JP2796675B2 - 画像処理方式 - Google Patents
画像処理方式Info
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- JP2796675B2 JP2796675B2 JP63330177A JP33017788A JP2796675B2 JP 2796675 B2 JP2796675 B2 JP 2796675B2 JP 63330177 A JP63330177 A JP 63330177A JP 33017788 A JP33017788 A JP 33017788A JP 2796675 B2 JP2796675 B2 JP 2796675B2
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- spatial filter
- image processing
- load
- processing method
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- Prior art date
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Links
- 238000003672 processing method Methods 0.000 title claims description 6
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 claims description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000007781 pre-processing Methods 0.000 description 2
- 230000008030 elimination Effects 0.000 description 1
- 238000003379 elimination reaction Methods 0.000 description 1
- 238000001914 filtration Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Image Processing (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は画像処理方式に係り、特に多重レベルの濃淡
画像データに対する前処理におけるエッジ強調及びノイ
ズ除去方式の改良に関する。
画像データに対する前処理におけるエッジ強調及びノイ
ズ除去方式の改良に関する。
[発明の概要] 荷重係数の総和が1となる荷重マトリクスを用いて多
重レベルの濃淡画像データを演算処理することによりエ
ッジ強調及びノイズ除去を行うようにした画像処理方式
である。
重レベルの濃淡画像データを演算処理することによりエ
ッジ強調及びノイズ除去を行うようにした画像処理方式
である。
[従来の技術] 一般にTVカメラ等を使用して得られる多重レベルの濃
淡画像データは普通種々の歪みを受けて劣化しており、
そのまま演算処理を実行したのでは誤りが発生するの
で、ノイズや歪みを極力取り除き、処理が安定して実行
できるように上記画像データを前処理する必要がある。
淡画像データは普通種々の歪みを受けて劣化しており、
そのまま演算処理を実行したのでは誤りが発生するの
で、ノイズや歪みを極力取り除き、処理が安定して実行
できるように上記画像データを前処理する必要がある。
この前処理には、上記画像データのぼけを取り除き高
い周波数成分を強調するエッジ強調(高域強調及び上記
画像データ中のノイズの濃度のばらつきを低下させるた
め注目画素の近傍の平均濃度をその注目画素の値とする
ノイズ除去処理等があり、これらの処理のために通常、
3×3の空間フィルタが使用され、夫々の処理ではその
荷重係数のみが異なる。
い周波数成分を強調するエッジ強調(高域強調及び上記
画像データ中のノイズの濃度のばらつきを低下させるた
め注目画素の近傍の平均濃度をその注目画素の値とする
ノイズ除去処理等があり、これらの処理のために通常、
3×3の空間フィルタが使用され、夫々の処理ではその
荷重係数のみが異なる。
而して上記空間フィルタとは次式でm列n行の画素の
濃淡レベル値を求めるものである。
濃淡レベル値を求めるものである。
ここで、Xm,n及びYm,nは夫々画面上のm行n列の画素
の濃淡レベル値のフィルタリング前及びフィルタリング
後の値を示し、またfi,jは空間フィルタの荷重係数を
表している。
の濃淡レベル値のフィルタリング前及びフィルタリング
後の値を示し、またfi,jは空間フィルタの荷重係数を
表している。
この空間フィルタはXm,nの値をXm,nとその周囲の8画
素Xm+i,n+j(i=−1,0,1,j=−1,0,1、ただしi=
0,j=0を除く)に注目して、あらかじめ設定した荷重
係数fi,jによって決定されるものである。
素Xm+i,n+j(i=−1,0,1,j=−1,0,1、ただしi=
0,j=0を除く)に注目して、あらかじめ設定した荷重
係数fi,jによって決定されるものである。
従って荷重係数fi,jの値の選び方によって上記空間
フィルタの特性を適当に変えることができ、遂行すべき
処理内容に応じた値の設定が可能である。
フィルタの特性を適当に変えることができ、遂行すべき
処理内容に応じた値の設定が可能である。
さて、従来の画像処理方式に用いられいた空間フィル
タとしては、例えば特開昭58−222383号に開示されたも
のがある。
タとしては、例えば特開昭58−222383号に開示されたも
のがある。
[発明が解決しようとする課題] この空間フィルタは上記公報の記載から明らかな如
く、各荷重係数が1以上で、その総和 が1bとなっている。従ってこの空間フィルタを実現する
には乗算回路、割算回路及び加算回路等を必要としてお
り、回路構成が複雑となるばかりでなく、その処理速度
が遅く、実用上問題であった。
く、各荷重係数が1以上で、その総和 が1bとなっている。従ってこの空間フィルタを実現する
には乗算回路、割算回路及び加算回路等を必要としてお
り、回路構成が複雑となるばかりでなく、その処理速度
が遅く、実用上問題であった。
[発明の目的] 本発明の目的は各荷重係数が1以下で、その総和が1
となるような空間フィルタを用いることによって回路構
成が簡単で処理速度の速い画像処理方式を提供するにあ
る。
となるような空間フィルタを用いることによって回路構
成が簡単で処理速度の速い画像処理方式を提供するにあ
る。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記目的を達成するため、多値レベルの濃淡
画像データを画素単位で処理する画像処理方式におい
て、上記画像データを なる3×3荷重マトリクスを用いて演算処理することに
より、ノイズを除去すると共に更に なる3×3荷重マトリクスを用いて演算処理することに
より、エッジを強調するようにしたことを要旨とする。
画像データを画素単位で処理する画像処理方式におい
て、上記画像データを なる3×3荷重マトリクスを用いて演算処理することに
より、ノイズを除去すると共に更に なる3×3荷重マトリクスを用いて演算処理することに
より、エッジを強調するようにしたことを要旨とする。
[作用] 本発明においてノイズ除去及びエッジ強調に用いられ
る空間フィルタの各荷重係数は1以下で、その総和が1
以下でるあから、上記空間フィルタはシフト回路及び加
算回路によって実現することができ、回路構成の簡単化
及び処理の高速化を可能にする。
る空間フィルタの各荷重係数は1以下で、その総和が1
以下でるあから、上記空間フィルタはシフト回路及び加
算回路によって実現することができ、回路構成の簡単化
及び処理の高速化を可能にする。
[実施例] 以下図面に示す実施例を参照して本発明を説明する
と、第1図は本発明の画像処理方式のノイズ除去用空間
フィルタの荷重マトリクスを示す。
と、第1図は本発明の画像処理方式のノイズ除去用空間
フィルタの荷重マトリクスを示す。
但し荷重係数niは なる条件を満足するものとする。
この条件を満足する荷重マトリクスを第2図(a)〜
(d)に示す。
(d)に示す。
また第3図はエッジ強調用空間フィルタの荷重マトリ
クスを示す。
クスを示す。
但し荷重係数mjは なる条件を満足するものとする。
この条件を満足する荷重マトリクスを第4図(a)〜
(d)に示す。
(d)に示す。
第5図は前記ノイズ除去用空間フィルタを実現した一
構成例を示す。
構成例を示す。
同図において、1は入力端子、2は出力端子、3はシ
フトレジスタ、5はセレクタ、6は加算器である。入力
端子1には多重レベルの濃淡画像データの各画素信号
が、例えば8ビットの形で入力され、各シフトレジスタ
3に加えられる。これらシフトレジスタは前記荷重係数
に対応するもので、入力された画素信号をその荷重係数
に相当する分だけシフトして出力し、各セレクタ5を介
して加算器6に加える。
フトレジスタ、5はセレクタ、6は加算器である。入力
端子1には多重レベルの濃淡画像データの各画素信号
が、例えば8ビットの形で入力され、各シフトレジスタ
3に加えられる。これらシフトレジスタは前記荷重係数
に対応するもので、入力された画素信号をその荷重係数
に相当する分だけシフトして出力し、各セレクタ5を介
して加算器6に加える。
セレクタ5は選択信号S1又はS0に応じてオン又はオフ
され、荷重係数ni=0又はni≠0に対応してS0又はS1が
セレクタ5に与えられる。
され、荷重係数ni=0又はni≠0に対応してS0又はS1が
セレクタ5に与えられる。
第6図は前記エッジ強調用空間フィルタを実現した一
構成例を示す。
構成例を示す。
同図において、第5図と同一符号は同一又は類似の回
路を示し、荷重係数−mjに対応するシフトレジスタ3の
出力側にはインバータ4が配設されている。
路を示し、荷重係数−mjに対応するシフトレジスタ3の
出力側にはインバータ4が配設されている。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、ノイズ除去及び
エッジ強調用の空間フィルタの荷重係数を1以下でその
総和が1となるように設定したので、上記空間フィルタ
はシフト回路及び加算器によって基本的な構成を実現す
ることができ、回路構成が簡単かつ安価になるばかりで
なく、その演算処理も高速化することができるので、実
用上の効果は多大である。
エッジ強調用の空間フィルタの荷重係数を1以下でその
総和が1となるように設定したので、上記空間フィルタ
はシフト回路及び加算器によって基本的な構成を実現す
ることができ、回路構成が簡単かつ安価になるばかりで
なく、その演算処理も高速化することができるので、実
用上の効果は多大である。
第1図及び第2図は本発明の画像処理方式のノイズ除去
用空間フィルタの荷重マトリクスを示す図、第3図及び
第4図はエッジ強調用空間フィルタの荷重マトリクスを
示す図、第5図は上記ノイズ除去用空間フィルタを実現
した一構成例を示すブロック図、第6図は上記エッジ強
調用空間フィルタを実現した一構成例を示すブロック図
である。 ni,mj……荷重係数、3……シフトレジスタ、4……イ
ンバータ、5……セレクタ、6……加算器。
用空間フィルタの荷重マトリクスを示す図、第3図及び
第4図はエッジ強調用空間フィルタの荷重マトリクスを
示す図、第5図は上記ノイズ除去用空間フィルタを実現
した一構成例を示すブロック図、第6図は上記エッジ強
調用空間フィルタを実現した一構成例を示すブロック図
である。 ni,mj……荷重係数、3……シフトレジスタ、4……イ
ンバータ、5……セレクタ、6……加算器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 氏家 雅良 東京都杉並区西荻北3―11―3 (72)発明者 千種 康民 東京都杉並区西荻北3―11―3 (56)参考文献 特開 昭56−140461(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06T 5/20
Claims (1)
- 【請求項1】多値レベルの濃淡画像データを画素単位で
処理する画像処理方式において、上記画像データを なる3×3荷重マトリクスを用いて演算処理することに
より、ノイズを除去すると共に更に なる3×3荷重マトリクスを用いて演算処理することに
より、エッジを強調するようにしたことを特徴とする画
像処理方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63330177A JP2796675B2 (ja) | 1988-12-27 | 1988-12-27 | 画像処理方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63330177A JP2796675B2 (ja) | 1988-12-27 | 1988-12-27 | 画像処理方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02176875A JPH02176875A (ja) | 1990-07-10 |
JP2796675B2 true JP2796675B2 (ja) | 1998-09-10 |
Family
ID=18229686
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63330177A Expired - Lifetime JP2796675B2 (ja) | 1988-12-27 | 1988-12-27 | 画像処理方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2796675B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2938545B2 (ja) * | 1990-10-09 | 1999-08-23 | 松下電送システム株式会社 | 画像信号処理装置 |
-
1988
- 1988-12-27 JP JP63330177A patent/JP2796675B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02176875A (ja) | 1990-07-10 |
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