール間に並走線材を支持する当金を配置し、該当
金の反対側に並走線材の表面を切削する波形切刃
を有するバイト装置の二以上をその波形切刃の切
削位置をずらして直列配置したスチールウール切
削装置において、 前記回転ロールの少なくとも一方を軸間方向に
移動自在とし、該一方の回転ロールを離れる方向
に移動させる付勢手段を設け、更に前記当金を昇
降自在とし、該当金を前記波形切刃に対し押し付
ける付勢手段を設けたことを特徴とするスチール
ウール切削装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12308881U JPS5831917U (ja) | 1981-08-19 | 1981-08-19 | スチ−ルウ−ル切削装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12308881U JPS5831917U (ja) | 1981-08-19 | 1981-08-19 | スチ−ルウ−ル切削装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5831917U JPS5831917U (ja) | 1983-03-02 |
JPH0217777Y2 true JPH0217777Y2 (ja) | 1990-05-18 |
Family
ID=29916993
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12308881U Granted JPS5831917U (ja) | 1981-08-19 | 1981-08-19 | スチ−ルウ−ル切削装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5831917U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59182034A (ja) * | 1983-03-30 | 1984-10-16 | Naniwa Seitei Kk | 金属繊維の製造方法 |
DE102004038331A1 (de) * | 2004-08-06 | 2006-03-16 | Emitec Gesellschaft Für Emissionstechnologie Mbh | Metallische Fasern, deren Herstellung sowie Einsatzgebiete |
-
1981
- 1981-08-19 JP JP12308881U patent/JPS5831917U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5831917U (ja) | 1983-03-02 |
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