JPH02176875A - 画像処理方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は画像処理方式に係り、特に多重レベルの濃淡画
像データに対する前処理におけるエツジ強調及びノイズ
除去方式の改良に関する。

［発明の概要］ 荷重係数の総和が１となる荷重マトリクスを用いて多重
レベルの濃淡画像データを演算処理することによりエツ
ジ強調及びノイズ除去を行うようにした画像処理方式で
ある。

［従来の技術］ 一般にＴＶカメラ等を使用して得られる多重レベルの濃
淡画像データは普通種々の歪みを受けて劣化しており、
そのまま演算処理を実行したのでは誤りが発生するので
、ノイズや歪みを極力取り除き、処理が安定して実行で
きるように上記画像データを前処理する必要がある。

この前処理には、上記画像データのぼけを取り除き高い
周波数成分を強調するエツジ強調（高域強調及び上記画
像データ中のノイズの濃度のばらつきを低下させるため
注目画素の近傍の平均濃度をその注目画素の値とするノ
イズ除去処理等があり、これらの処理のために通常、３
ｘ３の空間フィルタが使用され、夫々の処理ではその荷
重係数のみが異なる。

而して上記空間フィルタとは次式でｍ列ｎ行の画素の濃
淡レベル値を求めるものである。

ｉニーｘ　　　Ｊ＝−ｘ　　　　　　　　　　　　　　
　　　１＝−ｘ　　　Ｊ＝−ｘここで、Ｘｍ、ｎ及びＹ
ｍ、ｎは夫々画面上のｍ行ｎ列の画素の′ａ淡リレベル
値フィルタリング前及びフィルタリング後の値を示し、
またｆＬ＋ｊは空間フィルタの荷重係数を表している。

この空間フィルタはＸｍ、■の値をＸａ＋、口とその周
囲の８画ＭＸｍ＋ｘ、ｎ”ｊ　（ｘ＝−１，ｏ、ｔ、Ｊ
＝−１，０，１，ただしｉ　＝Ｏ，ｊ　＝：Ｏを除く）
に注目して、あらかじめ設定した荷重係数ｆｉ＋ｊによ
って決定されるものである。

従って荷重係数ｆ　ｌ＋ｊの値の選び方によって上記空
間フィルタの特性を適当に変えることができ。

遂行すべき処理内容に応じた値の設定が可能である。

さて、従来の画像処理方式に用いられていた空間フィル
タとしては１例えば特開昭５８−２２２３８３号に開示
されたものがある。

［発明が解決しようとする課題］ この空間フィルタは上記公報の記載から明らかな如く、
各荷重係数が１以上で、その総和Σ　　Σ　ｆｉ＋ｊが
１ｂとなっている。従って１＝−ｔ　　Ｊ＝−ｘ この空間フィルタを実現するには乗算回路、割算回路及
び加算回路等を必要としており１回路構成が複雑となる
ばかりでなく、その処理速度が遅く。

実用上問題であった。

［発明の目的］ 本発明の目的は各荷重係数が１以Ｆで、その総和が１と
なるような空間フィルタを用いることによって回路構成
が簡単で処理速度の速い画像処理方式を提供するにある
。

［課題を解決するための手段］ 本発明は上記目的を達成するため、多値レベルのａ線画
像データを画素単位で処理する画像処理方式において、
Ｌ起部像データを なる３ｘ３荷重マトリクスを用いて演算処理することに
より、ノイズを除去すると共に更にΣ　　ｍｊ≧ｌ　、
　　ｍ　Ｌ　＝　ｍ　ｙ　＝　ｍ　７　＝ｍ　９　＝　
ｍ　Ｊ　　Ｈｍ、＝ｍ４＝ｍ、＝ｍ、＝−ｍｊ、　ｍ、
≧１でなる３ｘ３荷重マトリクスを用いて演算処理する
ことにより、エツジを強調するようにしたことを要旨と
する ［作用］ 本発明においてノイズ除去及びエツジ強調に用いられる
空間フィルタの各荷重係数は１以下で。

その総和が１以下でるあから、上記空間フィルタはシフ
ト回路及び加算回路によって実現することができ、回路
構成の簡単化及び処理の高速化を可能にする。

［実施例］ 以下図面に示す実施例を参照して本発明を説明すると、
第１図は本発明の画像処理方式のノイズ除去用空間フィ
ルタの荷重マトリクスを示す。

但し荷重係数０１は Σ　ｎ１＝ｌ　　　で　　Ｏ≦ｎｌ＜１１：工 なる条件を満足するものとする。

この条件を満足する荷重マトリクスを第２図（ａ）〜（
ｃｉ）に示す。

また第３図はエツジ強調用空間フィルタの荷重マトリク
スを示す。

但し荷重係数ｍｊは Σ　　ｍＪ＝　１　、ｍ１＝ｍ、＝ｍ７＝ｒｎ会＝ｍｊ
。

Ｊ＝ｘ ｍ　２　”　ｍ　４　＝　ｍ　ｓ　＝　ｍ　ｅ　＝　−
ｍ　ｊ　＋なる条件を満足するものとする。

この条件を満足する荷重マトリクスを第４図（ａ）〜（
ｄ）に示す。

第５図は前記ノイズ除去用空間フィルタを実現した一構
成例を示す。

同図において、１は入力端子、２は出力端子。

３はシフトレジスタ、５はセレクタ、６は加算器である
。入力端子１には多重レベルの濃淡画像データの各画素
信号が、例えば８ビツトの形で入力され、各シフトレジ
スタ３に加えられる。これらシフトレジスタは前記荷重
係数に対応するもので、入力された画素信号をその荷重
係数に相当する分だけシフトして出力し、各セレクタ５
を介して加算器６に加える。

セレクタ５は選択信号Ｓ工又はＳｏに応じてオン又はオ
フされ、荷重係数ｎ１＝：０又はｎ１キＯに対応してＳ
ｏ又はＳ４がセレクタ５に与えられる。

第６図は前記エツジ強調用空間フィルタを実現したー構
成例を示す。

同図において、第５図と同一符号は同−又は類似の回路
を示し、荷重係数−ｍｊに対応するシフトレジスタ３の
出力側にはインバータ４が配設されている。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、ノイズ除去及びエ
ツジ強調用の空間フィルタの荷重係数を１以下でその総
和が１となるように設定したので。

上記空間フィルタはシフト回路及び加算器によって基本
的な構成を実現することができ１回路構成が簡単かつ安
価になるばかりでなく、その演算処理も高速化すること
ができるので、実用上の効果は多大である。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明の画像処理方式のノイズ除去
用空間フィルタの荷重マトリクスを示す図、第３図及び
第４図はエツジ強調用空間フィルタの荷重マトリクスを
示す図、第５図は上記ノイズ除去用空間フィルタを実現
したー構成例を示すブロック図、第６図は上記エツジ強
調用空間フィルタを実現した一構成例を示すブロック図
である。 口ｌ、ｍｊ・・・・・・・・荷重係数、３・・・・・・
・・シフトレジスタ、４・・・・・・・インバータ、５
・・・・セレクタ、 ６・・・・・・・・加算器。 第１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 多値レベルの濃淡画像データを画素単位で処理する画像
   処理方式において、上記画像データを▲数式、化学式、
   表等があります▼、０≦ｎ＿ｉ＜１（ｎ＿ｉ＝１／８又
   は０）なる３×３荷重マトリクスを用いて演算処理する
   ことにより、ノイズを除去すると共に更に ▲数式、化学式、表等があります▼、ｍ＿１＝ｍ＿３＝
   ｍ＿７＝ｍ＿９＝ｍ＿ｊ、ｍ＿２＝ｍ＿４＝ｍ＿６＝ｍ
   ＿８＝−ｍ＿ｊ、ｍ＿５≧１でｍ＿ｊ＝１／４、１／８
   、１／１６ なる３×３荷重マトリクスを用いて演算処理することに
   より、エッジを強調するようにしたことを特徴とする画
   像処理方式。