JPH0896127A - 画像のエッジ強調処理装置 - Google Patents

画像のエッジ強調処理装置

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JPH0896127A
JPH0896127A JP6254401A JP25440194A JPH0896127A JP H0896127 A JPH0896127 A JP H0896127A JP 6254401 A JP6254401 A JP 6254401A JP 25440194 A JP25440194 A JP 25440194A JP H0896127 A JPH0896127 A JP H0896127A
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JP
Japan
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image
high frequency
difference
pixel
frequency
Prior art date
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Pending
Application number
JP6254401A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Sawada
弘 澤田
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像の平坦な部分で高周波ノイズが目立たな
いようにしながらエッジ強調を行なう。 【構成】 原画像から高周波画像を作成する回路10
と、原画像において、所定の大きさの周辺領域での最大
値画像と最小値画像とを作成する回路20と、得られた
最大値画像と最小値画像との差分画像を得る減算器31
と、高周波画像と差分画像とを乗算して積画像を得る乗
算器32と、この積画像を原画像に加算する加算器33
とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、画像のエッジ強調処
理装置に関し、とくにX線透視撮影装置やX線CT装置
あるいはMRI装置等の医用画像診断装置で得たX線透
視像やCT像やMR像等の医用画像のエッジ強調処理を
行なうのに好適なエッジ強調処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】X線透視撮影装置、X線CT装置、MR
I装置等の医用画像診断装置ではデジタル画像が得ら
れ、種々の処理が施されている。画像のエッジを強調す
る処理としては、従来では、画像の空間周波数の高周波
部分や中間周波数部分を強調する処理を行なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように、単に画像の空間周波数の高周波部分や中間周波
数部分を強調する処理を行なうだけでは、問題がある。
すなわち、高周波部分を強調する場合には、画像に含ま
れる高周波ノイズも一緒に強調されてしまい、画像が見
づらくなる。また、中間周波数部分を強調する場合には
強調されたエッジにシャープさが欠けてしまう。
【0004】この発明は、上記に鑑み、高周波ノイズが
目立たないようにしながらエッジ強調を行なうことがで
きる、画像のエッジ強調処理装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明による画像のエッジ強調処理装置において
は、原画像から高周波画像を作成する高周波画像作成手
段と、原画像における近傍の画素値の最大値と最小値と
の差を表わす差分画像を作成する差分画像作成手段と、
該高周波画像と差分画像とを乗算して積画像を作成する
積画像作成手段と、該積画像を原画像に加算する手段と
を備えることが特徴となっている。
【0006】上記の積画像作成手段は、差分画像の階調
を所定の変換特性にしたがって変換した上で高周波画像
と乗算するようにしてもよい。
【0007】上記の高周波画像作成手段は、所定のテン
プレートを用いたコンボリューション処理によって高周
波画像を作成するものであってもよい。
【0008】このテンプレートを用いたコンボリューシ
ョン処理は、画像を縦および横方向にシフトさせながら
そのシフト量に応じた定数を乗算して加え合わせること
によって行なうようにしてもよい。
【0009】上記の差分画像作成手段は、原画像におけ
る近傍の画素値の最大値を表わす最大値画像と、原画像
における近傍の画素値の最小値を表わす最小値画像とを
作成し、これらの差をとることによって差分画像を作成
するものであってもよい。
【0010】この原画像における近傍の画素値の最大値
を表わす最大値画像は、画像を縦および横方向にシフト
させ、その中の最大値を取り出して作成し、原画像にお
ける近傍の画素値の最小値を表わす最小値画像は、画像
を縦および横方向にシフトさせ、その中の最小値を取り
出して作成するようにしてもよい。
【0011】
【作用】原画像における近傍の画素値の最大値と最小値
との差を表わす差分画像を作成すると、この差分画像で
大きな画素値となっている画素はその近傍で画像の濃淡
に大きな変化があり、逆に小さな画素値となっている画
素はその近傍で画像の濃淡にあまり変化がないことを表
わしていることになる。つまり、この差分画像は画像の
平坦度を表わす。この差分画像と高周波画像とを掛け合
わせると、平坦な部分では高周波画像を抑制し、濃淡変
化が大きい部分では高周波画像を大きくすることがで
き、その結果得られる積画像は、原画像の平坦度に応じ
て高周波成分が強調されたものとなる。この積画像が原
画像と加算されるので、濃淡変化があまりない部分では
高周波成分を加えることなく、濃淡変化の大きな部分で
高周波成分を加えることになり、濃淡変化があまりない
平坦な部分において高周波ノイズとして存在する高周波
成分を強調してしまうことを避けることができる。その
結果、平坦な部分の高周波ノイズを目立たせることな
く、画像のエッジを強調することができる。
【0012】積画像を作成する際に、差分画像の階調を
所定の変換特性にしたがって変換した上で高周波画像と
乗算するなら、原画像に対する高周波成分の付加を、画
像の平坦度により対応させたきめ細かいものとすること
ができ、画像の平坦な部分での高周波成分の抑制と、急
峻に変化している部分での高周波成分の強調とをより際
だたせることができる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の好ましい一実施例について
図面を参照しながら詳細に説明する。図1において、原
画像はX線透視撮影装置、X線CT装置、MRI装置等
の医用画像診断装置で得られたデジタル画像であり、図
示しない画像メモリなどに格納されていて、読み出され
たものである。この原画像のデジタルデータは高周波画
像作成回路10および最大値・最小値画像作成回路20
に入力されて、それぞれ、高周波画像と、最大値画像お
よび最小値画像とが作成される。
【0014】高周波画像作成回路10は、原画像の高周
波成分を取り出して画像を作るものであり、ここでは、
図2に示すようなたとえば3×3のテンプレートを用い
たコンボリューション処理によって高周波画像を作るよ
うにしている。すなわち、シフト回路11で原画像を縦
方向と横方向とにプラスマイナス1画素だけずらす。こ
の場合、ずらした画像は合計8枚となり、いずれの方向
にもずらさない画像とあわせて9枚の画像となるが、い
ずれかの方向にずらした画像の各画素はこの例ではすべ
て定数(−1)を乗算し、ずらさない画像については定
数8を各画素に乗算した上で、それらの同じ画素同士を
加算する。具体的には図1に示すように、シフト回路1
1である方向にシフトさせた画像に定数(−1または
8)を掛けて加算器13を経て画像メモリ14に書き込
だ後、シフト回路11で他の方向にシフトさせた画像に
定数を掛け、加算器13において、画像メモリ14から
読み出した画素値と加算した上で、ふたたび画像メモリ
14に書き込むという操作を繰り返す。
【0015】最大値・最小値画像作成回路20は、シフ
ト回路21と、比較およびデータ選択器22、23と、
画像メモリ24、25とから構成される。シフト回路2
1は、上記のシフト回路11と同様に、原画像を縦方向
と横方向とにプラスマイナス数画素分、1画素ずつずら
す。画像メモリ24、25に最初に格納された画像の画
素値と、シフトさせた画像の画素値とを比較およびデー
タ選択器22、23で比較し、比較およびデータ選択器
22では大きい方を、比較およびデータ選択器23では
小さい方を、それぞれ選択して画像メモリ24、25に
それぞれ書き込む。これをシフトごとに繰り返すことに
より、たとえば原画像を縦方向と横方向とにプラスマイ
ナス1画素だけずらすなら、注目する画素の周辺のその
画素も含めて9個の画素(図2に示すような3×3の画
素)中の最大値がその画素の値となっている最大値画像
が画像メモリ24において形成され、注目する画素の周
辺の最小値がその画素の値となっている最小値画像が画
像メモリ25において形成されることになる。縦・横の
プラスおよびマイナス方向に2画素分シフトさせれば、
注目する画素を中心におく5×5の領域における最大値
と最小値とを得ることができるなど、シフトさせる画素
数を多くすれば、注目する画素の近傍領域の大きさを大
きくすることができる。
【0016】これらの最大値画像および最小値画像は減
算器31において減算され、差分画像が得られる。この
差分画像の各画素は、最大値から最小値を引いた値とな
っているため、近傍(たとえば3×3の画素)の画素値
の最大値と最小値との差を表わすものとなっている。す
なわち、この差分画像の各画素値は、その各画素の近傍
において画像の濃淡が大きいか小さいかという、画像の
平坦度を表わす。
【0017】この差分画像は乗算器32に送られて、画
像メモリ14において形成された高周波画像と掛け合わ
される。乗算器32から得られる積画像は、高周波画像
の各画素値が、平坦度に応じて拡大または縮小させられ
たものとなる。そして、この積画像が加算器33におい
て原画像と加算されるので、加算器33から得られる処
理画像は、高周波成分が各部の平坦度に応じて増減され
た高周波画像を、原画像に加算したものとなる。そのた
め、画像の濃淡があまりない平坦な部分では、高周波成
分はあまり付加されず、画像の濃淡が急激に変化してい
る部分では高周波成分がより強調されて付加されること
となる。画像の濃淡があまりない平坦な部分では、高周
波成分はノイズと考えられるので、高周波成分があまり
付加されないということはこのようなノイズ成分が強調
されないということであり、平坦な部分でノイズを目立
たせることを防止できる。これに対して、画像の濃淡が
急激に変化している部分では、高周波成分がより強調さ
れて付加されるので、エッジ強調効果が十分に得られ
る。
【0018】なお、減算器31から得られる差分画像
を、図1の点線で示すようにルックアップテーブル34
を通して階調変換(画素値変換)を行なってから、乗算
器32に送るようにしてもよい。このルックアップテー
ブル34の変換特性はたとえば図3のように定めること
ができる。すなわち、乗算器32への出力画素値は、減
算器31からの入力画素値が値Aよりも小さいときは、
マイナス側とし、入力画素値が値A〜Bの範囲ではリニ
アに対応させ、値Bを越えた領域では最大値に飽和させ
る。
【0019】すると、乗算器32において、画像の平坦
度がある値Aよりも小さい画素については、画像メモリ
14からの高周波画像の画素値にマイナスの符号がつけ
られる。したがって、これが加算器33において原画像
と加算されることにより、原画像中の高周波成分が差し
引かれることになり、平坦な部分で高周波成分がカット
される。そのため、画像の平坦な部分では、高周波ノイ
ズが強調されるどころか、積極的に取り除かれることに
なる。そして、画像の平坦度がある値Aよりも大きい画
素については、その平坦度に応じて重み付けされた高周
波成分が付加されるので、エッジの部分が強調される。
【0020】その他、本願発明の趣旨を逸脱しない範囲
で、具体的な構成については種々に変更することが可能
である。たとえば、高周波画像作成回路10では、シフ
ト回路11で縦・横のプラスおよびマイナス方向に1画
素だけシフトさせ定数を掛けて加算しているが、1画素
ずつシフトさせて2画素分だけシフトさせそのシフト量
に応じた定数を掛けて加算する(この場合は5×5のテ
ンプレートによるコンボリューション処理ということに
なる)などの構成が可能である。さらに、このような画
像のシフト・定数乗算・加算という構成でなく、フィル
タ処理によって高周波画像を作成することも可能であ
る。
【0021】
【発明の効果】以上、実施例について説明したように、
この発明によれば、原画像から高周波成分を取り出し
て、その高周波成分を原画像に付加することによってエ
ッジ強調する際に、画像の平坦度に応じて、平坦な部分
ではその付加する高周波成分の大きさを小さくし、平坦
でない部分では付加する高周波成分を大きくしているの
で、画像の平坦な部分と平坦でない部分とで高周波成分
の強調度合いを変化させることができる。そのため、画
像の平坦な部分で高周波ノイズが目立ってしまうという
事態を避けながら、有効にエッジ強調を行なうことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかる画像のエッジ強調
処理装置のブロック図。
【図2】3×3のテンプレートを示す図。
【図3】階調変換特性を示すグラフ。
【符号の説明】
10 高周波画像作成回路 11、21 シフト回路 12 定数乗算器 13、33 加算器 14、24、25 画像メモリ 20 最大値・最小値画像作成回路 22、23 比較およびデータ選択器 31 減算器 32 乗算器 34 ルックアップテーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/325 G06T 9/20 7638−2J A61B 6/00 350 D 7638−2J 350 N 9061−5H G06F 15/70 335 Z

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原画像から高周波画像を作成する高周波
    画像作成手段と、原画像における近傍の画素値の最大値
    と最小値との差を表わす差分画像を作成する差分画像作
    成手段と、該高周波画像と差分画像とを乗算して積画像
    を作成する積画像作成手段と、該積画像を原画像に加算
    する手段とを備えることを特徴とする画像のエッジ強調
    処理装置。
JP6254401A 1994-09-23 1994-09-23 画像のエッジ強調処理装置 Pending JPH0896127A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6254401A JPH0896127A (ja) 1994-09-23 1994-09-23 画像のエッジ強調処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6254401A JPH0896127A (ja) 1994-09-23 1994-09-23 画像のエッジ強調処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0896127A true JPH0896127A (ja) 1996-04-12

Family

ID=17264471

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6254401A Pending JPH0896127A (ja) 1994-09-23 1994-09-23 画像のエッジ強調処理装置

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JP (1) JPH0896127A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010278929A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 Toshiba Corp 画像処理装置
JP2013181763A (ja) * 2012-02-29 2013-09-12 Seiko Instruments Inc X線検査装置及びx線検査方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010278929A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 Toshiba Corp 画像処理装置
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