JPH07336559A - 画像データ信号強調方法およびそれに使用する処理装置 - Google Patents

画像データ信号強調方法およびそれに使用する処理装置

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JPH07336559A
JPH07336559A JP7126630A JP12663095A JPH07336559A JP H07336559 A JPH07336559 A JP H07336559A JP 7126630 A JP7126630 A JP 7126630A JP 12663095 A JP12663095 A JP 12663095A JP H07336559 A JPH07336559 A JP H07336559A
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signal
detail
filter
image data
signals
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JP7126630A
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Inventor
Richard Arthur Sharman
アーサー シャーマン リチャード
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Eastman Kodak Co
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Eastman Kodak Co
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/14Picture signal circuitry for video frequency region
    • H04N5/20Circuitry for controlling amplitude response
    • H04N5/205Circuitry for controlling amplitude response for correcting amplitude versus frequency characteristic
    • H04N5/208Circuitry for controlling amplitude response for correcting amplitude versus frequency characteristic for compensating for attenuation of high frequency components, e.g. crispening, aperture distortion correction
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/14Picture signal circuitry for video frequency region
    • H04N5/142Edging; Contouring

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Picture Signal Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力画像データ信号を復合信号を使用して強
調し、強調出力画像データ信号を生成し強調を均等に行
うための画像処理方法および装置を提供する。 【構成】 電子スキャンによって得られる画像強調を基
盤として利用される「X」形フィルター14を、テレビ
映画のアナモルフィックフィルムをスキャンする場合な
ど、強調レベルが水平方向と垂直方向で異なる場合に使
用するために、直線フィルター16から得られる補足デ
ィテール信号を用いてオリジナル画像の水平解像度また
は垂直解像度における非対称性を補正することによっ
て、「X」形フィルター14から得られるディテール信
号の対称性を修正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像処理に関し、特
に、画像強調に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビジョンにおけるビデオデー
タ形式の画像強調は、水平ハイパスフィルターと垂直ハ
イパスフィルターを用いて実行されてきた。画像強調
は、ビデオデータを水平・垂直両方のハイパスフィルタ
ーに並列して通した後、フィルター通過ビデオデータは
一緒に加算されコンポジットディテール信号を形成して
実現される。すなわち、分離可能なフィルターに信号デ
ータを通すことによって実現される。分離可能な水平フ
ィルターおよび垂直フィルターを用いる方法の一例は、
米国特許第 4,962,419号に記載されている。
【0003】米国特許第 4,962,419号は、カラー補正マ
トリックスとγ補正を含む信号処理ネットワークを開示
し、その詳細な信号処理において、ディテール信号を非
マトリックス化緑色信号から生成するディテール抽出回
路と、ディテール信号をマトリックス化されγ補正され
た赤色信号、緑色信号、青色信号に加算するディテール
強調回路とを含む。非マトリックス化緑色信号は、γ補
正緑色信号に変換され、個別に垂直ハイパスフィルター
および水平ハイパスフィルターに入力され、水平ディテ
ールと垂直ディテール各々を表現するディテール成分に
分離される。垂直ディテールは、さらに、水平ローパス
フィルターに入力され、対角イメージ成分の過度の強調
を除去する。ディテール成分は、除芯(cored )され、
ディテール強調回路に入力される。カラー補正マトリッ
クスをバイパスし、γ補正後信号チャネルに修正ディテ
ールを挿入することによって、種々のディテール成分は
画像の方向や密度とは無関係に実質的に一定の強調を受
ける。
【0004】尚、フィルターを分離して使用すると、水
平強調および垂直強調を独立して調整し、非対称ソース
を問わず均等化することができる。
【0005】あるいは、信号ディテール信号は、米国特
許第 4,941,190号に記載されているように、中心のピク
セルとその周囲のピクセルを用いて、方形対称強調信号
に生成されたり、1993年 3月に出願された同時係属出願
第 037651 「Method and Apparatus for Enhancing Sha
rpness of a Sequence of Images Subject to Continuo
us Zoom 」に記載されたように、「X」形フィルターを
用いて生成し選択的に水平方向および垂直方向を増強す
ることができる。
【0006】「X」形フィルターは、テレビジョンや計
算機システムなどにおける電子スキャンによって得られ
た画像強調のための基盤として使用することができる。
このようなフィルターを使用することによって、画像の
水平方向および垂直方向のエッジは、45度のエッジに優
先して強調することができるという効果がもたらされ
る。
【0007】さらに、「X」フィルターを用いて生成さ
れた画像は、個別に水平および垂直のフィルターを用い
て尖鋭化された画像よりも粒子が視覚的に滑らかに感じ
られる。方形対称フィルターや「X」形フィルターを用
いることによって、一つのディテール信号のみを処理す
る必要があり、高レベルの水平および垂直のディテール
が対角ディテールに比較して得られる。これは、特に
「X」形フィルターの場合に当てはまる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】米国特許第 4,962,419
号に述べられたように、水平ハイパスフィルターと垂直
ハイパスフィルターを分離して使用することは、2つの
ディテール信号が一緒に加算される場合、強調レベル
は、スキャンラインに対して45度の場合に最大であると
いう欠点がある。この場合、ビジュアル装置は最低の反
応をすることにななる。このため、所定のレベルの見掛
け尖鋭度に比べて必要以上にノイズがかかってしまう。
【0009】方形対称フィルターおよび「X」形フィル
ターには、イメージデータが非対称であった場合に、対
称的な外観を強調することができないという欠点があ
る。
【0010】さらに、「X」形フィルター単独では、異
なるレベルの強調が水平方向および垂直方向に必要とさ
れる場合に使用するためには適していない。これは、テ
レビ映画(telecine)の歪みのあるアナモルフィックフ
ィルムをスキャンする場合に直面する問題である。
【0011】従って本発明の目的は、「X」フィルター
を用いて得られるノイズ効果を維持し、個別のフィルタ
ーのある種の効果を加え、強調の出現を均等化すること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる一態様で
は、画像データ信号を強調する方法において、 a)画像データ信号を入力するステップと、 b)入力画像信号を遅延し、複数の遅延画像データ信号
を発生するステップと、 c)前記複数の遅延画像データ信号を円対称フィルター
に通過させ、ディテール画像信号を発生するステップ
と、 d)前記複数の遅延画像データ信号を単方向フィルター
に通過させ補足ディテール画像信号を発生するステップ
と、 e)前記ディテール画像信号を前記補足ディテール画像
信号に加算し、復合ディテール信号を形成するステップ
と、 f)前記復合ディテール信号を前記複数の遅延入力画像
データ信号から選択された1つの信号に加算するステッ
プと、を有することを特徴とする方法を提供する。
【0013】本発明に係る別の態様では、入力画像デー
タ信号を強調し、出力強調画像データ信号を発生する画
像処理装置であって、前記入力画像データ信号を遅延
し、複数の遅延入力画像データ信号を発生する遅延手段
と、前記遅延入力画像データ信号をフィルタリングし、
ディテール画像信号を発生する第1のフィルター手段
と、前記遅延入力画像データ信号をフィルタリングし、
補足ディテール画像信号を発生する第2のフィルター手
段と、前記ディテール画像信号を前記補足ディテール画
像信号に加算し、復合ディテール信号を形成する第1の
加算手段と、前記復合ディテール信号を前記複数の遅延
入力画像データ信号から選択された1つの信号に加算す
る第2の加算装置と、を有することを特徴する画像処理
装置を提供する。
【0014】前記装置は、前記ディテール画像信号に応
じて前記補足ディテール画像信号を調整するレベル調整
手段を有すると都合が良い。
【0015】前記第1のフィルター手段は、円対称(ci
rcular symmetric)フィルターから成っていても良い。
該円対称(circular symmetric)フィルターは、「X」
形フィルターから成っていることが好ましい。
【0016】前記第2のフィルターは、単方向フィルタ
ーから成っていても良いが、直線フィルターから成って
いることが好ましい。
【0017】
【作用】単方向フィルターを円対称フィルターに加えて
用いることによって、ディテール信号の対称性を修正
し、オリジナル画像の水平方向解像度または垂直方向解
像度における非対称性を問わず補償することができる。
【0018】また、補足ディテール信号を生成し、
「X」形フィルターから得られたディテール信号に加算
し、復合ディテール信号を発生し、選択的に水平方向強
調成分または垂直方向強調成分を増加させる。
【0019】
【実施例】本発明は、フィルムが2:1に水平方向に圧
縮されている場合に、スキャンされたアナモルフィック
画像の強調に特に適用できる。この具体的な場合では、
スキャン画像を圧縮補正することにより、フィルムによ
る鮮明度が損なわれる。図1は、一般的なカラーネガフ
ィルムタイプ、Eastman Kodak Company 製造の Eastman
Kodak type 5247の変調転送関数(MTF)を示す図で
ある。高精細度テレビ(HDTV)に必要なフィルム平
面の制限解像度は、35mmフィルムに対して約45サイクル
/mm である。図1から、45サイクル/mm に対する反応は
約45%であり、90サイクル/mm の反応は、2:1のアナ
モルフィック圧縮に対応し、19%であることがわかる。
【0020】これは、画像が空間的に処理されその正確
なアスペクト比(横縦比)を復元した後に、水平エッジ
のために表示空間が制限されている場合のMTFは、45
%であるが、垂直エッジはわずか19%である、すなわ
ち、約2:1の差であることを意味する。垂直エッジを
2倍ブースト(boost )すると、尖鋭度の対称性は復元
されることになる。
【0021】本発明に係る好ましい態様では、入力ビデ
オ信号を円対称の(circular symmetric)「X」形フィ
ルターに通過させ、円対称ディテール信号を供給し、
「X」形フィルターに並列接続させた直線フィルターに
よって単方向ディテール信号を供給する。単方向ディテ
ール信号は、円対称ディテール信号に加算され、復合デ
ィテール信号として使用されることによって、入力画像
信号の非対称性を修飾または補正することができる。
【0022】図2は、本発明に係る処理装置10のブロ
ック図である。処理装置10は、遅延装置12と、円対
称フィルター装置14と、単方向フィルター装置16
と、2つの除芯装置18、20と、レベル設定装置22
と、加算装置24と、ブースト制御回路26と、別の加
算装置28とを有する。図示のように、円対称フィルタ
ー装置14と単方向フィルター16装置は、平行に配置
されており、各々に除芯装置18、20が接続されてい
る。円対称フィルター装置14と除芯装置18は、円対
称ディテール信号を発生する。単方向フィルター装置1
6と除芯装置20は、単方向ディテール信号を発生す
る。単方向ディテール信号レベルは、設定装置22でレ
ベル設定された後に円対称ディテール信号に加算され
る。
【0023】上述の実施例では、円対称フィルター装置
14は、「X」形3×3フィルターを含み、単方向フィ
ルター装置16は、1×3直線フィルターを含む。
【0024】本発明に係る方法の第1のステップで、遅
延装置12においてビデオ信号を遅延させる。このステ
ップで、信号は、図3に示されるように1ラインおよび
2ラインだけ遅延される。この遅延によって、3つのデ
ータストリーム、すなわち、非遅延データストリーム、
「1ライン遅延」データストリーム、「2ライン遅延デ
ータストリーム」が生じ、一度に、3ピクセルA、B、
Cを発生する。
【0025】3つの遅延信号ストリームは、3×3フィ
ルターを含む「X」形の円対称フィルター装置14にパ
スされ、3×3の円対称ディテール信号が得られる。図
4では、ピクセル遅延数を「´」の数で示す。下線を引
いた5つのピクセルすなわちA″、A、B´、C″、お
よびCは、3×3の円対称ディテール信号を生成するた
めに必要なピクセルである。
【0026】ライン遅延信号ストリームは、1×3の単
方向フィルター装置16によっても使用される。ただ
し、この場合、1ライン遅延データストリームだけが使
用される。ピクセルB、B´、B″は、単方向ディテー
ル信号を生成するために使用される。
【0027】円対称ディテール信号と単方向ディテール
信号は、それぞれの除芯装置18、20で除芯され、低
レベルのノイズおよび粒子(grain )が除去される。図
5は、得られた除芯信号の一例を示す。
【0028】単方向ディテール信号のレベルは、円対称
に対応して、レベル設定装置22で設定される。その
後、単方向ディテール信号は、加算装置24で円対称デ
ィテール信号に加算され、復合ディテール信号が発生さ
れる。
【0029】図2に示されるように、復合ディテール信
号は、ブースト制御回路26を介して加算装置28にパ
スされる。加算装置28では、復合ディテール信号は、
遅延画像データ信号の1つに加算されて、入力画像デー
タ信号が非対称性である場合には修飾または補正された
強調ビデオ出力信号が発生される。このような特定の場
合、復合ディテール信号は、「1ライン」遅延信号に加
算されるが、本発明に係る方法を実現するために使用さ
れる特定の装置に応じて、復合ディテール信号を他の遅
延信号のいずれにも加算できることは理解できよう。ブ
ースト制御回路26は、遅延入力画像データ信号に加算
される復合ディテール信号のレベルを変更するために使
用される。
【0030】図6および図7は、それぞれ、フィルター
配列に対して0度、45度、90度に配向された正弦波テス
トパターンに対する3×3の「X」形円対称フィルター
装置14および1×3直線フィルター装置16の通過帯
域特性を示す。
【0031】図6の「X」形円対称フィルター装置14
の振幅特性からわかるように、最大周波数における反応
は、0度および90度で 1.0であるが45度では 0.3であ
る。45度での応答は、45度におけるフィルターのナイキ
スト限界では 0.5まで上昇する。
【0032】同様に、図7からは、1×3直線フィルタ
ー装置16は、0度における「X」形フィルターの振幅
特性と同じであるが、90度においてはゼロである。45度
では、1×3フィルターのピーク振幅は、0度の反応で
さえ 0.8である。
【0033】図8は、2つのフィルターのバランスが同
じであると仮定した場合の正規化形の復合特性を示す。
これは、90度に対応して0度において全体を2倍ブース
トしたものに対応する。図からわかるように、90度の振
幅特性は、0度曲線の振幅の半分である。45度における
総合ブーストは、以下の表から計算される。
【0034】
【表1】図6の「X」フィルターの場合 角度(度) ブースト(boost ) 0 1.0 45 0.5 (最大) 90 1.0
【表2】図7の1×3フィルターの場合 角度(度) ブースト(boost ) 0 1.0 45 0.8 90 0.0 「X」形フィルターおよび直線フィルターを組合わせて
0度および90度の応答で2:1の比を得るには、上述の
各半分の値を一緒に加算して、0度で1倍、90度で0.5
倍にする必要がある。
【0035】
【表3】 角度(度) 「X」形フィルター 1×3フィルター 総合 0 0.50 0.50 1.00 45 0.25 0.40 0.65(最大) 90 0.50 0.00 0.50 同じ計算を2:1の比率を0度から90度までの間で得る
ために直線フィルターのみを用いて実行する場合の結果
は以下のようになる。
【0036】
【表4】 角度(度) 「X」形フィルター 1×3フィルター 総合 0 1.00 0.00 1.00 45 0.80 0.40 1.20 90 0.00 0.50 0.50 この結果、2つの直線フィルターの45度における反応
は、「X」フィルターと直線フィルターを組合わせた場
合よりも幾分高い。ノイズの可視性は、ノイズの強度
(power )に比例し、45度における2つの値間の強度差
は、3:1以上であり、差が顕著である。
【0037】上述の単方向フィルターは、1×3直線の
フィルターであり、アナモルフィックフィルムに得られ
る垂直MTFと比較した水平方向MTFにおける損失、
すなわち、2:1をブーストまたは補正するために使用
される。その他の適切な単方向フィルターを問わず、特
定用途に応じて使用することができることは容易に理解
できよう。
【0038】単方向ディテール信号は、上述のUSSN 037
651 に記載されたように、2つ以上のフィルターを含む
フィルター装置から得ることができる。あるいは、単一
の調整可能なフィルターから得ることができる。
【0039】所望の強調ピークが2つ以上のピークの合
計である装置では、単方向ディテール信号は、均等なバ
ランスまたは異なるバランスで各々のメインピークに加
算される。
【0040】上述のUSSN 037651 に記載されたような拡
大/縮小強調追跡装置装置では、単方向ディテール信号
は、主強調「X」形フィルターを用いて、適切な水平ま
たは垂直のフィルターを強化したり、2つまたは3つの
フィルター合せることによって追跡することができる。
【0041】単方向ディテール信号またはその一部を、
個別に除芯(コア、core)するかまたはその他の方法で
処理して、小型の振幅粒子(grain )またはノイズを除
去した後、他のディテール信号を問わず加算することが
できる。
【0042】単方向ディテール信号は、方形対称フィル
ターまたはその他の2次元フィルターと一緒に使用する
ことができる。
【0043】
【発明の効果】単方向フィルターを円対称フィルターに
加えて用いることによって、ディテール信号の対称性を
修正し、オリジナル画像の水平方向解像度または垂直方
向解像度における非対称性を問わず補償することができ
る。これは、水平フィルターと垂直フィルターを用いる
のではなく、45度でのブーストを低減して達成すること
がでる。
【0044】本発明に係る好ましい実施例では、円対称
(circular symmetric)フィルターは、「X」形フィル
ターから成る。これによって、このようなフィルターを
用いることによって達成されるノイズ効果を維持し、ユ
ーザはフィルターを分離して利用する方法に柔軟に対応
できる。
【0045】本発明に係る方法は、補足ディテール信号
を生成し、「X」形フィルターから得られたディテール
信号に加算し、復合ディテール信号を発生し、選択的に
水平方向強調成分または垂直方向強調成分を増加させ
る。この補足ディテール信号のピーク周波数は、「X」
形フィルターの水平ピークまたは垂直ピークに等しいか
近似し、強調に対して見掛けは対称に維持される。
【0046】本発明に係る方法は、ディテール信号の水
平−垂直対称性を調整可能にするとともに、「X」形フ
ィルターを用いる方法のノイズ効果をほとんど維持する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一般的なカラーネガフィルムに関するMTF
(空間周波数に対応する反応)特性を示す図である。
【図2】 本発明に係る処理装置のブロック図である。
【図3】 図2に示されるライン遅延装置から得られた
遅延ラインを示す図である。
【図4】 本発明に従って、「X」ディテール信号およ
びライン遅延信号が得られるピクセル配列を示す図であ
る。
【図5】 ディテール信号の除芯結果を示す図である。
【図6】 0度、45度、90度における3×3の
「X」形フィルターの通過帯域特性を示す図である。
【図7】 0度、45度、90度における1×3の直線
フィルターの通過帯域特性を示す図である。
【図8】 0度、45度、90度における3×3の
「X」形フィルターおよび1×3の直線フィルターを組
合わせた通過帯域特性を示す図である。
【符号の説明】
10 処理装置、12 遅延装置、14 円対称フィル
ター装置、16 単方向フィルター装置、18,20
除芯装置、22 レベル設定装置、24,28加算装
置、26 ブースト制御回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 復合信号を使用して画像データ信号を強
    調する方法において、 a)画像データ信号を入力するステップと、 b)入力画像信号を遅延し、複数の遅延画像データ信号
    を発生するステップと、 c)前記複数の遅延画像データ信号を円対称フィルター
    に通過させ、ディテール画像信号を発生するステップ
    と、 d)前記複数の遅延画像データ信号を単方向フィルター
    に通過させ補足ディテール画像信号を発生するステップ
    と、 e)前記ディテール画像信号を前記補足ディテール画像
    信号に加算し、復合ディテール信号を形成するステップ
    と、 f)前記復合ディテール信号を前記複数の遅延入力画像
    データ信号から選択された1つの信号に加算するステッ
    プと、を有することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 入力画像データ信号を強調し、出力強調
    画像データ信号を発生する画像処理装置(10)であっ
    て、 前記入力画像データ信号を遅延し、複数の遅延入力画像
    データ信号を発生する遅延手段(12)と、 前記遅延入力画像データ信号をフィルタリングし、ディ
    テール画像信号を発生する第1のフィルター手段(1
    4)と、 前記遅延入力画像データ信号をフィルタリングし、補足
    ディテール画像信号を発生する第2のフィルター手段
    (16)と、 前記ディテール画像信号を前記補足ディテール画像信号
    に加算し、復合ディテール信号を形成する第1の加算手
    段(24)と、 前記復合ディテール信号を前記複数の遅延入力画像デー
    タ信号から選択された1つの信号に加算する第2の加算
    装置(28)と、を有することを特徴する画像処理装
    置。
JP7126630A 1994-05-28 1995-05-25 画像データ信号強調方法およびそれに使用する処理装置 Pending JPH07336559A (ja)

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US (1) US5848196A (ja)
EP (1) EP0689348B1 (ja)
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