JPH02175954A - 緯糸予備巻き取りユニット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 現代の流体ジェットルーム（空気及び水ルーム）では、
それ自体の電気モータと、各緯糸ひなげにおいてルーム
に供給する緯糸量を制御しそして停止させるシステムを
備えた測定緯糸供給装置を使用することが一般的になっ
てきたことは既知である。

かかる測定緯糸送り装置は普通は電気モータを含み、こ
のモータは回転部材（巻き取りリール）により緯糸をス
プールから引き取り、それを巻き取りユニットの外面に
−様に配列したターンとして巻き取り、更に、巻き取り
ユニット上にある緯糸量を制御する手段（センサー）と
、巻戻される緯糸を制御する手段（光電池フィーラ）と
、緯糸ひなげ後に緯糸を止めるように巻戻される緯糸を
停止させるための通常は電磁形式の１つ以上の装置を含
む。

現在は２つの異なったシステムを使って、実施している
織り作業に必要な緯糸の正しい長さをルームに送ってい
る。前記長さは主に織物の幅に依存しているが、織物の
種類や織り作業に使用する糸の種類にも依存する。事実
、測定緯糸送り装置は２種類ある。緯糸予備ターンの一
定長さを巻き取るユニット即ち、通常はドラムと称され
る一定直径のシリンダを含み、これはドラムの周りのリ
ング上に−様な間隔をあけて配置した糸を停止させるた
めの複数の装置を備える形式と、緯糸を停止させるため
の単一装置を備え、可変のターン長さをもつ巻き取りユ
ニットを使用し、ターン長さはルームひくちに挿入すべ
き緯糸長さに応じてその都度調節されるようになした形
式である。

第一の形式の測定緯糸送り装置では、ひなげされる緯糸
長さしの調節はＬに含まれる全ターン数を数え、各ひな
げについて、作動させるべき電磁停止装置を選択し、そ
の角度位置が長さしを完成させるのに要する値に最も近
いターンの小部分に相当するようになす。このようにす
れば、何れにしても長さしの“ステップ′°で実質的に
電子手段により調節をすることができる。

第二の測定緯糸送り装置では、ひなげすべき緯糸の長さ
しの調節は、個別の数の可動ロッドを移動させることに
より巻き取りユニット上のターン長さを変えることによ
って行う。前記ロッドは固定シリンダと共同して前記ユ
ニット又はドラムを作る。前記ドラム上で緯糸は略多角
形の経路に沿って巻き取られ、その長さは巻き取った糸
の全ターンの長さに等しい。

本発明はこの第二形式の測定緯糸送り装置の改良に関し
、特に、巻き取りユニット又はドラム上のターン長さの
調節（即ち、前記ドラムの直径の調節）に関する。

従来、上記形式の測定緯糸送り装置では、巻き取りユニ
ット上のターン長さの調節は、可動ロッドを固定シリン
ダに接近させ又はそこから遠ざけるように適当に引張る
ように、一般に単一ロシトの径方向位置（又はこれらを
複数の扇形部材を形成するように組立てた場合には、単
一扇形部材の位置）を手で変えて行っていた。

明らかな如く、単一ロッドの位置の手動調節は作業者の
側に一定の努力を要する。それは単一素子の位置を個別
に調節し、かくして正しいターン長さを保証すると共に
、逆向きターンが前記ロッドに巻かれるときには規則正
しい多角形経路のあとに前記逆向きターンが続くことを
保証する必要がある。前記規則正しさは測定緯糸送り装
置の適切な動作にとって極めて重要である。というのは
多角形経路が円形に近い程、緯糸を高速で巻戻すのが簡
単になり、引き裂けや張力変化が防止される。前記張力
変化は巻き取りユニットの外表面の曲率半径の突然の変
動により起こされる。

結局、既知の測定緯糸送り装置の巻き取りユニット又は
ドラム上のターン長さを変えるときには、作業者は正確
な仕事を強いられて大きな時間ロスをもたらすことにな
り、しかも得られる調節はしばしば不十分となり、それ
は特に、ルームの生産性と織物品質に大きな不都合を与
える。

本発明は可変ターン長さをもつ形式の流体ジェットルー
ム用の測定緯糸送り装置の巻き取りユニットの改良構造
を提供するものである。前記装置は前記欠点を排除し、
巻き取りユニット上のターン長さの幾何学的規則性と、
前記ユニット調節の容易性及び敏速性に関して重要な技
術的利益を与える。

上記目的を達成するため、本発明は固定偏心シリンダを
複数の可動のロッドと組合せて形成した調節自在の直径
をもつドラムを含み、前記ロッドは前記シリンダの軸線
と平行でかつその外周の広い部分を取り囲み、前記シリ
ンダから前記ロッドまでの距離は可変でありかつ各ロッ
ド又はロッド群について調節自在である、ジェットルー
ム用測定緯糸供給装置に使用するための単操作で調節自
在の、可変のターン長さをもつ緯糸予備巻き取りユニッ
トにおいて、各ロッド又はロッド群について前記ユニッ
トの軸線と直角に配置した巻き取りユニットの案内中に
滑り入る制御アームを備え、単一作動部材の制御により
前記アームは同時に夫々の案内の中に移動することがで
き、その行程長さは１つのアームから他のアームまで変
わり、更に、可動のロッドを所望位置において前記アー
ムを前記案内中にロックする装置を備えることを特徴と
する緯糸予備巻き取りユニットを提供する。

好適には、巻き取りユニットは扇形部材に連結された少
なくとも３つのロッドの３群と、各扇形部材のためのプ
リズム状案内を含み、２つの前記案内の間は好適には約
９０°の広い角度をなし、第三の案内は前記角度の２等
分線に沿って位置する。

本発明の好適実施例では前記扇形部材のアームの各々は
ランクを支持し、前記ラックは前記案内へ入るアームの
移動を制御する歯車に掛合し、前記単一の作動部材をな
す第一の段付歯車が中心のセクタのアームを直接に、同
時に２つの他の歯車を介して、他の２つの扇形部材のア
ームを制御し、歯車比はロッドを円周に沿って維持する
のに適するものとする。

本発明を図示の実施例につき説明する。

（実施例） 第１〜３図を参照すれば、測定緯糸供給装置ＷＦは既知
の如く、電気モータＭと、電磁ユニット３と、種々のセ
ンサーを含み、前記電気モータＭはリール１を回転させ
て、普通はドラムと呼ばれる巻き取りユニット２上に緯
糸予備部（スプールから引き出される）を−様なターン
に巻き取り、前記電磁ユニットはルームにより引き取ら
れている緯糸をそれが前記ユニット２上に作られた予備
部から巻戻されるときに停止させ、前記センサーは外装
４内に収容される。既知の如く、巻き取りユニット２は
固定シリンダ５と複数の可動のロッド６からなる。固定
シリンダ５は回転子１に対して偏心状に位置する。ロン
ドロの組立体はシリンダ５の外周をその大部分にわたり
取り囲むが電磁ユニット３に面する部分は取り囲まない
ようになす。本発明によれば、ロッド６は３つの扇形部
材７上で３組（第２．３図）に連結され、前記扇形部材
には制御アーム８が固定され、制御アームは前記ユニッ
ト２のプリズム状案内９内に滑り入ることができる。案
内９は末広状に配置されてロッドのない巻き取りユニッ
ト領域から始まり、２つの案内の間は約９０°をなし、
第三の案内が前記角度の２等分線上に位置する。各制御
アーム８は一側にラック１０をもつ。このラックには歯
車が掛合して前記アームの前記案内９に沿う運動を制御
する。更に精密には、段付歯車１１又は二重ソケット（
これも前記ユニットの単一の作動部材である）がその主
ピッチ円直径で中間扇形部材のアーム８のラック１０と
直接掛合するが、段付歯車１１の小直径に等しい直径を
もつ２つの第二の歯車１２．１３は互に掛合すると共に
他の２つの制御アーム８のラック１０と掛合する。前記
歯車の内の１つ１２は更に、段付歯車１１の小直径部分
をなすスプロケット１１Ａ（第１図参照）と掛合してい
る。

巻き取りユニット上のターン長さを変えるときには、ね
じ１５を弛めてロッド６をアンロックした後、制御ノブ
２８（第１図）によって所望の方向に段付歯車１１を回
転させるだけでよい。従って、必要に応じて、扇形部材
７を固定シリンダ５から離したり、それに接近させたり
することができる。事実、歯車１１は前記ユニットのア
ーム８を所要の方向で夫々の案内９内で移動させる。同
時に、しかし、異なったソケット長さで、他の２つの制
御アーム８、従って、横のロッド６の扇形部材７はラッ
ク１０と掛合する歯車１１Ａ、１２．１３によって動か
される。　スプロケット１１Ａと歯車１２．１３間の歯
車比は適切に選択して、極めて規則正しい幾何学的経路
をターンに与えるようにあらゆる状態において３つのロ
ッド扇形部材を位置せしめる。従って、巻き取りユニッ
トからの緯糸の巻戻しは普通の円筒形ドラムと全（同様
な状態で最良の仕方で行なわれる。

本発明の２つの本質的目的は下記の如くして達成される
、即ち、単一作動部材を用いて巻き取りユニットのすべ
ての可動のロッドを同時に動かすこと、前記ユニットの
外周を極めて規則正しくかつ常に円周に内接するように
保つことによって達成される。

段付歯車１１を作動させることによって、第２．３図に
示すようにシリンダ５からのロッド６の最小距離と最大
距離の間にすべての中間形状が得られることが分かる。

ロッド６を選択した調節位置にロックするために、−旦
前記位置に達したら、１つ以上のねじ１５によって固定
される外部ロック部材１４（第１図）を使用する。

第４．５．６図に示す実施例は一般形式の緯糸供給装置
にも適用されるが、これは３つの扇形部材７Ａ上に連結
された３つのロッドの３組のために備える。前記扇形部
材にはユニット２のプリズム状案内９Ａ内に滑り入る制
御アーム８Ａを固定する。案内９Ａは末広状に配置され
、ロッドのない巻き取りユニット６１域から始まり、２
つの前記案内の間は約９０°の角度をなし、第三の案内
が前記角度の２等分線に沿って配置される。制御アーム
８Ａの各々はピン１５を支持し、このピン上をローラ１
６が回転し、一方、２つの他のローラ１７はシリンダ５
上に備えた固定ピン１８上で回転する。極めて弾性の可
撓性ベルト１９がローラ１６．１７の周りに巻かれてリ
ングを形成し、前記ローラに作用してアーム８Ａを中心
に向かって押圧し、それらの内端は三ｍとして形成され
たスライダ２０に連結するいろいろな傾斜をなす平面に
衝合する。前記三脚スライダはカムとして使用される。

事実、それはフランジ３０に螺入することができるねじ
２１によりニアニット軸線に沿って移動することができ
る。

このユニットを使用するときは、まず１つ以上のねじ３
１　（第４図）を弛めてアーム８Ａを解放する。前記ね
じはフランジ３０とその下にあるフランジ２９をシリン
ダ５の本体に固定する。次いで、スライダ２０を移動さ
せるねじ２１を回し、そしてアーム８Ａを弾性のベルト
１９により押圧された案内９Ａ内に滑り入れさせること
によって、ロッドの所要位置が選択される。案内９Ａの
形状に起因してこの場合には規則正しいかつ−様なター
ン長さが得られる。−旦調節が行われると、作業者は単
にねじ３１を作動して単一アームを停止させる手段を操
作してロッド６の位置を口・ツクするだけでよい。

第７〜９図の実施例も３つの扇形部材７Ｂ上に連結した
３つのロッドの３組を備える。前記扇形部材にはユニッ
ト２のプリズム状案内９Ｂ内に滑り入ることができる制
御アーム２２．２３が取付けられる。案内９Ｂは末広状
に配置され、ロッドのない巻き取りユニット領域から始
まる。前記案内の２つはそれらの間に約９０°の角度を
なし、第三の案内が前記角度の２等分線に沿って配置さ
れる。中心扇形部材７Ｂのアーム２２はフォーク形をな
し、その２つの枝部２２Ａは縦みぞ２２Ｂをもつが、２
つの横の扇形部材７Ｂのアーム２３は中心アームの側部
に直角をなす枝部２３Ａをもつゆ突出ピン２４はアーム
２３の枝部２３Ａの端に備え、前記ピンはアーム２２の
枝部２２Ａのみぞ２２Ｂに掛合する。更に、選択位置で
アーム２２．２３を停止させる手段を備え、これは中間
フランジ２７に１つ以上のねじ２６により固定した外部
ロック部材２５（第７図）からなる。

このユニットを使うとき、作業者は先ず前記ロック装置
を解放し、次いで、中心扇形部材７Ｂのロッド６の所要
の位置を選択し、アーム２２を案内９Ｂ内へ滑り入らせ
る。他の２つのアーム２３はピン２４がみぞ２２Ｂ内へ
掛合することによって、第一のアームの運動に従い、そ
のため案内９Ｂの形状に起因して、規則正しいかつ−様
なターン長さをもつすべてのロッド６の所望の位置を得
らしめる位置決めがなされる。次いで、単アームのねじ
２６が再び締めつけられて、ロッド６をそれらの位置に
ロックする。

本発明の巻き取りユニットは上述した処に限定されるこ
となく２本発明の範囲内で種々の実施例が可能であるの
は勿論である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第一の実施例の改良された測定緯糸供
給装置の側面図で、緯糸予備巻き取りユニットの断面を
示した図； 第２図は第１図の供給装置の巻き取りユニットの正面図
で、可動のロッドをユニットの固定した偏心シリンダか
ら最大距離とした第一の１１節状態を示す図； 第３図は第２図と同様の図で、可動のロッドをユニット
の固定した偏心シリンダから最小距離とした反対の調節
状態を示す図； 第４図、第５図、第６図及び第７図、第８図、第９図は
本発明の２つの他の実施例を夫々示す図である。 １・・・回転子　　　　　　２・・・巻き取りユニット
３・・・電磁ユニット　　　５・・・固定シリンダ６・
・・ロッド　　　　　　７・・・扇形部材８・・・制御
アーム　　　　９・・・案内１０・・・ラック　　　　
　　１１・・・段付歯車１２、１３・・・歯車　　　　
　１４・・・外部ロック部材１５・・・ねじ　　　　　
　　１６．１７・・・ローラ１８・・・固定ピン　　　
　　１９・・・可撓性ベルト２１・・・ねじ　　　　　
　　２２．２３・・・制御アーム２４・・・突出ピン　
　　　　２５・・・ロック部材２６・・・ねじ　　　　
　　　２７・・・中間フランジＦ ＦＩＧ、１ ＷＦ ＦＩＧ、４ ＷＦ ＷＦ ＦＩＧ、７

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、固定偏心シリンダを複数の可動のロッドと組合せて
   形成した調節自在の直径をもつドラムを含み、前記ロッ
   ドは前記シリンダの軸線と平行でかつその外周の広い部
   分を取り囲み、前記シリンダから前記ロッドまでの距離
   は可変でありかつ各ロッド又はロッド群について調節自
   在である、ジェットルーム用測定緯糸供給装置に使用す
   るための単操作で調節自在の、可変のターン長さをもつ
   緯糸予備巻き取りユニットにおいて、各ロッド又はロッ
   ド群について前記ユニットの軸線と直角に配置した巻き
   取りユニットの案内中に滑り入る制御アームを備え、単
   一作動部材の制御により前記アームは同時に夫々の案内
   の中に移動することができ、その行程長さは１つのアー
   ムから他のアームまで変わり、更に、可動のロッドを所
   望位置において前記アームを前記案内中にロックする装
   置を備えることを特徴とする緯糸予備巻き取りユニット
   。 ２、扇形部材に連結された少なくとも３つのロッドの３
   群と、各扇形部材のためのプリズム状案内を含み、２つ
   の前記案内の間は好適には約９０°の広い角度をなし、
   第三の案内は前記角度の２等分線に沿って位置する、請
   求項１に記載の巻き取りユニット。 ３、前記扇形部材のアームの各々はラックを支持し、前
   記ラックは前記案内へ入るアームの移動を制御する歯車
   に掛合し、前記単一の作動部材をなす第一の段付歯車が
   中心のセクタのアームを直接に、同時に２つの他の歯車
   を介して、他の２つの扇形部材のアームを制御し、歯車
   比はロッドを円周に沿って維持するのに適するものとす
   る、請求項１又は２に記載の巻き取りユニット。 ４、夫々の案内中へ入るアームの移動は三脚として形成
   されるスライダに連結される種々に傾斜した平面の軸線
   方向運動により得られ、前記三脚はカムとして前記単一
   作動部材をなすねじにより動かすことができ、前記単一
   アームは中心に向けて弾性的に押圧され、かくして夫々
   の傾斜平面と接触状態に保たれる、請求項１又は２に記
   載の巻き取りユニット。 ５、前記アームは可撓性ベルトにより中心に向かって弾
   性的に押圧され、前記ベルトはローラの周りに巻かれて
   リングを形成すると共に前記ローラに作用し、前記ロー
   ラは前記アームから突出したピン上でかつ前記偏心シリ
   ンダから突出した少なくとも１つの固定ピン上で回転す
   る、請求項４に記載の巻き取りユニット。 ６、中心扇形部材のアームはフォーク形をなし、その２
   つの枝部は２つの横の扇形部材のアームの直角をなす枝
   部の端ピンを収容する縦みぞをもち、案内へ入る第一ア
   ームの運動が他のアームを夫々の案内中へ移動させる、
   請求項１又は２に記載の巻き取りユニット。 ７、前記ロック手段はねじで固定されるロック部材から
   なる、請求項１に記載の巻き取りユニット。